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東京は鹿島の中盤守備を飛ばす狙いがあったのか、鈴木達也を起用しての裏を狙う動きも前線にボールが収まらず、序盤はサイドから人数を掛けて攻略しようとする鹿島に何度か危ない場面を作られる立ち上がり。しかしその時間帯を我慢の守備でしのぐと、梶山や鈴木達也のスペースに飛び出す動きから起点を作り、そこから2列目以降から絡む形ができるようになったことで、鹿島DFラインが徐々に下がり、試合の流れが変わってきました。

ロングフィードから平山が個人技で左サイドからチャンスを作ると、キムヨングンの縦パスをスペースに飛び出した梶山が戻し、リカルジーニョが決定機を作り出すもシュートは右にそれてしまう。しかし39分、カウンターからボールを受けた梶山の正確なフィード、これを平山が受けて鈴木-サイドのリカルジーニョに繋ぎ、鹿島DF陣が乱れたところに入ったクロスを、平山がアクロバティックなバイシクルシュート、これがクロスバーを叩いてゴール、東京が先制。

大岩と新井場の間に入るボールの対応が曖昧だった鹿島は、ピッチ上で課題を修正出来ていない印象でしたが、鹿島はハーフタイムに大岩を下げて青木をボランチに入れ、中田浩二をCBに下げる変更。中盤と連携してバイタルエリアを埋め、カバーリングを徹底したことで対応してきました。それによって後半も東京のリズムで始まりましたが、前半と同じようにはいかなくなり、椋原・リカルジーニョがサイドからクロスを入れて平山の高さを活かす形にシフト。

東京が攻めながら崩しきれないと感じていた状況で、鹿島が61分にフェリペと交代で本山投入。それまではしっかりとブロックを作って集中した守備が機能していた東京でしたが、徐々に前の運動量が落ちていったこと本山投入により鹿島のFW・二列目・ボランチの動きがさらに流動化。さらに本山が神出鬼没な動きでボールを引き出しチャンスメイク、苦しくなってきた67分に野沢のヒールパスに飛び出した宮崎がクロス、これを大迫に頭で決められ同点に。

局面でしっかりと機能し存在感のある2トップ、流動的な中盤に後手に回る状況になって追いつかれた東京は、72分にFW鈴木達也を下げて石川を投入。平山を1トップに梶山をトップ下、石川を右サイドに置く4-2-3-1の布陣に変更。再び状況は膠着し、東京は終盤椋原に代えて大黒を投入、徳永をSB、梶山をボランチに下げて2トップにするも流れは変わらず、逆に鹿島小笠原が直接FKからゴールを狙うも権田が掻き出して試合は延長へ。

しかし延長に入った95分に米本が二枚目の警告で退場。ボランチに穴が開いた東京は平山を一列下げる形で対応せざるをえなくなり、佐々木も投入した鹿島が攻勢に出て本山がドリブルから何度もチャンスを作るも、東京の守備陣が身体を張った守備でしのいでいましたが、延長終了直前に本山が大外から裏に抜けだした大迫に絶妙なスルーパス、大迫のシュートは権田が弾くもこぼれ球に興梠が詰めて決勝ゴール。PK戦まで粘りきれませんでした。


鹿島は前線からの守備と中盤の中央守備がしっかりしているのが生命線。そのフィルタが機能することで最終ラインも余裕を持って対応し、ショートカウンターも活きる。そこを崩すのがまず最初の攻略のポイントでした。東京の選択は中盤を無理に攻略しようとせずに、鹿島DFラインの裏を狙いました。最初は前線にボールが収まりませんでしたが、新井場と大岩の間のスペースに活路を見出すと、そこを攻略して平山のゴールに繋げることに成功しました。

鈴木達也のスペースに抜けてボールを引き出す動き、梶山の前線の飛び出しもこの戦い方のポイントだったと思うのですが、鹿島はハーフタイムで大岩をすっぱり諦めて布陣を変えて修正してきたところはさすがオリヴェイラ監督。しかも東京の攻勢が続かず膠着した辺りで、切り札本山投入で一気に流れが鹿島に傾いて同点に追いつかれてしまいました。東京も石川・大黒を投入してましたが、流れを引き戻せるところまではいかなかったですね。

延長の米本退場は残念な誤算。米本も一時期より良くなりましたが、ひとついいプレーがあっても、それが続かなくて安定してなかった印象。拮抗した展開で交代カード切るなら米本の位置に梶山下げてかな?と思いましたが、あの状況で守備力のある米本を下げるのは勇気が必要だったかもしれません。両サイドの石川・リカのプレッシャーが相手SBの攻撃を抑制していたと思えば、攻守の兼ね合いを考えても平山をあそこに置くしかなかったと思います。

長年継続してきたオリヴェイラ監督の鹿島と、与えられた持ち駒の中で途中から就任した大熊監督が試行錯誤してきた東京の、その積み重ねの現時点での差もあったと思います。城福監督と大熊監督の志向するサッカーはやはり違う部分も多く、選手構成を考えても使いやすい選手、使いどころが難しいと感じる選手もいたでしょうし、やれる部分でいかにやりきれるかを考えるしかない状況もあったのだろうということは、想像に難くありません。

最後は残念な結果に終わってしまいましたが、個人的にはこれが最悪の終わり方だったとは思いません。前回の福岡戦の苦しい戦いを何とか逆転で勝ち上がり、最後の最後で気持ちの入った東京らしいサッカーを見せてくれたことに感謝しています。リカルジーニョを始めチームを離れる選手もいるとは思いますが、来季に向けてチームを再編し、また東京らしいサッカーを見せてくれることを期待しています。


【FC東京】SH13 GK21 CK4 オフサイド4 Keep42%
GK権田
DF椋原(→'89大黒)、森重、今野、キムヨングン
MF梶山、米本、徳永、リカルジーニョ(→'110大竹)
FW鈴木(→'72石川)、平山
SUB:GK塩田、MF松下、羽生、FW重松

【鹿島】SH19 GK11 CK2 オフサイド2 Keep58%
GK曽ヶ端
DF新井場、大岩(→'46青木)、伊野波、宮崎
MF中田、小笠原、野沢(→'112佐々木)、フェリペ(→'61本山)
FW大迫、興梠
SUB:GK杉山、DF當間、MF船山、MF遠藤

【得点】
東京:'39平山
鹿島:'67大迫、'120+1興梠

【警告・退場】
東京:'42・'95米本(→退場)、'90+3石川

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2010.12.31 00:00 | 戦評・東京 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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