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2005年9月の過去アーカイブです。
2005年09月01日
柏1-1C大阪(J1第21節 TV観戦)
ホームの柏はGKに南、DFに波戸、薩川、土屋、MFはボランチに明神、大谷、右に小林、左に谷澤、トップ下にクレーベル、FWはレイナウド、矢野の2トップ。控えには加藤、中澤、大野、李忠成、宇野沢。

対するアウェイのC大阪はGKに吉田、DFにブルーノ・クアドロス、前田、柳本、MFはボランチにファビーニョ、下村、右に久藤、左にゼ・カルロス、FWは黒部をトップに森島、古橋の2シャドー。控えには伊藤、藤本、布部、苔口、徳重。

前半はお互い前線にボールを入れる中、C大阪が徐々に中盤でボールをキープしチャンスをうかがうようになるものの、最終ラインとボランチで作る柏の守備ブロックを崩せない。柏もボールを奪い返すと右サイドに流れる矢野を基点にチャンスをうかがうもののC大阪は柳本のうまいカバーリングで形を作らせない。C大阪は黒部のポストプレーから森島が飛び出すと、ゼ・カルロスのシュート性のクロスはポストに当たってしまう。その後も繋いでうかがうC大阪は柏の粘り強い守備を崩せず、柏もカウンターを狙うものの前線のレイナウドや矢野がなかなかボールをキープできない。

C大阪はゼ・カルロスのサイドチェンジから森島がいい形からボールをもらい、切り返しからシュートも枠を捉えられず。FK、CKからゼカルロスがボールを入れるものの点に繋がらない。前線に入れるボールが収まらない柏に対しC大阪がボールをキープする展開が続き、柏は中央を固めてボールを奪ってカウンターを仕掛けると、小林の突破やクレーベルのミドルシュート、波戸の攻撃参加やレイナウドのドリブルからのシュートはあるものの得点に繋がらず。C大阪も左サイドのゼ・カルロスのサイドチェンジや単独突破、森島・古橋に絡んで黒部がチャンスは得るもののゴールに繋げられない。

後半に入るとC大阪は中盤での早いチェックからボールを奪うと、ワンツーで左サイドを抜け出したゼ・カルロスのクロスに黒部・森島らが飛び込むもののゴールを奪えない。久藤やゼ・カルロスのサイドチェンジからチャンスをうかがうC大阪は古橋が強烈なミドルシュートも南がファインセーブ。その後もC大阪の攻勢が続いたものの柏がカウンターからCKを獲得すると、それを混戦から大谷が蹴り込んで後半10分に柏が先制してしまう。ゼ・カルロスを基点にチャンスをうかがうC大阪は左サイドからのクロスも森島が飛び込んでヘッドも南が弾き出し、柏もカウンターから矢野が飛び出し、サイドからゴールを狙うものの枠を捉えられない。

その後は前に出てきたC大阪の攻めに最終ラインが5バック状態になってしまった柏は前線が孤立して攻撃の形を作れなくなってしまうものの、セカンドボールを拾って入れてくるC大阪の攻めを3バックを中心とした攻めが粘り強く跳ね返す。C大阪は右サイドに流れた黒部を基点に久藤が飛び出しクロス、古橋、森島が詰めるも届かず。矢野がカウンターを狙う柏はクレーベルがミドルも右にそれてしまう。35分に徳重、37分に苔口を投入しさらに攻勢を強めるC大阪は苔口が中に切れ込んで古橋にボールを入れるもののそのヘッドは枠を越えてしまう。しかし42分にファビーニョが放ったミドルシュートが決まってしまい同点。結局1-1で引き分けることになってしまった。


柏は3バックとボランチをブロックにした粘り強い守備からカウンターを狙い、右サイドに流れる矢野、そしてポストプレーや裏を狙う動きでレイナウドが基点となってチャンスをうかがいましたが、やや前線と中盤以降の距離が遠く前線が孤立してしまい、なかなかボールをキープできずに押し込まれ攻めの形が散発的になってしまいました。中盤以降の攻撃参加はチャンスを作り出していたものの、そのコンビネーションの熟成にはもう少し時間が必要でしょうか。C大阪は早めに柏の前線の基点を潰して主導権を握り、左サイドで存在感を見せたゼ・カルロスを基点に右サイドに流れた森島や前線の3人のコンビネーションでチャンスを作り出していましたが、柏の厳しい守りに中で基点を作れず、時折あったチャンスを決めきれないうちに先制されて試合を苦しいものにしてしまいました。勝ち点1は試合内容からすると微妙ですが、それでも追いついて終わったことには意味があったのではないでしょうか。

日時: 2005年09月01日 23:59

2005年09月02日
柏戦のポイント
Hot6を2勝4分と持ち直しかけたように思えた東京は中断明けは1勝2分。徐々に攻めの形は見えてきているような気もしますが、攻め切れずに得点を奪われる形が目立ち、思ったほど勝ち点を伸ばすことができずに21節終了時点で勝点23の13位。9月の柏・清水・大分といった対戦でどれだけの勝ち点を挙げられるかは今季の成績に大きく影響を及ぼしそうです。下にいるチームも徐々に調子を上げてきていますし、一試合一試合で勝ち点3をものにできるかが重要になってきますね。

東京は塩田・リチェーリが手術を受けることになり、金沢・戸田の復帰ももう少し時間が掛かりそうです。ただササのコンディションは徐々に良くなっているようですし、大分から復帰した阿部も柏戦にはベンチ入りしそうです。ベストメンバーというわけにはいきませんが、予想メンバーはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF加地、ジャーン、茂庭、鈴木(規)
MF今野、梶山、石川、栗澤、
FWササ、ルーカス

ピッチを広く使うするためにも、楔を入れる意識、そしてボールをキープする選手を近い距離でうまくフォローして確実に基点を作っていきたいところですね。

対する柏はHot6の後半3試合で2勝1分けと持ち直しかけましたが、中断中に前線のフランサ、レイナウドという2人の外国人を獲得したことがバランスを崩す要因となったのか、中断明け後は千葉、大分、C大阪を相手に2分け1敗と勝ち切れない試合が続いています。メンバーを見ると小林祐、近藤、増田、フランサあたりが負傷での欠場が濃厚、玉田が前節では体調不良で欠場しましたが、どうやら東京戦には復帰するようですね。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK南
DF土屋、波戸、薩川
MF大谷、明神、小林(亮)、クレーベル(谷澤)
FW玉田(クレーベル)、矢野、レイナウド

経験のある2人を波戸がカバーする形の最終ラインは大谷、明神のボランチコンビと連携して中央に強力なブロックを形成しており、個々が対人プレーやサイドからのクロスに強く、非常に粘り強い守備をしてきます。一方で矢野は右サイドに流れて基点となり、自ら突破を仕掛けたり小林とのコンビプレーで崩してきますし、レイナウドは前線との基点となってそこから周囲とのコンビプレーで裏を狙う動きが得意なようですね。玉田のドリブルは周囲との連携が絡むと脅威になりますし、これまでの対戦でもクレーベルのミドルシュートには苦しめられました。

柏の前線は個人技がありますが、本当に怖いのは前線の個人技に後列からの攻撃参加がうまく絡んできた時です。右サイドに流れた矢野を小林がフォローする動き、明神の左サイドからの攻め上がり、波戸のオーバーラップや、クレーベルの前線とのコンビネーションからの思い切ったミドルシュートなど、局面局面で相手に数的優位を作られると東京の守備はどうしても苦しくなります。しかし、ボランチと最終ラインはやや守備意識が強く、前線を孤立させて基点を確実に潰していけば思い切ってラインを押し上げることもできませんし、後ろの5枚を前線と分断させることができればその脅威は確実に半減します。

一方で中盤から粘り強く守備をしてくる柏の守備は運動量もあり、強引な中央突破や縦への放り込み、サイドに展開してボールを中に入れるだけの単調な攻めで崩すことは容易ではありません。C大阪戦では左サイドのゼ・カルロスを基点にそのサイドチェンジから右サイドに流れた森島がたびたびフリーになる場面がありましたが、今季のナビスコ杯でも石川が似たような形でゴールを奪っていますし、サイドに基点を作ってファーを意識していく攻めは案外有効なのかもしれませんね。今季は1分2敗と決して相性の良くない相手ですが、来季を考えるとここで一回勝っておきたいところ。運動量のある柏の中盤に対して東京の中盤がどれだけうまく立ち回れるかがひとつのポイントになってくるのではないでしょうか。

日時: 2005年09月02日 23:04

2005年09月03日
柏4-2東京(J1第22節 柏の葉)
ホームの柏はGKに南、DFに小林亮、波戸、土屋、薩川、MFはボランチに明神、大谷、トップにクレーベル、FWはレイナウドをトップに玉田、矢野。控えには加藤、中澤、谷澤、増田、李忠成。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、鈴木規郎、MFはボランチに今野、梶山、右に石川、左に栗澤、FWササ、ルーカスの2トップ。控えには遠藤、藤山、三浦、馬場、阿部。

前半開始直後にササが突破から得たFKを自ら決めて先制した東京でしたが、その後はずっと苦しい展開が続いていました。この試合の前半はルーカスとササの動きを注意して見ていたのですが、例えば浦和戦などに比べるとボールを受けようとする動きには格段の進歩があったと思います。ルーカスやササも相手のボランチとDFの間のスペースをうまく動いてたびたびフリーの状態を作り出したのですが、その時にボランチから後ろの選手はその動きが見えておらず、相手のプレッシャーに遭って横や後ろに戻すばかりで東京の攻めは当然のことながら停滞し、苦しい繋ぎを運動量のある柏に中盤で拾われて攻勢を許すことになってしまいました。

試合後茂庭は「相手が前に出てきて受身に回ってしまった」とコメントしていましたが、それは結果としてそうなっただけであって、そうなったのにはなかなか縦にボールが入らない問題が根源にあったと思うわけです。この試合でサイドからの崩しで前線のルーカスやササにボールが入ることもありましたが、後列のフォローがなく個人技で局面を打開せざるを得ない場面も目立ちました。つまり課題という意味では前線にボールを入れる意識を持たせるだけでなく、それをいかにフォローするのかという意識も植え付けねばならないということです。今までそういう動きを意識させてきたわけではないだけに、これを変えていくのは容易なことではありません。

東京がシュートで終わるような展開であれば今の選手たちは前から仕掛けていくことで特徴を活かすことができますが、相手がシュートで終わるような展開になると、最終ラインから組み立てていくイメージもありませんし、二列目が開いているため前線が競ったボールも中盤が相手に対して数的不利の状況に陥ってしまい、なかなかボールを拾うことができません。梶山や今野はカラーは違えどいずれも前に出ることで持ち味を発揮する選手で、後ろからの組み立てに具体的なイメージを持っているタイプではありません。梶山もパスがブレるなど決して調子は良くないようでしたが、それ以上にゲームの流れが悪いために思い切って前に出ることができなかったたことも彼自身がリズムを失ってしまった要因だったのではないでしょうか。

加地にしても規郎にしても自陣でボールを受けてもそれほどプレーに選択肢がある選手ではありません。ある程度前線や中央でボールをキープするか、大きな展開で高い位置でボールを受けるような形でないとその持ち味が生きてこないわけです。それは石川についても言えることで、低い位置から短いパスを繋いでサイドから崩していってもどこかで必ず行き詰ります。それは東京が以前連敗中からずっと直面していた課題で、結局それが何か具体的な方法で解決することはありませんでした。4-2-3-1の方がバランスはいいですが、前線のササの起用によって2トップにするのであれば、それはどうにかして解決しなければならない問題として直面せざるをえません。

動けているササを外して4-2-3-1にするのは論外とすると、この状況を打開するために東京が持っている選択肢は実はそんなに多くありません。前線と最終ラインのメンバーはいじりようがありませんし、石川と今野は外せないとなると、結局残りの二枚をどうするかしかないわけです。例えば宮沢を起用すればその展開力で間違いなく両サイドの動きを活性化させることはできるはずです。しかしこれも実は前線にボールを入れてそこから展開していくという答えには根本的な解答を与えてくれるわけではありせん。中盤にタレントはいるもののポゼッションを意識したプレーをする選手がいないだけに、今後もメンバーで戦っていくのであれば戦い方をもっと割り切ってみるのも一つの方法なのかもしれませんね。

一方で前半の失点の場面にも守備面での構造的な問題が見え隠れしていました。サイドでボールをキープされてサイドバックが対応している時の中央の守備です。2CBが2トップをマークしている中で後列から入ってくる選手のケアをどうするのかが非常に曖昧になってきています。サイドから崩された時の守備は逆サイドのサイドバックがずれて3バック気味になって対応するか、ボランチがカバーしないと後列からの飛び出しを捕まえきれません。どこかで一瞬でもCBが1対2の場面を作られるとよほどCBがうまい対応をしない限り決定的な場面を作られてしまいます。以前からサイドバックがサイドに引っ張られた時のCBとの間のスペースは気になっていましたが、最近になって明らかに相手チームはそこを狙ってきています。その対応は急務と言えるでしょう。

よほど試合に出ることに飢えていたのか、阿部の積極的に仕掛けていく動きは素晴らしく今後に期待を抱かせてくれました。しかし阿部がいくら活性化してくれたとしても、そこから簡単に3点も4点も取れるわけではありません。阿部の投入までは少なくともゲームを壊さないだけのゲームプランが必要になってきます。今日の柏戦を見ているとチームの抱えている問題が根源的なものなだけに、簡単にチーム状態が改善されるとは思えません。しかし、今後対戦する清水・横浜・大分といった相手も必死になってきます。ここで勝ち点を得られないようだと、その後の試合が本当に苦しくなってしまいます。2トップやサイドをどう活かしていくのか、そして阿部の投入までゲームを壊さずにいられるか。可能性を感じさせるものはあるだけにそれをそれを何とか活かす戦い方を模索して欲しいですね。

日時: 2005年09月03日 23:56

2005年09月04日
横浜2-2名古屋(J1第22節 TV観戦)
ホームの横浜はGKに榎本達、DFに中澤、松田、河合、MFはボランチに那須、上野、右に田中隼磨、左にドゥトラ、トップ下に大橋、FWはグラウ、大島の2トップ。控えには榎本哲、中西、山瀬、清水、坂田。

対するアウェイの名古屋はGKに楢崎、DFに山口慶、古賀、増川、角田、MFはクライトン、吉村、二列目に中村、渡邊、FWは杉本、豊田の2トップ。控えには川島、秋田、藤田、ルイゾン、中山。

前半、ドゥトラ・田中隼磨の両サイドから仕掛ける横浜はFK・CKを得て名古屋ゴールを脅かす。対する名古屋も杉本、渡邊らがサイドから崩すものの決定的な形を作れない。横浜は前線の大島にボールを入れて、そのキープから大橋がシュートも楢崎が弾き出す。名古屋もカウンターから左サイドを駆け上がった渡邊が浅い位置からクロス、杉本が飛び込むもののわずかに届かない。ドゥトラ・田中隼磨を基点に中盤が絡んでチャンスを作り出す横浜は大橋のクロスや上野のフィードから大島がゴールを脅かすと、CKでも大島がヘッドを放つもののそのシュートはポストに当たってしまう。

その後も大橋のスルーパスに飛び出した田中隼磨がマイナスのクロス、これをグラウが巧みにタイミングをずらしたゴールを決めて前半23分に横浜が先制。リズムをつかめない名古屋は3バックに変更するものの、その後も横浜の攻勢は続き左サイドからドゥトラが仕掛けてチャンスメイクすると、前線のグラウへもボールを入れていく。セットプレーくらいしかチャンスを作れない名古屋に対し、横浜はドゥトラや田中隼磨の突破からのクロスに大島やグラウが飛び込んでゴールをうかがう。名古屋は前線にボールを入れるものの動き出しが悪く、前線に ボールが入っても周囲のフォローが遅くてなかなかシュートまで持っていけない。

後半、名古屋は藤田・ルイゾンを投入し、杉本が右サイドに回すとボールが繋がるようになり、右サイドに流れたボールを杉本がクロス、ルイゾンが粘り強く押し込んで後半1分、名古屋が同点に追いつく。その後もラインを押し上げる名古屋はクライトンが前線に飛び出すようになり、カウンターから左サイドに流れたルイゾンから逆サイドへ展開、杉本がシュートを放つものの松田が何とかクリアする。杉本がカウンターを狙う名古屋に対し、横浜も大島のドリブルから粘って折り返したボールを那須がシュートするも右上に外れてしまい、ドゥトラの左FKを那須がヘッドで叩きつけるもボールはバーを越えてしまう。

中盤からボールを入れていく名古屋に対し、両サイドから崩す横浜は松田も攻め上がって攻勢を掛けると、名古屋は後半28分に渡邊に代えて秋田を投入。攻める横浜は後半31分に坂田を投入し、大島のポストプレーから坂田、松田のフィードから前線に飛び出した上野とたびたびチャンスを作り出し、大島を基点に上野が切れ込んでシュートも楢崎にしっかりキャッチされてしまう。逆に後半39分、右サイドから杉本が入れた早いクロスをファーでルイゾンが合わせて名古屋が勝ち越しに成功。直後に山瀬を投入して勝負に出た横浜は後半44分、山瀬のFKの競り合いで古賀がエリア内で警告を受け退場、それによって得たPKを山瀬が落ち着いて決めて横浜が同点に追いつき、試合は1-1の引き分けに終わった。


前半、両サイドから崩しを見せた横浜はなかなか前線にボールが収まらない名古屋を尻目に両サイドから攻めの形を作り、前線のキープから田中隼磨が飛び出し、マイナスのクロスを入れる形でたびたびチャンスを作り出してそれをグラウが決めて先制しました。しかし名古屋の3バックへの修正が効いたのか、押していた前半のうちに追加点を奪えず、後半藤田・ルイゾンを投入してきた名古屋に同点に追いつかれ、横浜が攻めながらカウンターでサイドの裏を突いてたびたび脅かす名古屋に逆転を許し、ロスタイムに山瀬が決めて何とか引き分けに持ち込みました。チャンスの数が多かった横浜、後半の藤田・ルイゾンの投入で攻めの形を作り出し一度は逆転した名古屋のいずれにとっても悔やまれる結果だったのではないでしょうか。

日時: 2005年09月04日 23:28

2005年09月05日
今日の雑感
トーチュウによると戸田が復帰したようですね。今の4-4-2を維持するとなるとサイドに使うことになるんでしょうか。東京の調子のいい時は左サイドの戸田の裏を狙う動きが活きていました。この辺4-2-3-1とはまた違ったバランスが必要になってくるので、それをどう取っていくのかという部分がやや気にはなりますが、今の東京だからこそ戸田の運動量は必要なのかもしれません。

この前の柏戦で色んなことを書きましたが、改めて考えてみるとボールを奪った際にどこにボールを入れていくのかが非常に曖昧になっていると感じます。東京の良さであるボールを奪ってからの攻守の切り替えの早さが今は失われているのではないでしょうか。東京の4-4-2はどうやって局面局面において布陣をコンパクトに保っていくのかというのも課題ですが、それ以上にボールを奪ったらどこにボールを入れていくのか、どういった攻めを志向するのかが今の東京からは見えてきません。今の東京を戦う気持ちの問題だという人もいますし、それが全くないとは言えませんが、問題の本質は別の部分にあるような気がしています。

東京の攻めといえばサイドを突いていく攻めなわけで、さすがに攻めのルートが一つでは相手に徐々に読まれてしまうかもしれませんが、それこそボールを奪ったらどちらかの空いているサイドを突く、相手のサイドをケアしてきたら中で基点を作るという基本的な3つのパターンさえ決めておけば、空いている場所を優先的に突いていく共通認識をすればいいだけで、戦術的なレベルで言えばそんなに難しいことはありません。逆に言えばそういうレベルをもう一度再確認することが必要なくらい今の東京は戦術が曖昧になっていて、個人の局面打開に頼る割合が多くなっています。

もちろん、局面局面においてプレーの判断をするのは選手で、試合中にはその判断や機転といったものが重要になってきます。しかしそれ以前にチームとしてどうやって攻めを構築していくのかという部分はそれとはまた違った次元で必要なのではないでしょうか。ある程度はどこでボールを奪った時にはどう展開していくのかということをチーム全体でイメージすることは予め可能なわけで、そういった部分の意思統一ができていれば攻守の切り替えの問題は随分と改善されるはずです。それは最近同じような崩し方をされているようにも思える守備にも言えることなのではないでしょうか。

日時: 2005年09月05日 23:13

2005年09月06日
今日の雑感
柏戦の戦評やら昨日書いたことやらを続けて読んでみると、何やら言いたいことが繋がってるのか繋がっていないのかよくわからない文章になってました。個人的に柏の葉では前線へのくさびのボールを入れていく意識が随分低いなという感覚で観ていたんですが、よくよく思い返してみるとそれ以前に柏が中を固めてきていた試合で、サイドに展開してピッチを広く使っていくような東京本来の形も決して多くなかったんですね。

実は東京の選手を見渡すと客観的に見てパスの精度が高いと言える選手はそんなにいません。特に中長距離のパスの精度が高い選手となると圧倒的に数が少なくなり、宮沢や金沢といった一部の選手がいなくなってしまうと途端にダイナミックな展開が減ってきてしまいます。東京は中盤の厳しいプレッシャーの中で安定して繋ぐほどの技術の高さがないだけに、時折そういう大きな展開を意識して混ぜていかないとボールが動かなくなり、攻撃が行き詰まりやすくなってしまうんですね。

攻撃の組み立てを考えた場合、縦にボールを入れるだけだともちろん単調になってしまいますが、遅攻で崩すだけの圧倒的な何かがない場合、まずはトップを見て、それがダメなら二列目、それがダメならボランチ、それもダメなら最終ラインやGKといった順に常に前を意識し、守りを固める前に相手を崩すという発想は非常に大切なことです。それはGKや最終ラインにも言えることですね。どうしても中長距離のキックの精度に自信がないとプレーの選択が無難なものになりがちですが、それを意識していかないと簡単に通るものも見逃してしまいます。

ここ1~2年で思ったほど順位が伸びなくなったことは、宮沢がスタメンから外れるようになったり、金沢が負傷しがちになったことと必ずしも無関係ではなかったと思います。ただ彼らがいないと行き詰ってしまうという部分は個々が意識を高めていかないといけない部分ですし、それが出てこないことには前に出る攻撃サッカーの幅を広げていくことは難しいのではないかと感じています。これは一朝一夕に解決する話ではないのかもしれませんが、近い距離だけでなく中長距離を個々が意識することで視野も広くなるでしょうし、選択肢も広がっていきます。そういう部分は大切にして欲しいですね。

日時: 2005年09月06日 23:52

2005年09月07日
日本代表5-4ホンジュラス代表(親善試合 TV観戦)
今回は録画をざっと見ただけなので雑感のみ。

中盤より前のポジションにおいて海外組を召集して臨んだ一戦でしたが、そのあたりの前からの連動した守備という面では機能したとは言い難く、そこで後手に回っていいようにされると最終ラインも苦しい守りを強いられるという点は、4バックで臨む際にチームとして押さえておきたいポイントなのではないでしょうか。そういう点では後半に中田英をボランチに下げたように中盤の底の方に存在感のある選手は必要な気がしますね。

最終ラインも相手のFWに圧倒的なスピードがあったとはいえ、サイドバックが裏を取られるとCBのカバーリングの仕方が非常にポイントになってきますね。シュートコースをできる限り切ると同時に、その折り返しに対して入ってくる選手をもう一人のCBが意識できるかどうか。相手のリズムで試合が進むとカバーリングがいない分4バックのCBは3バックよりも難しい対応を迫られることにはなりますが、難しいなりにその状況を冷静に判断し、できることをきっちりやっていくことは大切なことではないでしょうか。

攻撃面ではややホンジュラス代表のコンディションが良くなかった点を差し引いても中盤で基点を作って前線にボールを入れて、そこを経由して三人目の選手が前線に飛び出してくるという動きがこの試合ではたびたび見られて、それがチャンスに繋がりました。そこまでの形はできているだけのそこから先のどう決めるのかという点がもう少し洗練されてくればチームとしての攻めは楽になるのかもしれませんね。特に中村はよく動きそういう形に絡んだのですが、どうもそこからシュートまで持っていく意識がやや低かったような気がします。チャンスを確実にものにしたい試合ではこういう部分も重要になってきそうな気がしました。

日時: 2005年09月07日 23:37

2005年09月08日
清水3-2川崎(J1第22節 TV観戦)
ホームの清水はGKに西部、DFに市川、斉藤、高木和、山西、MFはボランチに伊東、杉山、右に佐藤、左に兵働、FWはチョジェジンをトップに1.5列目にマルキーニョス。控えには黒河、青山、澤登、高木純、北嶋。

対するアウェイの川崎はGKに相澤、DFに箕輪、寺田、伊藤、MFはボランチに中村、谷口、右に長橋、左にアウグスト、トップ下にマルクス、FWはジュニーニョ、我那覇の2トップ。控えには吉原、佐原、久野、原田、鬼木。

前半、清水は右サイド佐藤にボールを集めてチャンスをうかがうものの川崎の最終ラインに跳ね返されてしまい、チョジェジンのキープから杉山がミドルも枠をこえてしまう。一方ジュニーニョの突破からたびたびFKのチャンスを作り出した川崎はアウグストを基点とした攻めからジュニーニョ、マルクスらがゴールをうかがう。寺田らの厳しいマークになかなかチョジェジンがボールをキープできない清水は右サイドから佐藤・市川や杉山、左サイドから兵働や山西がクロスを入れるものの攻め切れず、逆に川崎はカウンターから我那覇が繋いでマルクスがスルーパス、飛び出したジュニーニョが黒河をかわして前半22分に先制。

清水は中盤でボールを拾うものの繋ぎきれずに川崎が逆襲を狙い、長橋のクロスからジュニーニョ、CKのこぼれ球からマルクスがゴールを脅かす。しかし前半29分、それまでほとんどん流れに絡むことのなかったマルキーニョスがチョジェジンとのコンビプレーからFKを獲得、軽く転がしたボールからマルキーニョスがアウトに掛かった強烈なミドルを豪快に決めて清水が同点に追いつく。兵働・山西の左サイド、佐藤の右サイドから崩す清水に対し、川崎はアウグスト・マルクスを基点に我那覇やジュニーニョがボールを入れ、右サイドのスペースに長橋が飛び出してたびたびクロスを入れるものの精度を欠き得点に繋がらない。

後半、ジュニーニョを基点にサイドへ展開してチャンスをうかがう川崎はそのクロスにマルクスが飛び出してゴールを脅かす。右サイドの佐藤にボールを集めるものの得点に繋げられない清水に対し、川崎は後半10分市川をかわして前に出たアウグストの左クロスからファーで我那覇が決めて再びリードを奪う。その後も佐藤・兵働の両サイドに展開するものの決定的なチャンスを作れない清水に対し、ジュニーニョを基点にチャンスをうかがう川崎はカウンターから中村-マルクス-ジュニーニョと繋いで決定的なチャンスを作り出すと、CKからジュニーニョが押し込むもいずれも西部が弾き出してゴールを許さない。

その後も川崎のキープする時間が長くなり、清水はボールを奪い返しても川崎の逆襲を食らってしまう。攻めの形を作れない清水は後半28分に澤登と北嶋を投入し、3バックに変更して前線の枚数を厚くすると、川崎も後半30分に原田、33分には佐原を投入しボランチと最終ラインの枚数をそれぞれ一枚ずつ増やす。すると徐々に川崎の攻めが単発になって清水のボールが繋がるようになり、後半37分にはやや引き気味の位置から澤登のピンポイントの長いスルーパスで杉山が2列目から飛び出してゴールを奪い同点にすると、後半43分にはCKからのこぼれ球を兵働がクロス、これを高木和が押し込んで清水が逆転、3-2で川崎を下した。

清水は右サイドの佐藤や市川、左サイドの兵働・山西らがチャンスを作り出したものの、なかなかチョジェジンがマルキーニョスと絡めず孤立しチャンスを点に繋げられず、逆に前掛りになったところを川崎のカウンターに脅かされて2失点を喫してしまいました。しかし後半の澤登らの投入後は澤登が低い位置からゲームを組み立ててリズムを生み出し、得点に絡むプレーをたびたび演出して流れを引き寄せる働きを見せました。一方の川崎は攻め切れない清水に対し、カウンターからマルクス・アウグストらを基点にした攻めでジュニーニョ・我那覇がゴールを奪いリードしましたが、後半清水の交代策に対してやや受身に回ってしまったことが逆に裏目に出て流れを失う要因になってしまったかもしれませんね。

日時: 2005年09月08日 23:32

2005年09月09日
清水戦のポイント
さて東京はなかなか波に乗れず苦戦が続いていますが、次節清水戦では戸田が復調してきてメンバーに加わりそうですね。加地・茂庭・土肥の代表組はホンジュラス戦に行っていましたが、9月の残り3試合は今後を占う上で非常に重要なだけに何としても勝ちたい試合でしょう。予想メンバーはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF加地、ジャーン、茂庭、規郎
MF今野、梶山、石川、戸田(栗澤)
FWササ、ルーカス

阿部・馬場と後半勝負できる選手がいることを思えば、むしろ前半の戦い方がポイントになってきそうです。


対する清水も中断明け後は1分け2敗と波に乗れない状況が続いていたようですが、前節の川崎戦は途中出場した澤登が流れを変えて3-2の逆転勝ち。しかし依然として森岡が出場停止中でチョジェジンも今節は出場停止、チェテウクも怪我ではなさそうですがなぜか出場しておらず、ベストメンバーという感じではないようですね。予想メンバーはこんな感じでしょうか。

GK西部
DF市川、斉藤、高木和、山西
MF伊東、杉山、佐藤、兵働
FWマルキーニョス、北嶋(久保山)

清水の主な基本戦術は自陣でコンパクトなラインを作ってボールを奪ったらFWに当て、リターンボールをボランチがサイドに展開し、両サイドをサイドバックの攻め上がりでフォローしながらその精度の高いクロスでゴールを狙うパターン、そしてFWがサイドに流れてサイドと絡みつつ基点となり、ボランチの攻め上がりからゴールを狙うようなパターンの2つでしょうか。チョジェジンはやや前線に孤立しがちな面もありましたが、北嶋であればその得意とするポストプレーで周囲を生かしてくるかもしれませんね。前線に入ってくるボールをどれだけ潰していけるかは一つのポイントになりそうな気がします。

この試合でポイントになりそうなのはボールを奪った後にどこから攻めて行くのか。清水は両サイドバックが攻撃参加するため、ボールを奪ったら空いているほうのサイドを使ってサイドに基点を作りたいですね。サイドで詰まったら逆サイドに展開していくのも一つの方法でしょう。CBの斉藤を中心とする清水の守備は堅いですが、何とかCBをサイドに引っ張り出すような攻めの形を作って中で数的優位を作りたいところ。攻守において両サイドの縦の関係、FW2枚、ボランチ2枚が有機的な関係を築けるかが重要になってきますが、チャンスと見たら躊躇せず思い切って前に出る積極性で先制点、そして追加点を狙っていきたいところですね。

日時: 2005年09月09日 23:51

2005年09月10日
東京1-0清水(J1第23節 国立競技場)
ホームの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、藤山、MFはボランチに梶山、今野、右に規郎、左に戸田、トップ下に栗澤、FWはルーカスの1トップ。控えには遠藤、三浦、馬場、阿部、ササ。

対するアウェイの清水はGKに西部、DFに市川、斉藤、高木和、山西、MFはボランチに伊東、杉山、右に佐藤、左に兵働FWはマルキーニョスをトップに久保山が縦の関係。控えには黒河、青山、澤登、チェテウク、北嶋。

前半の序盤は高いラインの裏を清水に突かれ、ロングボールへの対応にやや不安定な守備を見せましたが、その後はサイドで基点となった佐藤やマルキーニョスについて、その入れてくるボールをきっちりと跳ね返すことができていました。また今日は前線からの守備も意識され、中盤でボールを奪うことができていましたが、残念ながらボールを奪っても周囲のボールを受ける動きが少ないため、繋ぎきれずにボールを清水に奪い返されてしまうケースがたびたび見られました。繋ぐイメージを作れないと闇雲にパスを出したり、前線に蹴り出すだけで終わってしまい有効な攻撃に繋がりません。

この試合はルーカスの1トップで守備面での意識統一はなされていたと思いますが、中盤の数的優位が活かされる場面は少なく、前線に一枚しかいないために前線へのボールは必然的にルーカスの個人技に頼るという苦しい展開になってしまいました。梶山が前に出て行けばスルーパスに戸田が抜け出した場面や、ルーカスがコンビプレーからゴールを狙ったようにチャンスを作り出せるのですが、いかんせんチームとしてそこまで持っていくイメージに乏しいのが実情で、前線の基点を増やしていく意味でもササの使い方は一考の余地がありますし、中盤でいかに攻撃に繋げていくかはより重要な課題です。

その点、復帰した戸田には随分助けられました。サイドを裏を突く動きやゴールを狙う動きだけでなく、ボールを奪った後もフリーの選手にシンプルにはたいてスペースに飛び出すなど、自分が何をすべきなのかよく分かっていましたし、その先制ゴールは貴重な勝ち点3をもたらしました。ただその先制した時間帯で一気に追加点を狙っても良かったと思うのですが、阿部を投入されたのはかなり遅く、すでに追加点を狙いにいくような時間帯ではありませんでした。勝ち点3を得たいという気持ちはこの試合から感じられましたが、守備ほど攻撃に積極的でなかったのも確かで、チームとしてその辺を今後どうバランスを取っていくかがポイントになってきそうな気がしますね。

日時: 2005年09月10日 23:50

2005年09月11日
神戸0-2横浜(J1第23節 TV観戦)
ホームの神戸はGKに徳重、DFに金古、マルティン、北本、MFはボランチに遠藤、佐伯、右に朴康造、左にホルヴィ、トップ下に小島、FWはイヴォ、栗原の2トップ。控えには萩、河本、坪内、田中、北野。

対するアウェイの横浜はGKに榎本達、DFに中澤、松田、栗原、MFはボランチに那須、上野、右に奥、左にドゥトラ、トップ下に大橋、FWはグラウ、坂田の2トップ。控えには榎本哲、中西、熊林、山瀬、大島。

前線にボールを入れていく神戸は左サイドから栗原が流れて基点を作ると、CKから栗原がボレーも枠の上。横浜もカウンターから坂田がサイドに流れて起点となり、ドゥトラがボールを入れていく。中盤でボールを拾う神戸が繋いでチャンスをうかがうもののなかなか前線でボールが繋がらない。しかし前半8分、左サイド上野から出たボールを大橋がスルー、ドゥトラが抜け出しての折り返しにグラウが押し込んで横浜が先制。先制された神戸はイヴォがたびたびゴールを狙うと、朴康造がこぼれ球を狙うものの枠を捉えられない。

その後も神戸がボールを繋ぐものの決定的な形を作れず、逆に横浜が前半19分にグラウが中央で引き付けて出したパスに左サイドから入ってきた坂田が落ち着いて決めて追加点を挙げる。神戸は前線にボールを入れていくもののボールを受ける動きが少なくて繋げられず、横浜が逆襲のチャンスをうかがう。右サイドで朴康造やイヴォがチャンスを作り出す神戸は、CKから金古がヘッドも枠を捉えられない。前線へのロングフィードをうまくキープして少ない手数でゴールをうかがう横浜に対し、神戸は前線へのパスコースがなく攻め切れない展開が続く

後半、神戸は栗原を1トップとした2シャドーの形に。サイドに展開する神戸は右サイド朴康造が飛び出してクロス、外でホルヴィが飛び込むものの潰されてしまう。横浜は冷静にパスを繋ぎ、左サイドドゥトラと大橋のダイレクトプレーから坂田が飛び出す。神戸はホルヴィが左サイド抜け出してクロス、イヴォが落として小島、中澤のクリアミスに栗原が飛び出すもののゴールに繋げられない。その後神戸の攻勢の時間帯が続くものの横浜の守りを崩せず、後半17分に前線に北野を投入し前線を2トップに。横浜もサイドへのスペースをうまく使ってチャンスをうかがい後半19分には山瀬を投入。

ボールをキープしてボールを入れていくものの神戸の最終ラインに跳ね返されてしまう。後半22分に田中を投入した神戸はサイドに基点を作る横浜の攻めにたびたび脅かされるものの、ホルヴィや遠藤を基点にカウンターから左サイドに飛び出した田中、北野らがチャンスをうかがうもののホルヴィのクロスに金古のヘッド、左サイドから田中のシュートは枠を捉えられず、ホルヴィのループパスに抜け出した北野が飛び出して決定的な形を作るものの空振りしてしまう。神戸は終盤に河本を投入してパワープレーに出るも点が取れず、シュート2本の横浜が2-0で神戸を下した。

神戸は前線でなかなか基点を作らせてもらえず、ボールをキープしてはいたものの中に入り込むような決定的な形を作れないうちに、横浜に2度のチャンスをいずれも決められてしまいました。全体的にボールをキープする時間は長かったもののサイドからの崩しや裏を狙う形が中心で、中央で横浜に脅威を与えるような怖さが足りなかったようにも思えました。横浜は中澤がやや精彩を欠き、右サイドの奥は流れに絡むことができず、攻撃も個々のアイディアに頼る部分が大きかったように思いますが、数少ない決定機を確実にものにした点、そして相手にボールを持たせながら無失点に抑えた守備力はさすがというべきでしょうか。ただ復調にはもう少し時間が必要でしょうね。

日時: 2005年09月11日 23:56

2005年09月12日
浦和1-2大分(J1第23節 TV観戦)
ホームの浦和はGKに都築、DFに坪井、内舘、ネネ、MFはボランチに長谷部、鈴木啓太、右に山田、左に三都主、トップ下にポンテ、FWは田中、永井の2トップ。控えには山岸、平川、酒井、岡野、エスクデロ。

対するアウェイの大分はGKに西川、DFに三木、深谷、福元、MFはボランチにトゥーリオ、エジミウソン、右に梅田、左に根本、トップ下に吉田、FWにマグノアウベス、高松の2トップ。控えには高嵜、吉村、内村、梅崎、木島。

前半、前線にボールを入れてチャンスをうかがう大分はマグノアウベスがドリブルからゴールを狙うと、高松がゴール前でボールを受けてシュートを放つ。コンパクトな中盤の守備から大分が繋ぐ展開に、浦和はポンテがなかなか攻撃に絡めず、田中や三都主の突破、田中が前線に飛び出す動きを見せるものの大分の守備陣に阻まれてしまい、逆にカウンターからマグノアウベスがゴールを脅かし、そのスルーパスにエジミウソンが飛び出す。前半18分にはマグノアウベスからボールを受けたエジミウソンがスルーパス、これに右サイドから入ってきた梅田が押し込んで大分が先制する。

浦和は攻めに出るものの相変わらずリズムに乗れず、大分が中盤での守備をベースに浦和の攻めを阻む。浦和は長谷部がミドルを狙うと田中らが積極的にドリブルで仕掛け、大分を徐々に押し込んで浦和がセカンドボールを拾うようになり田中・永井が積極的に裏を狙う。最終ラインを中心に懸命にカバーしていた大分だったが前半28分、三都主のCKに永井がヘッド、これを田中がヘッドで方向を変えて同点に追いつく。しかし大分は浦和の個人技に苦しめられながらも焦らず繋いでボールをキープし、浦和に追加点を許さない。

後半に入ってからは浦和が中盤で優位に立つようになり、山田のパスを受けてポンテがゴールを狙うと、CK・FKを得たり、左サイドに流れたポンテのクロスに田中がファーからボレーを狙うものの枠を捉えられない。その後も大分を押し込む浦和はポンテの展開から田中がドリブル突破、鈴木啓太がファーでヘッドもサイドネット。その後も浦和のセットプレーが続き、ドリブルや鈴木啓太のスルーパス、三都主の早いクロスなどからから田中が執拗にゴールを狙うものの枠を捉えられない。後半19分には浦和がその田中に代えてエスクデロを投入。右サイドから積極的に仕掛けていく。

しかしその頃から大分も徐々に中盤でボールを奪って裏を狙うようになり、吉田のクロスに高松がヘッドも都築の正面。後半26分には浦和の一瞬の隙を突き、吉田が左サイドに出したスルーパスをマグノアウベスが冷静に流し込み、再び大分がリードすることに成功する。浦和は後半33分に岡野を投入するものの徐々に攻撃が散発的になり、大分は右サイドの梅田を基点に吉田や高松、マグノアウベスらがゴールを脅かす。浦和は右サイドからたびたび仕掛けたエスクデロがポンテのコンビプレーからシュートを放ったものの枠を捉えられず、大分が集中した守備でリードを守りきり勝ち点3を得た。

浦和は基点となるポンテがエジミウソンにマークされて攻撃の組み立てになかなか絡めず、田中や三都主・永井らの個人技で大分の守備陣を脅かしたものの、たびたびカウンターに脅かされて先制を許してしまいました。しかし勢いを徐々に取り戻して前半のうちに同点に追いつき、後半半ばまでは攻め立てる展開が続いたものの逆転できず、それが結果的に勝機を逃す要因になってしまったように思います。一方の大分は元々前線の決定力は高いだけに、浦和の攻めに対して中盤の外国人ボランチ2人を中心に焦らず対処し、若い福元らを中心とした最終ラインは浦和の個人技に苦しめられながらも粘り強く守ってチャンスをうかがい続けたことが大きかったと思いますね。

日時: 2005年09月12日 23:50

2005年09月13日
今日の雑感
週末の横浜戦のチケットはアウェイ自由を購入したわけなんですが、今日会社の東京サポに聞くまで今年から横浜国際の2階席がバックスタンド席を買わないと見れないことを知りませんでした。随分と見晴らしがいいので行った時には2階席で見ていることが多かったんですが、こういうことはちゃんと確認しとかないといけませんね(苦笑)

あとこれも会社の人に聞いたのですが、さりげなく日曜から発売している大宮戦(10/1 駒場)のチケットも購入してきました。アウェイ自由席のカテゴリー4はローソンではすでに販売が終了してるようです。今日の時点ではそれ以外はフツーに販売してるようですが、浦和の時ほど厳しくないにしても行かれる方は早めに買っておいた方がいいかもしれないですね。

今日発売の「ダイジェスト」には残留を決断した石川のインタビューとチームレポート。そういえばこの前の清水戦では石川は足首を痛めて欠場したんですね。後で聞いて知りました。チームレポートの方は書いた塚越さんが以前何かの試合のレポートの時に書いて(そりゃこのページに書くことじゃないだろう・・・)と思ったことと似たようなことも書いてますが、冷静に見てレギュラーと控えの差が開いてること、控えの選手が長期間に渡って安定したプレーをすることが難しいのは事実でしょう。

そういう点で特に昨季リーグ戦で26試合に出場した馬場はもう少し先発での出場機会を得たいところですし、そういう部分にもっと貪欲にならなければいけないんじゃないかと感じています。また金沢は個人的に好きな選手ではあるんですが、今の負傷を抱えた状態で年間を通してフル出場するのは難しい気がしています。左サイドバックは難しいポジションだけに、現有の戦力で脅かすような存在が出てこないようなら、来季は計算できるバックアッパーの獲得を考えないといけない部分なのかもしれませんね。

日時: 2005年09月13日 23:25

2005年09月14日
今日の雑感
東京はとりあえずこの前の清水戦は勝ったものの、今後どう戦っていくのか難しい岐路に立たされています。FWにササが加入して決定力という点では新たな可能性は感じさせてくれたものの、前線を2トップにすると4バックであることから4-4-2になり、石川・戸田あるいは規郎といったウイングタイプの選手を活かそうとすると、馬場や栗澤といったトップ下のタイプの選手を起用しづらくなり、ボランチの今野・梶山の前に出る動きも必要になってきます。

4-4-2をベースに考えるのであれば、ボランチを基点として石川・戸田の両サイドのスピードを活かしていく形、あるいは馬場・栗澤といったタイプと石川・戸田といったタイプを併用していく形が現実的です。いずれにせよ動きのダイナミズムに欠けやすい今の東京では少なくともサイドのいずれかに縦に早い選手を入れて大きな展開を入れていくことが必要不可欠です。ただ一方で両サイドにワイドに展開する布陣は中盤で数的不利に陥りやすく、そこが攻撃の組み立てで後手に回らざるをえない要因にもなっていました。

今の東京を考えるとトップ下の位置でボールを受ける選手がいるというのはやはり大きいと思いますし、運動量のあるルーカスがササと縦の関係を取ってトップ下の位置に入るというのは両サイドとササを活かすという点で考えると現実的な選択の一つだと思います。しかしそうなると必然的にトップ下系の選手、特に馬場は先発の位置を狙うのが非常に難しくなってきます。やや硬直しがちな今の東京の中盤に必要なのはむしろ機転を利かせることのできる馬場のような存在ではないでしょうか。

ササを獲得し、負傷していた選手が戦列に戻ってきたことで前線の選択肢が大幅に増えのは間違いありません。しかし一方でその組み合わせ次第で良くも悪くもバランスが大きく変わってくるわけで、ボランチやサイドバックの攻め上がりや高い位置からの守備といった、東京がゲームの流れをつかみやすいリズムを構築していくためにも前線からの連動は必要不可欠です。それを考えると前線の構築はチーム全体のバランスにも関わってきます。

東京は特徴のある選手が多くその辺が魅力でもあるわけですが、一方でやや荒削りな部分も多く、どの選手にしても起用することによる一長一短は必ず出てきます。そうなるとどの選手を起用するかというのは、誰を起用すればより集合体のチームとして機能するのかという部分で考えていくしかありません。残り試合を考えると、試行錯誤を続けるよりもそのベースを早く見定めてそのイメージをもっと具体的なものにしていくことは非常に重要なことではないでしょうか。

日時: 2005年09月14日 23:54

2005年09月15日
横浜戦のポイント
出てるのは知ってたんですが、なかなか書店が開いてる時間に帰れなくて買えなかった、「サッカー批評」ようやく買えました。個人的には何となく最近の専門誌としてのマガジン・ダイジェストの路線はちょっとイマイチな感が否めないので「サッカー批評」にはちょっと期待してます。面白いと感じるかどうかは評価の分かれるところかもしれませんが、ああいうノリ結構好きだったりもします。今回は梶山の記事もありましたね。

さて週末は横浜戦です。東京は清水戦をセットプレーから復帰した戸田のゴールでものにしたわけなんですが、続く横浜戦でどれだけの戦いができるかがポイントになってきますね。依然として金沢の欠場は濃厚で、梶山が右足首を少し痛めているようですが比較的軽症のようです。先日の練習試合を見る限りでは予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF加地、ジャーン、茂庭、藤山
MF今野、梶山(三浦・宮沢)、石川(規郎)、戸田、栗澤
FWルーカス

ルーカスの1トップの布陣。しばらくはこの布陣で戦うことになりそうです。


対する横浜はこのところ勝てない試合が続いていましたが、前節の神戸戦ではシュート2本で2-0と勝利。今節は那須が警告の累積で出場停止、人身事故を起こした田中隼磨は練習には復帰したようですが、東京戦の出場は見送られることになりそうですね。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK榎本達
DF中澤、松田、河合(栗原)
MF上野、奥(マグロン)、ドゥトラ、大橋、山瀬(奥)
FWグラウ、坂田

3-5-2の布陣がベースなのは確かでしょうが、先日の神戸戦では右サイドに入った奥はあまり機能していませんでした。大橋を右サイドに持ってきて山瀬をトップ下に起用するか、ここのところ試合に出ていないマグロンを起用して奥をトップ下に起用してくるかもしれませんね。

戦術的にポイントになるのは左サイドのドゥトラでしょう。彼を基点にFWやトップ下、ボランチらが絡んでくることで多彩な攻めを見せてきます。精度の高いクロスを持っていますが、むしろ怖いのはそこから繋いで崩して来た時。おとりの動きを使った後列からの飛び出しには注意が必要ですね。また右サイドに流れる動きの多い大橋は精度の高いクロスを入れてきますし、山瀬がありますし、坂田は縦に抜け出すスピード、グラウは派手ではないものの広い視野と正確なシュートの技術を持っておりゴール前ではいずれも侮れない相手です。

対策としては基点となるFWやサイドに簡単にボールを入れさせないこと、そしてボールが入ったら基点を早めに潰していくことですね。そこからボールを繋がれるようになるとボランチも攻撃参加してくるようになり、局面的に数的優位を作られたり、空いたスペースを突かれて決定的な場面を作られてしまいます。また高さを活かしたセットプレーにも注意が必要でしょう。一方で松田・中澤を中心とする3バックは強固で、これに両サイドが下がってボランチが前を固めるとなると、真っ向から崩すのは非常に困難です。

横浜に先制されてカウンターを狙われるようになると東京はかなり苦しくなってしまいます。早い段階で攻略し先制点を奪って相手の焦りを誘う展開が理想です。サイドの裏のスペース、特に戸田のサイドの裏を突いていくことは一つのポイントになりますが、CBを引っ張り出してそのズレたCBの間のスペースへ飛び出す動きが欲しいですね。またセットプレー時にはDFが上がることが多いだけに常にカウンターを意識していきたいところですね。横浜は攻めに人数を掛けてくるだけにポイントは攻守の切り替えの早さ。ボールを奪ってからスムーズに攻撃に繋げていくことができれば自ずからチャンスも生まれてくるのではないでしょうか。

日時: 2005年09月15日 23:54

2005年09月17日
ルーカスが無事でありますように
先ほど横浜から帰ってきました。東京は中盤の繋ぎも随分できてきて、後半出場したササがポストプレーに絡んでチャンスを作り出したりと随分良くなったと思うんですが、ラストパスの精度が低かったり決め切れなかったりで結局無得点に終わってしまいました。

でもそんなことよりも気になるのはルーカスの容態。ジャーンと激突して脳震盪を起こしたみたいですが、呼吸はしていても意識はなかったとか。スタジアムに救急車が入ってくるなんて初めて見ました・・・。石川の怪我も心配だけど本当に無事であることを祈るばかりです。試合中はいろいろ思うこともあったんですが、あれを見て全て吹っ飛んでしまいました。

今は冷静に試合分析できるような気分ではないので、戦評については落ち着いてから明日の夜あたりにでも改めて書きます。

日時: 2005年09月17日 23:11

2005年09月18日
横浜0-0東京(J1第24節 横浜国際)
ホームの横浜はGKに榎本達、DFに栗原、松田、中澤、MFはボランチに河合、上野、右に奥、左にドゥトラ、トップ下に大橋、FWはグラウ、坂田の2トップ。控えには榎本哲、熊林、マグロン、大橋、清水。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、藤山、MFはボランチに梶山、今野、右に規郎、左に戸田、トップ下に栗澤、FWは1トップにルーカス。控えには遠藤、三浦、石川、阿部、ササ。

前半、後方でボールを繋いで前線に入れていく横浜に対して東京は冷静に対応し、両ボランチや栗澤を基点に戸田が裏を狙う。横浜は藤山が中に絞った左サイドのスペースを突いてくるものの奥へのボールは繋がらない。逆に東京は加地のパスを今野がダイレクトで繋いで規郎が右サイドをえぐるもそのクロスは奥がクリア。その後も横浜の入れるボールを粘り強く跳ね返し、CKが続くものの得点に繋げられない。横浜はカウンターや坂田・大橋との繋ぎからドゥトラがチャンスを作るもののなかなか決定的な場面を作れない。

パスが回るようになった横浜は上野の遠い位置から意表を突いたミドル、そして奥の展開から右サイドに流れた大橋がクロス、ファーのグラウがヘッドもジャーンが何とかクリア。その後も横浜は左サイドに流れる坂田に大橋が絡んでチャンスをうかがい、徐々にセカンドボールを拾うようになった東京もシュートまではいかない。カウンターを狙う横浜は大橋のポストプレーからドゥトラがシュート、そして松田のフィードから右サイド河合が攻め上がりクロス、グラウが飛び込むもののジャーンが何とかクリアする。東京はカウンターから規郎が右サイド突破を図るもののドゥトラに潰されてしまう。

後半、東京は栗澤を基点に戸田が落としてルーカスがシュートを狙うと、梶山を基点に今野が右サイドを飛び出す。しかしその後は東京は奪い返したボールを繋げず横浜の時間帯が続き、大橋の展開から坂田が左サイドから仕掛けると、フリーになったドゥトラがクロスを入れていくものの東京の守備陣が粘り強く跳ね返す。後半10分にはササを投入、そのササは前線でボールをキープすると右サイドに巧く右サイドの栗澤に展開し、クロスを入れるようになり、こぼれ球を拾って波状攻撃に繋げ、今野が左サイドから深くえぐるもののクリアされてしまう。

その後も横浜の攻めには冷静に守備陣が対応し、逆に土肥のGKをササが繋ぎ、戸田が抜け出すもののシュートはバーの上。東京は後半31分に石川、37分に阿部を投入、横浜も32分にマグロン、38分には大島を投入して前線の枚数を厚くすると、東京はカウンターから石川がサイドチェンジ、落としたボールをササが狙う。しかし後半ロスタイムに入ったところで石川、そしてジャーンと激突したルーカスが試合続行不可能となり試合が中断、結局ルーカスは救急車で搬出されることとなり、試合続行が不可能と判断した審判がそのまま試合終了とした。

この試合ところどころでは横浜に繋がれて後手に回り押し込まれる時間帯もありましたが、横浜の前線へのフィードやサイドからの崩しに対して中央を固めたことでうまく跳ね返し、何度か作られた危ない場面もジャーンのカバーリングで見事にクリアしていました。一方で大きかったのは跳ね返したボールを拾って繋ぎ、そこからビルドアップしていけた点ですね。サイドバックがその基点となることが多かったのですが、今までのようにそこから単調に縦に行くのではなく、今野・梶山がボールを受ける動きを見せて繋ぎ、それに栗澤・ルーカスが絡んでアクセントをつけてサイドの攻めを活かそうという意図が見えました。

この試合ではそこからのサイドからのラストパスの精度が低かったり、何度かあったチャンスを決められなかったりで結局無得点に終わってしまいました。しかしそれでも最終ラインからの繋ぎでサイドを活かせるような攻めが出てきた点、そして守備そのものが安定してきた点は今後に向けての好材料だと感じました。後半出てきたササも何度か身体を張ったポストプレーを見せてサイドへ展開しチャンスを作り出すなど、以前に比べてゲームの流れに絡めるようになってきています。この試合で負傷したことで石川・ルーカス・ジャーンの今後のプレーにどう影響してくるのかが気になる部分ではありますが、精神的な部分も含め大きな怪我でないことを祈るばかりです。

日時: 2005年09月18日 22:10

2005年09月19日
大宮0-1千葉(第24節 TV観戦)
ホームの大宮はGKに荒谷、DFに西村、トニーニョ、奥野、冨田、MFはボランチに斉藤、二列目に久永、金澤、横山、藤本、FWは山下の1トップ。控えには安藤、平岡、森田、桜井、レアンドロ。

対するアウェイの千葉はGKに立石、DFに斎藤、ストヤノフ、水本、ボランチに阿部、坂本、右に佐藤、左に山岸、トップ下に羽生、FWは巻、林の2トップ。控えには櫛野、中島、工藤、水野、高橋。

前半、後方から千葉が前線にボールを入れてチャンスをうかがうものの、大宮のトニーニョを中心とする守備に跳ね返され、前線の山下を基点とする攻めから藤本・久永らが絡んでチャンスをうかがう。大宮のゾーンディフェンスに攻めあぐむ千葉は前線にボールを入れるもののトニーニョにことごとく跳ね返され、逆に斎藤のパスミスからカウンターを食らい、横山が山下とのワンツーからゴールを奪うもののオフサイド。なかなか前線の巻や林にボールが入らない千葉に対し、大宮はそのこぼれ球を拾って山下・藤本を基点に左サイドバックの冨田、右サイドから久永・西村がチャンスをうかがう。

徐々にラインを下げていった大宮に対し、千葉はボールをキープして時折巻にボールが入り、そこに林・羽生が絡むものの、ボールを繋げられずシュートまで持っていけない。大宮はカウンターから左サイドに流れる山下を基点に金澤や冨田が飛び出すものの得点には繋がらず、山下のシュートは正面を突いてしまう。その後は徐々にボールをキープして徐々にラインを押し上げる千葉の時間帯が続くがトニーニョを中心とした大宮の守りを崩せない。逆に大宮はストヤノフの水本への中途半端なパスをカットした山下がGKと一対一の決定的な形に持ち込むもシュートは右にそれてしまう。

後半に入って千葉が坂本を左に移し、佐藤をボランチに据える布陣変更。大宮は横山のキープから山下がゴールを狙うと、こぼれ球を西村がシュートもバーに当たってしまう。山下・横山を基点に右サイドの久永らがチャンスをうかがう大宮はたびたびトニーニョがインターセプトから積極的に攻撃参加をするものの得点に繋がらない。後半9分に桜井を投入した大宮は山下を基点に桜井が絡んで右サイド久永・西村の攻めを引き出し、その後も桜井がカウンターの基点となって千葉のゴールをうかがう。

千葉は後半23分に高橋を投入。しかしその後も藤本を基点に桜井や久永が絡んでチャンスをうかがう大宮に対し、千葉はロングフィードから巻がボールを受け、そのままシュートも荒谷にはじき出されてしまう。繋ぐ千葉にカウンターを狙う大宮という展開に大宮は31分に森田を、千葉は32分に水野、34分には工藤といずれも攻撃の選手を投入。すると後半36分、左サイドのFKから入ってきたボールを荒谷が弾き、これを佐藤が押し込んで千葉が先制。後半37分にはレアンドロを投入して前線の枚数を増やした大宮はFK・CKが続くものの得点を奪えず、千葉が大宮を1-0で下した。


大宮は4-1-4-1のゾーンディフェンスで千葉の攻めを封じ、前線に入れてくるボールはトニーニョを中心とした守りで跳ね返し、前線の山下を基点とするカウンターを狙ってきました。この試合では特にCBに入ったトニーニョが利いていて千葉の前線に入れるボールをことごとくカットするなど存在感がありました。千葉の方は大宮のゾーンディフェンスになかなかパスを繋ぎきれず、前線の巻や林にボールを入れても繋がらない苦しい展開が続きましたが、セットプレーで一点を奪い逃げ切ることに成功しました。全体的に見ればやや大宮がリズムをつかんでいたように思いますが、やはり前半にあった二度の決定的なチャンスをゴールに繋げられなかったのは痛かったですね。

日時: 2005年09月19日 23:56コメント (2)

2005年09月20日
今日の雑感
トーチュウの記事によると石川は最低でも6ヶ月は掛かるようですね。前十字靱帯損傷と聞いた時にちょっと調べて時間が掛かりそうかなとは思っていたのですが、実際に結果として出てくるとちょっとショックですね。

以前私も靱帯ではないんですが、膝周りの怪我で全治何ヶ月というのを経験してます。おそらくスピード系の石川だからこそ、以前と同じくらいまで戻すのは想像以上に困難が伴うのではないでしょうか。こういう負傷でどこまで治るのかというのは本人の気持ちの強さ、そして周囲がどれだけ支えてあげられるかというのも重要です。

表面上はどんなに気丈に話してはいても、こういう手術から治療、そしてリハビリを行うということは常に不安を伴います。その負担をいかに軽くしてあげられるかということを考えた場合、まずは石川が安心して治療に専念できるよう、チームとして石川の分も頑張るしかありませんね。横浜戦を見てチームとして形を作れば作るほど石川の不在は大きいんだな、と改めて痛感しました。時間が掛かるとは思いますが、石川には元気な姿でピッチを駆け回れるよう焦らず治療を頑張って欲しいと思います。

日時: 2005年09月20日 23:58

2005年09月21日
大分2-0名古屋(J1第24節 TV観戦)
ホームの大分はGKに西川、DFに深谷、三木、福元、MFはボランチにエジミウソン、トゥーリオ、右に梅田、左に根本、トップ下に吉田、FWは高松・マグノアウベスの2トップ。控えには高嵜、吉村、西山、木島、山崎。

対するアウェイの名古屋はGKに楢崎、DFに角田、秋田、増川、MFはボランチにクライトン、安英学、右に山口、左に中谷、トップ下に藤田、FWはルイゾン、杉本の2トップ。控えには川島、古賀、中村、本田、豊田。

前半、大分はロングボールから高松がゴールを狙うと、それにマグノアウベス・吉田が絡んでチャンスをうかがう。対する名古屋は繋ぐもののボールを受ける動きが少なく、中盤で大分にボールをカットされてしまい、クライトンのドリブルから右サイドに流れたルイゾンのクロス、飛び込んだ藤田が決定的な形を作るもののシュートは西川の正面を突いてしまう。その後は大分が中盤でセカンドボールを拾う展開が続き、トップの高松にボールを入れて吉田・マグノアウベスがそれに絡んでチャンスをうかがうものの決定的な形を作れない。

名古屋はクライトン、安英学のドリブルからチャンスを作るもののラストパスが繋がらず、逆に大分は最終ラインのフィードから吉田が、エジミウソンのフィードから高松・マグノアウベスがスペースを突く。その後も中盤で繋ぐ大分は根本のミドルが右にそれ、CKから繋いだボールを吉田がミドルも正面を突いてしまう。名古屋は杉本が執拗に裏を突き、秋田のフィードに杉本が左サイドの飛び出してシュートも左にそれ、高松・マグノアウベスのカウンターに脅かされながらも中谷-藤田のダイレクトパスから抜け出したクライトンが決定的な場面を作るが西川にセーブされてしまう。

後半、前に出る大分に対しやや引き気味に対応する名古屋はスペースを突く杉本や左サイドの中谷、クライトン・ルイゾンのコンビでチャンスをうかがうもののフォローの動きが少なく決定的な形を作れない。大分は最終ラインのフィードから吉田を基点にチャンスをうかがい、CKから深谷がゴールを脅かす。後半17分にはトゥーリオのフィードにマグノアウベスが抜け出しクロス、高松が切り返しでDFを振り切ってゴールを決め大分が先制。名古屋もCKから秋田がヘッド、ルイゾンがコースを変えるもバーに当たってしまう。

攻め切れない名古屋は後半22分に豊田、29分に中村を投入し攻めの枚数を厚くし、サイドからのクロスに豊田が競るもルイゾンは潰されてしまう。逆にカウンターからチャンスをうかがう大分はマグノアウベスからの展開、梅田のクロスから逆サイドの吉田がたびたびゴールを脅かす。名古屋は後半34分に本田を投入するもののその攻めは崩し切れず、大分がカウンターからエジミウソンや交代で入った山崎がゴールを脅かす。ロスタイムに木島・西山を投入した大分はカウンターから木島がクロス、ボールを受けたマグノアウベスがスペースのないところで決めて追加点。大分が勝ち点3を得た。

この試合どちらかというと名古屋がボールをキープしている時間が長かったように思いますが、藤田がエジミウソンにマークされてなかなかボールに絡めなかったせいか、運動量のあるクライトンや執拗に裏を狙う杉本がチャンスは作り出したものの、両サイドもなかなか攻めに絡めずやや単調な感は否めませんでした。対照的に大分はトゥーリオ、エジミウソンを中心によくセカンドボールを拾い、的確なポストプレーを見せる高松、スペースを突くマグノアウベス、豊富な運動量で周囲をうまくフォローしてみせた吉田とうまくカウンターから攻めの形を作り出したことが、結果的にこの試合の明暗を分けたのではないでしょうか。

日時: 2005年09月21日 23:57

2005年09月22日
大分戦のポイント
東京は細かい部分で今後どうするのかという部分がいくつかあるにせよ、横浜戦ではボランチの2人の動きが随分と改善されるなど少しずつでも復活の兆しを見せてくれたような気がします。ただ石川が今季絶望の負傷。負傷を抱えている選手もおり、穴を埋める選手のモチベーションが高かったとしてもやはり微妙なバランスは変わってくるわけで。その辺をどうやって調整していくかが残り試合のポイントになりそうです。

その東京は先述のように石川が今季絶望。加地も負傷で出場が微妙な状況で、金沢も練習に復帰したようですがスタメンに復帰するにはもう少し時間が掛かるでしょうか。横浜戦で脳震盪と頚椎捻挫をしたルーカスは練習に合流したとしても大分戦のスタメン復帰は微妙な気がします。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF加地(藤田)、ジャーン、茂庭、藤山
MF今野、梶山、規郎、戸田、栗澤
FWササ

1トップに入る可能性の高いササがいかに前線で基点となって周囲に絡んでいけるかが鍵を握りそうです。横浜戦ではそのポストプレーからチャンスをたびたび作り出していましたし、その決定力にも大きな期待がかかりますね。


対する大分は経営不振が話題になっていましたが、県が融資する大分県文化スポーツ振興財団から2億円の融資を受けることが決定。ジャムスカ新監督になってからはエジミウソン・トゥーリオの新外国人をボランチに置いて浦和・名古屋を相手に連勝、チーム状態も確実に上向いているようです。スタメンはここまで二試合とも同じメンバー。この試合も基本的には同じメンバーなのではないかと思います。

GK西川
DF深谷、三木、福元
MFエジミウソン、トゥーリオ、梅田、根本、吉田
FW高松、マグノアウベス

基本的な戦術としては堅守速攻。新外国人二人がボランチを組む中盤での積極的な寄せからセカンドボールを狙い、そのボランチ二人を中心に前線にボールを入れ、前線で確実なポストプレーができる高松、前を向いた時のスピードが脅威の決定力のあるマグノアウベス、そして豊富な運動量であちこち顔を出してチャンスメイクする吉田の3人を中心に右サイドの梅田、左サイドの根本が時折絡んでゴールをうかがってきます。最終ラインもハードマークを見せる深谷、ユースの福元を三木がカバーし、堅実な守りを見せていますね。

今の大分はリアクションサッカーをベースにしているため、中盤でボールを繋ぎきれず、そこでボールを失うような状態が続くとリズムをつかまれてしまいます。無理に中盤で繋いでボールを失うくらいなら3バックのサイドのスペースを一気に突いて相手を押し込み、中盤でリズムをつかませないような戦い方もありでしょう。相手がサイドの裏のスペースを気にして中盤から最終ラインをコンパクトにできないようだと相手のプレスも弱まりますし、ボールを繋ぐ余地も出てきます。相手に流れを渡さず、どうやって自らのリズムに持っていくかが重要ですね。

今の大分には最終ラインから繋いで攻撃をビルドアップするだけの連携はなさそうです。そういった場合は繋ぎながら最終ラインから前線へのフィードに頼ることが多いだけに、スペースを埋めて跳ね返し、セカンドボールを拾えれば相手は攻め手を失います。そのためにもシュートで終わるような攻撃を意識することも大切になるはずです。また、相手に先制されて前に出ざるをえない状況になると、カウンターの威力がある大分にとっては思うツボです。先制して相手が前に出ざるを得ない状況を作り出し、逆にカウンターから追加点を狙うような展開に持っていきたいところですね。

日時: 2005年09月22日 23:15コメント (2) | トラックバック (1)

2005年09月23日
今日の雑感
何というか・・・週末の大分戦は金曜からの三連休+日曜開催ということもあって、ちょっと中だるみ気味な今日この頃です。ま、日曜でも夜じゃないだけまだいいかと思っていたのですが、気がついたら台風17号が接近中・・・一番西よりの進路を取った場合は関東を直撃することになりそうです。最悪の場合は試合中止も考えられますが、そうでなくても悪天候の中での試合になる可能性もあります。たいしたことないといいんですが・・・。

でも今度の大分戦でもうリーグ戦も25試合目なんですよね。早いというか何というか・・・あと残り10試合しかないわけですよ。東京はこれまで6勝9分9敗の勝ち点27の14位。ちなみにリーグ戦24試合終了時点を引き分けが導入された03年以降で比較するとこんな感じですね。

05年  6勝9分9敗 得点29 失点31 →?
04年  9勝8分7敗 得点30 失点29 →最終順位8位
03年 10勝8分6敗 得点33 失点24 →最終順位4位

引き分け数はさほど変わらないんですが、勝利と敗北が逆転してしまっている分順位に響いてきている感じでしょうか。今年はこれまでで無得点は8試合、完封は9試合ありますが、これを03年以降と比較すると

05年 無得点8試合、完封9試合
04年 無得点5試合 完封6試合
03年 無得点6試合 完封9試合

完封試合は9試合と決して少なくないんですが、3試合に1試合は無得点という状態。試合数が増えたためにこれから挽回の余地はありますが、得点力不足が解消されないことには勝ち点を積み上げていくのは難しいですね。今後はササや阿部といった得点力のある選手の良さをチームとしていかに引き出していくかが重要になってきそうです。

日時: 2005年09月23日 23:59

2005年09月24日
浦和0-0横浜(J1第25節 TV観戦)
ホームの浦和はGKに都築、DFに坪井、堀之内、ネネ、MFはボランチに長谷部、鈴木、右に山田、左に三都主、トップ下にポンテ、FWは永井、田中の2トップ。控えには山岸、内舘、酒井、平川、マリッチ。

対するアウェイの横浜はGKに榎本達、DFに栗原、中澤、河合、MFはボランチにマグロン、那須、右に田中、左にドゥトラ、トップ下に奥、FWは坂田・グラウの2トップ。控えには榎本哲、上野、熊林、大橋、大島。

前半、ポンテそして両サイドを基点にサイドのスペースに田中を走らせる浦和に対し、横浜はマグロン・奥を基点に右サイドの田中隼磨、左サイドに流れる坂田がサイドのスペースを狙う。浦和は鈴木啓太のフィードに右サイド抜け出した田中が角度のないところからシュートも榎本がセーブ。横浜もCKから中澤がヘッドも左にそれてしまう。その後は浦和が繋いでチャンスをうかがうものの最終ラインと中盤でコンパクトなブロックを作る横浜の守備網を崩せず、横浜がカウンターからサイドへの展開を狙い、坂田がサイドに流れて起点となるものの、そこからの展開で決定的な形を作り出せない。

浦和もポンテ・長谷部・三都主らを基点に田中・永井らがスペースに飛び出すもののそこから横浜の中澤らを中心とした粘り強い守備を崩せず、横浜は右サイド田中隼磨にボールを集め、その積極的な仕掛けからCK・FKを獲得、CKに中澤がヘッドであわせるもののこれまた左にそれてしまう。しかし横浜は左サイドのドゥトラも積極的に仕掛けるようになったことで浦和の両サイドは押し込まれてしまい、ポンテ・永井・田中らが時折カウンターを仕掛けるものの最終ラインを中心とした横浜の守りを崩せず、長谷部がドリブルからミドルシュートを放つものの左にそれてしまう。

後半、田中隼磨・ドゥトラが両サイドから積極的な仕掛けを見せると、坂田も左サイドに流れてドゥトラ・奥と絡んでサイドを崩しに掛かるもなかなかシュートまで持っていけない。対する浦和はサイドに基点は作るもののそこから横浜の守備を崩しきれず、三都主・ネネ・鈴木啓太・山田らが次々とミドルを狙うもののいずれも枠を捉えられない。横浜もカウンターから田中隼磨が何度か決定的な形を作るものの堀之内や坪井が懸命に戻ってカバーし得点を許さない。浦和は後半22分には負傷した坪井に代わって内舘を、26分には三都主に代えて平川を投入。

対する横浜はマグロンのフィードに飛び出した奥のボレーが枠を超えてしまい、後半27分に投入した大橋の意表を突いたFKは都築がファインセーブ、CKから栗原がヘッドもわずかに枠をそれてしまう。35分に大島、37分に上野を投入して攻勢に出る横浜は中澤のフィードに坂田が裏に抜け出すもそのシュートは都築がファインセーブ、大橋のFKに栗原が飛び込むものの決めきれない。浦和もしばしばカウンターから田中が裏を狙い、それにポンテが絡んで田中が積極的な仕掛けから何度か決定的な形を作るものの横浜の懸命の守りを崩せず、0-0のままスコアレスドローで引き分けた。


前半、序盤は運動量のある田中にサイドのスペースを突かせ、それをフォローしチャンスを作り出す浦和の攻めは横浜の守りを崩せなかったものの、横浜は前線でボールをキープしても足元へのボールが多くてそこからの展開が繋がらず、横浜の守備陣が浦和の攻撃をどこまでしのげるかが焦点になるかと思いました。しかし実際には横浜が徐々に両サイドのポジションを押し上げて浦和の両サイドを押し込んだことでその攻めを中央に偏らせ、人数を掛けた守りでしのいでのカウンターで流れを引き寄せましたが、残念ながらセットプレーやカウンターから得た決定的なチャンスを決めることができませんでした。浦和もカウンターからの田中の仕掛けがしばしば決定的な形になったのものの、横浜の懸命の守りに阻まれてしまったことを思えば、このスコアレスドローは妥当な結果だったのかもしれませんね。

日時: 2005年09月24日 19:02

G大阪3-3鹿島(J1第25節 TV観戦)
ホームのG大阪はGKに藤ヶ谷、DFにシジクレイ、宮本、山口、MFはボランチに橋本、遠藤、右に松下、左に二川、前線は大黒をトップにフェルナンジーニョ、アラウージョ。控えには松代、入江、家長、松波、吉原。

対するアウェイの鹿島はGKに曽ヶ端、DFは青木、岩政、大岩、新井場、MFはボランチに小笠原、フェルナンド、二列目に増田、深井、FWはアレックス・ミネイロ、本山の2トップ。控えには小澤、内田、リカルジーニョ、野沢、鈴木隆行。

前半、G大阪は遠藤を基点に前線にボールを入れていく。対する鹿島は深井が左サイドに流れ松下を引っ張ってできたスペースに進出した新井場が基点となり試合のリズムをつかむ。その鹿島はフェルナンドのサイドチェンジからアレックスミネイロが角度のないところからシュートもサイドネット。フェルナンドがミドルを放ってゴールを脅かすと前半9分、本山の入れたボールをアレックスミネイロがポストプレー、後列から飛び出した小笠原がゴールを決めて鹿島が先制。G大阪が入れてくるボール、ドリブルでの仕掛けを鹿島は両CBを中心に集中した守りでボールを跳ね返す。

サイドに流れたフェルナンジーニョを基点にチャンスをうかがうG大阪は前半22分、左サイドから二川がクロス、大黒の飛び出しにつられてできたスペースにアラウージョが飛び込んで同点に追いつく。その後もこぼれ球を拾うG大阪は前線にボールを入れて鹿島のゴールを脅かし、フェルナンジーニョの展開からアラウージョが曽ヶ端をかわして決定的な形を作るも鹿島の最終ラインが懸命にクリア。逆に左サイドにできたスペースに新井場が進出してチャンスをうかがう鹿島の攻めにG大阪は5バック気味になってしまい、前半40分には左からのFKを小笠原が直接決めて鹿島が再び勝ち越し。

後半、左サイドに深井が流れて仕掛ける鹿島に対し、G大阪はフェルナンジーニョ、アラウージョが仕掛け、後半6分には青木のバックパスを曽ヶ端がキックミス、これをカットした大黒が冷静に曽ヶ端をかわして決め同点に追いつく。深井・新井場が左サイドから仕掛ける鹿島に対し、フェルナンジーニョ・アラウージョを中心にG大阪も攻勢を掛けるも鹿島のDF陣が何とかしのぐ。鹿島は青木のクロスから本山・深井が決定的な場面を迎えると、G大阪もカウンターから大黒が絶妙のフィードもフェルナンジーニョが滑ってしまう。

鹿島は後半21分に投入したリカルジーニョが積極的にプレスを掛け、深井がサイドに流れてチャンスを演出。G大阪はフェルナンジーニョのスルーパスに遠藤が抜け出すも曽ヶ端がファインセーブ。後半28分に野沢、32分に鈴木隆行を投入して攻めを厚くした鹿島に対し、G大阪も後半35分に家長、吉原を投入して前線を3トップにして対抗。徐々に攻め手を失った鹿島に対しG大阪がサイドから仕掛けるようになり、後半44分、左サイドから仕掛けた大黒の折り返しにアラウージョが決めてG大阪が勝ち越し。しかし直後にロングフィードから競ったこぼれ球を鈴木隆行が折り返し、アレックスミネイロが決めて同点に追いつき試合は3-3で引き分けた。


この試合左サイドに流れた深井が松下を引っ張り、新井場が進出してG大阪のバランスを崩してきた鹿島はボランチに入った小笠原の動きが冴えて2得点。最終ラインもG大阪の攻めをうまくしのいできましたが、2失点目が痛かったですね。先に動いて選手交代した結果攻めあぐねて逆転を許してしまいましたが、追いついた粘り強さはさすがでした。一方のG大阪はアラウージョが腰を痛めるアクシデントがあったものの、真っ向から勝負を仕掛けて逆転した今季の実力は本物でしょう。ただ直後に同点にされた詰めの甘さがG大阪の課題。この辺が初優勝を狙う上でどう影響するのか気になるところですね。ともあれお互いのらしさが出たいい試合でした。

日時: 2005年09月24日 23:28

2005年09月25日
東京0-0大分(J1第25節 味スタ)
ホームの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、藤山、MFは今野の1ボランチに二列目に規郎、梶山、栗澤、戸田、FWはササの1トップ。控えには遠藤、三浦、宮沢、馬場、阿部。

アウェイの大分はGKに西川、DFに深谷、三木、福元、MFはボランチにエジミウソン、トゥーリオ、右に梅田、左に根本、トップ下に吉田、FWはマグノアウベス、高松の2トップ。控えには高嵜、吉村、西山、山崎、木島。

前半サイドからチャンスをうかがう東京は前線にボールを入れていくものの精度を欠き、大分の最終ラインに跳ね返されてしまう。大分はスローインからマグノアウベスがシュートを放つと、徐々に両ボランチを中心に中盤でボールを拾うようになり最終ラインで繋いでサイドに展開、チャンスをうかがうようになる。東京は厳しいチェックで前線の高松らに基点を作らせず、サイドから入れてくるボールはジャーンを中心に跳ね返す。時折規郎らがカウンターを狙うものの大分の守りもあってなかなかシュートまで持っていけない。

両サイドとFWが絡んでチャンスをうかがう大分は高松を基点にマグノアウベスがシュート、エジミウソンのフィードから裏に抜け出した吉田が決定機を掴むも枠を捉えられない。東京は前線のササにボールを入れるものの厳しいマークに遭い、繋いで攻め上がってもサイドで行き詰ってしまう。中盤で優位に立つ大分は左サイドの根本、前線の高松・マグノアウベスがチャンスを作るものの東京は何とかしのぎ、梶山がミドルを狙う。大分は吉田のミドル、根本の折り返しをマグノアウベスが狙うが土肥がファインセーブを見せ得点を許さない。

後半、大分はサイドへの展開からチャンスをうかがいCKが続くものの得点に繋げられない。東京は前線にボールを入れ、中盤でボールを奪ってカウンターを狙うものの攻め切れない。戸田・ササの2トップに変更した東京は栗澤・規郎がサイドからクロスを入れるもののシュートまでもっていけない。大分は引いたマグノアウベスが基点となり、高松のポストプレーから吉田・根本が絡んでチャンスをうかがう。東京は後半17分には阿部を投入したものの、両ボランチを中心にボールを拾う大分がボールをキープする時間が続く。

東京は今野を基点に栗澤がクロス、ササがそらし阿部が押し込むもオフサイド。ササがFKを直接狙うものの西川に阻まれてしまう。今野もサイドからクロスを入れるもののそのこぼれ球を拾えず、大分も根本を中心にクロスを入れるもののジャーンを中心とする東京の守備陣が跳ね返し、マグノアウベスのシュートは土肥が弾いたボールを藤山がクリア、カウンターから吉田がシュートも土肥の正面を突く。後半35分に三浦、37分に馬場を投入した東京は、ロスタイムに馬場の素早いリスタートから戸田が飛び出すも西川に阻まれ、0-0のスコアレスドローに終わった。


東京は今野を1ボランチ気味にした4-1-4-1の布陣で臨んできましたが、前線ササはフォローが薄く孤立させてしまい、サイドでボールを持っても中でボールを呼び込む動きがないため選択肢がなく、縦への単調な攻めが続いて徐々に行き詰まりを見せてしまいました。逆に両ボランチを中心にボールを拾って繋ぐ大分はスペースでボールを受ける両サイドと吉田・両FWが絡んでチャンスをうかがい、東京もゴール付近でのくさびのボールには厳しく当たりましたが、起点を作られるとピンチを招きましたし、FWの動きにつられて吉田にも決定的な場面を作られました。土肥でなければ失点してもおかしくなかったかもしれませんね。

後半ササの近くに戸田を置いて2トップにしてきた東京でしたが、今度は二列目がワイドに開いたため前線の2枚と両サイドの連動が少なくなり、サイドから入れたクロスを跳ね返される場面が続いて、中が空いてしまっていたため大分にボールを拾われて攻めながらリズムに乗り切れませんでした。阿部が入ってしばらくしてからボランチが前に出る時間帯が続き、ここからの何度か決定的なチャンスを作り出しましたが、これを決められなかったのは痛かったように思います。その時間帯をピークに中盤の運動量が落ち、馬場・三浦の投入がやや遅れたこともあって終盤の残りの時間で得点を奪うことはできませんでした。

この試合もどかしかったのはササをサポートする動きが余りにも少な過ぎること。両サイドがワイドに開く東京のトップ下は縦に並ぶFWくらいの意識でないと前線のFWは確実に孤立してしまいます。前線でボールが収まらないと攻撃の形が作れないだけでなく、攻守において前に出るのが持ち味の梶山・今野を両ボランチとして置いている意味がありません。トップ下がいるのになぜボランチが前に出ないのかという問題が取り沙汰されるのかといえば、今のトップ下があまりにもサイドに流れたりボランチの位置まで下がったりという動きが多過ぎてそこにいないことが多いからです。

確かに栗澤は運動量も多いですし、サイドからチャンスを作り出してもいます。しかしチーム全体の攻撃を考えると、本来ならもっと優先すべきこともあるのではと感じます。今の東京は中盤にボールの落ち着きどころがなく、中途半端な距離のパスがそのまま相手に渡ってしまうことも少なくありません。もちろんその全てがトップ下の責任というわけではありませんが、トップ下がそのアクセントとなればもう少し状況が改善される可能性もあるのではないでしょうか。激戦区のバイタルエリアだけに身体を張れるようになった馬場を一度試してみるのもいいような気がしています。

両サイドもワイドに開くなら手数を掛けずにもっとシンプルに展開してくいべきでしょうし、そうでないのならもう少し中に絞って中盤の組み立てに参加したり、中から崩したり、両サイドバックを引き出す動きが欲しいところ。特に2トップであればその辺の選択肢の幅を広げる必要もあるでしょうし、縦に行って行き詰まって苦し紛れのクロスを入れるばかりではあまりにも芸がなさ過ぎます。それに今の2トップは攻守に単なるボランチ以上の役割を求められる梶山・今野の負担が大き過ぎます。いくらポテンシャルがあっても今の二人にそこまで求めるのはあまりにも酷です。

相手も東京の攻めをかなり研究してきているのは感じますし、それでもあえて愚直に正攻法で行くのならいっそ潔いと言えなくもありません。しかし今の順位で果たしてそんな悠長なことを言っていいんでしょうか。GKの土肥、茂庭・ジャーンの両CBを中心に守備が集中してきて「負けない」戦い方はできるようになってきましたが、それだけで勝ち切ることはできません。攻撃の形を作ることは点を取る可能性を高めるだけでなく、守備の負担を減らすことにも繋がります。阿部投入で後半勝負でなく、前半から点を狙っていくことも重要なのではないでしょうか。

日時: 2005年09月25日 22:22

2005年09月26日
川崎2-1大宮(J1第25節 TV観戦)
ホームの川崎はGKに相澤、DFに箕輪、寺田、伊藤、MFはボランチに中村、谷口、右に森、左にアウグスト、トップ下にマルクス、FWは我那覇、ジュニーニョの2トップ。控えには吉原、佐原、久野、今野、黒津。

対するアウェイの大宮はGKに荒谷、DFは西村、トニーニョ、奥野、冨田、MFは斉藤をアンカーに、二列目に久永、トゥット、金澤、藤本、FWは山下の1トップ。控えには安藤、三上、島田、森田、桜井。

前半、繋いで藤本・冨田の左サイド、久永・西村の右サイドから崩す大宮は久永のキープからトゥットが飛び出すも潰され、CKが続くものの川崎のDF陣が跳ね返す。その後も中盤でボールを奪う大宮はたびたびカウンターを狙い、右サイドを久永が抜け出してクロス、山下が飛び込むものの相澤が弾き出す。川崎もジュニーニョ・森・箕輪らが右サイドからクロスを入れるものの大宮の最終ラインに跳ね返されてしまい、右サイドの久永らを中心にカウンターを狙い、それにトゥットが絡んでチャンスメイクするもののなかなかシュートまで持っていけない。

大宮はその後も中盤で川崎の中途半端なパスをインターセプトする冨田がたびたび左サイドからオーバーラップを見せ、右サイドからも久永が積極的に仕掛けるものの決定的なチャンスを作り出せない。繋いでチャンスをうかがう川崎はその雑なパスの繋ぎを大宮がカットされてたびたびカウンターを食らい、最終ラインの足が止まっている危険な状態ながら、その手前で大宮が入れてくるボールをカットして何とか事なきを得る。前半の終盤には大宮が左サイドの冨田を基点に中で繋いで藤本がスルーパス、抜け出した山下が決定的な場面を迎えるものの相澤にストップされてしまう。

後半、大宮は藤本がクロス、山下が落としてトゥットが仕掛けるものの川崎がかろうじてクリア。川崎は谷口のミドル、マルクスがFKからゴールを脅かすも荒谷に阻まれてしまう。大宮は左サイドから冨田・藤本らが仕掛けトゥットがシュートも枠を捉えられない。逆に後半6分、押し上げた大宮のラインのギャップを突いて出した谷口のフィードに裏に抜け出した我那覇が冷静に決めて川崎が先制。攻める大宮に対し、川崎はカウンターを狙いFKを獲得。大宮は後半12分に桜井を投入したものの直後にマルクスの入れたボールを走りこんできた箕輪にヘッドで決められて追加点を許してしまう。

その後もセカンドボールを拾いチャンスをうかがうものの攻め切れない大宮に対し、川崎はジュニーニョを基点にピッチを広く使ってカウンターを狙う。大宮は後半19分に島田を投入すると、西村がワンツーで右サイド抜け出しクロス、ファーの金澤がヘッドで合わせるものの相澤に阻まれてしまう。中盤でボールを拾い藤本・島田にボールを集めてキープする大宮は前線の動きが少なくて決定機を作れず、後半31分には前線に森田を投入。しかし、縦に入れるボールがなくてたびたび川崎のカウンターを食らい、箕輪の攻め上がりからのシュートに脅かされてしまう。パワープレーを仕掛ける大宮は後半43分に島田がFKを直接決めるものの1点止まり。川崎が2-1で大宮を下した。

大宮は中盤でボールをカットし、攻守の早い切り替えから久永・藤本の両サイドに展開、それを両サイドバックや中盤の他の選手がフォローして基点を作り何度もチャンスをうかがいました。しかし最後のパスが精度を欠いてシュートまでもっていけなかったり、決め切れなかったりといったことが続いているうちに、中盤と最終ラインの一瞬のズレや試合中断の一瞬の隙を突かれて2失点。対する川崎はやや繋ぎが雑で全体的に見ればやや低調な試合でしたが、チャンスが必ずしも多くなかった中でそれを確実に決めて試合の流れを引き寄せたのはさすがでしたね。試合の主導権でなく、チャンスを確実に得点に繋げることができたかどうかが、この試合の勝敗を分けることになりました。

日時: 2005年09月26日 23:40

2005年09月27日
今日の雑感
もう昨日の話ですが、FW赤嶺(駒大)とMF池上(仙台大)の入団が内定したそうですね。これで先に決まっているFW小沢(青森山田高)とあわせて3人の入団が内定となったわけですね。あとオファーを出してるのはMF藤本(筑波大)とDF徳永(早稲田大)ですか。残りの2人は競合のようなのでどうなるか分かりませんが、それにしても来季に向けての動きが早いですね。ふと気になってJ’sGOALをざっと見たんですが、この時期に内定のお知らせを掲載してるのは川崎が一件あったくらい。早めに決めときたかったんでしょうか。

そしてラトビア、ウクライナと対戦する代表の欧州遠征に土肥と茂庭が選出されましたね。川崎のDF箕輪が初選出されていたのにはちょっと驚きましたが(土曜の試合で点を決めたから?)、ジーコのコメントによると茂庭は先発のメンバーとして試合に出場することになりそうです。こういう海外での試合は貴重な経験だけに茂庭には頑張って欲しいところ。ただ気がかりなのは試合が行われるのは10/9と10/12。土肥はともかく茂庭は10/15の広島戦の出場が微妙になってくるかもしれませんね。

日時: 2005年09月27日 23:55

2005年09月28日
新潟0-1広島(J1第25節 TV観戦)
ホームの新潟はGKに野澤、DFに高橋、喜多、菊地、MFはボランチに本間、桑原、右にアンデルソン・リマ、左に鈴木慎吾、二列目に寺川、ファビーニョ、FWは上野の1トップ。控えには木寺、梅山、宮沢、岡山、末岡。

対するアウェイの広島はGKに下田、DFに駒野、ジニーニョ、小村、服部、MFはボランチに森崎和、右に茂原、左にベット、トップ下に大木、FWは前田、佐藤の2トップ。控えには上野、西河、高柳、李漢宰、ガウボン。

前半、新潟はCKや鈴木慎のロングスローからチャンスをうかがう。一方こぼれ球をうかがう広島はサイドへ展開し、駒野・服部を基点にそれをフォローしてボールを入れてくる。左サイドからチャンスをうかがう新潟は左サイド鈴木慎のクロスに本間・ファビーニョがゴールをうかがい、CKからファーの上野が押し込むもサイドネット。広島は右サイドに流れた前田がクロス、大木がヘッドも野澤の正面。広島が前線へくさびのボールを入れるものの新潟が厳しいチェックでカット、広島もフィードから佐藤が裏を狙い、喜多からボールを奪った大木が野澤をかわして中へ折り返すも飛び込んだ佐藤は決められない。

攻め切れない新潟に対し、速いパス回しからサイドと中が絡んでチャンスをうかがう広島はスローインからうまく抜け出した佐藤がシュート。新潟もサイドへの展開からチャンスをうかがってアンデルソンリマがクロス、上野が飛び込むもわずかに合わない。広島はCKが続くものの点を奪えず、前田のスルーパスに佐藤がゴールを狙うもパスが合わない。新潟はボールを奪うとアンデルソンリマ・鈴木慎吾に展開するものの崩しきれず、逆に後半42分にベットのスルーパスからオーバーラップした左サイド服部がクロス、佐藤が競ったこぼれ球を前田が押し込んで広島が先制。

後半、広島はガウボン、新潟は梅山を投入。広島はボールを奪いカウンター、大木-ベットと繋ぎファーに流れた佐藤がシュートも野澤の正面。新潟もサイドからチャンスをうかがうもののセカンドボールは広島が拾い、新潟は左サイドに流れた寺川やファビーニョ、右サイドのアンデルソン・リマを基点にチャンスをうかがうも広島の守備を崩せない。広島は右サイド茂原を基点にパス交換から森崎和がミドルシュート。広島は後半13分に李漢宰を、新潟は後半20分に岡山を投入。広島は右サイド茂原を基点にチャンスをうかがい、佐藤が前線でボールを受けるもシュートまでもっていけない。

広島は右サイドからチャンスをうかがうものの入れるボールは崩しきれず、カウンターから茂原・ガウボンがゴールを脅かす。新潟はこぼれ球から鈴木慎吾がミドルも下田が弾く。広島はたびたびカウンターから右サイドに展開して駒田がクロス、服部のヘッドやガウボンが飛び込む。新潟はボールを繋いでキープするものの崩しきれず、後半35分には末岡を投入。しかし逆に広島はカウンターから佐藤、森崎和がゴールを脅かし、李漢宰の右サイドからのクロスに佐藤が飛び込み、ドリブルからベットがミドルシュートを狙う。終盤新潟もチャンスは作るもののゴールには繋げられず、広島が1-0で新潟を崩した。

ホームの新潟は鈴木慎吾、アンデルソン・リマの両サイドを基点にチャンスをうかがいましたが、そこからフィニッシュもで持っていくアイディアに乏しく、なかなかシュートまで持っていくことができませんでした。一方の広島はベットや森崎和を基点にダイレクトプレーで繋ぎ、運動量のある大木・茂原が絡んで服部・駒野の両サイドバックのオーバーラップを引き出し、そこからの精度の高いクロスで新潟のゴールを脅かしました。ともにサイドからの崩しを狙ってはいてもややサイド頼みの感があった新潟に比べ、広島はサイドの動きを引き出すための工夫があったことがチャンスメイクの差となって現れたのではないでしょうか。

日時: 2005年09月28日 23:59

2005年09月29日
大宮戦のポイント
今週は久方ぶりにJリーグの試合を5試合ほど観ました。最近は忙しいのでなかなか平日に試合を観るのも大変なのですが、どうも中位以下のチームの試合は放送の優先順位が低いですね(注目度から言えばある意味当然なのかもしれませんが)。昼開催が増えてきたことで一時期よりもだいぶ状況的にはマシにはなりましたが、それでも以前のようなペースで見るのはちょっと難しいですね(苦笑)


さて東京はここ3試合で1勝2分け。いずれも完封と徐々に守備陣の集中力は高まっていますが、一方で3試合で1得点と得点力不足にあえいでいます。大宮戦では馬場・宮沢を起用するようですね(練習では栗澤が右サイドに入っていたようです)。金沢は全体の練習には復帰したようですが復帰は広島戦以降になるのではないかとのこと。負傷の影響で出場が微妙な加地・ルーカスは練習ではスタメン組でフツーにフルでメニューをこなしていたらしく、当日までの状況次第では出場もあるのかもしれません。予想スタメンはこんな感じです。

GK土肥
DF加地(藤田)、ジャーン、茂庭、藤山
MF今野、宮沢、栗澤、戸田、馬場
FWルーカス(ササ)

おそらくポイントになってくるのは前線で基点を作れるかどうか。久方ぶりの先発出場となる可能性が高い宮沢・馬場にとっても正念場でしょうか。


対する大宮は最近の試合で4連敗。ただ東京戦では2試合出場停止だったディビットソン純マーカスが戻ってくるらしく、ここ二試合戦っていた4-1-4-1からデフォルトのフラットな4-4-2に変更するそうです。また決定力不足を解消するためか、FWの一角には新外国人のレアンドロが入る形も試されていたようですね。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK荒谷
DF西村、トニーニョ、奥野、冨田
MF金澤、ディビットソン純マーカス、久永、藤本
FW山下、レアンドロ(桜井、トゥット)

基本的な戦い方としては最終ラインと中盤の2つのラインをコンパクトにして高い位置を保ち、そこからのプレスからボールを奪うか、苦し紛れに入れてくるボールはトニーニョが跳ね返し、それを繋いで前線で巧みなポストプレーを見せる山下にボールを入れ、それを久永、藤本がフォローしつつ西村・冨田のサイドバックが上がってサイド攻撃の形を作るとともに、それをおとりに前線の選手も裏を狙う動きを見せてきます。レアンドロは千葉戦の終盤に出場し、右サイドに流れて仕掛けるプレーがありましたが、これが本来のプレースタイルなのかは分かりません。また前線の選手はトリッキーなプレーを見せる桜井、運動量と突破力のあるトゥット、高さのある森田にも要注意ですね。

その対策としてはやはり前線の山下にボールを入れさせないこと。ここ2試合でことごとく決定機を逃してしまっている山下ですが、その巧みなポストプレーが大宮の攻撃の起点になっていることは間違いありません。その入れてくるボールを潰していけば大宮の脅威は半減するはずです。また攻撃の起点となる動きの多い藤本・久永にも簡単にボールを持たせない守備ができるかどうかもポイントになってきます。彼らがボールに絡んだ時は大宮は全体に押し上げてくることが多く、特にサイドバックはその動きと連動してオーバーラップを仕掛けてくるので、そこを潰せればそのままその裏のスペースを狙うことでチャンスを作り出すことができるはずです。

前回の対戦では最終ラインの裏へ徹底してボールを入れたことで大宮の中盤からの守備が徹底できずに間延びし、東京が積極的な守備からセカンドボールを拾ってリズムをつかんでいました(後半半ばまでは、でしたが・・・)。今回も宮沢を基点に運動量のある両サイド・そして前線に裏を狙わせること、そして1トップと馬場の距離を近くしてそれを周囲がフォローして相手のCBとボランチの間のスペースに基点を作っていくことが重要になってきますね。ハイボールはトニーニョが高さに絶対の自信を持っているだけに、スペースや相手のギャップを意識して突いていきたいところ。大宮は相手が嫌がるような攻撃のカードを持っていることを考えれば、早い時間に先制してカウンターから追加点を狙うような展開を目指したいですね。

日時: 2005年09月29日 23:20コメント (1)
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