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2005年4月の過去アーカイブです。
2005年04月01日
今日の雑感
どうやらトーチュウによると近藤祐が神戸戦の遠征に帯同するようですね。この前のサテライト戦ではハットトリックを達成したそうですし、体重を落としたことで身体が動けているとか。近藤祐といえば昨季のセカンドステージの神戸戦では2つのPKを獲得し、北本を退場に追い込んだのは記憶に新しいところです(北本にとってはやや酷な判定でしたけどね 苦笑)。今野にも言えますが、今季も昨季のような活躍に期待したいものです。

さて二週間をおいて再開される第三節のカードはこんな感じ。
今回は疲労回復も兼ねて大人しくTV観戦組です。

4月2日
横浜 - 新潟 (14:00- 日産ス)
柏 - 鹿島 (15:00- 柏の葉)
磐田 - 清水 (15:00- 静岡)
名古屋 - 広島 (15:00- 豊田ス)
大宮 - C大阪 (16:00- 大宮)
神戸 - 東京 (16:00- 神戸ウイ)
大分 - 浦和 (19:00- 大分ス)
4月3日
東京V - 千葉 (15:00- 味スタ)
G大阪 - 川崎 (15:00- 万博)

とりあえず神戸-東京戦は押さえるとして、次に対戦する磐田-清水戦、 その次の名古屋-広島戦あたりまでは観たいところ。しかし磐田-清水戦(BS1)は神戸-東京戦(J SPORTS 1)と放送時間が被るので再放送に回らざるを得ないですし、名古屋-広島も週末の放送はなし。結局どちらも観ようと思ったら平日回しになりそうです(ため息・・・)。まだ決めてませんが週末はどこか他チームの試合を見るかもしれません。

それにしてもサッカーカレンダーなんかを観ていてつくづく思うのは明らかに観戦しやすい試合としにくい試合があるということ。もちろん人気も影響してるんでしょうし、複数のチャンネルがJリーグを放送しているので一概に言えないんでしょうが、この辺ってどういう風に決めてるんでしょうねぇ・・・ちょっと気になる部分ではありますね。

日時: 2005年04月01日 23:51

2005年04月02日
神戸1-2東京(J1第三節 TV観戦)
ホームの神戸はGKに掛川、DFに北本、室井、ホージェル、MFはボランチの菅原、ホルヴィ、右に朴康造、左に三浦淳、トップ下に薮田、FWは播戸、カズの2トップ。控えには阿部、丹羽、佐伯、栗原、和多田。本田・坪内・小島が負傷で欠場。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、金沢、MFは今野、宮沢、栗澤、FWはトップにルーカス、右に石川、左に戸田。控えには塩田、藤山、浅利、梶山、近藤祐。

前半、高い位置でボールを奪い、うまくキープしてチャンスをうかがう神戸に対し、東京もカウンターを狙うものの神戸の早いチェックになかなかリズムを作れない。しかし戸田の飛び出したから得たFKを宮沢が直接決めて前半9分に東京が先制。リズムを徐々に取り戻した東京は前半15分にはCKをのこぼれ球を栗澤がクロス、フリーの今野がヘッドで決めて追加点。なかなかラインを押し上げられない神戸に対し、東京は高い位置から仕掛け、ボールを奪うと戸田・石川が積極的に裏を狙う。その後はお互いカウンターを狙う展開となり、神戸はカズがサイドに流れて基点となるものの、素早く引いて守る東京に徐々にパスの出しどころがなくなり、ボールを入れても両CBを中心とした東京の守りにことごく跳ね返されてしまう。

後半サイドへ基点を作ろうとする東京に対し、神戸も播戸へボールを入れて薮田がそれに絡むものの決定的な形を作りきれない。攻め切れない神戸のボールをカットして東京がカウンターを狙う展開に神戸は後半10分に室井を代えて和多田を投入して4バックに変更すると、サイドに流れるホルヴィがクロスを入れ、こぼれ球から播戸・三浦がミドルを狙い、連続してCKを得るものの東京の守りを崩せない。和多田のロングスローなどで攻勢に強める神戸に対し、東京は梶山・浅利を投入して中盤を厚くすると、さらには藤山を投入して守りを固め、後半44分にはホージェルのクロスを和多田が折り返し、播戸が押し込まれて一点を返されるものの、最後のピンチを藤山・土肥がしのぎ東京が神戸を2-1で下した。


東京は前半思ったよりもラインを押し上げられず、神戸の攻勢を受けましたが、最終ラインが粘り強く跳ね返してその時間帯をしのぎ、苦しい展開の中でも前線で精力的に動いていた戸田が裏に抜ける動きで得たFKを宮沢が直接決めて先制すると、CKの流れから今野が決めて追加点を奪うことに成功しました。しかしその後もカウンターから何度かチャンスは作ったものの追加点を奪えず、梶山・浅利を投入し中盤で厚くしたものの、サイドから崩す神戸の攻勢を徐々に受けるようになってしまいました。しかし藤山も入れて粘り強く跳ね返す守備陣は終盤一点を返されたものの、勝点3をキープすることに大きく貢献しました。

前線の枚数を3枚にして攻撃に掛ける人数を増やしても、最終ラインを押し上げて全体的なラインをコンパクトにできないと中盤が3枚では優位を保つことが難しく、悪循環に陥りやすい点は今後対応策を考えていかねばならない点でしょう。また3点目が決まればこの試合の趨勢は決まった可能性が高かっただけにカウンターから作り出したチャンスは確実に決めておきたかったところ。この試合に課題がなかったわけではありませんが、リズムに乗り切れない展開ながらチャンスを逃さず奪った2得点、そして失点はしたものの苦しい試合を乗り切ってアウェーで勝点3をキープしたことは、今の東京にとっては非常に価値のあることだったのではないでしょうか。


神戸は開始直後から積極的に中盤でプレスに行き、左サイドの三浦を基点にチャンスをうかがいましたが、入れるボールをことごとく跳ね返されてしまい、攻め切れないうちに東京に一瞬の隙を突かれ2失点。その後は引き気味になった東京に対し、中盤でボールはキープするものの攻め手がなく、なかなか前線にボールを入れることができませんでした。後半室井に代えて和多田を投入し4バックにすると、ホージェルや三浦と入れ替わるようにサイドに流れたホルヴィ、ロングスローを得意とする和多田からどんどんボールを入れたものの中の高さがなく、反撃は1点のみ。ボールを奪うまではいいのですが、そこからどう攻守の切り替えを見せていくか。チームが勝点を積み重ねていくためには重要な課題だけにもう一工夫が欲しい部分でしょう。

日時: 2005年04月02日 22:23 コメント (3)

2005年04月03日
横浜4-1新潟(J1第三節 TV観戦)
ホームの横浜はGKに榎本哲、DFは栗原、松田、河合、MFはボランチに那須、奥、右に田中隼磨、左にドゥトラ、トップ下に大橋、FWは大島、安貞桓の2トップ。控えには榎本達、原、熊林、山崎、清水。中西、遠藤、上野、山瀬、坂田、久保が負傷で欠場。

対するアウェイの新潟はGKに野澤、DFに海本幸、海本慶、丸山、鈴木健、MFはボランチに萩村、二列目に山口、ファビーニョ、FWはエジミウソンをトップに右に寺川、左に鈴木慎吾。控えには木寺、喜多、宮沢、本間、上野。

前半、左サイドからチャンスをうかがう横浜はドゥトラのキープから河合が飛び出し、大島がニアに飛び込んでヘッドを決めて横浜が開始直後に先制。前半3分には中盤のこぼれ球を拾った奥のフィードを大島が落とし、抜け出した大橋が冷静に決めて追加点を挙げる。横浜のクリアボールを拾い鈴木慎吾やファビーニョを基点にチャンスをうかがう新潟は横浜の中盤からの厳しい守りになかなかボールを繋げず、鈴木健の攻め上がり、エジミウソンのドリブルなどでチャンスを作るもゴールを奪えない。逆に横浜は逆襲から安貞桓・ドゥトラなどがミドルシュートを狙う。前半37分にはCKの流れからドゥトラのクロスのこぼれ球を河合がシュート、鈴木健に当って方向が変わり横浜が3点目。新潟エジミウソンのドリブル突破は潰されてしまう。

後半、鈴木健に代えて上野を投入し前線を2トップに変更。上野・エジミウソンを基点にチャンスをうかがう新潟は前線にボールを入れてこぼれ球を寺川・上野が仕掛けるものの得点を奪えない。中盤で新潟のパスミスをカットする横浜はドゥトラを基点に大橋が展開、安貞桓がたびたびゴールを狙う。前線の個人技頼みになってきた新潟は厚い横浜の守りを前に攻め手がなくなり、後半18分に安貞桓を下げた後も河合、那須らが攻め上がって横浜がチャンスをうかがう展開に。しかし後半21分左サイドを基点に上野が中で潰れ、鈴木慎がこぼれ球を強烈なミドルで叩き込んで新潟が一点を返す。その後も左サイドファビーニョのクロスからエジミウソンがヘッドを狙うなどゴールを脅かすものの、ボールをキープする横浜は後半35分にドゥトラの個人技からのミドルシュート、こぼれ球を田中隼磨が決めてダメ押し。4-1で横浜が新潟を下した。


横浜はドゥトラを基点に左サイドで数的優位を作り、飛び出した河合が先制を演出すると、新潟の混乱を見逃さず奥のフィードから大島がおとりとなって大橋が追加点。その後も中盤の数的優位を活かして新潟の中盤での繋ぎをカットしてカウンターを狙い前半ロスタイムに追加点。後半序盤には2トップを基点にした新潟の攻勢を受けるものの粘り強い守りから徐々にリズムを持ち直し、1点は失ったものの田中隼磨がダメ押し点を奪って新潟を突き放しました。この試合で復帰した安貞桓は徐々にキレは戻ってきているようでしたが、無理はしていなかった印象。本調子に戻るのはこれからでしょう。しかし依然として負傷者が続出していても重厚な守りや勢いのある両サイド、チャンスを確実に決める勝負強さなど、横浜の選手層の厚さを感じさせる貫禄の試合運びでした。

対する新潟の4-3-3は最終ラインが引き気味で中盤が薄く、スペースのあったサイドで横浜を数的優位を作られた時の対応がやや曖昧で、そのケアで肝心の中が薄くなってしまい先制された後も守備を落ち着かせることができないまま立て続けに失点を喫してしまいました。この攻めに出なければならない展開でもラインを押し上げられず、鈴木慎・ファビーニョ、そして鈴木健の攻め上がりからチャンスを作ろうとしましたが、中盤の劣勢が続きエジミウソンが前線で孤立。後半上野を投入して2トップにしたことで基点が増え、横浜のカウンターに脅かされながらも1点を返しましたが、やはり序盤の2失点はあまりにも重過ぎました。枚数の少ない中盤をどうやってフォローし、その中でチームとしてどうやってリズムを作っていくのか。それは今の新潟にとって真剣に考えねばならない重要な課題ではないでしょうか。

日時: 2005年04月03日 23:15

2005年04月04日
大分1-0浦和(J1第三節 TV観戦)
ホームの大分はGKに岡中、DFに三木、柴小屋、深谷、MFはボランチにパトリック、吉村、右に阿部、左に梅田、トップ下に吉田、FWはマグノアウベス、ドドの2トップ。控えには江角、西山、松橋、原田、高松。根本が負傷で欠場。

対するアウェイの浦和はGKに都築、 DFにアルパイ、坪井、ネネ、MFはボランチに酒井、長谷部、右に平川、左に三都主、トップ下に山田、FWは田中、エメルソンの2トップ。控えには徳重、内舘、鈴木啓太、永井、岡野。山岸・闘莉王が負傷で欠場。

前半、サイドからチャンスをうかがう大分はCKを立て続けに獲得。対する浦和は吉村の足を払ったアルパイがイエロー、その判定に激昂してペットボトルを蹴って前半3分に早くも退場に。急遽4バックにした浦和に対し、大分はパスを繋いでサイドに展開して基点を作るものの攻め切れず、浦和はカウンターからエメルソン・田中がチャンスをうかがうものの三都主のFKは枠をそれ、三都主のスルーパスに飛び出した山田はシュミレーションを取られてしまう。中盤でインターセプトしてカウンターを狙うものの、大分の人数をかけた守りを崩せない浦和は徐々に受身に回り、37分にはネネが危険なタックルで一発退場。負傷した山田に代わり内舘を投入するものの残り時間を9人で戦うことに。

後半に入って松橋を投入して前線の枚数を増やした大分は吉田・マグノアウベス・阿部らがサイドからボールを入れるものの4バックと2枚のボランチで守る浦和の守備を相手に決定的なチャンスを作れない。浦和はエメルソン、田中が何とか崩そうとするが大分の人数をかけた守りに阻まれてしまう。後半18分に高松を投入し前線の枚数を増やした大分に対し、浦和は田中・エメルソンを基点に飛び出した長谷部がエリア内で倒されるもファウルはなし。浦和が永井、大分が西山を前線に投入し、前に人数を掛けながら決定的なチャンスを作れない大分に対し、浦和も長谷部・三都主・永井らがドリブルで仕掛けるものの大分の人数を掛けた守備を突破できない。2人多い状況ながら浦和の守りを攻めあぐねた大分は後半43分に吉田のクロスを松橋がそらし高松が押し込んで決勝点。1-0で大分が浦和を下した。


大分はボランチに吉村・パトリックを配し、控えに西山・松橋・高松ら攻撃的な選手を揃えたところを見ると、前半は慎重に戦って後半勝負というゲームプランであったのかもしれません。しかし、前半3分にアルパイが、前半37分にはネネが退場して浦和が9人になってしまい、吉村を基点に吉田・阿部の両サイドが基点となってそれに前線の選手が絡んで浦和を相手に仕掛けましたが、やや足元へのボールが多く、浦和にボールを奪われてカウンターを食らってしまいました。後半には松橋・高松・西山と次々に攻撃的な選手を投入して前線の枚数を増やしましたが、後半43分に高松がゴールを奪うまで9人の浦和を相手に攻めあぐねてしまいました。引いた相手になかなか点を奪えなかった点はもう一工夫が必要な部分でしょうか。

対する浦和は前半3分にアルパイが退場し、両サイドを下げた4バックの布陣に変更せざるをえない状況で、それでも大分の繋ぎをインターセプトして田中・エメルソンを三都主・長谷部がフォローして大分のゴールを脅かしましたが、前半37分にはネネも退場。4バック+2ボランチで守り、田中・エメルソンでカウンターを狙わざるをえなくなってしまいました。田中・永井やエメルソンがボールを持ってもさすがに人数を掛ける大分の守りを崩すのは難しかったですし、三都主・長谷部らのドリブルもゴールに繋げることができませんでした。浦和も終盤までよく粘りましたが、さすがに9人では厳しい戦いを強いられるのも無理もなかったと思います。確かにこの試合の審判の判定は不安定で疑問の残る判定も少なくありませんでしたが、チームにとってこの試合最大の誤算はアルパイが軽率な行為で開始直後に退場してしまったことに尽きるのではないでしょうか。

日時: 2005年04月04日 22:08

2005年04月05日
名古屋1-1広島(J1第三節 TV観戦)
ホームの名古屋はGKに楢崎、DFは山口、古賀、増川、渡邊圭、MFはボランチにクライトン、安英学、二列目に中村、本田、FWはマルケス、杉本の2トップ。控えには川島、秋田、中谷、吉村、豊田。大森、ウェズレイが欠場、角田が出場停止。

対するアウェイの広島はGKに下田、DFに駒野、ジニーニョ、小村、服部、ボランチは茂原、森崎和、トップ下にベット、FWはガウポンをトップに茂木、大木の2トップ。控えには上野、池田、高萩、佐藤寿、前田。吉弘、李漢宰、森崎浩が欠場。
 
前半、サイドを基点にチャンスをうかがう広島に対し、名古屋は右サイド中村に杉本・山口が絡んで基点を作り、中村のクロスに本田、CKから増川や安英学がヘッドでゴールを脅かすものの下田がファインセーブ。右サイドからチャンスをうかがう名古屋は広島の守備をなかなか崩せず、逆にロングボールからガウポン・大木が裏を狙うと、徐々に広島がベット・茂原がサイドに流れて波状攻撃を仕掛けて茂木がたびたびゴールを狙う。前線でなかなかボールをキープできない名古屋に対し、中盤でリズムを作り攻勢を強める広島がサイドをうまく使い、たびたびチャンスは作るものの詰めが甘くなかなかゴールに繋げられない。終盤名古屋も右サイドを基点に崩すものの攻め切れず。

後半、名古屋は本田に代えて吉村を投入。サイドからボールを入れてくる広島に対し、名古屋もつないでサイドに基点を作ってチャンスをうかがうも崩しきれずにたびたび広島にロングボールから逆襲を狙われ、後半9分にはカウンターから大木のパスを受けた茂木が落ち着いて決めて広島が先制。先制された名古屋は繋いでチャンスをうかがうものの引き気味になった広島の守備を崩せず、後半22分に豊田・中谷を投入して攻勢を強めるものの、佐藤を投入した広島にカウンターからサイドに基点を作られクロスを入れられてしまう。ベットが負傷して池田を投入し3バックに変更した広島に対し、サイドから次々にボールを入れてゴールを脅かす名古屋は後半43分、中村のクロスを豊田がヘッドで折り返してマルケスが技ありのゴールで同点に。前田を投入した広島が終盤攻めたものの得点を奪えず1-1で引き分けた。


名古屋は右サイドの中村を基点に杉本や山口が絡んで右サイドに基点を作り、そこからのクロスから本田やセットプレーから増川らが決定的な場面を作りましたが下田にことごとく止められ、攻め切れないうちに広島のカウンターからサイドをうまく使った崩しに後手後手に回り、スペースを茂木に使われてたびたびゴールを脅かされるなど流れに乗り切れませんでした。後半、徐々に流れから消えていた本田に代えて吉村を投入するものの、逆にカウンターから失点。豊田・中谷らを投入して攻勢を強めると古賀も攻撃に参加してサイドから次々とクロスを入れ、マルケスがうまくゴールを奪って同点に追いつくことができました。引き気味になった広島を相手によく追いつきましたが、名古屋にしてみれば右サイドからの崩しでリズムを作っていた前半の時間帯に、チャンスを確実に決めて流れを引き寄せておきたかった試合ではないでしょうか。

広島は序盤、中村を基点とする名古屋の崩しに後手後手に回りたびたびピンチを招きましたが、ファインせーブを連発した下田を中心とする守りでしのぐと、そこからのカウンターで右サイドに茂原、左サイドにベットが流れてそれを駒野・服部の両サイドバックがフォローする形で崩し、最終ラインの前やファーサイドのスペースに飛び出してゴールを脅かした茂木が後半カウンターから大木のパスを決めて先制しました。しかしベットが負傷すると池田を投入して最終ラインを3バックに変更し、押され気味になりながらも名古屋の攻めを懸命に跳ね返していましたが、終盤に横の揺さぶりからマルケスの巧みなゴールで同点に追いつかれてしまいました。カウンターから何とか取った1点をうまく守り切りたかった試合でしたが、この試合も詰めの甘さを見せて勝点3を得ることはできず、残念ながら結果にやや物足りなさを感じさせることになってしまいました。

日時: 2005年04月05日 22:27

2005年04月06日
磐田1-1清水(J1第三節 TV観戦)
ホームの磐田はGKに佐藤、DFに金珍圭、田中、茶野、MFはボランチに河村、菊池、右に西、左に村井、トップ下に名波、FWはグラウ、崔龍洙の2トップ。控えには松井、大井、成岡、川口、カレンロバート。川口・鈴木が負傷で欠場。

対するアウェイの清水はGKに西部、DFに市川、斉藤、森岡、山西、MFは中央に高木和・伊東・杉山、右に太田、左にチェテウクが張り、1トップに北嶋。控えには黒河、和田、沢登、平松、久保山。ロジェーリオ、佐藤由、チョジェジンが負傷で欠場。


前半、磐田もサイドにボールを入れてチャンスをうかがうものの、4バックと中盤の3枚が引いてブロックを作る清水の守備に前線の基点を作れず、清水が素早い攻守の切り替えからサイドに展開してチャンスをうかがう。パスを繋いで徐々に清水を自陣に押し込む磐田はサイドからボールを入れるものの跳ね返され、セットプレーから崔龍洙や金珍圭らがゴールを狙うものの得点を奪えない。清水も繋ぐ磐田のパスをカットしてサイドに展開するもののなかなかシュートまでもっていけない展開が続く。しかし前半33分、チェテウクのドリブルから得たゴール正面のFKを森岡が直接決めて清水が先制。サイドから崩す磐田はセットプレーをものにできず、カウンターを狙う清水の守りを攻めあぐねてしまう。

後半に入ると清水は山西・市川の両サイドバックも上がってクロスを入れ、北嶋が周囲と絡んでチャンスをうかがう。磐田は左サイドの村井を基点に周囲が絡むものの、崔龍洙のミドルシュートなど単発の攻めに終始してしまう。しかしカウンターからシュートを狙った北嶋が負傷して後半15分に退くと、清水はチェテウクを前線に置くものの基点を作れなくなってしまう。逆に右サイドに川口を投入した磐田が徐々に清水を自陣に押し込む展開となり、崔龍洙や川口がたびたびゴールを狙う。さらにカレンを投入した磐田はCKから田中・崔龍洙がゴールを狙うものの決まらない。後半34分に成岡も投入した磐田は後半38分、菊池のドリブルから入れたボールをカレンがシュート、これがDFの斎藤に当たってゴールとなりようやく同点に追いつく。磐田はその後も攻めるものの得点は奪えず、試合は1-1の引き分けに終わった。


磐田はパスを繋いでラインを徐々に押し上げつつ、名波がサイドに流れて西・村井の両サイドをフォローしてサイドに基点を作り、そこから前線の崔龍洙にボールを入れたり、グラウが裏を狙ったりしましたが、セットプレーくらいしかチャンスがないうちに、カウンターをきっかけとした清水のセットプレーで先制されてしまいました。後半清水の北嶋が負傷退場した後は川口・カレン・成岡と選手を次々と投入して運動量を増やし攻勢を掛け何とか同点に追いつきましたが、大量に選手を補強したことや過密日程といった要因もあるのか、チームとしての連動性という意味では現時点では模索の段階であるような気がします。若手が同点ゴールに絡んだことは好材料ではありますが、個々の能力は高くてもチームとしての形は依然としてはっきりとは見えてきていないのではないでしょうか。

対する清水は4バックに高木和、伊東、杉山の中盤の3枚がしっかりとしたラインを形成し、中盤の3枚がサイドを巧みにフォローしつつ磐田の攻めを食い止め、ボールを奪うと素早い攻守の切り替えで前線の北嶋へ入れ、そこから太田・チェテウクの両サイドへ展開してカウンターを狙う意図は見えました。しかしどうしても攻撃に参加できる枚数が少なく、サイドへの展開するパスを磐田にカットされてしまったり、サイドから崩してボールを入れても中の枚数が足りずになかなかフィニッシュまで持っていくのが容易ではなかったような気がします。ここは機を見た両サイドバックのオーバーラップや伊東・杉山がフォローしたりフィニッシュに絡むなどもう一工夫が必要でしょう。また北嶋が負傷退場した後は前線に基点を作れなくなって磐田に攻勢を許し、前線のチェテウクも流れの中から消えてしまいました。チョジェジンに加えて北嶋も負傷してしまったことで前線にどうやって基点を作るのかも当面の課題になりそうですね。

日時: 2005年04月06日 23:50

2005年04月07日
磐田戦のポイント
さて週末は磐田戦です。
東京はナビスコ杯では1分1敗と微妙なスタートになってしまいましたが、リーグ戦はここまで2勝1分とそれなりの滑り出しを見せました。週末ホームで迎える磐田戦は東京にとって磐田・名古屋・浦和と続く三連戦の初戦となります。東京がこのところ勝てていない磐田を相手にどんな戦いができるのかは今後の戦いにも少なからず影響を及ぼす非常に重要な序盤のターニングポイントになるような気がします。

東京は三浦や藤田が負傷し、金沢も負傷を抱えるなど決して万全な状態ではありませんが、梶山が徐々に試合出場するようになり増島も復調しつつあるなど、状況としては必ずしも悪い話ばかりではありません。予想スタメンは

GK土肥
DF加地、ジャーン、茂庭、金沢
MF今野、宮沢、栗澤
FW石川、戸田、ルーカス

といったこのところおなじみのメンバーでしょうか。これにオプションとしてどういった選手をベンチに入れてくるのか。その点も注目したい部分ですね。


対する磐田はリーグ戦1勝1敗1分と大型補強の割には地味なスタートを切っています。水曜日に行われたACLの水原三星戦でも苦戦して0-1で敗れ、自力での予選突破が難しい状況となってしまいました。それに過密日程を考慮にいれると今の磐田が置かれている状況は決していいものとはいえまないような気がしますが、負傷していた藤田・中山が水原三星戦で途中出場し、川口が東京戦で復帰することになりそうですね。予想スタメンは

GK川口
DF金珍圭、田中、茶野
MF河村(名波)、福西(菊池)、西(成岡)、村井、名波(前田)
FW崔龍洙、グラウ(カレン・ロバート)

といった感じでしょうか。コンディションもあるでしょうし、試合ごとにスタメンが変わっているため、特に中盤から前の起用に関しては現時点ではやや流動的かもしれませんね。

基本的な戦術としてはパスをじっくりと繋いでラインを押し上げ、ボールをポゼッションしつつ両サイドにボールを展開して西・村井がサイドで基点を作り、そこからのクロスで崔龍洙がヘッドでゴールを狙ってきたり、裏のスペースをグラウが狙ってくる形でしょうか。以前に比べるとやはり選手が入れ替わったことも少なからず影響しているのか、現時点ではチームとして崩す動きは少なく、その攻撃は両サイドの突破力と正確なクロス、前線の決定力の高さといった個々の力を前面に押し出したものが中心となります。崔龍洙や金珍圭の高さを活かしたセットプレーも今の磐田の貴重な得点源といえるでしょう。

ただ、個々の能力や技術の高さが今の磐田のポゼッションサッカーを支えてはいるものの、それは以前のように人もボールも動いてスペースを作り出すようなチームとしての動きではありません。サイドから精度の高いクロスは入ってきますし、FWもチャンスには高い決定力を見せますが、攻撃に掛かる手数が多くなる分だけ攻め切れないことも多く、入れたボールを跳ね返されたり、横パスをカットされてカウンターを食らうことも少なくありません。またサイドの突破をフォローする動きも少なく、そのフォローも連動したものでないため、それに続く動きが後手後手になり、微妙にチームバランスを崩してしまうこともあるように感じます。

今の磐田は前線にボールを入れられないと必然的に横パスが多くなってきます。その中盤で繋ぐ横パスをカットしてカウンターを狙ってもいいでしょうし、コースを限定しつつ孤立したサイドにボールを入れさせて二列目の選手とサイドバックで挟んでボールを奪い、そのまま裏を狙うのもいいでしょう。そういった攻めを続けることで磐田はリズムに乗れなくなりますし、基点となる磐田のサイドも攻撃に専念できなくなります。前線の3人でうまく基点を作って、宮沢のサイドへの展開力を活かしてうまくリズムを変えていけば、必ずどこかの時間帯で決定的なチャンスを作れるはずです。

そして右サイドの石川・加地のコンビからの崩しもポイントになるでしょうが、磐田の右CB金珍圭は人に強い反面ややプレーが荒い面もあるだけに、戸田が左サイドからしつこく仕掛けていけばセットプレーのチャンスを得ることもできそうな気がします。サイドからの崩しは単にクロスを放り込むのではなくニアやファーをうまく使い分けたり、積極的に仕掛けていきたいところ。二列目からのミドルシュートを積極的に狙うのも悪くないかもしれません。チャンスを確実にものにして先制点を奪い、カウンターから追加点をうかがう戦い方ができれば理想でしょう。今の磐田は水曜日に試合をこなした上にチームとしてのベースを再構築中の相手。これまでなかなか勝てなかった苦手意識を払拭するためにもここで確実に叩いておきたい相手ですね。

日時: 2005年04月07日 23:59

2005年04月08日
今日の雑感
つい昨日まで磐田戦を土曜と勘違いしてた今日この頃だったりしますが、4月は試合が多いですね・・・とはいってもAFCチャンピオンズリーグを戦っている磐田と横浜よりはマシなわけなんですが、何気に侮れない相手が続きますね。

4/10(日)第四節 東京-磐田(14:00- 味スタ)
4/13(水)第五節 名古屋-東京(19:00- 瑞穂)
4/16(土)第六節 東京-浦和(15:30- 味スタ)
4/23(土)第七節 G大阪-東京(15:00- 万博)
4/28(木)第八節 東京-柏(19:00- 味スタ)

序盤戦のこの辺まででどこまで勝点挙げられるかですね・・・勝ち切れない試合が続くようだと上位についていくことが難しいかもしれません。現実的に考えれば東京はまだまだ一つ一つの試合の積み重ねで結果的にどこまで順位を上げられるかというチーム。どこかで勢いに乗れることもあるでしょうし、なかなか勝ち切れない時期もあるはずです。いずれにせよ優勝を意識するためには終盤まで上位陣についていくことが重要です。まずは日曜の磐田戦ですね。

週末は磐田戦は味スタに行くとして・・・あとG大阪-浦和、観れたらC大阪-名古屋も観ておきたいですね。ただ週末はC大阪-名古屋の試合放送が自分の観れないパーフェクトチョイスでしかないので、日曜の深夜に放送するJSPORTS1の録画を月曜に観れるかどうか。水曜開催が入るとスケジュール的にちょっと微妙ですね。ま、私が観たから東京が勝ってくれるというわけでもないんですが(笑)

日時: 2005年04月08日 23:57

2005年04月09日
浦和-G大阪(J1第四節 TV観戦)
ホームの浦和はGKに都築、DFに堀之内、坪井、内舘、MFはボランチに鈴木啓太、酒井、右に平川、左に三都主、トップ下に長谷部、FWに田中、エメルソン。控えには徳重、近藤、細貝、永井、岡野。ネネ・アルパイが出場停止、山岸・山田が負傷で欠場。

対するアウェイのG大阪はGKに日野、DFに山口、シジクレイ、實好、MFはボランチに橋本、遠藤、右に二川、左に家長、FWは大黒をトップにアラウージョ、フェルナンジーニョの2シャドー。控えには松代、宮本、青木、松下、吉原。

前半、細かくパスを繋いでチャンスをうかがうG大阪に対し、前線の田中・エメルソンにボールを入れる浦和は右サイドに流れる田中を基点にエメルソンがゴールを狙うもののオフサイド、長谷部のドリブルから何度かFKを獲得するものの得点に繋がらない。G大阪もフェルナンジーニョ、二川、アラウージョらが大黒に入れるボールは繋がらず、浦和が中盤でボールを拾うようになって三都主のFKや鈴木啓太のクロスに飛び込んだエメルソンのヘッドなどでゴールを脅かす。前半32分にはショートコーナーから三都主が入れたボールを堀之内が押し込んで浦和が先制。G大阪もチャンスは作るものの、浦和が逆襲からエメルソンにボールを入れて積極的にゴールをうかがう。

後半に入るとG大阪は家長に代えて吉原を投入。しかし序盤はこぼれ球を拾う浦和が田中・エメルソンのキープからチャンスをうかがう。しかし後半4分、フェルナンジーニョのキープから遠藤がスルーパス、ボールを受けたアラウージョが切り返しからゴールを奪ってG大阪が同点に追いつく。その後もフェルナンドのキープからチャンスを作るG大阪に対し、浦和もカウンターからエメルソン・田中が積極的にゴールを狙い、エメルソンのパスから長谷部が決定的な場面を決められない。永井を投入した浦和に対し、G大阪は宮本・松下を投入。お互いサイドから崩す展開でさらに岡野・細貝を投入した浦和に対し、終盤に攻める展開となったG大阪はフェルナンドが決定機を決められず、1-1で勝点を分け合った。


浦和は坪井をセンターに置く日本人のみの初の3バック。特に前半は両サイドも含めた中盤のプレスがよく効きいたこともあって、なかなかいい守備を見せていたのではないでしょうか。攻撃陣では右サイドに流れる田中がチャンスメイク、左サイドに流れたエメルソンがやや強引と思えるくらい積極的にシュートを狙いに行きました。ただ後半には長谷部の決定機も演出しましたが、もう少し周囲の攻め上がりを生かす場面があっても良かったのではないでしょうか。CKから堀之内がゴールを決めて先制しましたが、同点に追いつかれた後半は中盤の運動量が落ちて攻守が分断され、攻撃が単調になってしまいました。確かに一対一では対面の選手を圧倒しましたが、組織的に守る相手にはそれだけで点を取ることは難しいように思いますね。フィニッシュに至るまでの単調さが攻めながら思ったほど点が取れない遠因になっているのではないでしょうか。

G大阪は細かいパス交換が浦和のプレスに掛かってなかなかリズムを作れず、時折基点となったサイドにフェルナンジーニョが絡んでチャンスは作るものの、前線で大黒が孤立してしまっていました。後半に吉原を入れて1トップ2シャドーから1ボランチ・2トップに変更し二川を左サイドに移すと、フェルナンジーニョが引いて起点となり、それにアラウージョ・二川・そして遠藤が絡む形を見せて同点に追いつきましたが、ゴール前のスペースを埋めてきた浦和の守備を前にやや攻め切れない部分があったでしょうか。確かに点に繋がる脅威を感じさせる巧さはあるのですが、高さがないためか局面を打開するだけの力強さが欠けている点は否めません。守備陣が浦和のスピードと個人技にやや翻弄されながらもその攻めをセットプレーの一失点に抑えただけに、何とかあと一点を取るもう一押しが欲しかった試合だったように思いますね。

日時: 2005年04月09日 23:40

2005年04月10日
東京1-0磐田(J1第四節 味スタ)
ホームの東京はGKに土肥、DFに加地、ジャーン、茂庭、金沢、MFは今野、宮沢、栗澤、FWはルーカス、右に石川、左に戸田。控えには塩田、藤山、浅利、梶山、近藤祐

対するアウェイの磐田はGKに川口、DFに金珍圭、田中、茶野、MFはボランチに河村、福西、右に藤田、左に村井、トップ下に名波、FWは崔龍洙、カレン・ロバートの2トップ。控えには佐藤洋平、服部、成岡、西、中山。

前半、中盤でボールを繋ぎ徐々にラインを押し上げてくる磐田に対し、東京もボールをカットしてサイドに展開してチャンスをうかがい、今野の素早いリスタートから戸田がクロス、こぼれ球を石川がシュートも川口にはじかれてしまう。その後も磐田の前線に入れたこぼれ球を拾ってサイドからチャンスをうかがう東京に対し、磐田もインターセプトした福西がドリブルからミドルシュート、福西のフィードからカレンが切り返して茂庭をかわしシュートもジャーンがブロック。磐田が徐々にリズムをつかむものの村井や名波から前線の崔龍洙に入れるボールはいい形を作れず、東京もカウンターから戸田の飛び出し、加地のサイドチェンジから繋いで戸田のクロスに石川がヘッド、石川のクロスに戸田がヘッドなど、チャンスは作るものの得点を奪えない。

後半に崔龍洙に代えて中山を投入した磐田は中山、カレンが裏を狙い、FK・CKのチャンスを得るものの東京の守備を崩せない。後半5分に加地が負傷退場して藤山が投入。その藤山のクロスのこぼれ球を今野がミドルシュートも川口に弾かれてしまう。磐田は前線にボールを入れるもののなかなか繋がらず、東京もサイドに流れるルーカスが基点となり、そのシュートやクロスに戸田が詰めるものの得点を奪えない。逆に磐田は村井を基点にクロスを入れて中山のヘッドも枠の上。23分に梶山を投入した東京に対し、26分に西を投入した磐田は両サイドからボールを入れるもののシュートまでもっていけない。CKからのピンチも集中した守備でしのいだ東京は33分に投入された近藤が左サイドから仕掛け、40分には梶山のスルーパスを飛び出した今野が折り返し栗澤がゴール。福西を上げた磐田の攻めをしのぎ1-0で東京が磐田を下した。


東京は磐田の中盤にある程度ボールを回されましたが、ボールを奪うと宮沢・今野からサイドにボールを展開して基点を作り、それに栗澤が絡んでチャンスをうかがいました。さすが好調の石川のマークは厳しく、茶野に加えてもう一枚がマークにつくような状態ではなかなか突破はできませんでしたが、逆サイドからのクロスに中に入ってシュートを狙っていく動きは決して悪くなかったように思いますね。それは積極的に裏を狙った戸田にも言えることで、そういった動きがより洗練されてくれば得点に繋げることができるような気がします。あとは中盤の選手のミドルシュートがもう少し出てくるといいですね。栗澤も決勝点は見事でしたが、もう少し思い切って打ってもいいような場面が何度か見られました。

ただ、磐田が最終ラインから組み立てている時には両サイドの石川・戸田がやや引き気味に構え、中盤の枚数を厚くして磐田にチャンスを作らせませんでしたが、悪い形でボールを奪われると中盤の枚数が少ないだけにあっさり前線までもっていかれる場面もありました。しかし幸いにも崔龍洙・カレンへの周囲のサポートが遅かったため決定的な形を作られる前に最終ラインが的確な対応をしていましたね。後半は中盤の運動量が落ちたことで磐田に繋がれ、サイドバックの前のスペースを磐田にうまく使われてクロスを入れられてしまい、FKやCKのピンチもたびたび招きましたが、この苦しい時間帯も土肥と両CBを中心とした守備が冷静にしのぎ、得点を許しませんでした。

粘り強い守備を見せつつ、中盤や両ウイングの動きは徐々に良くなってきたもののなかなか得点を奪えない時間帯が続き、加地が負傷退場して後は右サイドからの攻撃も少なくなってしまいました。梶山・近藤祐を投入したものの、終盤まで無得点の展開にまたもや勝ち切れない試合になるのかと思いましたが、あそこで得点を奪えたのは今野の気持ちの入ったプレーが得点に繋がったのでしょうか。これまでもこういった勝ち切れない試合は少なくありませんでした。この試合を引き分けで終えるのと、勝って終わるのでは東京の今後を考えると雲泥の差があったと思います。こういう試合をものにすることができるようになれば、チームとしてもうワンランクアップできるだけに、その辺に対して貪欲になれるかどうかが、今後の順位を大きく左右しそうな気がしますね。

磐田は・・・実際水曜に試合があったことで疲労があったでしょうし、中山・西を温存することで後半勝負という気持ちも少なからずあったのかもしれませんが全体の運動量は決して多くありませんでした。中盤ではボールを繋げていましたし、時折前方に進出した西や村井からの精度の高いクロスは東京にとって脅威でしたが、ゴールを奪うには前線の基点をもう少しうまく使いたかったですし、そこをフォローして攻撃の選択肢を増やしたかったところでしょう。また全体のラインを押し上げるだけでなく、人が動いてボールを引き出さないことには局面を打開するのは容易ではありません。セットプレーの数を思えばもっと有効に活かしたかった部分でしょうが、点が取れない根本的な原因はもっと他にありそうな気がしますね。

日時: 2005年04月10日 23:24

2005年04月11日
C大阪1-0名古屋(J1第四節 TV観戦)
ホームのC大阪はGKに吉田、DFにブルーノ・クアドロス、前田、山崎、MFはボランチにファビーニョ、布部、右に久藤、左にゼ・カルロス、FWはトップに西澤、2シャドーに森島、古橋。控えには多田、柳本、苔口、広山、黒部。

対するアウェイの名古屋はGKに川島、DFに角田、古賀、増川、渡邉、MFはボランチに安英学、クライトン、二列目に中村、山口、FWはマルケス、豊田の2トップ。控えには広野、秋田、中谷、本田、杉本。

前半、やや中寄りに位置する中村・ボランチのクライトンを基点にサイドに展開する名古屋に対し、C大阪は西澤を基点に森島・古橋がボールをキープし、ゼ・カルロス・久藤の両サイドが積極的な攻め上がりを見せる。前線が孤立しボールを奪われてしまう名古屋に対し、西澤を基点に森島・久藤のコンビで右サイドを崩すと、左サイドのゼ・カルロスやボランチのファビーニョも積極的に攻撃参加し、名古屋のゴールを脅かす。前半19分にはファビーニョのスルーパスにゼ・カルロスが何とか中に折り返し、こぼれ球を川島の眼前でかっさらった森島がゴールしてC大阪が先制。その後も前線に基点を作れない名古屋に対し、C大阪はファビーニョやゼ・カルロスが西澤・森島に絡んでチャンスをうかがう。終盤にロングボールからマルケスの一瞬の隙を突いたシュートは吉田がファインセーブ、CKから続く流れもゴールを奪えない。
 
後半に入ると名古屋は杉本・中谷を投入。前線からの守備でこぼれ球を拾うC大阪に対し、名古屋はサイドに流れる杉本が中谷らと絡んで基点になるものの決定的なチャンスに繋がらない。その後マルケスが杉本へのスルーパスを狙ったり、サイドで基点となりクライトンのクロスから山口がヘッドも吉田がファインセーブ。その後も立て続けにCKから混戦になるも決められない。名古屋は杉本が前線で奮闘するものの局面を打開できず、後半24分には山口に代えて本田を投入。しかしC大阪の中盤の守りを崩せず、C大阪はカウンターからゼ・カルロス-ファビーニョ-西澤と繋げてシュートもわずかに枠をこえてしまう。名古屋は中村のスルーパスに抜け出した杉本が前田に潰され、こぼれ球をクライトンがゴールに叩き込むも反則のためノーゴール。その後増川を上げてクロスを放り込むものの得点は奪えず、C大阪が名古屋を1-0で下し、完封で今季初勝利を飾った。


C大阪は2シャドーの森島・古橋が積極的に動いて中盤をフォローし、ボールを奪うと今度は前線の西澤に当てたボールをフォローしてボールをキープし、ゼ・カルロスや久藤の両サイド、そしてボランチのファビーニョ、布部の攻め上がりを引き出して攻守の貴重な繋ぎ役となっていました。前線からの中盤の守備を効果的に行えたことで名古屋に対して中盤で優位に立って相手の前線を孤立させ、攻勢の時間帯に森島が前線に飛び出して先制すると、その後もカウンターから名古屋のゴールを脅かしつつ時折決定的なピンチを迎えましたが、吉田のファインセーブがゴールを許しませんでした。後半には名古屋の杉本の運動量にかき回されサイドから崩されましたが、クライトンをマークしたボランチのファビーニョは効いていましたし、山崎・前田の両ストッパーも名古屋の2トップを相手に粘り強い守備が光っていました。

対する名古屋は随分と受身の戦術を採ってきたようにも見えました。西澤に中央の二枚がついて2シャドーにも随分と神経質になっていて、その動き回る2シャドーにマンマーク気味につけたことで守備のバランスを崩してしまい、西澤と2シャドーのキープからC大阪の中盤が追い越す動きを見せるとそれについていくことができず、何度も危ない場面を作られて先制を許すことに。攻撃面でもなかなかサイドからの崩しが機能しないまま、前線のマルケス・豊田が孤立してしまい攻撃の形を作ることができませんでした。後半杉本・中谷が投入されると、その杉本が動いて前線の基点となり少しずつ名古屋がリズムをつかみ始めましたが、C大阪の前田・山崎の両ストッパーに2トップをしっかりとマークされて自由にさせてもらえず、サイドに基点を作ってクロスを入れても決めきれない時間帯が続きました。試合の入り方が良くなかったことが結果的に試合の流れに大きな影響を与えてしまったのではないでしょうか。

日時: 2005年04月11日 23:53

2005年04月12日
名古屋戦のポイント
さてしばらく勝てなかった磐田戦に引き続き、今度はアウェーの名古屋戦。聞いたところによると瑞穂では名古屋に勝っていないそうですね。確かに思い返すと私の知る限りでもアウェーの名古屋戦はあんまりいいイメージはありません(苦笑)もっともジンクスとはいい意味でも悪い意味でも必ずいつかは破られるもの。磐田も破ったわけですし、そこは何とか勝って勢いに乗りたいところでしょう。

しかし、磐田戦で福西に軸足を削られた加地が左足関節三角靭帯損傷で全治四週間。少なくとも四月中の復帰は難しそうな状況になってしまいました。期待の藤田も負傷中で左サイドバックの金沢も故障を抱えている現状を考えると、5試合ほどは加地抜きで戦うことを余儀なくされるのは痛いですね。チームのバランスも変わってくるでしょうし、バックアップも含めた戦い方に工夫が必要になってきます。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF藤山、ジャーン、茂庭、金沢
MF今野、宮沢、栗澤
FW石川、戸田、ルーカス

増嶋・あるいは昨年いい動きを見せた前田という選択肢もあるでしょうが、無難に考えれば右サイドバックのファーストチョイスは藤山でしょう。藤山は加地とはタイプの違うサイドバックですし、同じものを求めるよりはその良さを活かしていきたいところ。もちろん藤山もある程度後方からのフォローは必要でしょうが、二列目の栗澤が石川の動きをフォローしてうまくチャンスを作っていく形も模索していきたいところですね。


対する名古屋はリーグ戦4試合を終えて1勝2分1敗の7位。もうひとつのトーチュウ情報によると負傷で楢崎が欠場する可能性もあるとか。FWのウェズレイが監督批判のためチームから離脱しており、スピードのある杉本や長身のFW豊田を起用するなど前線をどう組み立てるのかで試行錯誤の段階が続いているようです。とりあえず東京戦ではマルクスを1トップに据えた4-2-3-1で臨むようですね。予想布陣はこんな感じでしょうか。

GK川島(楢崎)
DF角田、増川、古賀、渡邉(中谷)
MF安英学、クライトン、山口、中村、本田
FWマルケス

攻撃の起点となるのがクライトンと中村ですね。クライトンは前線にボールを入れるだけでなく、自らも前方に積極的に進出してパス交換からミドルシュートを狙ってきますし、中村も展開力やドリブルだけでなく、ミドルシュートからゴールも狙ってくる好選手です。彼らにどう対するかがこの試合のひとつのポイントになります。またサイドの山口・本田を基点として角田、渡邉の両サイドバックが絡んでサイドを崩してくる動きがありますし、特に本田は逆サイドからのボールに対して積極的にゴールを狙ってくることから、その動きにも気をつけたいところでしょう。

マルケスは1トップがどのように影響するのか分かりませんが、元々サイドに流れつつ周囲の動きを引き出すのに長けている選手ですし、ゴール前では巧みにゴールを狙ううまさもあることから早めにチェックして周囲との連携を寸断したいところ。1トップが孤立してボールをキープすることができなければ、高い位置に基点を作れないので名古屋もラインを押し上げることができませんし、今の東京の守備なら一瞬の隙を突かれない限りそうそう失点するような形は作られないと思います。そういう点ではむしろ185cm古賀、191cm増川の高さに合わせてくるセットプレーの方が脅威でしょう。増川は自らもFKを蹴ってきますね。

ただ、名古屋はボールを奪われた時の攻守の切り替えが遅く、カウンターを食らうと巧くスペースを消すことができていないような気がします。そこでスペースを見つけて基点を作り、そこからさらに展開して先手先手を取って揺さぶっていくことでいい形を作れるのではないでしょうか。栗澤・宮沢・今野の中盤がどれだけ周囲をフォローして局面局面で数的優位を作れるか、そして積極的にスペースを突いてそのギャップを生かしたり、ゴールを狙いに行けるかがポイントになるような気がします。高さの面では必ずしも優位ではありませんがセットプレーも重要ですね。過密日程の中でけが人も出ており決して楽な試合にはならないとは思いますが、そのような状況でどうやって勝機を見出すか。東京のチームとしての地力が問われる試合なのではないでしょうか。

日時: 2005年04月12日 23:52

2005年04月13日
名古屋1-0東京(J1第五節 TV観戦)
ホームの名古屋はGKに楢崎、DFに角田、古賀、増川、中谷、MFはボランチにクライトン、安英学、右に中村、左に本田、トップ下に山口、FWはマルケスの1トップ。控えには川島、秋田、吉村、杉本、豊田。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFに藤山、ジャーン、茂庭、金沢、MFは今野、宮沢、栗澤、FWはルーカスをトップに右に石川、戸田。控えには塩田、増嶋、浅利、梶山、近藤祐。

前半、繋いでチャンスをうかがう名古屋に対し、東京が積極的に高い位置でボールを狙い、戸田やルーカスがインターセプトから積極的にゴールを狙っていく。積極的にカットし仕掛けていくルーカスに対し本田や角田が次々とイエローをもらい、そのFKのこぼれ球を拾った今野を増川が倒してPK、しかし治療から戻ったルーカスはこれを楢崎にストップされてしまう。前半14分には藤山の負傷で増嶋が投入され、金沢・戸田にルーカスが絡んで左サイドから東京がチャンスをうかがうものの、ロングボールのこぼれ球を拾う名古屋は右サイドに流れる中村・左サイドの本田が飛び出してチャンスメイク、これにマルケスが絡んでゴールを狙い、立て続けのCKでもマルケスがヘッドでゴールを脅かす。その後も名古屋がクライトン、増川を基点にうまくサイドへ展開してチャンスをうかがい、東京も何度かカウンターからチャンスは作るものの楢崎の好守もあって得点を奪えない。

後半に入ると右サイドへのロングボールに中村が流れ中村がたびたびクロスを狙い、カウンターからマルケスのフォローを得た本田が積極的にゴールを狙う。名古屋の時間帯が続く中で東京は後半8分に宮沢に代えて梶山を投入。徐々に梶山のキープからリズムを取り戻した東京は石川のスルーパスから栗澤が飛び出してシュートを狙い、CKから増嶋の折り返しを戸田が狙うも枠の上。逆に名古屋のロングボール攻勢に再びリズムを失い始めた東京は後半16分、中盤で梶山がプレスからボールを失い名古屋がカウンター、中村のドリブルから左サイドに流れたマルケスが冷静に決めて名古屋が先制。攻勢に出る東京の攻めを名古屋は身体を張った守りで跳ね返し、カウンターで本田やマルケスが左サイドから仕掛ける展開に。後半28分には近藤祐を投入するもののカウンターから名古屋がゴールを脅かす展開に徐々に前線へのボールが繋がらなくなり、名古屋に0-1で敗れてしまった。


東京は序盤、中盤で繋ぐ名古屋のパスに対して積極的にインターセプトを狙い、ルーカス・戸田らがカットしてから素早い展開でゴールを狙っていきました。そして名古屋が中盤で随分と厳しい守備をしてくるようになりましたが、その流れから今野が得たPKをルーカスが外してしまい、そこで流れを引き寄せることができなかったのは痛かったですね。そしてロングボールを多用するようになった名古屋に徐々に中盤で数的優位を作られるようになってしまい、それを活かしたダイレクトパスでプレスをかわされてサイドのスペースを突かれ、名古屋の厳しい守備に縦への単調なボールが入るばかりで繋がらず、試合の流れを引き寄せることができませんでした。もう少し横への揺さぶりが欲しかったところかもしれませんね。

後半に入っても名古屋のペースは続きましたが、後半8分に梶山を投入すると、その梶山のキープで栗澤や今野の運動量が活きるようになって久しぶりに石川に増嶋が絡んだサイドからの攻めの形も見えてきましたが、ここでも何度かあったチャンスを決められずにまた徐々にリズムを失い、囲まれてキープしようとした梶山がパスをカットされてカウンターを食らい、中途半端に上がりかけた増嶋の裏をマルケスに突かれて先制点を許してしまいました。あの場面はちょっと梶山の取られ方が悪かったですし、増嶋も急遽入った途中交代にしてはよく頑張ったとは思いますが、周囲との連携を含めたサイドバックとしてのポジショニングという意味ではまだまだ実戦不足の感は否めません。梶山にも言える事ですが、もっと貪欲に試合に出場して経験を積むことが必要不可欠でしょう。

東京は流れを引き寄せるチャンスが前後半にありながらそれを決められず、決して楽ではなかったこの試合の勝機を自ら逃してしまいました。こういう展開の試合で決めるべき時に決められなければ試合が苦しくなるのはある意味必然的だったように思います。しかし戦術的な課題は十分修正できる類のものだと思いますし、使い方は要検討ですが梶山のキープ力で周囲を活かしていく攻めも今後に向けてのバリエーションの一つとして考えてもいいような気がします。ただ痛いのは藤山・茂庭の負傷。加地を欠き金沢も負傷を抱える今、彼らまで欠くとなると正直次の浦和戦・G大阪戦はかなり厳しいものにならざるをえません。彼らの負傷が軽症であることを祈るばかりです。


対する名古屋は序盤こそやや東京の高い位置からの仕掛けに苦しみましたが、この試合では4-5-1の布陣に変更したことで、4バックで両サイドのスペースを埋めつつ、やや引き気味のマルケスに入れたセカンドボールを中盤の数的優位を活かして拾い、サイドに展開してその裏を狙う動きが東京を相手にした場合非常に有効でした。とはいえそれもこの試合で名古屋の選手が気迫のあるプレーで球際の強さを見せなければ結果はまた違ったものになっていた可能性はあったと思います。特にこの試合では、楢崎の度重なるファインセーブは非常に大きかったと思いますし、ゲームの基点になったクライトン、堅実な守備が光った安英学が支えることで、右サイドから中村、左サイドから本田の思い切りのいい攻めが引き出されたのではないではないでしょうか。

日時: 2005年04月13日 23:40 コメント (2)

2005年04月14日
浦和1-1清水(J1第五節 TV観戦)
ホームの浦和はGKに都築、DFに堀之内、坪井、ネネ、MFはボランチに長谷部、鈴木啓太、右に山田、左に三都主、トップ下に永井、FWに田中、エメルソン。控えには徳重、内舘、平川、酒井、岡野。

対するアウェイの清水はGKに西部、DFは市川、斉藤、森岡、山西、MFはボランチに伊東、高木、やや前に杉山、FWにチョジェジン、右に太田、左にチェテウク。控えには黒河、和田、澤登、山本、財津。

前半、清水が高い位置から仕掛けて浦和の前線に入れるボールをカット、前線のチョジェジンにボールを入れてサイドへの展開を狙う。対する浦和は冷静にボールを繋いで徐々にラインを押し上げ、永井や山田を基点にエメルソンがゴールをうかがう。浦和が前線に入れるボールを清水が跳ね返すもののこぼれ球は浦和がキープ、サイドからクロスを狙うも中を固める清水のDF陣にクリアされてしまう。清水はカウンターから永井・エメルソンにゴールを脅かされるものの粘り強く守る時間帯が続き、逆にロングボールを入れて浦和を押し戻して前半25分は山西のフィードに抜け出したチョジェジンの都築の頭をこすバックヘッドで清水が先制。浦和も両サイドを基点にチャンスをうかがうものの清水の守備を崩しきれなかったが、前半43分に長谷部の展開から右サイドに流れたエメルソンのマイナスのパスを長谷部が叩き込んで同点に追いつく。

後半も試合は浦和ペースで進み、長谷部・鈴木啓太を基点にサイドに展開して仕掛けていくものの清水の守備に跳ね返されてしまう。清水も時折太田やチェジェジンが基点になるもののフォローがなく潰されてしまう。浦和は左サイドの三都主を基点に田中やエメルソンがゴールを狙い、CKを獲得してチャンスをうかがうものの清水の守りを崩せない。チェジェジンへのロングボールのみとなった清水の攻めに対し、ネネも攻め上がる浦和はさらに攻勢を強め、後半30分には平川、後半34分には岡野を投入。ボールをキープする浦和はサイドに基点を作ってボールを入れるものの清水の守備に跳ね返されてしまい、CKからの跳ね返りを田中・エメルソンが立て続けにシュートを放つもののいずれも清水のDF陣にギリギリで跳ね返されてしまう。その後も浦和の攻勢が続くもののエメルソンのシュートは西部の正面、CKが続くもののものにできず1-1で引き分けた。


浦和は序盤こそ清水の高い位置のプレスに前線へのボールをカットされましたが、徐々に冷静にボールを繋いでサイドバックの前のスペースで山田・三都主の両サイドを基点に崩すようになり、カウンターから永井をエメルソンがフォローしたり、右サイドに展開して山田・田中がそこからクロスを入れていきましたが、得点を奪うことができませんでした。逆に押し戻された時間帯に失点してしまい前半のうちに同点に追いつくことができましたが、後半もサイドから崩すもののゴールを割れず、ネネも攻めあがってCKも何度も獲得しましたが、中を固める清水の守備を崩すことができませんでした。チャンスの数を思えば単に決めるべきチャンスを決められなかったとしか妥当な言葉が見つかりません。あえて言えばサイドから供給されるクロスの質は決して低くありませんでしたが、中を固める相手にサイドからドリブルで切り崩していくような動きがもう少しあっても良かったかもしれませんね。

対する清水は序盤こそ高い位置からのプレスでボールを拾い、そこからチェジェジンにボールを入れたり、右サイドの市川に展開してそこから太田にボールを入れていきましたが、フォローがなく前線に孤立してしまい、徐々にボールを繋いでラインを押し上げてくる浦和にセカンドボールを拾われて攻勢を受けるようになってしまいました。ロングボールで一時期浦和を押し戻し、山西のフィードから清水のこの試合初めてのシュートでチョジェジンが先制しましたが、前半のロスタイムに同点に。後半も序盤は右サイドで太田・市川、左サイドでチェテウクにチェジェジンや山西らが絡んでチャンスはうかがいましたが、浦和の攻勢にサイドバックも中を固め太田・チェテウクも守備に奔走に奔走せざるを得なくなると、チョジェジンが前線に孤立し、太田・チェテウクのカウンターも単発で終わってしまいました。粘り強い守備は光りましたが、どうしてもボールを奪う位置が低いため攻めても崩しきれない展開が目立ちました。もう少し高い位置で奪い、攻めに人数を掛けて点を奪いにいく時間帯がないと得点を奪うのは簡単ではないような気がしますね。

日時: 2005年04月14日 23:56

2005年04月15日
浦和戦のポイント
※一度書き終えた最終チェック中にトラブルでパソコンが消え、最初から書き直したので更新が遅くなりました・・・。

さて名古屋戦で敗北を喫したものの、土曜日には休むまもなくホームの浦和戦があります。東京は負傷している加地・藤田に続き藤山の長期離脱が決定。茂庭もどれくらいの怪我なのかは現時点では不明ですが浦和戦の欠場は決定的なようです。足首に負傷を抱える金沢も名古屋戦ではかなり中村に削られていましたし、最終ラインで健在なのはジャーンくらい。ここは増嶋に加えて前田、迫井、尾亦といったここまで試合に出れなかった選手たちの奮起に期待したいところでしょう。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF前田(迫井)、増嶋、ジャーン、金沢(尾亦)
MF今野、宮沢(浅利)、栗澤
FW石川、戸田(規郎)、ルーカス

J’sGoalによると増嶋に加えて、浅利や規郎の起用の可能性が論じられています。いずれにせよ実戦では初めて組むことになるメンバーもいる可能性が高く、個々が周囲とコミュニケーションを図りつつ自分の力を出し切ることが必要になってくる気がします。


対する浦和はアルパイが出場停止、山岸が負傷で欠場。負傷中の闘莉王は出場を直訴しているようですが、ブッフバルト監督はその起用には慎重なようですね。ネネも負傷で微妙なようですし、予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK都築
DF坪井、堀之内(闘莉王)、ネネ(内舘)
MF鈴木啓太、長谷部、山田、三都主、永井
FW田中、エメルソン

先日の清水戦では酒井の負傷に伴い永井をトップ下に、山田を右サイドに置く布陣を試してきました。そこそこ機能していたことを見るとおそらくこのままの可能性が高そうな気がします。また、可能性という点では山田あるいは平川あたりを一列下げた4バックの布陣も考えられますね。

基本的な戦術としては長谷部・鈴木啓太を基点としたパスの繋ぎから徐々に全体のラインを押し上げてポゼッションを高めてきます。そして両サイドやサイドに流れるFWが基点を作ってそこから縦の突破を図ってクロスを入れたり、中に切れ込んだり繋いで相手のDFを引き付け、開いたスペースを突くようなフィニッシュを狙ってくることが多いですね。ドリブラーを多く抱えることが結果的にチャンスメーカーも増やし、選択肢としてのパスがより効果的なものとなっています。しかし、ポゼッションサッカーを実現したことで攻める時間は増やしても、それが逆にスペースで活きる前線のFWの持ち味を殺してしまっていることが今の低迷の遠因となっているような気がします。

対策として考えるなら浦和の持ち味を殺すならまずは攻撃のスピードを殺すことです。前線の突破力、決定力は確かに脅威ですがそれもいい形でボールを持たせなければその力を十分に発揮させることはできません。縦を切ればスピードは落ちて横パスが増えますし、特にサイドにボールが入った時にそこでプレスを掛けてインターセプトできれば中盤を置き去りにすることも可能です。徐々にスピードダウンさせることは重要ですが、ボールを奪うのは最終ラインでなく、中盤であるのがポイントなわけです。そこから長いボールでサイドを突いて素早くフォローして数的優位を作れば、チャンスを作ることはできるのではないでしょうか。GKの都築は最終ラインとの連携もあるのかやや飛び出しのタイミングが良くありません。その辺も頭の片隅に入れた攻めができればいいかもしれませんね。

客観的に見て浦和を相手にした場合に最初から最終ラインが浦和の攻勢をまともに受けて何とか跳ね返す展開が続くようだと仮に東京の最終ラインがベストメンバーであってもかなり厳しい試合になることは間違いありません。特に浦和の攻勢が続く前半を前線から中盤の部分でうまく守って最終ラインがカバーしてクリアするくらいの形が理想です。そこからカウンターを狙うような展開ができれば、攻められても苦しい展開にはなりません。浦和の運動量の落ちて間延びしてくる後半には勝機も見出せるでしょう。最終ラインが苦しい時だからこそ特にチーム全体でカバーする意識が肝心です。さすがに楽な試合にはならないと思いますが、ホームで意地を見せて欲しいですね。

日時: 2005年04月15日 23:33

2005年04月16日
東京0-2浦和(J1第六節 味スタ)
ホームの東京はGKに土肥、DFに前田、ジャーン、増嶋、金沢、MFがボランチに浅利、二列目に今野、栗澤、FWはルーカスをトップに右に石川、左に戸田。控えには塩田、迫井、梶山、鈴木規郎、近藤。茂庭・加地・藤山・藤田が負傷で欠場。

対するアウェイの浦和はGKに都築、DFに山田、堀之内、坪井、内舘、MFはボランチに長谷部、鈴木啓太、右に永井、左に三都主、FWは田中、エメルソンの2トップ。控えには徳重、平川、酒井、梅田、岡野。山岸、闘莉王、ネネが負傷で欠場、アルパイが出場停止。

前半、ボールを繋ぐ浦和はエメルソンにボールを入れるもののなかなか繋がらず、ジャーン・増嶋の両CBを中心に跳ね返す。東京もロングフィードからルーカスが左サイドから仕掛け、ゴールをうかがう。浦和は三都主のフィードに田中が抜け出すも前田がブロック。東京は石川の浮き球に飛び出した今野が押し込むもポストに当たり坪井がクリア、石川がシュートも枠をそれてしまう。浦和はエメルソンが3人に強引に抜け出してFKも壁に当たり、仕掛けた田中のシュートはサイドネット。お互い前線にボールを入れるもののなかなかチャンスに繋がらない。浦和はCKが続くもののゴールを奪えず、三都主のFKはバーに当たってしまう。田中・エメルソン・永井が積極的に仕掛ける浦和に対し、カウンターを狙う東京は戸田がたびたび最終ラインの裏を狙い、CKから今野がヘッドも枠をそれてしまう。

後半、FKや浅利のチェイシングからチャンスを作るものの決めきれない東京に対し、後半3分永井のフィードから長谷部が右サイドラインギリギリで折り返し、エメルソンが決めて浦和が先制。今野からたびたびルーカスにボールを入れていく東京はルーカスの落としたボールを栗澤がシュートもサイドネット。後半18分に東京が梶山、浦和が平川を投入した後はカウンターからエメルソン、永井らがたびたび仕掛け、東京は後半26分に石川に代えて規郎を投入。しかし後半29分、カウンターからのCKを堀之内に決められて浦和が追加点。浦和のカウンターに脅かされる東京は近藤を投入。梶山を基点に近藤・ルーカスが仕掛ける東京はCKから増嶋がヘッドも都築が抑えられてしまう。その後も攻め切れない東京に対し田中・エメルソンがカウンターからゴールを脅かし、東京は0-2で浦和に敗れてしまった。


茂庭・加地・藤山・藤田と負傷者が少なくない中で浦和を相手にどういう戦いができるのか注目していたこの試合でしたが、増嶋・前田を最終ラインに起用し、今野を二列目に上げて浅利をボランチに置いてきました。やや引き気味に中盤を設定して浦和のドリブル突破に複数で対処しつつ、増嶋・ジャーンが積極的に前に出て浦和のフィードを跳ね返しました。攻撃面でもボールを奪ってからの攻守の早い切り替えで縦への早いボールでルーカス・戸田・石川を走らせ、チャンスも作りましたが、決められないうちに一瞬の集中力を切れた隙を突かれて先制を許してしまいました。

ただ、今回随分と布陣を変えたわりには浅利はアンカーとして中盤での積極的なチェック、最終ラインのカバーによく効いていましたし、今野も守備だけでなく積極的に前線に飛び出してチャンスに絡みました。最終ラインに入った前田・増嶋も今季初スタメンであったことを思えば、まずまずの出来だったと思います。むしろ気になったのは前線の選手にボールが入った時のサポートが少ないこと。どんなに突破力のある選手でもプレーの選択肢が少なければ相手にとって止めやすくなります。特に加地がいない今、マークされている石川が単独で局面を打開するのはそれほど簡単なことではありません。石川を活かすために何ができるのか、ゴールを奪うために何が必要なのか、その辺はもう一工夫が必要な部分でしょう。


浦和は山田を一列下げて最終ラインを4バック気味にしてサイドのスペースを埋め、東京の3トップに対して常に一枚余るセーフティな布陣を維持しつつ、2ボランチがそれをフォローする形で守備ブロックを形成してきました。右に開く永井、左に開く三都主を基点に頻繁にサイドチェンジを繰り返しつつチャンスをうかがいましたが、ドリブルは複数で当たってくる東京の守備を崩しきれず、スルーパスもカットされて、ロングボールも跳ね返されてしまいました。しかし東京の一瞬の隙を突いて先制すると、攻めに出てきた東京のスペースを突いてカウンターを狙い、エメルソン・田中がゴールを脅かすと、CKから堀之内が貴重な追加点を奪い、東京の反撃をしのぎました。やはり浦和は先制点を奪えるかどうかで勢いが大きく変わってきますね。この辺は浦和にとっても他チームにとっても無視できないポイントでしょう。

日時: 2005年04月16日 23:51

2005年04月17日
横浜2-2G大阪(J1第六節 TV観戦)
ホームの横浜はGKに榎本哲、DFに中澤、松田、栗原、MFはボランチに那須、上野、右に田中隼磨、左にドゥトラ、トップ下に大橋、FWに坂田、安貞桓の2トップ。控えには榎本達、中西、熊林、奥、大島。

対するアウェイのG大阪はGKに日野、DFに山口、シジクレイ、實好、MFはボランチに橋本、遠藤、右に渡辺、左に二川、トップ下にフェルナンジーニョ、FWは大黒、アラウージョの2トップ。控えには松代、宮本、青木、松下、吉原。

開始直後からG大阪がロングボールのこぼれ球を狙い、左サイドの二川を基点に大黒が抜け出して中に鋭いボールを入れるものの詰め切れない。横浜も坂田が裏を狙う動きから切り替えしてシュートもサイドネット。横浜が中盤でボールを奪いサイドに展開して基点を作るものの、そこからなかなか決定的な形を作れず、FKやCKからのチャンスから混戦になるものの決めきれない。中盤の潰し合いは徐々にG大阪がボールをキープ、カウンターからアラウージョやフェルナンジーニョがゴールを脅かすようになり、前半16分にはCKからのこぼれ球をシジクレイが繋ぎ、實好が押し込んでG大阪が先制。その後も横浜が攻めるものの高い位置からプレスを掛けてくるG大阪を相手に攻めきれないままボールをカットされてカウンターを食らい、アラウージョ・フェルナンジーニョがたびたびゴールを脅かす。しかし前半44分、大橋の左からのクロスを日野がファンブル、これを安貞桓が押し込んで横浜が同点に追いつく。

後半G大阪は渡辺に代えて松下を投入。横浜は下がってくる安貞桓を基点にチャンスをうかがい、徐々にパスを繋いでリズムをつかむようになり、ボールをキープして両サイドに展開、G大阪も時折カウンターからフェルナンジーニョ・大黒が基点となり遠藤・アラウージョが絡んでチャンスをうかがう。横浜は後半13分には大島・奥を投入。お互い攻守の早い切り替えからの攻めがが続く中、後半28分、左サイド二川とのパス交換からアラウージョが切れ込み角度のないところから決めてG大阪が再び勝ち越し。後半29分に熊林を投入した横浜は逆にカウンターから脅かされ、フェルナンジーニョ・アラウージョがゴールを脅かす。G大阪はアラウージョのシュートのこぼれ球をフェルナンジーニョが決めるもののオフサイド。G大阪の攻めをしのぎ松田を前線に上げて攻めに出る横浜は後半42分、熊林のパスを受けた松田のシュートのこぼれ球を大島が決めて同点に。カウンターの応酬からお互いチャンスを作るもののそのまま1-1で引き分けた。

横浜は連戦の疲れからか前半動きがやや重く、G大阪の中盤のプレスに苦しんでなかなかボールを前線に入れられず、徐々にG大阪のカウンターにゴールを脅かされ、先制を許した後も攻めながらなかなかリズムをつかめない時間帯が続きましたが、前半相手のミスを見逃さず安貞桓が同点に。後半安貞桓が基点となって中盤のリズムを作りサイドに展開してチャンスをうかがい大島・奥を投入しましたが、逆にカウンターを狙うG大阪に勝ち越しを許してしまいました。しかし最終ラインを4バックにして松田を上げたことが同点に追いつくきっかけになりました。常に追いかける苦しい展開になったのはやや運動量が少なかったことと無関係ではなかったように思いますが、粘り強く追いつく勝負強さは健在ですね。横浜の地力はやはり侮れないだけに、見方を変えれば他のチームはこの時期にいかに横浜を叩けるかがリーグ戦のポイントになってくるのではないでしょうか。

対するG大阪は中盤の素早いチェックからこぼれ球をキープし、フェルナンジーニョを基点に大黒・アラウージョ・二川・遠藤らが絡んでチャンスメイクし、横浜のゴールを脅かしてきました。前線の外国人二人はややドリブルを多用する傾向があるものの、素早い攻守の切り替えからダイレクトパスで繋ぎ、作り出したスペースを突いてくる攻撃がハマった時は相手の守備にとっても脅威でしょう。前半もう一点決まっていればこの試合はG大阪のものだったかもしれませんが、ロスタイムに日野のファンブルから失点し同点で前半を終える皮肉な結果となってしまいました。後半リズムをつかんだ横浜の攻めをしのぎつつカウンターから再び勝ち越しに成功しましたが、終盤にまたもや追いつかれて勝点2を失う結果に。これまで6試合で無失点試合がないことを考えると守備のテコ入れが必要なのか、それとももっとチャンスに決めるべきなのか。これまで引き分けが多いのは理由がないわけではなさそうですね。

日時: 2005年04月17日 23:01

2005年04月18日
C大阪1-1柏(J1第六節 TV観戦)
ホームのC大阪はGKに吉田、DFにブルーノ・クアドロス、前田、柳本、MFはボランチに下村、布部、右に久藤、左にゼ・カルロス、FWは西澤の1トップ気味に森島、古橋の2シャドー。控えには多田、廣山、米山、苔口、黒部。

対するアウェイの柏はGKに南、DFに波戸、土屋、中澤、近藤、MFはボランチに明神、リカルジーニョ、二列目にクレーベル、大野、FWは安永、崔成國の2トップ。控えにはノグチピント、薩川、小林、平山、山下。

前半右サイドからチャンスを作るC大阪に対し、柏は前線にボールを入れるものの繋がらない。西澤のキープからボールを繋ぐC大阪は前半4分、古橋のCKに西澤がニアで合わせて先制。柏はリカルジーニョや崔成國のキープからサイドの近藤・波戸が絡むもなかなか中盤から前にボールを運べず、C大阪が逆襲を狙う展開が続き左サイドからの古橋のFKがバーを叩く。攻め切れない柏に対し、C大阪はボールを奪うと左サイドに展開してゼ・カルロスを基点にチャンスをうかがい森島が混戦からたびたびゴールを狙う。安永が身体を張って前線の基点となる柏は前半41分にリカルジーニョのFKから安永が頭で決めて同点に。C大阪は中盤でボールをカットしてチャンスをうかがうもののそのクロスは柏の守備に跳ね返されえしまう。

後半に入るとC大阪が森島・久藤が右サイドの基点となって崩すと柏も左サイドに展開して近藤がクロスを入れ、こぼれ球を繋いで崔成國がシュートも吉田の正面、崔成國のキープからクレーベルがシュートも枠をそれてしまう。攻め切れない柏に対し、C大阪は左サイドのゼ・カルロスに展開してそのキープやドリブル突破からチャンスをうかがい、久藤の右サイドのクロスから古橋がシュートもポストに当たってしまう。柏も安永が右サイドに流れてチャンスを作るものの、C大阪が攻めに人数を掛けて後列の飛び出しからチャンスを作り出すようになり、後半25分には土屋がトラップミスを奪われ古橋を倒し二枚目の警告で退場。柏が崔成國に代えて薩川を投入する一方でC大阪も黒部・廣山を次々と投入し、攻勢を強めるものの柏の守りを崩せず、1-1の引き分けとなった。


C大阪は前線の西澤がキープしてサイドに展開する形で序盤からリズムを作り、セットプレーから西澤のヘッドで先制しました。その後やや柏の攻勢に対して守勢に回るものの中盤のチェックからパスコースを限定して柏になかなか前線にボールを入れさせず、森島を基点にカウンターを狙い、低い位置からボールを奪うと左サイドに展開してゼ・カルロスのドリブルや、キープからのパス出しでチャンスを作り出すようになりました。前半の終盤に失点こそしましたが、後半も左サイドのゼ・カルロスを基点に後方からの飛び出しでチャンスを作るC大阪ペースで、後半25分に柏の土屋が退場すると、黒部・廣山を投入して攻勢を強めましたが攻め切れませんでした。しかし勝ちきれなかったとはいえ中盤からの守備は機能していますし、チームとしてのバランスは随分と改善されてきているのではないでしょうか。

対する柏はリカルジーニョや引いてボールをもらう崔成國らが基点となって近藤、波戸の両サイドバックの攻め上がりを引き出し、特に左サイドの近藤はたびたび攻め上がって何度もチャンスを作り出しましたが、なかなか中の枚数が足りず攻め切れない展開が続きました。前半の終盤にリカルジーニョのFKを安永が頭で合わせて同点に。しかし後半は左サイドのゼ・カルロスを基点とするC大阪のカウンターを何とかしのぐ展開が続き、後半25分には土屋が二枚目のイエローで退場。その後は崔成國を下げて薩川を投入し、C大阪の攻めをしのぎきりましたが、どうしても基点となる位置がやや低いために後列の押し上げも思ったほど効果的になりませんでした。トップを基点にして二列目がもう少し高い位置でボールをキープできるようになると攻撃のバリエーションが広がってきそうな気がしますね。

日時: 2005年04月18日 23:56

2005年04月19日
清水0-1大分(J1第六節 TV観戦)
ホームの清水はGKに西部、DFに市川、斉藤、森岡、山西、MFは高木和をアンカーに伊東、杉山、FWはチョジェジンをトップに右に山本、左にチェテウク。控えには黒河、高木純、太田、澤登、西野。

対するアウェイの大分はGKに江角、DFに有村、柴小屋、深谷、上本、MFはボランチに梅田、原田、右に阿部、左に吉田、FWはドド、マグノアウベスの2トップ。控えには高嵜、福元、小森田、根本、高松。

前半、右サイドの山本が前線を活性化し、逆サイドのチェテウクに展開したり、市川が追い越してチャンスをうかがう。一方の大分は最終ラインでボールを繋いで中盤にボールを入れるものの囲まれて潰されてしまい、阿部やサイドに流れるマグノアウベスが右サイドからクロスを入れるものの跳ね返されてしまう。清水はチョジェジンのポストプレーや山本の前線へのボールから杉山チャンスを作るも決めれない。その後繋ぎながらなかなかラインを押し上げられない清水に対し、大分はカウンターからマグノアウベスが切れ込みドドがシュート、右サイドに流れた吉田のクロスにマグノアウベスがヘッドも左にそれてしまう。清水もチョジェジンのポストプレーなどから山本がたびたびゴールを狙うものの枠を捉えられない。

後半攻勢に出る清水に対し、大分はカウンターから前線のマグノアウベスにボールを入れて阿部に展開しチャンスをうかがう。後半6分に高松を投入した大分は清水の山本にたびたびゴールを脅かされるものの、逆に後半9分にロングボールを追った高松がエリア内で森岡に倒されてそのまま負傷退場(根本と交代)、PKをマグノアウベスが決めて先制。高木純・太田とサイドの選手を投入した清水だが単調なロングボールが多く前線でボールをキープできない展開が続き、山西・市川の両サイドバックも攻めあがるようになるものの崩しきれない。逆に大分のカウンターや最終ラインへのプレスからマグノアウベスにゴールを脅かされてしまう。清水は後半32分にはさらに西野を投入して前線に基点を増やし、攻撃に人数を掛けるものの攻めきれず大分のマグノアウベスや阿部にうまく時間を使われ、点が取れないまま0-1で大分に敗れた。


清水は攻撃のテコ入れのためか、太田に代えて右サイドに山本を起用し、前線のチョジェジンと絡んで思い切ったプレーでたびたびチャンスを作り出しましたが、全体的に見れば中盤と最終ラインの重心が後ろにある上に攻守の切り替えが遅く、どうしてもチョジェジンが前線に1人で孤立してしまう形になってしまい、単調なロングボールからチョジェジンがボールキープに悪戦苦闘する姿が目につきました。後半にPKで先制されてからは高木純を左サイドに起用してチェテウクをチョジェジンに近い位置に持って行きましたが、逆にチェテウクが試合の流れから消えてしまい、右サイドに太田を投入して山西・市川の両サイドバックも攻め上がり、西野を投入して攻撃に人数を掛けるようになりましたが、入れるボールは大分の最終ラインに跳ね返されてしまいました。やはり前線で孤立するチョジェジンの近くにサポート役は必要でしょうし、サイドから崩すにしてももう一工夫が欲しいところ。今の清水に必要なのは思い切りの良さではないでしょうか。

対する大分はこの試合から4バックに変更して試合に臨みましたが、中盤からの守備が効いて清水の前線にいい形でボールを入れさせず、両サイドもやや左サイドから山本の突破を許しましたが、カバーに回ったCBがコースを切ってシュートを枠に入れさせませんでした。攻撃でもマグノアウベス・ドドが基点となって二列目の阿部・吉田が絡んでサイドからチャンスをうかがい、後半9分にPKから先制。後半から投入した高松が負傷したものの攻勢に出る清水に対して根本、小森田らを投入して中盤を強化し、深谷ら最終ラインが身体を張った守備を見せる一方でカウンターからマグノアウベスや阿部がうまく時間を使い、人数を掛けた清水の終盤の攻めをしのいで1点を守って勝点3を得ました。清水の攻撃がやや単調だったとはいえ守備も良く守りましたし、PKの一点に終わったとはいえサイドから崩す形を見せた攻撃も時折チャンスを作り出しました。初めて4バックに変更して得た勝利は単なる勝点3以上の収穫があった試合だったのではないでしょうか。

日時: 2005年04月19日 23:59

2005年04月20日
東京のより効果的な攻撃には何が必要か?
さて東京は磐田戦の勝利の後は名古屋・浦和を相手に二連敗してしまったものの、依然として首位の鹿島と勝点差6の4位と現時点の順位は決して悪いわけではありません。東京としてみればまだ焦る時期ではありませんし、ここは気持ちを切り替えてチームを立て直し、上位陣に離されないようについていくことが重要です。そのためにも週末のアウェーのG大阪戦を乗り切り、GW中の連戦をいかに戦っていくか。短期的に見ればこの辺が序盤のひとつのポイントになってきます。

加地・藤田に続いて藤山・茂庭も負傷した時には正直頭を抱えましたが、浦和戦でCBに入った増嶋は積極的に前に出る守備で浦和の攻撃を跳ね返しました。右SBに入った前田もややスピードに苦しめられることもありましたが、身体を張った守りを見せました。彼らを含めた最終ラインはややスピードに欠けていた部分もありますし、結果的に2失点こそしましたが、全体的に見れば十分に及第点に値するだけの守備は見せてくれたように思いました。むしろ今後の課題として考えねばならないのは得点力不足です。

最近の東京の攻めの形を見ると、全体的に縦へのロングボールからサイドに基点を作りながらも結果的にフィニッシュに持っていくまでに時間が掛かり過ぎることが少なくありません。確かに攻守の切り替えの早さというのはサッカーにおいて非常に重要な要素ではありますが、あまりに性急に過ぎる攻めは単調になりやすく、現に今の東京の攻めは4バックにしてサイドの攻めを遅らせつつ、周囲がフォローして囲んでいけば簡単に苦しくなってしまいます。攻め急ぎ過ぎる余りに前線で個々が孤立してしまい、かえって攻撃の選択肢を狭めてしまっているようにも思えるわけです。

もちろん全てがこういった形の攻めばかりではありませんが、なぜそういう単調な攻めの形が多くなってしまうのか。これは宮沢が不在だからというような単純な問題ではなく、本当はもっと別の課題が潜んでいるのではないかと考えています。それは東京の前線あるいは二列目に攻撃の基点となる選手がいないという問題です。ここでいう攻撃の基点とは単なるボールの出し手という意味ではありません。ボールをキープして相手の陣内においてしっかりと「楔」の役割を果たし、後方の攻め上がりを引き出したり、相手を引き付けて周囲を活かしたりといったアクセントを付けられる選手という意味です。

それは下がってくるポストプレーヤーでも中盤の選手でもいいわけなんですが、そういうボールをしっかりと落ち着かせることのできる選手がいることでしっかりといい形でボールを繋げることができるようになりますし、サイドのプレーヤーや全体のラインも安心して前方に進出し、ラインをコンパクトにすることが可能になるわけです。逆にいつ中盤でボールを奪われてカウンターを食らうか分からない状況では守備陣もなかなか思い切った押上げができません。そういう躊躇が結果的に中途半端な守備に繋がりますし、致命的なピンチに陥ってしまうことも少なくありません。

今の東京の布陣を見るとそういったボールの落ち着きどころが前線にないことに気づきます。ルーカスは身長もありますし、ドリブルも巧みなストライカーではありますがポストプレーヤーではありません。石川はいかにいいボールを受けて勝負を仕掛けるかがポイントなアタッカーですし、戸田は裏に抜ける動きが持ち味。中盤の宮沢・栗澤・今野らも本来はそういう選手ではありません。むしろ逆に楔となる選手に活かされることでよりその持ち味が引き出されるタイプの選手達だと思います。活かされることで活きる選手が揃っていながら、それを活かす選手がいない。それが東京の攻撃が行き詰まりやすい最大の要因なのではないでしょうか。

しかし、東京にも基点となりうる選手は存在します。それは馬場と梶山です。馬場は現時点では徐々に復調しつつあるという段階のようですし、梶山も負傷明けで交代出場が続き、流れになかなか乗れず昨季のような良さを発揮しきれていません。しかし彼らが最終ラインに近い位置でボールを落ち着かせることができれば相手もその存在を無視することはできませんし、それをケアする動きのギャップを突くことで決定的な形を作ることもできるはずです。梶山が左膝の検査を受けたことはやや気がかりですが、少なくとも二列目のうち一枚は高い位置でボールをキープすることをもっと意識してもいいように思いますね。

3トップにしたことで単純に考えてもフィニッシュに絡みやすい人数は増えたはずです。もっと石川や戸田をサイドからの崩しに使うだけでなく、出し手がよりフィニッシュを意識したボールを出してゴールに絡ませていかないと3トップのメリットは活きてきません。カウンターにしても同数あるいは一枚多いくらいの人数を残していることが少なくないだけに、一度最終ラインの前でボールをキープすることでチェックに来る最終ラインのギャップ・死角を突いていくようでなくては決定的な形を作るのは難しいでしょう。そしてサイドからの崩しも東京の生命線ではありますが、いくら石川の動きがキレていても単にそこにボールを入れるだけではどうしても苦しくなってしまいます。サイドチェンジなどを有功に使うことも含めて石川や戸田をより活かすためにどうすべきかが、今の東京の工夫のしどころではないでしょうか。

日時: 2005年04月20日 23:50 コメント (1)

2005年04月21日
G大阪戦のポイント
さて週末はアウェーのG大阪戦を迎えます。昨季は3戦全勝している相手ですが、ポテンシャル自体は非常に高い相手。しかしここ数試合の流れから考えるとそろそろ勝って一度悪い流れを断ち切りたいところでしょう。その東京はDF陣に負傷が続出しているのは相変わらず。比較的軽症らしい茂庭が出場するのかは気になるところで、加地も強行出場の可能性はあるようですね。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF加地(前田・増嶋)、増嶋(茂庭)、ジャーン、金沢
MF今野、宮沢、栗澤
FW石川、戸田、ルーカス

また梶山が手術の影響からG大阪戦を欠場することはほぼ確定的で、その代わり馬場がベンチ入りの可能性もあるようです。さすがにいきなりスタメンはないと思いますが、中盤でボールをキープできる馬場の存在は大きなものになる可能性がありますね。


対するG大阪は1勝4分1敗の9位。ポテンシャルの高さを感じさせる試合を見せながらやや勝ちきれない試合が多く、ここ3試合は引き分けが続いています。初戦の大宮戦以外は毎試合得点を重ねていますが、一方で毎試合失点している状況です。その状況を憂慮してか、西野監督も東京戦においてメンバーの入れ替えを示唆しています。ここしばらくベンチスタートが続いていた宮本のスタメン復帰もありそうです。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK日野
DF山口、宮本(シジクレイ)、實好
MF橋本(シジクレイ)、遠藤、渡辺(橋本)、二川、フェルナンジーニョ
FWアラウージョ、大黒

G大阪は前線で大黒が1トップ気味になりアラウージョ、フェルナンジーニョが2シャドーのような形を取りますが、ボールを奪うと彼らのいずれかにボールを当てて前を向いた遠藤からフェルナンジーニョ・二川にボールを配給、それにアラウージョが絡んでキープしつつ、遠藤や右サイドが前方に進出してアクセントを加え、フェルナンジーニョ・アラウージョのコンビプレーで切り崩したり、一瞬の動きでマークを引き剥がす大黒にボールを入れてきます。前線のトライアングルにいい形でボールが入ってしまうと、DF陣にとってはかなり脅威となるのではないでしょうか。また左サイドで二川・遠藤にアラウージョが絡む形はここ数試合得点に直結しているだけに、前線での大黒の動き出しとともに注意が必要な点でしょう。

理想を言えば、ボールを奪った直後の前線に入れる基点を潰していくのがベストでしょう。それができればG大阪の攻撃のリズムそのものを崩せるはずです。次のポイントは遠藤からボールを受けて基点となるフェルナンジーニョ・二川がボールを受けた時。キープ力のある彼らからボールを奪うのは簡単ではありませんが、彼らのキープによってG大阪は全体のラインを押し上げてくるだけに、早めのチェックでボールを奪えればここでもカウンターのチャンスが生まれてきます。ゴール付近にまで持ってこられるとどれだけ守りを固めてスペースを埋めてもどこかで隙を突かれる可能性は出てくるので、できるだけ高い位置でG大阪の攻撃をストップしたいところです。

攻撃面では石川と対面する實好に対してどれだけシンプルに優位に立てる状況を作り出せるかが焦点になりそうな気がします。一気にサイドを突くのではなく、ボールを奪ったらG大阪の最終ラインの前で二列目が基点となりサイドに裏を突かせるような動きを引き出したいところ。またゴール前に飛び出していく動きを見せれば相手もサイドのケアに行くだけの余裕がなくなってくるはずです。G大阪の守りはサイドからの崩しに対してボールウォッチャーになってしまうことが多く、そこからのクロスは高さで跳ね返せても二列目からの飛び出しといった意外性のある攻撃には対応できません。その辺を突いていきたいところですし、セットプレーもうまく活用したいところ。毎試合得点しているG大阪だけに、攻撃陣がいかに点を取れるかが鍵を握るのは間違いありませんね。

日時: 2005年04月21日 23:59

2005年04月22日
第7節
今回はアウェーの大阪なのでTV観戦です。といっても次の柏戦も平日で観に行けないので、今度観に行けるのは大分戦の次の鹿島戦なんですね。3試合も続けて観に行けないのかと思うとちょっと残念です。シーズン中に二週間半くらい観に行かないと随分長い気がします。

4/23 (土)
15:00
浦和-C大阪(駒場)
清水-千葉(日本平)
G大阪-東京(万博)
広島-川崎F(広島ビ)
大分-神戸(大分ス)
東京V-新潟(国立)
19:00
柏-名古屋(柏)

4/24 (日)
14:00
横浜FM-大宮(日産ス)
15:00
鹿島-磐田(カシマ)

今節はG大阪-東京に加えて次に当たる柏-名古屋、その次の大分-神戸、鹿島-磐田あたりまで観れたらなと思っています。大分-神戸は神戸のレオン新監督の采配が注目される試合でもありますが・・・TV放送があるのが水曜日なんですね。ちょっと観るのは先になりそうです(・・・と思ったらレオン監督が実際に指揮を執るはもう少し先みたいですね。早とちりしてました 笑)。

日時: 2005年04月22日 23:18 コメント (2)

2005年04月23日
G大阪5-3東京(J1第七節 TV観戦)
ホームのG大阪はGKに松代、DFに山口、宮本、實好、MFはボランチにシジクレイ、遠藤、右に橋本、左に二川、大黒をトップに置いてアラウージョ、フェルナンジーニョの2シャドー。控えには日野、渡辺、前田、松波、吉原。

対するアウェイの東京はGKに土肥、DFに前田、ジャーン、増嶋、金沢、MFは今野、宮沢、栗澤、FWはルーカスをトップに右に石川、左に戸田。控えには塩田、浅利、馬場、鈴木規郎、近藤。

前半、二川・遠藤を基点にフェルナンジーニョ・大黒がゴールを狙うG大阪に対し、東京は石川が大きなサイドチェンジ、これに走りこんだ戸田がダイレクトでファーのサイドネットに蹴りこんで前半2分に東京が先制。東京はその後もG大阪の繋ぎをカットしサイドからチャンスをうかがい、宮沢のFKは松代が何とかファインセーブ、その後もCKが続くが追加点を奪えない。G大阪は遠藤を基点に二川・橋本に展開、そこからクロスを入れるもののシュートを打ち切れず、遠藤がミドルシュートを狙うもののバーに。その後も後方のロングフィードから何度か大黒が何とかフィニッシュまでもっていくものの土肥がファインセーブでしのぐ。攻撃の形を作れない東京に対し、G大阪はCKから實好がヘッドもポストに。大黒のミドルも土肥に阻まれてしまう。

後半立ち上がりから仕掛けるG大阪は橋本のキープから山口がシュート、土肥は弾くものの戸田のクリアが増嶋に当たってしまいオウンゴールとなってしまう。後半6分には宮沢のFKからヘッドで決めて東京が再び突き放すものの、後半7分には山口の早いクロスを大黒がヘッドで決めると、後半8分には右サイドから切れ込んだ二川が粘って出したスルーパスに大黒が抜け出しG大阪が勝ち越し。馬場・鈴木規郎を投入した東京は馬場を基点にリズムを作るようになり、後半19分には石川のクロスをルーカスがニアで合わせて再び追いつく。しかし直後の後半20分に遠藤のパスを受けた大黒が振り向きざまに決めてハットトリックを達成。攻める東京に対しG大阪がカウンターを狙う展開となり、後半27分にはジャーンのパスをインターセプトしたアラウージョがそのまま決めて5点目。東京は近藤を投入して攻めるものの点が奪えず3-5でG大阪に敗れた。


東京は序盤はG大阪の中盤をチェックし、二川は前田と石川が挟んで対応するなど、そこからサイドに展開してチャンスをうかがいましたが、先制点を奪った後は中盤が引き過ぎてしまったために、プレッシャーの少なくなったG大阪の最終ラインや中盤を自由にしてしまって大黒がたびたび抜け出したものの、土肥や懸命なカバーリングを見せたジャーン、前田らによって前半は何とかしのぎきりましたが、後半開始直後のオウンゴールで失点すると、中盤でG大阪のボールを持った選手にチェックに行けずずるずると引いてしまうようになり、混戦の中を大黒に抜け出されて3失点、さらにはジャーンのパスをカットしたアラウージョに決められて計5失点を喫してしまいました。

4バックで守備をする場合は中盤でのチェックとの連動なしには機能しませんし、逆に最終ラインをもっと押し上げないとスペースを埋めざるをえない中盤も引かざるをえなくなってしまいます。ただでさえ中盤の枚数が少ないために相手の中盤を自由にしてしまうだけでなく、攻撃に移るときに前線が孤立してしまい攻撃も単調にならざるを得ません。今の最終ラインはいずれもスピードがあるわけではないので裏を取られる怖さもあるのでしょうが、引いてしまうとゴール前で混戦になって失点に繋がりやすくなってしまいます。そうなるといくら最終ラインや土肥が踏ん張ったところでしのぎ切るには限界があります。水際で相手の攻撃を跳ね返す前に、どうすればその良さを消していけるのか、まずはそれを考えることが必要なのではないでしょうか。

攻撃面では序盤に一瞬の隙を突いてサイドから崩し戸田が初得点を奪いましたが、その後は中盤が引き気味になってしまったために前線が孤立してサイドに走らせるしかなくなってしまいました。ボールを奪った後にボールを受けることの多い宮沢や金沢の選択肢が縦しかなかったことが象徴的でした。後半に馬場が投入されてからはそこにボールが収まるようになって、そこからサイドに展開する攻撃の形は悪くなかったと思いますが、今の東京は点の取り合いになった場合はやや分が悪く、特に追いかけなければならない展開になった時には決め手に欠けているのも確か。攻撃のオプションとして例えばダニーロを試すことを考えてみてもいいのではないでしょうか。

対するG大阪はややサイドの裏を突かれた時の対応が曖昧でそれで東京に先制点を許してしまいましたが、東京がやや引き気味になると最終ラインでボールを繋ぎつつ、山口らが前線にフィード、遠藤を基点にサイドバックの前のスペースに流れる二川・橋本に展開してのクロスや、前線へのボールから大黒が抜け出し決定的な場面を作り出しましたが、なかなか得点を奪えませんでした。しかし後半同点に追いつくと中盤の遠藤・二川・アラウージョ・フェルナンジーニョらを基点に大黒が爆発してハットトリック、リードしてからは前田を投入してカウンターを狙い、インターセプトからアラウージョがダメ押し点を奪いました。タレントを揃えた攻撃力はリーグ屈指なだけに宮本を起用しても改善されなかった守備の不安定さをいかに解消していくかが今後のポイントになるのではないでしょうか。

日時: 2005年04月23日 22:33 コメント (1) | トラックバック (1)

2005年04月24日
鹿島2-1磐田(J1第七節 TV観戦)
ホームの鹿島はGKに曽ヶ端、DFにアリ、岩政、大岩、石川、MFはボランチに青木、フェルナンド、二列目に小笠原、深井、FWは本山、アレックス・ミネイロの2トップ。控えには杉山、内田、増田、興梠、中島。

対するアウェイの磐田はGKに川口、DFに金珍圭、田中、茶野、MFはボランチに菊池、名波、右に太田、左に西、トップ下に藤田、FWはカレン・ロバート、前田の2トップ。控えには佐藤、鈴木、服部、川口、中山

前半、お互い中盤で繋いでチャンスをうかがう中、中盤でボールを奪った鹿島はアレックス・ミネイロからパスを受けた深井が左サイドに流れながらファーに決めて前半1分に先制。磐田も高い位置から鹿島にプレスを掛けて左サイドに展開したカレン・西・前田が基点となってチャンスをうかがう。しかし前線のアレックス・ミネイロを基点にサイドに展開して崩す鹿島は前半17分にはフェルナンドのスルーパスで裏を取った深井のシュートのこぼれ球に小笠原が詰めて追加点。前半20分深井が負傷交代した後は前田を基点に西やカレン、太田が仕掛ける磐田に対し、鹿島が本山、アレックス・ミネイロを基点にカウンターを狙う展開になり、エリア付近で金珍圭が本山にボールを奪われて増田がゴールを脅かす。磐田も右サイド太田が積極的に仕掛けるものの、そのシュートは枠を捉えられない。

後半に入ると前線にボールを入れていく磐田は後半2分、鹿島のアリが攻め上がったボールを西が奪って大きくサイドチェンジ、右サイドでキープしたカレンが戻したボールを太田が決めて一点を返す。その後もポジションチェンジからサイドを崩す磐田は右サイドから前田、左サイドから西がクロスを入れるもののなかなかゴールに繋がらない。時折右サイドからチャンスをうかがう鹿島に対し、磐田は裏を取った西が中に切れ込んで倒されるもシュミレーションを取られ、名波のいい位置からのFKはポストに嫌われてしまう。なかなか決定的な形を作れない鹿島に対し磐田は素早い攻守の切り替えを見せるが鹿島の守りを崩せない。磐田は中山・川口を投入し攻勢を強めるもののゴール前で詰めきれず、鹿島が2-1で磐田を下した。


鹿島は磐田の中盤からの激しい寄せにやや苦しみましたが、開始直後に奪ったボールを繋いでアレックス・ミネイロが展開、深井が抜け出して先制点を奪うと、深井はカウンターを狙った際に負傷してしまったものの、外国人3人が繋いで出したボールに一度ラインを確認してからうまく抜け出してのシュートで小笠原のゴールをお膳立てしました。しかしその後は本山やアレックス・ミネイロを基点に中盤が絡んでカウンターからチャンスをうかがうものの、徐々に磐田のプレスに苦しむようになり、後半に入って失点するとサイドでのポジションチェンジに活路を見出した磐田の攻勢を許し、サイドからのクロスやセットプレーでゴールを脅かされましたが集中力を切らさず、一点差で逃げ切りました。全体的に見ればやや磐田に攻められる時間が少なくありませんでしたが、今年の鹿島はチャンスを確実にものにし粘り強く守るだけのしぶとさが戻ってきましたね。

磐田は中盤でのプレスからボールを奪うと、サイドに流れた前田・カレンが基点となってそこに西・太田が絡んでチャンスを作り出しましたが、中の枚数が足りずゴールに繋げられず、逆に金珍桂の裏を深井に突かれて二失点を喫してしましました。その後も左サイドの西・カレン、右サイドに前田・太田でチャンスを作るものの鹿島の守備陣に跳ね返されてしまいました。後半に入るその動きにサイドの選手が中に入るポジションチェンジを行い、カレンが戻したボールを太田が決めると、なかなか前線の動きに絡むことができなかった藤田がエリア内に入ってくる動きを見せてたびたびチャンスを作るようになりました。そして左サイドで西がたびたび崩し、名波のFKからゴールを脅かし、中山・川口を投入し前線の枚数を増やしたもののゴールに押し込むことができませんでした。一時期に比べると随分とチームとしての連動性が上がってきたように思いますが、やはり悪い形でボールを奪われて喫した前半序盤の二失点が結果的に試合の流れを決定付けてしまったのではないでしょうか。

日時: 2005年04月24日 23:37

2005年04月25日
柏0-2名古屋(J1第七節 TV観戦)
ホームの柏はGKに南、DFに波戸、薩川、中澤、近藤、MFはボランチに明神、リカルジーニョ、二列目にクレーベル、大野、FWは玉田、安永の2トップ。控えにはノグチピント、小林、谷澤、平山、崔成國。

対するアウェイの名古屋はGKに楢崎、DFに秋田、増川、古賀、MFはボランチにクライトン、吉村、右に山口、左に中谷、トップ下に本田、中村、FWは1トップにマルケス。控えには川島、井川、平林、エドアルド。

前半、名古屋はボランチのクライトンを基点にサイドに展開してクロスを狙う攻めを見せ、柏も前線の安永、玉田にボールを入れて右サイドに流れるクレーベルを基点にチャンスをうかがう展開。柏は名古屋の入れるボールを跳ね返すと、フィードや玉田のドリブルから安永がゴールを狙い、CKやFKが続くものの得点を奪えない。パスを繋いで徐々にラインを押し上げ、クライトンが前線にボールを入れていく名古屋に対し、柏は粘り強く跳ね返し中盤でボールを奪うもののサポートが遅く決定的な形を作れない。前半33分には負傷した増川に代えて井川を投入した名古屋はクレーベル・玉田のコンビプレーによる柏の攻めしのぎ、逆に前半35分にはロングボールからのこぼれ球を拾った吉村が右サイドに流れてクロス、これに飛び込んだ中村が決めて名古屋が先制。その後もサイドに流れる本田の低いクロスからマルケスが狙う名古屋に対し、柏も近藤のFKから安永がシュートを狙うと、リカルジーニョもFKからのシュートでゴールを脅かす。

後半、攻めながら崩せない柏に対し、名古屋はサイドのスペースに飛び出してのクロスでゴールをうかがう。柏は後半4分には平山を投入し近藤とのコンビで左サイドからチャンスをうかがう。前線のマルケスを基点に本田・中村らが絡む名古屋に対し、一方の柏はリカルジーニョを基点にサイドに展開するもののなかか決定的なチャンスを作れず、後半18分には安永に代えて崔成國を投入。最終ラインを3バックにして波戸を右サイドに上げると、左サイドの平山に玉田や崔成國が絡んで仕掛ける展開に。マルケスを基点にカウンターを狙う名古屋に対し、柏は後半30分には薩川に代えて谷澤を投入。名古屋が左サイドに流れるマルケスを基点とするカウンターから中村やクライトンらが次々とゴールを脅かし、柏も谷澤のミドルや玉田が裏を突いてゴールを狙う。しかし後半ロスタイムには左サイドをマルケスがオフサイドラインギリギリで抜け出し、その折り返しをクライトンが決めて突き放し、2-0で名古屋が柏を下した。


柏は前線の安永にボールを入れて、そこからの展開から玉田や右サイドに流れたクレーベルがキープして基点となりましたが、周囲のフォローが遅く、そこからの展開が作れずなかなか攻撃の形を作れませんでした。柏が仕掛ける展開が続きましたが攻め切れずに前掛かりになったところを逆に名古屋のカウンターを食らうようになり、ロングボールのこぼれ球からサイドを崩されて、後方から入ってきた中村を捕まえきれずに先制を許してしまいました。後半に入ると平山を投入し、3バックに変更してリカルジーニョを基点に右サイドの波戸、左サイドの平山・近藤に展開してチャンスをうかがいましたが、中を固める名古屋の攻めをこじ開ける工夫に乏しく、それは崔成國・谷澤を投入した後も変わりませんでした。チームとしてサイドから崩す意図は感じられますが、それを得点に繋げるためにはそこからさらにもう一工夫が必要ではないでしょうか。

対する名古屋はクライトンや最終ラインを基点に前線にボールを入れていきましたが、前線でボールをキープできずにこぼれ球を拾われ、柏の攻めにやや受身にならざるを得ませんでしたが、基点となるクレーベルや玉田に対して中盤でチェックし、サイドから入れてくるボールに対しては中を固める3バックがきっちりと跳ね返しました。守備陣が冷静な守りを見せて試合を落ち着かせると、徐々に攻め上がった柏のスペースにマルケスや、中村・本田などが流れて基点を作ってカウンターを狙うようになり、先制点を奪うことに成功しました。後半もサイドから崩す柏の攻勢を受けましたが、安定した守備をベースにクライトンが基点となって前線のマルケス・中村・本田に後方が押し上げていく攻撃は、サイドに流れて基点となることでできるスペースを後方からの攻撃参加がうまく活かした効果的なものになっているようですね。

日時: 2005年04月25日 23:54

2005年04月26日
柏戦のポイント
ついに先週末のG大阪戦で三連敗を喫することになってしまった東京ですが、木曜には柏戦、日曜には大分戦、そして来週の水曜には鹿島戦、その次の日曜には大宮戦とGWを挟んで週二日の連戦が続きます。三連敗したとはいえ課題がはっきり見えただけでなく、G大阪戦では前線が点を取るなど悪い部分ばかりではなかっただけに課題を修正して前向きに残りの連戦に臨みたいところですね。

さて東京は、欠場していた茂庭が復帰の予定。加地もスタメンは難しそうな様子ですが復帰に向けて復調しつつあるようですね。J’s Goalによるとダニーロや右サイドバックに迫井の起用が濃厚のようです。ダニーロはやや周囲とのリズムに噛み合わないことを懸念されて今まで起用されてこなかったのかもしれませんが、その起用が結果的にどう出るか。迫井は今季の出場こそありませんが、昨季期限付き移籍していた山形でサイドバックを務めており、その経験にも期待したいところです。やや布陣の変わりそうな柏戦の予想メンバーはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF迫井(前田・加地)、茂庭、ジャーン、金沢
MF今野、宮沢、ダニーロ(栗澤)
FW石川、戸田、ルーカス

また、まだフル出場は難しいのかもしれませんが、この前のG大阪戦で動きの悪くなかった馬場も二列目で基点となって流れを変える動きを期待したいところですね。


対する柏はリーグ戦7試合で1勝3分3敗の17位。毎試合失点が続く一方でやや得点力に乏しく、勝ちきれない試合が続いていますが、第六節のC大阪戦でリカルジーニョがスタメンに復帰。実戦の中で徐々に攻撃の基点として周囲との息を合わせつつありますね。予想スタメンに関してはこんな感じでしょうか。

GK南
DF波戸、土屋(薩川)、中澤、近藤
MF明神、リカルジーニョ、クレーベル、大野(平山)
FW玉田、安永(崔成國)

柏のベースとなるのは4-4-2の布陣。オプションとしては波戸を右サイドに一列上げた3-5-2の布陣も考えられますが、東京のサイド攻撃に対してのケアを考えるとやはり普通に考えれば4バックの布陣で臨む可能性が高いのではないでしょうか。

基本的な戦術としては中盤でのプレスや、最終ラインが跳ね返してきたこぼれ球を狙ってボールをキープし、最終ラインやリカルジーニョから前線の安永にボールを入れたり、安永や玉田を基点にサイドに展開して二列目のキープから両サイドバックの攻め上がりを引き出してサイドから崩してきます。ここ数試合を見る限り、ボールが収まることが多いのは前線の安永、玉田、そして二列目のクレーベル(と交代出場していた平山)、そしてリカルジーニョですが、徐々に改善されつつあるとはいえそこから次への展開へのフォローが遅く、攻撃に時間が掛かってしまって相手に守りを固められて攻め切れないことが少なくありませんでした。

まずはそのあたりにボールが入った時に早め早めチェックに行ってボールを奪い、そこから基点に逆襲を狙うのがひとつのポイントになると思いますね。彼らはキープ力が高いために、彼らにボールをキープすることで後列、特にサイドバックの波戸・近藤は積極的な攻撃参加を狙ってきます。逆に言えば基点となる選手からボールを奪うことができれば4バックとはいえサイドにスペースができていることが多く、ここを有効活用したいところ。ここ数試合の東京は守備での戻りは早かったのですが、中盤でチェックに行くことなく相手のキープに対してずるずると引いてしまい、結果的に前線が孤立してしまいました。今の布陣だと後ろが引くとスペースを埋めるために二列目も引いてしまいますし、特に相手も運動量のある前半はもう少し中盤が高い位置を維持しないと攻撃陣が苦しくなります。その辺はチームとして意識して修正が必要な部分ではないでしょうか。

ここまで勝ち切れない試合が続いている柏は勝ちたいという気持ちを前面に押し出して激しく来るかもしれません。そういう時に後手に回るようでは試合の主導権を握られてしまうだけにその辺は中盤で引かない勇気も必要です。また勝てない時期はリードするとどうしても気持ちが守りに入ってしまうことも少なくありませんが、仮に守りを徐々に固めていくにしても攻撃陣が相手の守備陣を脅かすようなことがなくなれば相手も前に出て波状攻撃を仕掛けてきますし、そうなると守りを固めていても完全に跳ね返せるとは限りません。いかに効果的な攻撃を仕掛けるのかという部分は非常に重要になってくるのではないでしょうか。この時も二列目に基点を作ることができれば攻撃の選択肢は大幅に増えてくるだけに、今の布陣だとどうしても二列目の負担は大きくなるのですが、その辺は周囲も意識してフォローし高い位置をいかにキープできるのか、ここもひとつ工夫が欲しいところですね。

日時: 2005年04月26日 23:53

2005年04月27日
大分2-1神戸(J1七節 TV観戦)
ホームの大分はGKに江角、DFに有村、柴小屋、深谷、上本、MFはボランチに梅田、原田、右に阿部、左に吉田、FWはマグノアウベス、ドドの2トップ。控えには高嵜、三木、根本、小森田、西野。

対するアウェイの神戸はGKに掛川、DFに北本、河本、ホージェル、MFはボランチに菅原、佐伯、右に朴康造、左に三浦、トップ下にホルヴィ、FWは播戸、カズの2トップ。控えには萩、室井、丹羽、薮田、エムボマ。

前半、大分が神戸が跳ね返すボールを拾って前線にボールを入れると、神戸も左サイドからチャンスをうかがって三浦のFKに播戸が飛び込んで押し込むもポストに当たってしまう。大分は最終ラインからのボールをドドを基点にしばしば阿部が右サイドからゴール狙う。神戸もサイドに流れて基点を作り、たびたびセットプレーを得るもののなかなか点に繋がらない。大分は高い位置で仕掛けてマグノアウベスやドドを基点に有村がオーバーラップを積極的に仕掛けるようになってFKからドドがファーからヘッドで脅かすと、吉田も左サイドから積極的に仕掛けていく。その後セットプレーが続くもののの得点を奪えない神戸に対し、大分もカウンターからマグノアウベスが独走するものの神戸の守備陣が囲んで何とかストップする。

後半、神戸はホルヴィのフィードなどでカズ・播戸が裏を狙う。大分はボールを奪われても高い位置からのチェイシングで神戸にリズムを作らせない。後半8分には右サイド阿部のクロスを河本がクリアミス、朴康造に当たったこぼれ球をドドが押し込んで大分が先制。神戸も後半12分に丹羽を投入した後は左サイドでホージェルが基点となり、そのクロスから播戸、朴康造のフィードにカズがゴールを狙う。大分は後半23分に根本を投入するものの左サイドから崩す神戸はCKから北本のヘッドなどでゴールを脅かす。カウンターに脅かされながらもエムボマ・薮田を投入し、北本も攻め上がって攻め上がる神戸は後半43分にスローインからエムボマ・播戸がヘッドで繋いで朴康造が押し込み同点に。しかしロスタイムに丹羽からボールを奪った大分の西野が決勝点。大分が2-1で神戸を下し連勝した。


大分は中盤でボールを奪いにいってキープすると、無理に中盤で繋がずに前線のマグノアウベスやドドにボールを入れて、そのキープから二人のコンビプレーで崩したり、右サイドの阿部や有村の攻め上がりを引き出してチャンスを狙っていきましたね。前線でボールをキープできなくても、前線から中盤にかけての連動した守備があったことで大分のリズムを作り、神戸の攻めに脅かされてもカウンターから神戸のゴールを脅かしました。後半8分の先制点してからはドドが交代して前線のキープ力が低下したことも影響したのか、神戸に攻勢を許してマグノアウベスのカウンターを狙うくらいになってしまい、いったんは同点に追いつかれたものの直後に交代出場していた西山が決勝点。結果的に勝点3を得たのはやや運もあったように思いますが、チームとして見えつつある形は決して悪いものではなかったような気がしますね。

対する神戸はやや固さが目立ち、カズ・播戸がサイドに流れて起点を作ったもののそこへのフォローが遅くてなかなか先の展開に繋げられませんでした。それでもサイドを基点にした攻めからFKやCKといったチャンスは作り出しましたが決められず、逆にカウンターでヒヤリとさせられる場面が何度か見られました。後半に丹羽が入ってからはホージェルが左サイドで高めの位置を取ったことで攻撃の形を作り出したのが目を引きましたが、逆に言えば三浦とどう共存させるのかというのは依然として解決していない印象も受けました。それは途中で入ってなかなか流れに乗れなかったエムボマにも言えることだったと思います。この試合で喫した二失点はいずれもやや残念な形でしたが、チームのポテンシャルからすると、少なくとももうワンランク上のサッカーをすることは不可能ではないような気がします。レオン新監督の下、どこまでチームを建て直せるかは注目ですね。

日時: 2005年04月27日 23:51

2005年04月28日
今日の柏戦
柏戦ではダニーロと迫井が先発が濃厚みたいですね。さすがにここ数試合の攻撃陣には閉塞感があり、選手交代も点に直結するものではなかっただけに、そろそろダニーロの起用はポイントになるだろうと思っていましたが、今回の起用はダニーロも正念場と感じているでしょう。今のダニーロに求められているのは得点に直結するプレー。少し懸念されるのはチームのタスクをこなすことや、久しぶりに出場機会を得たことによる気負いで懸命に動いた結果が空回りに繋がってしまうこと。その辺は本人だけでなく周りも積極的にフォローしていくことが必要でしょう。

迫井に関しても今まで出場機会はなかなか巡ってきませんでしたが、山形では右サイドバックのポジションを得ていただけに、この試合に機するものは決して小さくないでしょう。この試合はもしかしたら東京にとって今季のターニングポイントになる重要な試合かもしれません。その試合を観に行けないのは残念ですが、連敗しているなかで彼ら二人、そしてチーム全体が前向きにポジティブな戦いができるかどうか。チームに流れを変えていこうという意志が感じられる試合を期待したいところです。

日時: 2005年04月28日 08:15

東京0-2柏(J1第八節 TV観戦)
ホームの東京はGKに土肥、DFに迫井、ジャーン、茂庭、金沢、MFは今野、宮沢、ダニーロ、FWはルーカスをトップに右に石川、左に戸田。控えには塩田、浅利、鈴木規郎、馬場、戸田。

対するアウェイの柏はGKに南、DFに波戸、土屋、中澤、近藤、MFはボランチに明神、リカルジーニョ、二列目にクレーベル、平山、FWは安永、玉田の2トップ。控えにはノグチピント、小林祐、大野、崔成國、山下。

前半、東京はダニーロ、宮沢の展開から石川が右サイドを狙い、柏もCKからクレーベルのヘッドはバーを叩く。サイドからボールを入れる柏のボールを跳ね返す東京はCKからジャーンのヘッドもポスト、ダニーロとルーカスのコンビ、宮沢・今野から石川に展開しゴールをうかがう。今野が中盤でボールを奪って右サイドのルーカスへ展開、ゴール前にダニーロが飛び込むもののわずかに合わなかった東京に対し前半38分、クレーベルが右サイドに展開し波戸が上げたクロスをクレーベルがヘッドで決めて柏が先制。CKやクロスのこぼれ球を宮沢がたびたびミドルで狙う東京は、栗澤が上げたクロスのこぼれ球を石川が狙うも中澤にクリアされてしまう。

後半に入ると、東京は右サイドの石川が中に切れ込んでダニーロが今野に絶妙のパスを出すもシュートは枠の上。攻め切れない東京に対し、カウンターから安永がゴールを狙う柏は徐々にゆっくりボールを繋ぐようになって逆に東京は中盤でボールを繋がらなくなってしまう。東京は後半11分には馬場を投入するものの、小林祐を投入して中を固める柏の守備を崩せない。逆に後半19分には平山のクロスを右サイドでキープしたリカルジーニョが折り返し、波戸が繋いで平山が押し込み追加点。東京は後半20分に戸田・後半27分には鈴木規郎を投入してルーカス・戸田を走らせるものの、全体的な運動量が落ちて効果的な攻撃にはならず、そのまま0-2で柏に敗れて4連敗となってしまった。


東京はダニーロが前線に入ったことで彼にボールが入った時はルーカスがサイドに流れたり(これは土屋とのマッチアップを嫌ったこともあったのでしょうが)、右サイドの石川、そして左サイドの栗澤がバランスを取りながらも金沢と絡んでチャンスを作り、宮沢・今野からもサイドにいい展開が見られるようになりました。展開した後にゴール前にたびたび顔を出すいい動きを見せたダニーロのゴール前での冷静なプレーには十分可能性を感じさせてくれました。攻撃を組み立てている時のポジショニングも悪くなかっただけに、あとはいかに周囲の信頼を得てボールを引き出せるか。もう少しゴール前で自分で強引に仕掛けるくらいのプレーがあると良かったかもしれませんね。

守備面ではサイドから最終ラインの前にボールを入れられてキープされたり繋がれると、東京の最終ラインはズルズルと下がってしまい、そのスペースをうまく使われて2失点を喫してしまいました。どうしても両サイドが高い位置をキープする分、サイドバック付近で数的優位を作られることが多く、マイナス気味のクロスを入れられた時にその基点をどう潰していくかがポイントになりそうです。この試合では迫井を今野がカバーしていましたが、迫井はやや石川に繋ごうという意識が強過ぎてパスを柏に読まれてしまっていたようにも思いました。柏は迫井のサイドからの攻撃が多かったこともありましたが、その繋ぎや石川との連携を含めた攻撃参加に関してはもう一工夫が欲しかったところでしょうか。

後半に入って徐々に宮沢が流れから消えて馬場を投入したものの、中を固めてきた柏の守備に対してどう崩すのかという意図を見つけるのは難しかったように思います。その後戸田・規郎を投入して戸田・ルーカスの2トップにボールを入れるようになったものの、柏の最終ラインに跳ね返されるばかりでサイドの選手が流れからすっかり消えてしまいました。さらに運動量が落ちてプレーの精度も落ちたような状態では攻撃の形が作れるはずもありません。東京の選手は特徴のある選手が少なくありませんが、逆にその特徴は選手の組み合わせやポジションによって活かされたりすっかり消されてしまいます。現有の戦力で戦うのであれば、これ以上の悪循環に陥る前にそのベストの組み合わせを早く見つけ出したいところでしょう。

柏はリカルジーニョや前線の安永を基点に右サイドに流れるクレーベル、左サイドの平山と近藤からの崩しでサイドからボールを入れ、チャンスをうかがってきました。右サイドバックの波戸は全体的に見ればバランスを取る動きが多かったように思いますが、その効果的な攻め上がりは2得点をアシストした点に現れていましたね。土屋は厳しいマークでルーカスをサイドに追いやり、中澤は何度か危ない場面でカバーに入るなど、最終ラインを中心とした厳しい守りは東京にゴールを許しませんでした。チームとして玉田をどう活かしていくのかという点は依然として未整理の部分だったと思いますが、この試合に勝ちたいという思いは十分に感じさせる内容ではありました。

日時: 2005年04月28日 23:52 コメント (1)

2005年04月29日
神戸0-2鹿島(J1第八節 TV観戦)
ホームの神戸はGKに掛川、DFに北本、室井、松尾、MFはボランチに佐伯、菅原、右に朴康造、左にホージェル、トップ下に三浦、FWは播戸、カズの2トップ。控えには阿部、河本、丹羽、薮田、エムボマ。

対するアウェイの鹿島はGKに曽ヶ端、DFにアリ、岩政、大岩、石川、MFはボランチに青木、フェルナンド、二列目に本山、小笠原、FWはアレックス・ミネイロ、引き気味に野沢の二枚。控えには杉山、内田、増田、興梠、田代。

前半神戸はロングボールのこぼれ球をサイドへ展開してチャンスをうかがう。鹿島は左サイドに流れる野沢を基点にそのクロスからアレックス・ミネイロや本山がたびたびゴールを脅かす。鹿島が前線に入れるボールを跳ね返し、中盤で早い寄せを見せる神戸はカウンターでサイドから崩すも時間が掛かって潰されてしまう。鹿島は素早いCKから岩政がヘッドで狙うと、神戸も三浦のサイドチェンジから朴康造がシュートを狙う。しかし前半29分、野沢のパスを受けたアレックス・ミネイロがスルーパス、これに本山が抜け出して鹿島が先制。攻める神戸は菅原・ホージェルがゴールを脅かすものの曽ヶ端が冷静な守りを見せ、野沢を基点とする鹿島の攻めは神戸が何とか跳ね返し、カウンターから三浦がたびたびゴールを脅かす。

後半に入ると神戸は佐伯に代えて薮田を投入。素早いリスタートから脅かす鹿島は小笠原が切れ込んでシュートを狙う。繋ぎながら前線にいいボールが入らない鹿島に対し、神戸は左サイドに飛び出すホージェルに三浦が絡んでそこを基点攻勢を掛けるものの鹿島の守備を崩せず、逆にカウンターから野沢を基点にアレックスミネイロがスルーパス、これを野沢が決めて後半18分に鹿島が追加点。後半19分にエムボマを投入した神戸は左サイドでホージェル・三浦、右サイドに流れた播戸がクロスを入れるものの鹿島の守備陣に跳ね返されてしまう。鹿島は攻めに時間の掛かる神戸のつなぎを中盤でカットしサイドに流れる本山を基点にたびたびゴールを脅かす。その後も神戸は攻め切れず鹿島がカウンターを狙う展開が続き、鹿島が神戸を2-0で下した。


神戸は前線にロングボールを入れてカズらがキープし、サイドに展開してホージェル、朴康造のクロスやセットプレーから三浦がボールをを入れてきましたが鹿島の粘り強い守りに跳ね返されてしまい、逆に前掛りになったスペースを鹿島の野沢・本山らにうまく使われてカウンターから失点してしまいました。後半薮田を投入し、ボランチにホージェル、左サイドに三浦を置いて、左サイドの三浦を基点に左サイドに飛び出した薮田やホージェルが絡み、三浦のサイドチェンジから朴康造が右サイドから崩す攻めを見せましたが得点には繋がりませんでした。やはり前線に高さがなく、その点サイドからのクロスも低いボールが多かった点は工夫が感じられましたが、そのクロスを活かすためにはもう少し攻守の切り替えの早くしてフィニッシュに至るまでの手数をいかに減らしていくことも必要なのではないでしょうか。

対する鹿島は中盤の繋ぎで神戸の早いチェックに遭い、シュートまで持っていく機会は必ずしも多いわけではありませんでしたが、野沢がサイドの裏のスペースに流れて基点となって本山やアレックス・ミネイロがゴールを脅かすと、その野沢のキープから引き付けて出したアレックスミネイロへのパスから本山のゴールが生まれました。後半に入るとサイドからクロスを入れてくる神戸に対して守る時間が長くなりましたが、カウンターからまたもや野沢が基点となってアレックス・ミネイロが出したスルーパスを長い距離を走った野沢が決めて貴重な追加点。全体的に見れば神戸の攻勢を受ける時間の方が長かった鹿島でしたが、大岩や岩政を中心とした守備陣が粘り強く守る一方で、視野の広さや高い技術をアイディアに繋げられる野沢に本山やアレックス・ミネイロらが絡んで時折見せた攻撃のクオリティは非常に高いものだったように思いますね。

日時: 2005年04月29日 21:55 コメント (1)

大宮3-1大分(J1第八節 TV観戦)
ホームの大宮はGKに荒谷、DFに富田、トニーニョ、奥野、三上、MFはボランチに西村、片岡、右に久永、左に藤本、FWはクリスティアン、森田の2トップ。控えには安藤智、平岡、安藤正、島田、横山。

対するアウェイの大分はGKに江角、DFは柴小屋、深谷、有村、上本、MFはボランチに梅田、原田、右に阿部、左に根本、FWはマグノアウベスを吉田がフォローする形に。控えには高嵜、三木、川田、西山、西野。

前半ラインを押し上げてクリスティアンにボールを入れる大宮に対し、大宮の中途半端なクロスを拾った有村の右からのクロスのこぼれ球を梅田が決めて前半2分に大分が先制。大宮は左サイドの藤本にボールを展開してそのクロスからクリスティアン、森田がゴールを狙う。大分は右サイドの有村・阿部、左サイドの根本が基点となるものの大宮の冷静な守備を前にチャンスを作り出せない。大宮は藤本を基点にクリスティアンの裏を狙う動きや森田・久永・西村らが絡んでチャンスをうかがい、藤本のFKからゴールを脅かす。キープするものの攻め手に欠ける大分に対し、大宮は前半34分に前線へのフィードを森田が頭でそらしギャップを突いて抜け出したクリスティアンがゴール。大分は前線にボールを入れるもののキープできず、逆にラインを押し上げる大宮は前半40分に藤本のFKをクリスティアンがヘッドで押し込んで逆転。

後半に入ると大宮が前線の森田にボールを入れたり、藤本の展開から右サイドのスペースをうかがうと、大分も中盤でボールを奪ってサイドや前線にボールを入れるものの繋がらず、高い位置でボールを奪ったマグノアウベスのシュートは荒谷の正面を突いてしまう。大宮は藤本がサイドに展開したり、自らがサイドに流れてチャンスをうかがう。サイドの阿部を基点にチャンスをうかがう大分はなかなか大宮の守備を崩せず、前線のマグノアウベスにボールが収まるようになると大宮は森田に代えて平岡を投入して中盤を厚くする。攻勢に出る大分に対して大宮は藤本を基点にカウンターを狙い、後半41分には藤本のパスから抜け出した西村がドリブルで一人かわし貴重な追加点。大分は前線に柴小屋を上げて攻めるものの点を奪えず、3-1で大宮が大分を下した。


大宮は開始直後に失点を喫したものの、その後は大分の入れるボールを跳ね返しつつ、藤本が基点となってサイドに流れたり中央でボールをキープし、前線のクリスティアン・森田にボールを供給してチャンスを演出したり、逆サイドへ展開して攻撃を組み立てて貴重なアクセントとして機能しました。その後も森田のポストプレーやクリスティアンの裏を狙う動きからチャンスをうかがった大宮は前半34分、40分とクリスティアンの連続得点で逆転。後半は攻める大分を跳ね返す時間帯が長くなりましたが、森田に代えて平岡を投入して中盤を厚くすると、カウンターから西村が決めて大分を突き放しました。安定した守備、藤本を基点に森田のポストプレーとクリスティアンの裏を狙う動きとシンプルなチームとしてのコンセプトがハマった試合でした。

対する大分は開始直後に梅田のミドルシュートで先制し、その後も右サイドの阿部・有村、左サイドの根本を基点にチャンスをうかがいましたが、キープこそするものの入れるボールはやや単調で大宮の最終ラインに跳ね返されてしまいました。逆に大宮のフィードに対して柴小屋、深谷が被ってしまい森田に競り負けてクリスティアンにギャップを突かれて同点に追いつかれると、FKからまたもやクリスティアンに決められて前半で逆転されることに。後半も西野・西山・川田と次々と投入し、最後は柴小屋も上げて前線に人数を掛けましたが原田ら中盤のパスの精度が低く、それを有効に活かせないまま逆にカウンターで駄目押し点を奪われてしまいました。やや単調な攻めが多いだけに前線でボールをキープし、アクセントをつけたり展開できる存在が欲しいところですね。

日時: 2005年04月29日 23:59

2005年04月30日
大分戦のポイント
柏戦からまだ二日しか経っていないのですが、もう明日はアウェーの大分戦です。来週の水曜には鹿島戦、その日曜には大宮戦もあります。勝っていようが負けていようがリーグ戦は続くわけで、落ち込んでいる暇はありません。明日は休日出勤なのでMXTVの録画観戦になりますが、勝ちたい気持ちを感じさせる、そして安心して録画を見ることのできる試合を期待したいところです。

さて東京は大分戦で加地が復帰。ようやく最終ラインのベストメンバーが戻りました。四連敗した原因は最終ラインだけではないと思いますが、最終ラインだけでなく石川のサポートという点を考えても加地の復帰は心強いですね。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK土肥
DF加地、茂庭、ジャーン、金沢
MF今野、栗澤、ダニーロ
FWルーカス、戸田、石川

ダニーロには前線の基点となる役割を期待したいところ。栗澤のバランサーとしてのセンスにも期待したいですね。


対する大分は3勝5敗の13位。清水・神戸に連勝しましたが大宮には逆転負けを喫するなど、調子は上向きではあるものの、完全には波に乗り切れていない状態ですね。高松は負傷で欠場ですが、大宮戦ではベンチ入りしなかったドドが東京戦では復帰の予定。予想スタメンはこんな感じでしょうか。

GK江角
DF有村、深谷、柴小屋、上本(根本)
MF梅田、原田、阿部、吉田
FWドド、マグノ・アウベス

基本的な戦術としては最終ラインを高い位置に設定し、中盤でボールを奪い、前線のマグノアウベス、ドドにボールを入れるか、右の阿部、左の吉田に展開しFWのうちどちらかがサイドに流れて絡んだり、右サイドバックの有村が攻め上がってクロスを入れてきます。FWの2人はそれぞれドリブル・ゴールを狙う動きに長け、2人のコンビプレーも侮れません。右サイドの阿部が積極的に中に切れ込んでくる動きも要注意ですが、特に前線にボールが入った時には早め早めのチェックが必要でしょうし、パスの出所にチェックを掛けて前線にいいボールを入れせないことも重要でしょう。前線にいいボールが入らなければ大分の攻撃は必然的に停滞します。

攻撃面では右サイドでの石川・加地をより活かすためにも二列目の動きがポイントになるのではないでしょうか。今まで縦に急ぎ過ぎて単調になっていた面もあっただけに、さらに一度ダニーロら中へのアクセントを加えることでそのサイドからの攻撃をより効果的なものとしたいところです。二列目が高い位置でボールをキープすることで攻撃の選択肢は飛躍的に増えてきます。ダニーロは低い位置では極力シンプルにプレーし、いかに高い位置でボールをもらえるかを意識すべきですし、自らも積極的に仕掛けて欲しいですね。彼が大分の守備陣の脅威になればルーカスの負担も軽減するはずです。

また足元へのボールが多かったことも攻撃が停滞していた一つの遠因だったような気がします。個々が足元でなくスペースでボールを受けるように意識していけば今よりもスピードは上がるはずです。中盤で球際の強さで負けないような強さを見せること、そしてそこから逆襲を狙っていくことで大分の守備に対して優位に立つこともできるでしょう。しかしどんなに攻めても勢いだけではゴールを奪う確率は格段に低くなってしまいます。いかにゴールの形を意識した攻めができるか。内容よりも結果が欲しい時期だけに焦りに繋がりやすいですが、こういう時こそいかに冷静に勝負できるかがカギを握るのではないでしょうか。

日時: 2005年04月30日 23:42
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2005.04.30 00:00 | 過去アーカイブ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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