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2005年7月の過去アーカイブです。
2005年07月01日
今日の雑感
ダニーロの期限付き移籍がついに発表になっちゃいましたね。calyxさんのトーキョーマシーンでダニーロの向こうのユニ姿の写真なんかを見かけたりしてたのですでに心の準備はできてたのですが、実際に発表になるとやっぱり少し寂しいですね。レンタル期間後にどうなるのかは分かりませんが、新天地で心機一転頑張って欲しいですね。


ところで珈琲もう一杯のコールさんからFOOTBALL BATONが回ってきました。とゆーわけでとりあえず書いてみます。

1.あなたの持っているサッカービデオ(DVD)の数

買ったものは5本。
FC東京シーズンレビューの「2000-2002」、「2003」、「2004」、ナビスコ杯優勝もの、そしてNumberの「アルゼンチンvsイングランド」(マラドーナの神の手の試合)。


2.今一押しの選手(人物でもクラブでも何でも可)

梶山。今はまだまだ頼りないし物足りないところばかりだけど、今に満足せずにこれからも意識を高く持ってレベルアップに貪欲になっていければ、将来的に世界で十分にするだけのポテンシャルは持ってると思う。


3.印象に残っているゴール

03年3月15日のナビスコ杯予選横浜戦(駒沢競技場)で阿部が右サイド石川のクロスの落ち際をうまくヘッドで合わせたゴール。あのゴールはセンスがないと決められない難しいゴールだった。


4.好きな、または特別な思い入れのある選手5人

1.阿部(現大分)
東京ではなかなか起用の仕方が難しいけれど、それでも東京には必要な選手。来季は必ず帰ってきて欲しい。

2.金沢(東京)
サッカーセンスを感じさせるそつのないプレーに好感を感じる選手の一人。でも意外とムラっ気があって強い相手と対した時の方が実力を発揮するタイプのような気がする。

3.今野(東京)
03年の最後の札幌-新潟戦をTVで観てそのプレーに衝撃を受けた選手。技術的には拙い部分もあるけれど、そんな多少のことなどものともしない勝利への執念がこの選手の良さ。ポテンシャルはものすごいものがあるけど、どこまで伸びるかという今後の伸びしろという点で言えばここ1~2年のプレーの積み重ねが勝負になってくると思う。

4.名波(磐田)
自分も左利きなだけにどうしても気になってしまう一人。強烈な存在感を発揮する選手ではないけれど、そのパスには明確な意思が込められているような気がします。同じ左利きでも中村よりも名波に親近感を感じますね。

5.上野(新潟)
管理人と同じ地元出身の選手で福岡-広島-京都-新潟とチームを渡り歩いたけれど、その経験を活きたのか、今はいい感じの選手になってきたと思う。


5.バトンを廻す1〜5名
以下の方々にバトンを送らせてもらいます。突然で恐縮ですが、よろしければお願いします。個人的にどんな答えが聞けるのか興味がある3人の方にお願いしました。

・えりさん(えりの日記)
・calyxさん(帰宅系)
・いぎーたさん(江戸の華)

もし何だったらスルーしちゃってもかまいません(苦笑)
最近のサッカー記事にTBします。

日時: 2005年07月01日 23:34

2005年07月02日
東京2-2C大阪(J1第十三節 味スタ)
ホームの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、金沢、MFはボランチに三浦、今野、右に石川、左に栗澤、FWは近藤、戸田の2トップ。控えには遠藤、藤山、浅利、梶山、ルーカス。

対するアウェイのC大阪はGKに吉田、DFにブルーノ・クアドロス、山崎、柳本、MFはボランチに下村、布部、右に久藤、左にゼ・カルロス、二列目にはファビーニョ、森島、西澤の1トップ。控えには伊藤、鶴見、苔口、徳重、黒部。

前半近藤・戸田が裏を狙う東京は近藤が入れたクロスに戸田が飛び込むもわずかに届かない。その後も東京はフィードから近藤がたびたび裏に抜け出すものの決定的な形を作れず、C大阪も西澤のポストプレーから森島が飛び出すものの枠を捉えられない。その後は東京が栗澤を基点とした逆サイドの展開を使って右サイドから石川・加地がクロスを入れる形を作り、C大阪も久藤ら右サイドへの展開からクロスを入れてくるが東京の最終ラインを相手に決定的な形を作れない。逆に東京が栗澤とした逆襲から右サイドに展開して石川がたびたびミドルを狙い、そのサイドチェンジや栗澤のミドルからゴールを狙うもののゴールを奪えず、石川のFKはサイドネット、近藤のミドルは吉田に弾き出されてしまう。C大阪もゼカルロスのクロスに森島がヘッドで合わせるものの枠の上。

後半C大阪の前線に入れるボールを奪って右サイドから逆襲を狙い、石川・加地・今野が絡んでチャンスを作って後半8分に加地のクロスを戸田がうまくヘッドで合わせて先制。後半9分にルーカスを投入すると栗澤→ルーカスから右サイドに展開する形で石川のミドルがバーを叩き、後半10分には加地のミドルのこぼれ球をルーカスが決めて追加点を挙げる。その後高い位置からボールを奪いたびたび逆襲を狙うものの攻め切れず、C大阪は後半14分に苔口、18分に徳重、25分には黒部を投入。しかし後半27分浅利を投入した直後のFKで浅利をファビーニョが倒してPK、これをゼカルロスに決められてしまう。東京もサイドからチャンスをうかがうもののファウルで潰されチャンスを作れない。後半39分に梶山に投入するもののC大阪の大きな展開からカウンターを狙われ、ロスタイムにFKをゼ・カルロス直接決められて同点に追いつかれ勝点1を得るに留まった。


この試合前半の入り方は決して悪くなかったように思うんですね。どこのチームも特に序盤はラインを押し上げてチーム全体をコンパクトにしてくるわけで、それを考えるとロングフィードから近藤・戸田が裏を狙うという発想はC大阪をリズムに乗せないという点で効果があったと思います。しかし、それがダイレクトにシュートに持ち込めない形、つまりDFを背負う状態になった時、サイドでボールをキープする状態になった時に周囲のサポートが少なく、また中に入ってくる人数が少なかったために、そのクロスはなかなか決定的な形に繋がりませんでした。少ない人数で形を作った時にどう崩すのか、もう少しボールを持った選手と周囲の関係のイメージがもう少し欲しいところですね。

そしてC大阪が最終ラインでじっくりボールを繋いで展開が落ち着くようになると、中盤でのビルドアップで大きなサイドへの展開が少なく、ボランチが前にボールを入れられないため、どうしてもサイドバックを経由してサイドに開いた二列目にボールが入るような形が多いのですが、そこから周囲のサポートが遅く攻撃が停滞してしまう点も一つの課題と言えるでしょうか。この試合では左サイドの栗澤を基点として中央で引いた近藤、あるいは戸田を経由して右サイドの石川に展開するような形が何度か見られました。しかしここでもそのままシュートで終わった時は形として悪くなかったのですが、ニアを意図したクロスを入れた時には、中の動きは被ることも多くてニアに入る動きはほとんどありませんでした。

後半の得点を奪った時間帯にはサイドでボールを持った時に今野が積極的に絡んでいた点は注目すべき点です。二列目に対してサイドバック、今野と2人のサポートがあったことでマークが分散されてサイドでいい形でボールを持てることが多く、前半にも見られた栗澤→中央→右サイドという形からの石川のミドルや加地のミドルで決定的な形を作りだし、それが得点にも繋がりました。この時間帯はC大阪もバタバタしてしまっていて東京がリズムをつかんでいたのですが、C大阪が東京のカウンターをファウルで潰すようになるとそのFKから得点を奪えず、徐々にリズムを失ってサイドに基点を作るC大阪の攻めにさらされるようになりました。

ここで後半27分浅利の投入になるわけですが、結果論ではあるのを承知で言うと交代はFKの後でも良かったですね。交代で入る選手はリズムに入ることが難しく、いきなりのセットプレーでファビーニョの動きについていけなかったのではないでしょうか。今、東京は浅利を投入するとチーム全体が守りに意識が向いて引いてしまいます。これは浅利だけの責任ではないのですが、攻めがリズムに乗れてない時に守りを固めようとすると一気に流れが相手に行ってしまう事も少なくありません。三浦を起用する限界があの時間帯だったのでしょうが、同時に試合の流れからしてあの時間帯をしのげば内容が良くないなりにこの試合はものにできていたようにも思えただけに、この時間帯の交代、そしてセットプレーがこの試合のターニングポイントになってしまったのではないでしょうか。

日時: 2005年07月02日 23:55

2005年07月03日
C大阪戦を観て感じたこと
C大阪戦は後で家に帰ってからTVを見返してみると、味スタで見ていた時に感じていたほど悪くなかったのですが、それでも前半を見ていて結局中断前と根本的な部分はあまり変わっていないと感じていました。縦パスからの近藤や戸田の裏を狙う動き、そして逆襲からサイドに展開してそこから崩すことでいい形は作っていましたが、実はこれは大宮戦や千葉戦の例を挙げるまでもなく、中断前にもある程度できていたことなんですね。では何が問題なのか。それは中盤にボールの落ち着きどころがなく、特に遅攻の時のビルドアップがあまりにも拙いことにあるのではないでしょうか。

以前から漠然と感じていたことなのですが、東京は構造的にサイド以外の中盤の選手の上下動の動き自体が決して多くありません。4-4-2でいうとボランチの選手が縦に前に出る動きが少ないわけです。これは例えば以前までの4-5-1であればトップ下がいるため、そんなに大きな問題として浮上してきませんでした。しかしこれが4-4-2でサイドがワイドに開いた状態になると、ボランチの前方に大きなスペースが空き、そこをうまく使えないことにはどうしても攻撃のバリエーションは増えず、後方から組み立てではどうしてもサイドから繋いでそこから縦の攻撃に終始することになります。

今野・三浦・宮沢・浅利・梶山・・・今、現実的に考えうるボランチはそれくらいでしょうか。今までの試合を観る限り、縦に入れてFWに裏を狙う以外は彼らの眼は主にサイドに向いていて、サイドに展開したりフォローに回ったりそこに飛び出していく動きはあっても、前方に楔のボールを入れる、あるいは自らが前方に進出して基点となるような動きはほとんど見ることができませんでした(この試合では確か三浦から近藤に入れたボールが一本ありましたけどね)。それはもしかしたら前線にボールをキープできる選手がいないことも無関係ではないのかもしれません。FWのルーカス・近藤・戸田、そして二列目に位置することの多い石川、栗澤はいずれもDFを背負ってボールをキープできるタイプの選手ではないからです。

しかし攻撃のバリエーションを増やそうと思うなら、そしてサイド攻撃をより効果的なものにしようと思うのなら、素早い攻守の切り替えや大きなサイドチェンジだけでなく、中央のバイタルエリアでアクセントとなる存在が必要不可欠です。FWが引いてボールを受ける動きができないなら、そしてワイドに開いた二列目やボランチがうまくそのスペースを使うことができないなら、そこをいかに使うか考える必要があります。今の東京のボランチを見ると展開力のある宮沢はいても、ゲームを組み立てることのできる存在がいません。低い位置からゲームを組み立てられないのならば、ボールをキープできるトップ下(馬場や梶山)を置くことを考えてもいいような気がします。

相手が東京の早い展開のサッカーに付き合ってくれると展開の早さにどうしてもミスが増えてきます。そういった展開が続けば必然的にチャンスも生まれるでしょうし、得点を奪うこともできるでしょう。しかし相手も東京がそういう展開を狙っていることは熟知していますし、最近は無理に仕掛けず最終ラインからじっくりと繋いでチャンスをうかがい、サイドに基点を作って前線にボールを入れてセカンドボールを狙ってきます。ボールを奪っても繋いで攻め上がることのできない東京は早い攻めにならざるをえず、早い展開にラインを押し上げることが難しくなってしまいます。ボールをキープして繋ぐことができないことが、結果的にリズムが悪くなった時に流れを取り戻すことができない最大の要因ではないでしょうか。

昨シーズンからリーグ戦では勝ち切れない試合が続いて思ったほど順位が伸びていませんでした。その原因は東京の早い攻めを研究されていたことが大きかったと思います。そこで今季の東京が選んだ選択はより早くシンプルに攻めて崩すことでした。ただ今の東京の試合を観ているとそれが果たして伸び悩む現状を打開するための答えとして正解であったのか・・・個人的には首を傾げざるをえません。早い攻めはある程度形を作れています。これをどうフォローしてさらに形を作っていくかということも必要でしょう。しかしそれよりも今の東京に必要とされているのは早い攻めでリズムが作れなくなった時にどう戦うのかではないでしょうか。これに対して明確な答えを見出せないままでは新外国人の獲得も問題の根本的な解決にならないような気がします。

日時: 2005年07月03日 23:29 コメント (1)

2005年07月04日
磐田1-2川崎(J1第十三節 TV観戦)
ホームの磐田はGKに川口、DFに鈴木、田中、服部、MFはボランチに福西、名波、右に太田、左に村井、トップ下に西、FWは前田、グラウの2トップ。控えには佐藤、金珍圭、河村、成岡、崔龍洙。

対するアウェイの川崎はGKに相澤、DFが伊藤、寺田、箕輪、MFはボランチに谷口、中村、右に長橋、左にアウグスト、トップ下に今野、FWはジュニーニョ、黒津。控えには吉原、佐原、相馬、原田、フッキ。

前半、川崎が中盤での早いチェックからジュニーニョを基点に黒津・今野らが絡んでチャンスをうかがう。磐田も福西を基点に太田がチャンスを作ると、前田がエリア付近でボールを受けてチャンスをうかがう。中盤での早い潰し合いが続く中、川崎は今野がラインの裏に飛び出してチャンスを作ると、長橋のクロスにジュニーニョがヘッド。サイドに基点を作るものの中にボールを入れられない磐田に対し、川崎はアウグストのキープから飛び出した中村のクロスに黒津がヘッドも川口がファインセーブ。しかし後半29分には今野のパスを受けたジュニーニョのドリブル突破から鈴木・田中を振り切ってゴールを奪い川崎が先制。その後も激しい展開が続く中でカウンターを狙う川崎に対し、磐田も福西や前田を基点にボールを繋いで波状攻撃を仕掛けるものの崩しきれない。

後半、左サイドでのダイレクトプレーから村井が抜け出してシュートも右にそれ、その後も村井が仕掛ける磐田は太田をフォローした西のクロスにグラウがヘッドも左にそれてしまう。その後も福西、グラウが前線に飛び出すもシュートを打てず、川崎が攻守の切り替えからジュニーニョ・黒津・今野でカウンターを狙う。磐田はサイドに基点を作って次々とボールを入れるものの川崎のDF陣に跳ね返され、村井のクロスにグラウが飛び込むも潰されてしまう。磐田が後半28分に崔龍洙を投入すると、川崎も後半30分にフッキを投入。球際に強さを見せる川崎が攻める展開が続く中、後半32分には成岡を入れて福西を前に上げるものの、逆に後半40分にフッキが右サイドから仕掛けニアの角度のないところから決めて追加点。後半44分に名波がゴール正面のFKを直接決めたものの川崎が逃げ切って2-1で勝点3を得た。

磐田は西をトップ下に置き、太田を右サイドに起用してきましたが、その西が中央でやや窮屈にプレーすることも多く、ボールをポゼッションして積極的に前に出る福西やサイドに流れる前田を基点にチャンスをうかがいましたが、前線でなかなか決定的な形を作れず、逆にジュニーニョを基点とする川崎のカウンターにゴールを脅かされて先制を許してしまいました。後半からは西と両サイドが高めの位置取りから川崎にプレッシャーを掛けて崔龍洙・成岡を投入するものの、川崎が徐々にカウンターのリズムを取り戻すと途中交代で出場したフッキに追加点を許し、福西を前線に上げた布陣も名波のFK一点のみ。ポゼッションはしていたもののフィニッシュに絡む場面においてやや連携不足が気になるところでしょうか。

対する川崎はやや磐田にボールポゼッションされる時間帯が少なくありませんでしたが、屈強な3バックに加えて中村・谷口の両ボランチ、そして両サイドもバランスを見つつ磐田の攻撃をしのぐと、ジュニーニョを基点に黒津のポストプレイ、今野の左右に流れる動きで形を作り、長橋・アウグストの両サイドの攻撃参加や時には中村もサイドに流れてクロスを入れてチャンスを演出しました。先制点はジュニーニョの個人技でしたが、それもそれまでチームとして攻撃の形を作れていたことも必ずしも無関係ではなかったと思いますね。交代出場してきたフッキもサイドに流れてボールを受けるとスキルフルなドリブルで積極的に仕掛け、角度のないところから貴重な追加点を挙げました。しかし攻撃の中心がジュニーニョは次節出場停止。ここでどう戦うかが川崎の正念場になるでしょうか。

日時: 2005年07月04日 23:57 コメント (1)

2005年07月05日
川崎戦のポイント
ササの加入が発表されたり、小澤の来季入団が発表されている今日この頃ですが、その辺来季のFWの編成がどうなるのかちょっと気になるところですね。阿部も帰ってきてくれそうな気はしてますし、赤嶺の件もあります。個人的に思うところもあるのですが、今考えてもそれこそ取らぬ狸の皮算用というものでしょうがないですね(苦笑) なるようにしかならないですし、今の東京の立場を考えればもっと目の前のことに一つ一つ真剣に取り組んでいくべきでしょう。

ところで明日の川崎戦はTBSチャンネルで生放送するみたいですね。現実問題としてまず間違いなく等々力まで観に行けないですし生放送で見ることも難しいのですが、0時からのBS-iの録画放送を見るしかないかなと腹を括りかけていた身としてはちょっとホッとしました。これで少なくとも日付が変わる前には東京の試合を観ることができそうです(たぶん)。


東京は前田が負傷したようですが、鈴木規郎が練習試合の東海大戦でフル出場。ようやく復帰してきたようですね。C大阪戦ではいい形で試合を終えることはできませんでしたが、ルーカスも復調しつつあるようですし気持ちを気持ちを切り替えて試合に臨みたいところ。予想スタメンはこんな感じです。

GK土肥
DF加地、ジャーン、茂庭、金沢
MF今野、三浦(宮沢・梶山)、石川、栗澤
FW戸田、近藤(ルーカス)

鈴木規郎も戻ってきたことですし、前線の構成と控えの選択肢をどうするのかが注目でしょう。馬場や梶山は先発で使った方が活きるような気がしますし、前線を活性化させることのできるような存在が欲しいところです。


対する川崎は中断明けの試合で2-1で磐田に競り勝ちました。しかし磐田戦の警告により前線の柱となるジュニーニョが出場停止。マルクスは負傷で欠場が続いており、同じく負傷で欠場していた我那覇も紅白戦に出場するところまでは復調してきているようですが、水曜日の試合ではポストプレーを得意とする黒津と磐田戦で角度のないところからゴールを決めたフッキが2トップを組む可能性が高そうです。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK相澤
DF伊藤、寺田、箕輪
MF谷口、中村、アウグスト、長橋、今野
FW黒津、フッキ

磐田戦ではボールをキープしたジュニーニョが基点となって、それに今野がうまく絡んで両サイドの攻め上がりを引き出していましたが、ジュニーニョがいなくても今野の動きには注意が必要でしょう。黒津は前線でボールを受けるとシンプルなプレーでサイドにさばき、サイドのアウグストやサイドに流れる動きを見せた中村らのクロスに対してうまくヘッドで合わせてくる動きが特徴的でしょうか。フッキはサイドの流れてボールを受ける動きが多く、スキルフルなドリブルで積極的に仕掛け、それと周囲との連携を組み合わせて積極的に突破を図ってきます。磐田戦の角度のないところから決めたゴールを見るまでもなく、テクニックは非常に高いですね。

後ろの布陣を見るとボランチは前方にボールを供給するだけでなく自らも積極的に前に出る動きを見せる中村と、身体を張ったプレーで最終ラインの前のスペースをカバーする谷口のコンビ。両サイドの長橋・アウグストは前線でボールをキープすると積極的に攻撃参加し、質の高いクロスを入れてきます。一方で守勢に回ると5バックとなって守備を固め、前線の3人を中心に攻守の早い切り替えからカウンターを狙うような戦い方もするようです。両サイドの攻守のバランス感覚は目立たないながらも秀逸です。最終ラインの3バックは人に強くて高さもあり、中途半端にボールを入れてもことごとく跳ね返されてしまうのではないでしょうか。

まずはセンターラインの要である中村-今野-黒津のラインを分断することです。これで川崎の攻撃力は半減しますし、両サイドも思い切った攻め上がりができなくなるはずです。また攻撃面ではサイドから崩すにしても単にクロスをいれるだけでなく、低いボールやDFとGKの間に入れて点で合わせるようなクロスを入れたいところでしょうし、むしろ外からのクロスはサイドバックに任せて二列目は中に切れ込み、FWとのダイレクトプレーやスルーパスによる切り崩しを狙いたいですね。川崎のDF陣を考えるとドリブルやクロスよりもそういったプレーの方が嫌なはずです。勝つことの難しさは選手自身が一番痛感しているでしょうが、まずは勝たないことには何も始まりません。そろそろ呪縛を断ち切ってこの試合を反撃のターニングポイントとしたいところですね。

日時: 2005年07月05日 23:53

2005年07月06日
川崎0-0東京(J1第十四節 TV観戦)
ホームの川崎はGKに相澤、DFに伊藤、寺田、箕輪、MFはボランチに谷口、中村、右に長橋、左にアウグスト、トップ下に今野、FWはフッキ、黒津の2トップ。控えには吉原、佐原、相馬、原田、飯尾。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、金沢、MFはボランチに梶山、今野、石川、栗澤、FWは戸田、近藤の2トップ。控えには遠藤、浅利、三浦、鈴木規郎、ルーカス。

前半、早いサイドの突破からクロスを入れてチャンスをうかがう東京に対し、川崎は3バックを中心とした守りで東京に決定機を作らせず、ロングボールから黒津のキープを基点にカウンターを狙う。東京はFKのこぼれ球から今野がシュートを放つと、サイドに基点を作るものの確実に攻めを遅らせてくる川崎の守りを崩せない。それでも今野の前線の飛び出しや石川のドリブル突破から戸田がゴール前で決定的な場面を作るものの決められず、黒津・今野・アウグストを基点にボールを繋ぐ川崎はサイドに流れるフッキが積極的に仕掛け、ダイレクトプレーで繋ぐものの決定的な形を作れない。その後東京はヘッドで繋いで近藤が、川崎も長橋のクロスに今野が飛び出すもののお互い前線へのパスが繋がらない。

後半、石川・加地に梶山が絡んで右サイドからチャンスをうかがうものの川崎の人数を掛けた守りを崩せない。川崎は攻守の早い切り替えからカウンターを狙い、セットプレーでチャンスをうかがう。後半12分にルーカスを投入すると後半15分には石川の突破を止めた寺田が二枚目のイエローで退場、川崎はトップ下の今野を削って佐原を投入。東京は高い位置で仕掛け大きく横に揺さぶるものの決定的な形を作れず後半22分に鈴木規郎を投入。しかし逆に黒津のポストプレーから川崎のカウンターを許し、セットプレーからたびたびピンチを招いてしまう。後半35分に三浦を投入すると石川・今野が次々とミドルを放つものの相澤に阻まれ、逆襲から鈴木規郎が入れた速いクロスに戸田が飛び込むもののわずかに届かず、0-0で勝点1を得るに留まった。


前半は戸田・近藤の裏を狙う動きはあったもののやや川崎の守りを攻めあぐねる場面が目立ちましたが、後半加地が積極的に攻め上がり、ルーカスを投入してからは石川・加地に梶山が絡んで右サイドから何度かチャンスを作り出しました。この試合起用された梶山は今野と縦の位置関係を取ることが多く、彼の起用によって攻めの選択肢の広がりという点では可能性を感じる部分も出てきました。ただ、一方でどうしてもボランチやサイドバックが攻撃参加する分、この試合の黒津のように相手に中盤でうまく基点を作られてしまうとカウンターを食らうことも多く、押し込まれてセットプレーからピンチを招く場面もありました。攻めに人数を掛けていけば必然的にある程度リスクを抱えざるをえない部分があるのは確かですが、実際にその辺のリスクに直面した場合にチームとしてどう対応すべきなのかという点は、チーム戦術の中でハッキリさせて選手間で意思統一しておきたい部分ではないでしょうか。

この試合で前線の要であるジュニーニョを欠いた川崎は守備意識を高めてカウンターを狙ってきていましたが、寺田が退場によってその意識が高まりました。結果的に無得点で終わりましたが、今回は東京の攻めが拙かったというよりも、川崎が集中して素晴らしい守りを見せた面もあったのかもしれません。ただ東京のセットプレーに怖さがないことが、結果的に攻めきれない展開を助長させる遠因にもなっていたのではないでしょうか。セットプレーに怖さがないと東京の早い攻めはファウルで止められてチャンスがあっさりと潰えてしまいます。いかに勝ちにこだわるかという点で考えれば、点に繋がらない展開が続く中でこの試合何度かあったセットプレーで得点を奪えなかったことが、結果的にこの試合のターニングポイントになったように感じました。

日時: 2005年07月06日 23:55

2005年07月07日
東京V0-7浦和(J1第十四節 TV観戦)
ホームの東京VはGKに高木、DFに上村、林、李康珍、ボランチに小林慶、右に山田卓、左に相馬、トップ下に小林大、平野、FWはワシントン、森本の2トップ。控えには水原、戸川、米山、玉乃、平本。

対するアウェイの浦和はGKに都築、坪井、闘莉王、内舘、ボランチに長谷部、鈴木啓太、右に平川、左に三都主、トップ下に山田、FWは田中、永井の2トップ。控えには山岸、堀之内、酒井、西谷、岡野。

前半、浦和の中盤からの激しいプレスになかなかパスを繋げない東京Vに対し、浦和はロングフィードから田中が基点となり永井・山田が絡んでゴールを脅かすと、前半8分には右サイド平川のドリブルから山田・長谷部と繋がり、長谷部が中距離からの思い切ったミドルシュートを放つとそれが上村に当たってコースが変わり浦和が先制。これで勢いづいた浦和が試合の主導権を握り、田中が最終ラインのパス回しをインターセプトしてゴールを脅かすものの高木がファインセーブ。前半27分には三都主のFKを闘莉王がヘッドで決めて浦和が追加点。東京Vもサイドからチャンスは作るものの決定的な場面は作れず、逆に浦和の縦に早い攻撃に脅かされ、ロングフィードから田中がゴールを脅かすと、前半42分には山田のFKがワシントンに当たりまたもや失点してしまう。

後半、東京Vは攻めに出るものの逆に浦和のカウンターに脅かされて後半2分に左サイドからの永井のドリブル突破を止められず失点すると、後半6分には闘莉王のフィードから抜け出した田中がゴール、後半8分にはまたもやカウンターから永井-山田-平川と繋いで6点目。東京Vも相馬・小林慶で左サイドを崩してクロスを入れるもののワシントンのシュートは枠を捉えられない。後半13分には戸川を入れて林を一列上げるものの、逆に後半14分左サイドからの田中のドリブル突破からまたもや山田-平川と繋がれて失点してしまう。西谷、岡野、酒井を次々と投入して主力を休ませる浦和を相手になかなか効果的な攻撃の形を作れない東京Vは、終盤猛攻を仕掛けるものの得点を奪えず、2試合連続の7失点で浦和に完敗となった。

東京Vはこの試合両サイドも後ろを気にしながらのポジショニングで、前線がやや孤立気味で入れるボールはことごとく潰され、中盤でボールを失ってのカウンターからやや不運な形で先制を許すと、パスは繋ぐものの全体の運動量が少なく、フォローの動きがないため孤立しては潰され、ルーズボールもことごとく浦和に拾われてペースを取り戻せないまま失点を重ねてしまいました。浦和の攻撃陣をどう捕まえるのかがはっきりせず、きっちりと潰しにいけなかった点を考えれば守備面での修正は必要でしょうが、元々がしっかりとした守備をベースとしたチームではないだけに、むしろ運動量の少ないことによる攻撃面での停滞がチームとしてのリズムを作れない要因な気がします。しかしこれも大量失点が続いたことによる自信喪失が少なからず影響しているような気もしますし、やや悪循環のリズムにハマってしまってしまっているんでしょうか。

浦和は消極的なパス回しの目立つ東京Vのパス回しに対して序盤から積極的にプレスを掛け、孤立した相手選手を囲んでボールを奪っては攻守の早い切り替えからカウンターを狙いました。前線で基点を作るとゴール前に入ってくる動きをおとりに後方から入ってくる動きをうまく使ってたびたびゴールを脅かすと、セットプレーから2得点を追加して前半だけで3得点。後半前掛りになった東京V相手に逆に4得点を奪って後半開始直後で試合を決めてしまいました。確かに東京Vの守備がルーズだった面はありますが、逆に言えばそれを見逃さず突いたからこそこの点差となったのでしょうし、十分に持ち味を発揮したといえる内容だったのではないでしょうか。

日時: 2005年07月07日 23:59

2005年07月08日
東京V戦のポイント
いよいよ週末は東京V戦を迎えることになりました。正直お互いこういう状況で試合を迎えるとは思っていなかったのではないでしょうか。負けられない相手であるだけでなく、この試合はお互いのチームにとって今季の一つのターニングポイントになるような気がします。何としても勝って今後に繋げたい試合でしょう。

さて東京は再開後から2試合連続で引き分け。徐々に良くなってきているような気もしますが、決め手を欠いて勝ち切れない点は相変わらずで、そろそろ勝って勢いに乗りたいところですね。前節では鈴木規郎も復帰し、徐々に陣容が整いつつありますね。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF加地、茂庭、ジャーン、金沢
MF今野、梶山、栗澤、石川
FW戸田、近藤(ルーカス)

基本的には前節と同じメンバーでしょう。序盤からの勢いを重視するならルーカスを先発で使いたいところ。セットプレーからのチャンスにも注目したいですね。


対する東京Vは2試合連続の7失点。もともと守備をベースにした戦い方をするチームではないのでしばしば失点を重ねることはありましたが、2試合連続で7失点したショックはさすがに小さくないのではないでしょうか。4バックにする、戦い方を変えるといった話も聞きますが、いずれにせよチームとしての方向性がまとまって腹を括ってくるかが、チームとしてのカギを握るのではないでしょうか。予想スタメンはこんな感じですね。

GK高木
DF李康珍、戸川(林)、上村
MF林(小林慶)、山田、相馬、小林大、平野
FWワシントン、平本(森本)

結局のところ4バックでも3バックでも相手の特徴を消すことに主眼を置くか、自らの特徴を活かすことに主眼を置くかで戦い方は違ってきます。チームとしての戦術でいうと山田、相馬の両サイド、そして前線のワシントンがいかにいい位置でボールを持てるのかというのは一つのポイントとなってくるでしょう。ここ2試合では周囲のフォローが薄く、サイドや前線の2人が孤立してボールを奪われる場面が目立ちましたが、それに対してフォローしてくる動きが出てくるようだと攻撃の勢いもまた随分と印象が変わってくるかもしれませんね。

ワシントン、平本や森本はサイドからのクロスに点で合わせてくるというよりもエリア付近で積極的に仕掛けてくるタイプなだけに、エリア付近でいい形でボールを持たせない、周囲がフォローをする前に潰していくといった早め早めのチェックが肝心でしょう。サイドからの絡みという点では、左サイド相馬からのクロスをファーに流れたワシントンがヘッドで落とし、小林大が飛び込んでくる場面が浦和戦でもありました。そこでは得点に繋がりませんでしたが、こういう形の方がむしろ失点に繋がりやすいような気がします。前線を基点とした二列目の攻撃参加にはきっちりと対処したいところでしょう。

ただ守備面を見ると中盤の選手のマークにしても後方から前方に進出していく動きに対してルーズですし、DFは逆にFWの中盤に下がる動きには付いていきません。ゾーンでもマンマークでもない中途半端な守備であるために、前線に基点を作って一人経由して3人目が飛び込んでくるような動きには非常に弱い印象を受けました。浦和戦で永井のドリブルでいいように破られた失点があったようにDFの対人能力の問題もないわけではありませんが、チーム戦術として個々に必要な守備意識を徹底できておらず、個々の守備意識の温度差があることが守備の破綻に拍車を掛けているような気がします。これは一朝一夕で解決できる問題ではありません。

相手は開き直って死に物狂いで向かってくるでしょうし、その対処を誤ると相手に勢いを与えてしまうだけに、早め早めに仕掛けて相手のリズムを作らせないことが必要です。しかしその勢いもこういう状況下では内面の不安が払拭されたわけではありませんし、張り詰められた緊張感があるからこそ出てくるものです。いったん緊張の糸が切れてしまえばそれを試合中に取り戻すことは簡単なことではありません。それを考えれば序盤の15分で勝負を決めてしまうくらいの勢いで東京Vを圧倒し先制点を奪いたいところ。こういう時は先制されるとチームのバランスが悪くなりますし、そこに付け入る隙も見出せるはずです。

日時: 2005年07月08日 23:55

2005年07月09日
東京0-0東京V(J1第十五節 味スタ)
ホームの東京はGKに土肥、DFは加地、ジャーン、茂庭、金沢、MFはボランチに今野、梶山、二列目に石川、栗澤、FWは戸田、ルーカスの2トップ。控えには遠藤、浅利、三浦、馬場、近藤。

対するアウェイの東京VはGKに高木、DFに山田、李康珍、戸川、上村、MFは林、小林慶、左に相馬、右に小林大、FWは平本、ワシントンの2トップ。控えには水原、米山、戸田、平野、森本。

前半、左サイドから崩す東京Vはワシントンがドリブルで仕掛け、こぼれ球を山田がシュート。対する東京も右サイドからの仕掛けからのクロスにルーカス、戸田が飛び込むもののゴールを奪えない。逆に東京は徐々に中盤でのパスが繋がらなくなり、東京Vがシュートコーナーから相馬の鋭いクロスを入れると、小林大のスルーパスに平本が抜け出すも枠をそれ、相馬のパスを受けたワシントンのポストプレーから平本が抜け出すも土肥がファインセーブ。小林大からのクロスにワシントンが落として平本がヘッドで押し込むもののオフサイド。東京も梶山が右サイドから仕掛けてシュートを狙うと、栗澤を基点に戸田が繋いで石川が右からシュートも左にそれてしまう。

後半、ボールが水に止まるようなピッチの中でお互いパスが繋がらなくなり、大味な展開になっていくと小林慶がミドルシュートを狙う東京Vに対し、東京は縦への早い攻撃からゴール前でたびたび混戦となるもののゴールを奪えない。左サイドの相馬、右サイドの小林大から前線にクロスを入れてチャンスをうかがう東京Vに対し、たびたびCKのチャンスを得るもののゴールを奪えない東京は後半23分にルーカスに代えて近藤を、27分には三浦、32分に馬場と次々に選手を投入して4-5-1の布陣に。後半35分には素早いリスタートから仕掛けた石川を止めた戸川がこの日二枚目のイエローで退場。その後もFKやCKのチャンスを得るものの後半38分にワシントンを下げて米山を入れた東京Vの守りを相手に得点を奪えず、またもや0-0のスコアレスドローに終わってしまった。


前半、攻守の早い切り替えからルーカスのボールに足元が収まると、そこを基点にして東京Vの守備を引きつけて右サイドに飛び出した石川のニアへのクロスからルーカス、戸田が飛び込むようないい攻めも見られたのですが、やはり全体的にフィニッシュにいい形でゴール前に入ってくる選手が少なく、混戦になってもここに詰めていれば・・・という場面が少なくありませんでした。攻めが徐々に停滞していったのは縦へ入れるボールがなくなって相手DF陣に揺さぶりを掛ける事が減ったからでしょう。東京Vは石川・加地に関しては攻撃を遅らせて人数を掛けて十分なケアをしてきており、そこを崩すのは容易なことではありませんでした。

そのいい時間帯をしのがれて東京Vにゆっくりボールを繋がれるようになると、中盤の構成力の差が出て中盤のパスが繋がらず東京Vにカットされ、左サイドの相馬、中央や右サイドに流れた小林大を基点にいい形でボールを持たれるようになってしまい、前線にボールを入れてそれにワシントンのポストプレーも絡めて平本がたびたび決定的なチャンスを作り出しましたが、土肥のファインセーブや茂庭、ジャーンの懸命な守りもあってゴールを許さず、セカンドボールを拾われる苦しい時間帯を何とかしのぎきりました。前半序盤は東京のペースではありましたが、東京Vがそのリズムに慣れるとその勢いも失われてしまい、決定的な形を作り出したのは東京Vの方だったように思いました。

後半、水でボールが止まるような展開にロングボールが増えてしまいましたが、混戦はたびたび作り出しても決めきれない詰め切れない展開が続いて、逆に長いボールから左サイドの相馬に基点を作られてそこからのクロスで平本らにゴールを脅かされ、得点力のあるルーカスを下げた後は、三浦・馬場を投入して近藤を1トップに置いた4-5-1の布陣に変更してきましたが、流れの中からは決定的な形を作りだすことはできませんでした。ただ馬場はいいアクセントになって石川の動きを引き出すなど、動きは悪くなかったと思います。停滞していた時間帯、ルーカスが負傷の問題でなかったのならその前に馬場を投入しても良かったかもしれません。

確かに今日の東京Vは東京の特徴に対して十分なケアをしただけでなく、攻守に積極的なプレーが目立ち、ゴールを奪われてもおかしくないプレーが何度もありました。しかし、何度もあったセットプレーを一つでも決めることができていたら、この試合の流れも大きく変わっていたと思います。セットプレーのバリエーションの増加、正確なキッカーは必要性は今まで以上に高まっています。選手は頑張っていますが、それだけで結果を残すのは簡単ではありません。その頑張りをどう活かしていくのか、チームとしての方向性を定めるとともに、それをピッチで具現する存在が必要不可欠でしょう。効果的なアクセントの少ない今の東京は頑張る選手を一人削ってでも中盤でボールが落ち着き、スペースに効果的なパスを出せる馬場をもっと積極的に起用することを考えてもいいのではないでしょうか。

日時: 2005年07月09日 23:56

2005年07月10日
昨日の試合
東京V戦。私は知人を一人招待していました。
サッカーに興味があるけれどあんまり詳しいわけでもなくて、今回のスタジアム観戦は初めてだったわけです。あれこれ説明しているうちにあっという間に試合開始になってしまって、0-0の試合内容は決して良くなかった思ったのですが、初めての試合観戦は雨の中ながらそれなりに楽しんでくれていたようでした。

試合前の事件は家に帰ってきてからWebで見て初めて知りました。こんな事件が起きてしまったことは非常に残念です。今回誘った知人が自分の行ったスタジアムでそんな事件が起こっていたと知ったら、それでもまたスタジアムに行ってみたいと思ってくれるでしょうか。応援している今の東京の戦績があまり芳しくないこと、勝ち切れない試合が続いていることは正直に話していました。この試合は自分にとってはダービーであると同時に、そんな状態を承知で来てくれた知人がFC東京に、引いてはサッカーに興味を持ってくれるかどうかの重要な試合だったわけです。

今回の事件に限った話ではありませんが、こういう事件が起こるたびにクラブや他の真剣に応援しているサポを苦しめるだけでなく、サッカーに興味を持ってくれそうな人たちの足がスタジアムから遠ざかってしまいかねないことにももっと目を向けるべきです。サッカーを好きでそれを楽しもうという想い、そして広めようとする地道な積み重ねの数々や、サッカーを観てみたいと思う人の興味はこういった一つの事件によってあっという間に台無しになってしまいます。サッカーが戦いであることは否定しませんが、それは試合に勝つことや応援に負けないことであって、数に任せての挑発や相手を傷つける行為などではないはずです。

日時: 2005年07月10日 20:48

2005年07月11日
名古屋1-1横浜(J1第十五節 TV観戦)
ホームの名古屋はGKに楢崎、DFには杉本、古賀、増川、中谷、MFはボランチに吉村、クライトン、二列目に藤田、中村、本田、FWに中山。控えには川島、井川、渡辺、平林、豊田。

対するアウェイの横浜はGKに榎本哲、DFに田中隼磨、中澤、松田、河合、MFはボランチに上野、那須、二列目に大橋、奥、FWは大島、坂田の2トップ。控えには下川、中西、遠藤、清水、久保。

前半、両チームとも長いボールを入れてくるが前線に合わない。横浜は右サイドから大橋が早めのクロスを入れて大島がヘッドも左にそれ、那須のパスを受けた坂田が反転してシュートも楢崎に弾かれてしまう。パスを繋いでチャンスをうかがうものの決定機を作れない名古屋に対し、横浜は左サイド河合や右サイドから大橋のクロスに奥や大島がゴールを狙い、横浜のCKが続くものの名古屋の守りを崩せない。名古屋は吉村のミドル、中村やクライトンの展開から右サイド杉本の飛び出し、中村や増川のFKでゴールを脅かすと、積極的に右サイドの杉本が飛び出してチャンスを作り出す。横浜も田中隼が中に切れ込んで放ったシュートがポストに当たったこぼれ球に奥が詰めるものの枠を捉えられない。

後半、名古屋は藤田を基点に中村、杉本がサイドから飛び出しチャンスを作ると、横浜もロングボールから坂田が抜け出しかけるものの古賀に潰されてしまう。しかし直後の後半7分、大橋の右CKを中澤がヘッドで合わせて横浜が先制。しかし名古屋は左サイド本田を基点に中谷が飛び出し、そのクロスを二列目から飛び込んできた藤田が決めて後半8分に同点に追いつく。その後も名古屋は中村・杉本がサイドから崩す動きを見せるも決定的な形を作れない。横浜も大橋・田中隼磨の右サイドから大島・那須がゴールを狙い、坂田のスルーから奥が飛び出すものの枠を捉えられない。その後前線に豊田を投入した名古屋は中山・藤田が絡んでチャンスを作るもののゴールを奪えず、1-1の引き分けとなった。


名古屋は藤田を中心に中盤を厚くしてボールをキープし、横浜の守りを中に寄せてクライトンらの展開から、サイドにできたスペースに流れた中村や、杉本・中谷の両サイドバックが積極的基点を作る動きを見せ、特に杉本の積極的な攻め上がりは光りましたが、前線が中山の1トップであったためかそれがなかなか決定機に繋がらず、むしろ藤田のキープからフリーになる選手のミドルシュートや、中村らのFKがたびたびゴールを脅かしていました。後半、横浜にCKから失点を許しましたが、その直後左サイドからの崩しに二列目から飛び出した藤田が一瞬の隙を見逃さずゴールして同点。前線に高さのある豊田を投入してそれに中山・藤田が絡むことでリズムを作り出しましたが決勝点を奪うことが出来ませんでした。中盤の支配率を高めることでサイドの攻撃を活かす形は悪くありませんでしたが、それをどうゴールに繋げていくか。その辺を整理するかが一つのポイントになってくるでしょうか。

対する横浜は左サイドバックのドゥトラが出場停止。代わりに左サイドバックに入った河合は積極的に攻めあがってそのクロスからチャンスを作ったものの、守備ではやや中に絞る動きが多かったために外から入ってくる杉本の動きにやや後手後手に回ってしまったでしょうか。しかし中澤・松田がしっかりと中を固め、榎本がたびたび冷静な守備を見せたことでそれがゴールに繋がることはありませんでした。右サイドでは大橋・田中隼磨がたびたびその早めに入れてくるクロスからチャンスを生み出し、FWの大島がファーに流れる動きや坂田の裏を狙う動き、奥の後方からの飛び出しなどで決定的なチャンスを作り出しましたが、なかなか枠を捉えることができませんでした。サイドの攻防が目立った試合でしたが、むしろこの試合で何度か目を引いたのは奥が後方から飛び出してFWを追い越す動き。横浜は4バックに変更してからやや試行錯誤が続いているようですが、上述の動きが案外この布陣のポイントになりそうな気がしますね。

日時: 2005年07月11日 23:54

2005年07月12日
清水戦のポイント
さて中断明け3戦3分けとなかなか勝ち切れない展開が続いているわけなんですが、そんなことには関係なく連戦は続いていきます。3分けという現状を考えるに明日7/13(水)の清水戦、7/17(土)の横浜戦、そして7/23(土)の神戸戦は正念場です。特に最初の清水戦は平日の開催ということもあって残念ながら観に行くことができませんが、残りに試合に臨む意気込みを考えると何とか勝点3を得て今までの悪い流れを断ち切りたい試合と言えるのではないでしょうか。

その東京はトーチュウによると清水戦においてルーカスを1トップにした4-5-1の布陣に戻すようですね。トップ下に栗澤、左サイドに戸田を置いた予想布陣はこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF加地、ジャーン、茂庭、金沢
MF今野、梶山、石川、戸田、栗澤
FWルーカス

この布陣は守備のバランスという点で見ると決して悪い布陣ではありませんし、サイドからの攻撃を意識している清水や横浜の攻めに対しても対処しやすいと言えるでしょう。あとは攻撃面においてルーカス-栗澤の中央の縦のラインに両サイドの縦のラインといかに有機的に絡んでいけるか。その辺りが一つのポイントになりそうですね。


対する清水は中断明け鹿島に敗れたものの、その後名古屋に引き分け、神戸に勝利を収めて1勝1分け1敗。直近の神戸戦は依然としてTV放送がないため見ることができませんでしたが、昨日名古屋-横浜戦をTV観戦した後に録画していたその前の試合、清水-名古屋戦を少しチェックしてみました。名古屋戦・神戸戦では同じスタメンだったところを見ると、今回も大きなメンバーの変更はなさそうな気がします。

GK黒河
DF市川、斉藤、森岡、山西
MF高木和、伊東、佐藤由(太田)、チェテウク、久保山
FWチョジェジン

久保山とチョジェジンを縦の関係においた4-5-1の布陣ですね。基本的に前線のチョジェジンを久保山がフォローする形で彼らやボランチを経由してサイドのチェテウク、佐藤由(太田)に展開、チェテウクのスピードのあるドリブルや佐藤由の精度の高いクロス、太田の積極的な仕掛けからチャンスを作り、中央のチョジェジンや久保山らがゴールを狙うという形が多いようですね。最近はその中に合わせる形が得点に繋がることも多いようです。右サイドバックの市川は積極的に攻めあがって右サイドをフォローする動きだけでなく中に切れ込んでくる動きも多いですし、逆サイドの山西はどちらかというとバランスを維持する動きが多いようですが、やや遠い距離からミドルも狙ってくることもあるようです。

特に気をつけねばならないのは左サイドのチェテウクでしょう。スピードのあるキレのあるドリブルからチャンスメイクをするだけでなく、自ら中に切れ込んでゴールを狙ってきたり、逆サイドからのクロスに反応してゴールを狙ってきます。もちろん右サイドからの崩しも警戒すべきですが、チェテウクのこの辺の動きの多彩さを考えると特に東京が右サイドから仕掛けた際のカウンターでは注意したいところ。また攻撃の基点となるチョジェジンやそれを後方からフォローしつつ抜け目なくゴールを狙ってくる久保山の動きも早めのチェックで潰していきたいですね。おそらくボランチの動きが効果的に機能するかがポイントになってくるのではないでしょうか。

一方で清水の守備を見ると、ややボールのあるエリアに選手が集まりやすい傾向があるようです。中央でキープする展開が続くとサイドバックも内に絞ってきてサイドにスペースができますし、サイドから崩す展開になると逆サイドは空いてきます。名古屋は中央のキープで山西を中に絞らせて右サイドにできたスペースを突き、そこからニアへの執拗なクロスを狙ってそれを得点に繋げましたが、試合を見ている限りでは特にニアが甘いというわけでもなさそうなので、ルーカスがニアを狙う動きを見せつつ、ファーから戸田がチャンスをうかがうような形を作りたいですね。より決定的な形を作りだすという点で考えると栗澤の中央でアクセントとなる動き、そしてゴールに絡むような動きが一つのポイントになりそうです。ここ数試合課題となっているセットプレーのチャンスをものにできるかどうかも勝負を左右する重要な要素になるのではないでしょうか。

日時: 2005年07月12日 23:59

2005年07月13日
清水0-1東京(J1第十六節 TV観戦)
ホームの清水はGKに黒川、DFに市川、斉藤、森岡、山西、MFはボランチに高木和、伊東、右に佐藤、左にチェテウク、トップ下に久保山、FWチョジェジンの1トップ。控えには山本、岩下、太田、澤登、西野。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、金沢、MFはボランチに梶山、今野、右に石川、左に戸田、トップ下に栗澤、FWはルーカスの1トップ。控えには遠藤、浅利、三浦、馬場、鈴木規郎。

前半、前線のチョジェジンにボールを入れてチャンスをうかがう清水に対し、東京は梶山や栗澤が絡みつつ石川・加地が右サイドからたびたび仕掛けるものの決定的な形を作れない。清水も右サイド佐藤・市川を基点にチャンスをうかがうものの崩しきれず、東京が加地のアーリークロスやルーカスのスルーパスから戸田が裏を狙い、その後も右サイド石川に栗澤・梶山が絡んで崩す動きを見せる。清水は加地と茂庭が交錯した隙を突いてチェテウクが飛び出すものの土肥がブロック。清水は最終ラインを基点にフィードを前線に入れたり、高木和を基点にサイドに展開するもののボールが収まらない。東京は清水を押し込み、終盤攻勢の時間帯を作るもののそれを得点に繋げられない。

後半に入ると清水は佐藤に代えて澤登を投入。澤登がボールを引き出す動きを見せたことで清水がリズムを取り戻しかけるものの、チョジェジンへのロングフィードはジャーンにことごとく跳ね返されてしまう。梶山や右サイド石川・加地を基点に金沢が切れ込んでシュートを狙うと、清水も左サイドチェテウクのクロスに澤登がシュートも金沢が身体を張ったブロック。澤登・チェテウクを基点にサイドからゴールを脅かす清水の攻めを東京は粘り強く守る。梶山を基点にチャンスをうかがう東京は後半17分、右サイドから仕掛けたルーカスがゴールを奪って先制。清水が太田・西野を投入して前線の枚数を増やすと、東京は三浦を投入。低い位置やサイドからボールを入れてくる清水のボールを東京の最終ラインが跳ね返す。後半36分に馬場を投入した東京は終盤清水の攻勢を受けるもののそれをしのぎきり1-0で勝利を収めた。


この試合久しぶりに4-5-1の布陣に戻したことで、ややサイドの選手としては存在感を十分に発揮することができていなかった栗澤がトップ下に入ったことで、梶山とうまく絡みつつダイレクトプレーで中盤のリズムを作り、うまく清水の守備を中央に引きつけて右サイド石川・加地の攻め上がりをより効果的なものにしました。サイド一辺倒や裏を狙う動きくらいしかなかった今までの攻めを考えると、この試合に時折見せた攻撃のリズムは非常に良かったと思いますし、中盤でボールが繋がったことで右サイドやルーカス、そして戸田の動きもより活かせていたのではないでしょうか。ただ相変わらず石川のプレーはキレてはいたものの、やや肝心の中に入れるクロスやシュートの精度を欠いていました。そこはここ数試合続いている部分だけに気がかりな点ですね。

守備面でもチェテウクのスピードに脅かされた場面もありましたが、この試合中盤でのプレスが効いて守備面で後手後手に回らなかったこと、そして最終ラインやサイドからチョジェジンに入れてくるボールをジャーンや茂庭がしっかりついてカバーし清水に前線の基点を作らせなかったことは大きかったのではないでしょうか。後半に澤登が投入されて中盤に基点を作られるようになると、清水にも攻勢の時間帯を作られることもありましたが、清水が攻め切れない要因だった前線の枚数の少なさを補う交代が遅れたこともあって、決定的なピンチを金沢の必死のカバーで防ぐなど、終盤の清水の攻勢をしのぎきり久しぶりの勝利を収めました。数あるセットプレーをものにできなかった点などまだまだ改善すべき点はありますが、それでも長らくリーグ戦で勝利していなかった東京にとって、攻守のリズムを取り戻しつつある中でのこの試合で勝利を収めたことは単なる勝点3以上の価値があったのではないでしょうか。

日時: 2005年07月13日 23:54

2005年07月14日
東京V3-3神戸(J1第十六節 TV観戦)
ホームの東京VはGKに高木、DFは山田、李康珍、米山、上村、MFはボランチに小林慶、林、二列目に小林大、相馬、FWはワシントン、平本の2トップ。控えには水原、戸田、小野、玉乃、森本。

対するアウェイの神戸はGKに掛川、DFに丹羽、松尾、北本、ホージェル、MFはボランチに佐伯、右に朴康造、左にホルヴィ、トップ下に三浦、FWは小島、平瀬の2トップ。控えには萩、坪内、田中、栗原、和多田。

前半、抜け出した小林大のスルーパスにワシントンが反応、これを冷静に決めて開始直後に東京Vが先制。その後も東京Vは相馬・小林大を基点に平本・ワシントンのコンビで神戸ゴールを脅かす。神戸も高い位置でボールを奪った時にはホルヴィ、左サイドのホージェルが前線にボールを入れるものの決定機を作れず、逆に前半25分、右サイド小林大のクロスをファーの平本がヘッドで折り返し、これをワシントンが押し込んで東京Vが追加点。神戸も前半37分に小島の展開から右サイドの朴康造がクロス、ニアに入り込んだ平瀬がヘッドを決めて1点を返すものの、東京Vは前半42分に北本のクリアミスをワシントンがヘッドで繋ぎ、これを抜け出した平本が決めて再び突き放す。

後半、東京Vは神戸の素早い寄せになかなか決定的な形を作れず、徐々に前線にボールを入れるだけの単調な攻めになってしまう。後半11分に和多田を投入した神戸は三浦がFKを直接狙うものの高木がファインセーブ。東京Vも相馬のクロスから小林大のヘッドでゴールを脅かすと、平本とワシントンのコンビでチャンスは作るものの追加点を奪えない。神戸は東京Vからボールを奪うものの決定機を作れない展開が続いたが、後半26分に三浦がエリア外から強烈なミドルを決めて神戸が一点差に迫る。それでリズムを崩した東京Vを相手に神戸が主導権を握るようになり、後半34分に森本を投入するものの後半37分、右サイドから崩してホルヴィのクロス、ファーに入ってきたホージェルが合わせて神戸が同点に追いつき、3-3で勝点1を分け合った。


東京Vは中盤でボールを繋ぎつつ、小林大や相馬を基点に平本・ワシントンのコンビでゴールを脅かし、開始直後に先制。散発的な攻めに終始する神戸に対し中盤で優位に立ち、1点返されたものの2点を追加して優位に立ったかに見えました。しかし後半神戸の運動量に後手後手になって前線にボールを入れるだけの単調な攻めになってしまい、それでもあったチャンスを決められないうちに1点返されると、リズムを失って同点に追いつかれてしまいました。相馬や平本の献身的なプレーは目を引きましたし、攻撃陣の調子も悪くありません。しかし流れの悪い時間帯をどう耐え、どう流れを変えていくのか。それをコントロールしていくことがチームとして自信を取り戻すためには一つのポイントになりそうです。

神戸はやや最終ラインの不安定さが目立ちました。開始直後に先制されたこともあったのかもしれませんが、中盤からの守備を突破されると守備が受身になってしまい、最初の一歩が遅れて後手後手となり、前半のうちに3バックに変更したものの、入れてくるボールをしっかり跳ね返すことができないうちに3失点を喫してしまいました。後半運動量では優るものの決めきれない時間帯が続きましたが、三浦のミドルシュートは流れを引き寄せる上で多大な効果があったと思います。ただ選手の豊富な運動量をチームとしてどう束ねていくのか明確な方向性が欲しいところですし、局面局面における中途半端なプレーが苦しい戦いを強いられている要因な気がします。それを選手個々の問題と言ってしまうのは簡単ですが、チームとしての戦術を確立し、選手個々への明確な意識付けを行うことで改善できる部分も少なからずあるのではないでしょうか。

日時: 2005年07月14日 23:52

2005年07月15日
横浜2-1千葉(J1第十六節 TV観戦)
ホームの東京はGKに榎本哲、DFに田中隼磨、中澤、松田、ドゥトラ、MFはボランチに上野、那須、二列目に大橋、山瀬、FWは坂田、大島の2トップ。控えには榎本達、河合、奥、山崎、久保。

対するアウェイの市原はGKに櫛野、DFに中島、斉藤、MFはボランチに佐藤、阿部、右に山岸、左に坂本、二列目に羽生、ポペスク、FWは巻、ハース。控えには立石、水本、工藤、林、要田。

前半、スルーパスに坂田が抜け出してゴールを狙う横浜は大橋・田中隼磨の右サイドからチャンスをうかがい、対する千葉は高い位置を維持する右サイドの山岸が積極的に裏を狙う。千葉は巻を基点にハースがスルー、ポペスクがシュートも左にそれ、横浜も坂田の右からのクロスを山瀬功が右足でダイレクトシュートは枠を捉えられない。その後は横浜が攻めて千葉がボールを奪い返すも前線に繋がらない。やや守勢に回った千葉は阿部が一列下がって3バック気味となり、山岸を基点にチャンスをうかがい、横浜は大橋・田中隼磨の右サイドから崩し、那須が前線に積極的に飛び出す。その後も横浜は田中隼磨のクロスや山瀬のスルーパスから坂田がゴールを脅かすもゴールを奪えない。

後半、横浜は大島がヘッドで落としたボールを山瀬が至近距離からシュートを放つと、後半6分には山瀬が右サイドを抜け出し折り返したボールを上野がうまく蹴りこんで横浜が先制。横浜はその後も上野のパスから大橋が切れ込んでシュート、CKからの折り返しに坂田がシュートもバーに当たってしまう。後半14分に水本、17分に工藤を投入した千葉は阿部をボランチに上げ、ミドルを狙ってくるものの榎本がセーブ。前線にボールを入れるもののなかなか繋がらない千葉に対し、横浜は大島のポストプレーから山瀬を基点に坂田や大橋がチャンスをうかがう。後半24分に林を投入した千葉は後半34分にカウンターから山岸のクロスのこぼれ球を林がシュート、これが松田に当たって方向が変わり同点に追いつく。しかし奥、山崎を投入した横浜は坂田が積極的にゴールを狙い、ロスタイムにカウンターから山瀬がDFを引きつけて出したスルーパスを坂田が決めて決勝点。横浜が千葉を2-1で下した。


横浜は前半ドゥトラが高い位置取りをしてきた山岸の対応のためやや攻め上がりを自重したものの、千葉の前線に入れてくるボールを松田・中澤の積極的に前に出るインターセプトから奪い返し、上野を攻撃の基点に大島のポストプレーを絡めて右サイドの大橋・田中隼磨の崩しから大島・坂田が積極的にゴールを狙っていきました。この試合ではボランチの那須が積極的に前線に飛び出していく動きも目を引きましたね。序盤はなかなか攻撃に絡むことのなかった山瀬でしたが、徐々に前線に飛び出す動きからリズムを掴むと、後半6分、そしてロスタイムと決定的な形を作りだす働きで2ゴールをアシストしその存在を際立たせました。この試合千葉の出来が良かったわけではなく、横浜が圧倒的にチャンスを作り出した展開を思えば、やや攻めあぐんだ印象もないわけではありませんが、それでもロスタイムに決勝点を奪ったことで勝点3をものにした辺りがやはり横浜の底力と言えるでしょうか。

千葉は斎藤、中島の2バック。右サイドに位置する山岸が高い位置取りをキープし、他の選手もそこにボールを集めて積極的に仕掛けていきました。しかし最終ラインからボランチまでは繋がるものの、そこから前線にボールを入れても前線の巻・ハースはこの試合横浜の最終ライン・ボランチを相手にほとんどボールをキープできず、全体を押し上げることができませんでした。そうなるとどうしても単発の攻めになって横浜の攻める展開が多くなるのは必然的な流れで、千葉は阿部を一列下げて最終ラインを3枚にし、試合は膠着状態に陥りました。しかし後半横浜が押し上げて攻勢を強めると先制を許してしまい、水本・工藤を投入して阿部を一列上げ、さらに林を投入して同点に追いつきましたが、全体的に見てやはり劣勢は変わらずロスタイムに失点してしまいました。千葉が劣勢を強いられたのはやはり前線で基点を作ることができず、厚みのある攻撃を作り出せなかったことが大きかったのではないでしょうか。後ろの枚数を少なくする布陣なら攻撃の基点をどう作るかは重要な課題のような気がしますね。

日時: 2005年07月15日 23:58

2005年07月16日
横浜戦のポイント
本日、後期の年間チケットが届きました。次の横浜戦で各チームとの対戦も一回り。7/23の神戸戦(国立)から二巡目になってきます。なかなか勝てなかったリーグ戦も清水戦で勝利を収め、7月の連戦も残り2試合になりました。ここまで中断明けの試合は1勝3分。それ以前も勝てず、もっと勝点を積み上げられたかもしれないと思うとあまりいい印象ではありませんが、残り2試合の結果次第では中断明けの過密日程4試合を一度も負けなかったという前向きな見方をしてもいいのかもしれませんね。

ようやくメンバーが揃いつつある東京は、清水戦で4-5-1の布陣に戻したことでリーグ戦で12戦ぶりに勝利を収めました。奪った得点は1点のみで、いかに得点を奪っていくかという点は今後も考えていかねばならない点ですが、3試合連続完封で守備が安定してきただけに、残り2試合でも何とか勝点を積み重ねて中断期間を迎えたいところでしょう。スタメンは前節と同じ可能性が高いですね。

GK土肥
DF加地、ジャーン、茂庭、金沢
MF今野、梶山、石川、戸田、栗澤
FWルーカス

対する横浜は中断明けの4試合を3勝1分。名古屋相手には引き分けたものの着実に勝点を積み上げ、首位の鹿島と勝点9差の3位まで順位を上げてきました。奥が肉離れで離脱、上野もやや本調子ではありませんが、復帰した山瀬がフル出場で千葉戦では2アシスト。他の選手も好調を維持しており、大幅な戦力ダウンというわけではなさそうです。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK榎本哲
DF田中隼磨、松田、中澤、ドゥトラ
MF上野、那須、大橋、山瀬
FW坂田、大島

基本戦術としてはボランチの上野を基点に大島のポストプレーを絡めて大橋に田中隼磨が絡む右サイド、ドゥトラが積極的に攻め上がる左サイドへの展開し、そのクロスからファーサイドに流れて巧みにゴールを狙う大島、裏に抜けるスピードがある坂田だけでなく、二列目から飛び出してくる山瀬、そして三列目から那須も飛び出し、上野もその後ろから虎視眈々とゴールを狙ってきます。セットプレーでは中断明けの4試合で2得点を奪っている中澤の高さが要注意ですね。横浜は中断明けから4-4-2の布陣に変更したようですが、松田・中澤をCBに据えた守備は強固で、戦術的な迷いも見られません。

基点となる動きでリズムを作り出す上野、そしてそれをフォローする動きを見せる那須の両ボランチをいかに封じるかは一つのポイントになってくるでしょう。そして山瀬・大橋の二列目2人も要注意です。大橋は田中隼磨の攻め上がりを巧みに引き出して数的優位を作り出してきますし、山瀬はその突っかけるドリブルから相手DF陣を引きつけてのスルーパスでより決定的な場面を演出してきます。二列目がボールを持つことで後列の飛び出しやコンビプレーといった攻撃の厚みが出てくるだけに、大島のポストプレーなどで簡単に前を向かせないことが必要でしょう。高い位置でキープを許さなければ、ロングフィードを入れてきてもジャーンの高さと茂庭のカバーリングで十分対応できるのではないでしょうか。

一方でセットプレーで効果的な形を作れていない東京が、松田・中澤の両CBが中央を固める横浜の守備を崩すことは簡単ではありません。高い位置からの積極的な守備で横浜のボランチから攻撃的なサイドバックに展開されるボールをインターセプトし、そのままカウンターを仕掛けられれば理想的ですが、そういう展開は稀だと思った方がいいでしょう。サイドから崩す展開が多くなりそうな気がしますが、縦パス一本でサイドに展開するのではなく、ルーカスに栗澤・梶山らが絡んで中央で一度アクセントをつけてからサイドバックの裏を狙い、いかにCBを前後左右に揺さぶることができるかがポイントでしょう。

ゴールを狙うには必然的にマークの厳しくなるルーカスだけでなく、栗澤や梶山、そしてファーに入る戸田や今野、金沢、逆サイドからなら石川・加地らがいかにゴールを狙うための効果的な動きができるかが重要になってきます。そしてチャンスメーカーの石川の出来もカギとなってくるはずです。石川がトップスピードに乗った時のプレーはキレがあり、相手も止めるのに苦労するでしょうが、それもゴールを脅かせなければ本当の脅威にはなりえません。攻撃のキーマンとなる石川が精度の高いクロスやシュートでいかにフィニッシュを演出することができるかどうかが、東京の攻撃を大きく左右するのではないでしょうか。先制点が欲しいところですが、最後まで受けに回らずに効果的な攻めを模索し続けるくらいの気持ちで、積極的に戦って欲しい一戦です。

日時: 2005年07月16日 22:08

2005年07月17日
東京4-0横浜(J1第十七節 味スタ)
ホームの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、金沢、MFはボランチに梶山、今野、右に石川、左に戸田、トップ下に栗澤、FWはルーカスの1トップ。控えには遠藤、浅利、三浦、馬場、鈴木規郎。

対するアウェイの横浜はGKに榎本哲、DFに田中隼磨、中澤、松田、ドゥトラ、MFはボランチに那須、上野、二列目に大橋、山瀬、FWは山崎、大島の2トップ。控えには榎本達、中西、熊林、坂田、久保。

前半、左サイドの戸田が裏を狙ってチャンスをうかがう東京に対し、横浜は上野を基点に山瀬のパスを受けた那須がシュートも土肥が弾き出す。繋いでチャンスをうかがう横浜に対し、セカンドボールを拾ってサイドからカウンターを狙う東京はCKからのこぼれ球を繋いで梶山がミドルを放つものの榎本が弾き出す。しかし直後の前半20分、CKから今野がヘッドで決めて先制。前半23分には石川が負傷交代したものの、代わって入った鈴木規郎は今野のフィードに抜け出して強烈なミドルでゴールを脅かす。田中隼磨やドゥトラも絡んでサイドからチャンスをうかがう横浜に対し、東京は戸田が積極的に裏を狙いCKやFKのチャンスを得ると、カウンターから栗澤のスルーパスに今野が飛び出して決定的な形を作るものの榎本に止められてしまう。

後半、坂田を投入した横浜は山瀬がゴールを脅かすものの決めきれず、東京も戸田がたびたび裏を狙って田中隼磨からFKを獲得すると、それを鈴木規郎が直接決めて後半5分に東京が追加点を挙げる。前線へのボールが繋がらない横浜は後半13分に久保を投入して前線を3トップ気味にするものの流れは変わらず、大島のキープから繋いで山瀬がシュートもDFに当たってしまう。逆に東京は戸田がたびたび裏を突いてゴールを脅かし、横浜は後半23分には熊林を投入。しかし前線にボールが収まらない横浜は、久保やドゥトラのパスを受けた山瀬がゴールを脅かすもゴールに繋げられず、後半33分に馬場を投入した東京はカウンターから後半38分に鈴木規郎、後半41分には馬場が追加点を挙げ4-0で横浜を下した。


接戦となるか苦しい戦いを強いられるかと思っていたこの試合ですが、意外にも終わってみれば4-0と大差の試合になりました。これにはいくつかのポイントがあったように思います。一つ目はなかなか得点に繋がっていなかったセットプレーで2得点を奪えたことではないでしょうか。1点目のCKも梶山のミドルから生まれたものですし、2点目の鈴木規郎のFKも戸田の素晴らしい飛び出しから得られたものでした。こういういいプレーから生まれたセットプレーを得点に繋げられるかどうかでチームのリズムは大きく変わってきます。2点目の鈴木規郎のFKも素晴らしかったですが、特に今野が奪った先制点はこの試合の榎本が当たっていただけに、流れを引き寄せる上で大きな役割を果たしました。

守備面でも横浜の入れてくるボールをきっちりと跳ね返し続けたジャーンと茂庭、そして何度かあった決定的なピンチを冷静なセーブで弾き出し、流れを渡さなかった土肥のファインセーブも素晴らしかったですが、この日の東京の守備のリズムを引き出したのは中盤の守備が機能していたことも大きかったのではないでしょうか。今野・梶山のボランチコンビは茂庭・ジャーンと連携しつつ中で基点を作ろうとする大島や山瀬・大島らにほとんどボールを持たせず、必然的に彼らは外に基点を求めざるをえなくなりました。中のアクセントなしに外から崩そうとしても、サイドバックを中心とした守りも粘り強く、これではよほどいいボールとポジショニングが噛み合わない限り得点に繋がりません。横浜にしてみれば前線を厚くする前に中でボールをキープできない中盤のテコ入れをすべきだったと思うのですが、前線を厚くするためにアンカーの那須を下げてしまったことで後にカウンターの脅威にさらされることになってしまいました。

そして三浦と栗澤を代えたのも一つのポイントになったと思います。今までは梶山に代えて三浦を投入することが多かったのですが、その時間帯の栗澤は疲労があったのかサイドに流れるプレーも多く、前線で基点となりえていませんでした。ここで梶山を残して一列上げてカウンターの基点としたことが、鈴木規郎の得点を呼び込みましたし、馬場の得点を生み出した基点となったのも梶山が今野に繋いだパスからでした。勝っている試合でカウンターで脅かす形をいかに作るのかというのは非常に重要なことです。梶山を起用するようになったことでサイド一辺倒の攻めから中盤で繋げるようにもなりましたし、それによってサイドが裏を狙う動きも今まで以上に活きてくるようになりました。あとはいかに前線・中盤からの守備のポイントを明確にし、点に繋げる形を明確にしていけるか、そしてリードした後も攻撃の形を意識し続けられるか。4-5-1に戻してからチームとしてのリズムは確実に良くなっているだけに、そういったいい流れをチームとしてどれだけ定着させられるかが今後のカギを握りますね。

日時: 2005年07月17日 23:54 コメント (1) | トラックバック (1)

2005年07月18日
浦和2-0広島(J1第十七節 TV観戦)
ホームの浦和はGKに都築、DFに坪井、闘莉王、堀之内、MFはボランチに酒井、内舘、右に平川、左に三都主、トップ下に長谷部、FWは永井、田中の2トップ。控えには山岸、山田、赤星、岡野、エクスデロ。

対するアウェイの広島はGKに下田、DFに池田、小村、吉田、MFは李漢宰、森崎和、右に駒野、左に服部、前線は佐藤が1トップで森崎浩、大木の2シャドー。控えには上野、西河、ベッド、ガウボン、ジョルジーニョ。

前半、浦和は永井のドリブル突破から三都主がシュートも左にそれてしまう。右サイドに流れる佐藤や森崎浩がチャンスをうかがう広島は李漢宰のスルーパスから駒野がクロスも中に合わず、浦和は田中が裏を狙う動きから積極的に仕掛け、平川が中に切れ込んでシュートもDFに当たってしまう。しかし前半21分、CKにニアにうまく入り込んだ闘莉王がヘッドで決めて浦和が先制。なかなか形を作れない広島に対し、浦和は田中・永井らが仕掛けてゴールを脅かすと、リスタートから三都主、三都主からのリターンパスを受けた田中がゴールを狙うも下田が冷静に対応。広島は繋いでチャンスをうかがうものの浦和の守備を崩せず、浦和は逆に三都主のフィードに田中、長谷部のパスから永井がゴールを脅かす。

後半、ロングフィードからチャンスをうかがう広島に対し、浦和は長谷部・田中がゴールを脅かす。田中の展開から三都主がキープ、内舘・酒井がミドルも決められない。しかし後半10分、酒井のフィードに抜け出した田中がゴール、浦和が追加点を挙げる。広島はガウボン・ベットを投入、ガウボンが積極的に仕掛けるものの浦和のDF陣を突破できない。浦和も積極的に仕掛け、長谷部がうまくかわしてミドルも枠を越えてしまう。浦和は後半17分、負傷した永井に代えて山田を投入。広島はガウボンを基点にチャンスをうかがうもののシュートまで持っていけず、浦和が田中の飛び出しからゴールを脅かす。後半31分にジョルジーニョを投入した広島はジョルジーニョが左サイドで基点となり、たびたびチャンスをうかがうもののゴールを奪えず、ジョルジーニョのFKは都築がファインセーブ。浦和が2-0で広島を下した。


浦和はサイドのスペースを突いてくる広島に流れが傾きかけたましたが、永井のドリブル突破や、田中の裏に抜け出す動きに三都主や長谷部が絡んでたびたび広島ゴールを脅かして流れを引き寄せました。前半21分に先制した後も田中の積極的な仕掛けや素早いリスタートから広島のゴールを脅かし、広島が繋いでも粘り強い守りで流れを渡しませんでした。後半17分には永井が山田と負傷交代しましたが、田中をトップにした1トップ2シャドーに変更して広島にプレッシャーを与え続け、終盤の広島の反撃も闘莉王や都築を中心とした守りで無失点に抑えました。やはり個々のポテンシャルは非常に高いだけに、対戦する相手はそれをいかにうまく発揮させないかがポイントになりそうです。

対する広島は李漢宰の積極的なプレーが目立ち、右サイドに流れる動きを見せた佐藤や森崎浩、積極的に攻め上がりを見せた駒野が基点を作ってチャンスをうかがいましたが、浦和の守備陣を崩すにはやや決め手を欠きました。佐藤は前線にボールをキープできる存在がいなかったために、裏を狙う動きやサイドに流れて何とか局面を打開しようという動きは見られましたが、やや前線で孤立気味でした。守備陣も下田らを中心に浦和の守りをしのいでいましたが、ガウボン・ベットが投入されたのは2失点を喫した後。中盤や前線でボールをキープできる選手の不在が攻撃の幅を狭めていたようにも思えただけに、ジョルジーニョも含めてもっと早く投入しても良かったのではないでしょうか。

日時: 2005年07月18日 23:02

2005年07月19日
今日の雑感
本日発表された日本代表の東アジア選手権のメンバーに土肥、加地、茂庭に続いて今野も代表に選ばれましたね。なかなか勝てない時期にはプレーに迷いが見られる時期もありましたが、中断明けにボランチで梶山とコンビを組むようになって触発されたのか、中盤の繋ぎに積極的に絡んだり前線へのフィードを狙うようにもなりましたし、何より自らが前線に積極的に飛び出す思い切りの良さも戻ってきました。

今野はどうしても独特の間合いからのボール奪取のような守備的なイメージが強いのですが、本当の彼の持ち味は言葉の代わりにプレーで体現するかのような前に出る力強さだと思うんですね。基本的にテクニシャンではありませんし、まだまだ荒削りな部分も少なくありませんが、時折見せる彼の攻撃センスにはキラリと光るものがあります。今の代表にあっては今野も簡単に出場できるとは思いませんが、代表で揉まれて触発されれば何かワンランクアップするためのきっかけをつかめるかもしれませんね。

村井は自分が観た試合の中では特に印象に残らなかったのですが、田中や阿部は選出に値するだけのパフォーマンスを見せていたと思います。久保はここ数試合を観た限りでは本調子には程遠いような気もしましたが・・・そのポテンシャルを考えると完全復活が望まれる存在なのは確かでしょう。今回の発表で東京の代表選出が4人と思うとさすがに感慨深いものがあるのですが、選出されたメンバーを見るとやはり守備陣が中心。すぐには難しいかもしれませんが、今後は攻撃陣でも代表選出を選出されるようになることが目標でしょう。

今回の東アジア選手権で加地や茂庭だけでなく今野も代表に選出されたとなると、先日の横浜戦で全治三週間の負傷を負ってしまった石川もうかうかしていられないという気分でしょうか。石川のトップスピードに乗った時のドリブル突破はJでも屈指ですし、それを安定してフィニッシュに繋げていけるようになれれば代表に定着することも十分に可能だと感じています。調子自体は悪くなかっただけに焦りを感じてしまうこともあるでしょうが、ここは無理すべき時期でもありません。中断明けの浦和戦に向けてじっくりと調子を上げていってもらいたいところですね。

日時: 2005年07月19日 23:54 | トラックバック (1)

2005年07月20日
今日の雑感
そろそろ週末の神戸戦に向けて敵情視察をしたいところなのですが、先週末の神戸-柏戦は一番早い放送は実は明日木曜日の22時から。その前の東京V戦は観ましたが、柏戦は丹羽が退場するまではそこそこ善戦していたという話も聞くだけに、どんな戦いぶりだったのか気になるところ。それにしても同じJ1でも早いタイミングで放送されやすいチームとされにくいチームには明らかに差がありますね。私は結果を知ってる試合を観るのはそんなに抵抗ない方ですが、フツーの人はこんなに間が空いたらさすがに見る気殺がれるんじゃないでしょうか。

そんなわけで今日はさりげなく朝にG+で放送していたコパ・スダメリカーナのセロ・ポルティーニョとボカ・ジュニアースとの試合を録画。新外国人のササが出場していないかちょっとだけ期待して試合を観たのですが、残念ながら背番号21を付けていたササはベンチ入りこそしていたものの出場機会がなく、後半一人退場したセロ・ポルティーニョはPKで敗れてしまいました。リベルタドーレス杯やパラグアイリーグの得点王ということですが、FWや1.5列目をこなすというササのプレーを観たことがないだけに、現時点で東京のスタイルに何をもたらすのかを具体的にイメージすることができません。

今の東京は4-5-1に戻したことでチームのバランスが随分良くなりました。おそらく4-3-3や4-4-2よりもデフォルトでの中盤の選手の距離感が慣れているために攻守のリズムを作りやすいからではないでしょうか。両サイドは縦に早い選手を置くという原則を維持しつつ(たぶんこの原則を変えるとまたチームバランスは変わってくるのではないかと)、ルーカスとササのコンビをうまく組み込むことができれば、攻撃力はまた上がるのかもしれません。当面は東京のリズムを活かしつつ、そこにササを組み込んでその良さをいかに引き出していくかが神戸戦後の重要なテーマと言えるでしょう。

チームのリズムを考えるに個人的にはトップ下気味の選手はいた方がいいとは思いますが、それはササのプレースタイル次第の部分もありますね。思うに競るのが得意でないルーカスにしてみれば、意外と引き気味で足元にボールを受けた方がより持ち味を発揮できるような要素もあるかもしれません。ここしばらく東京の攻撃のリズムが良くなったのはルーカスの足元にボールが入るようになったことも大きいと感じています。ササは話を聞いた感じのイメージからするとルーカスと似たようなプレーエリアなのかもしれませんね。2人がいかにいい関係を築けるかどうかは東京の今後を占う上で非常に重要な要素になってきそうな気がします。

7/28のバイエルン・ミュンヘン戦は負傷の石川に加えて土肥・加地・茂庭・今野は7/25から代表の合宿があるため欠場の可能性が高いようですね。ただ、遠藤や藤田、増嶋や鈴木規郎らにとってはいい経験になるでしょう。何より注目したいのはルーカス・ササのコンビがどんな関係を築けるか。近藤にも経験を積ませたいところなのでしょうが、2人が組んでの実戦経験は中断明け以降に向けての重要な布石になるだけに、チームとしても大切にしたいところ。今後ササが前線に定着してくれれば、仮に前線のどちらかが欠場しても致命的な戦力ダウンという事態は避けられるようになるのではなるかもしれませんね。

(訂正)規約を見直してみたらJリーグの選手登録が完了するまで公式戦には出場できないとのこと。なのでササの出場は難しいみたいですね。

日時: 2005年07月20日 23:55 コメント (2)

2005年07月21日
神戸0-4柏(J1第十七節 TV観戦)
ホームの神戸はGKに掛川、DFに丹羽、松尾、河本、MFはボランチにホルヴィ、佐伯、右に朴康造、左にホージェル、トップ下に三浦、FWは和多田、平瀬の2トップ。控えには萩、坪内、田中、栗原、薮田。

対するアウェイの柏はGKに南、DFに薩川、波戸、小林祐、MFはボランチに明神、大谷、右に小林亮、左に増田、トップ下にクレーベル、FWは玉田、矢野の2トップ。控えには加藤、土屋、谷澤、平山、李忠成。

前半、神戸がロングボールから獲得したCKが続くものの得点を奪えない。対する柏は右サイドに流れる矢野のクロスから玉田のシュートは掛川がファインセーブ、その後も玉田のドリブル突破、こぼれ球を増田とゴールを脅かす。矢野・玉田がサイドに流れてチャンスをうかがう柏に対し、なかなか形を作れない神戸は三浦のサイドチェンジから朴康造が右サイドを突破、ホルヴィが飛び出す決定的な形を作りだすもののシュートは枠の上。前半30分、右サイドに飛び出した矢野を丹羽がエリア内で倒したとして一発退場、クレーベルがPKを冷静に決めて先制。10人になった神戸は攻めるものの崩しきれず、逆に前半ロスタイムに右サイド小林亮のクロスからファーのクレーベルがヘッドを決めて柏が追加点を挙げる。

後半、神戸がチャンスをうかがう展開が続くものの崩せず、逆に柏は玉田の裏を狙う動きやクレーベルのミドルレンジからのシュートでたびたび神戸のゴールを脅かし、後半6分にはスルーパスに抜け出した玉田を起点にファーに入ってきたクレーベルが決めてハットトリックを達成。 その後も攻める神戸に対し、柏は矢野・玉田のサイドに流れる動きからチャンスを作り出す。後半16分に栗原を投入した神戸はセットプレーが続くもののゴールを奪えず、三浦のドリブル突破やロングフィードから平瀬、そして三浦がたびたびミドルレンジからゴールを脅かすものの得点に繋がらない。逆に後半39分には松尾の突然のバックパスに掛川が反応できずオウンゴールで4失点目。柏が4-0で神戸を下した。


神戸はロングボールからサイドの裏を狙いCKを何度も獲得しましたが、そのパターンはやや単調でゴールを奪えませんでした。その後も前線が孤立してボールを入れてもキープできず、中盤で繋いでも動き出しが少ないためなかなか繋がらない時間が続き、柏のサイドを狙う動きにたびたび基点を作られて前半30分に丹羽一発退場、PKから失点してしまいました。この判定に限らずやや神戸に不利な判定はありましたが、柏のサイドを基点とする攻めへの対応は序盤から曖昧なままで、退場後も攻めはしたものの再びそこを突かれて2失点。栗原が入ってからは前線の動きが活発になって三浦・朴康造を基点に柏のゴールを脅かすようになりましたが、前半の早い段階で柏のサイド攻撃への対策を講じていれば、試合の流れを変えることもできたのではないでしょうか。

対する柏はサイドに流れる動きを見せた玉田・矢野がそこから切れ込んでゴールを脅かし、それに増田やクレーベルらが絡んでチャンスを作り出しました。守っても神戸のロングボールには薩川・小林祐がしっかり対応して波戸がそれをカバーし、中盤では明神・大谷がしっかりと神戸の攻撃の芽を摘んでカウンターを狙い、矢野のドリブル突破から得たPKで先制すると、神戸の攻めをしのいで巧妙にサイドの裏のスペースを矢野・玉田が狙い、そこからファーへのボールからクレーベルが前半ロスタイム、後半6分と効果的に得点を決めたことで試合の流れをほぼ決定付けたと言えるでしょう。後半はやや神戸に押し込まれて両サイドも引き気味にならざるをえませんでしたが、粘り強い守りで神戸の攻めを無失点にしのぎきって二試合連続で完封したことも守備陣にとっては大きな自信に繋がったのではないでしょうか。

日時: 2005年07月21日 23:59

2005年07月22日
神戸戦のポイント
何日か前のエントリーでササがバイエルン戦に出場できるようなことを書いたのですが、考えてみたらJリーグの選手登録が完了しないと基本的には公式戦扱いの試合には出場できないんですね。ただ神戸の新外国人MFディエゴ・ソウザは同様に選手登録は8/12以降なわけなんですが、Jリーグ側の特例により7/26に行われるプレシーズンのボルトン戦に出場するとか。ササもそういう申請をすれば出場できるようになるんでしょうか。

さて、東京は前節4-0で横浜を下し4試合連続完封。守備戦術が安定してきたことで、攻守の早い切り替えからの攻めが今までより効果的に機能するようになり、ボランチでコンビを組む今野・梶山の2人がうまく攻守に絡んでいることでチームのリズムも随分と良くなってきました。横浜戦では石川が負傷で交代しましたが、全治三週間といわれたケガにも四日で復帰。神戸戦にも出場できそうです。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF加地、茂庭、ジャーン、金沢
MF今野、梶山、規郎(石川)、戸田、栗澤
FWルーカス

石川は負傷から復帰しましたが、2得点した規郎もいることから、この試合では後半からの投入の可能性も高そうです。


対する神戸は中断明け5試合で2分3敗。勝ち切れないのは小島や播戸といった選手が負傷で欠場中というのも少なからず影響しているのかもしれませんが、より課題となっているのが守備面の方でしょうか。パベル監督に代わってから4バックに変更したようですが、東京V戦では途中から3バックに変更してきましたし、神戸戦でも実質3バックでした。予想スタメンはこんな感じですね。

GK掛川
DF北本、松尾(坪内)、河本、ホージェル
MF佐伯、ホルヴィ、朴康造、三浦
FW平瀬、和多田

基本戦術としては今は後方からのロングボールによるカウンター主体の攻撃が多いようですね。そこからサイドに基点を作ってクロスを入れてくるか、ファウルやCKを獲得して三浦やホルヴィといったキックの精度の高いキッカーを活かしてゴールを狙ってきます。その点、後方からのロングボールの対応も重要ですが、中盤で基点となる三浦やホルヴィ、サイドからチャンスをうかがう朴康造、ホージェルなどをいかに自由にさせないかがポイントになりそうです。またパベル監督に代わってから起用されている平瀬もゴール前で抜け目ない動きをしてゴールを奪っており、ピンチには目を離さないでおきたい選手でしょうか。

ただ、今の神戸は勝てない試合が続いているせいか、どうしても思い切って最終ラインが押し上げることができずに全体が間延びしてしまい、前線へボールを入れてもなかなかキープすることが難しいですし(だからサイドの裏へのボールが多いんでしょう)、自信喪失のためか動き出しが一歩ずつ遅れてしまい、中盤で繋ごうとしてもパスコースが限定されがちです。早め早めのチェックでプレッシャーを掛けていくと神戸のパス回しは必然的に厳しいものになるでしょうし、プレッシャーを掛けた上でロングボールを入れてこられるだけならジャーンの高さと茂庭のカバーリングで十分対応が可能でしょう。

守備面では4バックか3バックかにもよりますが、サイドで対応することの多いホージェルや朴康造は攻撃参加が持ち味の選手で守備面はさほど得意ではなさそうです。うまくサイドで数的優位を作り出せばその裏を突く動きでチャンスを作りだせそうですね。また神戸の守備陣は前線やサイドの高い位置でボールをキープされるとそこに人が集中しやすく、スペースを作りやすい傾向があります。なのでサイドから崩してのファーからのフィニッシュ、中央でのポストプレーからサイドや後方の飛び出しといった戦術が効果的なような気がします。やはりポイントは立ち上がり。神戸がリズムを掴まないうちに先制点を奪って効果的なカウンターを狙っていきたいところですね。

日時: 2005年07月22日 23:51

2005年07月23日
東京1-1神戸(第十八節 国立競技場)
ホームの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、金沢、MFはボランチに梶山、今野、右に石川、左に戸田、トップ下に栗澤、FWはルーカスの1トップ。控えには浅利、三浦、鈴木規郎、馬場。

対するアウェイの神戸はGKに掛川、DFに北本、佐伯、河本、MFはボランチにホルヴィ、菅原、右に朴康造、左にホージェル、トップ下に三浦、FWは栗原、平瀬の2トップ。控えには萩、松尾、田中、薮田、和多田。

前半、繋いでチャンスをうかがう東京は梶山が出したボールから加地の右サイド突破からマイナスのクロス、栗澤がシュートも左にそれてしまう。その後もルーカスを基点に繋いで加地が積極的にボールを入れていく東京は左サイドからも今野・戸田・金沢らが崩す。神戸も朴康造・ホージェルの両サイドからチャンスをうかがうものの前線にボールが入らず、東京はたびたびFKのチャンスを獲得してジャーンが飛び込んだり、梶山がミドルを狙うもののゴールを奪えない。梶山を基点にチャンスをうかがうものの金沢のシュートは右にそれてしまう。逆に後半25分、ホージェルの縦パスに抜け出した栗原が冷静に決めて神戸が先制されてしまう。攻める東京はサイドから崩すものの攻め切れず、たびたびセットプレーのチャンスを得るものの決めることができない。

後半、サイドからチャンスをうかがう東京は石川・梶山が次々とシュートを放ち、その後もルーカスのコンビプレーなどから梶山が積極的にミドルを狙うものの枠を捉えられずゴールを奪えない。東京は後半10分には馬場・鈴木規郎を投入して神戸の攻めをしのぐと波状攻撃を仕掛け、鈴木規郎のFKからゴールを脅かすと、梶山がミドルを狙うもののポストに嫌われてしまう。しかし後半19分梶山とのパス交換で抜け出した馬場が左サイドから中に切れ込んでゴールを奪い同点に。その後も馬場や梶山を基点にチャンスをうかがい、加地も積極的に上がる東京は後半34分に三浦を投入して今野を左サイドバックに。しかしFW2枚を前線に残してカウンターを狙う神戸の守りを崩せず、加地のシュートに梶山も詰めるがゴールを奪えない。鈴木規郎のFKも壁に当たってしまい、結局1-1で神戸と勝点1を分け合った。

前半は積極的に前に出る梶山を基点にルーカスが絡んでサイドに展開する攻めを見せ、開始直後に加地の突破から栗澤が決定的な場面を作るものの決められなかったことが試合の流れを停滞させてしまったでしょうか。梶山は一時期よりも一つ一つのプレーの精度が上がり、積極的に前に出てルーカスと絡みつつ攻撃の基点としてサイドに展開してチャンスを作り出しました。ただ右サイド加地・左サイド戸田・金沢・そしてボランチの今野が飛び出してクロスを入れたものの精度を欠き、石川は対面の河本がスペースを埋めてきたせいかなかなか効果的な攻めに絡めませんでした。梶山の積極的にシュートを狙う意識は光りましたが精度を欠き、決めきれないうちに神戸の栗原にうまく抜け出されて先制される展開に。その後は神戸にうまくペースダウンさせられてチャンスは作ったものの得点を奪うことができませんでした。

後半も決めきれない展開が続く中、後半10分に馬場・鈴木規郎を投入すると馬場が梶山とうまく絡んでボールを呼び込む動きを見せて鈴木規郎も積極的な仕掛けから東京のリズムを作り出し、波状攻撃を仕掛けて馬場がゴールを奪い同点に追いつきました。しかしその後は和多田・薮田を投入してきた神戸のカウンターを警戒しつつ、梶山を基点としたサイドからの攻めでチャンスをうかがいましたが崩し切れず、後半34分には三浦を投入して今野を左サイドバックに移したものの流れを変えることはできませんでした。梶山を基点に攻めのリズムを作れるようにはなったものの、やはりしっかりと守ってくる相手にはクロスの精度かミドルの精度、あるいはセットプレーといった得点に繋がる決め手となる部分をもっと突き詰めていかないと勝ち切ることは難しいのではないでしょうか。

日時: 2005年07月23日 23:58

2005年07月24日
今日の雑感
昨日はかなり体調が悪い状態でフラフラしながら国立に向かったのですが、待機列で待っていた時に地震があって、自分がこんなに眩暈を感じるほど体調が悪いのかと一瞬暗然たる気持ちになりました(すぐ気づきましたが・・・)。今回はたまたまイヤな予感がして早めに家を出たのですが、地震の影響で中央線・総武線が止まったりもして観戦を諦めた方も結構いたみたいですね。

ササの方もバイエルン戦の出場が可能になって、デビュー戦は7/28(木)になりそうです。ただ管理人は練習を観に行っていないので何とも言えないのですが、ササが来日してからのコンディション、そしてコミュニケーションを含めた周囲との関係や日本のサッカーにどこまで馴染めているのかは気になるところですね。梶山がボランチに定着しつつある今、後ろはかなり安定感を取り戻しつつあるだけに、今後前線の組み合わせをどう考えていくかはポイントの一つになりそうな気がします。

昨日の神戸戦は1-1引き分けに終わりましたが、この試合はある意味今の東京がどこまでできているのか、そして何ができていなのかがハッキリした試合だったように思いました。今の東京を見ると一時期の勝てなかった時期に比べればできていることは格段に増えていますが、それでも昨年に比べて+αがあるかといえば少し微妙です。東京が今後着実に勝ち点を拾って順位を上げていくためには何が必要なのか。中断期間に入って代表以外は試合もないので、今後はその辺を自分なりに考えていけたらと思っています。


ちなみに昨日池袋のジュンク堂で発見した一冊。
・「世界73カ国代表サッカー解体新書―1978~2005」(東邦出版)
世界73カ国の代表について過去の代表的なチームを中心に、各国の代表サッカーの戦術とその戦いぶりを紹介しています。日本代表に関しては横山監督時代からのジーコ監督時代に至るまでの代表的な試合を紹介。その他にも過去に輝いたユース・オリンピック世代の代表チーム、巻末にはフォーメーションで見る近代サッカーの戦術が紹介されるなど非常に興味深い一冊ですね。シリーズとして過去に刊行されている世界114カ国のフットボール事情をリポートした「全世界サッカー完全読本」(東邦出版)や欧州クラブの変遷を紹介している「欧州クラブサッカー解体新書1995~2005」(東邦出版)なども非常に面白いと思うので、もし気になった方は一度読んでみてもらえるといいかもしれませんね。

日時: 2005年07月24日 23:58

2005年07月25日
HOT6そして後半戦に向けて
さてHOT6と呼ばれる二度目の連戦が終わって、東京はそれを2勝4分けという形で終えることになりました。

第13節△2 - 2C大阪(味スタ)
第14節△0 - 0川崎F(等々力)
第15節△0 - 0東京V(味スタ)
第16節○1 - 0清水(本平)
第17節○4 - 0横浜(味スタ)
第18節△1 - 1神戸(国立)

この2勝4分けという数字は見方によればもう1つか2つ勝てたのかもしれませんが、過密日程の中で続いた4/13からの8戦で1分け7敗を喫したその中断前の戦績を思えば、随分と内容は上向きになったように思うんですね。徐々にではあっても守備が安定して失点が減っていったことは、東京というチームの特徴を考えた場合、非常に重要な要素だと感じています。

その前の連戦ではあまりにも負傷者が続出し、ベストメンバーで戦えなかったという部分もあったわけなんですが、それを差し引いても守備の不安定さは目立ちましたし、あっさり失点してしまう場面が多過ぎました。東京は安定した守備をベースに攻守の早い切り替えからゴールを目指すチームだと思いますが、その東京が前の連戦のように守備が安定しないとチームの戦いそのものが不安定になってしまうのはある意味必然的だったのではないでしょうか。

特に連戦という状況が続くと不安定な戦いが続いても、それを修正して次の試合に臨むということは口で言うほど決して簡単なことではありません。悪循環が始まってしまうとなかなかそれを断ち切ることが難しく、東京の場合も守備だけの問題ではなくて、攻め切れず点が取れないという中での守備の不安定さが結果的に連敗に繋がってしまっていました。しかしここにきてまずは守備が安定して攻撃を組み立てることができるようになったことで、それをベースに今後はどうやって勝ち切るかを考えるところまで状況が変わりつつあります。考えようによってはHOT6は連敗でなかなかリズムを取り戻せなかった東京にとって、後半戦に向けて徐々にリズムを取り戻すためのリハビリ期間のようなものだったのかもしれません(続く)

日時: 2005年07月25日 23:56

2005年07月26日
今日の雑感
今日はほぼ規定路線だった今野の代表初日の様子をほほえましく想像しながら(初日からこんな状態で大丈夫なんでしょうか)、ダイジェストの金沢&栗澤の対談を楽しんだ後に昨日の続きを書こうと思ったのですが、何と木曜のバイエルン戦を前にルーカス(右大腿四頭筋筋挫傷 約2~3週間)、戸田(右足踵骨剥離骨折 全治四週間)、金沢(左大腿四頭筋筋挫傷 全治二週間)の3人が負傷で出場がほぼなくなってしまいました(呆然・・・)

おそらく中断明けまでには間に合いそうですが、彼らが欠場する事態となるとチーム状況に大きな影響があるのは間違いありません。クラブ側の配慮で代表に専念させることになった土肥・加地・茂庭・今野の代表召集組がいないのは仕方ないとして、それに加えてルーカス、戸田、金沢がいないとなると随分とレギュラーを欠いた布陣になりそうですね。ササがどれくらいできるのかという点も気になるところですが、代わりに出る選手たちがバイエルン相手にどれだけ力を出せるか、というような試合になってきましたね。どんな試合になるかは分かりませんが萎縮せずに思い切ってプレーしてもらいたいものです。

日時: 2005年07月26日 23:59

2005年07月27日
今日の雑感
・・・。
今度はジャーンも負傷ですか。確かに負傷者が続いた苦しい戦いが続く中で最終ラインを支え続けたジャーンは、これまで今野とともにフィールドプレーヤーの中で数少ないリーグ戦フルタイム出場選手でした。当然のことながら連戦が続くとやはり疲労も溜まるでしょうし、この時期は無理せず治療に専念し、中断明けの浦和戦までにコンディションを整えて頑張って欲しいですね(ちなみにさりげなくイエロー三枚なのは内緒です)。

そうなるとバイエルン戦のスタメンを考えるとGKは遠藤、最終ラインは藤田、藤山、増嶋、尾亦、ボランチに梶山、宮沢、二列目は石川、鈴木規郎、栗澤、馬場のいずれかから3人、FWはササの1トップという感じですか・・・それにしても世界屈指のチームを相手に、果たしてこんな感じのチームでいいんでしょうか。練習試合にしては相手があまりにも豪華過ぎる気がします(苦笑)塩田がケガしてるらしい、とは風の噂に聞いたのですが控えのGKはどうするんでしょうか。まさか浜野GKコーチなんてことはありませんよね(笑)

日時: 2005年07月27日 23:13

2005年07月28日
バイエルン・ミュンヘン戦の雑感
GK遠藤
DF藤田、藤山、増嶋、尾亦
MF浅利、宮沢、石川、鈴木規郎
FW馬場、ササ

日本代表の招集や負傷者が多く、なかなか出場できないメンバーがスタメンに名を連ねた一戦。バイエルンミュンヘン相手に互角の戦いをするのは簡単ではないと思いましたが、序盤は宮沢を基点に右サイドの石川・藤田、左サイドの鈴木規郎への展開から、何度か見せ場を作ったと思うんですね。馬場もよく動いてはいたもののササを含め前線がやや孤立気味だった状況で、上がり気味のバイエルンミュンヘンの両サイドの裏のスペースを狙っていく意図は決して悪くなかったように思いました。

ただやはり連携不足や意識の統一が不十分だったのもあったのか、起点となる宮沢をうまく活かしきれなくて徐々に攻めも停滞してしまい、バイエルンがペースを握る展開になって、ミスや中途半端なプレーからから何度かピンチを招き始めた前半19分に藤山のパスミスからマカーイに決められて失点。リズムに乗り切れない中でのあまり良くない形での失点に会場の雰囲気がガックリきていた前半29分にはCKから高さのなさを突かれたのかファーに入ってきたルッシオに決められて追加点を許してしまいました。

後半、浅利に代えて梶山を投入すると、前から仕掛けて梶山・馬場らを基点にサイドから崩す形でリズムを掴みかけました。しかしそれを決定的な形に繋げられないまま後半15分に宮沢、尾亦に代えて栗澤、三浦を投入すると、規郎がサイドバックに下がったせいかその勢いも失速して28分に自陣ゴール前で規郎がうまくカバーしたもののクリアできずに奪われて失点。29分にはカウンターからサリハミジッチにうまく抜け出されて4点目を奪われてしまいました。東京も26分に近藤、35分には小林を投入して何とか攻めの形を作ろうとはしたもののゴールは遠く、そのまま0-4で敗れてしまいました。

バイエルンミュンヘンは派手ではありませんでしたが、高くて強い質実剛健なチームという印象でした。これくらいのクラスの相手と戦う場合にはチーム戦術はもちろん重要ですが、局面局面においてはどうしても個々の技量や早さ、強さというまともに当たるとごまかしが効かない部分が出てきます。小手先でごまかすだけでは潰されてしまうのが目に見えているだけに、個々の選手にも相手の当たりに負けないだけの強さや、相手を振り切るだけのスピードといった何かがないと厳しいと痛感しました。実は密かに戦い方次第ではもう少しいいゲームができるかもしれないと期待していたのですが、残念ながらそれは甘い幻想でしかなかったようです。試合としてはあんまりいいゲームではなかったけれど、出場した選手たちがこの試合で何かを感じることができたのなら良かったんですが・・・。

日時: 2005年07月28日 23:56

2005年07月29日
今日の雑感
今日会社に行ったらさっそくみんなに言われました。「昨日観に行った試合随分派手に負けたみたいだね」と(苦笑) さすがに対戦カード的には世間の一般的な視点から見るとやや地味なのもあって地上波では放送なかったわけなんですが、もちろんニュースや新聞では報道されてました。なので結果が0-4だったということはみんな知ってたわけです。

でも東京にそれほど詳しくない人はさりげなく代表に4人招集されてチームに戻ってきていないとか、負傷者が続出してレギュラーがほとんどいなかったなんてことは当然のことながら知りません。つまり世間から見ればベストメンバーで戦おうがレギュラーが一人もいない状態で戦おうが、「FC東京」が戦った結果がそうだったということには変わりないわけなんですね。

普段東京を観ている人からすればその違いは歴然かもしれません。しかしどんなメンバーで戦おうがベンチ入りメンバーを含めたピッチに立った選手たちが「FC東京」という看板を背負って戦っていることには変わりない、というのはある意味非常に重要な視点なんだと思いますし、昨日のような試合になってしまったからこそ、なおのこと忘れてはいけないのではないかとも思いました。代表選手が増えてきたからこそ、安定したチーム力を維持するためにそれ以外の選手の選手の成長は必要不可欠ですし、今まで以上に選手層の充実を図っていくことが重要になってきますね。

日時: 2005年07月29日 23:52

2005年07月30日
今日の雑感
東アジア選手権の北朝鮮戦は今日かと思ったら明日だったんですね。思い切り勘違いしてました(笑)代わりにちょうど同じ時間にJSPORTS2で放送していた浦和-マンチェスター・U戦を観てました。浦和はリーグ中断明けの8/20にもアウェイで対戦しますからね。

試合の方は前半はやや引き気味な浦和を相手にマンチェスター・Uがチャンスをうかがう展開。後半お互い交代のカードを切ると試合が動いて、浦和が永井のドリブル突破などから中心にチャンスを作る一方で、マンチェスター・Uもクリスチャーノ・ロナウドやスコールズらを基点にゴールをうかがうようになって、後半5分にスコールズのスルーパスにルーニーが抜け出して混戦の中からゴールを決めると、18分にも浦和ゴール付近でボールを奪い返したマンチェスター・Uはルーニーがドリブルから技ありのループシュートを決めて追加点。浦和もエスクデロらを投入して反撃したもののマンチェスター・Uが浦和を2-0で下しました。

浦和は後半ポンテ、マリッチ、エスクデロといった新戦力が交代で出場してました(エスクデロはすでに試合に出場しているようですが)。ポンテはトップ下で基点となる動きを見せる一方で、ゴール付近では積極的にドリブルを仕掛ける動きやゴールを狙う動きを見せていました。マリッチはポストプレーヤーとして周囲に展開してエリア付近で勝負するタイプでしょうか。いずれも周囲との連携はこれからでしょうが、いずれも経験のある選手で今まで浦和にいなかったタイプだけに、慣れて浦和のリズムを変えるアクセントになるとまた浦和は一味違ったチームになるかもしれません。エスクデロもマンチェスター・Uを相手に臆せず積極的に仕掛けてゴールを狙う動きが目を引きました。まだ若いだけに今後の成長次第では前述の二人よりも脅威に感じる存在になる可能性もありますね。

日時: 2005年07月30日 23:40

2005年07月31日
北朝鮮代表1-0日本代表(東アジア選手権 TV観戦)
日本代表はGKに川口、DFに田中誠、宮本、中澤、MFはボランチに遠藤、福西、右に加地、左に三都主、トップ下に小笠原、FWは大黒、玉田の2トップ。控えには楢崎、土肥、茶野、駒野、坪井、茂庭、本山、村井、今野、阿部、巻、田中。

前半、高い位置からプレッシャーをかけてくる北朝鮮は左サイドから崩しを見せてワンツーからゴールを脅かすと、日本も小笠原のパスを受けた福西がミドルシュートを放つも枠の上。三都主・小笠原がFKからゴールを狙うもののいずれも壁に当たってしまう。北朝鮮の中盤からの積極的なプレスに前線で基点を作れない日本は前半29分、小笠原の中途半端なバックパスを奪われて攻め込まれると、カバーした中澤のクリアも相手にカットされてしまい繋がれてキム・ヨンジュンに決められて先制を許してしまう。日本は加地も積極的に攻め上がりを見せて小笠原がミドルシュートを放つも枠の上。CKから宮本、田中誠、玉田からが次々にゴールを脅かすも北朝鮮のゴールを割れない。

後半田中誠を下げて本山を投入し4バックに変更した日本は大黒とのコンビから玉田がゴールを狙うと、北朝鮮も攻守の早い切り替えからの縦パスでゴールを脅かす。日本は遠藤や小笠原のミドル、加地のクロスから本山がヘッドも枠を捉えられない。攻める日本はなかなか崩しきれずに北朝鮮の縦パスからのカウンターに脅かされてしまい、後半22分には田中達、32分にはボランチの遠藤を削って前線に巻を投入。小笠原・本山らが高さのある巻に対してボールを入れると、田中達も左サイドから切れ込み強烈なシュート、こぼれ球に大黒が飛び込むもののわずかに届かない。その後も日本は北朝鮮を押し込み前線の巻にボールを入れるものの決定的な形を作りきれず、縦パス一本で日本の最終ラインの裏を狙う北朝鮮のカウンターにも脅かされてそのまま0-1で北朝鮮を相手に初戦を落としてしまった。


この試合4バックから3バックに布陣を変更して臨んだ試合でしたが、北朝鮮が序盤から見せた中盤からのプレスと縦へのロングボールを入れてくる攻めに対して、日本は真っ向から立ち向かうわけでもなく、老獪にチャンスをうかがうわけでもなく、簡単に受身になってしまって中盤を前に押し上げる動きが減退してしまいました。結果的に前線が孤立してなかなかボールのキープができず横パスが多くなり、そのリズムの停滞から足元へのボールが増えて攻守ともに悪循環に陥ってしまいました。外で基点を作って中で小笠原や遠藤がミドルを狙う場面はありましたが、そういった中で自陣の危険な位置でミスが二つ続いて失点。この試合の北朝鮮はこういったチャンスを逃さずものにするだけの集中力と気迫を持って試合に臨んでいました。

後半、本山を入れて4-4-2の布陣に変更し、バランスは多少良くなったように思いましたが、外から崩しても中へ入れるクロスは高さがないために跳ね返され続け、それは田中、さらに巻が投入されるまで本山の飛び込んでのヘッドくらいしかなかなかチャンスになりえず、ややチグハグな印象を受けました。大黒や玉田、田中といった選手はサイドからのクロスに点で合わせるというよりも周囲とのコンビネーションを使って崩した方が持ち味を活かせそうな気がします。確かにサイドからの崩しもあってもいいとは思いますが、前線にボールを供給する側にいかにFWの持ち味を活かすのか、そういう視点があっても良かったような気がしますね。とはいえ後半投入された田中・巻といった新戦力は積極的にゴールを狙う姿勢が光りました。初戦は北朝鮮の狙いにハマって破れてしまいましたが、その試合をやり直すことはできません。残り二試合でどう建て直していくか、そこに注目したいところですね。

日時: 2005年07月31日 23:55
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2005.07.30 00:00 | 過去アーカイブ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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