yocchi-football.net

JリーグのFC東京を応援しているBlogです

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
前半開始直後はロングボールが多い展開も、お互いサイドからチャンスを伺う展開。東京は中盤の展開から徳永・中村北斗が攻撃参加してチャンスを作り、愛媛は左サイドの齋藤に絡む前野、迫力のある攻撃参加を見せる右SBの関根の攻撃参加でチャンスメイク。前半17分には大竹を起点に繋いで高橋が裏に入れたボールを、飛び出した草民がダイレクトに合わせて先制。しかしその後は中盤のリズムが続かず試合は一進一退に。

後半に入っても東京がリズムを取り戻しきれないのは相変わらずで、むしろチャンスはカウンターを狙う愛媛に。東京は53分に大竹に代えて谷澤を投入後、繋いで徐々にリズムを取り戻しながら攻め切れない63分、カウンターから齋藤のスルーパスをカットしたこぼれ球を、石井に見事なループを決められて同点に。その後64分に石川、70分に椋原を投入するも、逆にカウンターに脅かされ攻め切れず、1-1のドローに終わりました。


正直繋ぎのリズムはあまり良くなかったですね。愛媛が慎重な入り方をしたようなのを差し引いても、繋いではいてもゴール前での工夫が少なくて、シュートで終わるような攻撃が少なかった印象です。それでも草民がゴールを奪ったところまでは良かったんですが、コンパクトなラインを形成するようになった愛媛に縦へ入れるボールをカットされてカウンターを狙われるようになり、試合の流れが不安定になっていきました。

初出場のジェイド・ノースは良くも悪くも無難な出来だったとは思いますが、積極的に前に出るタイプではなさそうで、全体をコンパクトなラインを維持する上で少し影響が出たかもしれませんね。梶山が積極的に前に出る分、カウンターを食らうとどうしても起点のチェックが散漫になり、相手に東京のゴール付近までボールを運ばれることが多かったと思います。リスクマネジメントとしての守り方は、改めて一考が必要かなと感じました。

守備を意識して最低限勝ち点1、あわよくば勝ち点3を挙げようというくらいの気持ちで臨んでくるチーム相手に、複数得点することが難しいゲームは少なくありません。勝点を確実に積み上げるために、2点目を取れなくても流れを手放さない、手堅いゲーム運びを選択できるくらいのしたたかさも必要です。こういう難しいゲームでは選手交代も貴重なメッセージ。チーム全体で同じ方向を向いて戦えるよう、もっとうまく使っていきたいですね。

久しぶりの石川復帰にはホッとしましたが、もっともっと頑張ってほしい。
チームも石川を上手く使っていけるよう考えていきたいですね。

【FC東京】SH8 GK14 CK3 FK15 オフサイド0
GK権田
DF徳永、森重、ジェイドノース(→'70椋原)、中村
MF高橋、梶山、大竹(→'53谷澤)、田邉(→'64石川)
FW羽生、ロベルトセザー
SUB:GK塩田、DF阿部、MF上里、下田

【愛媛】SH7 GK12 CK3 FK12 オフサイド0
GK川北
DF関根、池田、高杉、前野
MF渡邊、石井、杉浦、大山(→'80越智)、齋藤(→'90+2内田)
FWジョジマール(→'68小笠原)
SUB:GK萩原、DF吉弘、MF東

【得点】
東京:'17田邊
愛媛:'63石井

【警告】
東京:'9高橋、'18徳永
愛媛:'81川北

スポンサーサイト
2011.06.05 23:40 | 戦評・東京 | トラックバック(0) | コメント(0) |
東京は前節に引き続き、草民がリンクマンとなってボールを繋ぎ、梶山のマークを分散させて、大竹もいい形でボールを受ける場面も多く、攻撃を活性化させる要因となっていましたね。雨のピッチコンディションもあって、中盤でパスカットされてカウンターを食らう展開もあり、先制した直後に失点する悪い流れから難しい状況にもなりかけましたが、CKから2点目、ミスを逃さなかった3点目で結果的に大きく流れを引き寄せました。

2点リードしてからはゲームも落ち着いてきて、ある程度守備をベースに繋いでチャンスをうかがうようになり、秋本の負傷交代で戦い方を変えざるをえなくなった京都に対して、ドゥトラ投入前に草民のゴールで試合の流れをほぼ決定づけたことも大きかったと思います。復帰した染谷の試合勘がイマイチだったりと、京都の誤算も影響したとは思いますが、追加点で流れを確実に引き寄せて勝利に繋げたことは自信になったでしょう。

草民の存在で梶山が決定的なプレーに絡めるようになってきていますし、大竹にも好影響が出てきている印象。さらに羽生が目立たないながらも嫌な位置に顔を出していることで、セザーもやりたいプレーができるようになってきていると感じます。引いた相手にはどうなのか、草民のマークが厳しくなってきたら?といった課題はこれから出てくるとは思いますが、それでも今の攻撃陣は今後に向けた可能性を十分に感じさせてくれました。

あとは徳永・高橋といった変わったポジションを調整してよりクオリティを高めていくこと、あとは戦い方が変わってきた中で、もう一度守備の再整備を行うこと、残りの選手をいかに戦力化していくのかという部分も重要になってきますね。今の戦い方が目指す方向性だとして、当然のことながら11人だけでサッカーはできません。戦い方が変わるまで試合に出ていた選手の役割も、これまでとはまた変わったものになってくるはずです。

特に現状セザーしかいないFW、攻撃陣の陣容を考えれば、谷澤やもうすぐ復帰する石川、それと鈴木達也といったアタッカー陣をうまく起用して特徴を活かしていきたいところでしょうし、ボランチの上里・下田、CBのジェイド・ノース、SBの椋原・阿部、GKの塩田なども出場機会はあると思います。そういう時に流れを停滞させることがないよう、今のうちから準備していきたいところですね。いい流れが出来てきたからこそ次が大事。愛媛戦も勝ってさらに勝ち点を積み上げるべく、頑張っていきましょう。


【FC東京】SH10 GK4 CK8 FK18 オフサイド0
GK権田
DF徳永、森重、今野(→'90+2ジェイドノース)、中村
MF高橋、梶山(→'85上里)、田邉、大竹
FW羽生(→'79谷澤)、ロベルトセザー
SUB:GK塩田、DF阿部、椋原、MF下田

【京都】SH9 GK4 CK2 FK15 オフサイド5
GK水谷
DF染谷、森下、福村
MF内藤、秋本(→'51加藤)、チョンウヨン、中山(→'69鈴木)
FW ディエゴ、久保、中村(→'58ドゥトラ)
SUB:GK守田、DF内野、FW伊藤、FW金成勇

【得点】
東京:'14梶山、'30・'58田邉、'37大竹
京都:'20内藤

【警告】
東京:'43梶山、'75中村
京都:'46染谷、'85ドゥトラ

2011.05.30 01:00 | 戦評・東京 | トラックバック(0) | コメント(0) |
高松離脱で戦い方をガラリと変えると言われていた湘南戦で、まさかの草民スタメン。幸先良くロベルトセザーのゴールで先制した試合でキーマンとなっていたのは、この草民でした。反町湘南としては前から最終ラインの今野・森重にプレッシャーを掛けて、その次のところを潰すようなイメージでショートカウンターを狙ってきたと思うんですが、草民がボランチの位置、時には最終ラインの位置まで下がってボールを引き出したことで湘南のプレスは空振りに終わり、前半の東京ペースを作り出しました。

草民が起点を増やすことでボールを引き出す選択肢を絞らせず、縦に入れるグラウンダーの楔もビシッと前線に収まりました。それがチームのリズムを作り出しましたし、草民のプレーが光ったことで、いつもはマークが集中しがちな梶山も自由に動けるようになり、本来の良さを出すことができていました。先制点を挙げたロベルトセザーも、ゴールを狙える位置で前を向いてボールを持てれば、シュートに持っていけるだけの勝負する姿勢を見せてくれるなど、新布陣の可能性は提示されていたと感じました。

守備時には4-4-2の前線に羽生を残したのも、ロベルトセザーを前線に配置したことによる守備のバランスを考慮した上での配置なんでしょうね。そういう守備的なタスクも多かった羽生でしたが、ボールを引き出す部分、動かしていくという部分での貢献度も高かったと思います。ただ、草民を中心とした可能性のある攻撃でリズムを創りだしても、そんな時間帯になかなか2点目に繋げられなかったのが、今後に向けた課題。ここは確実にこの試合のターニングポイントだったと思います。

逆に前半何とか粘って1失点に抑えた湘南は、後半にアジエルをウイングに置いて永木を二列目に上げた4-1-2-3気味の布陣に変更して前への圧力を強めると、65分には前線の巻・高山を代えて佐々木・菊池、さらには75分に坂本に代えて中村を投入し、前線に勝負できる駒を投入してきました。東京は後半もリズムを作れていなかったわけではなかったと思うのですが、中盤の運動量の減少はさすがにあって中盤の守備が機能しなくなり、受身に回った我慢の時間を耐えられず失点してしまいました。


交代の順番、誰を交代するのかという妥当性は常に難しいものですが、草民交代は運動量も落ちていましたし、それほど不自然ではなかったかと。ただ誰を投入しても草民と同様の動きをすることは難しかったわけで、谷澤が入ってからは中途半端な位置で受けることが減って、逆に相手も捕まえやすくなってしまい、羽生に代えて大竹が投入されてからも、同点後相手が守備にウエイトを置いたこともあって流れは変わりませんでした。

こういうじりじりする展開になると、楽になれる2点目は喉から手が出るほど欲しい。でも1点リードで後半半ば過ぎまで来たら、一度守備から立て直してゲームを作り直す、そういう視点があっても良かったのかもしれません。湘南が攻勢を強めている時間帯であったことを思えばなおさらです。2点目が取れないなら、切り替えてゲームをそのまま終わらせることができないと、勝ち点を伸ばすことは難しい。改めてそう感じた試合でもありました。

前節草津戦の閉塞感は大きくて、このままでいいのかと思ったことは否定しません。そんな難しい状況での湘南戦は、新たな可能性を提示してくれた一戦ではありました。ただ得点力のないチームであることを自覚しているが故に、ゲームを難しくしている一面があるのではないかとも感じたわけで、アドバンテージがある場合は特に、現実的な視点で優先順位をはっきりさせて勝ち試合をものにするか。それは東京が昇格を現実的な視野に収めるためにも、とても重要なことではないでしょうか。


【FC東京】SH15 GK12 CK9 FK13 オフサイド2
GK権田
DF椋原、森重、今野、中村
MF徳永、梶山、鈴木、田邉(→'72谷澤)
FW羽生(→'79大竹)、ロベルトセザー
SUB:GK塩田、DF阿部、ジェイド・ノース、MF高橋、上里

【湘南】SH11 GK10 CK7 FK15 オフサイド0
GK西部
DF臼井、大井、遠藤、石神
MF永木、ハン・グギョン、アジエル、坂本(→'75中村)
FW巻(→'65佐々木)、高山(→'65菊池)
SUB:GK阿部、DF鎌田、MF岩尾、FWルーカス

【得点】
東京:'1ロベルト・セザー
湘南:'78中村

【警告】
東京:'90+2鈴木
湘南:'90+1佐々木

2011.05.25 01:00 | 戦評・東京 | トラックバック(0) | コメント(0) |
難しい試合になるとは思っていましたが、攻め切れないと守備のリズムまで狂ってきてという、東京の悪い流れにありがちな負けパターンで1-2の逆転負け。草津が2トップをアレックスとラフィーニャの2トップにしてきた時点で何か嫌な予感はしたんですが、高松も負傷ですぐには戻ってこれなさそうな状況で、2失点目を喫してからの戦い方といい、単なる敗北以上のダメージがあった試合でした。

気になったのはボールを前に運ぶのに時間が掛かることで、サイドからの強引な攻めが多くなっている点。ポゼッションしている、ボールを戻して作り直していると言えば聞こえはいいですが、実際にはボールを引き出す動きが乏しくてパスコースが限定され、選択肢が少なくなかなかボールを前に運べていないということです。時間を掛ければボールを前には運べますが、相手に人数を掛けて守る状況を作られると崩すのは難しい。

そんな中僥倖にして得たPKからすぐの時間に失点。どちらに転んでもおかしくない流れの中で、ここは守備から入ってもう一度作り直しても良かった。しかしここで追いついた草津の勢いが増して、ゲームがより難しくなってしまいました。後半の攻勢も高松の負傷などもあってリズムが失われると、左サイドを完全に崩されて失点。その後はロングボールを放り込む単調な攻めに終始し、1-2で逆転負けを喫してしまいました。


草津が頑張れるチームなのは分かっていて、簡単なゲームにはならないだろうとは思っていましたし、開始直後に右サイドからラフィーニャにぶち抜かれたのを見て危ないとは感じてたので、展開自体はそんなに予想外ではなかった訳ですが、66分に逆転されてあの時間帯から放りこみを始めるとは思ってなかったので、ちょっとビックリしたと同時に、この試合はもう打つ手がないのかと軽くショックでもありました。

この試合で負傷した高松はすぐには戻ってこれない可能性が高そうですし、こうなるとFWはロベルトセザーと鈴木達也くらいしかいません。調べてみたら登録ウインドーは4月2日に閉まっていて、7月16日まで補強も難しい状況です(せいぜい2種登録か特別指定選手くらい)。2人ともポストプレーヤータイプではないですし、ペドロ・ジュニオールがどれくらい掛かるのか分かりませんが、これまでと同じ戦い方をするのは難しいでしょう。

ただ一方でポストプレーヤーを置く戦い方ができないというだけで、他の戦い方を模索できないわけではありません。正直に言えば高松自身は奮闘していたとは思いますが、アタッカー陣があれだけ動いてボールを引き出せないと、苦しい戦いは続くと感じていました。それに守りを固める中をサイドから崩す戦い方は、どうしても1トップの負担がかなり大きく、遅かれ早かれ戦術の見直しは避けられなかったでしょう。


翌日、京都-富山と湘南-鳥栖の試合を見て、両チームとも難しい試合をしていました。降格してきたチーム相手にはどこもモチベーションが高いですし、今はどのチームも良く組織されていて、少しくらい個の能力が高くても、人数を掛けて封じるくらいの守備力があり、ゴールを脅かすだけの得点パターンも具体的なイメージを持っています。勝つためにどうするのか徹底しているチームを相手に勝つのは容易でないのはどこも一緒です。

東京は確かに個の技術や守備能力は高いと思いますが、一方で前線での圧倒的な個の打開力やセットプレーでの得点力があるわけでもなく、チームとしての守りが機能しなくなったら、個でカバーするのには自ずから限界があります。そういう東京を相手に他チームが戦い方を見つけるのはそれほど難しく無いですし、東京がゴールへの道筋をもっと探していかないことには浮上していくのは困難だとも感じます。

今は昇格候補の筆頭と持ち上げられて甘く見ていたら、思ったほど簡単でなくて戸惑っている、余裕が無くなっている感じなのかもしれないですね。難しい相手なのもあるし、自分たちで難しくしてしまっている部分もあるような気もします。こういう戦い方しかないと自分たちで可能性を狭めてしまっていないでしょうか。まだ諦めるような時期でもないし、取り返せるだけの時間は残っています。ここでナイーブになってもいいことはありません。

勝敗を分かつだけの圧倒的な差がないのだから、一歩間違えば引き分ける、負ける可能性が常にあることは認識すべき。そうならないためには、ネガティブになるのではなくて、どうすれば勝利に近づけるのか、ポジティブにそのディテールを追求すべきだし、妥協すべきではないと思います。悲壮感を持って戦っても悪循環しか産みません。気持ちを切り替えて何が必要なのかを冷静に考えて、多少のことには動じない、タフに戦える強さを身につけて欲しい。今一番足りないのはそういう部分だと感じています。


【FC東京】SH15 GK13 CK8 FK14 オフサイド5
GK権田
DF椋原(→'76中村)、森重、今野、阿部
2MF徳永、上里(→'53ロベルトセザー)、鈴木、谷澤
FW梶山、高松(→'59羽生)
SUB:GK塩田、DFジェイドノース、MF高橋、大竹

【草津】SH12 GK11 CK1 FK13 オフサイド2
GK北
DF古林(→'90+3田中)、有薗、御厨、永田
MF後藤、松下、櫻田、熊林(→'75山本)
FWアレックス、ラフィーニャ(→'90+1萬代)
SUB:GK橋田、DF佐田、MF山田、FW前田

【得点】
東京:'28梶山(PK)
草津:'31・'66ラフィーニャ

【警告】
草津:'14アレックス、'32熊林、'63有薗

2011.05.16 01:06 | 戦評・東京 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ペドロが欠場、谷澤・羽生がベンチスタートの東京。序盤はサイドに流れる苔口に入れ、セカンドボールを狙う富山がチャレンジ。東京はなかなか前にボールが収まらないものの、サイドに起点を作ってSBの攻撃参加も絡めチャンスをうかがう展開。カウンターを狙う展開になりがちな富山に対し、東京はポゼッションからボールを前には運ぶものの、サイドやゴール前の崩しに難があって、攻め切れない時間帯が続きました。

我慢の展開からチャンスをうかがう富山は28分に吉川、44分には吉川に代わって入った谷田も負傷交代。57分にも池端が負傷交代と、負傷交代のみで交代枠を使い切らざるをえなくなりました。それによりアンカーだった江添が最終ライン、朝日がアンカー、スピードのある木本を前に起用する布陣に変更。ただベンチメンバーは攻撃的な交代を意図したメンバー構成だったようで、戦い方は徐々に苦しくなったようです。

前半終盤から攻める時間帯が増えた東京は、後半に入るとSB阿部、そして時間の経過に伴って椋原も前半より積極的な攻撃参加するようになると、56分に中村に代えて谷澤、68分に上里に代えて羽生を投入。点を取りに行く東京は縦への楔とサイドからの崩しで攻勢を掛け、81分にスローインから谷澤が落としたボールをスペースに入ってきた羽生が待望の勝ち越しゴール。1-0で開幕戦以来の勝利を収めました。


この試合ボールが落ち着かせることのできる梶山をトップ下に置いて、攻撃の選択肢を増やす意図かな?と感じた布陣でしたが、ボールに絡むことの多かった北斗がしっくり来なかったことと、阿部・椋原の両SBに思い切りの良さがちょっと出ていなかったかなと感じていました。相手がSBのところで起点を作ろうとすることも増えてきて、守備から入る意識を持つことで、一歩目がどうしても遅くなるようなことがあったのかもしれません。

後半その辺りが修正されてきて、最初は阿部が、徐々に椋原も前への意識が高まってきました。また相手が守備に意識を置くことで徳永・上里だけでは詰まりがちな低い位置からのビルドアップに、森重が前に運んでアクセントを付けたりもしてリズムが出てきましたが、前でスペースに動いてボールを引き出す動き、それに連動してスペースに入ってくる動きが少ないため、富山の守りを崩せない苦しい状況が続きました。

そんな中で谷澤の落としたボールに、スペースに走り込む動きから抜け出して決めた羽生の動きは、まさに東京が足りなかったもの。やはり相手が守りを固めるところを崩そうと思ったら、スペースに動いて相手の布陣に穴を作る、そのスペースを別の誰かがフリーランニングで突くとか、相手のマークを引き剥がしてボールを受けようとするとか、意図を持った工夫と、それを周囲が上手く使っていくことが不可欠です。

東京はドリブルとパスワークで局面を打開することも多かったりしますが、それだけでなくもっとスペースメイキングとそれを活かす連動した崩しを意図して、シンプルにゴールを目指せるような形をもっと意識したいところですね。セットプレーが武器になり得ていない現状では、サイドからの崩しを中央で合わせる攻めが中心になると、ゴール前での工夫やピンポイントな精度でもない限り成功させるのが難しいですし、そういう工夫は今はまだあまりできていないのかなと感じます。

この試合は羽生・谷澤を後半投入し、二人の活躍でゴールに繋げました。スペースが生まれてくる後半に勝負というのは、これはこれでひとつの戦い方だろうとは思いますが、見ている側としては早い時間に点を取ってくれた方が、安心して試合を見られると思うんですが、その辺どうなんでしょうかね(苦笑)とりあえずここで引き分けに終わらせず、勝ち切ったのは大きいですが、これを無駄にしないためにも、次の草津戦に向けて気持ちを切り替えて、勝利に向けて準備していきましょう。


【FC東京】SH17 GK5 CK7 オフサイド2
GK権田
DF椋原、今野、森重、阿部
MF徳永、MF上里(→'68羽生)、鈴木(→'89高橋)、中村(→'56谷澤)
FW梶山、高松
SUB:GK塩田、DFジェイドノース、MF大竹、田邉

【富山】SH8 GK11 CK3 オフサイド1
GK内藤
DF足助、吉井、池端(→'57木本)
MF吉川(→'28谷田→'44関原)、江添、ソヨンドク、大西、朝日
FW黒部、苔口
SUB:GK金井、MF森泰

【得点】
東京:'81羽生

【警告】
東京:'45+2中村


2011.05.09 00:30 | 戦評・東京 | トラックバック(0) | コメント(0) |