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ツイートまとめ以外のブログとしては、ほぼ1年ぶりくらいの更新です(苦笑)
昨季はポポヴィッチ監督に代わってJ1復帰初年度ということで、密かに有志と10年2月以来の第二回青赤茶話会を今年2月に企画していたのですが、自身の多忙だったり諸事情あったりで、結果的に表に出る前に企画中止としました。

ただやろうと思っていた概要というか、話そうと思っていた元ネタ自体は昨年12月の段階ですでに作っていたので、それを手直しして個人的13年展望を付け加えるような形で、ブログに公開することにします。

1時間ちょいくらいで話せる内容ということでざっくりまとめたものをベースに作成しています。実際には黒板を作っての説明を想定していたので、図もあった方がいいのは自覚しているんですが、ブログに載せるイラストで説明するのが結構難しいと分かって断念しました。

去年の東京を見て自分はこう感じたというレベルのまとめですが、参考になれば幸いです。


1.編成に見る東京の戦略と挫折
(1)天皇杯優勝→ACL出場権獲得
「ACL出場権」というアドバンテージを活かして、例年であれば獲得出来なかったような即戦力、期待できる戦力を多数獲得。

【ACL出場権で獲得できた即戦力】
渡邉千真(25,182)
 →得点力を期待されて。終盤は活路を見出したか
太田宏介(25,178)
 →定まらなかった左SBの軸として。力はあったが長期離脱
加賀健一(29,181)
 →スピードを活かしたカバーリングを期待されて
長谷川アーリア(24,186)
 →出場試合が大幅に増えブレイクも、退場・出場停止多し。。。
河野広貴(22,168)
 →負傷が。。。

※加賀はチームに求めるレベルで考えると、ビルドアップにやや難があるような感はありましたが、今野移籍により、スピードを活かしたカバーリング役としての役割を期待されていたのかなと。結果的に負傷があったり、最終的にはチャンヒョンスや高橋秀人のCB起用も増えていきましたが、開幕当初は米本が完全復帰できるかどうかも未知数でしたし(ACL予選で我慢して使ったのは大きかった)、経験のある選手は必要だったと思います。個人的に正直な実感で言うと、単純な守備力・その安定感という点で、今野が抜けた穴を完全には埋めきれなかったとは感じました。

【新人】
チャンヒョンス(21,186)→期待されて試合起用
丸山祐市(23,183)→左足のセンスに期待。
橋本拳人(19,179)→下の年代の
林容平(23,177)

(2)獲得した選手を見て感じたこと
・巧さに加えてアスリート性を期待できる選手
 →機動力・継続性に優れた戦える選手を獲得する傾向に
・選手の大型化(J1有数の平均身長に)
 →アジアで戦うことを意識した選手編成?
  ポゼッションは必ずしも得点に直結するわけではない。
  勝点を積み上げるための保険としてのセットプレーを意識?
  J2でセットプレーの得点が大きかった経験から?

※2012開幕当時J1各チームの平均身長は178.8cm(GKは軒並み高いのでFPの平均はもう少し低いと思います)。J1選手516人の約45%にあたる232人が身長180cm以上。うち185cmの選手は約16.9%にあたる87人(うちFPは47人)。以前の正確な数値は手元にありませんが、選手の大型化は進んでいる印象です。

そのうち平均身長上位5チームは名古屋(179.6cm)、柏(179.4cm)、東京(179.0cm)、C大阪(179.0cm)、新潟(178.8cm)。180cm以上の選手数上位5チームは東京17人(33人中)、新潟16人(30人中)・札幌16人(34人中)、柏15人(28人中)、名古屋14人(29人中)。185cm以上のFPは名古屋6人、神戸5人、東京4人、鳥栖4人、札幌・柏・G大阪・浦和3人。レギュラーだけだと少し印象変わるかもですが。

東京は大きい選手が増えてる印象だったんですが、やはり180cm以上の選手で見ると2012年のJ1の中で一番多かった。名古屋はFP185cmのうちケネディ,増川,ダニエル,闘莉王,ダニルソンがレギュラークラス。神戸もレギュラーかどうかはともかく高身長の選手が多い。ちなみに平均身長が一番小さいのは横浜の176.2cm。


【途中獲得】即戦力補強
エジミウソン(29,183)
 →得点力を期待もコンディション回復が間に合わず
ネマニャ ヴチチェヴィッチ(33,181)
 →攻撃にアクセントを加える存在として

※ネマにゃんが途中起用されていた理由
チームに(特に後半)スペースがあるのに、スペースに動いてボールを受ける動き・意識の少なさ。羽生さんもそういう動きはできるが、的確な判断、技術、それにゴール前で決定的な仕事ができる。スタメンで起用するには全体的な運動量が足りないが、後半の流れを作る上で切り札と考えられて起用されていたのではないかと。


(3)挫折した要因として考えられること。
①ACL出場による好循環
 →ACL敗退による反動。

②主力に負傷者の多さ、警告累積や代表による欠場。
→右頻繁な選手入れ替わり、ポジション変更。
→軸となる選手・選手間の連携が曖昧に

③セカンドストライカーばかりで、1トップ人材の不足。
→平山の負傷離脱。中盤が機能不全に陥ると、点が取れるルーカス・石川がサイドでチャンスメイクに回り、勝負どころでフィニッシャーが不在になる悪循環

④セットプレーが思ったほど得点に繋がらなかった。

⑤負傷者の大量復帰による選手構成の難しさ。
戦力は厚くなったが、組み合わせのバランスはどうだったのか?
 

2.東京の左サイドはなぜ崩されたのか
(1)太田長期離脱により頻繁に変わる左SB。ボランチやCB(森重)との連携不足の曖昧さを突かれやすかった。

(2)左SBは連携不足もあって、斬り込まれないよう抜かれないポジショニング。相手の連携に後手に回りやすい、クロスを上げられやすい

(3)ボランチはいずれもボールに食いつくタイプでスペースを埋めるタイプの選手が不在。サイドで数的不利になると引き出されてバイタルエリアにスペースを作りやすい。

(4)特にカウンターなどの苦しい守りを強いられている時、CBに高さはあるが、クロスでCB間にうまく落とされた時、CBを越された時のファーの対応。外の死角から入ってくる相手に高橋や徳永の反応は遅れがちで、逆サイドからのクロスに左SBにも同様の傾向が。

(5)ボールを奪い返した時、繋ぐ意識の高さはあるが、前線と後ろの距離が遠い場合が多く、中盤のパスコースも選択肢が少ない状況。それで繋ぎに行ったところを狙われてカウンターを食らい、跳ね返しきれずに波状攻撃→失点を食らう傾向。


3..東京の攻撃パターンとその停滞
(1)縦への楔の意識づけ
縦のボールの出し入れから、相手の守備が中に寄った所で外を使う→SBの攻撃参加

(2)相手の意識が外に向いた所で再び米本やアーリアの前に出る推進力をキーに局面を動かしてゴールを狙う。目先が変わることにより的が絞りづらかった



(3)相手が研究し、縦に入れる楔のボールを封じる
・前線にボールを受けるための動き出しが少なく、背負ってボールを受けることが多い。それでもルーカス・梶山などはボールをキープできるが、ある程度高い位置で起点を作るまでに時間がかかり、難易度があがる。
・前線の距離が遠いため、前からのプレスでCB・ボランチを封じると、SBも高い位置で前を向いてボールを受けられなくなる。



・低い位置でボールをロストしないための繋ぎ直しの増加。中盤の前目で起点を作ることができずに、前線が孤立。本来ゴール前に顔を出すべきルーカスらがサイドで起点に。選択肢がなくなって、可能性の低いロングボールに

※途中で試された3バック(3-4-2-1)の利点
・3+ボランチ・両サイドと後ろの枚数が増えることで、低い位置の数的優位を確保し、パスコースが増える。→相手がさらに前へ人数を掛けようとすると、どこかにスペースが空く
・2シャドーの動き次第でサイドの数的優位も、バイタルエリアのスペースメイキングも作り出せる。二列目に二枚いることで、CBだけではFW+サイドからの崩しには目が追いかけきれない。サイド+ボランチで圧力を掛けると、相手の守備の連携も難しくなる。
・カウンターでのリスクマネジメント。4バックの場合は攻めている時に実質2バックになってしまうが、3バック+1くらいで守っていると、起点を作られる→サイドに展開される→CBが1人引っ張られる→もう一人が囮に引っ張られる→逆サイドからor二列目から入ってくるにやられにくい。
・同様にサイド攻撃でも数的優位を確保しやすいため、ミスがあったり、ポジショニングを間違わなければ、崩されにくい。

デメリット?というほどではないですが、
・3トップを相手にした時の対処法(枚数的に咬み合わない時の対処法)
・両サイドと2シャドーがうまくゲームで流れに絡んでチャンスを作っていかないと、攻撃が停滞しやすい。
・とサイドから仕掛けられた時に、サイドとストッパーの連携がやや曖昧で、結果的に裏を突かれることも。
・人材豊富なサイドアタッカー(SB/SH)を活かせない

個人的には4バック派なんですけどね。


4.G大阪戦・仙台戦の攻撃機能
(1)良質なクロスをニア・ファーに蹴り分けられるだけでなく、サイドから自ら切り込むことのできる左SB太田の復帰により、左サイドからの選択肢が増加。

(2)ボランチはサポート役、最終ライン→二列目へのシンプルな楔。一列飛ばす選択肢を作ることで、相手のプレスでボランチに的を絞らせない、ボランチやSBが前を向いてボールを受けられるように。

(3)ルーカス・梶山が起点となって、アーリア・太田の左サイドコンビがチャンスメイクする形に。ルーカスの(右)サイドから中に入ってくる動きがフィニッシャーとして機能するように。

(4)起点→チャンスメイクの流れができたことで、ビルドアップの過程で千真にワントップとしてのポストプレー求めなくても良い状況に。ルーカス・梶山・アーリアらとのボール交換で良さも活きる。


5.新シーズンに向けた個人的にポイントだと思う部分
シーズン終盤に向けたベースを意識しつつ

(1)負傷離脱を減らすために何ができるのか。
昨季はACLがあったとはいえ、あれだけ負傷者が続出するとチーム運営が厳しくなる。新設した山崎コンディショニングダイレクターの役割に期待。

(2)守備組織の整備・考え方の整理
攻めに人数を掛ける割にはカウンターに対するリスクマネジメントが甘く、守備組織という点でも必ずしも組織的な部分で整備されていなかった印象(昨季を見る限り、ポポヴィッチ監督はそういう部分は得意ではない?)。理論派というヴラディッツァ・グルイッチ新コーチの果たす役割に期待

(3)繋ぐ意識のこだわり、割り切りの使い分け。
こだわりも大事だが、状況に応じてシンプルにやる、リスクを回避するような使い分けを

(4)前で張り付くのではなく曖昧な位置取りでの引き出し
スペースでボールを受ける→相手を引き出す→引き出してできたスペースを使う意識を

(5)いかに前線で有利な状況を作り出すのかの共有意識、そこからのゴールへの逆算・あるいは最短ルートを見出す、シンプルな意識。

(6)ゴールを奪うための明確な意識付け
誰がどうやってゴールを奪うのか、そのために何が必要かフィニッシャーが活きる形を意識することも必要。


6.戦力補強・編成について
hensei2013
・今オフは加入よりも出る選手の方が多かったですが、ACLが無くなった分、A選手契約枠も減りますし、個人的にはこんなものかなという印象です。
・梶山移籍はずっと見てきた選手、ある意味いて当たり前の選手でしたから、チームを離れてしまうのか。。。という思いがある一方で、梶山がいない状態でどうなるのかという意味では、ボールを引き出す動き出しの多い東には期待する所が大きいです。契約を残した状態で1年でなく半年間のレンタルにしたのは、リスクマネジメント的な意味合いもあるんでしょうね。チームにとっても梶山自身にとっても。
・中村北斗の怪我の多さを考えると、経験積ませるためとはいえ椋原をレンタルで出して良かったのかとは思いましたが、加賀も右SBを昔やってたことがあったような気がするので、その辺含めて考えてるのかもしれません。
・羽生さんは状況考えたら仕方ないですね。
・阿部にとって、プレー選択の幅が大きい太田は大きな壁。頑張れ。


外国選手獲得が話題になっていますが、昨季終盤のベースでスタートするなら、千真も十分活きる余地があるでしょうし、ルーカスをトップに入れてもいいわけですから、いないならいないで何とかやりようはあるのかなと。加入して選択肢が増えたら面白いとは思いますが、前線に外国籍FWが絶対に必要、いないと致命的だとまでは、個人的には考えていないです。

ただそのためにはやはり平山に頑張って欲しいところではありますね。ここ2年大怪我が続いて、コンディション的に年間を通して戦えるのかというのもありますし(そういう意味でレンタルの選択肢はあっても良かった)、どうもプレー傾向的にボールに触りたがる傾向があって、結果的に自分が点を取れるポイントに入れていない、そこでボールを引き出せていない感があります。そういうプレーの判断を意識して、選択できるようになればかなり違うと思うんですが。持って生まれたスケールの大きさを、活かしきる術を見つけて欲しいと思っています。


なんだかんだで、また新しいシーズンに向けて楽しみな気持ちの方が大きいです。今回は実現しませんでしたが、またいつかシーズンオフに青赤茶話会やれたらと思っています。その時にはまたよろしくお願いします。
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2013.01.27 17:55 | FC東京 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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