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JリーグのFC東京を応援しているBlogです

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2006年3月の過去アーカイブスです。
2006年03月01日
今日の雑感
今週のマガジン・ダイジェストでは毎年恒例のJリーグ順位予想が出てるわけなんですが、その2誌の平均予想順位はこんな感じなわけですよ。

    マガジン   ダイジェスト
 1位 浦和      浦和
 2位 横浜      横浜
 3位 千葉      鹿島
 4位 鹿島      G大阪
 5位 G大阪     磐田
 6位 磐田      千葉
----------------------------------------------------------
 7位 C大阪     広島
 8位 広島      C大阪
 9位 川崎      川崎
10位 東京      大宮
11位 大宮      東京
12位 名古屋     名古屋
----------------------------------------------------------
13位 清水      大分
14位 大分      京都
15位 新潟      清水
16位 京都      福岡
17位 福岡      新潟
18位 甲府      甲府

見ていてなるほどなと思うのは、多少の順位変動はあるものの、1~6位、7位~12位、13~18位の構成チームが同じという点です。予想は予想なのでそれ以上の価値を持つものではないのですが、これを見ていると関係者の評価の平均値としてチームがどれくらいの位置にいるのかということが見えてきます。

東京の予想順位を見ると○○より上だろうとか、△△より下なの?みたいなのは当然あると思いますが、冷静に05年の10位、04年の8位という成績、そして4年間率いてきた原監督からガーロ新監督に代わって現時点では未知数な部分もあることを考えれば、一般的な予想としてはこんなところなのかもしれません。

今の東京はポテンシャルの高い選手が多いことは間違いないとは思いますが、逆に言えばそれが安定した実力として定着しているのか、そしてそれがチームの力として十分にまとめあげられているか、という点はまだまだ十分ではありません。今季は上位に定着を目指し、来季以降に優勝を現実的なものとして視野にいれるだけの足がかりを作ることを期待したいところです。

日時: 2006年03月01日 23:25

2006年03月03日
大分戦のポイント
ついにいよいよ開幕が近づいてきましたね。今季で何となく4年目を迎えてしまった試合前のポイントシリーズです。昨年はPSMの川崎戦を観た後、今年は果たして大丈夫なのか、少なからず心配な気持ちだったのを覚えています。それに比べると、初めて外国人監督を迎えた今季の東京は変に意気込むのでもなく、完成度を高めていくのはこれからにしても、そんなに悪くない気分で開幕を迎えられそうです。


その東京は3/5に味スタに大分を迎えて開幕戦に臨むことになりますね。チームの状況を見ると石川に加えて松尾や栗澤、戸田といった負傷者はいますし、ふくらはぎを痛めたジャーンもベンチスタートが濃厚のようです。しかし代表に召集されていた茂庭、そして負傷していた土肥、今野といった主力も戻りつつあり、陣容自体はさほど悪いものではありません。予想メンバーとしてはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF徳永、増嶋、茂庭、金沢(規郎)
MF伊野波、梶山、今野(宮沢)
FW阿部(馬場)、ルーカス、ササ

布陣を考える上でポイントとなるのは左サイド。金沢も調子は悪くないようですし、今野の危機感を思えば、規郎・宮沢といった選手たちもうかうかしていられませんね。


対するジャムスカ監督2年目の大分はマグノ・アウベスや吉田の抜けた穴が気になるところではありますが、練習試合の成績を見るとJ1チームとの対戦はなかったようです。

2月17日(金) : ○5-3 福岡大
2月20日(月) : ●1-2 徳島ヴォルティス
2月22日(水) : ○6-0 宮崎産業経営大
2月23日(木) : ○2-1 本田技研
2月26日(日) : ○3-2 V・ファーレン長崎

この成績を見る限りでは、必ずしも好調とは言い切れないでしょうし、新外国人オズマールは調整の遅れもあって、現時点まで練習試合に出場していないようです。一方でトップ下には内村が入ってなかなかいい動きを見せているとか。そういう勢いに乗っている選手は要注意ですね。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK 西川
DF 三木、深谷、福元
MF トゥーリオ、エジミウソン、根本、梅田、内村
FW 高松、山崎(オズマール・高橋)

練習試合のスタメンを見る限り、前線の顔ぶれはやや変わりそうですが、チームとしてのベースは昨年と大きく変わっていないように思いますね。トゥーリオ・エジミウソンのボランチコンビの献身的な動きを中心とした守備から、中にも切れ込む動きを見せる両サイドの積極的な仕掛け、そして高松のポストプレーに周囲が絡んでチャンスをうかがうような形が基本的な戦術ではないかと。一方で対人能力が高い深谷・福元の両ストッパーを三木がカバーする最終ラインもある程度は計算できるのではないでしょうか。


おそらく大分で基点となるのはボランチコンビと前線の高松。これらの基点を早めにしっかりと潰していけば両サイドやトップ下、シャドーストライカーの力を十分に出し切ることは難しいはずです。戦い方として時にはボール奪取ポイントを下げることで、相手が作り出したスペースを突くという戦い方もありだとは思いますが、それ以前に基本的なポイントとしてラインコントロールとチームとしての連動したボール奪取ポイントを明確にしていくことが重要になってくるはずです。

前線の動きもポイントになりますが、サイドとSBで連携して数的優位を作り出し、相手の両サイドを封じ込めつつ、その裏を狙うことで、相手のストッパーをサイドに引っ張り出したいところ。その状態で前線の3人が動けば、相手の枚数は必ず足りなくなります。当然ボランチがフォローに回ってくると思いますが、そのできたスペースを使うことで梶山や今野といった選手の前に出る持ち味も活きてくるのではないでしょうか。今年も開幕戦に勝って波に乗りたいところですね。

日時: 2006年03月03日 23:29 コメント (1)

2006年03月04日
G大阪1-1浦和(J1第一節 TV観戦)
ホームのG大阪はGKに藤ヶ谷、DFに加地、シジクレイ、山口、家長、MFはボランチに遠藤、明神、右に橋本、左に二川、FWはフェルナンジーニョ、マグノアウベスの2トップ。控えには松代、宮本、青木、寺田、松下、安田、播戸。

対するアウェイの浦和はGKに都築、DFに坪井、闘莉王、堀之内、MFはボランチに長谷部、鈴木、右に山田、左に三都主、トップ下に小野、ポンテ、FWはワシントンの1トップ。控えには山岸、内舘、平川、相馬、永井、黒部、岡野。

前半、シジクレイ・山口・そして遠藤らが後方からボールを入れるものの、そのこぼれ球を中盤から早いプレッシャーを掛けてボールを奪い、山田の右サイド突破からのクロスをワシントンが頭で合わせて浦和が前半2分に先制。その後G大阪も最終ラインから繋いでボールはキープするものの、前線にワシントンを残してラインをコンパクトに保つ浦和の守備網をなかなか突破できず、逆に小野・ポンテを基点とするカウンターを食らってしまい、加地のフィードから裏を取ったマグノアウベスがゴールを狙うも枠を捉えられない。

浦和はポンテ・小野を基点に山田・三都主が横の揺さぶりを交えてG大阪の守備陣を揺さぶり、三都主のフィードに小野、山田のフィードにポンテが飛び出す。橋本のミドルでリズムを取り戻したG大阪は二川のスルーパスからフェルナンジーニョ、山口のフィードに競った二川のこぼれ球をマグノアウベス、と浦和ゴールを脅かすようになり、徐々に家長の攻め上がりからチャンスを作るようになって、右サイドからも加地がオーバーラップを仕掛けて三都主を相手に積極的に仕掛けるようになる。

後半に入ってもG大阪がボールをキープし、家長・加地もチャンスをうかがうが、高い位置からのプレスと低い位置でのコンパクトなラインをうまく使い分ける浦和の守備をなかなか突破できない。逆に浦和も攻め残るポンテを基点にカウンターから山田が絡んで右サイドを崩すと、ラインを一気に押し上げてセカンドボールを拾い、ポンテがカットしたボールに闘莉王が抜け出すもシュートは藤ヶ谷がファインセーブ。G大阪も家長のオーバーラップに二川・マグノアウベス・フェルナンジーニョが絡んでチャンスをうかがう。

浦和はポンテ・小野が積極的に動いてチャンスを作るものの、後半22分に対面の三都主に積極的に仕掛けていた右サイドの加地が、二川の展開をうまく胸トラップして三都主をかわし左足で蹴りこんでG大阪が同点に追いつく。勢いになるG大阪に対し、28分に永井を投入した浦和は小野の展開から鈴木のミドル、ポストに当たったこぼれ球に長谷部が詰めるも枠の上。対するG大阪も二川のキープからマグノアウベスが切り返してシュートを放つもののバーを叩いてしまう。G大阪は36分に播戸を投入して2トップにし、さらに42分には寺田を投入するものの追加点を奪えず、浦和も決め手を欠いて試合は1-1で引き分けた。

G大阪は低い位置でボールは繋ぐものの、前線でボールをキープする事ができず、いきなり浦和に先制を許してしまいました。その後も攻め手を欠いて中盤でボールを失い、たびたび浦和のカウンターに脅かされましたが、家長が徐々に高い位置でボールを受けると、二川やフェルナンジーニョ、マグノアウベスと絡んで徐々にリズムを作り、そこから右サイドに展開して加地が対面の三都主を相手に積極的に仕掛けました。ただ加地のゴールで同点には追いついたものの攻撃の形についてはこれからの印象。マグノアウベスが一度引いて組み立てにもう少し絡めるようになると、その幅も少しは広がってくるでしょうか。

対する浦和は前線にワシントンを残してラインをコンパクトに保つ形と、さらにラインを押し上げる形を時間帯によってうまく使い分けてG大阪に攻撃の形を作らせず、早い時間帯に先制したこともあって、中盤でボールを奪うとポンテ・小野を基点に両サイドが絡んでカウンターを狙い、ワシントンだけでなく二列目の2人も積極的にゴールを狙う動きを見せました。しかしチャンスを決め切れず、徐々に中盤が間延びしてくるとG大阪にボールを繋がれ、G大阪の右サイドからの人数を掛けた攻めを基点とした横の揺さぶりで、加地と三都主の1対1がたびたび発生し、それに競り負けたことで同点に追いつかれてしまいました。もっとも攻撃陣に厚い補強をしたことを思えば、課題は守りよりもリズムのあった時間帯に追加点を奪えなかったことにあったのではないでしょうか。

日時: 2006年03月04日 23:01

2006年03月05日
東京2-0大分(J1第一節 味スタ)
ホームの東京はGKに土肥、DFに徳永、茂庭、増嶋、鈴木、MFはアンカーに伊野波、右に梶山、左に今野、トップ下にルーカス、FWはリチェーリ、ササの2トップ。控えには遠藤、藤山、金沢、宮沢、馬場、川口、阿部。

対するアウェイの大分はGKに西川、DFに深谷、三木、上本、MFはボランチにエジミウソン、トゥーリオ、右に梅田、根本、トップ下に内村、FWは高松、オズマールの2トップ。控えには下川、福元、西山、増田、川田、松橋、山崎。

前半、セカンドボールを拾ってサイドの徳永、規郎・今野らがクロスを入れる東京に対し、大分はそのボールを拾ってカウンターを狙うものの、伊野波・今野らのカバーリングでチャンスを作らせない。茂庭・増嶋の積極的な守備も目立ち、サイドチェンジから徳永・リチェーリに梶山が絡んで右サイドから攻める東京。対する大分も左サイドの根本を基点にチャンスをうかがうものの、エジミウソンのパスをカットした今野が前線にフィード、左サイドに抜け出したリチェーリが深谷をかわしてクロス、うまく入ってきたササが右足のアウトサイドで決めて東京が前半14分に先制。

大分はトゥーリオから梅田に展開するものの伊野波のカバーもあって右サイドを突破できず、逆にササが巧みなキープから抜け出してルーカスがゴールを脅かす。大分のカウンターを中盤の3枚が粘り強く潰し、ルーカスのキープからチャンスをうかがう東京は、今野のスルーパスをササに気を取られて大分DF2人がお見合い、飛び出したリチェーリが西川の股を冷静に抜いて前半27分に東京が追加点。大分は根本がたびたび基点となってうまくボールを入れるものの茂庭・増嶋を中心とする東京の守備陣に跳ね返され、こぼれ球も東京の中盤にうまく拾われなかなか形を作れない。

後半、大分は根本に加えて右サイドの梅田がたびたび仕掛けるものの規郎を茂庭や今野・伊野波がフォローして突破を許さず、CKから上本が落としたこぼれ球を三木がシュートも枠を捉えられない。混戦の中で巧みなキープを見せるルーカスを基点に、その展開からチャンスをうかがう東京に対し、大分はカウンターから内村のドリブルで3対2の場面を作るものの、茂庭・増嶋が冷静に対応して高松のシュートは枠を超えてしまう。攻めきれない大分は後半16分にオズマールに代えて山崎を投入。東京は右サイドを抜け出したリチェーリの折り返しからルーカス・ササがゴールを脅かす。

大分はボランチを中心に厳しくチェックに当たるようになり、高松の素早いリスタートを基点に梅田がミドルを狙う。東京は後半24分には川口を投入し、その川口がたびたびサイドからクロスを狙うと、伊野波がインターセプトから攻め上がってルーカスがシュートも西川の正面。大分は後半27分には西山を投入して2バックにし、32分には松橋を入れて前線を厚くるものの、大分が入れてくるボールはことごとく増嶋が跳ね返す。松橋は右サイドからたびたび裏を狙い、根本も左サイドから崩すものの、逆に東京も川口をサイドのスペースに走らせてチャンスをうかがい、そのまま試合は2-0で東京が大分を下し、開幕戦を白星で飾った。


リチェーリの先発起用という驚きはあったものの、大分の攻めを伊野波・梶山・今野の3人を中心とした中盤の守備で減速させ、茂庭・増嶋を中心とした最終ラインで跳ね返すことができていました。攻めの方も最終ラインと3枚の中盤で細かいパス交換を丁寧に繋ぎ、トップ下のボールをキープできるルーカスにボールを入れて、そこからサイドに展開してチャンスをうかがいました(得点はいずれも今野を基点とした縦への早い展開からでしたが 苦笑)。サイドアタッカーを置かない昨年までと違う方法ではありますが、チームとしての形は徐々に見えてきているような気がします。

この試合では先制点のササや1得点1アシストのリチェーリもいい動きを見せましたが、それも攻守に献身的な働きを見せた中盤の4人、そして茂庭にフォローされながら的確なポジショニングで献身的な守備を見せた増嶋の頑張り抜きには語れませんでした。細かい部分で言えばサイドチェンジのパスがブレ過ぎとか、全てにワンテンポ遅れていた鈴木の動き出しとか、伊野波のボールを奪ったあとの展開とか、今野のやや遠慮していたようにも見えた序盤のプレーとか、いろいろ課題も少なくなかったとは思うのですが、現段階ではまずまずと言ってもいい出来だったのではないでしょうか。

それにしても伊野波を中盤の底に置いて梶山・今野を両サイドに配置する形は大きいですね。梶山・今野はいずれも前に出る力を最大限に発揮することで持ち味が出てくるタイプですが、昨季までのように彼らをダブルボランチとして組ませると、2人で前に出ることが多くなるため、カウンターを食らうと一気に大ピンチになることが少なくありませんでした。しかし今は伊野波が底に残っていることでその第一の防波堤となり、守備の安定感が格段に増しています。多少相手の枚数が増えても、それをものともしないだけの守備力はあると思いますし、勝っている試合を淡々と終わらせるだけの落ち着きは今までの東京にはありませんでした。


一方の大分は左サイドで基点となり、巧みにクロスを入れ続けた根本や、たびたびゴールを狙う動きを見せた高松など、個々の奮闘はあったものの、オズマールの動きは鈍く、トップ下の内村もなかなか存在感を発揮できなかったこともあって、中途半端なパスも多くなかなか攻撃の形を作れなかったようでした。それは守りにも言えることで、実際にどこでボールを奪うのか、チームとしての狙いどころがはっきりしていなかったようにも思います。もっともチームとしての連携や方向性というものはこれからという印象でしたし、良くも悪くも修正できそうな部分は少なくなかったように感じました。

日時: 2006年03月05日 23:45

2006年03月06日
今日の一冊「俺が近所の公園でリフティングをしていたら」
やはり久しぶりの公式戦はやっぱり違いますね。昨日帰ってきたらどっと疲れが出ました(苦笑)何はともあれまた今シーズンも始まったわけです。周囲には今年ドイツでW杯があるから大変だねと言われますが、むしろそのお陰で過密日程になったJをどう消化していくかの方が自分にとっては重要な問題だったりします。今季は東京の試合を観に行ける回数がまた減ってしまうかもしれませんね・・・(ため息)


さて、今日は気分を変えてサッカー本を一冊紹介したいと思います。

・「俺が近所の公園でリフティングしていたら」
矢田容生著(小学館 ¥1,300)

全国的には無名の高校生が、公園での出会いをきっかけに成長していく姿を描いたサッカー小説です。私は何にも知らずにジュンク堂でたまたま見つけたのですが、2ちゃんねる上で連載されてあちこちで話題になっていたようですね。主人公は「小熊」監督率いるユース代表に選出され、作中には増嶋や梶山も登場します。さらに主人公は・・・と書きたいところですが、続きは読んでのお楽しみということで。おススメの一冊なので、見かけた時には是非手に取ってみてください。面白さは保障します!

日時: 2006年03月06日 23:17 コメント (1)

2006年03月07日
川崎6-0新潟(J1第一節 TV観戦)
ホームの川崎はGKに相澤、DFに箕輪、寺田、伊藤、MFはボランチに中村、谷口、右に長橋、左にマルコン、トップ下にマルクス、FWは我那覇、ジュニーニョの2トップ。控えには吉原、佐原、井川、森、茂原、黒津、鄭大世

対するアウェイの新潟はGKに野澤、DFに海本幸、海本慶、中野、梅山、MFはボランチに本間、寺川、右にシルビーニョ、左に鈴木、FWはエジミウソン、矢野の2トップ。控えには北野、喜多、藤井、宮沢、岡山、田中、中原。

前半、ロングボールを入れてくる新潟に対し、川崎は落ち着いて対応。左サイドのマルコスにボールを預けてチャンスをうかがう。新潟はスルーパスに抜け出したエジミウソン、CKのこぼれ球からシルビーニョが強烈なミドルを放つものの相澤がファインセーブ。新潟はボールを繋いでチャンスをうかがうものの崩し切れず、川崎はマルコンやジュニーニョのドリブルからチャンスをうかがう。新潟は寺川のスルーパスなどからエジミウソンや鈴木がたびたびチャンスを作るも決定機に繋がらない。

川崎はマルクスのスルーパスからジュニーニョがクロス、我那覇をオトリにマルクスがヘッドもGKの正面。ボールを細かく繋ぐものの局面を打開できない新潟に対し、川崎はたびたび左サイドからチャンスをうかがい、前半26分には、ジュニーニョの展開からマルコンがクロス、これを我那覇が打点の高いヘッドを決めて川崎が先制。その後は先制された新潟の攻め急ぎが目立ち、川崎がカウンターを狙う展開となった後半40分、左サイドドリブルで抜け出したマルコンの早めのクロスを我那覇が再び頭に合わせて川崎が追加点を挙げる。

後半、新潟は高い位置で仕掛けて矢野が前線で基点になるもフォローがなく、攻め急いでは川崎の守備陣に冷静に対処される時間帯が続く。逆に川崎は前線を基点に右サイド長橋も攻め上がりを見せるようになり、その長橋は後半7分に負傷で森と交代したものの、代わりに入った森も右サイドから積極的に仕掛ける展開に。新潟はボールを繋ぐものの最後の意思疎通がイマイチで、なかなか決定機を作れないまま。逆に川崎は右サイドで数的優位を作るようになり、後半21分には右サイド森のクロスを我那覇がボレーで叩き込んでハットトリックを達成。

新潟は矢野や鈴木にボールが入るものの周囲のフォローがなく孤立し、ボールを失っては川崎のカウンターを食らうようになってしまう。新潟は後半30分に田中・中原を投入したものの流れは変わらず。41分には宮沢を入れて最終ラインを3枚にして攻撃に枚数を割くものの、逆に川崎のカウンターにサイドを突かれるようになり、ジュニーニョのクロスにマルケスがヘッドも野澤がファインセーブ。しかし42分にはFKからのこぼれ球を中村が押し込み、44分にはジュニーニョが突破から得点を挙げ、ロスタイムにはジュニーニョの突破のこぼれ球をマルクスが決め、ホームの川崎が6-0と大差で新潟を下した。


川崎の左サイドに入った新外国人マルコンは攻撃の基点となり、そのスルーパスから前線を走らせたり、的確なクロスで我那覇の得点をお膳立てしたりと貢献度は高かったように思いますね。後半には逆に右サイドからの攻撃に左サイドの低い位置でバランスを取るなど、プレーの幅の広さも感じさせました。攻撃の組み立てのクオリティは上がっただけに、相手チームにしてみればゴール前で川崎の攻撃陣をしっかり捕まえていくことは今まで以上に重要になってきそうです。守備でもマンマーク気味だったのがゾーンディフェンスに切り替えたようで、これが結果的に流動的なポジショニングでチャンスをうかがった新潟を相手に見事にハマりました。

対する新潟は流動的なポジショニングによる攻撃の組み立てを導入したようですが、エジミウソンが不調で、前線やサイドで基点となった矢野・鈴木に対するフォローも乏しく、寺川がサイドチェンジやスルーパスでリズムを変えようとしているのは感じましたが、全体的に動いてボールを受ける意識、ボールを受けた後の動きに対するイメージが不足していたのは間違いありません。守備面でもゴール前で2人目まではマークにつけても、遅れて入ってきた3人目を捕まえる事ができていませんでした。攻守ともにエリア付近の約束事を整理できるかどうかは勝点に直結する部分だけに、次節までにどこまで修正してくるか注目されるところですね。

日時: 2006年03月07日 23:00

2006年03月09日
新潟戦のポイント
さっそく週末には新潟戦があるわけで。何だかJリーグが始まると一週間が早いですね。今週は酷い風邪を引きながらの強行軍状態という状態が続いてるので、週末はその余波が間違いなく来るのではないかと。その他の事情も諸々あって残念ながら管理人は週末新潟まで行けませんが、TVの前で勝利を祈って応援します。

さて、東京は長期離脱している石川、そして戸田、松尾、栗澤に加えて金沢が右足の太ももに違和感を訴えているようで欠場が濃厚。またジャーンはフォーメーション練習に参加できるくらいまで回復しているようですが、ホットラインによると基本的には前節大分戦と同じメンバーが予想されるとのこと。増嶋・リチェーリはいい意味でプレッシャーに変えて頑張って欲しいものです。

GK土肥
DF徳永、茂庭、増嶋、鈴木
MF伊野波、今野、梶山、ルーカス
FWリチェーリ、ササ

基本的な戦い方は変えないでしょう。
前節もスピードに乗ったプレーでチャンスを作り出した地元出身の川口のプレーにも期待したいですね。


一方の新潟は川崎戦しか見ていないのですが、イメージはあるけれど、相手と対しながら実際にやってみると具体的なイメージには結びつかない、そんな印象でした。当然その辺の修正も加えてくるはずなのですが、残念ながら現状がどうなっているのかを判断する材料に乏しいのが実情です。負傷している永田・ファビーニョの欠場は濃厚なものの、先日の川崎戦で負傷したエジミウソンが復帰する可能性は高いとか(追記:海本慶の方が負傷で欠場のようです)。ちょっと読みにくい予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK野澤
DF海本幸、喜多、中野、梅山
MF本間、寺川、シルビーニョ、鈴木
FW矢野、エジミウソン

先日の川崎戦を観ている限りだと、ボールをよく動かしている印象があったのですが、その攻撃の組み立てのキーパーソンになっていたのは実は寺川だったように思いました。実際に彼はボールを受けるためによく動いていましたし、そこからの展開やスルーパスでチャンスも作っていました。新潟はフィニッシャーのエジミウソンはもとより、矢野やシルビーニョ、鈴木もボールを受けてから動き出すタイプのように見えるだけに、そこまでの組み立てに奔走していた寺川の動きは決して小さくなかったと思います。

ただ、ボールのポゼッションを意識するためか、ややパスの手数が多く、前述の選手にボールを入れるのが遅れてしまって、フォローのない前線が潰されたり、孤軍奮闘するハメに陥ることが少なくなかったと感じました。戦い方をガラリと変えて来たらまた話は別ですが、その戦い方を踏襲するのであれば、前線のボールの受けどころのマーキングをはっきりさせて、繋ぎのパスにプレッシャーを掛けて制限していけば、新潟の中盤の完成度から考えても、東京の中盤3枚のところでボールをカットすることは十分に可能だと思いますね。そこからの攻守の早い切り替えで相手を崩せば主導権を握れるはずです。

また川崎戦において新潟の守備は3人目の動きに関する対応が常に後手後手になってしまっていました。4バックを今季のベースとして考えている場合、CB2枚で相手の前線2枚をマーキングした時、進入してくる3人目の選手に誰が付くのかが曖昧なままなのは致命的です。当然鈴木監督も修正はしてくると思いますが、現実問題としてさほど場数を踏んでいないだけに、そういう形を積み重ねていけば必ずボロが出てくるはずです。中盤からの飛び出しを増やしてそこを突いて行けば、自ずから勝利も見えてくるのではないでしょうか。

日時: 2006年03月09日 23:42

2006年03月11日
新潟0-2東京(J1第二節 TV観戦)
ホームの新潟はGKに野澤、DFに海本幸、喜多、中野、梅山MFはシルビーニョ、本間、二列目に寺川、鈴木、FWは矢野、エジミウソンの2トップ。控えには北野、三田、藤井、岡山、田中、六車、中原。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFは徳永、増嶋、茂庭、鈴木、MFはアンカーに伊野波、右に梶山、左に今野、トップ下にルーカス、FWはササ、リチェーリの2トップ。控えには塩田、藤山、前田、宮沢、馬場、阿部、川口。

前半、サイドに流れてボールを受けるリチェーリを基点に、梶山が展開して徳永・規郎の両サイドバックが仕掛ける東京に対し、新潟は中盤での東京の繋ぎに対して積極的にプレスを掛けてインターセプトを狙い、本間の展開から海本幸が駆け上がりクロス、こぼれ球をエジミウソンが狙うも枠を捉えられない。その後も寺川の展開から梅山のクロス、矢野の展開から寺川・シルビーニョがゴールを脅かす新潟の攻めを茂庭・増嶋の両CB・土肥を中心に何とかしのぐ。

新潟はたびたび矢野・エジミウソンが抜け出してチャンスを作り、海本幸のオーバーラップを仕掛けてチャンスメイク、セカンドボールを拾って波状攻撃を仕掛ける。東京も時折カウンターのチャンスをうかがうものの、新潟の戻りが早く決定的な形を作れず、リチェーリの強烈なミドルは野澤の正面。逆にたびたび中盤でパスをカットされて鈴木、海本幸のクロスから矢野・エジミウソンが飛び込むと、カウンターからエジミウソンのスピードのあるドリブルでたびたびゴールを脅かされるものの、茂庭が巧みなカバーリングを見せてゴールを許さない。

後半梶山を基点に繋いでチャンスをうかがう東京に対し、新潟は左サイドの鈴木を基点に、後方から梅山、逆サイドから海本幸が攻め上がってサイドを崩し、海本幸のクロスやエジミウソンのスルーパスから鈴木がゴールを脅かすも土肥がセーブ。11分、東京は徳永を下げて馬場を投入し伊野波を右SBに据えたものの流れは変わらず、梶山のパスミスからエジミウソンが仕掛けるも茂庭が何とかカバー。しかし20分、海本幸と右サイドで数的優位を作った矢野のクロスをエジミウソンがヘッド、これは土肥が弾くものの、こぼれ球を寺川に押し込まれてついに新潟に先制を許してしまう。

徐々に規郎、伊野波の両SBも攻撃参加し、サイドに流れるリチェーリがクロスを入れるものの決定的な形までには至らず、逆に新潟はそのサイドの裏のスペースを突いて前線の矢野が裏に抜け出す動きを見せたり、起点となって寺川・海本幸の攻め上がりを引き出し、増嶋・茂庭が何とかしのぐ展開が続く。しかし31分、梶山の短いパスを詰められた増嶋がエジミウソンにボールを奪われ、カウンターから痛い追加点。攻めるも逆にカウンターに脅かされる展開が続いた後半34分には阿部・川口を投入し、2人がサイドに流れてクロスを入れていくものの新潟の守りを崩せず、0-2で敗れた。
 

正直、完敗としかいいようがない試合でした。開幕戦に勝利し、前節0-6で敗れた新潟に対して、どこか「勝てるだろう」という相手を甘く見る気持ちがあったのかもしれません。序盤こそ攻めたものの、新潟の中盤のプレスによって徐々に中盤から後ろと前線の3人が分断されてリズムを失ってしまいました。たまに攻めても新潟の帰陣が早く、必然的に攻めに人数を掛けざるを得ませんでしたが、逆に攻め切れずにカウンターを食らい、エジミウソンのドリブルや矢野を基点に鈴木や海本幸らにサイドからクロスを入れられ、たびたびゴールを脅かされてしまいました。

全体的にボールを繋いではいたものの、やはり中盤でもう少しボールを呼び込んでパスコースを確保する動き、ボールを受けた選手をフォローする動きが欲しいところですね。そういった動きが少ないためにパスコースが限られたり、あるいは足元へのボールが続いたり、苦しい体勢でボールを受けざるをえなくなると、どうしても相手のプレスに掛かったり、攻撃に時間が掛かってしまいます。低い位置から攻撃を組み立てていくには、ボールを前に運ぶために受け手と出し手の連動性を今まで以上に高めていくことが必要でしょう。

また守備面は中の数的優位を保つためか全体的に3ボランチが中央を固め、逆サイドに位置するSBも中に絞ってきています。その考え方自体は基本的に間違いではないのですが、中に固まり過ぎるとどうしてもサイドチェンジで基点となった逆サイドの選手に対してアプローチが遅れ、相手にそれをフォローする選手が出てくると簡単に数的優位を作られてしまいました。SBと両サイドの選手のポジショニングの修正と連携の確認をしておきたい部分です。また規郎を左SBに置いている意味を考えれば、彼がいかに高い位置でボールを受けられるのか、チームとしても一工夫が欲しいですね。

東京は全体的に若い選手が多いチームだけに、個々の選手には大きなポテンシャルを感じさせる半面、この試合のようにメンタルの面で相手に圧倒されると、その力を十分に発揮しきれないような脆さもあることを図らずも露呈してしまいました。そういう時こそ個々の選手が協力し合って足りない部分を補う事が必要ですし、チームとしていかに戦うかという姿勢が大切になってきます。特に若い中盤の3枚はチーム全体でその持ち味を発揮できるようにフォローし育てていくことが必要ですね。この敗戦は勢いに乗りたいチームにとっては痛い敗戦だったと思いますが、これをいかに今後の糧にしていけるかどうかでチームの成長は大きく変わってくるのではないでしょうか。


対する新潟はこの試合に賭ける意気込みがプレーからも十分に伝わってきました。前線で矢野が基点となったり裏を狙う動きを見せる一方で、左サイドの鈴木、運動量のある寺川を基点に梅山・海本幸の両SBも攻め上がって迫力のあるサイドアタックを見せてきました。寺川とシルビーニョの位置を入れ替えたことで中盤が安定し、運動量が落ちずに終盤までプレスを掛け続けたことで東京に主導権を握らせませんでしたね。エジミウソンや矢野がたびたびゴールを脅かしながらなかなか得点を奪えなかったものの、後半20分に寺川がこぼれ球を押し込むと、31分にエジミウソンが追加点。攻めながら点が取れないといやな展開になりがちですが、果敢に攻め続けたことがこの試合の勝利を呼び込んだ大きな要因となったでしょうか。

日時: 2006年03月11日 21:37

2006年03月13日
京都2-7川崎(J1第二節 TV観戦)
ホームの京都はGKに平井、DFに鈴木和、リカルド、鈴木悟、児玉、MFはボランチに米田、斉藤、右に加藤、左に美尾、FWはパウリーニョ、林の2トップ。控えには上野、大久保、渡邉、石井、中払、星、田原。

対するアウェイの川崎はGKに相澤、DFに箕輪、寺田、伊藤、MFはボランチに中村、谷口、右に森、左にマルコン、トップ下にマルクス、FWは我那覇、ジュニーニョの2トップ。控えには吉原、佐原、井川、茂原、原田、今野、黒津。

前半、開始早々に川崎が左サイドマルコンを基点に谷口がクロス、これをファーの森が頭で折り返し、我那覇が頭で決めて先制する。京都は前線にボールを入れていくものの川崎の最終ラインに跳ね返され、こぼれ球も川崎に拾われてしまう。京都は米田・斉藤を基点にサイドにボールを展開、左サイドに流れたパウリーニョや右の加藤がクロスを入れるものの跳ね返されてしまう。マルコンを基点にチャンスをうかがう川崎に対し、京都は前線に入れたボールを林や美尾が落とし、パウリーニョが裏を狙うもののオフサイドに掛かってしまう。

逆に前半22分、中盤でインターセプトした谷口のくさびをマルクスがポストプレー、ボールを受けた中村のミドルが決まって川崎が追加点。京都は繋いでチャンスをうかがうもののなかなかボールが繋がらず、川崎が左サイドのマルコンを谷口がフォローしてチャンスをうかがう。その後も京都は斉藤や右サイドの加藤を基点に、林とパウリーニョのコンビプレーでチャンスをうかがうも、CKを跳ね返される展開が続くなど、崩しきれずに逆に川崎のカウンターを食らう場面が続き、川崎は右サイドの森を基点に我那覇がたびたびゴールを脅かす。

後半、ラインを押し上げた京都が積極的にプレスを掛けてボールを繋ぐものの、逆に川崎にボールをカットされて川崎のカウンターを食らい、後半3分にはマルクスのスルーパスにジュニーニョは2人のマークを振り切って追加点。そして後半6分にはクリアボールを我那覇が頭で繋いだカウンターに、ジュニーニョが再び2人のマークをかわして4点目。川崎がキープする展開に徐々に京都の攻撃が散発的になり、後半18分にはジュニーニョのドリブル突破からマルクスがシュート、このこぼれ球を押し込んで川崎が5点目を挙げる。

京都も後半20分には鈴木和のスルーパスのこぼれ球を美尾がクロス、これをパウリーニョが頭で押し込んで1点を返す。直後に茂原を投入した川崎に対し、京都も田原、大久保、中払を投入。中払を基点にリズムを変えようとする京都だが、なかなか崩しきれない時間帯が続くうちに後半30分、ジュニーニョのクロスをマルコンが頭で合わせてさらに追加点。後半39分にはマルコンのフィードから裏に抜け出したジュニーニョがループシュートを決めてハットトリックを達成。京都も終了間際にオウンゴールから1点を返すものの、そのまま試合は7-2で川崎が京都を下した。


川崎は元々カウンター気味の展開を得意とするチームですが、この試合では開始直後に先制点を奪ったことで、その特徴がさらに活きる展開となりました。カウンターではマルクスや我那覇がジュニーニョの突破を巧みに演出していました。また谷口のフォローを得た左サイドのマルコン、マルクスのフォローを得た右サイドの森もたびたびチャンスを作り出し、サイドへ京都の守備が広がると中盤から中村らが攻め上がってミドルを放ってゴールを脅かしました。戦い方はあるような気もしますが、中盤でボールを繋ぐ技術があり、高さのある最終ラインも安定するなど、対戦相手からすれば戦いにくい厄介なチームと言えそうです。

京都からすれば、逆に開始直後の失点が大きな誤算。序盤からがっしりと中央を固めた川崎の守備陣を相手に攻めなければならなくなってしまいました。必然的にサイドからクロスを入れる形が多くなりましたが、それは必ずしも林・パウリーニョの特徴を活かすような戦い方ではなかったと思います。彼らを活かすのであれば、サイドに基点を作って相手の守備陣を広げつつ、バイタルエリアにうまく侵入してそこから前線のFW2枚に裏を狙わせるようなイメージがあっても良かったかもしれませんね。守備面でも局面局面でマーキングの曖昧さがやや目立つなど、課題も少なくなかった試合でしたが、それをどう立て直していくかが、今後の行方を左右しそうです。

日時: 2006年03月13日 23:35

2006年03月14日
清水2-0名古屋(J1第二節 TV観戦)
ホームの清水はGKに西部、DFに市川、青山、高木和、山西、MFは中央に伊東、枝村、右に兵働、左に藤本、FWはチョジェジン、マルキーニョスの2トップ。控えには山本、斉藤、和田、杉山、高木純、久保山、岡崎。

対するアウェイの名古屋はGKに川島、DFに大森、古賀、深津、有村、MFは金正友、吉村、右に中村、左に片山、FWは玉田、杉本の2トップ。控えには高嵜、角田、秋田、阿部、須藤、本田、豊田。

前半、最終ラインで繋いでサイドへ展開してのクロスや、縦へのフィードでチャンスをうかがう名古屋は、大森のスルーパスから杉本が切り返してゴールを狙う。一方の清水は基点となる藤本・兵働が名古屋に警戒されるものの、中盤での攻防が続いた前半6分、山西のフィードに抜け出した藤本が、チョジェジンのリターンパスを受けてミドルシュートを決めて清水が先制。名古屋は最終ラインとボランチで繋ぎつつ、左サイドから積極的に仕掛ける片山、そして右サイドでオーバーラップを仕掛ける大森からチャンスをうかがうものの、清水の守りを崩しきれない。

そんな状態が続く名古屋に対し、前線になかなか起点を作れなかった清水は、運動量のあるマルキーニョスを基点に藤本・伊東、そして兵働らが絡むようになると、素早い攻守の切り替えからラインを押し上げてボールをキープし、村枝も前線に飛び出してマルキーニョスとチャンスを作り出す。その後もチョジェジンとのコンビプレーからチャンスを作り出したマルキーニョスは、前半32分に最終ラインで繋ぐ有村からボールを奪ってカウンター、そのシュートのこぼれ球をチョジェジンが押し込んで清水が追加点を挙げる。名古屋はラインを押し上げてサイドから崩すもののなかなか決定的な形を作れない。

後半に入っても相変わらず最終ラインとボランチの間で繋いでサイドや前線にボールを入れるという形を繰り返す名古屋は、片山のスルーパスに抜け出した玉田がGKをかわすもののシュートできない。対する清水は山西の攻撃参加に村枝が絡んで藤本がスルーパス、マルキーニョスが決定的な場面を作るも川島がファインセーブ。その後も藤本-チョジェジンの落しから村枝がミドルを狙う清水に対し、パスの繋がりが悪く攻撃の形を作れない名古屋は後半13分に本田、19分には豊田を投入し杉本を左サイドへ。

その名古屋は前線にボールを入れていくものの青山・高木和の両CBを中心とする清水の守備陣が冷静に対応し、名古屋は低い位置で繋ぐものの、なかなかシュートまで持っていけない。後半29分には阿部を投入し、左サイドの本田・阿部が積極的に仕掛けてクロスは入れるものの崩し切れず、CKのこぼれ球から本田がミドルも西部がファインセーブ。名古屋は前線に枚数を掛けるものの効果的な仕掛けには繋がらず、逆に清水は後半38分に藤本に代わって投入された高木純が右サイドから積極的に仕掛けてゴールを狙う動きも見せ、終盤の名古屋の攻勢もしっかりしのぎ、2-0で勝点3を得た。


清水はサイドで基点となる藤本・兵働が名古屋の厳しいチェックに遭いましたが、藤本がチョジェジンのリターンパスを受けてゴールを決めると、運動量豊富なマルキーニョスが低い位置まで顔を出したことで、徐々に攻撃のリズムが生まれるようになり、サイドに中に顔を出してボールを繋ぐ藤本を起点にチョジェジンのポストプレーや、マルキーニョスのキープ、そして彼らと藤本・兵働が作り出すギャップに村枝や伊東が飛び出してチャンスを作り出していました。守備でもフィジカルに優れる高木和・青山を中心に粘り強い守りを見せていましたね。若い選手が多い中でも、粘り強さをベースに献身的なプレーを怠らないその姿勢は、相手にしてみれば非常に厄介なものではないでしょうか。

対する名古屋は最終ラインからボランチを絡めて繋ぐ意識の強さは感じられたものの、そこから先の展開はサイドの展開や前線へのスルーパスといくつかのパターンが見られましたが、残念ながらそれはサイドの選手や前線の選手の個の力に依存する域を出ていなったように感じました。確かに、中盤で攻守に存在感を発揮したボランチの金正友、積極的な仕掛けが目だった左サイドの片山など、若い選手に可能性は感じましたが、戦術面の整備という面ではまだまだこれからのようですね。

日時: 2006年03月14日 23:43

2006年03月16日
清水戦のポイント
週末は清水戦です。このところ雨が続いていますが、土曜日は今の予報を見る限りではとりあえず雨の心配はなさそうです。味スタのピッチコンディションもやや懸念されるところではありますが、今回は友人を味スタに招待して試合を見てもらうことになっているので、今後興味を持ってもらうためにも好試合を期待したいところです。

さて、東京の方はリチェーリに代わって負傷明けのジャーンがメンバー入り。スタメンに復帰するようですね。それに伴って前線は阿部が再びスタメンへ。また宮沢を起用するフォーメーションも試されていたようです。今の東京に欠けているのはそのダイナミックな展開力のようにも思えるだけに、その左足にも期待が集まります。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF徳永、ジャーン、茂庭、鈴木
MF伊野波(宮沢)、今野、梶山
FWルーカス、ササ、阿部

土肥は先日の新潟戦で鼻骨を骨折していたようですが、そのまま出場するとか。栗澤や馬場も徐々に復帰しつつあるようで、チームに大きな力をもたらしてくれるのではないでしょうか。


対する清水は昨季2連勝した相手ではありますが、今季は開幕戦から2連勝・無失点と好調を維持しています。昨季から出場機会を得ている青山・村枝・兵働といった若手に加えて、今季新加入で10番を背負う藤本もスタメンで出場し、2連勝に大きく貢献していますね。勝っているチームだけに大きくいじってくる可能性は低く、予想スタメンとしてはこんな感じでしょうか。

GK西部
DF市川、青山、高木和、山西
MF伊東、村枝、兵働、藤本
FWチョジェジン、マルキーニョス

基本戦術としては身体を張ったポストプレーを見せるチョジェジン、献身的な運動量で動き回るマルキーニョスを前線の基点を作ると、それに藤本・兵働の二列目が絡んで攻撃のリズムを作ってきます。特に二列目が飛び出したり、前線が引いたりといったポジションチェンジにつられて中盤やバイタルエリアにスペースを作ってしまうと、村枝や伊東といったボランチ、あるいはサイドからSBが攻撃参加してくるパターンが出てくるため、その辺には注意が必要でしょう。

対処としてはまずはFWに入れてくるボールをキープさせずにいかに潰していけるかが一つのポイントになってきます。チョジェジンにエリアに近い位置でポストプレーを許すと決定的な場面を作られかねませんし、マルキーニョスは中盤にも顔を出して非常に捕まえにくいですが、最終ラインと中盤の連携でうまくマークの受け渡しをしたいところです。前線に入れるボールを潰し、藤本・兵働を自由にさせなければ、ボランチやSBも攻撃参加ができません。受身になる前にいかに早め早めに対処していくかが重要です。

いかに崩すのかという面で考えると、青山・高木和の両CBは派手さはないもののいずれもフィジカルに強く、ただクロスを入れていくだけでは跳ね返されてしまうでしょう。また市川・山西はどちらかというと守備にプライオリティーを置いているようなポジショニングが多く、バランサーとして機能している伊東を加えた守備陣は堅実です。何の工夫もない攻めでは非常に苦労しそうな気がしますね。攻守の切り替えの速さを活かした攻めや、サイドで数的優位を作り出してCBを引っ張り出して、後列からの飛び出しでスペースを突くというオーソドックスな攻めが、案外一番効果的な形なのかもしれません。

清水を相手した場合に限りませんが、全体のラインをコンパクトにして選手の距離を近づけることは、相手にスペースを与えず、数的優位を作りやすくすると同時に、パスコースを作り出す上でも有効な手段であり、今季のサッカーを考えていく上では非常に重要なポイントです。そのためには前線にボールが収まってキープできる事が大前提になってくるでしょうし、またボールを繋ぐためにボールの出し手だけでなく受け手の動き出しの質を高めていくことも重要な要素になってくるでしょう。しかし一方でポゼッションサッカーを志向したとしても、攻守の切り替えの早さ、そしてダイナミックな展開というのはサッカーを考える上で大切なのは言うまでもありません。

監督交代により志向するサッカーが変わったとしても、前のサッカーの良さも残していくことで、それまでのサッカーが上積みになってくるはずです。今の東京を見ているとポゼッションサッカーを意識するあまり、プレーの選択肢が狭まっているような印象もあります。本来サッカーは自由でクリエイティブなスポーツなわけですし、ポゼッションサッカーを実践することだけがサッカーの全てではありません。開幕から二試合を見ていて、状況を見て行くべき時には思い切った展開、速いサッカーをしてもいいのではないかと感じました。特に試合開始直後は主導権を握るためにも、もう少し積極的に前に出てもいいのではないでしょうか。

日時: 2006年03月16日 23:46

2006年03月18日
東京0-1清水(J1第3節 味スタ)
正直・・・厳しい内容の試合でしたね。
低い位置からのビルドアップにおいてサイドバック、ボランチに入った後、そこからがなかなか繋がらない。その問題の本質はパスの精度よりも、ボールを受けた選手に対してパスコースを作り出す動きが余りにも少な過ぎたことにあったと思います。確かに結果から見ると無理な体勢からのパス、無造作なパスからカットされているのは事実です。しかしそれまでの流れをよく見ると、ボールホルダーに対してパスを受けようとする動き出しが少なく、パスの出しどころに迷う場面も少なくありませんでした。

元々徳永・鈴木の両SBはその攻め上がりを引き出されてこそ活きてくるタイプで、彼ら自身が低い位置でボールを受けてもその選択肢は多くありません。その彼らを活かすためにはチームとして中盤でボールをキープして彼らの攻め上がりを引き出していくかということが重要になってきます。それを考えればチームとしてボールポゼッションを高め、攻撃力のある彼らを両SBに置いて厚みのある攻撃を実現しようというガーロ監督の構想は理にかなったものと言えるでしょう。しかしそれがチームとして実現できていないのは、前線との絡みを含めた中盤の構成力が十分でないからに他なりません。

梶山・伊野波・今野で構成する中盤は、現時点でパス回しで難があるように見えます。しかし本当に解決しなければならないのは、難しいパスや中途半端なパスをしなくて済むように、いかにパスを受ける動きを意識させていくことではないかと感じます。そしてそれをさらに高めて攻撃の形として昇華させていくにはボールホルダーの近くの選手だけではなく、その受け手のボールをいかに前に運ぶかというチームとしての連動した動きが必要不可欠です。そういったことは練習の中で意識させていくことで十分に改善できることではないでしょうか。

攻撃陣も前に行きたい気持ちは分かりますが、最終ラインに張り付いて裏を狙っているだけでは相手の思うツボです。一度くさびのボールを受けに引いて確実に中盤に繋ぐこと、そして相手が嫌がるポイントはどこなのかそれを意識して動くこと。中盤との連動性を高め、そこから攻撃のバリエーションを生み出していくことで、よりいい形でボールを受けることもできるはずです。ただ現実問題としてそういったことをすぐに解決するのは難しいでしょう。現状を考えれば中盤と前線を繋いでゲームのリズムを作ることのできる馬場・栗澤の復調に期待したいところでしょうか。

ベンチの編成を見ると、追いかける展開で強引に攻めるよりも、先制してカウンターからチャンスをうかがった方が活きてきそうな選手が少なくありません。しっかりと守れば簡単に崩されない守備力もありますし、今後いかに先制点を取るかが試合の主導権を握る上でも重要なのは言うまでもありませんが、今回のように強引に攻めざるをえない展開ではササを残しておくべきだと感じました。確かにボールの収まりが悪かったとは思いますが、チームで一番の得点の匂いを感じさせていたのは彼。彼を活かすために馬場を投入して中盤を強化する方法もあったと思いますし、追いかけなければいけない展開だからこそ、エースを信頼できるかどうかも長い戦いの中では必要になってくるのではないでしょうか。


今日の試合の勝敗を分けたのは清水とのチームとしての完成度の差。東京はチームとしての形が見えてくるにはもう少し時間が掛かるかな・・・と感じました。でもまだリーグ戦は始まったばかり。火曜日には川崎戦があります。気持ちを切り替えて、チームの勝利を信じて応援していくしかないですね。大切なのはこれからどう戦っていくかです。

日時: 2006年03月18日 20:38

2006年03月19日
川崎戦のポイント
昨日の清水戦(戦評のスコアを書き間違えてました 笑)はなかなか難しい試合ではありましたが、その修正する時間があまりないままに火曜日にはアウェーの川崎戦を迎えることになります。3節の甲府-川崎戦はざっと流し見しましたが、マルコンの退場があったとはいえ、川崎の特徴をうまく消した甲府のうまい戦いぶりが目を引いた試合だったと思います。しかし前節敗れただけに川崎は気を引き締めて東京との試合に臨んでくるでしょう。容易でない相手ですが、東京としても何とか勝ちたい試合なのは言うまでもありません。


東京は開幕戦に勝利したものの新潟・清水を相手に連敗。相手チームが良かったこともありましたが、攻守ともにボールを持った相手に対してのアプローチが中途半端で、その辺をいかにはっきりさせるかが次節に向けての最大のポイントになるでしょう。次節のメンバーについてそのままで行くのか、大きく変えて来るかは難しいですね。

GK土肥
DF徳永、ジャーン、茂庭、鈴木
MF伊野波(宮沢)、今野、梶山
FWルーカス、阿部、ササ

個人的に思うところでは、なかなかゲームに絡めない規郎には一度、外からチームを見せてみることも必要なのかもしれません。金沢が怪我で本調子でないのであれば、藤山を起用する手もあるでしょう。また馬場をトップ下に起用して中盤の基点を増やし、前線との繋ぎ役としての役割を期待したいところでしょうか。


対する川崎は開幕から新潟・京都を相手に大勝したものの、3節では甲府に苦戦しマルコンが退場したこともあって0-1で敗戦。甲府戦では裏を突かれて守備のバランスに苦労していたように見えたマルコンですが、前2試合では攻撃の中心として存在感を見せていただけに、彼の出場停止は東京戦に少なからず影響を与えるような気がします。また長橋が開幕戦で腰を痛めており、両サイドの配置などに不確定要素はありますが、予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK相澤
DF箕輪、寺田、伊藤
MF中村、谷口、森、茂原、マルクス
FW我那覇、ジュニーニョ

川崎は先に点を取って相手が前掛りになってくると、圧倒的な強さを見せるチームなのは皆さんもご存知の通り。左サイドで基点となるマルコンはいませんが、巧みなポストプレーを見せる我那覇やマルクスを基点に、サイドに流れる動きの多いジュニーニョに前を向かせてしまうような形を作られると非常に厄介な点は変わりません。サイドからのクロスにはファーに流れる動きの多い我那覇が今季たびたびゴールを決めてますが、二列目から飛び込んでくるマルクスの動きにも注意したいところですね。

またボランチの2人も谷口は左サイドをフォローしつつ積極的に攻め上がりを見せて攻撃に絡んできますし、中盤の低い位置でレジスタとしてボールをさばくことの多い中村も、チャンスと見れば前線に顔を出して積極的にミドルを狙ってきます。またチーム戦術として縦に早いだけでなく、サイドチェンジで逆サイドのスペースを突くような、横幅の広さを巧みに使うような部分も意識しているようです。甲府には敗れたものの、高さのある最終ラインは安定していますし、全体的に見ればチームとして大崩れしないだけの安定感を備えていると言えるでしょう。

川崎と当たる時には、個々の守備の役割をはっきりとさせ前線の3枚にボールが入って来た時に早めに潰す、前を向かせないといった基点を作らせない意識が必要です。また前線に入れてきたボールに対するこぼれ球にも注意が注意でしょう。東京はそういった対応にCBが当たる事が多く、そのこぼれ球が相手に渡ると難しい守備を強いられることになります。クリアするにしても一度プレーを切るか、味方にボールを繋ぎたいですね。また、相手にボールを奪われた段階で攻守の切り替えを早くしてボール保持者にプレッシャーを掛けていくこと、逆サイドからの攻めに対してサイドバックが絞りすぎないことも意識したいところでしょうか。

川崎はサイドの裏のスペースの対応には後手後手になる傾向があり、東京としてはうまくそのサイドの裏のスペースを突いて起点を作り、CBを引っ張り出したいところ。ただ高さのある川崎はしっかりと中を固めてくるため、そこから漫然とクロスを入れるだけではなかなかゴールを奪えません。ニアに選手を入り込ませて意識させつつ、大外から回り込んでファーを狙うか、マイナス気味のクロスに中盤の選手が入ってきてゴールを狙うような一工夫が欲しいですね。攻撃をシュートで終わらせることで、東京のリズムを作ると同時に川崎のカウンターの機会を奪うはずです。簡単な相手ではありませんし、疲れもあるとは思いますが、ここが正念場。こういう時だからこそ、どういう戦いができるかが今後の展開に大きな影響を与えてくるのではないでしょうか。

日時: 2006年03月19日 23:00

2006年03月20日
今日の雑感
正直に言うと、このところ体調が良くなかったり、仕事が忙しかったりということが続いていたので、貴重な休みに川崎戦を観に行くのはパスしようと思ってたのですが、なぜか取れないと思っていたチケットが入手できてしまったので、結局等々力まで観に行くことになりました(苦笑)何だかんだ言って東京が心配なわけですよ。

この前みたいな試合は観ていてしんどかったりもするわけですが、選手だって別にしたいと思ってあんなサッカーしてるんじゃないというのも分かるんです。ただ、東京の選手はボールを持った時だけではなくて、ボールを持っていない時にいかに質の高い動きが動きができるかということにもっと目を向けていかないと、どこかで必ず行き詰ります。運動量か質の高い動きかのどちらかは必須なんですね(質量ともに高ければ言うことはありませんが)。

そしてこういうサッカーをしよう、という方向性があったとしても、「こうしなければならない」という制約は本来そんなに多くないと思うわけです。だから宮沢のように「今の流れから考えると大きな展開があった方がいいんじゃないか」とか、自分なりに今の状況を考えてどうした方がいいのか、考えていくことも大切なことだと思うんですね。形にこだわりすぎてると感じます。

今の東京はポゼッションサッカーを意識するあまり、こうしなければという自縄自縛に陥っています。その辺はガーロ監督も意識すべき部分だと思いますが、選手自身が気づいて、そういったことから解放されて、柔軟な発想を活かしたプレーができるようになれば、チームとしてもワンランクアップできるのではないでしょうか。ある一定のレベルまで到達すればチームとしての実力も安定してくると思うんですね。今季は順位がどうこうとかいうよりも、そのレベルまで行くきっかけをつかめるかどうか重要な分岐点になると感じています。

日時: 2006年03月20日 23:00

2006年03月21日
川崎2-2東京(J1第四節 等々力)
ホームの川崎はGKに相澤、DFに箕輪、寺田、伊藤、MFはボランチに中村、谷口、右に井川、左に森、トップ下にマルクス、FWは我那覇、ジュニーニョのトップ。控えには吉原、佐原、米山、原田、西山、今野、黒津。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFに徳永、ジャーン、茂庭、鈴木、MFはアンカーに伊野波、右に今野、左に宮沢、トップ下に馬場、FWはリチェーリ、ルーカスの2トップ。控えには塩田、藤山、増嶋、三浦、栗澤、川口、阿部。

東京の中盤は川崎の前線を警戒したのか、やや両サイドが中に絞り気味。川崎はスペースのあるサイドへの展開から右サイドの井川・左サイドの森が基点となり、今野のポジショニングがやや曖昧で森への対応がやや後手後手に回ることもありましたが、サイドに流れるジュニーニョには伊野波が粘り強く対応していましたね。ただ、攻めの方は馬場や宮沢を基点に、縦やサイドの裏を突く攻めや右サイドからの攻めが多くなる中、左サイドには大きなスペースができていたわけなんですが、前半は必ずしもそこをうまく使えていませんでした。

前半の終盤にマルクスのFKから谷口に失点を許し、リチェーリが負傷退場した東京は後半に入ると左サイドの規郎が高い位置を取るようになったものの、攻め切れずにボールを拾われてのカウンターでジュニーニョらにゴールを脅かされる時間帯が続きましたが、後半13分に馬場に代えて栗澤を投入すると、その栗澤が運動量豊富に両サイド・SBに絡むようになってサイド攻撃を活性化させ、徐々に規郎も左サイドから攻撃に絡み、後半18分には宮沢の左FKからファーにジャーンが飛び込んで同点。その後も規郎のミドルのこぼれ球を今野が押し込むもオフサイドと惜しい場面も作り出しました。

徐々にジュニーニョの個人技頼みになってきた川崎は後半23分に米山を投入して4バックに変更して修正したものの、逆に両サイドの位置が低くなったことで東京の両SBの進出を許すようになり、後半29分に原田を投入するものの、直後に今野・徳永が中盤で奪ったボールを栗澤がスルーパス、これに裏を取った川口が冷静に箕輪・相澤をかわして決めて東京が逆転に成功。その後も東京はサイドから攻めの形を作ったものの追加点を奪えないまま、後半39分に増嶋を投入。しかし直後に中村にジュニーニョのコンビプレーから同点に追いつかれてしまい、試合は2-2の引き分けに終わってしまいました。


やはり馬場・宮沢といった周囲をうまく使う選手が中盤に入るとボールの流れは変わりますね。宮沢・馬場は時折相手の最終ラインの裏を狙うボールや逆サイドへの展開も織り交ぜつつ、サイドにも流れてサイド攻撃に絡む動きも見せてくれました。ただ、前半は両SBの攻め上がりは不発に終わり、それが活発化したのは後半伊野波が引き気味になってフォアリベロのような形になり、その前に宮沢・今野が構えるような形になってからでした。特に規郎は宮沢や馬場・栗澤らのフォローを受けて数的優位を保ちつつ、高い位置で仕掛ける本来の持ち味を発揮していたように思いますね。逆に徳永は攻め上がりは見せたものの、やや思い切りの良さに欠けて消化不良の感が残りました。

後半の栗澤の投入は効果的で、それが結果的に逆転の大きな要因となりましたが、徐々に川崎のサイドを基点とする攻めにサイドが引っ張られて、引き気味の伊野波が本来いる場所を基点に攻めの形を作られるようになっていきました。だから伊野波の位置に増嶋を置いて、伊野波を左に置くという形で中盤の守備を再構成したかった意図自体はよく分かるんですよ。だからそれが一概に良かったか、悪かったかは結果論でしかないのですが、あるいは宮沢の動きを考えればあえて枠を使い切らない、あるいは三浦投入という選択肢もあったのかもしれません。その辺今後も交代枠の使い方にはガーロ監督も頭を悩ませるのではないでしょうか。もっとも勝ちきれなかったとはいえ、前二試合と比較すると試合内容は格段に向上しました。次の京都戦こそ勝点3をゲットして欲しいですね。

日時: 2006年03月21日 23:16

2006年03月24日
京都戦のポイント
昨日、録画しておいた京都-広島戦は観たのですが、戦評を書く前に力尽きてしまいました(苦笑) 京都戦の次は3/29(水)にナビスコ杯の浦和戦、その次の週末にはアウェーの横浜戦が控えています。今の東京は先のことよりも目の前の一戦一戦をしっかり見据えて戦っていかねばならない立場ですが、勢いは大切です。週末の試合に勝って後の試合にはずみをつけたいところでしょう。

川崎戦は引き分けに終わってしまったものの、二連敗したリズムの悪さからは脱却する兆しを得たのではないでしょうか。リチェーリが負傷したのは残念ですが、中盤では馬場に続いて栗澤も負傷から復帰。やや繋ぎの面で不安のあった中盤も彼らが戻ってきたことで、攻撃の組み立てという点では今後さらなる改善を期待できそうな気がします。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF徳永、ジャーン、茂庭、鈴木
MF伊野波、今野、宮沢、馬場(栗澤)
FWルーカス、川口

先日の川崎戦で得点を挙げた川口など、調子のいい選手もいるだけに、試合の流れをうまく見据えて勝利を引き寄せたいところですね(追記:川口が昨日の練習で主力組みに入ったみたいですね)。


対する京都は横浜に4失点、川崎に7失点と2連敗したものの、磐田・広島を相手に引き分け。依然として勝利はないものの、徐々に守備も安定してきている一方で、毎試合得点を奪うなど、チームは尻上がりに調子を上げていると言えるでしょう。また4試合で3得点を挙げているパウリーニョに加えて腰を痛めていたアレモンが先発復帰し、前線の脅威は増しそうです。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK平井
DF大久保、リカルド、鈴木悟、児玉
MF米田、斉藤、星、美尾
FWパウリーニョ、アレモン

チームの基本戦術としては右の星・大久保、左の美尾・児玉で形成する両サイドからのアタックになりますが、その戦術の要となっているのはボランチの斉藤でしょう。彼は米田とともに中央でボールを左右のサイドや前線にボールを供給しつつ、チャンスと見ればサイドを基点とした攻めから自ら飛び出してゴールを脅かすなど、彼の運動量豊富かつ献身的な動きがチームに及ぼしている影響は決して少なくなりません。

また両サイドの星・美尾は正確なクロスを供給するだけでなく、時には逆サイドからのクロスに対して中に切れ込んできてゴールを狙ってきますし、彼らの基点となる動きに対しては両SBの大久保・児玉が後ろからフォローし、浅い位置からクロスを入れてきます。前線の2トップはポストプレーで周囲の引き出す動きを引き出すアレモンに対し、パウリーニョはスピードを活かした積極的な仕掛けが特徴ですが、スペースがあればやや遠い位置からでも狙ってきます。伊野波を中心に早め早めのチェックが必要でしょう。

対策としては攻撃の基点となる斉藤に対して厳しくチェックに行き起点を作らせないこと、これに尽きます。彼を自由にさせなければ京都の攻めはアクセントを欠いた単調なものになりますし、前線の基点をしっかりと潰してサイドからのクロスをしっかり跳ね返せば脅威は半減します。またサイドからの崩しに人数を掛ける傾向があり、早い攻守の切り替えからその裏を狙う戦い方が有効でしょう。サイドに基点を作ってCBを引っ張り出し、そこでできたスペースを突けば決定的な形を作れるのではないでしょうか。

また相手の守備陣はクロスに対してファーから入り込んでくる動きは苦手で、さらにそこから折り返すような横の揺さぶりに対しボールウォッチャーになることも多いようです。そしてやや遠い位置からのミドルには無防備な傾向があるため、遠目の位置から積極的に狙うのも一つの手段かもしれません。試合が五分五分以上の展開であれば、相手はどこかのタイミングで林を投入するなどして前線の人数を増やし、バランスを崩して攻めに出てくるはずです。もちろんそこで押し込まれないように注意が必要ですが、相手が前掛りになる分、川口らのスピードを活かしたカウンターもより効果的なものになります。先に点を取って試合の主導権を握りたいところですね。

日時: 2006年03月24日 23:53 コメント (1) | トラックバック (1)

2006年03月25日
横浜1-3浦和(J1第五節 TV観戦)
ホームの横浜はGKに榎本達、DFに松田、栗原、中澤、MFはボランチに上野、マグロン、右に吉田、左にドゥトラ、トップ下に奥、FWは久保、マルケスの2トップ。控えには下川、河合、田中、平野、坂田、大島、清水。

対するアウェイの浦和はGKに都築、DFに坪井、闘莉王、堀之内、MFはボランチに長谷部、鈴木、右に山田、左に三都主、二列目に小野、ポンテ、FWはワシントンの1トップ。控えには山岸、内舘、酒井、平川、相馬、永井、岡野。

前半、右サイドから仕掛ける浦和は徐々に横浜の中盤の厚いプレスをなかなか突破できなくなり、横浜は最終ラインでボールを繋ぎつつ、前線にボールを入れてくる。中盤での激しい攻防が続く中、お互い前線にボールを入れていくものの跳ね返されてしまう。しかしうまく中盤でボールを拾い、サイドからチャンスをうかがう浦和はポンテのスルーパスからワシントンがゴールを脅かすと、山田の右からのクロスにニアに入ってきたワシントンがヘッドも右にそれてしまう。

対する横浜も左サイドドゥトラにマグロン・マルケスが絡んでチャンスメイクすると、右サイドからも吉田がチャンスをうかがう。対する浦和はワシントンのキープのこぼれ球をポンテがシュートも榎本の正面、長谷部がドリブルからミドルを放つも枠を捉えられない。横浜は久保が前線でボールを受けてチャンスをうかがうものの決定的な形は作れず、奥のスルーパスに久保が飛び出すもオフサイド。浦和は小野のフィードから三都主が裏を狙うと、長谷部がポンテとのワンツーから右サイドを突破し、前半43分にはCKのこぼれ球を山田が押し込んで浦和が先制。

後半は開始直後から横浜が攻めるものの、崩しきれずに浦和が徐々にボールをキープするようになり、榎本のミスキックからワシントンがゴールを脅かすと、後半3分にはポンテのスルーパスにワシントンが抜け出し、松田を冷静にかわしてゴールを奪い、貴重な追加点を挙げる。ワシントンにボールを入れる浦和に対し、横浜はマルケスのキープから中澤がオーバーラップ、そのクロスを奥が狙うもわずかに合わない。横浜は後半8分に清水・田中を投入したものの、逆に崩しきれない展開が続いて浦和のカウンターを食らってしまう。

浦和の中盤のプレスに苦しむ横浜は、運動量豊富な清水がセットプレーのチャンスを得ても得点に繋げられず、後半22分に小野に代えて内舘を投入した浦和に対し、横浜は後半28分に大島を投入して前線を3枚、4バックに。横浜は田中・ドゥトラを基点に前線にボールを入れていくものの、久保・マルケスへの厳しいマークが続く中、闘莉王を中心とする浦和の守備に跳ね返されて決定的な形を作れず、ロスタイムにマルケスのクロスを大島が決めて1点を返すものの、直後に長谷部に豪快なミドルを決められ、アウェイの浦和が横浜を3-1で下した。


横浜は中盤のプレスで浦和の攻めを分断し、前線にボールを入れたり、左サイドでドゥトラ・マルケス・マグロンのコンビプレー、右サイドの吉田らが仕掛けたものの、中央を固める浦和の守備をなかなか崩せず、逆に前半終了間際にCKから痛い失点。後半の早い時間帯に追加点を喫し、試合はかなり苦しくなってしまったのではないかと。追いつこうとすれば前掛りになるリスクは当然ありますが、カウンターの基点を潰しきれなかった点は気になる点。また2点差とされた段階で一気に運動量が落ちた点や、攻めが雑になっていった点など、苦しい展開になった時にいかに勝点を拾う戦い方に修正していけるかが、今後優勝争いをしていく上でのポイントになってくるのではないでしょうか。

対する浦和は横浜の中盤の分厚いプレスにやや苦しみましたが、横浜が攻める展開にも3バックを中心に中の守りをきっちりと固め、横浜の2トップを厳しくマークしたことで決定機を作らせず、小野・ポンテ・長谷部と基点となる選手が多いことで、裏を狙うワシントンや山田・三都主への展開からチャンスを作っていきました。そういったカウンターの威力のあるチームにしてみれば、CKからの山田の先制点は試合の流れを考える上で大きかったのではないでしょうか。後半開始直後の追加点はワシントンの冷静さが光りましたが、試合展開から考えれば2点差はセーフティーリード。重心が後ろにある浦和の守りは、攻めに人数を掛けないと崩すことは難しいですが、そうすると威力のあるカウンターの脅威にさらされるわけで。なかなか攻略が難しい相手ですね・・・。

日時: 2006年03月25日 22:59 | トラックバック (1)

2006年03月26日
東京2-1京都(J1第五節 味スタ)
ホームの東京はGKに土肥、DFに徳永、茂庭、ジャーン、鈴木、MFはアンカーに伊野波、右に梶山、左に今野、トップ下に馬場、FWはルーカス、川口の2トップ。控えには塩田、増嶋、藤山、宮沢、栗澤、ササ、阿部。

対するアウェイの京都はGKに平井、DFに大久保、リカルド、鈴木悟、児玉、MFはボランチに米田、斉藤、右に星、左に美尾、FWはアレモン、パウリーニョの2トップ。控えには西村、鷲田、鈴木和、石井、中払、林、松田。

東京は伊野波がパウリーニョをマンマーク。必然的にポジショニングは両CBの位置取りとほとんど変わらず、その分梶山・今野がボランチの位置に入って中に絞り、徳永・規郎の両SBがやや高めに上がる、実質的には3-5-2とも言える布陣。前半2分には梶山のCKからジャーンがヘッドで合わせてあっさり先制。京都は前線にボールが収まらないためラインを押し上げられなかったのか、中盤以下と分断された前線が孤立。中盤のプレスもさほどではなく、結果的に東京の中盤が楽にボールを繋ぎ、そこからサイドに展開して主導権を握りました。

しかし、その後もたびたびCKからジャーンが鈴木悟に競り勝ってヘッドを狙うもののゴールならず。高い位置取りをした徳永・規郎の両SBは、対面の選手に対して積極的に1対1を仕掛けていく事自体は悪い選択肢ではないのですが、いかんせんサイドからクロスを入れるだけでは中を固めてくる相手に対して決定的な形になることは少なく、攻める割には点に繋がらないという悪循環に陥っていました。そうこうするうちにアレモンが抜け出してチャンスを作るようになり、終了間際にCKから失点。東京としてはいやな展開になってしまいました。

後半は京都も前に出てくるようになったことで前半ほどは楽に中盤で繋げなくなって京都もアレモンのドリブルからのカウンターで茂庭・ジャーンがカバーする場面も出てくるようになりました。後半11分にルーカス・馬場に代えてササ栗澤、後半20分に川口に代えて阿部を投入した東京に対し、京都は前線の動きが良かったためか、中盤を入れ替えてきたものの、攻撃的な中盤の選手がベンチに中払しかいなかったことが京都の不運でした。攻めながら攻めきれずカウンターを食らうという展開も、徳永のゴールでからくも東京の勝利で終えることができました。

早い時間帯に先制したこの試合は、前半のうちに追加点を奪う事ができていればもっと試合を楽に進めることができたのではないでしょうか。京都の中盤のプレスがさほどでもなかったことを考えれば、今日のパス回しは参考程度でしょうし、攻撃面ではサイドからの攻撃をいかに点に繋げていくかは今後の課題といえるでしょう。しかし一方で伊野波がパウリーニョに仕事をさせなかったことは大きかったですし、何よりこういう試合展開で勝点3を土壇場で引き寄せたのは意味があったと思います。チームの戦い方は道半ばですが、次の浦和戦、そして週末の横浜戦頑張って欲しいですね。

日時: 2006年03月26日 23:21 コメント (1)

2006年03月27日
今日の雑感
今日は水曜日の浦和戦のポイントを書こうとも思ったのですが、とりあえずその前に今の東京を考える上でいくつかのポイントを整理してみたいと思いました。

一番の大きな特徴は伊野波の起用なんですね。スピードのある相手のエースに対して粘り強い守備のできる伊野波をマンマークに付かせるというのは、前線に力のあるストライカーを配してその決定力に賭けるチームに対しては非常に有効な手段だと思うわけです。もう一枚にジャーンあるいは茂庭が付いて、もう一枚がカバーリングする関係を作ることで、両SBが積極的に上がる攻撃面、カウンターで数的不利の危険にさらされるリスクを避ける守備面のバランスを取れるようになったのではないでしょうか。

伊野波がそういうプレーに専念し、両サイドの選手が絞り気味となってボランチの位置取りをすることで、後ろの守備を安定させ、両SBが高い位置でプレーすることを可能にしました。ガーロ監督のコメントを見る限りでは川崎戦からすでにそういう戦いを志向していたようですね。ただ攻撃時には高い位置取りをする両SBは、守備時に裏を突かれることを懸念してか、SBのポジションまで戻るため、その前のスペースを誰がケアするのか曖昧になっており、川崎戦や京都戦ではそのスペースに基点を作られていました。そこをどう対応していくのか、ハッキリとさせておく必要があるかもしれません。

攻撃面を見ると、いったんボールを受けに低い位置まで戻って、そこから展開していくことのできる馬場の復帰は、中盤の繋ぎを考える上で大きいのではないでしょうか。そういう意味では栗澤の復帰も同様なのですが、栗澤の場合はややサイドに流れる傾向があり、サイドからの崩しが渋滞を起こさないような工夫が必要でしょう。また左SBの規郎が繋ぎという面でまだまだ拙いことを考えると、左サイドにスペースを作り出してそこに展開するようなイメージは彼を良さを引き出す上でも大切な気がします。両サイドにスペースを作り出していかにSBの攻め上がりを引き出す。この辺が今季の東京の戦術の肝なのではないでしょうか。

一方で前線の組み合わせは未だ試行錯誤の段階かと。前線におけるルーカスの運動量は貴重なのですが、練習時にもシュートは枠に飛ばないように得点の匂いに乏しいのが実情です。ササの場合は個の決定力という点では疑いの余地はないものの、中盤からボールを引き出す動きに乏しいのが難点。阿部も運動量はあるのですが、裏を狙う動きが何度もオフサイドに掛かったりと、なかなか自分の形に持ち込めていません。唯一好調なのは川口なのですが、プレースタイルからすると先制点を奪って相手が前掛りになってできたスペースを突くような、そんな戦い方をイメージしたい選手なんですね。今の東京を考えると、前線には運動量があった方がいいような気もしますが、負傷したリチェーリも含め、今後もその組み合わせには試行錯誤が続いていくのでしょうか。

日時: 2006年03月27日 23:54

2006年03月28日
浦和戦のポイント
仕事が終わって帰ってきたら、すでにさりげなく日付が変わっていた今日この頃だったりしますが、明日はナビスコ杯開幕、浦和戦です。物理的に行くのは不可能なのが最初から分かっていたので、チケット争奪戦には参加すらしませんでしたが、明日は何とか万難を排してTV埼玉の録画放送には間に合うように帰りたいと思っています。

さて、京都戦で辛くも勝利を収めた東京は、守りの要土肥・茂庭が代表召集で欠場。前節のメンバーを軸に、前述のメンバーの代わりにそのポジションに塩田・増嶋が入ることになるでしょうか。予想スタメンはこんな感じです。

GK塩田
DF徳永、ジャーン、増嶋、鈴木
MF伊野波、今野、梶山、馬場
FW川口、ルーカス

土肥・茂庭の欠場は痛いですが、代わりに出場する選手はこういった機会を大切にして欲しいですし、次に繋げて欲しいところ。過密日程が続く中、レギュラーメンバーだけでは試合を乗り切ることはできません。


対する浦和は坪井、長谷部、三都主、小野の4選手が代表召集で欠場。また山田・永井らは腰を痛めていることから、内舘・酒井・相馬など、これまで布陣から大幅にメンバーを入れ替えてくる可能性も高そうです。それでもそれなりのメンバーが揃う布陣になりますが、予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK山岸
DF堀之内、闘莉王、内舘
MF鈴木、酒井、平川、相馬、ポンテ
FWワシントン、黒部

かなりメンバーが変わっても選手の質は十分に高いですし、ラインの押し上げによるコンパクトな中盤は変わらないでしょう。基本的な戦い方としては中盤のプレスからボールをカットし、前線で基点となって攻撃のタクトを振るうキーパーソンのポンテがアクセントとなって平川・相馬の両サイドに展開して行ったり、前線のワシントン・黒部にボールを入れていくような攻めの形がメインになってくるでしょうか。前線の二枚は高さ・強さがあるだけに、サイドから崩されてのクロスも要注意かもしれません。

戦い方としてはまずはポンテをいかに抑えるかに尽きますね。さすがに中盤は小野や長谷部がいる時ほどの構成力はないにしても、カウンター気味の展開で彼にいい形でボールが渡ればそのシンプルなプレーから決定的な場面を演出されてもおかしくありません。伊野波をマンマークに付けるとしても、一発で止めに行くのではなく、確実にディレイさせて全体の守備を構築し、一気に決定的な形まで持っていかせないようにしたいですね。エリア付近でのワシントンのプレーも気になりますが、そこはジャーンの対応に期待したいところでしょうか。

両サイドが欠場しても平川・相馬といった選手を抱える層の厚さはさすがです。ただ一方で周囲との連携をどれくらい構築できているか未知数な部分もあります。縦を切ってサイドに展開させて、そこでサイドを孤立させてボールを奪う方が難しくないのかもしれませんね。そしてサイドの裏を突いていくべきですが、そのサイドからの攻めをいかに得点に繋げていくかが重要です。その点厳しいマークに遭う事が予想されるFWよりも中盤がいかにその攻めに絡めるか。セットプレーも重要なポイントになってきます。先制点が大きなターニングポイントになると予想されるだけに、先に点を取って東京のリズムに持ち込みたいですね。

日時: 2006年03月28日 23:16

2006年03月29日
浦和2-0東京(ナビスコ杯予選第一節 TV観戦)
ホームの浦和はGKに山岸、DFに堀之内、闘莉王、内舘、MFはボランチに鈴木、酒井、右に岡野、左に相馬、トップ下にポンテ、FWはエスクデロ、ワシントンの2トップ。控えには加藤、細貝、平川、赤星、中村、黒部、小池。

対するアウェイの東京はGKに塩田、DFに徳永、ジャーン、増嶋、規郎、MFは伊野波、梶山、今野、馬場、FWは川口、ルーカスの2トップ。控えには遠藤、藤山、前田、宮沢、栗澤、ササ。

前半の序盤は闘莉王も積極的に上がり、中盤でボールを拾う浦和がワシントンのポストプレーからチャンスをうかがってきました。対する東京は馬場がいきなりの負傷で前半4分に交代。栗澤が投入される状況に。浦和が前線にボールを入れてくるものの、ワシントンにジャーン、ポンテに伊野波、エスクデロには今野がマンマークに付く東京の最終ラインが冷静に対応。サイドに流れる川口を基点に東京もチャンスを作り、右サイドから徳永が攻め上がるもなかなか決定的な形を作れない状況が続きました。

東京は左サイドからも規郎が積極的に仕掛けましたが、浦和は対面の岡野が経験を活かしたプレーで規郎を巧みに抑え込んで決定的な場面を作らせず、逆に右サイドからたびたびチャンスメイク。さらに堀之内もオーバーラップから数的優位を作り出してきました。その後も東京がボールを繋いでチャンスをうかがうも攻め切れずにカウンター、それを何とかしのぐもセカンドボールを拾われて波状攻撃を食らうという時間帯が続いて、FKからたびたびワシントンがゴールを狙ってジャーンが何とかクリアするというケースも何度か見られました。

後半、ロングボールやワシントンのポストプレーからエクスデロが仕掛けるも、今野が冷静に対応。東京は徳永・規郎の両SBが積極的に仕掛ける展開が続き、浦和も中盤でボールを拾う酒井を基点にワシントンにボールを入れ、そのポストプレーからチャンスをうかがってきました。しかし、徐々に中盤でボールを奪い返し早い攻守の切り替えからリズムを掴んだ東京は、徳永の折り返しから栗澤のミドル、今野のフィードをルーカスが繋いて川口、CKから徳永のヘッドと何度も決定的な場面を作りながら得点を奪えないという場面が続きました。

逆に後半17分、闘莉王のフィードからワシントンが絶妙のポスト、これをエクスデロが決めて浦和が先制。赤星・平川を投入した浦和に対し、東京はサイドに基点を作るものの崩しきれない場面が目立ち、後半31分には阿部・ササを投入して3トップ気味に。時折浦和のカウンターに脅かされながらも、栗澤のスルーパスからササ、CKからジャーン、そして増嶋のフィードから阿部が裏に抜け出して決定的な場面を作るもののゴールを奪えませんでした。逆に後半ロスタイムにワシントンを基点にポンテのシュートのこぼれ球を酒井に押し込まれ万事休す。1-2で初戦を落としてしまいました。


東京は相手のキーマンに対してマンマークを付けてその良さを消しつつ、サイドから攻めるような形を見出そうとしていましたね。そんな中で右の徳永はフィジカルを活かした攻め上がりで相馬を押し込み、守備でもその強さが出ていました。一方の規郎も積極的に攻め上がる形は見せてくれましたが、対面の岡野の攻守における巧みな対応にやや後手に回った部分もあったでしょうか。前半はやや手数が多過ぎて攻め切れずにカウンターを食らい、セカンドボールを拾えずにガマンの時間帯が続くこともありましたが、後半は中盤でボールを奪い返して攻守の早い切り替えからリズムを掴みながら決定機に得点を奪えず、試合の流れを引き寄せられませんでした。

案の定その直後に失点。その後阿部・ササを投入して前線を厚くしたものの、チャンスを決めきれないうちにカウンターから終盤に失点。受身になってガマンの時間帯が続くこともありましたが、試合全体を振り返るとそれほど悪い内容ばかりでもなかったかなという印象でした。ただリズムをつかんでいた時間帯にあったチャンスをきっちり決めておかないと、こういう試合をものにすることはできません。また今野・梶山らが絡んで来ると攻撃に厚みがでますが、それはカウンターの危険性とも隣合わせなだけに、もっと攻め切れない場面を減らし、攻撃をシュートで終える意識が欲しいですね。予選を考えると初戦の1敗というのは痛いですが、まだまだ試合はあります。気持ちを切り替えて次の横浜戦に臨みたいですね。

日時: 2006年03月29日 23:18 | トラックバック (1)

2006年03月30日
横浜戦のポイント
今日は代表のエクアドル戦があったんですが・・・全然見てません(苦笑)帰った頃にはとっくに終わっていて、録画もしてませんでした。ところで週末の横浜戦、先週末の横浜-浦和戦であった諸事情により、この試合から日産スタジアムの試合ではヒジターの応援グッズを身に着けた人はヒジター側の2階席(席種はホーム自由)に立ち入り禁止となって、ヒジター自由へ移動させられるようです(横浜オフィシャル)昨年から2階がヒジター席でなくなってしまったのは知ってましたが、なんかそれはそれで数によっては微妙な措置になる気もしますね・・・。

さて東京の方は先週末の京都戦は徳永のゴールで勝点3を得たものの、水曜のナビスコ杯浦和戦では0-2で敗戦。徐々に良くなってきているものの、一試合を通して力を発揮するにはもう少し時間と経験が必要でしょうか。この大一番には代表に招集された土肥・茂庭も復帰するでしょうが、先日の浦和戦で馬場が負傷退場したのは気がかりな点。同じく浦和戦で太ももを痛めたジャーンは出場が微妙のようです。また前線は川口が効果的な動きを見せているもののルーカスは疲労が見られ、そろそろ少し動いてもいい時期に来ているような気がしますね。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF徳永、ジャーン(増嶋)、茂庭、鈴木
MF伊野波、梶山、今野、栗澤
FW川口、ルーカス(ササ)

今野は脳震盪の疑いで検査入院しましたが、無事何事もなく退院したそうです。栗澤に掛かる期待は大きいですね。


一方の横浜は前々節まで4連勝を飾っていたものの、前節は浦和に1-3と完敗。しかし召集などでメンバーを入れ替えた福岡戦は1-0で勝利。代表でスタメンで出場した中澤や久保のコンディションは気になる点ですが、浦和に敗れた後の次の試合だからこそ、横浜のモチベーションはかなり高そうな気がします。予想スタメンはこんな感じです。

GK榎本達
DF松田、栗原、中澤(那須)
MF上野、マグロン、ドゥトラ、吉田(田中)、奥
FWマルケス、久保(大島)

横浜というと松田・中澤を擁する最終ラインに目が行きますが、チームの守備を安定させているのはむしろ中盤の分厚いプレスです。ここで相手の攻撃を食い止めてボールを奪い返し、高い技術を活かしたボール回しから主導権を握ってくることが相手にとって脅威なわけです。全体的にボールを扱う技術は高く、左サイドのドゥトラにマグロン・マルケスが絡んで、そのコンビプレーから抜け出したりチャンスメイクする動きが今季の大きなウリですね。また高さのある選手も多いため、簡単にセットプレーのチャンスを与えてしまうのは危険でしょう。

横浜と対する時には左サイドでチャンスを作る外国人トリオをどう抑えるかが鍵を握るわけですが、その辺はマルケスを伊野波がしっかりと抑えて残り二人のマーキングをはっきりさせておけば対処も可能なはずです。ただ、受身に回ると前線とその後ろの距離が開き、攻撃が単発になりやすくなるため、彼らにいかにボールを入れさせないように、いかに積極的に守って攻撃に繋げていくか、主導権を握っていくかという姿勢も重要になってきます。また中盤の選手は個の力で打開する選手は少なく、うまく追い込んで孤立させる事ができれば、ボールを奪って速攻に繋げられるかもしれません。

横浜が3バックで臨んでくるのなら、両サイドの裏のスペースを突いていくことは戦い方の定石ですが、横浜の3バックはそのうちの1人がチャレンジに行った時、そのスペースを埋めてバランスを取るような動きがやや緩慢です。その辺はもしかしたら修正しているかもしれませんが、チャレンジしてみる価値はありそうな気がします。また相手の両ボランチは攻撃の組み立てに特徴があるタイプで守備的な選手ではありません。サイドに基点を作っての二列目の飛び出しなども案外効果的なのではないでしょうか。そして横浜のセットプレーは脅威ですが、一方でそれをカウンターに繋げれば大きなチャンスを得ることができそうな気がします。簡単な相手ではありませんが、強い気持ちを持って先制点を奪い、試合の流れを引き寄せたいところですね。

日時: 2006年03月30日 23:51
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