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JリーグのFC東京を応援しているBlogです

ナビスコ杯決勝も終わって、あとはリーグ戦残り4試合と天皇杯を残すだけになりました。トップとはやや離れていますが、まだ分かりませんし、ACL出場権も十分に可能性がある状況です。自分たちだけでどうなる話でもないですが、ここまで来たら自分たちが出来ることをやりきって、後悔のないように戦い抜きたいですね。きっといい結果に繋がるはずですし、それは来季にも繋がるはずです。

東京はナビスコ杯の翌々日から練習を再開しているようですね。鈴木達也が別メニューだったとかで、その状況が気になるところですが、長友の二列目も試されていたとか。最終ラインは計算できる椋原もいますし、ここまでくるとコンディションのいい選手ばかりではありませんが、その辺は見極めてベンチ入り選手も含めたベストな布陣を探ってほしいところ。予想スタメンはこんな感じです。

GK権田
DF徳永、ブルーノ、今野、椋原(長友)
MF米本、梶山、鈴木達(長友)、羽生
FW赤嶺、平山

ああいう試合があった後は気持ちの切り替えが難しいですが、その勢いをリーグ戦に繋げて頑張ってほしいですね。


対する浦和はここまで14勝12敗4分の8位。千葉・新潟は連破しましたが大宮とのさいたまダービーはポンテの退場もあって0−3の完敗。東京戦を迎えるにあたって出場停止だったエジミウソンのほか、闘莉王も負傷を押して出場の模様ですが、ポンテが出場停止。また離脱している都筑のほか、山田直も負傷で厳しそうな模様で、負傷を抱えながら強行出場を続けている選手も多いようです。予想スタメンとしてはこんな感じです。

GK山岸
DF高橋、闘莉王、坪井、細貝
MF阿部、鈴木、エクスデロ、原口
FWエジミウソン、田中達

ポンテ出場停止によりエクスデロが入り、4バックに中盤が4枚、エジミウソンと田中達也が縦に並ぶような布陣になりそうです。ラインを高く押し上げて低い位置からのビルドアップを志向していますが、それよりも怖いのは裏やサイド、CB・SB間に入れてくる縦パス。そして前線の田中・原口らのワンツーを交えながらの仕掛け、あるいはエクスデロやエジミウソンなども高い位置でボールを持たせたら十分に怖い存在です。

守りという点でいうと浦和のアタッカー陣は高い位置でボールを持ってなんぼの選手。そこにいかにいい形でボールを入れさせないかが重要になってきます。中盤は厳しいプレッシャーの中を抜け出すほどの巧みなパス精度、引き出す動きはありません。受け手を確実に押さえて中盤のパス回しを封じた上で、最終ラインからの縦パスに確実にプレッシャーを掛けて、前線へ入るボールを確実に押さえたいところ。セットプレーも注意ですね。

浦和のボランチは積極的にサイドのフォローに行くタイプ。当然サイドに起点を作って相手をひきつけ、中に起点を作ればバイタルエリアはガラ空きです。大宮戦ではCBがそのエリアのカバーに行っていましたが、それは当然最終ラインにスペースやギャップを生みだす要因になります。また浦和はボールを引き出す動きが少ないため、中盤のプレッシャーの中でパスを繋ぎ続けることは難しく、そこでのボールロストがカウンターの起点になりえます。チャンスはあるはずですし、それを確実に決めたいですね。

05年以来、浦和には1分8敗と全然勝てていない状況ですが、そこは東京のビルドアップやゲーム運びの拙さに負うところが大きかったと感じています。チームとしての戦い方も変わりましたし、難しく考えたところで過去の戦績が変わるわけでもありません。ナビスコ杯も終わったわけで、日曜はたくさんのお客さんも入るようですし、リーグ戦残り4試合に向けて気持ちを切り替えて、持てる力を全て出し切って後悔のないようにチーム・サポ一丸となって頑張っていきたいですね。

先月に引き続き、10月〜11月初旬刊行のサッカー本を紹介します。本当はもう少し早くやりたかったんですが、仕事が忙しかったのとナビスコ杯決勝があったりで遅れてしまいました。申し訳ないです。ホントは宇都宮さんの新刊とか「テクニックはあるが、サッカーが下手な日本人」(村松尚登著 ランダムハウス講談社)など、個別に紹介したい本もあるんですが、とりあえず先にリスト化しちゃいます(前回紹介分と多少重複あり)。



宇都宮さんの新作
フットボールの犬 欧羅巴1999−2009
宇都宮 徹壱著/東邦出版
長年にわたり欧州各地のフットボールを取材してきた宇都宮さんによる、ヨーロッパフットボールの旅の物語。スコットランド・アイルランド・ポーランド・ユーゴスラヴィア・イタリア・オランダ・フェロー諸島・エストニア・トルコ・ウクライナ・スイス・旧DDR(東ドイツ)・クロアチア・シチリア・マルタ・ロシアと、著者の宇都宮さんが行った先々で感じたフットボールへの様々な思いは、サッカー好きならきっと共感できるでしょうし、何というかフットボールを身近に感じていられることの幸せを、改めて噛みしめることができる一冊だと思います。

【既刊】
股旅フットボール
宇都宮 徹壱著/東邦出版
日本サッカー、行って観なけりゃわからない。潜ってみれば知らない世界。代表ともJとも違う4部の景色、地域の事情…。地域リーグにフォーカスし、身近であるがゆえに気付かなかった「百年構想」の光と影を描き出す。


世界のサッカーマスコットを紹介した一冊。
世界のサッカーマスコット大行進!
斉藤 健仁・野辺 優子編著/出版芸術社
「カワイイ」「カッコイイ」から「何の生き物?」「う?んビミョー」なものまで、誕生の由来、マスコットに託されたクラブの思い、彼らが起こした珍事件など、様々なエピソードとともに綴る、楽しいマスコット名鑑!

吉崎エイジーニョさんの新刊
オトン、サッカー場へ行こう!
吉崎 エイジーニョ著/新潮社
定年退職後、オトンに元気がない。で、息子は考えた。サッカー観戦に連れ出してみよう! 故郷の小さなチームの応援で、果してオトンは甦るのか!? 『週刊サッカーマガジン』の連載「FC東京タワー」を加筆修正して書籍化。

講談社から二冊。
なでしこゴール!女子のためのサッカーの本
砂坂美紀・大住良之・後藤健生ほか著 神崎 裕画/講談社
成長に合わせたトレーニング法、栄養・水分のとり方やケガ予防、サッカーに関わる仕事など、女子のためのサッカー情報を写真やマンガなどを交えて紹介。現役選手のメッセージも収録。

永遠のサッカー小僧 中村憲剛物語
森沢 明夫著 講談社
“平凡”なサッカー小僧・中村憲剛はいかにしてサッカー日本代表に選ばれるまでになったのか。「大好きなサッカーをただ純粋に突き詰めていたら、いつの間にか今の僕になっていた」という、その半生を赤裸々に語る。川崎市内では売り切れで入手困難になってしまい抗議が殺到したという、いわくつきの一冊ですね(苦笑)


新書2冊
日本サッカー世界で勝つための戦術論」(青春新書INTELLIGENCE)
西部 謙司著 /青春出版社
戦術論の第一人者が語る、日本代表の現在地と未来地図。ワールドカップに臨む日本代表がどういう「考え」のもとにプレーしてきたのか、つまり戦術はどうなっているのかということを、できるだけわかりやすく解説する。

史上最強バルセロナ世界最高の育成メソッド」(小学館101新書)
ジョアン・サルバンス著/小学館
メッシ、チャビ、イニエスタ…。世界最高の選手を次々と生み出すFCバルセロナの下部組織(カンテラ)の育成メソッドを、ボージャン世代を育てた元カンテラ監督が初公開。


前回も紹介しましたがダービー本2冊
ダービー!! フットボール28都市の熱狂
アンディ・ミッテン著 澤山 大輔訳/東邦出版
世界各国で現地徹底取材!イングランドのリバプールvsマンチェスター・ユナイテッド、アルゼンチンのリーベル・プレートvsボカ・ジュニアーズ…。魂を揺さぶるサッカーの血戦、究極のダービーマッチを追ったスポーツノンフィクション。

英国のダービーマッチ
ダグラス・ビーティ著 実川 元子訳/白水社
シェフィールド、バーミンガム、マンチェスターなど、英国8都市で行われるサッカーの「熱き戦い」ダービーマッチ。その歴史と今、街とクラブとサポーターの深い関係を現地取材で紹介。


競技規則と少年サッカー審判の本
サッカー競技規則 2009/2010
日本サッカー協会審判委員会訳編集 制作 /ベースボール・マガジン社
国際サッカー連盟(FIFA)が発行している「Laws of the Game」を日本サッカー協会が翻訳した公式競技規則。日本語版付録として「審判員の目標と重点項目」等の資料を掲載。

もっとうまくできる!少年サッカー審判のコツ50 コツがわかる本
濱口 和明監修/メイツ出版
少年サッカー審判のノウハウを50の「コツ」として紹介。キックオフまでの準備、主審の役割、副審&第4の審判の役割を解説する。少年サッカーならではの現象や注意点なども掲載。


こんなところですか。
また今月末か来月頭にある程度まとまったところで紹介します。
ではでは。

試合開始から前線を3トップ気味にも見える布陣で、意識的にペースを上げて前からプレッシャーを掛ける川崎。これには東京も最終ラインからじっくり繋ぐというわけにもいかず、長いボールを蹴らざるをえないことも多い我慢の時間帯となりました。東京は最終ラインとボランチでブロックを作ってコンパクトな布陣を維持しつつ、川崎が前線に入れてくるボールを跳ね返すことの方が多かった印象。

ただ東京も攻勢に出ていたわけではなかったことで、川崎のショートカウンターに繋がる場面は少なく、むしろ川崎がビルドアップを試みることの方が多かったのですが、ここでリンクマンの中村が引いてボールを受ける機会が増えたことで、攻め切れずやや焦れてきていた川崎の前線3枚と、中盤以下の距離が徐々に広がる傾向が強まり、効果的な繋ぎが徐々に減っていった川崎は、前線に長いボールを入れる形が増えていったように感じました。

もちろん川崎は個で局面を打開できる力を持っているので、チョンテセ・ジュニーニョがいい形でボールを受けた時、時折中村や谷口が前に顔を出した時には危ない場面も作られました。しかし東京はこの最初の15分くらいの時間帯を無失点にしのいだことで徐々に試合も落ち着き、東京が低い位置から徐々にゲームを組み立てられる機会を増やしていけるようになったことで、試合の流れも変わっていったのかもしれません。

そんな中で生まれた22分米本の先制点。平山からのリターンパスを受けて打たれたこのミドルが貴重な先制点に繋がりました。結果として川崎は先制されたことで前線の3枚が攻め急ぐことが多くなって機能しなくなり、一方の東京もようやく低い位置からビルドアップする余地がようやくできて、自分たちのリズムで前半の残り時間を戦うことができるようになっていったのは、いったんゲームを落ち着かせることができたという点で大きかったように思います。


後半に入ると、関塚監督の修正が入ったのか、リンクマンの中村が前半以上に工夫してボールを引き出すようになって、再び川崎がリズムを取り戻し東京を押し込んで攻勢を掛けますが、要所要所を締めた東京の守備に川崎は得点に繋げられず。さらに前掛かりになって攻めに人数を掛けてきた川崎に対し、逆にカウンターから鈴木達也が左サイドを抜け出しクロス、これを巧みにファーに流れた平山が頭で押し込み、59分に貴重な追加点を挙げました。

2点リードした東京は60分に赤嶺を下げて長友を投入、鈴木達也をFWに上げる布陣に変更。2点ビハインドになった川崎は70分に左SB村上を削って田口を投入し3バックの布陣に変更、さらに79分には黒津、84分には登里を投入して前に人数を掛けるものの、東京は74分に羽生に代えて平松を投入しサイドの守備を強化、最後には佐原を投入してさらに守備を引き締め、川崎の攻勢を無失点に抑え、そのまま逃げ切ることに成功しました。



東京はやはりカボレに続いて石川を欠いたことで、結果的にどうやってチームとして戦うべきなのか、再度見つめなおすことができたのが大きかったのかもしれませんね。この試合では守るべきなのか攻めるべきなのか、長いボールを蹴っていくのか、低い位置からきちんと繋いでいくのか、そういったチームとしての戦い方にブレがなかったと思いますし、梶山・米本のボランチコンビを中心に、その状況に応じた判断がチーム内できちんと意思統一されていたように感じます。

それはやはり梶山・米本のボランチコンビのアグレッシブな奮闘がチームに好影響を与えていること、彼らに加えて前線の起点となっている平山、貴重なバイプレーヤーである羽生、ブルーノ・今野の安定した繋ぎ、何度も好セーブを見せた権田といったセンターラインが安定してきたことが大きいのだろうと思います。その上で攻守に安定感を見せるようになった徳永や、貢献度の高い鈴木達也、計算できるプレーを見せた椋原など、今日も全てが良かったわけではありませんが、悪い時も悪いなりにチームとしてフォローし合う形ができつつあるのはいい傾向です。

さらに城福監督も限られた駒の中で勝つためにどうすべきか、状況に応じた的確な判断も光りました。この試合に関しては負傷した石川・茂庭、退団する藤山、引退する浅利らへの思いも当然あったと思いますし、相手が焦りから自滅するという運もありました。でも今日の勝利はやはりこれまでの積み重ねがあったからですし、運があったとしても、それだけだったら今日の勝利はなかったと思います。まだまだチームとしては発展途上ですが、これまで積み上げてきた結果として今回優勝という形に残せたことは、今後にさらに積み上げていく上で大きな励みになりますね。まだリーグ戦も残っていますし、気持ちも新たに頑張っていきましょう。


【東京】SH10(枠内7) GK14 CK4 Keep45%
GK権田
DF椋原、ブルーノ、今野、徳永
MF梶山、米本、鈴木(→'86佐原)、羽生(→'74平松)
FW赤嶺(→'60長友)、平山
GK塩田、DF藤山、MF中村、FW近藤

【川崎】SH17(枠内6) GK6 CK12 Keep55%
GK川島
DF森、菊地、伊藤、村上(→'70田坂)
MF谷口、横山(→'84登里)、中村
FWチョンテセ、ジュニーニョ、レナチーニョ(→'79黒津)
SUB:GK杉山、DF寺田、井川、MF山岸

【得点】
東京:'22米本、'59平山

【警告】
東京:'58米本、'62羽生
川崎:'24横山
いよいよナビスコ杯決勝です。リーグ後半戦はカボレや金沢の移籍、石川の負傷など、チームに痛い出来事ばかりが続きましたが、そのたびに城福監督を中心にチーム一丸となって逆境を乗り越え、逆にチームとしての総合力は上がっていったと感じています。残り試合、簡単な試合はひとつもないと感じていますが、戦い抜くだけの力は十分にあるはずです。チームを去る藤山・浅利、負傷した石川ら試合に出られない選手のためにも、残り試合力を出し切って、後悔のない試合をしたいところです。

今回の決勝を迎えるにあたって、負傷していた長友の状態は確実に復調しつつはあるようですが、正直五分五分。出場できるかどうかはギリギリまで状況を見ることになると思いますが、仮に出場できなかったとしても椋原が十分に計算できるだけに心配はありません。また梶山・鈴木達也なども負傷を抱えているようですが、練習への参加状況を見る限りでは決勝への出場は問題ないでしょう。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK権田
DF徳永、ブルーノ、今野、椋原(長友)
MF梶山、米本、鈴木達、羽生
FW平山、赤嶺

現時点で持てる力の全てをぶつけたい試合。浅利・藤山といった頼れる選手も控えますし、思い切りやって欲しいですね。


対する川崎はリーグ30節終了時点で首位。(前節の7得点はあれですが)57得点と得点数でもトップに立ち、文字通り「攻撃は最大の防御」を地で行く圧倒的な攻撃力はリーグ屈指。このナビスコ杯を迎えるにあたって選手の離脱はなく、逆に離脱していた寺田はナビスコ杯に間に合いそうとのこと。非公開練習もしていたそうですが、万全の態勢で決勝を迎えられそうです。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK川島
DF森、菊地(寺田)、伊藤、村上
MF谷口、横山、中村、レナチーニョ
FWチョンテセ、ジュニーニョ

今季の川崎は4バックをベースに、中村がトップ下の3トップ、レナチーニョが右、中村が左の2トップの布陣を併用しています。攻守の切り替えを意識した守備から、中村を起点とするチョンテセの力強さ、ジュニーニョのスピードを活かした縦に早い攻めが特徴ですが、中村を起点に森などの攻め上がりを活かすなどサイドからの攻めもあり、そこから2トップだけでなく二列目や三列目の谷口飛び出しなど、多様な選択肢を生みだしてきます。

実際、川崎の決定的な形は中村を起点としており、中村に決定的なパスを出させないということが重要なことなのは間違いありません。その上で気をつけたいのは、縦への早い攻めで起点となる2トップへの対応はできる限りフォローする形を作り、簡単にボールを持たせない、一気に抜け出る形を作らせないこと、そしてサイドに起点を作られた時に、そこに絡んでいく動きもしっかりとケアしてサイドから簡単にボールを入れさせないことです。

一方で川崎は前線が少ない枚数でもフィニッシュに持っていける分、守備に枚数が残っていることが多く、裏を狙ったロングボールや単発のカウンターに活路を見出すことは、難しいのかもしれません。結局いつも通りの戦い方を貫くことが、結果的に東京が互角に戦うためのポイントになるだろうと感じています。仮に川崎を相手に引いて守っても、相手の攻めにかけてくる人数が多くなければ、前の数的不利はおそらく覆せません。ボールの奪いどころを明確にして攻守の切り替えを意識した中盤での守備、そして前線の起点を確実に潰すことに川崎の守りのポイントがあります。

むしろいつもながらの最終ライン+中盤のパス回しで相手のプレスをかわして押し込め、どこかで相手の守備のリズムが狂わせてチャンスをうかがう方が得点の可能性を感じるわけです。川崎は守備でも攻撃でも自分たちのリズムに戦えている時は強いものの、逆に守備も攻撃も自分たちのリズムで戦えていない時は、歯車が噛み合わなってくることも少なくありません。相手の中盤以下を下がらせれば相手の前線も孤立し、起点を潰しやすくなります。自分たちのスタイルを貫くことが一番の対策です。

川崎相手にリーグ戦2試合で5失点し、相手も点を取れるだろうと感じているかもしれません。ただ東京は2戦とも全体とすれば多くの時間帯で川崎の攻めに対して十分に対応できていましたし、あの頃に比べても守備の安定感は増しています。いくつかのポイントを意識して押さえつつ、局面局面できちっと対応する、フォローの意識を強くすることで十分に対応が可能なはずです。梶山・米本を中心とした中盤からの守備には、そう感じさせてくれるだけの安定感が出てきています。

下馬評だけを見れば川崎が圧倒的に有利。ただここにきてのチームとしての成長には目を見張るものがありますし、それは東京を見てきた人であればあるほど、強く感じているはずです。残り試合このまま戦い抜くことができれば、きっといい結果を残せるでしょうし、来季以降はもっと期待できるシーズンになる。そう感じさせてくれるだけの手ごたえを今の東京は見せてくれています。今季のその成果を何らかの目に見える形で残すためにも、ナビスコ杯は絶対に取りたいタイトル。ここまで来た以上は獲るしかありません。チーム、サポーター一丸となって、この試合何としても勝ちましょう!


ベンチにDF4人でスタートした清水戦。
難しい試合になることが予想されましたが、東京はいつも通りに低い位置から繋いでラインを押し上げ攻め手をうかがうと、開始直後の4分に徳永のクロスから鈴木達也が巧く入り込んでヘッドで決めて先制。7分にはCKから岡崎に決められ、さらには試合前に負傷していたという長友が25分で交代というアクシデントがありましたが、城福監督は椋原を投入し、徳永を左SBに移しました。

しかしその流れにも焦らず、東京は繋いでラインを押し上げ、サイドに起点を作ってチャンスをうかがい、39分に左サイドからの徳永の鋭いクロスを清水のDF太田がオウンゴール。再びリードして前半を折り返すと、後半原・藤本の二枚を投入して攻めに人数を掛けてきた清水に対して、焦らず繋いで逆襲のチャンスをうかがい、最後は平松・藤山を投入して逃げ切り、勝ちたかったこの試合で勝点3をきっちり得ました。


この試合、清水の2トップに対して厳しく行くことで、相手の攻撃の形を作らせず、粘り強く繋いで清水を押し込んだことで、相手の前線を孤立させることに成功していました。これによって相手の攻め手は限定され、相手の中に絞る動きによってできたサイドのスペースを上手く使ってチャンスを作れていました。決勝点はOGでしたが、狙い通りの攻めができていたからこその2得点だったと思います。

やはり梶山・米本が中盤を粘り強く制し、ボールをうまく引き出して、縦への楔やサイドへの配給役として機能していたことは大きかったように思います。平山も前線の起点となりゴールを狙う姿勢が見えいましたし、気の効いた動きを見せる羽生はラストパスも冴えていました。先制した鈴木達也はもとより、点にこそ繋がらなかったものの、赤嶺も裏を狙う動きやサイドからのクロスに飛び込む形は可能性を感じさせました。

脱臼したという長友の状態は心配ですが、精度の高いクロスで1アシストとオウンゴールを誘発した徳永は調子を上げてきていますし、椋原も途中出場ながらいい仕事ができていました。ブルーノ・今野も安定していますし、陣容として苦しい台所事情はありますが、チームとしてイメージを共有し、控え選手も一丸となって戦うイメージができているのは、いい傾向です。

まずは次のナビスコ杯に向けて一週間いい準備をして欲しいところです。可能性という点ではリーグ戦も面白いところまで勝ち点を積み上げられていますし、ここまできたら目の前の試合できちんと力を出し切って後悔のない戦いをしたいですね。この時期にひとつひとつの試合を目的を持って戦って、結果に繋げるための試合を重ねることができるのは大きいと思います。チーム・サポーター一丸となって残り試合も頑張っていきましょう。


【東京】SH11(枠内5) GK9 CK8 Keep55%
GK権田
DF徳永、今野、ブルーノ、長友(→'25椋原)
MF梶山、MF米本、鈴木達(→'76平松)、羽生(→'85藤山)
FW赤嶺、平山
SUB:GK塩田、DF佐原、MF浅利、MF中村

【清水】SH8(枠内5) GK10  CK4 Keep45%
GK山本海
DF市川、岩下、児玉(→'78高木)、太田
MF枝村、山本真(→'69原)、伊東、兵働(→'68藤本)
FW岡崎、ヨンセン
SUB:GK西部、DF平岡、MFマルコス・パウロ、FW永井

【得点】
東京:'3鈴木達、'39O.G
清水:'7岡崎

【警告】
東京:'28平山、'33赤嶺
清水:'89岩下

東京はここまで14勝4分11敗の7位。上位陣の失速と3連勝で勝点を積み上げ、首位とも前節終了時点で勝点差6まで詰まってきています。上の順位とも詰まってきていますし、残り5試合の戦績次第では順位を上げていくこともできます。清水の対戦は上を追いかけていく東京にしてみれば絶好のチャンスです。

前節の柏戦で石川は長期離脱に繋がりそうな負傷を負ってしまいましたが、チームとしては残り試合をどう戦うのかを考えていかねばなりません。得点源だった石川の離脱が痛くないはずはありませんが、鈴木達や羽生、赤嶺や平山といった攻撃陣はお互いの持ち味を引き出せるようになってきますし、十分に期待できるレベルになってきているのではないでしょうか。予想スタメンはこんな感じです。

GK権田
DF徳永、ブルーノ、今野、長友
MF米本、梶山、鈴木達、羽生
FW赤嶺、平山

負傷から復帰した長友の復帰は大きいですね。持ち前の運動量を活かしての活躍を期待したいところです。大竹・中村北斗といった攻撃陣、椋原投入、藤山・浅利といったベテランの起用など、城福監督の試合采配にかかる比重も相対的に大きくなってくるはずです。


対する清水は13勝15敗の4位。石川のゴールで東京が勝った国立の試合以来、リーグ戦では前節まで8勝5分と負けなしだったようです。対戦成績では勝てるところに確実に勝ち、上位との対戦もうまくしのいで一気に順位を上げ、ついに首位に立ちましたが前節最下位の大分に逆転負けを喫し、建て直しを図っている状態。この試合では本田拓が出場停止、代わりには山本真が入る可能性が高そうです。予想スタメンはこんな感じです。

GK山本海
DF市川、岩下、児玉、太田
MF伊東、山本真、兵働、枝村
FW岡崎、ヨンセン

ベースとなるのは4-4-2の布陣。青山の長期離脱で最終ラインの構成が変わっていますが、前線からの積極的なプレッシングからショートカウンターを狙う戦い方で、中盤以下の守備との連動も良く、兵働を起点とする攻撃は岡崎・ヨンセンのボールを呼び込む動きが秀逸ですし、その決定力も侮れないところ。前線や中盤でボールが収まった時の右SB市川の攻撃参加からの精度の高いクロス、枝村の二列目の飛び出し、山本真のミドルには要注意といえるでしょう。

清水の攻撃という点では、低い位置からの繋ぎをしっかりこなしてショートカウンターを受けないようにすること、2トップのポストや兵働といった起点となる動きをどれだけ制するかが大きなポイントです。まずは前線の起点を確実に潰すことが後列の攻撃参加を封じることにも繋がります。あとセットプレーでは兵働のキックとともに高さのあるヨンセンや、ボールが集まることの多いファーに流れる岩下には注意したいところです。

清水の前線からのプレスに苦戦するようだと厳しいですが、今の東京なら中盤でうまくいなして攻撃の形は作れるはず。そのうえでどう攻めるのかということを考えた時、児玉・太田の側はやや寄せの厳しさが足りない印象。コンパクトな布陣を志向する清水を左サイドに寄せて、サイドチェンジから逆サイドを突いて横の揺さぶりをかけていきたいところ。本田がいない今の清水相手なら、バイタルエリアにも付け入る隙を見出せるかもしれません。

この試合は東京にとって石川不在後どれだけ戦えるかという点でも、リーグ戦に希望を繋げていくためにも、そしてナビスコ杯前の試合という点を考えても、絶対に勝ちたい試合です。もちろん清水も首位争いに絡んでいくためにも負けられない試合なのは間違いなく、簡単な試合にはなりそうもありませんが、チーム一丸となれば競り勝つこともできるはずですし、だからこそ強い気持ちを持ってこの試合に臨み勝利を持ち帰りたいですね。

石川負傷の残念な報道があり、最終的に全治でどれくらいかかるのか分かりませんが、間違いなく今季残り試合の出場は絶望のようです。負傷した時点である程度覚悟はしていましたが、こうなった以上は石川には治療に専念してもらうしかないですし、早く治ってもらうよう祈ることしかできません。

しかし一方でチームはリーグ戦残り5試合、ナビスコ杯決勝1試合、そして天皇杯が最大5試合残っています。いまさら補強はできないですし、現実問題としてこの残り試合をどう戦うのかを考えねばなりません。メンバー構成を中心に、少し考察してみたいと思います。

まず負傷中の3人。

負傷中3名
石川 24試合 1762分 15得点 1アシスト
茂庭 9試合 726分 0得点 0アシスト
小山 0試合 0分 0得点 0アシスト

石川はもとより、これから手術する小山も厳しいでしょう(小山もいつもこれからという時に負傷するんですよね、う〜ん)。茂庭も小平に現れたという話は聞きましたが、骨折した場所が場所だけに今シーズン多くを望むのは酷なのかなというのが正直なところです。

そして残るメンバーはこの時点ですでに22名。数えてみるとフィールドプレーヤーはDF8名、MF8名、FW3名しかいないので、実はメンバーのみでは紅白戦もできません。奥原コーチや有馬コーチが紅白戦に・・・という話をよく聞きますが、限定で川口の現役復帰も考えなければならないのかもしれません(えーと、これは冗談です)。


各ポジションごとに見ていくと

GK(3名)はいいとして

権田 29試合 2610分 0得点 0アシスト
塩田 0試合 0分 0得点 0アシスト
阿部 0試合 0分 0得点 0アシスト

DF(8名)は徳永が現時点で警告3枚。椋原がいるのは心強いですが、復帰予定の長友の回復具合はちょっと心配です。不動のCBブルーノ・今野も中盤の状況によっては前に駆り出されるかもしれません。その可能性を考えると平松・佐原のコンディションも気になるところ。

今野 29試合 2610分 2得点 0アシスト
徳永 29試合 2610分 0得点 1アシスト
長友 27試合 2430分 1得点 3アシスト
ブルーノ 20試合 1703分 0得点 1アシスト
佐原 7試合 533分 0得点 0アシスト
椋原 7試合 267分 0得点 0アシスト
平松 2試合 180分 0得点 0アシスト
藤山 1試合 8分 0得点 0アシスト

MF(8名)は梶山(警告7)・米本(警告3)のボランチコンビが、警告を受けると出場停止。特に梶山は二度目の出場停止なので二試合の出場停止になってしまいます。その場合にはブルーノ・今野を前に持ってこざるをえないでしょう。また二列目に入るであろう羽生・鈴木は運動量が持ち味の選手だけに、彼らを引き継ぐ選手は必要です。

梶山 28試合 2485分 2得点 2アシスト
羽生 29試合 2119分 2得点 7アシスト
米本 23試合 1914分 1得点 0アシスト
鈴木 28試合 914分 3得点 2アシスト
大竹 12試合 296分 0得点 1アシスト
田邉 9試合 247分 0得点 0アシスト
中村 7試合 173分 1得点 0アシスト
浅利 4試合 119分 0得点 0アシスト

FW(3名)は平山がスタメンに定着し、赤嶺が平山と組むことになると思いますが、彼らだけではやはり厳しい。今はベンチ入りしていない近藤の力が必要です。

平山 22試合 1718分 4得点 3アシスト
赤嶺 23試合 991分 4得点 2アシスト
近藤 10試合 444分 1得点 0アシスト


今のメンバー構成から考えると、基本スタメンはこうなる可能性が高いででしょう。

GK権田
DF徳永、ブルーノ、今野、長友
MF米本、梶山、鈴木、羽生
FW赤嶺、平山

そのうえで当面メンバー構成上考えねばならないことをまとめると

1.二列目・前線の交代策
 →中盤の大竹・田邉・中村、FW近藤の戦力化

2.米本・梶山が出場停止になった時の対応
 →ブルーノ・今野を上げた時にCBは機能するか?

3.藤山・浅利両ベテランの起用法
 →守備固め、試合を落ち着かせるなど、出番はあるはず。


この辺りでしょうか。
正直厳しい状況だからこそ、今いるメンバー全員の力、残り試合で各自ができる限りの全力を出すことが必要です。ただ今残っているのは、それでも戦い抜くことのできる選手たちだと信じています。それを支えるサポーターの後押しも今まで以上に意味あるものになってくるでしょうし、全員で一丸となって残り試合戦い抜いていきたいですね。