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さて、昨日は現状に則した日本の守備について考えてみましたが、では何で引いた守備ではいけないのか。それは守備から攻撃の切り替えを早くするために必要な事なんですね。日本の攻撃は少し縦への攻めの意識を持ってしてもいいと感じています。

この前の韓国戦の小笠原はそういう意味ではいい動きをしてたと思います。FWへを楔のパスを打ち込む事で二列目もボールを受けやすくなるし、サイドへも展開しやすくなります。日本はFWやサイド一本パスを出してそこの選手が何とかするってチームではないので、一つアクセントが必要になるわけです。あとポイントなのはサイドバックがスムーズに上がるためにも二列目の動きが重要になってきます。

日本で4-4-2をやろうと思ったら、ジーコの好み的に司令塔を二枚並べたり、片方にドリブラーを起用することはあっても、純粋なサイドアタッカーが起用される可能性は低いと感じています。あれだけ司令塔タイプの選手が目白押しだったら使わない手はないはずですしね。だからサイドバックにサイド攻撃の役目が託されることになったわけで。例えば4-5-1なら現在、3-5-2の各チームのサイドアタッカーも望みがあると思うわけなんですが、この前のウルグアイ戦前の紅白戦で最終ライン、ボランチが1トップだとボールを当てにくいと言ってた事などから考えると、その可能性は低いんじゃないかと感じています。

サイドアタッカー起用の可能性はまたの機会に考えるとして、日本の攻撃をスムーズに進めるためにFWは、少なくともどちらか一人は一度ポストに入って、ゴールに向かって動き出すことが必要になってきます。日本人のポストプレーは高さを活かすというよりポジショニングのうまさで行うものが多いんですね。しかしやっぱりそのプレーを行う位置がゴールに近ければ近いほど、ボールを受ける二列目の位置も必然的にゴールに近くなることには変わりありません。今回は山下が小笠原との連携で少し可能性を見せてくれましたが、後半はなかなか前線に基点が作れなくて全体を押し上げるところまでいけませんでした。やっぱりボールポゼッションサッカーをするためには全体を押し上げるための起点が必要だってことなんでしょう。

ジーコが指揮を執り続ける限り、おそらく4-4-2、特に4バックの布陣は変わらないと思いますね。それが彼、というかブラジルのスタイルだから。ただ、現時点で優秀なサイドバックが少ないのは事実だけれど、今後優れたサイドバックが現れないとも限らないから一概に現状だけを見て、現在の布陣がダメだといっては早計なんだと思いますね。大切なのは日本らしい攻撃、守備の形を作る事なんじゃないかと。ややサイドをどうするのかな?というのはありますが、まずはトップにボールを当てたリターンを二列目が受けて形を作ることでサイドバックや三列目など全体の押上げができてくると思います。非常にオーソドックスなことではあるけど、日本はまずそこから攻撃の形を作って行く事を大切にしたほうがいいんじゃないかと感じています。それが日本が誇る二列目を最大限に活かす道でしょう。

5月末からの東アジア選手権。海外組がいないからパワーダウンした、なんて言わせないような試合を見せて欲しいものです。今回の山下もそうだけど国内組でも久保、黒部、柳沢といったポストプレーを得意とする選手の復帰を期待したいところです。

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2003.04.19 23:55 | 戦術系コラム | トラックバック(0) | コメント(0) |
さて、4/16の日韓戦(1-0)を振り返って。
韓国はやや駒落ちの感のあった攻撃陣ではありましたが、日本の守備の安定感は過去三試合に比べて格段に高かったように思います。正直なところボランチがDFのラインとほぼ変わらないところまで引いてしまった部分はどうかなと思いますし、せっかくボールを奪っても前線へのフィードではなく単なるクリアボールであったために波状攻撃を食らってしまった部分はいただけないとも思いましたが、今までの日本だったらどこかで失点してたような展開を無失点で乗り切れたのは非常に大きかったと思う。守備陣にとっては大きな自信となったのではないでしょうか。

ただ、気になったのはラインを作らない事=ラインを下げるではない事。日本のDF陣は最初から以前では考えられないくらい深い位置取りをしてました。たぶんラインを作らないで守るという認識が無意識のうちに深めの守備位置を取らせたんでしょうか?DFの位置取りが深いとボランチとの間が開いてしまうわけで。ボランチと最終ラインの間を空けるのは自殺行為に等しいので、結局はボランチが下がるか、最終ラインを上げることになってしまいます。

昨日の日本が結果的に選んだのはボランチが下がる事。そうした事が韓国の中盤でのボールキープを容易にし、サイドに大きく展開されて波状攻撃を食らうことになった直接の原因となりました。ボランチが守備に追われてポジションを押し上げられないために、結果的に二列目もポジションを下げざるを得ず、クリアしても前線の枚数が足らずに結果的に韓国がボールをキープする展開になってしまう。前半半ばの李天秀のシュートからガラリと韓国の一方的な展開に変わったようにも見えますが、実は複線は試合開始直後からあったように思いますね。

あちこちで取り上げられてる後藤健生さんの『日本サッカー史』にもあるように、日本の特徴を活かすにはアジリティ(敏捷性)を活かしたパスサッカー、言葉を変えるならボールポゼッションサッカーを目指すべきなんだと感じています。FWに化け物級の選手がいない以上、必然的にトップに放り込むカウンターよりも、ボールキープする時間を長くして数多くの得点チャンスを作り出す方が得点する可能性は高いように思います。

また、圧倒的なスピードやフィジカルを持つ選手が少ない以上、必然的に前線に人数を掛けて複数の連携で相手の守備陣を崩す方が守備を崩せる可能性は高くなります。そういったボールポゼッションサッカーを目指すためには、そして数的優位を作り出すためにも、中盤が間延びしないように二列目とボランチの距離を一定に距離内に保つこと、そのためにもDFの位置取りを高めに設定する必要があるのではないでしょうか。

ただ、昨日の試合を観て、海外組を起用するにしてもやはり少なくとも一人は守備的なボランチを起用する必要はあると思いました。というのは3バックから4バックに移行した事でCBが三枚から二枚になった。相手チームが両サイドから攻撃を仕掛ける+2トップのチームの場合、ほぼマンツーマンになるわけですね。また、連動したトップ下や3列目、サイドバックなど他の選手が絡むとどうしても数的不利になるケースが出てきます。

通常に考えても2トップの相手には2CBのマッチアップになる事を考えると、現実的な線を押さえるならフォアリベロ的な役割もこなすカバーリングに長けたボランチが必要でしょう。もちろんサイドバックの選手がカバーするのもありですが、今の日本のサイド攻撃の生命線はサイドバックが握っている事を考えると、ボランチがカバーした方が現実的ではないかと。現にブラジルの4-4-2ではそういうカバーリングが一般的らしいですし。
2003.04.18 23:52 | 戦術系コラム | トラックバック(0) | コメント(0) |
さて、昨日の続きですね。
今週見た市原、京都の3-6-1、あるいは3-4-3とも見える布陣は非常に興味深かったと思います。ともに3バックを基調として中盤は市原がダイヤモンド型、京都はスクウェア型にしている違いはあるります、前線は1トップ2シャドーであることは共通していました。1トップはポストプレーヤー、2シャドーは中盤の構成にもよるけどシャドーストライカーとゴールを導き出す演出を兼ねる役割。2シャドーが1トップのポストプレーに絡みつつ、サイドの選手とともにサイドを崩しにかかったり、フィニッシュに絡む動きは、相手が3バックでも4バックでも非常に捕まえづらいんじゃないかと。この戦術を日本代表にも応用できないかと思うわけですね。

1トップだけでなく2シャドーもボールをキープできれば、サイドやボランチの攻め上がりを促すこともできるし、局面、局面で非常に数的優位を作りやすいのが見ていて分かりました。アウトサイドの選手も数的優位を作り出したい時に前方に進出すれば良いわけで。3-5-2よりもサイド攻撃が機能するように思います。少なくともジーコ的サイドバックほどには運動量も要求されないし、現在、各チームで3-5-2のアウトサイドを務める選手でも攻撃と守備のバランスさえ取れていれば十分に務まります。はっきり言って今のままでは所属のチームでアウトサイドで起用されている選手が代表に召集される可能性は限りなく低く、4-4-2のサイドバックよりも3-5-2のアウトサイドの方が興味深い選手が出現しつつある現状を考えるに、本当に選手の特性を活かそうと考えるならアウトサイドの選手の活用方法をもっと考えてもいいと思う。

ただ、守備のバランスを考えるとドイス・ボランチにした方が無難。そして、できるならボランチのうち少なくとも一人はある程度の守備力を持った選手がいいと思う。その方が最終ラインもカバーできるし、もう一人のボランチも攻め上がりやすくなります。3バックでサイドが気になるところですが、アウトサイドとしてサイドバックから一列前に進出することで相手のサイドを押し込める事もできるはず。よしんば、アウトサイドが押し込まれても2シャドーの1人がサイドに流れる動きを見せれば、サイド攻撃をすることは不可能ではないし、相手のディフェンスも自ずから意識せざるを得なくなります。そしてサイドバックやアウトサイドの裏を狙う動きをすれば、相手のサイド攻撃もややキレを欠いてくることもあるのではないかと。そして1トップ2シャドーが前線からフォアチェックをすることで、「攻撃のための守備」も可能になると思う。

この1トップ2シャドーを採用しようとすれば、自ずから黄金の四人全員の起用はなくなる可能性は高いでしょう。サイドの選手はサイド専門の選手を起用すべきだと思うし、ボランチの一枚は守備的な選手を起用した方がいい。そうなると残り三人の枠を黄金の四人+αで争うことになる。2シャドー+ボランチだから中田+もう一人&攻撃参加のできるボランチということになるかな。やっぱり中盤のバランスはどうかな、ってことを考えた場合に四人同時に起用する事は、エンターテイメント的に考えたら面白いけど、現実的に考えたらやや疑問を感じてしまうのは私だけではないと思います。

ジーコはトルシエの時代の反省を活かしたり、日本人選手の構成を見て4バックを採用したのではなく、単にジーコ本人のポリシーからブラジルでスタンダードな4バックを採用したに過ぎないと感じています。日本人のCBにトルシエが望むようなずば抜けた身体能力を持った選手がいなかったように、サイドバックにはジーコが望むようなロベ=カルやカフーのような選手も存在しない。そういう意味ではトルシエとジーコのやってることは大差がないと思う。

ただ、代表の下位カテゴリー、Jリーグといった現在の土壌を考えるに、今までの蓄積を無視してまで4バックに固執する必要があるのかな。トルシエが就任した時にはすでに「3バック」の土壌があった。それからさらに4年をかけてJでも代表の下位カテゴリーでも「3バック」という戦術は構築されてきたわけで。戦術の違いと言ってしまえばそれまでですが、「代表強化の継続性」という意味では事実上頓挫してしまっています。ジーコの言いたい事は分からないわけではありません。だけど、何となく釈然としない思いがあるのもまた事実です。
2003.04.11 23:02 | 戦術系コラム | トラックバック(0) | コメント(0) |
ジーコジャパンになってから3試合。2分け1敗と微妙な戦績をみなさんはどのように評価してるでしょうか。日本サッカー協会は6/8にアルゼンチン戦、6/11にポルトガル戦を行うことを決め、10月にはアウェーでのポルトガル戦を予定してるとか。今度の日韓戦のメンバーにはJの安貞恒と崔龍洙も呼ばれたようです。しかし観戦のしやすさはともかく中堅国相手でもいいから、もっとアウェーに遠征出たほうがいいんじゃないでしょうか?向こうが、じゃなくてこっちがコンディション良くない状態で試合して、いい勝負できるくらいのたくましさ身につけて欲しいとことじゃないかと。

さて、ジーコ体制に移って数試合、ジーコは一貫して4バックを中心とした布陣を敷いてきたわけで。徐々に良くなってきている気はするけど、まだまだ不十分な点も多いような気もしますね。まぁ個人的に気になる点を挙げると

1.サイド攻撃をどのように機能させるか
2.サイドバックの候補者探しが難航
3.FWが3試合で1点も取っていない
4.最終ラインと連携したボランチの守備

くらいが主な課題になるでしょうか。この四つは実は結構密接に繋がっています。まず、サイドバックの候補者探しの前に考えなければいけないのは、今の日本の中盤はあまりにも中に偏り過ぎていること。現在構成されるメンバーの中で純粋なサイドアタッカーといえばアレックスくらいで、そのアレックスにしてもオプションの一人としての位置づけ。中盤の選手がサイドを崩す場面は必然的に少なくなってしまいます。FWがサイドに流れてボールを受ける場面が多いのはそれと無関係じゃないように思いますね。

だからどうしてもサイドバックにサイド攻撃のオプションとしての期待がかかるわけで。そのサイドバックの攻撃参加により、ボランチは枚数の少なくなった最終ラインと連携しながらの守備を求められるわけで。そういう意味でも攻撃的な選手が揃う中盤と、現在のジーコの考える戦術は必ずしもマッチしているとは言い難いのが実情でしょう。

ちょっと気になるのは、日本代表でのサイドバックはアウトサイドよりも長い距離の移動を要求されるわけで。プレイの精度はもちろんですが、スタミナ、スピード、判断力と高いレベルを求められるものは非常に多い。たぶん、純粋なアウトサイドの選手がジーコの求めるサイドバックをやるというのは、近年のアウトサイドを思い浮かべる限り、微妙に違うような気がする。求められてる像とやや違うような気がする。だけど、アウトサイドからの転向組以外で純粋なサイドバックというとなかなか名前が出てきません。

それこそ3バック全盛時代を4バックで貫いた鹿島の相馬、名良橋くらい。彼らも含め、ほとんどのサイドバックがアウトサイドも同時に兼ねられる存在。逆に言えばサイドバックでなければいけない選手でもない。Jでは4バックのチームは増えてきたものの、突出した動きを見せるサイドバックは少なく、下の代表カテゴリーでは未だ3バックの戦術が主流を占めるために、優秀なサイドバックを育てる土壌もないわけで。国際試合で戦う場合には2CBで勝負できるのか?という現実的な判断も視野に入れながら考えると、4バックが必ずしもベストな選択はとは言い切れないのが実情です。

トルシエ時代の日本代表を見るまでもなく、3バックで横のフィールドを完全にカバーするには自ずから限界があるのは言うまでもありません。3-5-2の布陣だとサイドが一枚しかいないために、そのアウトサイドが守備に追われるようだとサイド攻撃は著しく減退する。最終的にその課題を解消できなかった事が、W杯に向けての日本代表が苦悩の道を歩んだ最大の原因であり、トルシエの日本代表の限界だったと私は感じています。

トルシエからジーコに代わり4バックに変わった今、中盤にサイドアタッカーがいないこととあいまって、結果的にトルシエの時代よりさらに後方のポジションに守備を視野に入れつつ、サイド攻撃を期待される選手が配置されることになりました。このサイドバックは中盤のフォローに留まらず、時にはその中盤を追い越す動きも求められています。このポジションに求められるレベルは総じて高い。そしてJリーグにおける長年の3バック全盛と、現時点の日本においてそのポジションのスペシャリストが圧倒的に少ない事実はおそらく無関係ではありません。トルシエ時代に浮き彫りになった課題は形こそ変えたものの、今までの試合を見る限りでは依然として解消されていないんじゃないだろうか。
2003.04.10 23:57 | 戦術系コラム | トラックバック(0) | コメント(0) |
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