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JリーグのFC東京を応援しているBlogです

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2007年5月の過去アーカイブスです。
2007年05月01日
今日の雑感
明後日には早くもホームの鹿島戦ですね。ある程度ベースのあるチームにとっては、こういう連戦はコンディションを整えて、細かい微調整を加えていくことで乗り切ることができるのでしょうが、チームとして不安定な面を抱えていたり、主力がコンスタントに出場できなかったりすると、なかなか立て直すことが難しいですね。最近の無失点は評価すべき点ですが、それはチームが守備にウェイトを置いて戦った結果であることも直視せねばなりません。それによって得点力が落ちたことも確かですし、チームとして現状に満足せず、どうバランスを取って行くかが今後のポイントでしょう。

今後も2トップで戦っていくことを想定するならば、今度戦う鹿島は必ずしも好調を維持しているわけではありませんが、チームとして4-4-2で長く戦ってきたチームだけに、攻守のバランスを考える上で一つの参考になるんじゃないかと思っています。注目すべきポイントとなるのは前線のチェイシングに連動して中盤の4枚がどう動いているのか、そして低い位置から組み立てる時のSB・ボランチの動きと、そこからどう組み立てていくのかという部分ですね。そこを改善していかないことにはチームとしてのレベルアップは遠いように思いますし、現状から脱却することも難しいんじゃないかと感じています。

確かに個々の選手のクオリティはそのプレーの積み重ねという点で見るとやはり無視できない要素。一方でそのプレーのクオリティだけが上がっても、それがチームとしてまとまらなければ力を発揮することができません。その2つを融合させることでチームとしての総合力が上がると思うんですね。人数を掛けてしっかりとスペースを埋めればある程度守れることは分かりましたが、それでは攻撃の切り替えが難しくなりますし、何より試合が面白くありません。いかにチームとして攻撃のための守備ができるのか、という部分はもっと追求していくべきですし、そのためにチームに何が必要なのかはもっと考えてもいいと感じています。

例えばセットプレーで2トップが2人とも自陣ゴール前で守る。これは今の最終ラインの高さを考えたら仕方ない面もあるとは思うのですが、相手への脅威という面で見ると、例えばルーカスは前線に残した方が相手も嫌ですよね(決定的なカウンターになることが少ない石川だけ、あるいは規郎だけといったカウンターよりはその方が怖いんじゃないかと思います)。今の東京の最終ラインの高さ不足は決して解決できない問題ではないはず。失点を抑えることは大切なことではありますが、サッカーは相手より多く点を取るかを競うスポーツ。その本質を忘れたチームに勝利はありません。すぐに切り替えるのは難しいかもしれませんが、いかにアグレッシブさを取り戻すかという部分はチームとして考えて欲しいですね。

日時: 2007年05月01日 23:09

2007年05月02日
鹿島戦のポイント
気が付いたら明日はもう鹿島戦です。東京は比較的上位と当たらずここまできましたが、現状は2勝2分4敗の15位・・・。できればここまででもう一つか二つは勝ちたかったところですが、残念ながらそこで勝てないのが今の東京の実力。ここから連戦が続くことになりますが、それだけにこの緒戦は重要です。負傷から復帰した茂庭、あるいは伊野波・梶山といった五輪組をどうするのか気になるところですね。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK塩田
DF徳永、今野、藤山(茂庭)、金沢
MF浅利(伊野波)、福西、石川、栗澤(梶山)
FWルーカス、ワンチョペ

おそらくベースは前節までと同じメンバーになる可能性が高そうです。この試合で茂庭の復帰はあるんでしょうか。


鹿島は2勝3分3敗の12位。なかなか勝ち切れない中、柳沢の復調で調子を上げてきましたが、その柳沢が骨折で離脱。前節浦和戦で敗れたことで4連戦の緒戦に対して期するものがあるのではないでしょうか。前述の柳沢に加え、長身でFKを得意とするCBファボンも出場が微妙なようです。田代も負傷から復帰したばかりで、05年味スタでゴールを挙げた興梠の先発もあるかもしれませんね。予想スタメンはこんな感じです。

GK曽ヶ端
DF内田、岩政、青木、新井場
MF中後、野沢、本山、ダニーロ
FW田代(興梠)、マルキーニョス

基本形としては4バックに中後をアンカーに置いて野沢が流れを作るような形でしょうか。いったん一方のサイドに基点を作った後に、野沢を経由する形も含め逆サイドに展開してピッチを広く使い、サイドから仕掛けてきますね。前線で運動量のあるマルキーニョスは積極的に仕掛けてきますし、右SBの内田は積極的なオーバーラップからのクロスだけでなく、中にも切れ込んでゴールも狙ってきます。また高い位置に進出してきた時の野沢は決定的な形を演出してくるだけに、誰が対応するのかははっきりさせておきたいところですね。ダニーロは未だ本調子ではないようですが、ドリブルのある本山にも注意が必要でしょう。

対策としては攻撃の基点となることの多い野沢を自由にさせないことでしょう。そこを曖昧にしておくと鹿島の中盤でのパス回しに対して後手に回りやすくなりますし、後手に回って大きく横に揺さぶりを掛けられると、エリア付近のどこかにスペースができてしまい、目ざといチームはそういう場所を見逃しません。野沢の動きを福西あたりが制限して攻撃の精度を落とし、本山やダニーロ、あるいは前線へ入ってくるボールに対して厳しく当たりに行ってボールをキープさせなければ、相手の両SBも攻撃参加ができなくなります。鹿島の攻撃に対しては引いてスペースを埋めるよりも、潰すべきポイントをはっきりさせてシンプルに対応させた方が効果的な気がしますね。

また攻撃面では基点となる動きからのシンプルな展開がポイントでしょう。今は中盤でボールを受けてもそこからの展開が遅く、それが攻撃のスピードアップを妨げている最大の要因だと感じています。サイドからの早い仕掛けでリズムをつかめるかは、東京が試合の主導権を握るための一つのポイントかと。それがあって初めてリズムを変えるとか、じっくり攻めるという選択肢が活きてくるんじゃないかと思います。サイドに基点を作ってクロスを入れる攻撃が多くなりそうな気がしますが、サイドに基点を作ったら中の枚数は確実に二枚以上は確保したいですね。ワンチョペは外に流れる動きが多いので、その落としたボールを狙うべき。先に点を取って相手の焦りを誘いたいですね。

日時: 2007年05月02日 23:36

2007年05月03日
東京1-2鹿島(第九節 味スタ)
【東京】
GK塩田
DF徳永、今野、藤山、金沢
MF浅利、福西、栗澤(→'80梶山)、石川(→'70鈴木規)
FWルーカス、ワンチョペ(→'70馬場)

【鹿島】
GK曽ヶ端
DF内田、岩政、青木、新井場
MF中後、野沢、本山(→'85大岩)、ダニーロ(→'66増田)
FW田代(→'79佐々木)、マルキーニョス

得点
【東京】'57ワンチョペ
【鹿島】'59中後、'82増田

この試合もこれまでの試合と同じメンバー、4-4-2の布陣。
立ち上がりはルーカス・ワンチョペが前からチェイシング、中盤もある程度しっかりとマーキングという形。そのため手詰まりとなった鹿島の縦に入れるボールで裏を狙う動きをされると、そこで何度か基点は作られたりはしましたが、守備陣はそれなりに対応できていたのではないかと。最初は形を作れなかった攻撃面も、金沢・栗澤にルーカスが絡む形で左サイドに基点を作り、そこから右サイドのスペースに流れる石川・ワンチョペへ大きく展開してチャンスを作り、このところ閉塞感を感じていた右サイドからの仕掛けという面では少し期待を感じさせてくれました。

ルーカスのクロスに合わせた57分のワンチョペのゴールは見事の一言。ただ鹿島は単発の攻めだけで、東京が形を作っていた時間の長さを考えると、もう少し早い時間帯に先制点を取らねばならなかったように思います。セットプレーにも一工夫欲しかったところ。攻める割には点が取れなくてその流れが途切れかけていたところでの得点。しかしそれは再び東京に流れを引き寄せるまでには至らず、直後の59分にセットプレーのクリアボールが中途半端になったところを中後に叩き込まれて同点。シュート自体は相手を褒めるしかない弾道でしたが、得点直後の時間帯はもう少しうまく流れをコントロールしないといけません。

同点に追いつかれた段階でどこか受身な感じになっていた東京は、70分にワンチョペ・石川を下げて馬場・鈴木規を投入し、ルーカスの1トップに布陣変更。結果論ですが、これで東京の攻撃にすっかり迫力がなくなってしまいました。ワンチョペの運動量は落ちていたかもしれませんが、この試合のリズムを考えた時、前線からのチェイシングはやはり大きかったはずです。また石川は得点には繋がらなかったとはいえ、いい形でボールを受けてチャンスは作り出していたため、対面の新井場は押し込まれてなかなか攻撃に意識を向けることができていませんでした。

その布陣変更により鹿島は低い位置でのプレッシャーが軽減されたと感じたでしょうし、対面が単独で局面を打開するタイプではない栗澤に代わったことで、左SBの新井場は攻撃の組み立てに随分絡むようになりました。この試合の石川が活きたのは逆サイドで基点を作って右サイドにスペースを作ったからであり、鈴木規を活かすのであればそういう方法もあったはず。しかし1トップになったルーカスと中盤が近い距離を維持できず、なかなか前でいい形で基点を作れないまま。低い位置ではサイドを切り替えることができても、相手陣内で大きくピッチを使うような攻めは少なくなり、サイドからの崩しで攻めるものの、人数を掛ける分、そこからカウンターを食らう場面も増えてしまいました。

そこで80分に切った梶山というカード。例えば赤嶺投入で前線に基点を増やすという手もあったと思います(そういう意味ではその前の交代でワンチョペ→赤嶺でも良かったとは思いますが)。サイドから仕掛けても1トップで中の枚数が足らなければ、ゴールに繋げることも、基点となることも容易ではありません。両サイドやトップ下がゴールに向かう意識が高ければさほど問題になりませんが、最終的にピッチに残った中盤のその辺の意識は果たしてどうだったのか。原監督には交代に際してそれなりのイメージはあったんでしょう。ただ選手側でいかにゴールに繋げていくかという意識付けは残念ながら乏しかったように思えてなりません。

この試合を通して藤山は鹿島の攻めによく対処してはいましたが、高さのある田代が流れてミスマッチを作り出そうとしたり、バウンドの高いボールを入れて泥臭いプレーをするマルキーニョスと競らせたりと、鹿島は高さのない藤山・金沢のサイドを徹底的に狙ってきていました。増田の決勝点もそのこれまで執拗に仕掛けてきていたマルキーニョスの執念が実った形での失点。思うに相手が停滞気味だった鹿島戦に茂庭復帰というのはアリだったのではないかと。ここから先は強い相手しか残っていません。高さ不足は先延ばしにしても解決しない問題ですが、連戦中は練習でもじっくり時間を取れないだけに、ここから先だとどのタイミングで替えるのか難しいところですね。


日時: 2007年05月03日 23:12

2007年05月05日
川崎戦のポイント
いよいよ明日は川崎戦なわけですが、なぜか予報では試合時間帯付近だけ大雨のようですね(苦笑)それを見越した戦い方ができるかどうかが、この試合の流れに少なからず影響がでそうですね。こういう天候の試合では技術だけでなく、球際での強さ、試合に勝ちたいという気持ちが強いほうが優位に立つことは想像に難くありません。川崎も連敗は避けたいところでしょうが、東京もこの試合何とか勝利を収めて勝ち点を積み上げたいのは一緒。負けられないですね。

東京は前節の鹿島戦は1-2の逆転負け。攻撃面でいい兆しも見えただけに勝利に繋げたかったところでしたが、いい流れを取り戻すことができないまま悔しい敗戦となりました。川崎戦では金沢の出場が微妙で、そこに藤山をスライドしCBに茂庭を起用する可能性があるそうです。また五輪組も遠征メンバーに加わり、出場機会をうかがうことになりそうです。それなりにメンバーが戻ってきただけに、勝っていいイメージを取り戻したいですね。予想スタメンはこんな感じです。

GK塩田
DF徳永、今野、茂庭、藤山(金沢)
MF浅利(伊野波)、福西、石川、栗澤(梶山)
FWルーカス、ワンチョペ(平山)

茂庭が戻ってきたことによって最終ラインがどう変わるのか、その辺もこの試合のひとつのポイントになりそうです。


対する川崎は千葉に引き分け、前節横浜に敗れてGW中の戦績は1分1敗。中村・我那覇の欠場によってボールの収まりどころがなくなってしまったことが、やはり少なからず影響してしまったでしょうか。東京戦では依然として我那覇が出場を自粛し、マギヌンが累積の警告により出場停止。首の負傷で欠場が続いていた中村がこの試合で復帰を果たすとの情報もあり、彼がボランチで起用されるのか、二列目で起用されるかという部分にも注目が集まります。予想スタメンはこんな感じですね。

GK川島
DF箕輪、寺田、伊藤
MF河村(中村)、谷口、森、村上、中村(ジュニーニョ)
FWジュニーニョ(黒津)、チョンテセ

マギヌンの出場停止と中村の復帰により、中村をボランチに置いて二列目をジュニーニョ、2トップを黒津・チョンテセとするか。あるいは二列目に中村を置いてジュニーニョとチョンテセ(黒津)の2トップとするか。プレッシャーの掛けやすさでいうと中村二列目の方が対処しやすいですけどね。中村をボランチに置いて低めの位置から攻撃を組み立てて、ジュニーニョが二列目で前を向けるような状況を作ってきたら東京は苦しみそうです。また右サイド森の積極的な仕掛けには注意したいところ。黒津・チョンテセもいいボールが入れば侮れない動きをしてきますね。

川崎の攻撃への対処としては前線から最終ラインにプレッシャーを掛けて簡単に繋がせないこと。川崎の後ろの繋ぎはそんなにうまくないだけに付け入る隙がありますし、前に蹴らせてこぼれ球を確実に拾えれば相手の中盤は機能しなくなります。中村が二列目・三列目かで対処の方法は違ってくると思いますが、中村を経由しない川崎の攻撃は精度が落ちるだけに、簡単にゲームを作らせないよう、終始マーキングははっきりさせておく必要があります。また前線は前を向かせなければ怖さは半減するだけに、入ってくるボールには厳しく当たりたいですね。こういう天候で怖いのは中途半端な対処からの失点。ゴール付近はプレーをはっきりさせて、セーフティーなプレーを心がけたいものです。

あとはいかに点を取るか。雨の中の試合ではドリブルは難しいでしょうし、シンプルなプレーを心がけたいところ。鹿島戦でも見せたように、左サイドで基点を作り、大きなサイドチェンジから石川・徳永で右サイドを崩したいですね。川崎は3バックで人がボールのあるサイドに偏りがちなため、ピッチを広く使うことで攻撃の形は作れるはずです。あとは入れるクロスをいかにゴールに繋げるか。ワンチョペはこの前のゴールのようにファーに入ってくる動きが得意な気がします。ルーカスはできるだけニアに入ってくる動きをして相手DFをひきつけて、ファーのワンチョペ勝負でも良さそうな気がしますね。相手の力はもとより天候を考えてもこの試合は簡単ではありませんが、何とか一つ一つ勝ってチーム状態を少しずつでも良くしていきたいところですね。

日時: 2007年05月05日 23:09

2007年05月06日
川崎5-2東京(J1第十節 等々力)
【川崎】
GK川島
DF箕輪、寺田、伊藤
MF谷口、中村(→'83原田)、森、村上、大橋(→'63河村)
FW黒津(→'77久木野)、ジュニーニョ

【東京】
GK塩田
DF徳永、今野、茂庭、金沢
MF浅利(→'46梶山)、福西、栗澤(→'60鈴木規)
FW石川、馬場(→'46ワンチョペ)、ルーカス

得点
【川崎】'2大橋、'11黒津、'43大橋、'44村上、'68ジュニーニョ
【東京】'75ルーカス(PK)、'86石川

平山ベンチ外でワンチョペが先発のままで行くのかと思いましたが、ふたを開けてみれば馬場をトップ下に置いたルーカスの1トップ。お互いラインを押し上げてのコンパクトな布陣で対しましたが、1トップになったルーカスでは最終ラインにプレスを掛けきれず、中盤に人数を掛けても川崎のパス回しに後手に回る展開。ボールを奪い返しても中盤でもパスのリズムが悪く、カットされてカウンターを食らい始め、前半2分にスペースをドリブルで突いた大橋のミドルが決まると、11分にもカウンターから黒津が決め、序盤でいきなり2点のビハインド。

出会い頭の2発はリズムの悪さと、寄せの甘さが招いたもの。ここで気持ちを切り替えることが必要だったと思うのですが、時折単発な攻撃こそ見せましたがリズムの悪さは相変わらずで、前半43分にジュニーニョの突破から得たFKを大橋が直接決めて3点目。ロスタイムには村上にも決められて前半だけで4失点を喫し、今の東京には重過ぎる点差がついてしまいました。後半、ワンチョペ・梶山を投入して2トップとし、試合のリズムは取り戻したものの点を決められないまま、後半23分にカウンターから5失点目。終盤ルーカスのPKと石川がゴールを決めて2点を返したものの2-5と完敗。GWを1分2敗で終えることになりました。


この試合いきなり1トップに代えたせいか、相手の枚数が常に多い状況では前からのチェイシングが十分に機能せず、その影響もあって中盤で同数でも後手に回りがちでした。そんな状態で川崎に対抗するかのように押し上げる最終ラインは連動性に乏しく、どこか危うさを感じさせるものでした。攻撃でも中盤でボールが止まり、加速させたい攻撃が止まるだけでなく、苦しいパス回しがカットされて何度もカウンターを食らうことで、最終ラインは高い位置を維持できなくなりました。確かに仕掛けてくる相手への最終ラインのアプローチは中途半端でしたが、中盤が全く機能していなかったことはやはり厳しかったと思います。

1トップと2トップでは前線の枚数も中盤の並びも違うわけで、相手はこれまで続いた4バックではなく、3バックでした。当然追い込み方とか守備の対応は変わってきます。また前線の枚数が減ることで、その分どうやって攻撃の基点を作るのか、どういう攻撃の形を作るのか、チームとして具体的なイメージを共有してたんでしょうか。客観的に見ればチャレンジに乏しい栗澤・藤山の左サイドはチャンスメイクでは期待薄。必然的に石川・徳永のサイドをどう活かすべきなのか、どうすれば活きるのか、チームとしてもっと考えるべきだと思いますし、もっと意識付けが欲しかったと思いました。

今の東京を見ていると、どう戦いたいのか漠然としたイメージしかないような気がします。攻撃の組み立ては個々のアイディアの組み合わせの域を超えておらず、守備でも個々のパフォーマンスに大きく依存しています。攻守の連携もその上になりたっているため、選手を代えると連携がゼロからの作り直しになってしまっています。チームというのは11人で1つのチームになるわけで、チームが目的に向けて同じ方向を向いていなければなりません。そしてそれを機能させるために何が必要なのかを突き詰めていかないことには、本当の意味でチーム力を向上させることは難しいでしょう。

今の東京はコミュニケーション不足の解消と、何が足りないのか、そのためにどうすべきなのかを分析して解決していく緻密さが必要なんじゃないかと思います。試合の入り方を見ても川崎は東京をかなり研究しているのが感じられました。今のチーム完成度から言えば明らかに川崎の方が上。この試合を観る限り、その川崎に対して東京側が十分な対策を練っていたとは思えません。いい加減「自分たちのスタイルを貫けば勝てる」ほどのチームではなく、漠然とした「何とかなるだろう」で勝てるチームでもないことは認識すべき。これから強い相手が続く中でこのまま漫然と戦い続けていたら、本当に手遅れになりますよ。


日時: 2007年05月06日 23:24

2007年05月07日
今日の雑感
昨日、等々力で川崎戦を観ていて一番印象に残ったプレーが開始直後にありました。川崎の先制点に繋がったいくつか前のプレーです。左サイドでボールを受けた村上に福西がプレスを掛けてボールを奪い、こぼれ球から石川がカウンターを仕掛けたわけなんですが、福西はそのまま右サイドを駆け上がりかけたもののどこか中途半端で、そんな福西を距離を置いて見ていた伊藤が中に入ってきた石川のコースをそのまま切り、中村・寺田と囲んでボールを奪い返し、そこから大橋の先制点に繋がったカウンターになったわけです。

このプレーは石川が敵の固まっているところに突っ込んだ印象がありますし、福西は石川が中に切れ込んだ直後にフリーランニングを止めたことで、ボールを奪われた直後にファーストデフェンスに行っています。それだけ見ると福西はちゃんとするべきことをしているように見えるんですよ。ただこの時石川がボールを拾った時、石川に中に切れ込むように指示して走るのを止めてしまうのではなく、そのまま右サイドを全力疾走していたら、伊藤は福西についていかざるをえなかったでしょうし、石川ももう少しプレーの選択肢があったのではないでしょうか。

確かに些細なことです。それこそほんの数秒くらいのプレーかもしれません。ただ必ずしもリズムに乗り切れていない時の中途半端なプレーが、決定的に流れを変えてしまうことがあります。見る人によってはたいしたプレーじゃないと思われるかもしれませんが、個人的にはあのチャンスに走るのを止めてしまった福西にびっくりしましたし、その時にどこか全力でプレーしてないんだなという印象を持ってしまいました。東京のリズムと福西のリズムは違うのかなと感じる時はありますし、一方で時折見せる判断力・プレーには素晴らしいものがあります。最近そんな福西を東京の中で活かしきれていないなと感じることが多いです。

福西のチェンジオブペースというのは宮沢の展開力とはまた違った類のものですし、これまでの東京にはなかった部分だと思います。しかしもともと速いテンポからリズムを作っていくのが東京の持ち味なのに、いつのまにかそのアクセントが強烈過ぎて本来のリズムがどこか曖昧になってしまった、そんな印象があります。客観的に観た時、福西の経験や存在感を考えれば仕方のない面はあるのかもしれません。ただ今の東京はチーム戦術や方向性といったことに対して、チーム内できちんとコンセンサスの統一が取れているのか、そこに少し疑問を感じたりもするわけです。

東京は誰を活かすとリズムが出てくるチームなのか、そういう流れに持っていくために何が必要なのか、例えば原監督は福西と本気で向き合って話し合いを重ねているのでしょうか。それはとても大切なことだと思うんですね。福西ほどの豊富な経験を持っている選手であれば、チームの中での役割を自覚・認識し、もっと周囲をプレーやコーチングで引っ張っていくこともできるはず。もし仮に福西が本気になって「フォア・ザ・チーム」に徹したら、実はそれだけでも随分チームが変わるような気がするのは私だけでしょうか。

日時: 2007年05月07日 23:21

2007年05月08日
横浜FC戦のポイント
さて明日はナビスコ杯の横浜FC戦です。通常の仕事なら何とか時間を作って国立に行っても良かったのですが、明日は仕事で国立から遠ざかるような方向へ打ち合わせに行かねばならなくなってしまいました。幸い行く先は家の近くなので、急遽明日連れにまたもやフジ721を申し込んでもらって自宅で試合を見ようと思っています。先ほど手順をレクチャーしたのですが、連れはあんまり機器に詳しくないので、無事申し込みして録画してくれるか、ほんのちょっとだけ心配しています(苦笑)


東京はここまでリーグ戦は2勝2分6敗。ナビスコ杯の方は久しぶりの予選突破が見えてきている状態です。先日の川崎戦の敗戦はなかなか厳しいものがありましたが、気持ちの切り替えも大事なことです。チームとして一体感を持って戦う必要があるのは分かっていると思いますし、もっとポイントポイントでの何としてもものにするんだというがむしゃらさが欲しいですね。J’s Goalを見る限りでは伊野波・梶山・平山ら五輪組、土肥・川口らベテランが起用されるようですね。最近出場機会のない選手にとってもこの試合は正念場でしょう。予想スタメンはこんな感じです。

GK土肥
DF徳永、茂庭、エバウド、鈴木規
MF伊野波、今野、梶山、川口(石川)
FWルーカス(赤嶺)、平山

そろそろエバウドと茂庭のコンビ、前線でも赤嶺を見たいところですね。この試合できっちりとできないようでは、今後コンスタントに出場していくのは厳しいんじゃないかと思ってます。


対する横浜FCはリーグ戦ではここまで1勝1分8敗の18位。ナビスコ杯は予選突破も可能な位置につけていますが、チーム事情を考えれば、予選突破云々よりも連戦が厳しいベテラン勢を休ませ、控えや若手に期待したい部分もあるのではないでしょうか。戦力的に厳しい状況において、補強も簡単ではない状況にあっては、控えだった選手のパフォーマンスがカギ。そういった選手のモチベーションの高さは東京としては気をつけねばならない点ですし、そういう相手に対し受身にならないことが重要です。予想スタメンはこんな感じですね。

GK菅野
DF和田、早川、室井、小野
MF鄭容臺、根占、内田(玉乃)、滝澤
FW薮田、難波

前回対戦して一定の効果を挙げたことから、同じようにおそらく最終ラインが高い位置を維持してチーム全体がコンパクトにし、東京にプレッシャーを掛けてくるのではないでしょうか。連戦が続く中で特にプレスが厳しいわけではないと思いますが、やはりチーム全体の守備意識は高いですし、前掛かりになった時にボールを奪われてカウンターを食らうような形、あるいは簡単にFKやCKを与えてしまって、それをきっかけに失点するような形は極力避けたいところ。相手のFW陣はきっちり対処すれば難しい相手ではないと思いますが、裏を狙う駆け引きで出し抜かれたりしないよう、集中した守備がポイントになりますね。

山口が欠場することになれば、おそらく横浜FCの中盤構成力は落ちるでしょう。山口抜きでも根占や内田・玉乃・滝澤とそこそこ技術のある選手はいますが、彼らは山口のようにゲームの流れを読んでオーガナイズできるほどの選手ではありません。引いてそんな相手の中盤にスペースを与えて余裕を持たせるよりは、前線からの連動したスペースで、相手のビルドアップにプレッシャーを掛け、そのミスを誘って相手ゴールに繋げたいところ。お互いやや得点力に乏しいだけに、先制点は試合の流れを大きく引き寄せることになりそうです。

コンパクトなラインを維持しようとする横浜FCの守備陣に対し、まず東京がすべきことは相手の前線から最終ラインの距離を間延びさせること。ただ単調に縦に入れていくボールに対しては横浜FCも強そうですし、むしろ横の揺さぶりや斜めにボールを入れてスペースを突いていく方が効果的なのかもしれませんね。ピッチを広く使えば組織的な守備を維持し続けるのは簡単なことではありませんし、1対1の局面があったら積極的に仕掛けて行く姿勢が欲しい。あとは何がなんでもゴールを奪うという積極性と、どうすればフィニッシュで終われるか、そういう部分を意識した組み立てができるかがこの試合のカギを握りそうです。


日時: 2007年05月08日 23:55

2007年05月09日
東京0-1横浜FC(ナビスコ杯 TV観戦)
【東京】
GK土肥
DF徳永、今野、藤山、鈴木規
MF伊野波、梶山、川口(→'65ワンチョペ)、石川(→'49栗澤)
FWルーカス、平山(→'78赤嶺)

【横浜FC】
GK菅野
DF小野、室井、太田、中島
MF鄭容臺、吉野(→'72和田)、内田(→'83薮田)、滝澤
FW三浦(→'61根占)、難波

得点
【東京】なし
【横浜FC】'36内田


前半はサイドへのシンプルな展開で結構攻めてた印象があったんですが、最後のフィニッシュに持ち込む場面でどうも噛み合わなかったり、空回りだったりでゴールに繋がりませんでしたね。前線へ入れるボールもなかなか収まらず、少なくなかったセットプレーで得点の匂いもなく。どう点を取るのかと思っていたらセットプレーから失点。石川の交代はアクシデントもあったようですが、ワンチョペ・赤嶺の投入で前線の枚数は増えたものの、ゴールを奪えそうな予感もないまま敗戦。横浜FCのチャンスらしいチャンスはあの1回だけ。その1点を返すのでさえ遠かった東京の今の現状は、正直ちょっと厳しいと感じました。

試合を観てると、藤山やルーカスの疲労のせいか身体が重そうでした。負担の小さくない状態で連戦が続いていることを思えば、この試合は休ませてリーグ戦に備えてもらった方が良かったように感じましたが、やはり負けられないという思いが先に立ったんでしょう。原監督のコメントによると茂庭は足の状態が思わしくなかったようですが、横浜FC相手ならエバウドを試してみて欲しかった。鹿島戦で茂庭起用を見送った時にも言える事ですが、脅威の少ない相手にうまく使っていかないと、いつまで経ってもこの問題は先送りになるだけ。CB藤山・今野でシーズンを乗り切るのは難しい。ここから一巡が終わるまで強い相手しか残ってないんですよ。中断期間まで起用しないつもりなんですか。

平山は頑張ってないわけじゃないと感じましたが、果たしてこの試合のボールが足につかない状態が、他の選手よりもマシかと言われるとやはり厳しい。個々の頑張りはあるけどそれが連動していないため孤軍奮闘・空回りの域を出ず、チームとしての形を成していない状態。それに対して原監督が有効な手立てを見出せていないように感じられるのが非常に気がかりです。あるいはチーム内における求心力も失われつつあるんでしょうか。今力のあるチームに当たったら苦戦は必至。川崎戦の後半を見て、きっかけがあればあるいは・・・という思いも少しだけあったんですが、今日の試合はそれが決して容易でないことを突きつけられた気がしました。

日時: 2007年05月09日 23:27

2007年05月10日
今日の雑感
週末まで何とも複雑な心境で過ごしている今日この頃ですが、結局のところ現在の低迷は今季唐突に始まった話ではなくて、ここ数年の蓄積の結果であるのは間違いないんですよね。そもそもここ数年の東京が、なぜここまで「ポゼッションサッカー」に固執したのか、そこが不思議なわけです。東京がポゼッションサッカーを目指した結果、その拙さを露呈してしまっただけでなく、チャレンジする精神、運動量までもが徐々に失われ、悪循環から抜け出せなくなってしまいました。

チームが中途半端にポゼッションを模索し続ける中、この低迷の責任を元々志向の違う原監督だけに責を求めるのは少々酷だとは思います。しかしそんな今の状況は立て直すにしても、何かのきっかけで劇的に直るものではなくなってしまっています。焦らずできることを確実にやって、徐々に積み上げ直していくしかありません。その舵取りはチームの今後を考える上で責任重大です。安直に解任するだけが全てではありませんが、どうすべきなのかという部分はきちんと見極めて真剣に考えて欲しいですね。次の一手は数年後まで影響するかもしれません。

もうここまで来ると、ある意味素人がどうこう言っても始まらない部分ですが、そんな落ち着かない方々のために二冊の本を紹介してみたいと思います。

架空の監督J氏の視点からJリーグの監督について描いた

「サッカー監督はつらいよ」
平野史著
駒草出版
ISBN : 4-903186-23-7
¥1,400

地味な作りですが、もしかしたら今の東京にもっとも欠けていることが書いてあるのかもしれません

「図解オシムの練習 -ベールに包まれた内容と意図-」
出版 : 東邦出版
ISBN : 4-8094-0619-9
¥1,500

今の東京を考える上で読んでみるといいかもしれない本なので、もし書店で見かけたら是非手に取ってみてください。

日時: 2007年05月10日 23:04

2007年05月11日
千葉戦のポイント
東京はリーグ戦で鹿島・川崎に連敗。先日行われたナビスコ杯の横浜FC戦には何人かメンバーを代えて臨みましたが、FKの1点を守りきられ、0-1で敗戦となってしまいました。まずは攻撃と守りの最後のディテールの部分なんですよね。細かいところを言えばキリがないんですが、そこをハッキリさせることができるだけでも結果とすれば随分違うわけです。また確実にセットプレーを得点に繋げていく、あるいは相手のセットプレーをカウンターに繋げるところももう少し意識して欲しいところでしょうか。

チーム状態としては石川が右足を痛めて出場が微妙、徳永が右足首を痛め、福西も腰痛を抱えているようです。また馬場なども負傷から復帰できないでしょうし、千葉戦ではそれを踏まえたうえでのメンバー構成になるんじゃないかと思いますね。J’sGoalなどを見ると川口、リチェーリなどが起用されるとか。より走れる選手を起用するということなんでしょうね。あとはそれを周囲がどう活かしていくか。予想スタメンはこんな感じですね。

GK塩田
DF徳永、今野、藤山、鈴木規
MF梶山(福西)、伊野波、川口、リチェーリ
FWルーカス、ワンチョペ(平山)

川口・リチェーリは攻撃を組み立てるタイプではないだけに、ルーカスとボランチ2人の動きが鍵を握りそうです。


対する千葉は2勝4分4敗の14位。順位としてはそれほど上位にいるわけではないんですが、決定機の多さの割にはそれが得点に繋がらないだけで、試合内容が悪いというわけではなさそうです。さりげなくリーグ戦ではここまでアウェイで2分3敗と1勝もしてなかったりするんですが・・・ここまで勝ってないというのは逆に何となくいやな感じですね(苦笑)この順位には満足してないでしょうし、アウェイとはいえこの試合勝ちにくるでしょう。予想スタメンはこんな感じですね。

GK立石
DFジョルジェビッチ、中島、水本(斎藤)
MF佐藤、下村、水野、山岸、羽生、工藤
FW巻

巻を1トップに羽生・工藤の2シャドー、右に水野・左に山岸を置き、佐藤・下村の2ボランチ、最終ラインは3バックになりそうです。比較的ボールの収まる巻に羽生らが絡んで基点を作り、右サイドの水野がチャンスメーカーとして決定的なチャンスを作り出すことが多いようですね。巻が潰れてファーから逆サイドの山岸がフィニッシュに絡むとか、こぼれ球に工藤・羽生が絡んでいく形は東京としても注意したいところ。またこれまで3得点を挙げている水野のFKは気をつけねばなりませんし、それに繋がるようなファウルも避けたいところですね。

前線にボールが収まったら、どんどん後ろから選手が飛び出してくる千葉の攻めは受けに回ったら必ず苦しくなります。ファーストディフェンスとして前線に入れてくるボールを必ず潰して、簡単に基点を作らせないことが重要になります。アンカーに伊野波が入ればそういう役割を期待したいところ。相手に高い位置でボールをキープされた時は羽生・水野といったキーマン、あるいはフィニッシャーとして中に入ってくる山岸らは確実に押さえたいですね。中途半端なプレーは一番危険です。周囲とのコーチングも絡めて千葉の攻めをしのぎたいところです。

攻撃としては相手は基本的にマンマークなため、攻めの時に比較的相手の守りが曖昧になる可能性の高いリチェーリ、川口にボールを預けるのではなく、どんどんサイドのスペースに走らせたいですね。抜け出してルーカス・ワンチョペのどちらかが絡んで、もう一人と川口、あるいは三列目から入ってくる誰かが絡むような形を意識するといいんじゃないかと思います。このチーム構成は中盤で繋いでどうこうという形では活きません。川口・リチェーリの縦の早さを活かして相手の中盤を間延びさせ、勇気を持った押し上げで、三列目からの攻撃参加を促したいところですね。


日時: 2007年05月11日 23:51

2007年05月12日
東京4-1千葉(J1第十一節 味スタ)
【東京】
GK土肥
DF徳永、今野、藤山、鈴木規
MF伊野波、梶山、川口(→'72栗澤)、リチェーリ(→'67金沢)
FWルーカス、ワンチョペ(→'81浅利)

【千葉】
GK立石
DF池田、中島、水本
MF下村(→'72朴)、佐藤、水野、山岸(→'42楽山)、工藤(→'46青木)、羽生
FW巻

得点
【東京】'26ルーカス、'46ワンチョペ、'48リチェーリ、'58O・G
【千葉】'68佐藤


この試合最近なかった前線からのプレスに千葉も面食らっていたようですが、それも高さのない最終ラインが勇気を持って押し上げたことも大きかったと思うんですね。高い位置からプレスしても最終ラインが押し上げてラインをコンパクトにしなければ中盤にスペースができてしまいます。千葉の方も巻が藤山と競るように動いたりと相手も高さのミスマッチを少なからず意識していたようですが、潰されてもあの位置なら最終ラインの選手は皆足が速いですし、十分カバーできます。伊野波が最終ラインとマークを受け渡しつつ、工藤・羽生をきっちり見て仕事をさせなかったのも大きかったですね。

正直に言うと、試合前には鈴木規・リチェーリの左サイドは怖いと思ってました。千葉の中でも決定的な仕事が多い右サイドの水野を止められるのか危惧していましたが、今日の鈴木規は守備でも周囲と連携しつつよくやっていましたね。水野に決定的な仕事をさせず、千葉の攻撃を停滞させるのに一役買ったと言えるでしょう。高い位置からの守備からの仕掛け、その中で池田がリチェーリに裏を脅かされ、下村がルーカスのキープに後手に回ったことで消極的になり、そこを基点とする東京のリズムになったものの得点に繋がらない状況。そこで26分にルーカスが決めたミドルで先制したことは大きかった。

いつもより高い位置からのプレスがあったとは言え、東京が攻めながら先制点・追加点を奪えないというのもよくあるパターン。リチェーリのチェイシングも大きかったとは言え、後半千葉の最終ラインの消極的なプレーが生んだパスミスからの2得点。さらに右サイドで何度もいい形を作りながらクロスがイマイチだった川口が、珍しく最終ラインとGKの間に入れたクロスからオウンゴールによる4点目が生まれ、比較的早い時間帯に試合の大勢は決しました。冷静に見れば千葉の自滅によるところも大きかったと思いますが、やはり東京の積極的に前から行く姿勢にチーム全体が連動して前に出たことが、この試合全体の流れを引き寄せたと感じました。


今日の試合はある意味非常に原東京らしい試合でした。ホントは原監督ももっと早くこういうサッカーがしたかったんでしょう。そしてそれはサポーターが慣れ親しんだスタイルでもあり、好きなサッカーでもある。個人的にホントに目指すべきはポゼッションサッカーなのかというのはやはりちょっと疑問なわけですよ。もちろんポゼッションも出来た方がいいとは思いますが、それはあくまで今までのベースの上積みとして目指すべきであって、今のスタイルをガラリと変えてまで、それまでの東京の良さを捨ててまで目指すものじゃないと思っています。

仮にポゼッションサッカーを目指すにしても、選手を入れ替えるだけでは個に依存するだけの話であって、チームとして根本的な解決にはなりません。効率よくパスを回すために適切なポジションに移動し続けるとか、チームとしての連動性を高めていくとか、今まで以上に動きの質を高めていくには、明確な意図を持った継続的なトレーニングやコーチングが必要です。それはチームとして以前からの課題でもあった攻撃と守備の最後の部分の精度を上げていくという部分にも言えること。本気で考えるならイメージでなく具体的な方法論がないと絵に描いた餅でしかないわけです。

いずれにしてもそれは基本的に時間の掛かる話。今の順位では確実に勝ち点を積み上げることが大前提。後者はともかく、前者は置かれているシビアな立場を放念してまで、具体的なイメージを描けない理想を追求すべきではありません。ただ今季は今のスタイルで行くにしても、今後最終ラインをどうするのか、あるいは梶山・伊野波のラインが悪くなかった中で福西をどうするのか、あるいは今野をどこで使うのかといった問題はチームのバランスに大きく関わってくるだけに、大きくバランスを損なうことがないよう注意する必要がありますね。もちろんバランスだけでなくて、イメージを共有させていくことも重要なんですが。


日時: 2007年05月12日 23:50

2007年05月14日
アウェイのTV観戦
最近気になっていることが一つ。
今年、スカパーがJリーグの放映権を獲得してから、少しずつ放映のスタンスが変わってきてるように思うんですね。私は普通電車で行ける関東圏(鹿島除く)は観戦に行って、それ以外は基本的にTV観戦派です。とはいっても試合は観たい派なのでどこでTV放送があるのかは結構重要なわけです。今、加入しているJ-comはBSアナログ・デジタルなどもカバーするため、昨年までは随分とアウェーの試合も観る事ができていました。

ただ今年はどうやら少し事情が違うようです。
今年のリーグ戦(アウェイ)のリアルタイムでの放送事情を調べてみるとこんな感じでした。

3/10(土)J1第2節<埼玉>
 16:00-18:00 vs大宮(TBSチャンネル, BS-i)

3/31(土)J1第4節<柏>
 18:50-21:50 vs柏(ch.186)

4/15(日)J1第6節<九石ド>
 15:50-18:50 vs大分(ch.185)

4/28(土)J1第8節<ホムスタ>
 15:50-18:50 vs神戸(ch.181)

5/6(日)J1第10節<等々力>
 16:00-18:00 vs川崎(NHK総合)

5/20(日)J1第12節<日産スタジアム>
 15:50-18:50 vs横浜FM(ch.185)

これまで6試合のうち4試合がパーフェクトチョイスでの放送。東京の試合は去年まで随分とBS1やTBSチャンネルなどでカバーしていたように思うんですが、スカパーの放映権獲得によって全試合リアルタイムに移行したことで、逆にそういった放送が激減しています。以前東京のオフィシャルサイトのメッセージボードにあったコメントを観る限りでは、MXTVもアウェーに関してはカバーすることが難しいのかもしれません。また偵察のために次の対戦相手の試合を観るのも正直一苦労です。

TVではスカパーに入らないと応援してるチームの試合を観にくくなっているとは感じます。数年前にスカパーの人に勤めている人に聞いたことがあるんですが、CATVでスカパーのチャンネルを見てもスカパーはあんまり儲からないらしいですね。もしかしたら意図的にスカパーへ誘導しようとしているという部分もあるのかもしれません。前節の浦和-G大阪なんかもパーフェクトチョイスでしたしね。需要や人気のありそうな放送ほどそういう選択にしているんでしょうか。

ただ住んでる場所の事情でスカパーのアンテナが取り付けられない人もいますし(うちもそうです)、コストパフォーマンスの面で微妙だと感じる人もいると思います。またスタジアムに観に行くことに興味を持ってもらうきっかけとして、TV観戦というのは有効な手段の一つだと思うのですが、試合を観る手段として「スカパーでサッカーを観る」というのは、少し興味を持ったくらいの人にはちょっと敷居が高いのではないかと。サッカーに興味を持ってもらうために敷居を低くしておくというのは重要なポイントだと思うんですね。

スカパーの契約はJリーグにとって魅力的だったのだと思いますが、長い目で見てファンを育てるということを考えた時、一つの方向に集約されていくことが果たしていいことなのかな・・・と思うと少し考えてします。好きなチームの試合は観に行けなくてもTVで観たいという人は多いんじゃないかと。そういう人が観れなくなるのは、「仮にアウェーに行けなくても自分なりにチームを応援し続ける」というスタンスに少しずつ影響を及ぼすんじゃないかと。ま、単に自分の環境では以前よりも観れなくなってしまったという部分も大きいんですけどね(苦笑)

・・・来年以降もこのままなんですかね。いや、逆にこの傾向がさらに加速される可能性もありますね。J-comでPPVでもいいからパーフェクトチョイスの放送やらないかなと密かに期待している今日この頃です。

日時: 2007年05月14日 23:41

2007年05月17日
今日の雑感
えーと、昨日五輪の二次予選があったんですね。すっかり忘れてました(苦笑)昼休みエルゴラ買った時に何で五輪代表の特集してるのかなと思ったんですが、まさか試合があったとは・・・噂になってた本田のFKもさっき観ました。あんなの蹴られたらGKにしてみたらいやですねぇ・・・あんな曲がり方したら止められないでしょう、あれは。

ところで帰りに今話題のtotoBIGを買って来ました。初めてだったりするんですが、池袋のビックカメラで長蛇の列ができててビックリしました。誰でも買えるけど、結果を自分で選ばない辺りはサッカーくじのあり方としては微妙な気もしますが、とりあえず買ってみた人も多いんでしょうね。どういう数字が並んでるのかじっくりと観てないので、週末の横浜戦の後の楽しみにしたいと思っています。6億円・・・当たるといいんですけどね(苦笑)

日時: 2007年05月17日 23:35

2007年05月19日
横浜戦のポイント
初日の結果を見いるうちに、明日の横浜戦の後チェックしようと思ってたBigをふと見たら、初日で全滅してました(苦笑)千葉が連敗したのと川崎が負けたのが誤算でした。あれがなければ明日まで2等くらいまでは可能性あったんですけどね。ま、外れたものはしょうがないですね。明日の横浜戦へ気持ちを切り替えて、日産スタジムへ行きますよ。

この前のホーム千葉戦では福西・石川らを欠いての試合でしたが、リチェーリなどの思い切った起用で前からのプレス・そして高いラインを維持できたことで千葉のミスを誘い、ホームで勝ち点3を得ることができました。前からのプレスのタイミングと最終ラインのラインコントロールのバランスなんですよね。相手に研究されて前線からのプレスが効かなくなった時、チームとしてどうすべきなのかという部分は今後の課題になるんでしょうが、リズムを作れるかが大事なチームだけに、積極的に仕掛けていくことは必要でしょう。予想スタメンはこんな感じですね。

GK土肥
DF徳永、今野、藤山、鈴木規
MF伊野波、梶山、川口(石川)、リチェーリ
FWルーカス、リチェーリ

石川・福西あたりはベンチスタートでしょうか。こうなってくると茂庭らを入れるタイミングは難しいですね。


対する横浜は同じような前線からのプレスで低迷を脱し、新潟・大分・川崎に3連勝。しかし戦術を研究されて長いボールを蹴られると苦戦は免れず、鹿島に1-1で引き分けた後名古屋に0-2で敗戦。基本的な戦い方は変わらないのでしょうが、相手が研究してきた時にどう対応するのか、チームとしての岐路に立たされている状況のようですね。ただここ最近はあまりメンバーを代えずに戦ってきていることを考えると、コンビネーションの成熟もあるはず。そのバランスをいかに取ってくるかですね。予想メンバーはこんな感じでしょうか。

GK榎本
DF田中(那須)、栗原、中澤、小宮山
MF河合、吉田、山瀬幸、山瀬功
FW坂田、大島

高い位置からのプレスからの速攻を狙ってくるのは間違いないでしょう。大島の安定したポストプレーから坂田の裏を狙う動き、二列目から両サイド・ゴール前に飛び出してくる山瀬功、左サイドから独特のリズムで切れ込んでくる山瀬幸など、タレントのいる攻撃陣に対して受身に回った場合は苦しい戦いを強いられそうですね。逆に攻撃に時間を掛けざるを得ない状況では、攻めきれずカウンターからゴールを脅かされるようなこともたびたびあったようです。相手にリズムを作らせないよう、低い位置での不用意なプレーをしない、あるいはボールを奪われた際のファーストディフェンスなど、やるべきことをしっかりやることが重要ですね。

相手のCB栗原・中澤はしっかりと跳ね返せるDFですし、ボランチに入る河合は粘り強い守りを見せてきます。横浜の攻めを止めるだけでは勝つことは難しい。東京がすべきことはピッチを広く使うことを意識してスペースを突いていくこと、その揺さぶりで相手の守りの的を絞らせないことでしょう。引き気味のルーカスを基点に梶山・伊野波が絡んでうまくサイドに散らして行きたいところ。相手のセットプレーからの逆襲も意識したいですね。入れるクロスはGK・DFの間に速いボールを入れ、ファーにも忘れず詰めたい。セットプレーには多くを期待できませんが、大切なのは先取点。先に点を取ることでこの試合を優位に進めたいですね。

日時: 2007年05月19日 22:57

2007年05月20日
横浜0-1東京(J1第十二節 日産スタジアム)
GK榎本
DF那須、栗原、中澤、小宮山
MF河合、吉田(→'62狩野)、山瀬幸(→'74ハーフナー)、山瀬功
FW大島、坂田(→'乾)

GK土肥
DF徳永、今野、藤山、鈴木規
MF伊野波、梶山、川口(→'60石川)
FWルーカス(→'68福西)、リチェーリ(→'89浅利)、ワンチョペ

得点
【東京】'69福西
【横浜】なし

お互い中盤で厳しいプレスを掛け合う展開で始まったこの試合。序盤は中盤で横浜にセカンドボールを拾われ攻撃に繋げられず、逆に横浜の左サイドからの仕掛け、あるいは大島に入れたポストプレーからチャンスを作られ、土肥の守備範囲の狭さにやや不安を感じながらもその攻めを何とかしのいでいました。一方の東京も右サイドからの川口・徳永の仕掛け、あるいは左サイドでリチェーリが飛び出してチャンスメイクするもののなかなかシュートまで繋げられませんでした。

後半に入ると、東京が中盤をコンパクトに修正したのが功を奏したのか、横浜が中盤で繋ぐことを省略して前線にボールを入れるようになって徐々に攻撃の形を作れなくなり、中盤でボールを拾った東京が60分に石川を投入してサイドへの展開から攻勢に出るもののシュートに繋がらないのは相変わらず。しかし68分に投入した福西が直後に長い距離からのミドルを決めて先制。その後は東京も前線の足が止まって横浜が攻勢に出るものの、放り込みに終始した単調な攻めと交代のちぐはぐさもあってそれをしのぎきり、そのまま1-0で東京が勝ち点3を得ました。


横浜に前線の大島へボールを入れられ、セカンドボールを拾われる苦しい展開でしたが、最終ラインを中心に横浜の攻めをよくしのぎましたね。徐々に梶山・伊野波もらしさを出してボールを繋ぎ、それにルーカスも絡んでリチェーリ、川口に展開していきましたが、サイドの攻防では優勢に立ったものの、それをどうシュートに繋げていくのかは今後の課題ですね(相手が4バックだったというのも関係あったのかもしれませんが)。そういう意味では相変わらずの試合でしたが、福西のゴールで勝ち点3に繋げられたことは大きかったと思います。ただ守備では粘り強さが出てきましたし、中盤の展開も良くなってきただけに、あとはどうフィニッシュまで持ち込んでいくのか、そこを成熟させていきたいですね。

日時: 2007年05月20日 23:41

2007年05月22日
横浜FC戦のポイント
いや横浜戦の余韻も冷めないうちに明日は早くもナビスコ杯の最終節、横浜FC戦ですね。中2日という試合日程は難しいですが、勝ち点9の大分・横浜FCに続いて勝ち点7でC組3位につける東京にしてみれば、この試合で勝っても磐田と対戦する大分や他グループの結果次第。平日夜の三ツ沢には行けませんが、この試合はMXTVの深夜の放送を録画して後で見るつもりです(朝か夜かは未定ですが)。

さて厳しい戦いが続いていた東京ですが、リーグ戦で千葉・横浜を相手に連勝。少しずついい流れができつつある中でこの試合をどう位置づけるか。中3日の横浜FCと違いこちらは中2日ですし、ある程度選手を入れ替えてくる可能性が高いですね。さりげなく藤山が警告の累積で今節出場停止。茂庭あたりが起用されることになりそうです。ワンチョペ・ルーカスも欠場とのことですが、平山も欠場とか。見極めが難しいところですが、予想スタメンはこんな感じですね。

GK塩田
DF徳永(小山)、今野、茂庭、金沢
MF栗澤、福西、石川、馬場、リチェーリ(鈴木規)
FW赤嶺

これだと横浜戦のスタメンで残ってるのは今野・徳永・リチェーリの3人。まぁ客観的に見たらまずまずのメンバーだと思うんですけどね、これでも(苦笑)


対する横浜FCはナビスコ杯で東京に勝利した後、広島からも勝ち点3を得ましたが、裏天王山となった大宮には0-1で敗戦。勝利すればナビスコ杯の予選突破はほぼ確実と言えますが、週末にリーグ戦大分戦が控えているだけに降格争いをしているリーグ戦か、それともナビスコ杯予選突破か。どちらにウェートを置くのか、その采配が注目されるところです。東京Vから平本を期限付き移籍で獲得するなど、選手の補強にも動いているようですね。とりあえず予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK菅野
DF和田(小野)、太田、室井、中島
MF鄭容臺、吉野、内田、滝澤
FW難波、平本(カズ)

勝てば決勝トーナメント進出がほぼ決定する横浜FCですが、ある程度引き気味に試合を始めて難波・平本でカウンターを狙う可能性は高いですね。横浜FCとしてはセットプレーも絡めて先に点を奪って、カウンターを狙いつつその先制点を守りきる戦い方をしてくるのではないでしょうか。横浜FCの選手は技術の高い選手が多くないだけに、高い位置から積極的に仕掛け、相手のミスを誘って逆襲を狙いたいですね。最終ラインは引き気味になってスペースを作らないよう注意しつつ、2トップに確実について基点を潰していきたいところ。

高い位置でプレッシャーを掛けつつ、前線の2枚に人がしっかり付けば横浜FCのできることは必然的に少なくなるはず。これでPA付近でのセットプレーを与えないようにすれば、今の横浜FCなら攻め手がなくなりそうな気がします。相手は守りに枚数を掛ける可能性が高いことから、どれをどう崩すのかが大きなポイントになるわけですが、赤嶺が見せるゴール前の泥臭さは期待したいところですし、中盤もどんどんミドルを狙っていっていいと思います。先制点を奪えれば相手も攻めに人数を掛けてくるはず。その隙を突いて追加点を奪い、試合の趨勢を早い時間帯で決めたいですね。

日時: 2007年05月22日 23:31

2007年05月24日
横浜FC1-2東京(ナビスコ杯予選 TV観戦)
GK菅野
DF和田、早川、太田、中島
MF山口(→'80カズ)、根占、滝澤、アドリアーノ(→'61難波)、藪田(→'58内田)
FW平本

GK土肥
DF徳永、今野、茂庭、金沢
MF伊野波、福西、栗澤
FW石川(→'64梶山)、リチェーリ(→'52ルーカス)、赤嶺(→'86浅利)

得点
【東京】'30赤嶺 '75赤嶺
【横浜FC】'28アドリアーノ(PK)


速いテンポのパス回しからリズムをつかんだ東京が、石川・リチェーリにボールを入れてチャンスをうかがう展開。縦パスだけの単調な横浜FCの攻めは封じていたものの、引いて守る横浜FCに対してやや一本調子で、赤嶺がゴールを狙っていくものの実らず。逆にカウンターから薮田が右サイドに抜け出され、飛び出した平本を土肥が倒してPKで失点してしまうも、直後の30分に右サイドに飛び出した石川のクロスをニアに入ってきた赤嶺がねじ込んで同点に追いつく。

52分には分にはルーカスを投入して2トップとし、横浜FCのカウンターを高い位置で潰し、東京がサイドからの速い展開に持ち込むものの崩せないのは相変わらず。58分に内田が入ってからは横浜FCもボールが繋ぐようになったものの、東京の早いプレスを前に繋ぎきれず。64分に梶山を投入し攻めに出る東京は75分に前線でのルーカスのポストプレーから赤嶺が決めて逆転。横浜FCもカズを投入して攻めるものの、東京は冷静に守ったカウンターを狙い、そのまま2-1で勝利し、ナビスコ杯決勝トーナメント進出も決めました。


確かにテンポの速いパス回しからサイドへ展開していくという形は悪くなかったとは思うんですけどね・・・やや一本調子。栗澤や福西は少し足元を意識したボールが多く、引いて守る横浜FC相手にリズムを変えてピッチを広く使う意識があっても良かったかもしれませんね。攻めきれずにカウンターから失点。直後にたびたびいい形でゴールに入ってきていた赤嶺が直後に同点に追いつくものの、前半は横浜FCの思惑通りの展開だったんじゃないかと思います。

ただ赤嶺の2ゴールで勝利は収めてナビスコ杯の決勝トーナメント進出。ようやく出場機会が巡ってきた赤嶺にしてみれば意地の2ゴールを挙げて結果を残したのは大きかったですね。もっと連携を深めてゴール前で形を作っていければ、もっと点を決めてくれそうな雰囲気がありました。これで満足せずにチャンスを活かしてスタメンを狙っていって欲しいですね。チームとしては今まで以上にテンポの速い試合展開を意識していたように感じましたが、行き詰った時にどう局面を打開するのか。サイドからの崩しにもう少しバイタルエリアに入ってくる選手が絡んでこれると少し違うのかもしれませんね。


日時: 2007年05月24日 07:29

2007年05月25日
名古屋戦のポイント
先日の横浜FC戦に勝利し、ナビスコ杯の決勝トーナメントに進出が決まりました。決勝トーナメントでは横浜と対戦。それに勝つと鹿島・広島の勝者、それに勝てば04年以来の決勝です。鹿島・広島はいずれも相性が良い相手ではありませんが、逆のブロックでは浦和・G大阪の勝者がおそらく川崎(と甲府の勝者)とぶつかるという組み合わせ。ここからは日程的にさほど厳しいというわけでもないですし、少しでも上を目指したいところですね。


さて東京はリーグ戦で千葉・横浜に連勝。ナビスコ杯でも横浜FCに勝って目下公式戦3連勝中という状態です。その勢いを続いている今のうちに勝ち点を積み上げて、自信を取り戻しておきたいところでしょう。現時点では茂庭がまだ今のやり方に慣れていないのが気がかりと言えば気がかりですが、これは時間を掛けてやってくしかないんでしょうね。ま、藤山自身も正直ここまで出場し続けるとは思ってなかったのではないでしょうか(苦笑)エバウドも今の状態だと試合出場はなかなか見えてこないですね・・・。予想スタメンはこんな感じです。

GK土肥
DF徳永、今野、藤山、鈴木規
MF伊野波、梶山、ルーカス
FW川口(石川)、リチェーリ、ワンチョペ

スタメンではないでしょうが、この前活躍した赤嶺には期待。横浜FC戦のパフォーマンスはそう思わせるだけのものがあったように感じました。


対する名古屋は6勝6敗の6位。開幕4連勝で一時は首位に立っていましたが、最近はやや失速気味。ナビスコ杯も2分4敗で1つも勝ち星がないまま予選敗退とチーム状態としてはあまり良くないようですね。名古屋にしてみれば痛かったのがスピラールに続き増川も負傷した最終ライン。このところは3バックから4バックに変更して試合に臨んでいるようですね。それによって中盤のバランスも変わってくるでしょうし、そこに慣れるにはもう少し時間が必要でしょうか。予想スタメンはこんな感じですね。

GK楢崎
DF大森、吉田、米山、阿部
MF藤田、山口、金正友、本田
FW杉本、ヨンセン


今の名古屋は4バックに慣れていないこともあるのか、守りではどちらかというと最終ラインと中盤の4枚でキッチリと守って、シンプルに前線にボールを入れていく感じでしょうか。序盤はヨンセンのポストプレーや、杉本の裏を狙った飛び出しからの折り返しに山口・金正友といった二列目の選手が入ってくるようなイメージが強かったのですが、最近は布陣の変更の影響もあってか、ヨンセンの高さや杉本の裏を狙った飛び出し、それに本田が絡むようなシンプルな攻めがやや増えてきているようです。

藤山をスタメン起用するなら、名古屋はそこにヨンセンをぶつけて必ずその高さのギャップを狙ってくるはずです。そこで競り負けた場合にどう対応してくるのか、そこが問われてくるんじゃないかと思いますね。あとはCBとSBの間にできたスペースを狙ってくる杉本の動きは要注意ですね。そこでCBが引っ張られるとバイタルエリアが空いてしまうだけに、伊野波のカバーリングにも期待したいところ。あとは言うまでもなく本田のFKの脅威を避けるためにもエリア付近でのファウルには気をつけたいですね。

対する名古屋は比較的守備では4+4のラインをベースにしっかりと守ってくる印象です。ただやはり最終ラインが4バックに慣れていないために、サイドから崩された時にカバーリングを意識したCBが取るポジショニングが曖昧で、ボランチのバイタルエリアをカバーする部分もはっきりと整理されていない気がしますね。サイドを深くえぐってのマイナスの折り返しとか、中に切れ込んで相手を引き付ければ中盤がいい形でボールを受けられそうな気がします。重要なのはどんどんシュートを打っていくような思い切りの良さ。先に点を取って勢いに乗りたいですね。

日時: 2007年05月25日 23:45

2007年05月26日
東京0-1名古屋(J1第十三節 味スタ)
GK土肥
DF徳永、今野、藤山、鈴木規
MF伊野波、福西(→'63赤嶺)、梶山
FWリチェーリ(→'74栗澤)、ルーカス、ワンチョペ(→'46石川)

GK楢崎
DF大森、米山、吉田、阿部
MF藤田(→'86吉村)、山口、金正友(→'75竹内)、本田
FWヨンセン、杉本(→'73片山)

得点
【東京】なし
【名古屋】'32ヨンセン


東京は前節の横浜戦から川口を福西に代え、梶山を右サイドに置いた布陣でスタート。炎天下の試合で運動量の低下が心配されましたが、序盤はパスの繋がらない名古屋の拙攻からボールを得てチャンスを作るもののルーカスのシュートはバーを叩くなど得点を奪えず。逆に前線からの守備もどこか中途半端だったためか、時折サイドの崩しがあった程度で米山・阿部ら最終ラインから前線へのフィードくらいしか攻め手のなかった名古屋に対して受けに回り、省略された中盤が徐々に間延びしてスペースができことで、藤田を中心とした名古屋に中盤の低い位置でパスを回されるようになって、自分たちのリズムで戦えなくなってしまいました。

前半32分にはバイタルエリアがポッカリ空いて、人数が揃っていたのにボールホルダーの杉本に誰も詰められず、本田のスルーパスに反応したヨンセンに決められて失点。結果だけを見れば単純に今日はルーカスの日でなかっただけなのかもしれませんが、それでも前半の戦いぶりはどうにかならなかったのか。前の4人から相手のパス回しを積極的に制限していくのがここ数試合の戦い方だったはず。梶山のポジショニングがやや引き気味で前線の守備のバランスが崩れ、チームとしてもボールの奪いどころが曖昧になってしまいました。

攻撃面でも右サイドは機能せず。ただそこで梶山を責めるのは酷なんじゃないかと。最近の梶山は運動量が増えてきたとはいえ、元々サイドで走り回ってリズムを作り出す選手ではありませんし、そういう役割を期待するなら最初から川口か石川を起用すべき(そもそも同じタイプの2人をベンチ入りさせたところで同時期用はないのでは?)。梶山・伊野波で組む中盤の底はこれまでも悪くなかったのに、なぜそこをいじってきたのか。もちろん福西がいい選手であることは否定しませんよ。でもそこまで気を遣わないといけない選手なんですか?

少なくとも行き当たりばったりで起用してもチームは機能しません。また流れを読まず結果的に起用が失敗した(と感じたんではないかと思われる)選手を下げて交代のカードを切っていく采配にも疑問。前半の福西はたしかに機能していませんでしたが、石川投入後の流れでの福西は悪くありませんでした。福西を下げたツケを払うような3枚目の栗澤投入。栗澤はリズムを作れる選手ではありますが、あのポジションで相手に脅威を感じさせるような選択肢を持つ選手ではありません。金沢を入れて鈴木規を前に出すとか、まだ選択肢はあったと思いますし、戦況を見極めての臨機応変な起用が必要でしょう。

確かにこの炎天下でこれまでのサッカーができたかどうかは分かりません。また審判の微妙な判定もあったとは思いました。ただそれを差し引いてもこの試合のベンチワークの迷走による自滅の感は否めませんでした。これまでも緊急避難的な起用を引っ張り過ぎたり、行き当たりばったり的に選手を当てはめてみたらやっぱり機能しなかったことが少なくありませんでした。こんなことをいつまでも続けていたらチームとしての安定感は望むべくもありません。スタメンはどういうサッカーをするのかというメッセージでもあります。ベンチ入りの構成ももう少しやりようがあるでしょうし、要は個々の選手が力を発揮できるチームとしての戦い方なんではないでしょうか。

日時: 2007年05月26日 23:52

2007年05月29日
今日の雑感
最近の東京を観ていて、選手の特徴を活かすような戦い方ができていないなと感じることは少なくありません。もちろん選手構成の変遷に伴って戦い方が変わってくるのは当然ですが、今の東京は何となく漠然と勢いだけで戦っているような感があります。思うにチームとしてストロングポイントを熟知し、それをより効果的なものとして活かすために、具体的なイメージを持てているかどうかというのは、プレッシングやポゼッションといった戦い方に関わらず、とても重要なことだと思うんですね。

例えば東京のストロングポイントだったはずの石川・徳永の右サイドがあまり機能していません。相手の厳しいマークに対して無理攻めが目立ち、攻め切れずに終わることもしばしば。ただこれは彼らのプレーにシンプルさが失われつつあると同時に、チームとして彼らを活かすイメージに乏しかった面もあったように思います。東京というと縦に速いイメージがありますが、その攻撃が機能している時というのは意外と横の揺さぶりを織り交ぜてのものが多い。大きな展開から空いた逆サイドを一気に攻略するようなイメージですね。

仮に右サイドを活かそうと思うなら、左サイドに基点を作って右サイドにスペースを作った上で、逆サイドに展開すれば石川・徳永の攻撃力ももう少し活きてくると思うんですね。右サイドでいい攻撃の形を作るために逆算して何が必要なのか。逆サイドで基点を作るために何が必要かを考えていくことも、チームとしては必要ではないでしょうか。今の石川(川口)・徳永の右サイド、リチェーリ・鈴木規の左サイドは、例えれば縦への速さを持った香車のような存在。ただいくら彼らに突破力があっても、強引な突破のみでゴールまでの道筋を作り出すのは簡単なことではありません。

また徳永・規郎の両SBは攻撃参加が持ち味で、守備も一時期よりは随分良くなってきました。一方でゲームの組み立てを意識したプレーという点で考えると、まだ足りない部分があります。低い位置からのビルドアップを考えた時、SBを基点とした攻めが行き詰まり、縦への単調な攻撃になりやすい点はそれと無関係ではありません。相手もそれが分かっているから受け手となる近くの選手に対するマークは厳しくしてきています。彼らはもっと球離れを速くしていくこともそうですし、時にはもっと遠くを見て、サイドチェンジで逆サイドのSBの攻め上がりを引き出していくような意識も必要でしょう。

また二列目で前を向いた方が良さそうなルーカスですが、今のチームを見ていると組み立てからフィニッシュに至るまで、彼一人の負担が大き過ぎるのは明らかです。ルーカスをもっとゴール前で勝負させるためには、二列目においてボールを落ち着かせて、ゲームの流れを作れる存在が必要だと感じます。チーム内を見渡した時、その役割を担うのは馬場しかいないと思っています。ルーカスとの相性もよく、自らも勝負ができて、アクセントにもなりうる存在。一試合通しての安定感はまだまだですし、難しいプレーを選択してしまうこともありますが、規郎をより活かすためにも、個人的には馬場に大きな期待を寄せています。

思うに東京のゲームの組み立てにおける拙さは、個々の判断力もさることながら、チーム戦術の不足によるところが大きいと感じています。例えば的確な判断力を見せているように思える福西が、チームとしてその力を引き出しているように感じられないのは、その判断力をチームとして取り込めておらず、その判断がそれ以降のプレーに十分に活かされていないからではないでしょうか。梶山・伊野波のボランチコンビの組み合わせは、役割分担から考えてもいい組み合わせだと思っています。ただそれは福西を否定することではありません。前節のように選手を当てはめればいいというものではありませんが、福西の良さは何らかの形で活かしていかないと、もったいないですね。


日時: 2007年05月29日 23:12

2007年05月31日
今日の雑感
この前ちょっと書いたように、東京はここが改善されれば良くなるというポイントがいくつかあると思ってます。ただ今の東京が抱えている本質的な問題は、そういうディテールの部分ではなくて、チームが現在の立ち位置をどのような位置付けで認識しているのか、そして数年単位のスパンで方向性をある程度具体的にイメージできているのかという部分にあるのではないでしょうか。

管理人が年間を通して東京を観るようになったのは03年からでした。その頃の東京は着実に力を伸ばしていましたし、見かけ上の順位ではいい位置に付けていたものの、実際に優勝争いするにはあと4~5年は掛かるんじゃないかと感じていました。それまで数年かけて各ポジションに行われた効果的な選手補強によって、選手のクオリティが上がったことによるチームのベースアップはあったとは思います。ただそこからさらにレベルアップして優勝争いに加わるには、チームとしての経験不足は明らかでしたし、今後勝負強さ、安定感といったものが重要になってくると思ったわけです。

03年の東京を観た時に何が足りないと思ったのか。まずは優勝争いをしていたチームと比べると、試合を決めることのできるだけの力を持った選手が少なかったことです。点を決めるかどうかは戦術的なディテールの要素もありますが、一方で接戦をものにしていけるかどうかというのはまた別の次元の問題だと思うんですね。そういった選手が少ないと勝てる試合を勝ち切れずに勝ち点の取りこぼしが多くなります。そこをどうするかは課題の一つだと感じていました。

それ以上にチームとしてレベルアップしていくためには、攻守に渡るチーム戦術のディテールをもっと突き詰めていって、その完成度を高めていくことが必要だったと思います。そのために攻守のリズムをコントロールできるだけの存在感を持った選手が中盤に現れれば、チームとしての安定感が変わって来るだろうと感じていました。チーム全体のレベルアップというのは案外時間が掛かるもの。監督のビジョンも大事ですが、それを具現化しコントロールする選手がいるかどうかは大きい差となって現れて来ます。

当時のチームにおいてケリー・宮沢の存在感は大きかったと思いますが、一方で馬場・梶山といった期待の選手がコンスタントに力を発揮するにはまだ時間が掛かると感じていました。04年の大きな誤算はそのケリーや宮沢が負傷や相性の問題などでコンスタントに試合に出場できなかったことにあったと思います。結果的にそれが馬場・梶山が出場機会を伸ばすきっかけとはなったのですが、まだ年間を通して安定して活躍できるほどではありませんでした。そういう意味では馬場・梶山に賭けるのはまだ早かったと思いますし、もう一年我慢してからでも遅くはなかったはず。

その辺の見通しの甘さにチームの迷走の始まりがあったのではないかと感じています。04年はナビスコ杯の優勝こそしたもののリーグ戦は芳しくありませんでした。05年はリーグ優勝を狙うとしながらも、若手へのシフトチェンジというどこかちぐはぐなことになって序盤で低迷。そこから未だに抜け出すことができていません。馬場・梶山はゲームを左右するだけの力を持った選手だと思っています。彼らに限った話ではありませんが、チームがその成長を待てなかったがゆえの苦しさを、今の東京は抱えているのではないでしょうか。

東京は将来的に優勝を狙えるだけの可能性を持ったチームだとは思いますが、現状を見れば優勝争いをしているチームとの力の差は大きいと言わざるをえません。チームとしての中長期的なビジョンの再構築は必要でしょうし、その差を埋めていくにはどうすべきなのか、何が必要なのかその場しのぎでない方法を冷静になってもう一度考えてみるべき。また無理に急いだ結果として遠回りをすることになってしまったことは、自覚する必要があるんじゃないかと思っています。まずはチームとして上位に定着すること。優勝争い云々を言及するのはそうなってからでも決して遅くないんじゃないでしょうか。

日時: 2007年05月31日 23:24
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2007.05.30 00:00 | 過去アーカイブ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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