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JリーグのFC東京を応援しているBlogです

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2005年10月の過去アーカイブです。
2005年10月01日
大宮0-1東京(J1第26節 駒場競技場)
ホームの大宮はGKに安藤、DFに西村、トニーニョ、奥野、冨田、MFはトゥット、純マーカス、金澤、藤本、FWは桜井、山下の2トップ。控えには荒谷、斉藤、島田、森田、レアンドロ。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、藤山、MFはボランチに今野、宮沢、右に栗澤、左に戸田、トップ下に馬場、FWはルーカスの1トップ。控えには三浦、規郎、梶山、阿部、ササ。

前半、東京はルーカスが基点となって周囲と絡む動きを見せる一方で、戸田が裏を狙う。対する大宮はトゥットが右サイドからドリブル突破を図ると、山下のポストプレーに藤本がスルーパス、右から入ってきたトゥットが決定的な形を迎えるもシュートは土肥がファインセーブ。後方からロングボールを入れる東京は今野のインターセプトから馬場がスルーパス、ルーカスがシュートを狙うと、やや慎重な大宮もトゥットがたびたびドリブルで仕掛けゴールを狙う。東京は宮沢・馬場らを基点にルーカスがキープ、戸田や栗澤が裏に飛び出したり、加地がオーバーラップを見せる。

ボールをキープするものの中盤から前にボールが繋がらない大宮に対し、東京は藤山・今野・栗澤らのインターセプトから馬場がルーカスにボールを入れ、大宮は冨田がたびたび前線にボールを入れるものの前線に繋がらない。中盤のこぼれ球を拾う東京は宮沢が裏を狙うフィードを見せると、藤山の攻め上がりからルーカスがシュートも枠を捉えられず、茂庭のフィードをキープしたルーカスがドリブルからシュートも正面を突いてしまう。大宮も西村のクリアからトゥットが右サイドを抜け出し折り返すもジャーンが冷静にクリア。大宮はチャンスをうかがうものの東京の守りを崩せない。

後半、大宮がボールをキープするものの、その前線に入れる基点をジャーン・茂庭らが潰し、馬場を基点に東京がカウンターを狙う。しかし後半9分、馬場の素早いリスタートに飛び出して安藤に激突した戸田が一発退場。10人になった東京は4-4-1気味の布陣に。大宮がボールキープするものの東京は前線から果敢にチェック、大宮が入れてくるボールもジャーンを中心に最終ラインが跳ね返す。後半12分には宮沢を基点としたカウンターから馬場がスルーパス、ルーカスのシュートは安藤が弾くものの、こぼれ球を宮沢が無人のゴールへ冷静に決めて東京が先制。

前線にボールを入れて徐々に攻勢に出る大宮に対し、東京はジャーン・茂庭らが跳ね返し、馬場・栗澤を基点にカウンターのチャンスをうかがう。後半18分に斉藤を投入した大宮は審判に当たったこぼれ球を桜井がシュートも土肥がファインセーブ、24分には島田を投入してCKやFKからゴールをうかがうも決定的な形に繋がらない。後半28分に梶山、35分に阿部を投入した東京に対し、大宮は後半31分に入った森田と最終ラインのトニーニョを前線に置いて、西村からクロスを入れていくものの東京は最終ラインを中心にそれを粘り強く跳ね返し、島田のFKが続いたもののそれをしのいで東京が勝ち点3を得た。


練習に出ていた遠藤がコールされないと思ったら・・・実はベンチ入りメンバーが全員フィールドプレーヤーだったこの試合の東京は、大宮のダイレクトプレーや右サイドからのトゥットの強引な仕掛けにゴールを脅かされはしたものの、前線の基点となる山下・桜井らに厳しく当たってキープさせず、そのこぼれ球をうまく拾って最終ラインから戸田・ルーカスらに裏を狙わせたり、裏を狙う動きを警戒して引いた大宮を相手にセカンドボールを拾って宮沢・馬場らを基点としたルーカスのキープから戸田・栗澤らが裏に飛び出す動きを見せました。久しぶりの先発だった宮沢・馬場・ルーカスらの動きは良かったですし、栗澤も右サイドからたびたび中に切れ込んでシュートを狙う動きを見せるなど新たな可能性を感じさせる布陣でした。

ただ「攻撃の形」という意味では格段に改善されたものの、ルーカスがたびたび決定的な形を作りながら得点を奪えなかったように、どこか形を作りながら決め手を欠いていたのも確かで、そんな状況の中で後半9分の戸田一発退場で10人になった時にはこの試合で東京が勝機を見出すのはかなり苦しくなったと思いました。しかし、そこがサッカーの面白いところで、逆に足りなかったものがはまったように気持ちのこもったプレーを見せて後半15分に宮沢が先制ゴール。次々と選手を投入して前線にボールを入れてくる大宮に徐々に押し込まれたものの、茂庭・ジャーンを中心とした最終ラインがしっかりと跳ね返し、藤山らがしっかりとセカンドボールを拾って時には繋ぎ、堅実にクリアすることで大宮のチャンスの芽を摘み、1人少ないながらも勝ち点3を得ました。

思うに一人退場した後の選手交代は難しかったと思いますし、個人的にはあの時間帯、状況での梶山投入はちょっと微妙だと感じました。大宮がロングボールを入れてくるのではなく、序盤に見せたダイレクトプレーや、ドリブルで突っかけるような攻めをもっと続けていたら東京はもっと苦しめられたと思いますし、その分かりやすい単調な攻めに助けられた部分もあったかもしれません。この試合の退場で戸田は出場停止になってしまいましたし、ササの起用法も解決したわけではありません。しかし下位が勝ち点を積み上げている状況で勝ったこと、そして馬場・宮沢が存在感を改めてアピールしたこの勝ち点3の意義は大きかったのではないでしょうか。

日時: 2005年10月01日 23:22

2005年10月02日
東京V4-4磐田(J1第26節 TV観戦)
ホームの東京VはGKに高木、DFに米山、林、上村、MFはボランチに小林慶、平野、右に山田、左に相馬、FWはワシントンをトップに小林大、ジウの2シャドー。控えには水原、柳沢、玉乃、平本、森本。

対するアウェイの磐田はGKに川口、DFに金珍圭、田中、服部、MFはボランチに福西、名波、右に太田、左に村井、トップ下に船谷、FWはカレン、中山の2トップ。控えには山本、茶野、成岡、西、崔龍洙。

前半開始直後から小林大、ジウがワシントンに絡んでチャンスをうかがう東京V。福西、名波を基点に繋ぐ磐田は素早いリスタートから船谷がミドルも高木がファインセーブ。左サイドで相馬・小林大が仕掛ける東京Vに対し、磐田は繋ぎつつ前線の中山にボールを入れ、そこを基点に細かいパス交換からチャンスをうかがう。お互い中盤で繋ぐ試合も前線に入れるボールが繋がらず、攻撃の形にならない。東京Vはインターセプトから平野のスルーパスに抜け出したワシントンがゴールネットを揺らすもオフサイドとなってしまう。

磐田は太田のクロスを中山が落とし船谷が狙うと、インターセプトから繋いで太田がドリブルからそのままミドルも高木がいずれもセーブ。逆に前半36分、平野が左サイドから入れたボールをファーに流れたワシントンがトラップから冷静に決めて東京Vが先制。ジウ・小林大を基点にチャンスをうかがうものの押上げが遅く前線でボールをキープできない東京Vに対し、磐田もボールキープからサイドに作った基点をフォローして村井が左サイドをたびたび抜け出し、そのクロスに中山・太田が狙うものの相馬が何とかクリア。

後半東京Vはロングフィードを山田が競ったこぼれ球にワシントン、平野がミドルを狙うがいずれもDFに当たってしまう。磐田はカウンターからカレンがドリブルで仕掛けるも、東京Vは服部の中途半端なパスをカットしたワシントンの浮き気味のスルーパスから抜け出したジウがゴールを狙うも川口がファインセーブ。サイドからボールを入れてくる東京Vに対し、磐田は後半10分に船谷・カレンに代えて西・成岡を投入。その後も東京Vはサイドへの展開からたびたびチャンスを作り出すものの後半18分、金珍圭の右からのアーリークロスにファーの中山が合わせ磐田が同点に追いつく。

しかし直後の後半19分には平野の縦パスに小林大が左サイドを抜け出しクロス、これをファーのワシントンがヘッドで決めると、後半24分にはワシントンのミドルシュートから得た小林大のCKをジウがヘッドで決めて東京Vが再び突き放す。しかし磐田も後半26分にCKから成岡がヘッドで一点を返すと、両サイドから崩し後半34分にCKのこぼれ球を繋いで田中がクロス、これを西がボレーで決めて同点、後半36分には太田のループシュートで逆転に成功。しかし終了間際に平野が成岡を倒して得た中山のPKはバーに当たり東京Vがカウンター、そこで得たFKをワシントンが直接決めて再び同点。結局4-4で勝ち点1を分け合うことになった。


前半東京Vが1点リードの展開でしたが、後半に入ると磐田が同点に追いついた後は東京Vが19分、24分と追加点を挙げ、磐田も26分、34分、36分と得点を挙げて逆転する大味な試合展開になってしまいました。お互いサイドからのクロスに対してやや守備陣がきっちりと人につけていなかった感がありましたが、リードした磐田がカウンターを狙い、終了間際に成岡がPKを獲得した時には試合が決まったと思いました。しかしそれがバーに当たってのカウンターからワシントンがハットトリックとなるFKを決めて同点に追いつくのですからサッカーは分かりません。スリリングな展開ではありましたが、追いつかれた磐田はショックだったでしょうし、リードしながら逆転された東京Vにしてみれば追いついてホッとした試合だったのではないでしょうか。

日時: 2005年10月02日 23:07

2005年10月03日
今日の雑感
この前の26節を終えた時点でJ1の下の方の順位はこのような感じになっています。前節で大宮に勝ったことで勝点を31にまで伸ばした東京はようやく11位にまで順位を上げてきました。

10位 横浜 勝点33
 8勝 9分 9敗 得点30 失点34 得失-4
11位 東京 勝点31
 7勝10分 9敗 得点30 失点31 得失-1
12位 柏   勝点30
 7勝 9分10敗 得点29 失点33 得失-4
13位 新潟 勝点30
 8勝 6分12敗 得点38 失点51 得失-13
14位 大分 勝点29
 8勝 5分13敗 得点27 失点34 得失-7
15位 清水 勝点28
 6勝10分10敗 得点31 失点35 得失-4
16位 大宮 勝点28
 8勝 4分14敗 得点29 失点40 得失-11
17位 東京V 勝点25
 5勝10分11敗 得点32 失点57 得失-25
18位 神戸  勝点20
 4勝 8分14敗 得点25 失点49 得失-24

しかしよくよく見ると勝点に関していえば、入れ替え戦のある16位に位置する大宮との勝点差はわずかに3。得失点差があるためそうそう簡単に順位は覆りませんが、残り8試合の中でG大阪・鹿島・C大阪・千葉といった上位陣との対戦も残っており、現時点での順位をもって降格圏内から脱したというにはまだ早いというのが偽らざる実情でしょう。

降格圏内は通常試合数と同じ程度の勝点(つまり勝点34)と言われますが、混戦の中で徐々に下位も勝点を積み上げていく中、その辺のラインは安全圏とは言えません。確実な安全圏は勝点40くらいなのかなと思っています。ただ、ここに残っているチームの中で一番失点が少ないことのアドバンテージは少なくありません。あれだけ勝てなかった時期が長かった割には東京は9敗しかしていません。点が取れないために勝てないこともありましたが、一方で守備陣が奮闘したことで引き分けに持ち込んだ試合も少なくありませんでした。

残り8試合で勝点9とすると負けない戦い方ができることもアドバンテージの一つでしょう。その辺のラインを超えれば変なプレッシャーもなくなるはずです。勢いのある上位陣との対戦を残していることを考えると、まずは近い順位の相手との試合で確実に勝点を稼いでいくことは必要不可欠。主力選手の累積が溜まっていく中でどこかで苦しい戦いが強いられる可能性は高そうですが、できれば早い段階で勝点を積み上げておきたいところ。ホームでの試合が多いことも有利な点として挙げておきたいですね。

今後の日程
27節 10/15(土)東京-広島(15:00 味スタ)
28節 10/22(土)東京V-東京(15:00 味スタ)
29節 10/30(日)東京-G大阪(15:00 味スタ)
30節 11/12(土)鹿島-東京(16:00 カシマ)
31節 11/20(日)東京-千葉(14:00 味スタ)
32節 11/23(祝)新潟-東京(15:00 新潟)
33節 11/26(土)東京-川崎(15:00 味スタ)
34節 12/3 (土)C大阪-東京(14:00 長居)

日時: 2005年10月03日 23:44

2005年10月04日
攻撃の形を作るために
昨日のエントリーは実際に書いた後に読んでみたらやや抽象的だったので、今日はそれの補足という意味も兼ねて、東京が残り試合を戦っていくにあたって何が必要なのか、自分なりに書いてみたいと思います。守備面は4戦連続完封もしてるわけですし主に攻撃面についていくつかポイントを考えていきたいと思います。


1.後方からのビルドアップの課題
 以前に比べれば徐々に攻撃の形ができつつありますが、トーチュウで前田さんも指摘しているように、今の東京は後方からのビルドアップという点では課題を残しています。特にサイドバックが低い位置でボールを持った時にパスコースがなく、そこからの展開ができていません。ただサイドバックが繋ぎに絡むとしても、本来はボランチがもっと主導権を握ってボールを繋ぎ、サイドバックがもっと前に出てボールを受けられる状況を作り出す必要があります。ボランチにはもっと繋ぎに参加して欲しいですし、チームとして攻撃をどう展開するのかというイメージを共有したいですね。


2.ミドルレンジから入れるくさびのボール
 最終ラインの裏を狙って入れていくボールというのは相手が最終ラインと中盤をコンパクトにしてきた場合、ラインを押し下げる意味でも有効な手段ですが、それだけではどうしても単調になってしまいます。大宮戦では宮沢・今野から引いてボールを受けにくるルーカスへミドルレンジのくさびのボールが入り、それをルーカスが巧みにキープして馬場・栗澤に繋ぐといった場面がありました。こういったパスはつい最近までほとんどなかったんですね。これがあると二列目がいい形でボールを持てるために展開の幅が出てきます。3人が近い距離を維持していたのも要因のひとつですが、基点を作ってそれをフォローする動き、これは今後も大切にして欲しいですね。


3.スペースを作る動き、それを使う連動性
 東京の戦い方を見るとポジションチェンジというのは時々行われるのですが、ゴール付近で誰かがスペースを作り出してそれを突くような動きに乏しいのが実情です。対角線、あるいは斜めに走るような俗に言う「ダイアゴナルラン」という動きですね。そのため常に相手が構えた守備に真っ向から突っ込んでいくような形になってしまっています。FWがサイドに流れてできたスペースに二列目が入ってきたり、FWがニアorファーに入ってDFを引き寄せて逆サイドから入ってくるような動きなど、その辺をもう少し意識できるようになってくれば今まで以上に決定的な形を作り出せるのではないでしょうか。


4.前線からの連動した追い込みから始まる中盤のプレス
 大宮戦でもルーカスの追い込みに始まって一方にパスコースを限定して縦にボールを出さざるをえなくさせて、この受け手を潰してボールを奪い、馬場を基点にハーフカウンターを狙った場面がありました。前線には闇雲にボールを追い掛け回すチェイシングを期待するのではなく、意識して一方にパスコースを限定していって中盤との連動からさらにパスコースを限定し、そのパスをカットするか、前にボールを入れていかざるをえない状況を作り出せるようになれば、相手は攻撃のリズムを作り出せなくなり、高い位置からボールを奪いやすくなります。そういった連動性を意識したいですね。


5.常にカウンターを意識したポジショニングを
 相手のCKなどではDFなども上がってきていることが多いため、実は守備が得意でない選手が後列に残っていることも少なくありません。そのため実はカウンターから決定的なチャンスに繋がりやすい状況でもあります。しかし相手が3枚残している状況で東京は2人が前線にいるパターンが多いのですが、クリアボールを拾ってそこにボールを展開する起点となる選手がいないことも多々あります。この辺は終盤の展開でも言えることなのですが、確実にフィニッシュまで繋げたいですね。どこに基点を置くのか、どうやってフィニッシュまで持っていくのかを的確に選択し、そういったチャンスをものにできれば試合はぐっと楽になるはずです。


細かい部分ではこうした方がいいという部分はもっとあると思いますが、上記に挙げた部分を意識して整理するだけでも随分と攻撃の形は変わってくるのではないでしょうか。今のシンプルにゴールに繋げていくことも大切ですが、それだけではどこかで必ず手詰まりになってしまいます。セットプレーをさらに整備していくことも重要なことでしょうし、チームの攻撃のレベルをもう一段階上げて確実性を高めるためにもここはもう一工夫欲しいところですね。

日時: 2005年10月04日 23:53

2005年10月05日
広島1-2名古屋(J1第26節 TV観戦)
ホームの広島はGKに下田、DFに駒野、ジニーニョ、小村、服部、MFはボランチに森崎和、右に李漢宰、左にベット、トップ下に茂原、FWは前田、佐藤寿の2トップ。控えには佐藤昭、西河、高柳、桑田、ガウボン。

対するアウェイの名古屋はGKに楢崎、DFに角田、秋田、古賀、MFはボランチにクライトン、安英学、右に杉本、左に中谷、トップ下に藤田、中村、FWは中山の1トップ。控えには川島、山口、吉村、本田、豊田。

前半お互いボールを前線に入れていく展開で、広島の最終ラインからのパスをカットした中谷がクロスを入れていくと、広島も右サイドから前田が仕掛け、FKを繋いで森崎がシュートを狙う。名古屋の厳しいマークに前線の前田・佐藤になかなかボールが収まらない広島は茂原がドリブルからミドル、服部が左サイド、李漢宰・茂原に駒野が絡んで右サイドから崩すも決定的な形を作れない。逆に前半13分には名古屋の杉本の右からのクロスをジニーニョがクリアミス、それがそのままオウンゴールとなってしまう。

これでリズムが狂ったのか広島はボールをキープするものの組み立てのリズムが悪くなってしまい、名古屋は右サイドの杉本が積極的に仕掛け、そのこぼれ球を藤田が狙ったり、そのクロスに中山がヘッドでゴールを脅かす。広島は引いてスペースを埋めてくる名古屋を守りを攻めあぐね、服部の大きなサイドチェンジからファーの李漢宰がダイレクトで狙い、CKのこぼれ球を服部がミドル、右から前田・李漢宰・茂原が仕掛けるものの崩しきれず、前半38分にベットは高柳と交代。名古屋はCKからのこぼれ球を中谷がクロス、古賀が落として中山が飛び出すもののオフサイドとなってしまう。

後半に入ると広島は服部を基点に左サイドから前田がたびたび仕掛けるようになり、入れていくこぼれ球を駒野がミドルも楢崎の正面。クライトンを基点に展開していく名古屋は杉本がしばしば仕掛け、ロングフィードに飛び出した中山が抜け出すもそのシュートは下田のファインセーブに遭う。広島は前田・佐藤にボールを入れていくものの名古屋の最終ラインに跳ね返されてしまい、名古屋はクライトンを基点に杉本・中谷の両サイドに展開していく。広島は後半19分にガウボンを投入して前線を厚くすると、直後に前田のフィードにうまく抜け出した佐藤が楢崎をかわして冷静に流し込み同点に追いつく。

後半23分に豊田を投入した名古屋に対し、森崎・服部を基点にチャンスをうかがう広島は、ジニーニョのフィードに前田が飛び出すもオフサイド、ロングフィードに佐藤が再び抜け出してまたもやループシュートを放つものの枠を捉えられず、右サイド駒野の攻め上がりからクロス、佐藤がニアに飛び込むもののわずかに届かない。逆にクライトンを基点にたびたび右サイドの杉本が仕掛ける名古屋は、その杉本のクロスを飛び込んできた藤田がヘッドでそらし、それをファーに入ってきた豊田がうまくボレーで蹴り込んで後半32分に勝ち越しに成功。広島が攻勢に出るも名古屋が逆にカウンターでゴールを脅かし、2-1で広島を下した。

広島は序盤からどこかリズムが悪く、オウンゴールで先制点を献上してしまったことはある意味それを象徴する出来事だった気がします。それでも時間帯によっては攻める時間帯を作り出しましたが、やや引いて守る名古屋を相手に攻めあぐねてしまい、佐藤のゴールで同点に追いついたもののその後のチャンスを決められず、名古屋に逆転を許してしまいました。そういう点では名古屋も、オウンゴールで先制したように決してリズムが良かったわけではありませんが、クライトンが基点となってボールをさばき、杉本・中谷の両サイドに展開して攻撃の形を作って、それに藤田がアクセントを加えたことで決勝点が生まれました。より本来の状態に遠かった広島がチャンスに決められなかったのは痛かったですね。

日時: 2005年10月05日 23:56

2005年10月06日
今日の雑感
昨日は東京に例のダービーの事件に対して制裁金が課されたり、ナビスコ杯の準決勝があったりといろいろなことがあった一日でしたが、そういった空気を読むこともなく次戦の偵察も兼ねて広島-名古屋戦を観てました。ナビスコ杯の決勝はどちらが勝っても初優勝のG大阪と千葉になりましたね。攻撃力に勝るG大阪がやや有利な気がしないでもないですが千葉にも付け入る隙はありそうですし、決勝は面白い試合になりそうです。

茂庭を含めた代表は欧州遠征に出発し、ラトビアで練習中なわけですが、10/8・10/12と試合をこなすとなると、もし茂庭がこれらの試合に先発で出場した場合、10/15にある広島戦の出場は極めて微妙なものになりつつあります。トーチュウにも増嶋が先発出場に意欲を見せているようですが、なかなか出場の機会が得られない増嶋にしてみれば、ここで何とか出場にこぎつけて貴重な経験を積みたいところではないでしょうか。

しかし増嶋は浦和戦(●1-2)やG大阪戦(●3-5)には先発出場、名古屋戦(●0-1)や鹿島戦(●0-2)には途中出場と機会を得たのがやや低迷した時期だったこともあって、今シーズンは4試合のみの出場に留まっています。やはりCBは経験がものを言うポジションだけに茂庭・ジャーンの壁は厚いですし、ベンチ入りすらも藤山というハードルを越えないと実現しません。同じワールドユースを戦ったメンバーが徐々に所属のチームにおいて出場機会を得る中で、自らはベンチ入りすらできない厳しい状況です。

これは東京というチーム自体がどちらかというと組織力を生かすというよりも、個の特性を前面に押し出したチームであるという部分も少なからず影響しているように思いますね。やはり個々の力量で各ポジションのタスクをこなす割合が多いために、出場する選手によってチームの戦い方が変わってしまうこともありますし、経験が足りなかったりするとそういった部分を勢いなどでカバーするしかなく、もしかしたら若手が長期的に安定した活躍をするにはやや時間が掛かる難しい環境にあるのかもしれません。

とはいえ増嶋にしてみれば何らかの形で出場機会を得ていかないと、CBのポジションにしろベンチ入りにしろ一向に近づいてきません。彼はSBやボランチの練習もしているようですが、まずはそのあたりを活かしてベンチ入りを目指すことですね。チームの状況を考えると経験の浅い若手よりも計算できる選手をベンチに置きたくなりますが、試合に出場して初めて得られる経験というものもありますし、SBやボランチの出場でも長い目で見ればCBとしてプラスになる部分もあるでしょう。今のような状況だからこそ増嶋には広島戦のようなチャンスを大切にして、自らの力で出場機会をもぎ取って欲しいですね。

日時: 2005年10月06日 23:15

2005年10月07日
石川が手術
・石川直宏選手の手術結果について(オフィシャル)

昨日石川が手術を行ったようですね。3週間入院、全治8ヶ月というのは以前の話から分かってはいたものの、やはり長いなと思わずにいられません。実際にはもう少し早く復帰できるのかもしれませんが、今季はともかく来季始動のキャンプに帯同できない可能性が高いというのはチームにとっても、石川本人にとっても痛いですね。とはいっても焦ったところで怪我が一気に治るわけではありません。その辺気分の切り替えが難しいとは思いますが、リハビリを頑張って以前のような元気な姿を見せて欲しいと思います。

日時: 2005年10月07日 23:25

2005年10月08日
ラトビア代表2-2日本代表(東欧遠征 TV観戦)
日本代表はGKに土肥、DFに駒野、田中、茂庭、中田浩、MFは稲本、中田英、中村、松井、FWは高原、柳沢。控えには楢崎、川口、箕輪、坪井、三都主、本山、小野、村井、鈴木隆行、大久保。

前半、日本代表は中盤でダイレクトにボールを回し、中盤で松井・中田がアクセントとなって徐々に右サイドバックの駒野も攻め上がるようになり、前半5分には中盤でボールを受けた高原がGKの位置を見極めてループシュートを決めて先制。ラトビアも守備を固めてカウンターを狙う。日本はラインの裏を狙う柳沢がロングボールからたびたびゴールを狙うと、中田浩のクロスのこぼれ球を中村がシュートもGKにセーブされてしまう。徐々に日本のリズムに慣れたラトビアはパスをカットして一気に前線にボールを入れてカウンターを狙うと、たびたびゴールを脅かすも、日本もよく戻って得点を許さない。

後半二人を交代させたラトビアに対し、日本は再び中盤を中心にリズムを取り戻し、後半7分には中田のダイレクトプレーからボールを受けた柳沢がエリア内で倒されてPKを獲得、それを中村が決めて日本が追加点を挙げる。しかしその後は徐々に中盤の運動量が落ちた日本に対し、ラトビアは中盤のパスカットからカウンターを狙い、高さのあるカルニンスを前線に投入してボールを入れペースを握るようになる。後半22分にはCKから押し込まれてラトビアに1点を返されると、日本は後半31分に三都主・坪井を投入して3バックに変更し修正を図る。しかし前掛りになるラトビアが優勢に試合を進める時間帯が続き、後半44分には中田浩のパスがカットされカウンターを食らい、同点ゴールを奪われ引き分けに終わった。


日本は中田英と中村を基点に、広範囲を動いてチャンスメイクする松井、引いた高原がそれに絡んでボールを繋ぎ、柳沢がたびたび裏を狙う動きを見せました。最初はやや固さのあった駒野も徐々に前に進出し、攻守によく絡んでいましたね。ただ中盤でのダイレクトプレーでリズムは作ったものの、中央を固め高さのあるラトビアの守備を崩しきるような場面は少なく、単にクロスを入れる、裏を狙うだけでなく、柳沢がPKを得たようにドリブルで仕掛けていくような攻め方がもっとあっても良かったかもしれませんね。中盤のパス回しが生命線であった分、運動量が落ちるとパスをカットされてカウンターを食らうようになり、すっかりリズムを失ってしまいました。

左サイドバックの中田浩は右サイドバックの駒野とバランスを取っていましたし、カウンターに対して攻め上がった駒野、そして稲本・中田英もよく戻って守備をしていました。しかし中盤の運動量が低下すると当然のように構成力も低下してしまいます。それで同じような戦い方をしていたら相手にパスを狙われやすくなりますし、相手に主導権を握られてしまうのも必然だったのではないでしょうか。1点を返されて坪井・三都主を入れて3バックに布陣を変更し何とか守りきろうという意図を感じましたが、それも最後の部分で相手をきっちり捕まえなければ意味がありません。中盤の構成力が落ちた時の戦い方にはもう少し工夫が欲しいですし、守備に関してもどうやって守り切るのかはっきりさせる必要がありますね。

日時: 2005年10月08日 22:56

2005年10月09日
今日の雑感
今日はオールスターがあってつらつらと眺めてたりもしたわけなんですが、個人技と数人の即興のコンビプレーで見せ場を作れる攻撃陣に比べると、なかなか組織的に守れない守備陣はちょっと割が合わないかもしれないですね(苦笑)代表の遠征と被ったりといろいろ物議を醸したオールスターではありましたが、サッカーの普及という大きい視点で見るとその興行自体が無意味とは必ずしも言えないのが難しいところです。

もちろんもう少しスケジュールをうまく組めないのか、と思わないでもないのですが、今季だけを見てもJのチーム数が増えたり、ナビスコ杯の決勝トーナメントも再びホーム&アウェイになったりしてベースとなる試合数が増えました。そのスケジュールの中で他国に比べて比較的多い代表の試合を組み込んでいこうとすると、召集される側のチーム事情もありますし、そういったスケジュールを組んでいく上でどこか被る部分が出てくるのは止むを得ないのかもしれません。後は何を優先させるのかというプライオリティの問題なんだと思います。

ただ、依然として代表の浮沈が日本のサッカー界に少なからず影響を与えている一方で、Jリーグが徐々に浸透しつつあることでもたらした効果も大きく、どちらに重きを置けばいいという簡単なものではなくなっています。誰もが納得するような日程を組むのは至難の業になってきているのかもしれませんが、今回に限らず日程を組んだことでどういうことが起こったのかは認識し、できる範囲で今後に活かしていくことは重要なことです。来季もW杯で変則の日程になるのは確実なわけで、Jリーグと代表のこのあたりをどうやって調整していくのか。よくよく考えて決めて欲しいですね。

日時: 2005年10月09日 23:04

2005年10月10日
今日の雑感
東京は8日の駒沢大の練習試合において土肥・茂庭が代表に、今野がオールスターに招集され、石川・加地が治療に専念する状況で、一本目は浅利を右SBに、FWはルーカス・阿部の2トップで戦ったようですね。

1本目 2-1(19分阿部、23分阿部)
GK 遠藤
DF 浅利、ジャーン、増嶋、藤山
MF 梶山、宮沢、栗澤、馬場
FW ルーカス、阿部

2本目 1-0(37分ササ)
GK 遠藤
DF 藤田、増嶋(→'33前田)、迫井、金沢
MF 三浦、小林(→'33練習生)、鈴木(健)、鈴木(規)
FW 近藤(祐)、ササ

3本目 0-0
GK 森田
DF 藤田、迫井、前田、中村
MF 金沢、練習生、鈴木(健)、鈴木(規)
FW 近藤(祐)、ササ

試合の方は45分×2+30分の変則マッチでトータル3-1で東京の勝利。阿部の2ゴール、ササがゴール。ただトーチュウにあった試合終了後の原監督のコメントを読むと少し考えさせられました。

今度の週末の広島戦を考えるにあたって、懸案となるのは戸田の出場停止と、茂庭の欧州遠征や加地の負傷で微妙な最終ラインをどういう布陣で戦うかです。次節で金沢が復帰するかもしれないというのは決して悪いニュースではありませんが、戸田・茂庭・加地の代役にササ・増嶋・藤田といった名前が原監督の口から真っ先に出てこないというのは少し残念な気がしますね。

今季結果的に原監督から藤山を超えるだけの評価をされていない増嶋の名前が出てこないのは、(いいか悪いかは別として)ある意味分からないでもないのですが、藤田でなく本職でない浅利の方が右SBとして1本目に出ていたことは少し気になりました。大宮戦も結局加地が強行出場するだけの動きは見せていましたが、逆に言えば藤田はここ最近のコンディションや動きに何か起用をためらうだけの何かがあるのでしょうか。

依然として順位が微妙な今の状況で、まずは攻撃よりもしっかりと守りから入りたい原監督の心理は分からなくもないですが、広島のような相手に受けに回ると後手に回りそうな気がしますし、その辺攻めの気持ちは大切な気がしています。右SBのオーバーラップは今の攻撃を考えるとアクセントとして非常に重要でしょう。藤田は加地が微妙なのであれば、何としても自分が出るんだというくらいの気概が欲しいところですね。

また戸田の出場停止でササとルーカスの併用を考えるのかと思っていましたが、今回は阿部とルーカスの2トップという形で一つの可能性を模索しているようです。それはそれで一つの形なのですが、一方でササの起用が依然として中途半端なままなのを見ていると、原監督的に残り試合でササをチームにフィットさせていこうという気持ちがどれだけあるのかは微妙な気がしてなりません。正直やや持て余し気味なのが実情ではないでしょうか。

原監督にしてみれば個で局面を打開するタイプではありませんし、獲ったタイミングも微妙なだけにどう使うのかという難しさはあるのかもしれません。ボックスの中で勝負するササのプレースタイルを今の原監督のサッカーに組み込んでいくには時間が掛かるような気がします。結果を優先させようと思ったらそのプライオリティが低くなるのも無理のない話なのかもしれませんね。ボールポゼッションが出来るチームであれば、また違った可能性を感じさせてくれる選手のような気もしているのですが。

日時: 2005年10月10日 23:17 コメント (1) | トラックバック (0)

2005年10月11日
今日の雑感
しみじみと思うんですが、リーグ戦が中断するとネタがありませんね(苦笑)このblogはサッカーネタしか書いていないので、毎日書こうと思ってもこういう状態が続くとホントに何も書くことがなくて、最近は直感で思いついたことを書いていて自分でもちょっと苦しいと思ってます。なので実はこっそりそんなに書くのが難しくないネタを募集中です。

ちなみに代表ネタは最近試合以外は極力近づかないようにしてます(笑)ジーコ監督が就任した頃はいろいろ思ったことを書いてみたりもしたのですが、それからここまでの試合を観ているうちに、いつの頃からか何だか代表についてあれこれ書いてる自分がバカらしくなってしまって、最近はすっかり試合を観るだけになってしまいました。何といったらいいんでしょうか・・・ジーコ監督のサッカーについて書くことが何か不毛に思えてきたわけなんです。

思うにジーコ監督が考えてることって案外シンプルでオーソドックスなんじゃないかと思うわけです。ただそれをうまく伝えるだけの表現力も、そのイメージを形作るだけの具体的な方法論もないだけで(笑) チームのディテールを構築できない監督のチームが選手次第になってくるのはある意味当然の話で、監督に与えられたタスクをこなすことを重視する選手よりも、チームの中での役割を自覚して適切なプレーを選択できる選手を重用するのも必然的な話だと思うんですね。

監督を務めるくらいの人物ならたいていは理想のサッカーのイメージというのは頭の中に描けるわけで、そこでの分かれ目はその理想と現実のギャップを埋めるために何ができるかだと思うわけです。その一方で選手の個々の能力が高ければ高いほど、監督が埋めなければならないギャップは少なくなってくるんですね。例えば海外の最先端のサッカーを日本に持ち込んでも、個々の能力差を考慮に入れてその足りない部分を戦術で補っていかないと機能しません。その辺が分からないと選手の力が足りないから、で終わってしまうわけです。

また、いい監督の基準というのはその環境によって変わってくると思うんですね。いい選手がいるチームではいかに組み合わせて機能させるかがポイントになってきますし、経験が足りない若いチームだったり、選手が全体的に小粒なチームでは戦術的に補う方法もありますし、個々の能力を伸ばしていく方法もあるでしょう。明らかな中心選手がいるチームではその選手をいかに巧くつかっていくかがポイントになるかもしれません。選手の資質とチームが何を求めているのかという基準に対して、どういうアプローチで監督が適切な答えを出すのかが評価の対象になってくるわけです。

協会がジーコに求めたのはものすごく大雑把に言うと確か組織的な戦術の限界を感じて、それにこだわらない個々の能力やアイディアを活かすような自由なサッカーをということだったと思うのですが、ジーコは基本的にそういったものをある程度持っていることを前提に召集していることが多いですね。要するに育てながら鍛えるのではなくて、それがある程度あった上で召集しているわけです。結果だけを見るとジーコは協会の意図したこととそんなに離れていないのですが、その過程を見ると協会側の思惑とジーコの考えに大きな隔たりがあるのは想像に難くありません。

前任者がユース代表から多数の選手を引き上げたこともあって余計その印象が強くなったのではないでしょうか。少なくともジーコは育成型の監督ではありませんし、戦術でチームの足りないところを補えるような監督でもありません。もし変わるとしたら選手個々の能力の向上でしょうが、あと一年もない中で海外組にしても、新たに召集するにしても現時点に+αをもたらすほどの勢いのある選手が新たに出てくるでしょうか。たださすがに選手の組み合わせは重要になってくるとは思うので、試合を重ねていく上でその辺はじっくりと模索してベストの形を考えて欲しいところですね。

・・・つらつらと書いてたら思わず長くなってしまいました(笑)

日時: 2005年10月11日 23:59

2005年10月13日
ウクライナ代表1-0日本代表(東欧遠征 TV観戦)
日本代表はラトビア戦のメンバーからGKに川口、左サイドバックに三都主を入れてボランチの底に中田浩、中盤の左に稲本を置く中盤をダイヤモンド型にした4-4-2の布陣。

前半はウクライナがプレッシャーを掛けて稲本・三都主のサイドで基点を作りつつ、そこからのサイドチェンジや中へ切れ込む動きで日本の守備に揺さぶりを掛けてボールを入れてきました。その積極的に前に出て仕掛けてきたウクライナに対してやや受身に回ることになった日本は、その攻めを何とかしのいで中田英や稲本らを基点に前線の柳沢・高原にボールを入れていくものの、攻守の切り替えが遅くて前線のサポートができなかったため、どうしても素早く基点を囲んで潰しに掛かるウクライナの厳しい守備にボールをキープすることが難しくなってしまい、決定的な場面どころかシュートをなかなか打てませんでした。

その後は日本も徐々にサイドに流れる中村・それをフォローする三都主らが基点を作るようになったり、中田浩がサイドへ流れて攻めあがったりと、攻めの組み立てには工夫が見られるようになってカウンターからチャンスをうかがうようになりました。しかし焦らず日本の攻撃を遅らせてサイドに追いやって中を固めてくるウクライナの守りを崩す工夫がなく、その攻めをシュートに繋げられないのは相変わらずで決め手に欠きました。逆に前半の終盤には縦パスからダイレクトではたかれてCBが一瞬の隙を突かれ、その間を抜け出されてウクライナに決定的な形を作り出されてしまいましたが、シュートが枠を捉えられず事なきをえました。

後半に入って日本は前線に基点を作るために鈴木隆行を投入。しかし期待されたポストプレーは思ったほど機能せず、前線が孤立してしてドリブルから中田英のミドルシュートなど単発な攻めはあったものの、4人を代えて相変わらずサイドを基点に仕掛けてくるウクライナを相手にカウンターくらいしか攻め手がなくなってしまいました。そんな状況で後半8分に中田浩が相手の足にレイトタックルを仕掛け一発退場。一人少なくなった日本は後半12分に柳沢を下げて箕輪を投入して最終ラインを3バックとし、両サイドバックを一列上げた3-5-1に変更しましたが、残り時間苦しい戦いを強いられることになってしまいました。

日本は後半23分には左サイドに村井、24分には中盤に松井を投入して中盤の活性化を図り、中田英を基点にサイドに展開して徐々に攻め上がるようになってきた駒野、そして村井を松井がフォローしてチャンスをうかがうもののセットプレーのチャンスをものにできず、逆にウクライナが一人多い利点を活かしてサイドにスペースを突き、そこからのクロスで作るチャンスを日本が懸命の守りでしのぐ時間帯が続くことになりました。そして後半ロスタイムには左サイドからのクロスに競った箕輪がファウルを取られPKの判定、これを決められてウクライナに先制を許してしまい、日本は敗れることになってしまいました。


確かにこの試合、終盤のPKも含めて判定に関してはやや日本に厳しい部分がありましたし、後半の中田浩の退場という誤算によって日本が前線を削った分だけ攻めがより苦しくなった点は否めません。しかしそれまでの時間帯もウクライナを相手にやや受身に回らざるをえない展開が続いていましたし、日本は中盤に基点を作ることはできても、それをフィニッシュまで繋げていく部分については課題を抱えたままでした。あるいは判定次第で引き分けることはあったかもしれませんが、少なくともそうなければ勝利できたはずだといえるような内容ではなかったように思います。

守備陣も危ない場面が何度かあった割にはよく守りましたが、攻めの形を作れず相手の攻勢を受けて押し込まれる時間帯が続くようだと、さすがに守りきるのが苦しい気もしました。引けば攻撃に人数を掛けるにも負担が大きいだけに、できれば受身になるのではなく前からの能動的な守備をそのまま攻撃に繋げたいところでしょう。日本の攻撃の組み立てが個々のアイディアを周囲が感じられるかという域を出ていないことも要因のひとつかもしれませんが、ああいった相手の厳しいプレッシャーの中でもいかにフィニッシュの形まで繋げていけるかは流れを引き寄せるためにも重要なことです。その辺の攻守の切り替えの早さや組み立てにチームとしてもう一工夫が欲しいところですね。

日時: 2005年10月13日 02:33

広島戦のポイント
代表の東欧遠征やオールスターも終わって、ようやく週末からリーグ戦が再開しますね。天皇杯も四回戦以降の組み合わせが決まって東京は11/3に福岡と対戦することになりました。とはいってもその前にまだリーグ戦の試合が続くわけで、とりあえずそちらをどう戦っていくかの方が大事なのではないかと思っています。代表やオールスターを観てもどこか物足りない気がしてましたが、それはやっぱり東京の試合がなかったからなのかもしれません(笑)

さて東京は戸田が大宮戦の退場により出場停止。代表に招集された土肥・茂庭のうち、2試合に出場した茂庭はコンディションはやや気がかりなわけですが、怪我から復調しつつあった加地も新たな箇所を傷め今週練習していたように今野が右サイドバックに起用される可能性が高そうです。同様に負傷で欠場が続いていた金沢も最終ラインのメンバーがやや不足気味の状況に広島で復帰する可能性も出てきました。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF今野(加地)、藤山(茂庭・増嶋)、ジャーン、金沢(藤山)
MF梶山(今野)、宮沢、栗澤、馬場、阿部
FWルーカス

復帰後初先発の阿部は思い切った仕掛けでその存在感をアピールしたいところ。それはここ数試合先発から遠ざかっていた梶山にも言えることですね。


対する広島は勝点39の8位。今節を迎えるにあたってベットが2試合の出場停止、森崎浩も左腓骨を骨折しており欠場が決定的な状態。現時点では大木も腰痛を抱えており、ガウボンも別メニューでの調整が続いているようです。また駒野が東欧遠征で2試合に先発しましたが、駒野は服部とともにリーグ戦26試合全てに出場しており、彼がコンディションによっては欠場となると、代わりに誰を起用するのかという点も注目ですね。予想スタメンはこんな感じでしょうか(細かい部分は正直わからんです)。

GK下田
DF駒野(西河・森脇)、小村、ジニーニョ、服部
MF森崎和、李漢宰、茂原、大木(高柳)
FW佐藤、前田(ガウボン)

基本的に中盤は最近はダイヤモンド型が多いようです。1ボランチの森崎和が基点となって中盤でボールを繋ぎ、そこからサイドバックの攻め上がりを引き出してサイドに基点を作り、それに中盤の選手やFWが絡んでチャンスを広げていくという形が多いでしょうか。中盤の茂原・大木は運動量があってあちこちに顔を出してきますし、FWの佐藤は裏に抜け出す動きが秀逸で、前田もサイドに流れて積極的に仕掛けてきます。それに得意のセットプレーを絡めて先制し、カウンターを狙う展開が広島の必勝パターンと言えるでしょうか。やはり質の高い上下動を繰り返す両サイドバックの動きが目を引きますが、それも中盤・前線の選手が献身的な運動量なしには活きてきません。中盤をどう制するかがこの試合のポイントになりそうです。

守備面を見てもGKの下田、CBの小村・ジニーニョといった経験のある選手を中心に形成されて安定感があり、その堅実な守備がリーグ最小の失点という結果に繋がっています。中盤をコンパクトにしてのプレッシャーから始まる守備は全体的にカバーリングの意識も高く、闇雲に仕掛けていくだけでは崩しきれないように思いますね。ただ小村・ジニーニョのCBは高さがありうまいカバーリングも見せますが、それほどスピードはありません。いかに相手のCBを引っ張り出してそのスペースを突いていくかがポイントになると思いますが、その鍵は最終ラインの裏を突くことでラインを下げさせて広島のコンパクトな布陣を崩し、うまく中盤でルーカス・馬場を中心に周囲がうまくフォローし基点を作れるかどうかでしょう。高い位置からパスコースを限定して中盤でボールを奪うようなハーフカウンターも意識して狙っていきたいですね。

広島は相手をよく研究していますし、それに対する対応能力も高いですが、一方で予想外の動きには対応が後手後手になりがちな面もあります。縦のポジションチェンジなど思い切った意外性のある動きも状況によっては効果的かもしれません。そしてあの最終ラインを崩すには基点をどこに作るにしてもアクセントとなる2人目、それを活かしてゴールを狙う3人目の動き出しが必要です。両サイドを含めた周囲との連動性が重要になってくるでしょうし、セットプレーもターニングポイントになりそうな気がします。イメージ以上に戦いにくい相手ですが、どちらのチームもサイドを基点とした攻めが鍵を握りそうなだけに、受身にならずにこちらから仕掛けて相手を押し込むくらいの積極性が欲しいところですね。

日時: 2005年10月13日 23:43

2005年10月15日
東京2-2広島(J1第27節 味スタ)
ホームの東京はGKに土肥、DFに今野、ジャーン、茂庭、藤山、MFはボランチに梶山、宮沢、右に栗澤、左に阿部、トップ下に馬場、FWはルーカスの1トップ。控えには遠藤、金沢、浅利、規郎、ササ。

対するアウェイの広島はGKに下田、DFに駒野、ジニーニョ、小村、服部、MFは森崎和を中盤の底に、右に李漢宰、左に茂原、トップ下に大木、FWは佐藤、前田の2トップ。控えには佐藤、西河、高柳、ガウボン、ジョルジーニョ。

前半、お互いに前線へボールを入れていく展開の中で、広島は森崎和らを基点に右サイドの李漢宰・駒野らがスペースを突くようになってボールを入れてくるようになり、前田が右サイドから仕掛けるもののジャーンがカバー。対する東京も落ち着いたプレーを見せる左SBの藤山を基点にチャンスをうかがい、その攻め上がりから阿部・宮沢・ルーカスと繋いでシュートもポストを直撃してしまう。東京は阿部・ルーカスにボールを入れていくもののフィニッシュまでもっていけず、広島はスペースのできる右サイドをたびたび突くようになり、駒野に絡む李漢宰が思い切ったミドルを見せるものの土肥が弾き出す。

スペースのある右サイドから駒野とそれに絡む李漢宰がチャンスをうかがう広島はCKから入れたボールが巧くすり抜け、ファーの前田がヘッドで狙うも枠の上。東京は中盤でのインターセプトから馬場を基点にカウンターのチャンスをうかがうもののなかなかシュートまで持っていけない。広島はサイドに流れる前田を基点に茂原・佐藤が絡んだり、服部からボールを受けた森崎和のミドルシュート、前田や茂原がサイドからボールを入れてくるもののボールは東京の守備陣が跳ね返す。東京もルーカスや馬場、右サイドの栗澤を基点にカウンターのチャンスをうかがうものの、フォローが遅く決定的な形に繋げられない。

後半、東京は梶山・馬場を基点に攻勢に出るもののいずれもジニーニョに阻まれ、CKからファーの今野がボレーも下田がキャッチ。広島もカウンターから前田らが積極的に仕掛けるも茂庭を中心とする東京の守備陣がカバー。宮沢の展開に裏を取った阿部がシュートも下田が小村と激突しながらストップし、東京の波状攻撃もしのがれてしまう。逆に後半10分、カウンターから大木が入れたボールを佐藤-森崎和と繋ぎ、前田が中に切れ込みながら決めて広島が先制。直後に規郎を投入した東京は左サイドから規郎がクロスを入れるものの中に合わず、後半14分には痛めていた下田が佐藤と交代。

広島はCKから服部が折り返し小村が押し込むもののオフサイド。馬場を基点にチャンスをうかがう東京は後半21分に金沢を投入して今野をボランチに上げ、26分に前線にササを投入。後半31分には藤山のフィードをササが落とし、阿部がトラップからうまく反転してゴールを奪い東京が同点に追いつく。しかし後半37分広島のCKで金沢のクリアが規郎に当たってしまい、それを森崎和が折り返して佐藤が決めて後半37分に勝ち越されてしまうが、直後に中央突破から馬場が規郎へ展開、その折り返しを馬場がダイレクトで決めて再び同点に。その後お互いカウンターを狙うものの決め手を欠き、2-2で引き分けた。


東京は戸田の出場停止、加地も負傷で欠く布陣で左サイドに阿部、右サイドバックに今野を起用する布陣で臨みました。前半、阿部が積極的に中へ入って基点になろうという動きをしたことで、その空いたスペースを広島の駒野・李漢宰に突かれましたが、カバーに回った宮沢・そして藤山を中心にその攻めをしのぎ、効果的なポジショニングを見せた馬場を基点にカウンターのチャンスを狙いました。左SBの藤山も落ち着いたプレーで攻撃参加し、何度かチャンスを作り出していましたね。しかし一方で右サイドへの展開では栗澤のクロスや今野の攻め上がりが遅れ、崩し切れない場面も見られました。

後半、攻め切れない状況が続くうちにカウンターから前田に決められて失点。直後に投入した規郎が左サイドからチャンスメイクするもののクロスが中に合わず、それがカウンターのピンチに繋がってしまったこともありました。しかし金沢を投入して今野をボランチに上げてササを前線に投入すると、ササが前線でボールをキープしようとする動きを見せて、その落としたボールを阿部が決めて同点に。CKから失点した時には苦しくなったと思いましたが、直後に中央突破から馬場が決めて振り出しに戻しました。引き分けに終わった試合でしたが、決めきれずにカウンターから失点する展開にも諦めず追いついたことにこの試合の価値があったのではないでしょうか。

サイドアタッカーを置かない今日の布陣では、阿部が前線に頻繁に顔を出したことで宮沢が左サイドのカバーリングに徹し、中盤がダイヤモンド型に変わることもしばしばでした。梶山の1ボランチはバイタルエリアを埋めるという点で必ずしも効果的だったとは言えませんが、広島の攻めがややサイドからの崩しに偏っていたこともあってSBの粘り強い守備が結果的に光ることになりました。馬場が前線と近い位置にいて基点となりチャンスをうかがう攻めの形は決して悪くないと思いましたが、形を作っても最後の場面で難しい選択が多かった点、栗澤がやや慎重なプレーに終始した点は反省材料でしょう。両SBが戻ってきた時には状況もまた変わってくると思いますが、いかにフィニッシュにもっていくかという部分でもう一工夫が欲しいところですね。

日時: 2005年10月15日 23:17

2005年10月16日
新潟1-1東京V(J1第27節 TV観戦)
ホームの新潟はGKに木寺、DFに梅山、高橋、萩村、菊地、MFはボランチに本間、桑原、右にアンデルソン・リマ、左に鈴木慎吾、トップはエジミウソン、ファビーニョ。控えには北野、岡山、青野、上野、末岡。

対するアウェイの東京VはGKに高木、DFに上村、林、戸川、MFはボランチに戸田、平野、右に柳沢、左に相馬、FWは1トップにワシントン、小林大、ジウの2シャドー。控えには水原、小林慶、玉乃、森本、平本。

前半、中盤で新潟のパスをカットしてチャンスをうかがう東京Vは、小林大が右サイド突破してのクロスに反応したワシントンを萩村が倒してPK、これをワシントンが決めて前半3分に東京Vが先制。前半5分には本間が負傷して青野を投入した新潟はファビーニョが左サイドからたびたび突破を図るものの中へのクロスはなかなか合わず、逆に東京Vは右サイドからジウ、左から相馬のクロスに右から入ってきた柳沢がゴールを狙うもののいずれもゴールを奪えない。その後も新潟のパスを中盤でカットし東京Vが逆襲を狙う展開に、新潟も梅山のパスからエジミウソンがボレーも枠の上、エジミウソンの突破はカットされてしまう。

東京Vは左サイドからジウが突破して抜け出しグラウンダーのクロス、小林大がシュートも戻った桑原がブロック。中盤のこぼれ球を東京Vが拾ってチャンスをうかがう展開に、柳沢・平野・相馬らがサイドからクロスを入れるものの中に合わない。新潟はエジミウソンらが突破を図るもののフォローがなく孤立、鈴木慎吾やリマらを中心にサイドに基点を作ろうとするものの東京Vの激しいチェックに潰されてしまい、獲得したFKをリマが直接狙う。その後も東京Vのカウンターをしのぐと、前半44分には青野の縦パスをエジミウソンが落とし、飛び込んできたリマが決めて新潟が同点に追いつく。

後半、鈴木慎吾・ファビーニョが左サイドから崩す新潟がCK・FKを獲得、リマのFKからこぼれ球をエジミウソンがヘッドも右にそれてしまう。ロングフィードからエジミウソンがドリブル突破を図りFKを獲得、アンデルソンリマが直接狙うもののバーに当たってしまう。東京Vは相馬がたびたび左サイドから仕掛けてクロスを入れるものの跳ね返され、後半10分東京Vのビルドアップをカットしたエジミウソンのドリブルを潰した上村が二枚目のカードで退場。両サイドを下げて4バックに変更した東京Vに対し、新潟は中盤でのボールをカットして逆襲を狙い、エジミウソンがドリブルからゴールを脅かす。

東京Vは右サイドに流れた小林大や左サイドの相馬がクロス、前線にボールを入れていくものの萩村を中心とした新潟の守備が跳ね返す。新潟はエジミウソンの個人技で突破を図り、周囲もボールを集めるものの東京Vの守備を崩せない。東京Vはジウが高い位置でボールをカットしシュートも萩村がカバー、ワシントンのキープから戸田がスルーパス、ジウが飛び込むものの木寺がファインセーブ。後半31分に玉乃を投入した東京Vは左サイドから玉乃がチャンスメイクをすると、後半35分に前線に上野を投入した新潟もカウンターからファビーニョのシュートのこぼれ球をエジミウソンが押し込むもののオフサイド。上野にボールを集めたパワープレーもゴールを奪えず、1-1で引き分けた。


前半は中盤で繋ぐ新潟のパスをカットして東京Vがサイドから崩す展開が続きましたが、早い時間帯にワシントンのPKで先制してしまったことが裏目に出たのか、その後も東京Vがリズムをつかみサイドから崩したり、ワシントンにマークが集中する分フリーになったジウがチャンスを得たものの、PKを与えてしまった萩村を中心に懸命に守る新潟の守備を崩せず追加点を奪えませんでした。逆に新潟のエジミウソンの個人技やサイドからの崩しは潰したもののリマのFKにゴールを脅かされ、エジミウソンが落としたボールに飛び込んできたリマを捕まえることができませんでした。

しかし後半東京Vのパス交換を新潟に狙われて慌ててカバーに回った上村が二度目の警告で退場してしまい、後半の早い時間帯に東京Vが一人少なくなってしまいました。しかし新潟はワシントンらの決定力に脅威を感じていたのか、後列からの押上げがなくエジミウソン・ファビーニョらの前線頼みは変わらないまま。逆に4バックにして守備を固めて前線の決定力に掛けた東京Vが互角に戦う展開となってしまいました。終盤新潟は最終ラインを削って前線に上野を投入しましたが結局攻め切れず。お互い勝機はありましたが、一気に決めるだけの思い切りに欠けたことが引き分けという結果になったように思いますね。

日時: 2005年10月16日 22:28

2005年10月17日
神戸1-4G大阪(J1第27節 TV観戦)
ホームの神戸はGKに本田、DFに金古、マルティン、北本、MFはボランチに佐伯、ホルヴィ、右に朴康造、左に坪内、トップ下に遠藤、FWはイヴォ、平瀬の2トップ。控えには徳重、河本、栗原、和多田。

対するアウェイのG大阪はGKに藤ヶ谷、DFにシジクレイ、宮本、山口、MFはボランチに遠藤、橋本、右に渡辺、左に二川、トップ下にフェルナンジーニョ、FWは大黒、フェルナンジーニョの2トップ。控えには松代、入江、家長、松波、吉原。

前半、中盤でボールを拾うG大阪は前線の3人にボールを入れてそれに周囲が絡み、空いたスペースを有効に使ったり、狭い地域でのコンビプレーから神戸のゴールをうかがう。G大阪の中盤での早い寄せになかなか攻めの形を作れない神戸は、中盤も引いてしっかりと守りを固め、攻めあぐねるG大阪はアラウージョ・フェルナンジーニョのコンビプレーから渡辺が折り返して大黒がゴールを狙うと、フェルナンジーニョを基点にアラウージョ・橋本・大黒が次々とゴールを狙うものの北本・金古・本田らを中心とする守備陣が何とかカバー、G大阪の猛攻をしのぐ。

神戸も徐々に金古らから右サイドの朴康造が裏を狙うパスが出たり、佐伯・ホルヴィが繋いで右サイドにイヴォが抜け出すもののクロスは合わず、中盤で繋いでもG大阪の早いチェックにくさびのボールを潰されてしまう。攻め切れない神戸に対して逆にG大阪はシジクレイ・遠藤らを基点に大黒・フェルナンジーニョが仕掛け、渡辺のアーリークロスに大黒が飛び込むものの本田が何とかクリア。その後もフェルナンジーニョを基点とするG大阪の攻勢の時間が続き、前半40分にはフェルナンジーニョが左サイドから仕掛けて朴康造・佐伯をかわしDFを引き付けてクロス、これをアラウージョがヘッドで押し込んでG大阪が先制。

後半神戸は北野を入れてイヴォを一列下げ、G大阪は左サイドに家長を入れて二川を右サイドに。神戸は北野が前線を積極的に動き回り、朴康造の落としたボールからミドルシュートを狙うと、ホルヴィも積極的に前に出てゴールを狙う動きを見せる。しかしG大阪もフェルナンジーニョ・アラウージョのコンビで決定的な形を作り出すと、神戸のクリアボールを拾ってサイドに展開し、二川・家長が仕掛ける動きを見せる。中盤の守備がルーズになってきた神戸に対し、G大阪はフェルナンジーニョを基点に大黒が決定的な形を作ると、フェルナンジーニョの個人技、そして二川・アラウージョ・遠藤が次々と神戸のゴールを脅かす。

神戸も右サイドの朴康造・イヴォのコンビプレーなどでチャンスをうかがうものの、後半19分には遠藤のパスに裏を取った大黒がシュート、こぼれ球に詰めた遠藤が決めてG大阪が追加点。直後に神戸は和多田を投入するものの、後半22分に吉原を投入したG大阪は23分に遠藤から左サイドのアラウージョへ、そのクロスを本田がファンブル、これを吉原が決めて追加点。なおも攻めるG大阪の攻めを何とかしのぐ神戸は後半30分、朴康造・イヴォのコンビプレーから北野が突破を図ったこぼれ球を朴康造が決めて1点を返す。しかしG大阪の攻勢は続き、終了間際にカウンターからアラウージョが決めて4点目を挙げ、4-1でG大阪が勝点3を得た。

神戸は最終ラインの3枚に加えて両サイド、そして両ボランチ、トップ下の遠藤も時には下がってスペースを埋めてきました。前線のアラウージョ、大黒には二人以上で当たって何とか押さえ込んでいましたが、縦横無尽に動くフェルナンジーニョの個人技に徐々に振り回されるようになり、そちらに気をとられると前線の2人とのマークがルーズになってしまって先制点を奪われると、集中力が切れたのか中盤のフォローも少なくなって防戦一方となり、追加点を奪われるのは時間の問題だったように思いますね。攻撃面でもフィニッシュまで持っていくには出し手・受け手の動きがともにもう少し工夫が必要だと感じました。G大阪は1点を取っても攻撃の手を緩めず、攻撃的な選手を次々と投入して追加点を狙いに行きましたが、多少の失点などものともしないこの攻撃力は優勝を目指す上で大きな力となりそうですね。

日時: 2005年10月17日 23:52

2005年10月18日
今日の雑感
最近サッカー関連の記事に目を通す時間的な余裕がないので見落としていたのですが、サンスポの記事によると加地は週末の東京V戦の出場が微妙なようですね。長い目で見たら無理させるべきではありませんし、その辺はチーム全体でカバーして戦っていくべきだと思うわけなんですが、問題は起用をどうするかなわけです。前節は金沢が負傷明けでベンチスタートでしたが、途中出場後はさすがと思わせるプレーを見せてくれました。コンディションの問題もありますが、金沢が起用できるかどうかというのは一つのポイントとなってきますね。

本来であれば本調子でない金沢も無理をさせたくないのはやまやまなのですが、彼が左に入れれば藤山を右に入れることができます。藤山自体も左サイドでのプレーが徐々にいい形を見せてきていたので、その辺は少し思案のしどころなのですが、今野のボランチに戻ってからのプレーを見てしまうと右サイドバックよりは・・・と思えてしまうのは管理人だけではないと思います。右サイドバックは他にも藤田・前田らがいるはずですが、試合を観に行った方の話を伺った限りでは現在のサテライトの状況はどうも芳しくないようですね。

中盤も広島戦では途中まではサイドアタッカーがいなかったことで今までとは違った模索が続きました。阿部は守備時には左サイドをカバーする場面も見られましたが、基本的にはダイヤモンド型の中盤だったといってもいいでしょう。点を取った阿部の2トップを継続するのであれば、先述の今野の起用も含め残りの中盤の枠をどう活かしていくかが重要になってきますね。好調の馬場を起用するとなると残りは3枠。金沢を無理させなければ今野は右サイドバックに使うかもしれませんが、現実的にプレーエリアを考えると右は戸田・規郎・栗澤の三択、左は戸田・規郎・宮沢・梶山の四択でしょう。

思うに今の東京は守備から入る戦い方以上に、計算できる戦力を中心に布陣を考えています。状況的に勝点を確実に稼ぐためにはある意味非常に手堅い手法という見方もできますが、そこには新たな戦力が起用される余地はありません。ただ、ここまで戦ってきた主力の力が分かっているとは言っても、少なくとも本職である程度力があることが分かっている選手を差し置いてまで、あえてほとんど経験のないポジションに起用すべきなのかどうかはまた別の問題な気がします。残り試合の中で警告の累積やケガも気がかりです。次の試合が東京にとって一つのターニングポイントになりそうな気もしますが・・・果たしてどうなるでしょうか。

日時: 2005年10月18日 23:54

2005年10月19日
今日の雑感
オフィシャルによるとサテライトの大宮戦で藤田が怪我をしてしまっていたようですね。今回は全治二週間ほどだそうですが、今季の負傷は加地が負傷した時にも同時期に負傷してしまったりしてちょっとついてないですね。特に前回の負傷はチームの中で出場機会があったにも関わらず怪我でそれを棒に振ってしまったことで、その後の出場機会に少なからず影響を与えてしまったような気がします。トーチュウによるとジャーンもやや痛めているようですし、負傷はこういうスポーツにはつきものとはいえ・・・なかなか減らないですね。

今の替えの効かない選手が何人かいる東京の現状を見ると、今後どこかで怪我・累積で苦しい試合が出てくると思いますが、チームとしてその辺は今のカテゴリのメンバーで何とか乗り切ろうとしているような気がします。あるいはそれだけそれ以外のメンバーとの差が開き始めているのかもしれませんが、どうしても主力メンバーに掛かる負担は大きいのではないでしょうか。負傷の影響もあって今季の東京は厳しい戦いが続きましたが、結果的に見ると人数の割には戦力となりうる実質的な選手層は薄かったといわざるをえません。

多少無理してでも主力中心で戦わざるをえないのは、東京の特徴のように言われているサイド攻撃や堅守も実は個に依存している部分が大きいために、選手が変わると攻守のクオリティが大きく変わってしまうことに起因している気がします。今は戦術によって個が支えられているのではなくて、個によって戦術が支えられてるのではないかと。当然それはある程度どのチームにもあることですが、もう少しその辺を整理してチーム全体でフォローすることができるようになれば、代わりに出た選手の経験不足がもろに露呈するようなことは改善されてくるのではないでしょうか。その辺は若手を成長させていく上でも今後考えていかねばならない部分だと思いますね。

日時: 2005年10月19日 23:47

2005年10月20日
東京V戦のポイント
週末はいよいよ東京Vとの一戦ですね。東京が勝点32の11位、東京Vが勝点26の16位とお互い楽ではない順位にいますが、東京としては降格争いから抜け出すために、東京Vとしては自動降格から抜け出すためにもどちらにとっても負けられない、ではなく何としても勝利を収めたい試合になります。今季二度目のダービーは今季の残り試合の行方を大きく左右しそうです。

さて東京は加地が負傷で欠場が濃厚。ジャーン・金沢といったメンツも負傷を抱えていますが、とりあえずは出場する予定のようです。そして練習では藤山が右SB、戸田が右サイド、ボランチは今野・梶山のコンビで主力組が組まれていたとか。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF藤山、ジャーン(増嶋)、茂庭、金沢
MF今野、梶山、戸田、馬場、阿部(栗澤)
FWルーカス

この試合では出場停止明けの戸田も期するところがあるでしょうが、前節も得点を奪った馬場・阿部が周囲とのコンビプレーから積極的に前線に飛び出せるかどうかがカギを握りそうな気がしますね。

対する東京Vは上村、小林大、平本が出場停止。平本は知らない間に出場停止になってましたが、サテライトでの浦和戦での審判への暴言がこの試合への三試合出場停止に繋がってしまったようです。ここまで数試合は3バックでその出場停止に加えて代役となるべきCBの米山・李康珍らも負傷あがりらしく、週末はサイド対策も兼ねて両サイドを下げた4バックで臨んでくる可能性もあるのではないでしょうか。予想スタメンはこんな感じですね。

GK高木
DF柳沢、戸川、林、相馬
MF戸田、平野、山田、ジウ
FW森本、ワシントン

攻撃陣で脅威となるのはやはりワシントンですね。運動量があるタイプでも器用なタイプでもありませんが、前線でどっしりと構えて周囲の攻め上がりを引き出されたり、特にエリア内でボールを受けられると非常に危険な存在です。以前はやや足元のボールが多かったように思いますが、最近はクロスからヘッドで得点を挙げるなど、その高さも活かすようになってきています。ジウは中盤でボールの受けどころとなったり、サイドからチャンスメイクをするチャンスメーカータイプの選手ですが、そういったプレーが周囲と噛み合って来るようだと脅威になりそうですね。久しぶりの先発が濃厚の森本も期するものがあるのではないでしょうか。

中盤の戸田・平野・山田はいずれも経験豊富な選手たちで、彼らが前線の選手たちに絡んで柳沢・相馬といった攻撃参加を引き出してくると東京Vの攻撃は侮れないものになってきます。中盤で繋がれるだけなら怖くありませんが、高い位置でボールをキープするワシントンに中盤・サイドが絡んでくるような厚い攻めに繋がらないように、前線のワシントンに厳しいチェックを掛けて早めに攻撃の芽を摘んでくいくことが重要になってきます。両サイドからのクロスも崩されていない状態ならCBの二枚で十分に対応が可能なはずですし、前線で孤立すればワシントンにできることは限られます。中盤まで下がってボールを受けてもワシントンは怖くありません。

守備陣も個々の能力が低いわけではないのですが、誰がどう動いた時にどうカバーするという連動性が低く、中盤からの飛び出しに対してボランチのマークがルーズなため、後列からの飛び出しに対応できないという致命的な弱点を抱えています。なのでサイドを突いて中の守備の意識を外に向けさせることも重要ですが、むしろ重要なのはその後。いかにスペースを作り出してそこを二列目の選手に突かせるかが重要になってきます。ルーカスも後列の動きをうまく使って欲しいですし、馬場だけでなく阿部・戸田もサイドに流れるだけでなく、逆サイドにボールがある時には中に入ってくる動きで3人目のストライカーの役割を期待したいですね。

日時: 2005年10月20日 23:55

2005年10月22日
東京V1-2東京(J1第28節 味スタ)
ホームの東京VはGKに高木、DFに山田、林、戸川、相馬、中盤はボランチに戸田、右に小林慶、左に平野、トップ下にジウ、FWは2トップにワシントン、森本。控えには水原、柳沢、弦巻、久場、町田。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFに藤山、ジャーン、茂庭、金沢、MFはボランチに梶山、今野、右に戸田、左に阿部、トップ下に馬場、FWはルーカスの1トップ。控えには遠藤、三浦、規郎、栗澤、ササ。

前半、東京は東京V陣内でボールをカットしルーカスを基点に馬場・阿部がフォローしてチャンスをうかがう。対する東京Vも東京の攻勢をしのぐと最終ラインでボールを繋ぎ、機を見ての左サイドへの展開で相馬・ジウがドリブルで積極的に仕掛け、クロスを入れてワシントン・ジウが飛び込んでくるもののジャーン、茂庭が跳ね返され、ワシントンのヘッドは枠を超えてしまう。東京も阿部・金沢が左サイドから崩すものの、カウンターでジウのドリブルから森本がシュートを放つと、後半19分には林の展開から相馬がクロス、土肥のクリアを身体に当てて森本が身体で押し込み東京Vが先制。

東京は今野・梶山を中心に中盤でボールを拾い、サイドに展開してボールを入れていくものの東京VのDF陣に跳ね返されてしまい、阿部が左サイドを突破しクロスを入れて戸田が飛び込むもののわずかに届かず、サイドからの崩しに阿部がたびたび飛び出してゴールを狙うものの得点に繋がらない。その後も攻める東京は戸田の右サイド突破からルーカスがゴールを狙うと、ルーカスのパスを受けた梶山のミドルは戸田に当たってしまう。しかし前半44分、ルーズボールを拾った東京は金沢が繋いでルーカスが流し、入ってきた梶山がミドルシュートがポストに当たって入り1-1の同点に追いつく。

後半、東京Vは中盤をボックス型に変更。東京はルーカスを基点に右サイドの戸田・藤山が攻め上がる。東京Vも右サイドの山田を基点にワシントンにボールを入れていくものの茂庭を中心に懸命にカバーを見せる東京の守備を崩せない。東京は阿部が左サイド突破から馬場がミドルシュートも左にそれてしまう。東京Vも徐々にボールを繋いでチャンスをうかがうものの、ワシントンや森本らに入れるボールは茂庭を中心とする東京の守備陣がしのぐ。東京が後半15分には規郎を投入すると、東京Vも戸田の負傷で後半18分に久場を右サイドに置いて小林慶をボランチに。

東京は後半21分にササを投入。相手陣内でボールをカットし馬場のパスを阿部がシュート、高木が弾いたボールにササが飛び込むもののわずかに届かない。徐々に中盤が間延びすると東京Vも相馬・ジウが仕掛け、前線のワシントンにボールを入れ、久場のスルーパスにワシントンが裏に飛び出すものの土肥が飛び出してクリア。平野のミドルはポストに当たってしまい、ワシントン-小林と繋ぎジウがシュートも枠を捉えられない。逆に東京は規郎のパスを受けた馬場がゴールを脅かすと、後半ロスタイムに栗澤のドリブル突破から生まれたパスを右サイドに流れたササがニアを抜いて決めて勝ち越し。そのまま東京が2-1で東京Vを下した。


東京は前回の布陣から今野をボランチに戻し、右サイドを藤山と戸田が入りましたが、周囲との連携がやや不十分で、出場停止明けの戸田もやや空回り気味でした。しかしこの試合では今野・梶山を中心に中盤でボールを拾いつつ、前線のルーカスが基点となって馬場や阿部がフォローして攻撃の形を作ることで、それに梶山が絡んだり、右サイドに展開したり、阿部に金沢・今野・ルーカスらが絡んで左サイドから崩したりと、サイドアタッカーを起用しなくてもいくつかの攻めの形の可能性が見えたのではないでしょうか。その点今の東京において馬場・阿部という気の利いたプレーができる選手がいることは大きいと感じました。

守備面でも東京Vがいったん右サイドの山田らを起点にして東京の布陣を全体的に左に寄せて逆サイドにスペースを作ってからサイドチェンジやフィードを使って相馬やジウをうまく使ってそこを突いてきたため、どうしても中に絞る動きの多かった藤山の対応は後手後手になり、結果的に失点も許してしまいましたが、全体的にみれば東京Vの左サイドからの崩しにはよく対応できていたように思いますね。ワシントンに対してもジャーンと茂庭でうまくカバーし、土肥も含め集中した守備ができていたのではないでしょうか。

中盤でボールをよく拾っていた今野・梶山の運動量が落ちた後はスペースができてジウらを基点に東京Vのカウンターを食らいましたが、最終ラインとボランチでブロックを使って追加点を許しませんでした。あと守備で対応が必要な課題はポストプレーからの後列の飛び出しと、ミドルシュートのコースを消すことですね。勝ち越し点もあそこでパスを選択したのがいかにも栗澤らしいのですが、あのササのスペースに流れた動き、角度のないところからニアを抜く形で確実に決めた正確なシュートはさすがでした。セットプレーの整備とともに得点力を上げるための有効な手段だけに、うまく使う方法を考えたいですね。

日時: 2005年10月22日 23:31

2005年10月23日
今日の雑感
本来なら今日は一試合くらい見たいところなのですが、次に対戦するG大阪と、鹿島の試合は放送がないんですね(鹿島の試合は東京の試合と被ってました)。両方とも月曜に録画放送があるのですが、大分がG大阪を破ったのにはさすがに驚きました。確かに二川が負傷欠場していたとはいえ、そんなに攻撃力が落ちるとも思えません。大分がどうやって破壊力抜群のG大阪の攻撃陣を1点に抑えたのかは興味があるところです。

東京も昨日の勝利で勝点を35まで伸ばし、順位を9位まで上げてきました。自動降格圏内にいる東京Vとの勝点差は9に広がったことですぐに追いつかれる心配はなくなりましたし、実質的には勝点40くらいまで伸ばせばほぼ安全圏といえるでしょう。東京の残り6試合を考えるには、G大阪・鹿島・千葉・新潟・川崎・C大阪と比較的上位との対戦を残す中でどんな戦い方をしていくのかということが非常に重要になってきます。勝利を目指していくことはもちろんですが、来季に向けて繋がる今季の収穫といえるようなものが何か欲しいと思うわけです。

昨季は馬場が26試合に出場して大きく出場時間を伸ばしたこと、そして梶山も出場時間を伸ばして大事な局面で何度か得点を挙げたことが大きかったと思うんですね。彼らの成長なしに、チームがケリーと契約更新をしないという決断をすることはなかったと思っています。しかし今季最大の誤算はダニーロがフィットしなかったことよりも、馬場・梶山が負傷で出遅れたことだったのではないでしょうか。いずれもベンチ入りしてからスタメン復帰するまでには時間が掛かりましたが、彼らがスタメンに復帰してからはチームのリズムも確実に変わりつつあります。

今季残り試合で東京が何を優先させるかを考えた場合、彼らをスタメンに定着させることは非常に重要なことだと感じています。現時点では2人ともフル出場でプレーするには、その課題も少なくありませんが、それでも彼らの持っているリズムは今の東京に必要不可欠です。まずは残り試合の全試合スタメン出場を目指し、出来が悪い時の最低レベルを引き上げて試合ごとの波を減らしていくことですね。彼らがコンスタントに安定したプレーを見せるようになれば東京のセンターラインも安定します。そうなれば両サイドからの崩しも今まで以上に効果的になってくるのではないでしょうか。

日時: 2005年10月23日 23:23

2005年10月24日
G大阪1-2大分(J1第28節 TV観戦)
ホームのG大阪はGKに藤ヶ谷、DFにシジクレイ、宮本、山口、MFはボランチに橋本、遠藤、右に渡辺、左に家長、トップ下にフェルナンジーニョ、FWはアラウージョ、大黒の2トップ。控えには松代、入江、松下、松波、吉原。

対するアウェイの大分はGKに西川、DFに三木、深谷、上本、MFはボランチにエジミウソン、トゥーリオ、右に梅田、左に根本、トップ下に吉田、FWはマグノアウベス、高松の2トップ。控えには高嵜、吉村、西山、山崎、松橋。

前半、G大阪は左サイドの裏を狙う家長が仕掛けていくと、遠藤やフェルナンジーニョを基点にアラウージョにボールを入れてそこからの展開を狙うものの、厳しいマークになかなか基点を作れない。対する大分は前線にボールを入れてその巧みなポストプレーからサイドに展開、それを吉田がフォローしてチャンスをうかがう。その後G大阪は中盤や前線に入れるボールが繋がらず攻めあぐね、大分はボランチを中心に繋いで全体を押し上げ、トゥーリオがミドルを放つも藤ヶ谷が弾く。G大阪はカウンターからフェルナンジーニョらがキープも大分はエジミウソン・トゥーリオが巧みに基点を潰す。

なかなか基点を作れないG大阪は前線にボールを入れて大黒らが裏を狙うものの、深谷を中心とする守備陣が粘り強くカバー。逆にその深谷らのフィードからマグノアウベスらがたびたび裏を狙うもののG大阪が何とかしのぐ。G大阪は中盤から繋ぐものの中盤で効果的な守備を見せる大分がくさびのボールに厳しいチェックを入れるため攻めあぐね、CKが続くものの得点を奪えない。大分もマグノアウベスのキープに吉田が絡んで根本がシュートも右にそれ、G大阪がフェルナンジーニョ・アラウージョ、そして左サイドから家長が仕掛けるも深谷が巧みなカバーを見せる大分の守備を崩せない。

後半高い位置からプレスを掛ける大分にG大阪はオフサイドが続き、アラウージョを基点にチャンスをうかがうものの崩せない。大分もマグノアウベスを基点にサイドに展開してチャンスをうかがう。遠藤・フェルナンジーニョを基点とするG大阪は前線に基点を作って遠藤・橋本が飛び出していくもののしっかりとそれを捕まえる大分の守備を崩せず、徐々に無駄なドリブルの時間が長くなって入れるボールは跳ね返されてしまい、遠藤が左サイドからアラウージョとのコンビで崩すもそのシュートは西川がセーブ。逆にカウンターを狙う大分は後半20分、トゥーリオのフィードに抜け出したマグノアウベスが決めて先制することに成功。

G大阪は後半21分に吉原を投入するものの、大分はカウンターからマグノアウベス、前線に飛び出すエジミウソン、根本がゴールを脅かし、後半25分には左サイドエジミウソンが抜け出して高松が繋いでマグノアウベスがゴールを決め追加点を挙げる。G大阪も後半29分に吉原が得たFKを遠藤が直接決めて1点を返し、勢いに乗って徐々に前掛りになるものの前線にボールが繋がらず、キープしてサイドに展開し家長らが仕掛けるものの大分の守備を崩せず、大分がカウンターを狙う展開に。その後前線に松波・シジクレイを投入するものの大分の守備を崩せず、終盤に宮本が負傷退場したG大阪は1-2で大分に敗れた。


G大阪は遠藤・フェルナンジーニョといった選手を基点にチャンスをうかがいましたが、大分はそのG大阪が入れるくさびのボールをエジミウソン・トゥーリオのボランチコンビが素早いチェックで潰したのが効いてましたね。それでも攻撃の形を作ったG大阪でしたが、結果的に巧みなカバーリングを見せた深谷を中心とする大分の最終ラインの健闘が光る結果となってしまいました。逆にカウンターを狙った大分のマグノアウベスの決定力はさすがでした。両サイドやエジミウソン、高松らも積極的にゴールを狙う姿勢を見せて周囲がうまくマグノアウベスを盛り立てていましたね。G大阪は局面では光るものを見せていましたが、チームとしての攻守の連動性におて曖昧だった部分を、一人一人のやるべきことがはっきりしていた大分にうまく突かれてしまったのではないでしょうか。

日時: 2005年10月24日 23:11

2005年10月25日
鹿島1-0名古屋(J1第28節 TV観戦)
ホームの鹿島はGKに曽ヶ端、DFに青木、岩政、大岩、新井場、MFはボランチにリカルジーニョ、フェルナンド、二列目に小笠原、深井、FWは本山、アレックス・ミネイロ。控えには杉山、石川、野沢、増田、鈴木。

対するアウェイの名古屋はGKに楢崎、DFに古賀、秋田、増川、MFはボランチにクライトン、安英学、右に杉本、左に大森、二列目に藤田、中村、FWは中山の1トップ。控えには川島、角田、吉村、山口、本田。

前半、鹿島はボランチのリカルジーニョが基点となってチャンスをうかがい、小笠原のフィードから深井が抜け出してシュートも楢崎がセーブ。ラインを押し上げる名古屋は中盤でのプレスで鹿島ボールを奪い、クライトンらが右サイドの杉本をスペースに走らせるも、入れるクロスが中に合わずなかなか決定的な形を作れない。前線の本山・アレックスらを基点にチャンスをうかがう鹿島は左サイドを深井、新井場が崩しを見せてリカルジーニョを基点に、逆サイドの青木の攻めを引き出したり、小笠原・本山に繋いで深井やアレックスミネイロがゴールを狙う。

鹿島は新井場を基点に深井が左サイド飛び出しての折り返しにアレックスミネイロがシュートもサイドネット。アレックス・ミネイロのキープから青木がミドルも左にそれてしまう。クライトンを基点に繋ぐ名古屋はしばしば右サイドの杉本が突破を図りクロスを入れるもののなかなか繋がらず、中村がFKやミドルからゴールを脅かすも枠を捉えられない。鹿島はリカルジーニョがミドルを放つと、深井とのコンビプレーからしばしば本山が前線で仕掛けチャンスをうかがう。前半の終盤にはリカルジーニョが入れてアレックスミネイロがポストプレー、小笠原がボールを入れるものの深井には繋がらない。

後半、本山から左サイドに展開、深井のクロスにアレックスミネイロがヘッドも枠を超えてしまう。繋ぐ名古屋はしばしば杉本が右サイドから崩し、中山・中村が裏を狙う動きを見せると、杉本のクロスに藤田が二列目からの飛び出しでヘッドも枠を捉えられず、左サイドに流れた中村が仕掛けて抜け出しクロス、中山が飛び込むものの曽ヶ端が一歩早くクリア。鹿島は本山がドリブルから積極的にシュートを狙うと、青木のクロスを小笠原が折り返し本山がうまいトラップからシュート。後半14分には新井場に展開した折り返しを受けた本山が決めて鹿島が先制。

攻勢に出る名古屋に対し鹿島は焦らず繋ぎ、鹿島は右サイドからアレックスミネイロが仕掛け、青木がクロスを入れてく。名古屋は中山が裏を狙い、右サイドから杉本が仕掛けるもなかなかシュートまでもっていけない。名古屋は後半20分に本田を入れて杉本との2トップにすると、23分には山口慶を中盤に投入。クライトンからしばしばサイドに展開し、杉本がボールを入れていくものの跳ね返され、クライトンのFKに秋田がヘッドも曽ヶ端の正面を突いてしまう。その後も本田のキープから杉本・中村が前線に飛び出すもののゴールを奪えず、鹿島が勝点3を得た。

やや名古屋が引き気味の展開に鹿島が繋いでチャンスをうかがいましたが、名古屋の3バックを中心とする守りに対してやや決め手に欠け、名古屋もクライトンらを基点に右サイドの杉本らがボールを入れていきましたが、こちらもクロスの精度を欠いてなかなかシュートに繋がりませんでした。ただ両チームを比較すると攻めに工夫を付けようとしていたのは鹿島で、本山の積極的にゴールを狙う動きが光って先制。対する名古屋は最後までボールを持った選手とボールを受ける連動性に乏しく、なかなか決定的な形を作れませんでした。ここ数試合なかなか勝ちきれなかった鹿島にしてみれば、G大阪との勝ち点差を2にしたこの試合は大きかったのではないでしょうか。

日時: 2005年10月25日 23:59

2005年10月26日
今日の雑感
昨日一昨日とG大阪・鹿島の試合を見たわけなんですが、考えてみたら次とその次は首位と2位との対戦だったんですね。圧倒的な攻撃力をベースとする爆発力のあるG大阪、安定した守備をベースに落ち着いた試合を見せる鹿島と非常に好対照のチームが残っているのは面白いですね。G大阪の攻撃力は他チームの追随を許さないものがありますが、その守備には攻撃力ほどの連動性がありません。その辺が宮本の負傷も含めてどう影響してくるか。鹿島は決定力が前線次第の部分もありますが、基本的に戦い方が安定してます。

鹿島は点を取れるかが今後勝点3を取る上でポイントになってきますが、G大阪の場合は前線がうまく押さえられた場合、接戦を勝ちきるだけの勝負強さがチームとして出てくるかどうかがカギを握りそうですね。鹿島はあまり状況に左右される感じではなさそうなだけに、むしろ相手が研究して対策を練ってくるであろうG大阪が内容いかんに関わらずどれだけ勝点3を積み上げられるかが重要になってきますね。現状を考えると東京との対戦はどちらも勝っておきたい試合なはずです。当然楽な試合にはならないと思いますが、徐々に上向きになりつつあるチームにとっては格好の相手になりそうですね。

日時: 2005年10月26日 23:34

2005年10月27日
G大阪戦のポイント
さて先日の東京V戦で勝点35まで伸ばしたことで、とりあえずすぐに降格の危機が迫る位置からは脱することができました。今後は現時点で東京よりも上位との対戦が多いだけに油断は禁物ですが、逆に降格争いのプレッシャーから死に物狂いでくる降格圏のチームと戦うよりは、よりポジティブに今よりも上位を目指すという戦い方ができるかもしれませんね。


さて東京は加地が次節のG大阪戦でもあまり無理しない方向で、金沢が復帰し藤田が負傷で欠場が濃厚な状況のため右サイドには藤山が起用される可能性が高そうです。練習試合東農大戦では右サイドに阿部・左サイドには戸田を起用したルーカスの1トップが試されたとか。腰に違和感を感じた梶山が欠場し、ルーカスが途中交代しましたが、いずれもG大阪戦には問題ないようですね。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF加地、ジャーン、茂庭、金沢
MF今野、梶山、阿部、戸田、馬場
FWルーカス

カギを握るのは馬場・梶山の2人。阿部やルーカスといった選手の決定力にも期待したいところですが、おそらく効果的なのは二列目からの飛び出し。前節同様積極的にミドルシュートを狙って行きたいですね。


対するG大阪は前節の大分戦の終盤で宮本が負傷。思ったほどの重症ではなかったようですが、東京戦の欠場は確実のようです。實好はこれまで肉離れで欠場していましたが、次節でスタメンに復帰する可能性が高そうです。また二川も負傷で欠場していましたが、大分戦の敗戦を受けて東京戦は強行出場の可能性も出てきたとか。渡辺がやや体調不良、大黒がスタメンを外れる可能性もあるようようで、中盤から前の予想のスタメンは難しいですね。

GK藤ヶ谷
DF實好、シジクレイ、山口
MF橋本、遠藤、二川(渡辺)、家長
FWフェルナンジーニョ、大黒(吉原)、アラウージョ

圧倒的な力を持つ前線の3枚が脅威のG大阪の攻撃陣ですが、前線の決定力が活きてくるのも遠藤や二川、やや引き気味のフェルナンジーニョらを基点として中盤を支配しているからに他なりません。中盤でボールを奪った時、そして最終ラインからのボールを受けてからのG大阪の攻撃がもっともその真価を発揮する時でしょう。遠藤から主にフェルナンジーニョ・アラウージョを基点に二人のコンビプレーと個人技を軸に、それにその他の選手も絡んでスペースのないところでもスペースを作り出し、切り崩してシュートまで持っていってしまうだけの破壊力を持っています。

ただ、当然のことながらアラウージョ・フェルナンジーニョのコンビは目立つのですが、その破壊力を支えてるのが彼らだけでないところにG大阪の怖さがあります。ここしばらくはやや精彩を欠いてるように見える大黒も裏を狙う動きやボールを狙う動きは秀逸で、二川・遠藤といった供給源からいいボールがいい形で入ったら決定的な形を作り出してきます。基点なる遠藤から始まる攻撃もシンプルに左サイドに展開して左サイドから家長が積極的に仕掛けることもあれば、二川のタメから遠藤自身が前に出てサイドで数的優位を作ったり、ミドルを狙ったり。橋本も積極的に前に出て行きますね。

実際右サイドがややバランスを取ることはあっても、ボランチまでを含めた中盤が前掛りになる攻撃はセカンドボールを拾うことも多く、前線がシュートで終わることが多いこともあって相手にかなりの脅威を与えます。この攻撃をしのぐには前線にボールが収まる前に基点を抑え、攻撃を遅らせることが重要です。特に基点となることの多い遠藤・フェルナンジーニョをケアして前線へ簡単にボールを入れさせないようにし、その上で前線に入れてくるボールを潰すことが一つのポイントになってくるでしょう。そして中に高さがない分、外へ外へ押し出して苦し紛れのクロスを入れさせればそれを跳ね返してスペースのある中盤に基点を作り、カウンターのチャンスを作り出すことができるのではないでしょうか。

相手の最終ラインを中心とした守備は高さもあり、1対1の対応も決して悪いわけではありません。しかしG大阪の失点が多いのは、中盤のプレスと最終ラインの押上げが連動していなかったり、最終ラインがどうしてもボールの集まる場所に絞ってしまってスペースを作ってしまったりと、やや組織的な連携に乏しいいことがその要因でしょう。それを束ねていた宮本の欠場も少なからず影響するはずです。最終ラインの押上げの虚を突いた裏への飛び出し、ポストプレーからの二列目の飛び出し、片方のサイドを基点に逆サイドを狙うなど有効な攻め方はいくつかあるだけに、相手の攻撃をしのぎつつ先に点を取る展開にすることでG大阪の焦りを誘いたいところですね。

日時: 2005年10月27日 23:58

2005年10月29日
大分0-1千葉(J1第29節 TV観戦)
ホームの大分はGKに西川、DFに三木、深谷、福元、MFはボランチにトゥーリオ、エジミウソン、右に梅田、左に根本、トップ下に吉田、FWはマグノアウベス、高松の2トップ。控えには高嵜、吉村、西山、松橋、山崎。

対するアウェイの千葉はGKに立石、DFに結城、ストヤノフ、斎藤、MFはボランチに阿部、佐藤、右に山岸、左に坂本、トップ下にポペスク、FWは巻、ハースの2トップ。控えには櫛野、水本、中島、工藤、羽生。

前半、千葉の入れるボールを潰しにいってカットしたり、こぼれ球を拾う大分は吉田を基点にサイドの攻め上がりを引き出し、根本からのクロスや三木の裏を狙ったフィード、そして中盤からパスを受けたマグノアウベスがゴールを狙うもストヤノフを中心とする千葉の守備陣がカバー。対する千葉も中盤でのダイレクトプレーから前線のハース・巻にボールを入れ、ハースのポストプレーからポペスクが裏を狙うと、前線のマグノアウベス・高松にボールを入れる大分に対して中盤でボールを拾う千葉も前線にボールを入れてチャンスをうかがう。

大分は高松がFKを獲得、その後もCKが続くものの得点に繋げられず、千葉も坂本が左サイドから入れたクロスを巻が折り返し、ポペスクがシュートも左にそれてしまい、CKから山岸がニアでそらし、ファーで斎藤がシュートも枠を超えてしまう。高松が裏を狙う大分に対し、千葉は坂本がたびたび左サイドのスペースに飛び出してチャンスを作ると、CKからのこぼれ球をストヤノフが一人交わしてシュートも西川に抑えられてしまう。その後も横の揺さぶりを仕掛けてくる千葉に対し、大分も右サイドに流れたエジミウソンのクロスに吉田がボレーで合わせるも枠を捉えられない。

後半、大分はCKから高松がヘッドも捉えられない。低い位置で阿部を中心に繋ぐ千葉は左サイドから坂本がクロスにハースがヘッドも枠を超えてしまう。大分は千葉の前線の基点を潰してカウンターのカウンターから根本とのコンビプレーや素早いリスタートからマグノアウベスがゴールを狙う。千葉はダイレクトプレーでボールを繋ぐもラストパスが中を固める大分の守備にカットされてしまい、左サイドの坂本を基点に巻がシュートも左にそれ、ハースがポストプレーで絡んでチャンスをうかがうものの崩せず、後半13分には羽生を投入。

しかし前線にボールを入れていくもののなかなか大分の守備を崩せず、逆に吉田そして前に出るエジミウソンを基点に大分が攻勢に出て、吉田の入れたボールに根本が飛び込むものの立石がキャッチ。根本のクロスにマグノアウベスが強烈なシュートを放つも立石が止めて坂本にクリアされてしまう。その後もマグノアウベス・根本・吉田が次々とゴールを脅かすものの中を固める千葉の守備を崩せず。逆に後半32分に羽生を投入した千葉は後半36分に阿部がFKから左サイドへ展開、ストヤノフのクロスを佐藤がヘッドで決めて千葉が先制。大分の反撃を抑え1-0で千葉が勝点3を得た。

好調の大分が千葉を迎えた屈指の好カードでしたが、ここまで好成績を続けてきた大分は個々の選手が自信を持ってプレーし、千葉と互角以上に渡り合っていました。中盤でのチェックから前線の高松・マグノアウベスと、効果的な動きで基点となりサイドの攻め上がりを引き出した吉田らを中心にエジミウソンが絡んだ攻撃は千葉のゴールを脅かしましたし、最終ラインを中心とした守りも安定していました。しかし攻勢の時間帯をなかなか点に繋げられなかったことで流れを掴みきれず、千葉のセットプレーに中のマークがルーズになってしまいました。千葉も前線のハースや左サイドの坂本が基点となった攻めをなかなか点に繋げられず、大分の攻勢を受けましたが、そこで中を固めることでしのいだことがこの試合のターニングポイントだったかもしれませんね。

日時: 2005年10月29日 23:11

2005年10月30日
東京2-1G大阪(第29節 味スタ)
ホームの東京はGKに土肥、DFに藤山、ジャーン、茂庭、金沢、MFはボランチに梶山、今野、右に阿部、左に戸田、トップ下に馬場、FWはルーカスの1トップ。控えには遠藤、三浦、栗澤、規郎、ササ。

対するアウェイのG大阪はGKに藤ヶ谷、DFに實好、シジクレイ、山口、右に松下、左に家長、トップ下にフェルナンジーニョ、FWはアラウージョ、吉原の2トップ。控えには松代、入江、二川、松波、大黒。

前半、開始直後に遠藤の右CKからシジクレイに頭で合わされて先制されてしまいましたが、東京も左サイドで金沢・戸田・馬場らが仕掛けると、今野・梶山らも中盤でのインターセプトから右サイドに流れるルーカスに展開し、そのルーカスが積極的に仕掛けてゴールを狙っていきました。G大阪も遠藤を基点とした繋ぎから松下・家長らがクロスを入れ、吉原が積極的にサイドの裏を狙ってきましたが、東京の最終ラインが粘り強い守りを見せ、戸田・ルーカスと繋いで馬場がゴールを狙うと、ルーカスも右サイドに流れる動きからたびたびゴールを狙いました。

前半23分には戸田の負傷交代で規郎が入ったものの、最終ラインから繋いでチャンスをうかがうG大阪に対し、中盤でボールを奪い返す東京は藤山・金沢の攻め上がりを引き出し、規郎も積極的に左サイドから裏を狙うようになりました。その後も遠藤のミドルシュートはあったものの土肥がしのぎ、右サイドのスペースをルーカス・阿部が使ってチャンスをうかがうと前半44分、金沢が切れ込んで梶山が繋ぎ、馬場がドリブルからミドルシュート、これがポストに当たって決まり東京が同点に追いつきました。

同点に追いつかれたG大阪は後半松下に代えて二川、吉原に代えて大黒を投入。二川をボランチにして橋本を右に布陣を変更し、家長を二川がフォローして左サイドからチャンスをうかがうようになりました。対する東京は規郎が左サイドを抜け出したびたびクロスを入れ、ルーカスのヘッドや馬場が合わせるもののいずれもシジクレイのカバーに遭い、梶山も積極的にミドルを狙いましたがゴールに繋げられませんでした。G大阪は左サイドの家長、そしてフェルナンジーニョがサイドに流れて基点になるも決定的な形を作り出せませんでした。

その後ルーカスがサイドに流れて基点を作る東京はそのルーカスが積極的に仕掛けてたびたびシュートでゴールを脅かし、後半26分にはFKからジャーンが折り返したボールを規郎がヘッド、これは藤ヶ谷が防ぐもののこぼれ球を今野が押し込み東京が逆転。ルーカスが馬場とのワンツーから抜け出すものの藤ヶ谷にストップされてしまいました。その後G大阪は家長・アラウージョらがドリブルを仕掛け、大黒が何度か決定的な形を作るもののそれを守備陣が粘り強くしのぎ、東京が2-1でG大阪を下しました。

東京はこのところ馬場・梶山がスタメンに定着し、中盤でボールの収まりどころができたことで、随分とボールが繋がるようになりましたね。彼らは最近積極的にボールを受けようとする動きを見せるようになり、守備面でも彼らなりに貢献するようになりました。特に馬場はG大阪が巧みに数的優位を作りかけていた右サイドをたびたびさりげなくフォローし、思い切ったミドルで同点ゴールを奪うなど、この試合における貢献は計り知れないものがあったと思います。

金沢も左サイドの戸田・規郎を走らせる一方で、自らも中に切れ込んでゴールに絡むなど効いた動きが光っていましたし、右サイドに流れるなどして積極的にゴールを狙う動きを見せたルーカス、阿部も前線の基点となって後列の上がりを引き出して攻めの形を作り出していました。中盤からの守備が効いているのも大きいのですが最終ラインが安定し、点が取れるようになったことでここ数試合で接戦には随分強くなりました。ここで連勝したことは大きかったと思います。残り試合もこのイメージを大切にしてチームとしての自信を取り戻していって欲しいところですね。

日時: 2005年10月30日 23:59 | トラックバック (2)

2005年10月31日
20万ヒットありがとうございました。
年内には届くかなと思ってた20万ヒットでしたが、気がついたらいつの間にか20万ヒットを超えてました。お祝いのメールを下さった皆様ありがとうございました。2003年に何もないところから細々と始めて以来2度ほど移転もしましたが、正直ここまで続くとは管理人自身も思っていませんでした。ここ数年仕事を含めた生活環境が徐々に変わっていく中で、更新に費やせる時間はどうしても相対的に減っていかざるをえませんでしたが、それでもここまで続けられた理由を考えると、やはり見に来てくださっている方々の存在は大きかったと思います。

これまでもこのblogを運営していくにあたって自分の中で試行錯誤を繰り返してきましたが、管理人としては自分の思ったことを書く場であって、ニュースサイトという位置づけでは考えていませんし、今後もそうなることはないと思っています。ただ今後もサッカーのみを題材にした形態を続けつつ、ある程度ちゃんとしたものを書こうと思ったら、そう遠くない将来に毎日更新するのは難しくなると感じています。時間もないんですが、続けてるとサッカーだけではいい加減ネタもなくなってくるんですね(苦笑) これはblogを続けていくと誰もが直面する課題なんだと思いますが。

その辺どうやりくりしていくのかが今後の課題なわけですが、戦評についても徐々に内容そのものよりも、試合のポイントとして感じたことを中心に書いていければと思っています。他チームの試合を見るにしても実はあれだけのエントリーを書くのに無駄に時間を掛けてしまっているので、この辺も一考の余地があるのかと。実は思い切って止めてしまえば随分と心理的に楽になるのかも?と思わないでもないのですが、なくなってしまうのもそれはそれで今は寂しいと思うので、またこれからもよろしくお願いします。

日時: 2005年10月31日 23:40
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2005.10.30 00:00 | 過去アーカイブ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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