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2003年12月の過去アーカイブスです。


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2003年12月30日(火) 今年一年を振り返って

今日は動きがいくつか。新潟が大分の寺川を完全移籍で獲得することが明らかになったそうです。前年は新潟にいたわけですから復帰になるわけですね。そして京都から大宮に移籍していた野口が引退して育成普及部コーチに就任、横浜の永山、広島の沢田も引退していずれも下部組織の育成に携わることになるそうです。いずれも長年チームを支えてきた(沢田は柏から移籍したりなんかもしてるわけですが)選手だけにお疲れさまというところですね。また、ブラジル人FWや黒部の獲得に動いていると言われる鹿島の平瀬がチームに残留。来年は勝負の年になりそうな気がしますね。

さて、11月から使用している日記帳を変えたので6月下旬より前はありませんが、2月から始めたこのサッカー雑記もようやく年を越せそうです。最初は全く何もベースのないところから始めたのでほとんど読んでくれる人もなく(笑)細々とやっていて一時はどうなることかと思ったのですが、東京関連のHPをお持ちの方々や戦術系のvarietyfootballさん、そして蹴閑ガゼッタさんなどにリンクしていただいたおかげでようやく一日三桁にもう少しで届くくらいの方に読んでもらえるところまで来ました。もちろんその数字は大きなサッカーサイトのアクセス数に比べれば微々たるものではありますが、自分が書いているものが一般的に言って必ずしもポピュラーなものではないという自覚はあるので、ここまでアクセスが来るようになっただけでも上出来だと思っています。

今年の始め、天皇杯の決勝こそTV観戦でしたが、A3とゼロックス杯は実際に観戦に行って来ました。A3で磐田が城南一和に完敗した試合には少なからず衝撃を受けましたし、鹿島にも優勝こそしたもののその絶対的な力にやや翳りを感じました。この時期、コンディション的に準備不足ということを差し引いても今シーズンのJリーグで何かが変わりそうな予感があったのは確かです。磐田はゼロックス杯こそ藤田の決定力で流れを引き寄せて3-0と天皇杯を制した京都を下したものの、開幕戦で横浜に2-4で敗戦。ここに至るまでの流れが今季のJリーグにもたらした影響は決して小さくなかったと思います。磐田は2NDステージでも緒戦で浦和に完敗。決定力のある選手を次々と欠いたとはいえ、いずれも緒戦を落としたことでリーグ全体に少なからず影響を与えました。鹿島は負傷者続出という要因もありましたが、特に守備面において世代交代が進んでいなかったのは確かで選手層に大きな不安がありました。ここ数年覇を競ってきた二強が絶対的な存在でなくなった今季に彼らに先んじる存在が現れるかは非常に注目していました。

個人的には結局今季優勝した横浜、天皇杯を制した京都、効果的な補強をしたように思われた市原あたりが案外その役割を担うのではないかと感じていましたが、京都は朴智星が抜けた穴だけでなく、ゼロックス杯で磐田に苦杯を舐めたことの影響は決して小さくなかったと思いますし、何より序盤に黒部などの主力が負傷で欠場したことですっかり悪循環に陥ってしまいました。市原も質の高い走る高いサッカーを見せましたが、一方で勝負どころで勝ちきれない経験不足は否めませんでした。そういう点から見れば効果的な補強に加えて、精神的なメンタリティーの強さを身に付けるなど他チームに比べ、プラスの要素がもっとも大きかった横浜が勝ち切ったのは論理的に見れば納得のいく結末だったのではないでしょうか。ナビスコ杯を制した浦和も一見、急成長したように見えますが、本来、あのチームが持っている潜在能力を考えれば逆になぜ今まであそこまで行けなかったのか不思議でした。東京Vや名古屋などは途中で監督が代わった分、そのチームの潜在能力を十分に引き出すだけの時間が足りなかったのかもしれません。

今季からSOSIOとなってスタジアムに行って応援するようになったFC東京も今季の年間4位は来季以降に向けての足がかりとなって欲しいところです。アマラオが今季最後かもしれないということもあって是非優勝をという言葉があちこちから聞こえてきてはいましたが、個人的な感触としてはチーム力のベースこそ上がってきた感じはしたものの、今季の東京が現実的に優勝するためには一試合一試合をキッチリと勝ち切るだけの決定力であったり、守りきるだけの経験が少し足りないと感じていました。気持ちというのはもちろん大切なことではありますが、経験の差を気持ちで埋めるのは簡単なことではありません。今季重要な局面で勝ちきれず優勝争いに最後まで残れませんでしたが、そういう経験の積み重ねも優勝を意識できるようなチーム力を付ける事ができたからこそ初めて痛感することができたのではないでしょうか。そういう点で言えば東京の勝負はむしろこれからなわけで。今季の経験を糧に来季以降本当の意味での優勝争いに絡んでいけるかどうかが重要になってきますね。

今年は家にスカパーを導入したこともあってスタジアム観戦が25試合、TV観戦が165試合と結局都合190試合を観戦しました。大部分がJリーグの試合で一部が日本代表やその下の年代の代表の試合という感じでしょうか。上位のチーム中心ではありましたが、Jリーグ中心の観戦だったのは確かです。スタジアムで観るようになってTVで観るのともまた違った印象を受けることは感じましたが、それでも東京以外の他のチームのJの試合を観たことは決してムダではなかったと思います。そうすることで東京の良さを再認識できた部分もありましたし、気になっていたチームは継続的に観戦していたことでチームがどのように変わっていったのかを観察することもできました。また自分自身試合の流れを追うことで多少は観戦術が向上したような気もしています。個人的にJリーグは記録やダイジェストとして気に掛けてはいたものの、去年まで実際に試合を見る機会は今まで少なく、今年はその空白の時間を生める作業だったと思っています。来年は平日開催や個人的な事情もあって今季ほど観ることはできないと思いますし、おそらく徐々にスタイルが変わったり、毎日更新が難しくなることもあるかもしれません。ただ、応援するFC東京とJリーグを中心とするスタンスは変えませんし、今後も変わることはないと思います。今年、サッカー雑記を観に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。明日帰省するので今年はこの更新が最後になりますが、来年もよろしくお願いいたします。


なお、一応再開は1/3を予定しています。
本来なら元旦に天皇杯決勝をレポートすべきところなのでしょうが、ちょっと今年の正月はスケジュール的にも忙しいので残念ながら時間がありません。もちろん観るつもりではいますが、おそらく録画で観ることになると思うので1/3あたりにUpすることになると思います。



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2003年12月29日(月) WEタクティクスその後

今日はさすがに年末も近づいてきているのもあってか、大きな動きはありませんね。
清水が元柏監督・アントニーニョ氏(64)の新監督就任、元G大阪でフラメンゴMFアラウージョ(27)、ゴイアスFWアラウージョ(26)を獲得、大榎コーチの早稲田大学監督就任を発表、G大阪がサンカエターノMFセルナンジーニョ(22)を1年間の期限付き移籍での獲得に動き、柏が札幌に期限付き移籍していたMF酒井直樹(28)の現役引退と育成コーチ就任を発表、札幌が柏から期限付き移籍しているMF砂川誠のレンタル期間を延長、大宮が大分のDF若松大樹(27)の獲得を発表といったところでしょうか。
またフルハムが稲本の完全移籍に前向きとの報道もあってどうなるのか気になるところですね。

さてさすがに年末ともなるとネタがないのでこの前少し書いたWEタクティクスのその後です。
とはいっても会社の仕事が忙しくて休みに入ってからも大掃除なんかでで全然やる時間がなかったんですが(苦笑)ちなみに以前FC東京で始めて1年目の1stステージで優勝したことは書きましたが、その後2NDステージも優勝して年間優勝、2年目も2位と優勝で年間優勝、3年目の1stステージ優勝というところまでは来てます(よーするに全然進んでいないということですね)。その間のナビスコ杯と天皇杯は取っています。リーグ戦で年間優勝すると翌年出場できるアジアチャンピオンシップは控えのメンバーでも獲れた比較的レベルの低い大会なのですが、賞金が5億と結構大きいので確実に抑えたい大会ですね。これくらい勝つとだいたい60億くらい資金が集まります。

東京の選手はメインで使っている選手とそうでない選手がいるので一概には言えないのですが、

・石川
全体的にレベルアップしますが、スピード系とクロスがぐぐっと伸びる。

・茂庭
守備系の基本能力は3年目の時点でジャーンを抜きました(スタミナも徐々に伸びそう)。

・阿部
能力的にはそれなりに伸びるというくらい。ただ特殊能力がない割には結構点を取る。

・加地
ややスタミナに難点がありもクロスの精度は高いなど右サイドバックに必要とされる能力が高い

・宮沢
ロングパス精度やディフェンスの能力がそこそこ高いがスタミナがないのが致命的。

・馬場
ショートパスの精度が低いのが気になるがそれを除くと二列目として面白い存在。

・近藤祐
ポストプレーヤーとして起用すると機能するかも(ヘッドで案外点も取る)

・戸田・小林・規郎・尾亦
スピード系が伸びる。ただドリブルやクロスの精度は低く、使い方が案外難しい。

・前田
ボディバランスが90を超え、他の身体能力系の数値も○。守備を重視するボランチとしてなら。

また二年目以降能力の落ち幅が激しいのは金沢・ケリー・迫井・小沢・藤山(このあたりはまだチームにいる)・アマラオ・三浦文丈・伊藤哲・喜名あたり。このあたりは後釜を考えないといけないところです。土肥はあと1~2年は大丈夫だと思いますがその後はどうなるか。近藤も3年目の時点で反応と安定度以外は土肥を上回っていますが、土肥が2つ持っている特殊能力を一つも持っていないので微妙なところですね。

デフォルト以外に獲ったのは下記の選手(カッコ内は3年目での年齢)。

・呂部流(呂比須・20歳・新人)→FW(ポストプレーヤーとして1年目に獲得)
ポストプレーヤーとしての力はアマラオや近藤祐よりも上。得点王争いに絡める存在。

・熊谷(30歳・鹿島)→DMF(宮沢の交代要員として1年目に獲得・移籍金5000万円くらい)
スタミナを活かした運動量が武器。能力値の割には活躍したが、最近能力が落ち込み気味

・ニール(26歳・オーストラリア)→SB・CB・DMF(ユーティリティプレーヤーとして2年目に獲得。移籍金16億くらい)
各能力の高い使い勝手のよい選手。ただ外国人枠の関係で起用できず衝突、3年目に自由契約に。

・ニリモロフ(25歳・ロシア)→CB(磐田からの戦力外を3年目に獲得。移籍金6.5億)
身長が187cmと高く、全ての能力においてジャーンを上回る。最終ラインの頼れる存在。

・アランブル(26歳・スペイン)→DMF・CMF(ボランチの柱として3年目に獲得。移籍金20億ちょっと)
ロングパス能力やシュート系の能力は並だが守備能力・身体能力・ショートパス能力はかなり高い。

・ホアキン(24歳・スペイン)→OMF・SMF(ケリーの後釜として3年目に獲得。移籍金20億ちょっと)
スピードのあるドリブラーで能力的には石川の1ランク上という感じ。やや持ち過ぎな感も?

・赤田(19歳・新人)→OMF・FW(2年目に獲得)
飛び出し・ストライカーの特殊能力を持つが、能力は現時点で伸び悩んでいる状態。

・丸山(19歳・新人)→GK(3年目に獲得)
身長189cm。能力的にはそこそこ。今の近藤の年齢の時にどこまで伸びているか。


現時点でのフォーメーションは4-4-2のダブルボランチ。スタメンは
GK→土肥
DF→加地・茂庭・ニリモロフ・尾亦
MF→ボランチ アランブル・宮沢  二列目 石川・ホアキン
FW→阿部・呂部流
控え→前田・金沢・馬場・あとは調子に応じて規郎・戸田・小林・近藤祐のいずれか

という感じです。カップ戦は相手の力が若干落ちるようなので土肥・両CBと状況に応じて他数名以外はメンバーを入れ替えて戦ってます。でも3年目ともなるとやっぱり厳しいですね。鹿島や磐田・市原あたりがものすごく強い。負けないけど点が取れないという感じで。こだわりがあって阿部を起用し続けているのですが、ホントならFWに強力な選手を獲得すべきなんでしょう。2NDは獲るの難しいかもしれないです。チームとしては実力があって比較的若い外国人でセンターラインを形成したのであとは数年後を見据えて日本人のFW、DMF、SBあたりを獲得して層を厚くしておきたいところです。



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2003年12月28日(日) C大阪2-1鹿島(天皇杯準決勝)

どうやら清水からトテナムにレンタル移籍している戸田が日本の復帰を考えているようですね。そのレンタル元の清水では三都主と安貞桓の退団が濃厚とか。北嶋の完全移籍は発表されたものの、清水の来季の戦力はどうなってしまうんでしょうか。また仙台がFW金殷中の退団を発表、神戸と広島のオファーを受けていた京都の松井が残留の方向へ向かいそうとのことですね。ちなみに元川崎の石崎監督が清水のヘッドコーチに就任、その川崎の真価とくには鹿島の関塚コーチが就任、その鹿島のコーチにはザスパ草津の選手兼監督の奥野僚祐が就任してるようですね。

さて今日は天皇杯準決勝の第二試合C大阪-鹿島戦ですね。
鹿島はGKに曽ヶ端、DFに内田、秋田、大岩、石川、MFはボランチに青木、フェルナンド、二列目に小笠原、本山、FWは2トップに平瀬、深井。控えには西部、金古、本田、野沢、中島。

対するC大阪はGKに下川、DFに喜多、鈴木、柳本、MFはボランチに布部、久藤、右に酒本、左に原、トップ下に森島、FWは2トップにバロン、大久保。控えには多田、福王、濱田、徳重、西澤。

前半、いきなり左サイドの原から入れたボールを森島が落とし、大久保がゴールもハンドの反則でイエローカード。その後も左サイドの原からのクロスにバロンがトラップから反転してシュートも曽ヶ端が弾く。鹿島の最終ラインからのフィードを酒本がクリアしたボールを小笠原が受けてシュートも下川が弾く。前半8分には右サイドからの酒本がクロス、バロンの動きにつられた鹿島DF陣に対し、その裏から走りこんだ大久保が決めてC大阪が先制する。鹿島は本山がたびたび平瀬へのボールを入れていくが続けてオフサイドに。その後も鹿島がクロスやフィードでボールを入れていくものの、C大阪DF陣が跳ね返す。C大阪はFKからバロンが落として森島が強烈なミドルシュートも曽ヶ端ファインセーブを見せる。カウンターから本山がスルーパスを入れるも深井は届かない。中盤でボールを奪ったフェルナンドが深井に繋いでそのままミドルシュートも右にそれる。フェルナンドのFKは下川がしっかりキャッチ。鹿島は中盤でボールをキープするものの中途半端なパスをカットされることが多く、C大阪も奪ったボールをうまく前線に当てることができない。鹿島はフェルナンドがたびたびミドルシュートを放っていくが枠を捉えられない。前半終盤には左サイド石川が森島から奪ったボールからの深井のシュートから続けてCKを得るものの中途半端なボールでC大阪DF陣に跳ね返されてしまう。C大阪が1点リードで前半終了。

後半序盤から鹿島が右サイドから仕掛け、その後もフェルナンドがミドルシュートを放ったり、小笠原の巧いパスからフェルナンドが抜け出して中へ、青木がミドルシュートも下川がファインセーブ。右サイドの内田と絡みかえあ本山がクロス、深井がヘッドも枠をそれる。C大阪もCKから大久保がヘッド、バロンが押し込もうとするも右にそれる。徐々に鹿島が押し込む展開になって喜多がクリアし損なったボールを本山がシュート、右にそれる。最終ラインの裏を取った本山のパスから平瀬が決定的な場面を作るもののそのシュートは下川が飛び出してキャッチ。青木が右サイドに流れて起点となるとそのこぼれ球を拾った本山が深井とのワンツーからエリア内に入り込んでシュートも下川がキャッチ。その後も本山のループシュートは深井のオフサイド。鹿島ペースは続くもののC大阪の守りを崩せない。C大阪もカウンターから形を作るも、中央でボールを受けた久藤がミドルシュートを打てず右に流すもバロンはオフサイド。後半21分にC大阪は酒本に代えて徳重を投入。鹿島は後半24分に青木に代えて野沢を投入して小笠原を一列下げると後半27分には平瀬に代えて中島を投入。鹿島のセットプレーからの攻勢をしのいだC大阪は原に代えて西澤を投入、その西澤が左サイドで起点となって大久保がミドルシュートを放つも曽ヶ端がよく弾く。鹿島はCKから何度も攻勢を掛けるもC大阪も全員が戻って集中した守備でこれをしのぐ。左サイドに移った森島が懸命な守備を見せる。しかし、後半39分に右サイド本山からフェルナンドへ、そこから中に入れたボールに徳重か野沢か触れたのは微妙ながらもそれがゴール、ついに鹿島が同点に追い付く。一進一退の攻防が続く中大久保がたびたびチャンスを作りかけるも鹿島も意地を見せて得点を許さないまま後半終了。1-1の同点のまま勝負は延長へ。

延長前半、深井に代えて本田を投入、本山を前線に上げて再び小笠原を二列目に戻す。C大阪も森島と徳重の位置を入れ替えて久藤をサイドバックにして4バック気味に。鹿島はC大阪ゴール前でのパス交換から野沢がファーへ、それを裏から入って来たフェルナンドがヘッドもこれは右にそれる。右サイドからのクロスに本山が合わせるも枠にいかない。C大阪も久藤のフィードから徳重が飛び込むも曽ヶ端がキャッチ。徳重が左サイドから仕掛けるも秋田がブロック。その後も左サイドのサイドの徳重を基点に最終ラインから喜多も攻撃参加してフォローするも精度を欠いて攻めきれないまま延長前半終了。延長後半もお互い一進一退の攻防を見せるものの鹿島がやや優勢に試合を進め、両サイドから崩しにかかるもC大阪が粘り強く守り、左サイドの徳重を起点に攻撃を見せ、延長後半9分、徳重からのパスを受けた大久保が見事なミドルシュートを決め、C大阪が2年ぶりに決勝進出を決めた。

いきなりの大久保のイエローはあったものの、序盤から攻勢を仕掛けて大久保の見事なゴールで先制したC大阪でしたが、その後はなかなか攻撃の形を作ることができませんでした。というのはやや中盤で優勢な鹿島に対抗するために大久保、森島がやや引き気味で守備にも積極的に参加したために前線のバロンが孤立気味となり、縦へのボールがさほど有効でなくなってしまったこと、そしてサイドへの展開にしても鹿島の攻勢を受けてややサイドの位置取りが低くなってしまい、そこから攻めあがるにしてもややサイドも孤立しがちで周囲のサポートを得られない状況でした。それでも守備面で下川の再三のファインセーブもあって守りきれるかと思われたのですが、やはりチームとしての守備を考えてみればサイドの守備に奔走した森島や徳重らの運動量に比してボランチの運動量は徐々に減退していき、中盤を自由にさせてしまったことが結果的に同点ゴールを許してしまったことに繋がったのではないでしょうか。それでも勝利を得ることができたのは足がつっても交代させなかった大久保の決定力があったからこそ。積極的に守備にも参加してましたね。

一方の鹿島は開始直後にC大阪のクロスへの対応が不安定で開始直後にヒヤリとする場面もあり、最初のピンチは大久保のハンドで救われたものの、前半8分のピンチには右サイドからのクロスに対してDF陣がバロンの動きにつられてしまい、その裏から抜け出してくる大久保の動きを捉えきれていませんでした。その後は中盤のプレスが機能してC大阪の前線へのフィードやサイドへの展開を十分に機能させないようにすることには成功しましたが、逆に中盤を支配して攻めていた割には決定力不足に泣き、ようやく追い付いたのは後半39分とほとんど終了間際といってもいい時間帯でした。序盤の守備こそ不安定でしたが全体的に見て試合の流れをつかんでいたのは鹿島の方。それでも延長にもつれ込んだあげくにVゴールで敗れてしまったのはチャンスにことごとく外して試合の流れを引き寄せきれなかったからではないでしょうか。平瀬や深井、そして中島も決して悪い選手ではありません。しかし、鹿島が今後チームを立て直すために必要なのは試合を決めるだけの決定力を持ったFWなのではないでしょうか。



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2003年12月27日(土) 清水2-4磐田(天皇杯準決勝)

とうとう天皇杯決勝の組み合わせが磐田とC大阪に決まりましたね。磐田の決勝進出は順当な気がしましたが、C大阪の決勝進出はやや意外でしたね。でもまぁ大久保の2ゴールは素晴らしかったと思います。元日はそれはそれで見ものですね。今日もいろいろな動きがありましたね。神戸が以前広島でプレーしたハシェック氏の監督就任を発表、G大阪が柏のMF渡辺光輝の獲得を発表、柏がブラジル人MFゼ・ホベルトを獲得を発表、大分が名古屋MF原田拓の獲得を発表、札幌が磐田監督の柳下氏の監督就任を発表、湘南は浦和のDF城定、磐田のMF挽地祐哉、FW原拓哉を完全移籍で獲得すると同時に磐田から期限付き移籍していたGK船津、DF北出、MF熊林と大分から期限付き移籍していたFW柿本の完全移籍での獲得を発表、大宮が水戸のDF富田を完全移籍で獲得、福岡のMF久永を期限付き移籍で獲得を発表、水戸が大宮のMF関を完全移籍での獲得を発表。京都が蔚山現代MF金徒均を獲得に動くなどJ2でも積極的に補強に動いているチームがあるようですね。


さて今日は天皇杯準決勝清水-磐田戦を観戦。
清水はGKに真田、DFに池田、森岡、高木和、MFはボランチに伊東、杉山、左に三都主、右に太田、トップ下に澤登、FWにはトゥット、安貞桓。控えには羽田、平岡、鶴見、平松、北嶋。ちなみに清水の太田圭輔と磐田の太田吉彰は兄弟。

対する磐田はGKに佐藤洋平、DFに鈴木、田中、山西、MFはボランチに河村、菊地、右に成岡、左に西、トップ下に名波、FWは2トップに前田、グラウ。控えには山本、上本、太田、西野、中山。服部が出場停止、福西が負傷で欠場ですね。

前半の序盤、前線へロングボールをいれてその展開からサイドへ展開する清水が主導権を握り、中盤でも激しくチェック、サイドへの展開からクロスを入れてゴールを狙う。しかし前半7分にロングボールからの右サイドのルーズボールをうまくキープして抜け出した前田がDFを引きつけて中に入れ、それをグラウが冷静に決めて磐田が先制してしてしまう。前半12分には左サイドに流れたグラウが切り返して上げたクロス、真田と成岡が競り合ったボールがこぼれ、それを成岡が詰めて磐田が追加点を挙げる。高木和からボールを奪ってグラウが抜け出しシュートも三都主の懸命な戻りもあってシュートは右にそれる。磐田の中盤のチェックに苦しみ徐々に苦しい展開なっていた清水は前半26分、伊東からの左サイドの裏を狙ったボールに追い付いた三都主がクロス、トゥットが落としてシュートを放とうとしたボールを抜け目なく安貞桓がシュート、これが決まって清水が1点を返す。これで勢いを取り戻した清水は前半31分に三都主の右CKからニアで森岡が繋ぎ、佐藤洋平が弾いたボールを安貞桓が冷静に流し込んで清水が同点に追い付く。しかし一進一退の攻防が続いた前半終了間際、山西のFKをグラウがヒールで流し、これを前田が決めて再び磐田が突き放し3-2と磐田1点リードで前半終了。

後半に入ると中盤での潰しあいから一進一退の攻防に。清水は三都主のパスからトゥットがラインの裏に抜け出すも鈴木がブロック、磐田も清水のクリアボールを拾った西が流して河村がミドルシュートを放つ。磐田が右CKからの流れで右サイドから波状攻撃を仕掛けるも清水が何とかしのぐ。しかし後半12分、右サイドのグラウについたDF二枚の裏でボールを受けた西がクロス、これにファーに入って来た成岡がヘッドで決めて4点目、磐田がさらに突き放す。後半17分、清水は澤登に代えて平岡を投入、4バックに変更する。その後は一進一退の攻防になり磐田は右サイドの西が仕掛けていく展開。清水は右サイドの太田がたびたびチャンスに絡むもののゴールに繋がらず三都主のFKはポストに当たってしまう。後半29分には清水が太田に代えて平松を投入すると磐田も西に代えて西野を投入。清水は高めの位置取りをする三都主、平松の両サイドへのボールを集めてそこから仕掛けるも攻め切れず、トゥットがたびたび裏を狙うもことごとくオフサイドに。ロスタイムに高木和に代えて北嶋を投入して前線に枚数を増やすも攻撃は機能しないまま。磐田が4-2で初の元旦の国立に駒を進めた。


前半の序盤、激しいプレッシングから攻勢を掛けた清水でしたが点を奪えず、逆に磐田に先制されることになってしまいました。磐田の両ボランチから高目に位置した清水の両サイドの裏にロングボールを入れられるようになると、そのサイドの対応が中途半端で抜け出されたり、あっさりクロスを上げられてしまうことが非常に多かったと思います。清水の場合はそのあたりの対応は3バックの両サイドが行うことが少なくないのですが、その対応によって生まれる最終ラインの間のスペースをどうやって埋めるのかという点については4点目を奪われて平岡を入れて4バックにするまで曖昧なままだったように思います。逆にCBが対応に行くのであればもっと簡単に突破されない、あるいはクロスを上げさせない工夫があってもよかったのではないでしょうか。ボランチなり、両サイドが最後まで付いて行かなければ清水ゴール前で磐田にフリーな選手が生まれてしまうのはある意味必然的だったように思います。

一方の磐田は序盤の清水攻勢をしっかりしのぐだけの経験に裏打ちされた守備、そして前半終了間際で見せたセットプレーによるしたたかさで突き放したのはさすがとしかいいようがありません。そして成岡が局面局面で2点差となるゴールを決めたことがこの試合での勝利を決定付けたのではないでしょうか。攻撃を仕掛ける基点となったのは逆サイドの西でしたが、その西とサイドのポジションを入れ替えつつ中に入り込む動きを見せて前半12分に左サイドのグラウのクロスに飛び込んで真田と競ってこぼれ球を決めると、後半12分には右サイドの西のクロスからファーに入ってきてヘッドでゴール。清水の両サイドが成岡のマークとして付いていかなかったことでフリーになった面はありますが、それを抜きにしてもそこでゴールを奪う意欲を見せて中に入り込んでいったことが2得点に繋がったのではないでしょうか。磐田が強さを支えてきたのは局面局面の決定力。藤田が戻ってくるとは言っても成岡のゴールを奪う意欲は来季以降の磐田にとって大きなプラスとなるのではないでしょうか。



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2003年12月26日(金) 今日の移籍他

今日はちょっと体調不良なので簡単に。
最近選手の移籍が本当に多いですね。
今日の動きは磐田が期限付き移籍していた札幌のGK佐藤洋平を完全移籍で、同じく札幌のMF森下を完全移籍で獲得したことを発表、横浜が東京Vにレンタル移籍していた田中隼磨の復帰を発表、柏から清水の北嶋が完全移籍することが濃厚、広島が横浜のMF佐藤一樹の獲得を発表、C大阪が鳥栖にレンタル移籍していた米山の復帰を発表、川崎が京都のFW町田を完全移籍で獲得したと発表、仙台が大宮にレンタル移籍していたDF村田の復帰を発表といったところですね。また、鹿島の本山が海外移籍を希望、G大阪の木場が退団の可能性が高まっていて広島他J1の3チームが獲得に動いているようですし、市原の選手が団体で年棒交渉等の将来のビジョンについての話し合いを行ったというちょっと心配な話があったようです。

・・・と思っていたらなんと東京が新たな選手獲得を行ったようです。
獲得したのは京都のDF松本昂聡(20)。
期限付き移籍で2004年2月1日~2005年1月31日までの1年間。
京都ユース育ちの選手でU-18やU‐19の代表候補にも入ったことはあるそうです。昨シーズンからトップチームに昇格して4試合出場。今季も1stステージの市原戦に出場。
京都のオフィシャルや他のところからの情報を総合した限りではとりあえず183cmと長身で屈強な身体を活かした対人プレーや正確なロングフィードが武器とのことなのですが、さすがの私もプレーを見たことがないのでそれについては何とも言えません。
サテライトの試合で見かけて興味を持ったというところでしょうか。
最初は五輪や代表での茂庭不在を埋める存在として獲得したと思ったのですが、調べて見ると特に際立った出場経験があるというわけでもないので、どちらかというと今季のみというよりも案外将来性を買って完全移籍を視野に入れた期限付き移籍なのかもしれませんんね。ま、深読みのし過ぎかもしれませんけれど(苦笑)



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2003年12月25日(木) 東京V0-3磐田(天皇杯準々決勝)

よーやく今野の東京移籍がオフィシャルでも発表になりましたね。一安心・・・と思ってたら今度は迫井が山形に期限付き移籍が決定してましたね。何ともはや。今年の東京はタイトルを意識してはいたものの優勝を狙う、というにはやや力不足を気持ちで補わなければならないような部分も少なくなかったのではないでしょうか。もちろんメンタルな部分は重要なわけですが、それだけで優勝できるほど簡単なわけではありません。何だかんだいっても地力を付けていくことが非常に大切だと思うんですよね。ここ数年の東京の補強は決して派手ではなかったものの、着実にチーム力をアップさせるものだったと思います。少なくともそう遠くないうちに優勝争いの中心になれるだけのポテンシャルは秘めるチームになったといえるのではないでしょうか。これからが本当の勝負ですよ、ホント。今日は川崎が新潟FWのマルクスを獲得、京都がC大阪のDF鈴木悟を獲得、名古屋が仙台の岩本を獲得、浦和が広島FWの梅田を獲得、仙台が市原のFW大柴を獲得、東京Vの田中は横浜復帰濃厚、鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督がエジムンドの獲得をチームに要請しているとか。あと元東京で横浜FCの神野が引退、横浜FCの強化担当に就任するそうです。お疲れさまでした。


さて今日は天皇杯準々決勝の東京V-磐田戦を録画で観戦。
東京VはGKに高木、DFに柳沢、富澤、米山、三浦、MFはボランチに林、小林大、二列目に山田卓、平野、FWは2トップにエムボマ、桜井。控えには柴崎、相馬、戸川、根占、平本。戸川は来季新加入の選手ですね。

磐田はGKに佐藤、DFに鈴木、田中、山西、MFはボランチに服部、河村、右に川口、左に西、トップ下に名波、FWは2トップに前田、グラウ。控えには山本、菊地、成岡、西野、中山。

前半、磐田はパス交換から河村が得たファールから山西のFKは惜しくも右にそれ、名波のパスを左から西がクロス、ニアで前田がヘッドを放つも枠の上。対する東京VもCKから混戦となるも米山のボレーはポストに当たる。その後はお互い中盤で繋ぐ展開が続き、磐田がカウンターで川口のドリブルからグラウが突破を図るチャンスもボールを奪われた三浦が懸命に戻って防ぐ。東京Vも速攻からエムボマがシュートも鈴木・河村がブロックに行ってシュートは右にそれる。その後も右サイド山田から平野へ繋ぎ、そこから通したパスにエムボマが抜け出すものの佐藤洋平がいい飛び出しを見せる。やや攻めきれない印象の東京Vに対し、磐田は前田のポストプレーから服部がクロス、グラウが合わせるも左にそれ、川口が中への切り返しから直接シュートするも高木の正面。東京Vもエムボマのダイレクトシュートを放つが佐藤の正面を突く。CKでも米山が打点の高いヘッドを見せるものの佐藤がキャッチ。37分川口が負傷で成岡と交代。前半41分、磐田は左の西のクロスからファーのグラウがヘッドで落とし、そのこぼれ球に飛び込んだ名波が頭から突っ込んでゴールを決めて磐田が先制。東京Vもロスタイムにエムボマのドリブル突破を佐藤洋平が引っ掛けてPKに。しかし三浦がPKを佐藤洋平に止められ、こぼれ球も決めることができずに追い付けないまま前半終了。

後半に入ると東京Vはエムボマにロングボールを集めてくる。対する磐田は西や成岡がミドルシュートを放っていく。東京Vは三浦のFKを直接狙うが佐藤洋平がキャッチ。磐田は服部のスルーパスから前田が裏を狙い、西、名波と繋いで成岡がチャンスを迎えるなど磐田が攻める展開に。東京Vも平野からパスを受けた桜井が右サイドを突破、そのラストパスから小林がシュートを狙うもミートしない。後半26分、名波からボールを受けた西が左サイドを突破してクロス、それをファーでグラウが合わせて磐田が追加点を挙げる。なかなかパスを繋ぐことの出来ない東京Vに対し、磐田は後半28分に前田に代えて中山を投入。その中山が左サイドからクロスを上げるなど積極的に動いてチームを盛り上げる。東京Vも後半30分に平野に代えて平本を投入、勝負に出る。しかし、グラウの突破からのループシュート、中山の切り返しからのクロスにグラウが合わせるなど磐田のペースは変わらない。左サイドからの西のクロスをカットした形になった中山がシュートも枠の上。しかしロスタイムに右サイドからの成岡のサイドチェンジを受けた西がドリブルからシュート、高木が弾くも中山が詰めてこぼれたボールを拾ったグラウがゴールを決めて3-0。磐田が3-0で東京Vを下し準決勝に進出した。

東京Vは決して攻めの形ができていないわけではありませんでしたが、桜井がどちらかというとサイドからのチャンスメイクが多くゴールを狙う動きやエムボマをフォローする動きが少なく、エムボマが単独で仕掛けていく場面が多かったように思います。それでも磐田の3人を相手に何度かチャンスを作りかけたのはさすがとしか言いようがありませんが、もう少し他の選手もゴールを狙う動きがあっても良かったのではないでしょうか。ボールは運べてもややフィニッシュの形が単調だっただけにやはり前半終了間際の三浦のPK失敗が痛かったのは確か。守備面でも高めの位置取りをした両サイドバック、特に右サイドバックの柳沢の裏のスペースを突かれる形で3失点したことを思えば、そのスペースをどうやってカバーするのか最後まで曖昧なままだったのは致命的だったのではないでしょうか。

一方の磐田は川口が前半のうちに負傷退場してしまうというアクシデントこそあったものの、名波を起点とした攻撃から左サイドの西が高めの位置取りをした柳沢の裏を突いてそこから攻撃を仕掛ける形で3得点を奪いました。もっとも左サイドのみの攻撃ではなく、右サイドの川口、そして交代した成岡も攻撃に絡んでいましたし、何より交代出場した中山をはじめ、積極的にゴールを狙う動きを見せる選手が多かったのは確か。中盤のボール回しだけを見れば互角か、もしかしたら東京Vの方が勝っていたかもしれません。しかしこの試合ではフィニッシュの部分においてエムボマの決定力頼みの東京Vと、ゴールを狙う動きをする選手が多かった磐田との間には小さいけれど埋めがたい差があったのではないでしょうか。



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2003年12月24日(水) 横浜1-4鹿島(天皇杯準々決勝)

鳥栖の新監督に松本育夫氏が内定した他、今日も相変わらずいろいろな話題がありましたね。浦和が水戸・田中闘莉王の獲得を発表、G大阪が神戸のシジクレイを完全移籍で獲得、神戸が小島宏美と再契約、京都は新潟にレンタルしていた熱田の復帰を決めただけでなく、名古屋のFW原のレンタル移籍での獲得も濃厚とか。一方でJリーグの来季日程が発表になってリーグ戦の進行が五輪と被ってしまうとか。東京も石川と茂庭(と今野)いなくなったら痛いんですけど。鈴木チェアマンは2005年(というと再来年ですね)にはJ1の16→18チーム制への移行と1シーズンへの移行すると明らかにしたようですね。来年の日程もそうですが再来年の日程も違う意味で心配になってきました(苦笑)ちなみに来年の3/27に開幕するナビスコ杯の組み合わせで鹿島、柏、神戸と同じ組になりましたね。組み合わせがいいんだか良くないんだかよく分らない組な気がするのは私だけでしょうか。


さて今日は天皇杯準々決勝の横浜-鹿島戦を観戦。
横浜はGKに榎本達、DF柳想鉄、中澤、河合、ドゥトラ、MFはボランチに遠藤、那須、右に佐藤由、中に奥、FWは2トップに坂田、久保。控えには榎本哲、波戸、上野、大橋、清水。

対する鹿島はGKに曽ヶ端、DFに内田、秋田、大岩、石川、MFはボランチに青木、フェルナンド、二列目に小笠原、本山、FWは2トップに平瀬、深井。控えには高嵜、金古、本田、野沢、中島。

序盤からプレスを掛けサイドからの崩しを図る鹿島。一方の横浜も久保のポストプレーを起点にサイドに展開しようとするが、鹿島のプレスにうまくボールが繋がらない。前半5分に青木から左へ展開、小笠原が切り返してクロス、それに本山が飛び込んでヘッドで決めて先制する。その後はお互いロングボールから前線を狙う展開が続き、横浜が徐々にボールをキープするようになるとCKから中澤がヘッドを狙うも内田がクリア、右サイド久保の突破から最後は佐藤由がシュートも枠の上、ルーズボールに坂田が飛び込み、佐藤由のクロスからのこぼれ球を那須がシュートなど横浜が攻勢を掛けるものの鹿島の守備を崩せない。鹿島も小笠原を起点とした攻めから徐々にリズムを取り戻し、前半26分、本山がドリブルで中に切れ込み小笠原へ、小笠原がダイレクトで左に繋ぎ左に流れた青木が柳想鉄をかわしてシュート、これが決まって鹿島が追加点を挙げると、前半29分には鹿島の右サイドの崩しから突破した内田からのクロスをファーに回り込んだ小笠原がヘッドで決めて3-0とする。横浜はサイドから崩しにかかるものの、鹿島はサイドの守備に二列目も参加してクロスを上げさせない。その後も鹿島のカウンターに脅かされながらも横浜が攻めたが佐藤由のFKに中澤が放ったヘッドが曽ヶ端の正面を突くなど攻めきれないまま前半終了。

後半に入ると横浜は佐藤由に代えて上野を投入。那須・中澤・河合の3バックに上野、柳想鉄のダブルボランチに右に遠藤、左にドゥトラ、トップ下に奥の3-5-2の布陣に変更。鹿島は石川のフィードから深井が最終ラインの裏に飛び出すもトラップに失敗。右サイドから中に切れ込んできた本山のシュートは左にそれる。横浜も素早いリスタートからドゥトラがクロス、中澤がヘッドも右に外れる。後半10分には坂田に代えて清水を投入。横浜がサイドから攻めるものの中央を固める鹿島に跳ね返される。後半21分、横浜はドゥトラの右FKから1点を返したが、引いていた鹿島も徐々に徐々に前に出て後半26分には左サイドからの小笠原のFKを久保がヘッドでクリアし損なってしまい、方向が変わったボールに榎本も反応しきれずに横浜には痛い4失点目が入ってしまう。横浜は諦めずに清水がミドルシュートを放つなど反撃を試みるが鹿島も冷静な守備で隙を見せず、後半33分には奥に代えて波戸を投入、柳想鉄も前線に上げて攻めに人数を掛けるも点は奪えず。4-1で鹿島が快勝して準決勝に駒を進めた。


この試合で横浜は序盤鹿島のプレスに後手後手に回ってしまい、鹿島のボランチの青木を誰がマークするのが曖昧だったために、フリーで後列から上がった青木と二列目の小笠原が交互にサイドに流れたり中に入ったりといった2人の動きで柳想鉄のサイドのマークが混乱してしまい、結局鹿島の左サイドからの崩し、左サイドのフィニッシュに対して後手後手に回らざるを得なくなってしまいました。攻撃面においても縦へのフィードは跳ね返され、右サイドの佐藤由が中に入り込む動きが多かったために左サイドからの崩し一辺倒になってしまい、本山も積極的に参加したサイドの守備に対してなかなかいいクロスを入れられなくなってしまいました。後半、機能していなかった右サイドの佐藤由に代えて上野を投入、3バックにして右の遠藤、左のドゥトラがクロスを入れてくる攻めで鹿島を押し込みましたが、今度は逆に中へクロスを放り込む単調な攻めになってしまい、中央を固める鹿島の守りに跳ね返されてしまいました。この試合で先発したWユース帰りの坂田もやや周囲との連携不足は否めなかったのではないでしょうか。


一方の鹿島は青木の攻め上がりがフリーになり、後列からのを有効に活用したことで2得点を奪い、右サイドの突破と連動してその青木の中に入って来た動きにつられた柳想鉄の動きの裏を突いてファーから入って来た小笠原がヘッドで合わせて3点目を決めました。守備面でも左サイドの石川がしっかりと佐藤由を抑え、縦へのフィードもしっかり跳ね返したことで結果的に左サイド一辺倒になっていった横浜の攻めをしっかりと本山も守備に参加してキッチリと防ぎました。後半に入ると攻守の役割をはっきりさせた横浜の守備を受け止める展開になりましたが、外からのクロスという単調なクロスを入れてくる横浜に対して中を固めてキッチリと跳ね返したことで、こぼれ球をミドルシュートされることはあったもののコースは予め限定されていました。後半は引き気味でカウンターを仕掛けるくらいだった鹿島でしたが、1点を返されると前に出て幸運も手伝ってFKで決定的な四点目が入りました。今まで苦しい戦い方が続いていた鹿島ですがこの試合では局面局面で誰が何をすべきなのかがハッキリしていたように感じました。ベストメンバーではないにしてもこういうチームは強いんですよね。



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2003年12月23日(火) 天皇杯準々決勝の結果と準決勝の組み合わせ

さて、連日のことですが今日も移籍の動きがありましたね。浦和が名古屋MF酒井の獲得を発表、市原が山形のDF鷲田雅一、FW羽地登志晃と契約、柏のジュシエがクルゼイロに復帰、仙台が大宮のMF原崎政人を完全移籍で獲得、湘南が東京Vから戦力外通告を受けたFW佐野祐哉を獲得、京都との契約更改を保留した黒部に対して鹿島が獲得に動いている、といった感じでしょうか。思うに山形のDF鷲田を獲得した市原案外いい買い物をしたのかもしれませんよ、これは。東京も札幌のU-20日本代表主将の今野の移籍がほぼ確定になったようですが、これはオフィシャルの発表を待ちましょう。それにしても今回の東京の補強は本当に的確だったと思いますね。もっともそれも来季の成績に繋げられてこそ価値のあるもの。いい選手を獲得したから成功というわけじゃないんですよね。ここからが全ての始まり。来季の原監督の采配が注目されるところです。


さて今日は天皇杯の準々決勝が行われました。
NHKの衛星第一では準々決勝4試合を続けて放送する、なんてことがあったようですが、うちはそれが観れる環境でもなく、ちょっとお出かけしていたので今日は結果のみです。

横浜1-4鹿島
得点者:
横浜  ドゥトラ(後半21分)
鹿島  本山(前半5分)、青木(前半26分)、小笠原(前半29分。後半26分)

C大阪3-2神戸(神戸ユニバー)
得点者:
神戸  カズ(前半7分)、シジクレイ(前半11分)
C大阪 森島(後半34分)、バロン(後半39分、後半42分)

市原0-1清水(仙台スタジアム)
得点者:
市原  なし
清水  平松(延長前半9分)

東京V0-3磐田(桃太郎スタジアム)
得点者:
東京V なし
磐田  名波(前半40分)、グラウ(後半26、後半44分)

鹿島は小笠原の2ゴール2アシストで年間王者横浜を下し、C大阪は神戸に残り15分で3得点を奪って逆転勝ち、清水は市原のミスを見逃さず延長Vゴール勝ち、磐田は先制した後もたつく東京Vを尻目に着実に突き放して確実に追加点を奪って勝利をものにしたようですね。今日はダイジェストでしか観てないのでコメントはしないことにします(笑)
結果的に27日の準決勝の組み合わせは

鹿島-C大阪(15時 長居スタジアム)

清水-磐田(13時 埼玉スタジアム)

ということになりました。順当に行けば決勝は鹿島-磐田という組み合わせになりそうな気もしますが、勝負はやってみないと分りませんね。一応昨日書いたとおり準々決勝のうち横浜-鹿島、東京V-磐田は録画して観るつもりでいますが、考えてみたら明日はクリスマスイブだったんですよね(苦笑)もし試合を観る時間がなかったら25日以降になる可能性もあるので予め書いておきますね。



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2003年12月22日(月) アマラオの湘南移籍とルーカスの入団発表

今日もまたいろいろと動きがありましたね。名古屋のMF酒井の浦和完全移籍が内定、清水のMF鶴見が完全移籍、横浜FCのGK水原が東京Vへ完全移籍、またこの前の東京戦でもゴールを決めたホンダFCの古橋が新潟に移籍する可能性が出てきたそうですね。一方で移籍が濃厚とされてきた仙台の岩本は「仙台にプレーすることにこだわりがある」と残留の可能性についても示唆したようですね。この時期になるとホントにいろいろな動きがありますが、選手にとっていい移籍になって欲しいものです。


さて東京でもついにアマラオの湘南への移籍が発表されました。
以前から分っていたことですし、湘南が濃厚らしいという話は知人から聞いていたのですが、何というか、ホントに移籍しちゃったんだな~というのが偽らざる本音です。何となく今年が最後なのかなって気もしてました。でも現役を続行する気があるとは聞いても、まさか他チームでということになるとは話を聞くまで考えてませんでした。たぶん、東京のKINGだから東京で引退すると漠然と考えていたのかもしれせん。湘南のユニを着てるアマを想像するのは今の時点では難しいです。もし湘南と対戦することになったらどんな気持ちになるかも分りません。でも、他チームに移籍したからといってアマラオが今までチームに残してくれたものの価値が変わるわけでもありません。それでもアマラオには頑張って欲しいですね。

同時に喜名の大宮への完全移籍、そして尾亦の大宮への期限付き移籍も同様に発表されてましたね(広島のFW高橋も同様に期限付き移籍で獲得してましたね。大宮は今回積極的に補強に動いてるんでしょうか)。実際、喜名としては負傷が癒えた身でサテライトで出場してはいても公式戦に出場できないというのはなかなか辛いものがあったのかもしれません。やはりプロである以上は試合に出てこそ、という気持ちになるのは当然のこと。今季出場の機会はありませんでしたが、それはあくまでチームとしての構想と無関係ではなかったと思いますし、まだまだやれるはずです。大宮で再び彼らしいプレーが見られることを願っています。尾亦についてもチームを一時期離れることは一つの決断だったと思いますが、この時期試合経験を積み重ねられるかどうかは今後の選手生活に少なからず影響を及ぼすと思います。何とかレギュラーを勝ち取って貴重な経験をしてきて欲しいですね(でもちゃんと戻ってきてね 笑)。

一方でルーカスの獲得も正式に発表になりました。
183~185cmと諸説あった身長はどうやら公式には183cmということらしいですね。
ポストプレーヤーであるらしいことは分ったのですが、たぶん問題はどれだけ動けるかということだと思うんですね。たぶん東京のチーム戦術からして前線にポストプレーヤーがいることのメリットは決して少なくはないと思うのですが、おそらく同時にポストプレーから縦への速い展開にどれだけ付いていけるかというのも一つのポイントだと思うんですね。単なる身長が高いだけのプレーヤーではおそらく思ったほど機能しないのではないでしょうか。ま、ケリーのお墨付きもあったんでしょうし、東京の公式サイトを見る限りでは悪くないようなので(ただ、噂に聞いた話ではレンヌ時代は環境に馴染めなかったのか、あまり活躍していなかったようですが)、ケリーとのコンビに期待したいところです。

そうなると気になるのは前線の布陣。FWのルーカスとMFのケリー・石川を軸として考えると、まず1トップか2トップかという話。おそらく今季の原監督の采配から考えるに1トップなら左サイドに戸田、2トップなら阿部をFWとして起用してくるのではないでしょうか。1トップに戸田の左サイド起用は結果的に今季のベースとなった布陣であり、ルーカスがそこそこできればたぶん機能する布陣だと言えるでしょう。ただ、今季終盤に見せた活躍でも明らかなように阿部の得点能力はなかなか素晴らしいものがあります。1トップという形ではさすがに厳しいものがあるのかもしれませんが、ポストプレーヤーと組ませる形でスタメンとして起用し続ければ、おそらく15得点くらいは行けるのではないでしょうか。ただ、阿部を2トップという形で組ませるということは必然的に中盤を1枚削ることになるわけで。形としては今季序盤に見せたような二列目を削ってルーカスと組ませる形、そして今季終盤に見せたようなボランチを一枚削って4-1-3-2気味の布陣にして2トップを組ませる形はあると思います。前者はなかなかバランスを取ることが難しくて1stステージの途中で断念した経緯があり、後者も全体的なバランスを考えれば果たしてシーズンを通してベースとなる布陣なのかは微妙なところです。

それに戸田の献身的な運動量や左サイドから入ってくる動きも非常にポイントになる動きですし、フミタケの気の利いたプレーというのも捨て難いわけです(もしかしたら今野も入ってくるかもしれないわけですしね)。果たしてどれがベストなのかというのは現時点では流動的なのではないでしょうか。ただ、石川が代表で留守がちになることが多くなれば当座は阿部が右サイドのポジションに入ることも十分考えられます。チャンスメイクに徹する阿部を見ても面白くありませんが、最近の阿部を見ているとキチンと中に入っていく動きができてきたので、右サイドで起用しても思ったよりも機能するかもしれません。とはいえもし仮にそうなったとしてもそれは石川が戻ってくるまでの話。それは問題を根本的に解決する手段ではないだけに原監督がどのように起用していくのか注目したいところですね。あ、もし仮に茂庭が代表で留守にしたら増嶋起用したりして・・・何かありそうだなぁ(苦笑)



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2003年12月21日(日) 天皇杯四回戦の結果と準々決勝の組み合わせ

この週末はいろんなことがありましたね。秋田の名古屋移籍が決定(考えてみたら昨日対戦してたんですよね)。名古屋は他にも仙台の岩本、京都の角田・大野の獲得に動いているとか。そして市原の崔龍洙の京都への期限付き移籍には正直驚きを禁じえませんでしたね。磐田は桑原氏の監督就任を発表したそうですね。桑原氏といえば以前97年のシーズンは監督代行として、99年のシーズンは監督としてともにチャンピオンシップで勝って年間王者になってますね。あの頃とはまたチームも随分変わってきている部分があるとは思いますが、果たして今回はどうでしょうか。東京にも原監督の契約更新が一年延長になったこと、アマラオがJ2の3クラブと接触したこと、以前から話のあったレンヌのブラジル人FWルーカスが移籍に合意したことが明らかになりました。来年に向けて少しずつ動き始めましたね。


さて、今更ながらではあるんですが昨日の天皇杯四回戦はこんな結果でした。

横浜2-1広島(長崎県立総合運動公園)
得点者:
横浜  久保(前半33分)、清水(後半40分)
広島  服部(後半42分)

鹿島3-2柏(カシマサッカースタジアム)
得点者:
柏    渡辺光(前半10分)、玉田(前半40分)
鹿島  深井(後半12分、後半43分)、中島(後半44分)

C大阪3-2G大阪(愛媛県総合運動公園)
得点者:
C大阪 バロン(後半22分、後半29分)、大久保(延長後半0分)
G大阪 新井場(前半36分)、吉原(前半39分)

神戸2(PK5-4)2FC東京(香川県立丸亀競技場)
得点者:
神戸  朴康造(前半37分)、小島(後半19分)
東京  阿部(後半26分、後半44分)

市原5-0川崎(熊本県民総合運動公園)
得点者:
市原  サンドロ(前半6分)、村井(後半8分、後半18分)、林(後半21分)坂本(後半44分)
川崎  なし

清水2-1湘南(鳥取市営サッカー場)
得点者:
清水  トゥット(前半29分)、森岡(後半44分)
湘南  柿本(前半8分)

名古屋0-1東京V(長良川競技場)
得点者:
名古屋 なし
東京V  桜井(後半44分)

新潟0-4磐田(ジュビロ磐田スタジアム)
得点者:
新潟  なし
磐田  グラウ(前半7分、前半21分)、川口(後半6分、後半24分)


結果的にこれを受けて23日の準々決勝の対戦カードは

横浜-鹿島(13:00 国立)

C大阪-神戸(15:00 神戸ユニバー)

市原-清水(13:00 仙台スタジアム)

東京V-磐田(15:00 岡山県陸上競技場)

となりました。注目は横浜-鹿島、そして東京V-磐田でしょうか。スカパーでは4試合とも放送する予定のようですが、生でやるのはC大阪-神戸戦のみみたいですね(サポには悪いけど謎です)。時間があったら横浜-鹿島、東京V-磐田あたりは観たいとは思ってるんですが、問題は今仕事や他のことで忙し過ぎて観戦する時間がないこと。観れたらUpするということで。いや、こういうトーナメント形式の大会は応援してるチームが負けると途端に興味が薄れちゃいますね(苦笑)しょうがないのかもしれないですけど。



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2003年12月20日(土) 横浜2-1広島(天皇杯四回戦)

東京は今日の試合は残念な結果に終わってしまいましたね。阿部の2ゴールで2点差を追い付いたものの、その阿部がPK戦で失敗して神戸に敗れて今年はベスト16止まり。これが今年最後の試合となってしまいました。ゴールシーン以外見ていないので何とも言えないのですが、やはり石川の負傷欠場は痛かったんでしょうか。応援に行かれた方はバスが遅れた方もいらっしゃったらしくてなかなか大変だったようですね。阿部のロスタイムゴールを知った時には喜んだものでしたが・・・今年の東京の最後の試合になっちゃったんだなと思うと何となくしんみりとしてしまいました。でも今年最後の試合で阿部が2ゴールと一時は流れを引き戻す働きを見せてくれたことは個人的に阿部を応援してる身としてはちょっと嬉しかったです。


今日は唯一天皇杯四回戦で放送していた横浜-広島戦をTV観戦
この試合も雪や風の影響が大きかったようですね。
ところでどうでもいいことなのですが、今日の横浜の応援歌の音程がかな~りずれていたような気がしたのは気のせいでしょうか?

横浜はGKに榎本達、DFに柳想鉄、中澤、河合、ドゥトラ、MFはボランチに上野、那須、二列目に佐藤由、遠藤、FWに安永、久保。 控えには下川、波戸、金子、清水。榎本達が復帰。

対する広島はGKに下田、DFに井川、リカルド、上村、MFはボランチに李漢宰、サンパイオ、右に松下、左に服部、トップ下に森崎浩、FWはマルセロ、高橋。控えには林、八田、山形、茂木、中山。

前半、広島は服部が左サイドからの突破を見せたが、横浜もドゥトラのロングパスに久保が抜け出してゴールを脅かすと、佐藤由、ドゥトラが左右のサイドを崩して安永がたびたびヘッドでゴールを狙って押し気味に試合を進める。徐々に落ち着きを取り戻した広島も服部やリカルドのミドルシュート、右サイドを抜け出した松下のアーリークロスからチャンスを作ると、一方の横浜もドゥトラの左サイドを突破によるチャンスメイク、カウンターから安永、久保が抜け出してゴールを狙う展開に。その後も広島がマルセロが森崎浩の動きをおとりにしてドリブルからシュートを放ったり、服部がミドルシュート放ったもののゴールは奪えず、逆に前半33分、上野の中盤からのフィードに抜け出した久保が左足で下田を超えるシュートを決めて横浜が先制する。先制した横浜は左サイドのドゥトラのクロスに久保が飛び込むなど両サイドからチャンスメイクして広島ゴールを脅かすものの、シュートを決めきれず前半終了。

後半に入ると広島は高橋に代えて茂木を投入。横浜はFKのチャンスをたびたび得てゴールを狙う。その後も横浜が左サイドから入ったボールを上野がシュート、遠藤のパスに安永が反応するなど仕掛ける一方で、広島もサンパイオを起点として攻撃を仕掛けるが攻めきれない時間帯が続く。後半15分、横浜は安永に代えて清水を投入。その後も広島は松下のクロスからゴール前で混戦になるもクリアされるなど攻めきれない広島を尻目に、右サイドの佐藤由のFKから久保が狙うなど横浜がサイドを基点に久保のスピードを活かして広島のゴールを脅かす。カウンターからの清水の飛び出しを井川が何とかブロックした直後の後半40分、河合のロングフィードから左サイドを抜け出した久保が折り返すと飛び込んできた清水が冷静に決めて横浜が2-0と広島を突き放す。広島も後半42分にマルセロのシュートを河合がブロックしたこぼれ球を服部が蹴りこんで一点返すが反撃もここまで。横浜は終了間際に中澤が負傷するアクシデントがあったものの、サンパイオを前線に上げてパワープレーを仕掛けてきた広島の攻勢をしのいでベスト8進出を決めた。


横浜は前の試合で市船に大苦戦をしたものの、この試合では昇格が決定している広島に対してプレーの精度の違いを見せました。特に終盤に一失点こそしたものの、守備面においては集中したプレーを見せて広島にほとんどチャンスを作らせませんでした。また両サイド、特に左サイドのドゥトラのチャンスメイクからの攻撃は試合を通じて広島のゴールを脅かし続けました。そしてこの試合でもっとも光ったのは古巣との対決となった久保。たびたびカウンターから突破を仕掛け、上野のフィードに抜け出して技ありのゴールを決めると、後半には河合のフィードに抜け出すとマークについたリカルドを冷静にかわして清水の追加点をお膳立て。ゴールを狙う姿勢を感じさせる素晴らしい働きをしました。

一方の広島はJ2を戦い抜いた成果を組織面で見せましたが、やはり課題は決定力、そしてゴールを奪うという貪欲さではないでしょうか。右サイドの松下、左サイドの服部がたびたびクロスを入れていく攻め自体は決して悪くなかったとは思いますが、それをどうやって決めていくかという形はやや曖昧なままだったのではないでしょうか。高橋、茂木の仕掛けていく姿勢はありましたが、問題はそれをどうやってゴールに繋げていくか。もちろん前線に突出した選手がいないことはもちろんあるのですが、それ以前にトップ下に入った森崎浩も含めてもっとゴールを貪欲に狙っていく姿勢、そして自分が決める、というくらいの気概が欲しいところ。この試合で久保が見せたプレー、そして服部が見せた積極的なプレーは一つのヒントだったように思います。



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2003年12月19日(金) 天皇杯今後の予定

明日の天皇杯四回戦・・・ものの見事に東京の試合はないんですね(苦笑)横浜-広島なんて何回も放送やるのに・・・と思うと少しばかり寂しいですね。まぁ、四回戦のなかではマイナーカードなのかもしれないですけど。

とりあえず今日は覚書代わりに天皇杯の今後の予定を書きます。
明日行われる四回戦の組み合わせは

横浜-広島(長崎県立総合運動公園)
柏-鹿島(カシマサッカースタジアム)

C大阪-G大阪(愛媛総合運動公園)
神戸-FC東京(丸亀競技場)

市原-川崎(熊本県民総合運動公園)
清水-湘南(鳥取市営サッカー場)

名古屋-東京V(岐阜メモリアルセンター)
新潟-磐田(磐田スタジアム)

という感じですね。
鹿島と磐田がホームな以外は全体的に西に偏り気味・・・。
愛媛でやる大阪ダービーってどうなんでしょうか(笑)

とりあえず繋がっている二列が次に対戦する相手。
明日は西日本全体が天候が崩れて雪が降ることもあるみたいですね。

市船に辛勝したことで酷評されている横浜ですが、横浜には攻守において高さがあるだけにロングボール中心の展開になったら広島に対して有利なのは間違いないでしょう。鹿島も福岡に苦戦したものの、リーグ戦のホーム最終戦ということも考えれば鹿島の優位は動かないのではないでしょうか。

C大阪とG大阪はともに攻撃陣が好調な印象なだけにむしろポイントになるのは守備陣の出来次第でしょうか。2NDステージでは神戸に対して4-1と大勝している東京ですが、神戸が山形相手に3-0と快勝していることを考えれば油断はできませんね。

今季躍進した市原とJ2で最後まで昇格を争った川崎の対決は注目でしょう。水戸を2-0と順当勝ちで下した清水と、浦和を逆転Vゴール勝ちした湘南は地力を考えれば清水の優位は動きませんが・・・。

2NDステージで4-4の点の取りあいを演じた名古屋-東京V、磐田が昇格が決定した新潟を迎え撃つという戦いも面白いかもしれませんね。

東京が神戸に勝ったとすると12/23にC大阪-G大阪戦の勝者(会場は仙台、国立、神戸、岡山のいずれか)と対戦、それに勝つと横浜か鹿島の勝者あたりと12/27に埼玉スタジアムか長居スタジアムで対戦、それに勝つと磐田か市原あたりと国立で元旦を迎えることになるわけです。まだ先長いですね(笑)とりあえず一つ一つ勝ちを拾っていくしかないです。



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2003年12月18日(木) 石川の負傷と阿部のサイド起用



どーやらオフィシャルの発表によると大学との練習試合で石川が右足首を捻挫して全治4週間とか(石川のHPの日記によると4~6週間と書いてありましたね)。とゆーことは必然的に天皇杯は決勝まで行っても出場は厳しそうな感じですね。最近はいろいろな治療方法があるようなので思ったよりも早く復帰できているケースもあるようですから一概に何とも言えませんが、まずはキッチリ直して欲しいですね。

そうなると神戸戦はおそらく代役の右サイドに阿部起用が濃厚なんじゃないかと思いますね。1トップ気味のポジションにアマラオを起用してくるのか、近藤祐で行くのかという部分も気になるところではありますが。以前、私は阿部のサイド起用に反対でした。というのは彼の持ち味はあくまでフィニッシャーであって、チャンスメーカーじゃないと思うからだったんですね。ようするに石川と同じ役割を阿部に期待するのであればサイド起用はすべきではないと感じていました。

ただ、石川、加地を中心とした右サイドの突破から中のケリー、左サイドの戸田などがフィニッシャーとなる攻撃の形のヒントが今季は見えた一方で、左サイドからのチャンスメイクに対してどうやってフィニッシュを決めるのかという部分に関しては結局具体的なイメージは見えてこないままでした。そういう意味では左サイドでチャンスメイクができるようになれば、そこから東京の右サイドでフィニッシュの形を意識させることができれば阿部のサイドの起用に関しても案外面白いんじゃないかと思うんですね。

阿部は2NDステージに入ってからは先発出場の機会を減らしたものの、27試合に出場して6得点を挙げたようにフィニッシャーとしての力は持っていると思います。ただ、1トップとしての起用では高さがないために機能させることが難しく、本来ならポストプレーヤータイプの選手と組ませることで力を発揮するタイプだと思うのですが、ケリーがトップ下気味に位置する東京の現状を考えればなかなか2トップで試合に臨むことはなかなか難しいわけで。そこでサイドの選手としての起用や、1ボランチにして1枚削って2トップにするなど、起用するための工夫をしていたように思います。

ある程度力がある、というだけではチームへの貢献は十分ではないと思います。大切なのはその力を発揮してチームの勝利に貢献できるかどうかではないでしょうか。ルーカスの獲得が噂されるなど、必ずしもレギュラーの座を約束されているわけではない阿部ですが、だからこそこういう出場へのチャンスでアピールしてチーム内での地位を確立したいところ。神戸戦は放送もないそうなので丸亀に行けない自分は試合をみることはできませんが、頑張って勝利を収めて欲しいものですね。



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2003年12月17日(水) WEタクティクスのお話

札幌の今野が東京に移籍することになりそうという話ですね。以前から来季は移籍するらしいという話は聞いていたのですが、恩師の岡田監督のいる横浜が濃厚という話を聞いていたので、今朝の日刊スポーツの記事を読んで正直なところを言えばびっくりしてしまいました。今野といえばU-20代表の主将ということで守備的な印象の強い選手ですが、その守備力だけでなく攻守に絡むことのできる非常に存在感のある選手だと思います。東京の今季の補強ポイントはFWとボランチであることを考えると、もし獲得できるならば非常に大きい補強になりますね。その将来性を考えれば是非獲得したい人材ではあります。


さて今日は現実のサッカーではなくてPS2のWEタクティクスの話を少し(笑)
たまにはこういうのもいいかなと思うので。
FC東京を選んでプレイしているというのは昨日少し書きましたが、今日ようやく1stステージが終わりました。最近仕事が妙に忙しいのでなかなか進められなかったのですが、いちおー12勝3分で優勝しました。最初は点取れてたのに徐々に点が取れなくなって結局得点24、失点4。いつもサッカー系ゲームは説明書を読まないでやって失敗してるので今回は買った時に付いてた戦術サポートファイルというのをちゃんと読んでから始めました(笑)

このゲームのポイントは「サッカー育成ゲーム」でなく、「サッカー戦術ゲーム」という点ではないでしょうか。このゲームにおける練習や試合で変化するのはコンディションやモチベーションそして連携であって、それらによって選手個々の能力を出し切ることができるかどうかが決まってくるという点。もちろんイベントなどで能力が上がることはあってもベースとなる能力は年齢によって変動するということですね。ようするに選手を育成させてチームを強くしていくというゲームではなくて、そういう選手育成の要素を除くことで、より戦術的要素の強いゲームに作り上げた点がこのゲームの特徴になってくるのではないかと。なので重い練習をさせて鍛え上げるというよりは、体力やコンディション、モチベーションに気を配りつつ練習で連携を高め、チームとしてどうやって機能させていくかがポイントになってくると思うんですね。

東京の戦力はJ1で見て・・・ざっと見た限りでは中の上くらいでしょうか。石川、ケリーがやや目立つくらいで他チームのように突出した選手はいません。ただ、その代わりにスタメンレベルにはそれなりの特徴を持った選手が揃っている部分はプラスポイントとして挙げられると思いますね。個々の能力は鹿島や磐田の方が上ですが、戦い方次第では十分に戦える戦力だと思います。ただ、プロ契約していない選手、東京では浅利、遠藤、徳永、梶山、チャンはこのゲームに登場しません。そのあたりをどうやって考えるかは一つのポイントだと思います。そしてややスタミナの少ない宮沢、加地、石川の起用方法とFWの問題もポイントになりますね。

おそらく他の東京サポの方はまず間違いなくアマラオを使われていると思うので、今回は個人的に応援している阿部がどれくらい使えるのか、どうやって活かすのかというテーマでこのゲームしてます(なので悪いとは思ったけど今回アマラオは使わないとゆーことで)。開幕前に新人でやって来たポストプレーヤータイプのFW呂部流(呂比須)と鹿島から運動量が特徴のボランチ熊谷を補強しました(宮沢のスタミナ切れ対策に)。基本スタメンはGK土肥、DF加地、茂庭、ジャーン、金沢、MF宮沢、三浦、石川、ケリー、FW阿部、呂部流の4-4-2。控えは基本メンバーは迫井、熊谷、馬場、戸田、小沢。藤山がSBしかできないのでCB、SB、ボランチができる迫井を入れてますが、GKを入れないでフィールドプレーヤーを1人入れてもいいのかもしれませんね。

東京でプレーをすると確実に宮沢は後半半ばでスタミナが切れます。これは練習で鍛えられるものでもないのでもうどうしようもないです。攻撃の組み立てやFKでは結構使えるのですが、フルで使うと体力の回復が他の選手よりも遅れるために各方面に影響が出ます。スタミナが切れた時にもし変えられる選手がいるのなら素直に交代させた方がいいのではないでしょうか。あと切れることの多いのは加地、石川、ケリーあたり。リーグ戦を戦っていくにはこのあたりの途中交代も視野に入れたベンチメンバーの構成を考えた方がいいと思います。

肝心の阿部は最初4-5-1の1トップで起用したのですが機能せず、戸田との2トップという意味でも前線の高さの面で物足りなさがあって、結局最初ベンチスタートだった呂部流をポストプレーヤーとして起用することにしました(この部分はアマラオでもいいと思いますが、アマラオはスタミナがないのでこの点をどうするのかという課題が出てくるでしょう)。阿部はポストプレーヤーと組み合わせると相性がいいようで、結局15試合で12得点。周囲との絡みの問題をクリアできればスタメン起用は十分に耐えうるということですね。

あ、ゲームの中での話ですよ、念のため(笑)



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2003年12月16日(火) Jリーグベストイレブン

いや~、今少しずつではありますがWEタクティクスをやってます。もちろん選んでるのはFC東京です。どーやらプロ契約した選手しか登場しないらしく、浅利はいないわ、徳永も梶山もチャンもいないメンバー構成にやや不安を覚えたのは確かですが、開幕時に呂部流(呂比須?考えてみたら昔東京にいましたよね)を新人で獲得できたので阿部との4-4-2の2トップで行くことにしました(←自分的にこのゲームのテーマは「阿部がどこまで活躍できるか」なので)。そして浅利の代わりというわけではないんですが宮沢(←ホント体力がない 笑)が疲れた時のために鹿島から熊谷を補強。最初は苦戦しましたが現在攻撃サッカー大爆発でリーグ戦6試合で6勝、得点17失点3。ちなみに17点も入ってるのは柏戦が8-0だったからです(笑)うまくいきすぎですね。ちなみにゲームの中での阿部は5試合で5得点と得点王争いに絡んでます。石川は6アシストでアシスト王。え?アマラオはどうしてるか?い、いや、いちおーチームにはいるっすよ(汗)


さて、昨日は忘年会の影響でうっかり失念してましたがJリーグアウォーズでベストイレブン他が発表されてましたね。

MVP:
エメルソン

ベストイレブン:
GK楢崎
DF坪井・ドゥトラ・中澤
MF小笠原・奥・福西・遠藤保
FWエメルソン・久保・ウェズレイ

得点王:
ウェズレイ

新人王:
那須

ま、横浜だとしたら中澤でしょうけど優勝したチームの選手ではありませんがエメルソンのプレーはMVPに値するものがあったのは確かです。新人王を獲った那須の人選も優勝したチームにあっての貢献度を思えば妥当なもの。阿部はまぁ、後半先発であんまり出てないし・・・。

ちなみにマガジン(前号)では
MIP:
田中
ベストイレブン:
GK楢崎
DF田中・鈴木・ジャーン・中澤 
MF名波・遠藤保・奥・サンドロ
FWエメルソン・崔龍洙

ダイジェスト(前号)では
MVP:福西
ベストイレブン:
GK岡中
DF田中・ジャーン・中澤 
MF福西・遠藤保・名波・ケリー
FW玉田・エメルソン・田中

となってましたね。個人的に選ぶなら
GK岡中 
DF中澤・田中・鈴木・ニキフォロフ
MF福西・佐藤勇・奥・ケリー
FWエメルソン・久保

といった感じでしょうか。岡中は何度も見事なファインセーブを見せて大分の残留に大きく貢献していましたし、中澤は松田不在の横浜守備陣をよくまとめていました。田中と鈴木は言うまでもないでしょう。ニキフォロフは雑誌の採点は決して高いわけではありませんが、彼の強烈なラインの押上げは浦和の躍進に大きく貢献していたのではないでしょうか。福西はあの強さは特筆もの、佐藤勇はその運動量に、奥は優勝への貢献度から、ケリーは2NDステージ終盤のパフォーマンスから。FWはエメルソンとあとの候補は久保、田中、ウェズレイ。ウェズレイはマルケスの存在抜きには語れませんし、田中も1stステージは先発出場していません。久保も欠場は決して少なくありませんでしたがリーグ戦の行方を左右したゴールが多かったことを思えば彼はやはりベストナインに選ばれてしかるべきではないでしょうか。とは言ってもこのあたりの人選は個人差が現れるでしょうね。皆さんなら誰を選ばれるでしょうか?



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2003年12月15日(月) 今シーズンの東京を振り返る(4)

今日は忘年会があったので簡単に。
さすがにこういう日は頭がボーっとして冷静に検証できないです(笑)
今日はイエローカード、レッドカード編です。

イエローカードをもらった回数
9枚 ケリー
7枚 加地
5枚 浅利
4枚 ジャーン、アマラオ、阿部、馬場
3枚 三浦、宮沢
2枚 徳永、戸田
1枚 茂庭、金沢、土肥、梶山

ケリーの9枚はやっぱりダントツ・・・。1stステージの市原戦、そして終盤の京都戦、磐田戦。なんとゆーかその前の清水戦でほぼ優勝の望みは消えてしまっていたわけですが、それでも市原戦、そしてラスト残り二試合の欠場は痛過ぎました。そして二番目に多いのが加地。いわゆる追い付けなくて後ろから掴んで倒してしまうという類のイエローが多かったのが印象深いです。しょうがない場面の時もありましたが、そうならないような守備を心がけたいところ。守備自体は今シーズン随分良くなったと思うんですけどね。1stステージの中断明け、出場停止でしばらくの間徳永にポジションを奪われてしまったことを思えば、あの出場停止は高くついたのではないでしょうか。あとは東京で唯一退場している阿部の鹿島戦の二枚。あれは二枚目のイエローはともかく、一枚目は可哀想でしたね。プレーを止めた後にプレーを続けてイエローをもらったわけですが、サンバの大音量で笛が聞こえてなかったみたいでしたから。馬場の4枚は途中出場のみで累積警告の出場停止を食らったこともあったように、ちょっと多かったなという印象。ちなみに土肥の一回は1stステージの東京V戦で茂庭のトラップミスからカバーしてのイエローでPKになっちゃったんですよね・・・未だによく覚えてます。ちなみに石川はイエロー0枚。フェアプレー賞をもらったのも肯けます。


東京の総警告数は51枚。ちなみに他チームを見ると

78枚 柏、C大阪
74枚 鹿島
72枚 名古屋
71枚 横浜、神戸
70枚 磐田
63枚 仙台
61枚 東京V
59枚 京都
55枚 清水、G大阪
51枚 大分
49枚 浦和

J1の中ではチームとして3番目に少ない数字です。チームとして異議でカードをもらわないように徹底したのも大きかったのかもしれませんね。
退場は阿部の1回のみ。他チームと比べても少ない方でしょう。

7回 横浜、神戸
6回 鹿島、C大阪
5回 柏、東京V
4回 仙台、磐田、名古屋、G大阪、
3回 市原、清水
2回 大分
1回 浦和、京都

個々のチームを見るといろいろ面白そうな分析も出来そうですが、今回の趣旨はそれが目的ではないのであえて触れません(苦笑)案外こういう警告や退場が比較的少なかったことも東京が比較的安定して戦えた理由の一つだったのではないでしょうか。もちろん、ケリーの出場停止は痛かったわけですけれども・・・。



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2003年12月14日(日) FC東京2(PK6-5)2HondaFC(天皇杯三回戦)

今日はホンダ相手に思わぬ苦戦をして延長、PK戦と続いた流れに実はどっと疲れを覚えたりもしたわけなんですが、他の会場でも横浜が市立船橋に2-2からPK戦でからくも勝利、浦和は湘南に、大分は川崎に敗れ、他のJ1チームもJ2相手に苦戦したところが少なくなかったようですね。広島、新潟のJ1昇格チームは京都、仙台のJ2降格チームにそれぞれ勝利しましたね。夜にはトヨタ杯でACミランがボカ・ジュニアーズ相手にPK戦の末に苦杯。疲労の色を隠せないACミランに対して、ボカ・ジュニアーズの試合運びの巧さが目立った試合だったように思いますね。


さて今日は東京-HondaFC戦を観戦に行って来ました。
今日は試合観戦で初めて後半、ノートを購入してメモを取りながら観戦しました。応援しながらのノート記入はなかなか大変でしたが(笑)

ホームの東京はGKに土肥、DFに加地、藤山、茂庭、金沢 浄、MFにボランチに三浦、宮沢、右に石川、中にケリー、左に戸田、1トップ近藤。控えには小沢、迫井、チャン、アマラオ、阿部。

対するアウェイのHondaFCはGKに中村、DFに川崎、安部、向島、増田、MFは川島、前田、田坂、宇留野、FWは2トップに新田、古橋。控えには川口、吉村、柴田、五味、鈴木。

前半、サイドから崩してくるホンダに押される東京。しかしそこから押し戻して右サイドの石川、加地を基点に攻め込むとその流れから前半4分、宮沢の右CKをショートコーナーで繋いで入れたボールを近藤祐が押し込んで東京が先制する。しかし、その後は東京も全体的に運動量が少なく、最終ラインから繋ぐパスにもミスが目立ち、運動量豊富なホンダがボールをキープする展開になり、東京ゴール前でFKを得てたびたびゴールを脅かし、古橋のFKに安部が飛び込むなどチャンスを作る。東京が単調なクロスやロングボールを跳ね返されてはボールをホンダにキープされる展開が続くうちに前半20分、左から入ったボールを古橋がキープ、東京DF陣は対応が遅れてマークが曖昧なままシュートコースがポッカリ開いてしまい、古橋はドリブルからミドルシュート、それが右隅に決まってホンダが同点に追い付く。東京は終盤立て続けにCKを得るなど猛攻を仕掛けるものの得点は奪えず、1-1のまま前半終了。

後半に入ると東京は三浦に代えてアマラオを投入、宮沢の1ボランチにして近藤祐との2トップにして仕掛ける。アマラオのキープから上がってきた加地がシュートを放つなどチャンスは作るものの、一方でたびたび中盤でボールをカットされロングボールで裏を狙われたり、右サイドから崩そうと試みるホンダのカウンターに苦しめられ、土肥が飛び込んでキャッチする危ない場面がたびたび見られる。それでも後半10分、近藤祐の左サイドからの突破からのクロスにファーのケリーがヘッドで決めて追加点を奪うことに成功するが、後半23分にCKの混戦からボールをクリアしきれず、安部に蹴りこまれて2-2の同点に追い付かれてしまう。後半20分に戸田に代えてチャンを投入してた東京は、後半30分には近藤に代えて阿部を投入。アマラオのサイドチェンジから加地が繋いだボールを石川が中に切れ込んでシュート、金沢のクロスにアマラオが飛び込んだり、阿部のシュート、宮沢のCKからチャンのヘッドと次々とチャンスを作り出すがゴールを奪えない。後半41分にはチャンを倒した前田が二枚目のイエローで退場、東京が猛攻を仕掛けるもゴールを奪えない展開は変わらず、金沢の左サイドのクロスからアマラオがポストプレー、ケリーがシュートも力なくGKがキャッチ。2-2のまま延長戦に。

延長戦に入っても東京の猛攻は続き、金沢のクロスから石川のダイレクトシュート、宮沢のパスから阿部がシュートもいずれも枠に飛ばない。ホンダも1人少ない中、縦パスから古橋が抜け出そうとするなどたびたびチャンスを作り出す。金沢のミドルシュートがGKにキャッチされるとその後はシュートまで持っていけない展開が続き、逆にホンダにカウンターを仕掛けられて藤山が懸命な守備が際立つことに。

後半に入ると交代で入ったホンダの柴田にかきまわされる。東京もチャンの右サイドのドリブルからケリーが切り返してシュートもGKがキャッチ、金沢のクロスからアマラオがヘッドも右にそれ、宮沢のCKからアマラオがヘッドも左にそれる。加地のクロスをアマラオが繋いでケリーがヘッドもGKが何とか弾く。阿部がたびたび抜け出すもののなかなかシュートまで行けず、最後のチャンのロングスローも実らず勝負はPK戦に。

PK戦ではアマラオ、ケリー、阿部、金沢、石川と次々と冷静に決める中、ホンダ6本目の中村のシュートを土肥がストップ、宮沢が決めて6-5でPK戦に決着、からくも四回戦に駒を進め、丸亀で神戸と対戦することになった。


この試合では縦へのロングボール、サイドからのクロスという攻撃が多かったものの、中を固めるホンダの守備を崩す工夫が足りませんでした。また、守備からの中盤への繋ぎのパスにもミスが多く、たびたびカウンターに脅かされる結果となりました。正直ホンダがよく動いてはいましたが、東京が攻守にもっと緊張感を持ってキッチリとプレーできていればここまで苦戦することはなかったはず。そんな中で今日は守備において藤山の冷静な対応が光っていました。次節の神戸戦は観に行くことができませんが、緊張感のあるプレーでキッチリ勝って欲しいですね。



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2003年12月13日(土) U-20日本代表1-5U-20ブラジル代表(Wユース準々決勝)

なんかエメルソンが日本への帰化申請をするとか記事で読んだんですがホントなんでしょうか?そう聞いて日本代表がどうこう、っていうよりも先に浦和ずるーい、って思ってしまったのは私だけでしょうか(笑)ところで私は基準が良く分らないんですが、下の年代のブラジル代表に選ばれてても国際大会に出場してなければ大丈夫なんですかね。ただ、エメルソンは少なくともJレベルでは突出してる選手。このまま力を付けて運さえあればブラジル代表になってもおかしくないくらいの力はあると思うので、正直ホントにいいのかな~、という気がしないでもないのですがどうなんでしょう。ま、それを決めるのは本人次第だとは思うんですが。明日はトヨタカップがあるそうですが、個人的には全然興味ないので(笑)天皇杯の三回戦のHondaFC戦観に味スタに行って来ます。


さて昨日行われたU-20日本代表-U-20ブラジル代表戦ですね。

日本代表はGKに川島、DFには近藤、菊地、角田、MFはボランチに今野、小林、右に徳永、左に規郎、トップ下に成岡、FWは2トップに坂田、平山。負傷明けの近藤、角田が復帰。このWユースで好調の坂田、平山を先発起用しました。ブラジルは4-4-2ながらサイドバックがかなり上がってくる攻撃的な布陣。

前半、序盤から両サイドから攻めるブラジルが主導権を握り、カルバーリョを徳永が倒してエリア外やや左のFKをカルバーリョに決められ、前半2分にいきなりブラジルに先制されてしまう。その後もブラジルがサイドから崩して日本が耐える展開が続き、ダニエウのFKからファーサイドのポストプレー、クレベルのヘディングシュートは入ったか微妙なライン上で角田がクリアするも、その前にラインを割っていたとのことでゴールキックの判定に。しかし前半13分、ダニエウの右サイドからのスルーパスにニウマウが角田、川島をかわし、菊地が一旦保持するもののクレベルにカットされこぼれ球をカルバーリョに押し込まれて追加点を許す。その後もドゥドゥが角田をかわしてのミドルシュートは川島がファインセーブでしのぐも、カルバーリョの右CKを角田がクリアしきれず、そのこぼれ球をクレベルに押し込まれて前半15分で3失点を喫してしまう。ようやくドリブルで攻めあがった今野のミドルシュートなど日本も落ち着きを取り戻し、前半23分に小林に代えて谷澤を投入すると左サイドを抜け出した成岡のクロスを平山が落としたボールから谷澤がドリブル突破を仕掛けたり、攻勢を仕掛けるがブラジルの守りを崩せない。逆にブラジルは前半34分に左サイドをオーバーラップしたアドリアーノが徳永をかわしてクロス、カルーリョが胸で落としてニウマウがドリブルからシュート、角田が懸命にブロックをするもその足に当たって方向が変わりゴールに吸い込まれ4点目。その後も谷澤を起点に坂田がボレーシュートを放つなど日本も形を作るが、0-4と大量リードを許して前半終了。

後半に入ると日本は角田に代えて永田を投入。谷澤や坂田が積極的に仕掛けてチャンスを作ろうとする。右FKからのロングボールの争いに平山が競り勝ち、谷澤がキープして倒されるもシュミレーションの反則を取られてしまう。その後も成岡のスルーパスから規郎のシュートや、坂田のパスから平山のポストで成岡がミドルシュートを放ったり、谷澤のスルーパスから平山が抜け出し、平山のポストプレーから規郎のシュート、今野のスルーパスを受けた坂田が反転してシュートするなど日本がややチャンスを生み出すようになって、後半31分には規郎に代えて茂木を投入。さらに攻めるも攻めきれないのは相変わらずで、ブラジルにゴールにたびたび脅かされるようになる。後半44分には谷澤のCKから平山がブラジルのGKに競り勝ってヘディングを決めてようやく1点を返すも、ロスタイムにダゴベルトのシュートの打ち損ないを飛び込んだニウマルが拾って川島をかわしてゴール。1-5と大敗でベスト4には進めなかった。


この試合、正直なところを言えば完敗だったとしか言い様がありません。立ち上がりのブラジルの攻勢をしのぎきれなかったために、前半の15分で試合の趨勢はほぼ決まってしまいました。技術力や局面局面での個々の球際の強さ、したたかさという点においてブラジルは明らかに一枚上手でした。あそこで足が出てくるのかという部分はありましたが、やはりスキルフルで勝負どころでの積極性があり、チャンスに確実に決めてくるブラジルを相手にクリアしきれなかったり、ドリブルする選手に飛び込めなくて結果的に守備陣の対応が後手後手に回らざるを得なかったという点を考えれば、あの時間帯の失点は避けられなかったと思います。もちろんチェックに行ってあっさりかわされたら意味がないのですが、こういう守勢にある時にキッチリと当たりに行って相手の勢いをしっかり止める、クリアしなければならない時にキッチリとクリアできるといった基本的なことをそういう相手でもできるかどうかというのは世界と戦う上で今後もポイントになってくるのではないでしょうか。

実際にそういう相手と戦うために、現実的な手段として今までは序盤慎重な入り方をして、勝負どころで前線に特徴のある選手を投入してリズムを代えて得点を奪うという戦い方をしていたと個人的には感じていたのですが、この試合では平山、坂田を先発させるという決断をしました。確かに攻撃面において平山や坂田、谷澤のプレーは日本の中で光っていましたが、現実的な目で見ればこれまでの試合で彼らが際立ったプレーを見せてきたのは彼らが相手がやや疲れた時間帯に投入されたことも必ずしも無関係ではなかったのではないでしょうか。また別の点で言えばこれまで先発することの多かった阿部、茂木は得点することはなかったものの、前線の守備という点で見ればその貢献度は決して低くなかったと思います。もちろん調子がいいかどうかは重要ですし、今までの起用法にも異論があったとは思いますが、ブラジル相手にいきなり今までと違う戦い方したことが果たして正解だったのかは結果論とは言え、個人的にはやや首をかしげる部分があったのも確かです。

このU-20代表はこれで解散、何人かがU-22代表に入ることになりそうですね。コロンビアやブラジルに大敗はしましたが、何度もビックセーブを見せた川島や、ボランチとして存在感を見せた今野、4得点を挙げた坂田や、ポストプレーを確実にこなして得点も奪った平山など光った人材がいたのも確かです。また苦い経験になってしまいましたが、菊地を始めとするCB陣にとっても今回のWユースはいい経験になったのではないでしょうか。大切なのはサッカーがこれが終わりでなく、これからも続いていくということ。この経験を活かせるかどうかは選手個々の今後に大きく影響してくるのではないでしょうか。



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2003年12月12日(金) 今シーズンの東京を振り返る(3)

いや、Wユースは残念な結果に終わってしまいましたね。立ち上がり15分が全てだったと言っても過言ではありませんでした。一発勝負のトーナメントではあまりにも痛過ぎる失点でしたね・・・とWユースを見始めてしまったので感想を書いて今日は終わりにしようかと思ったのですが、昨日寝不足だったのでそのままうっかり力尽きて寝てしまいました(笑)なので起きて続きを書いていたら神戸が民事再生法を申請することになったというニュースを見てびっくりしてしまいました。これから大変なことになりそうですね。


今日は簡単に数字から東京の攻撃を簡単に振り返ってみようと思います。
(これらはマガジンに掲載されていたOptaの数値をもとに集計しています)
まずは得点と、総シュート数、枠内シュート数、枠内シュート率です。

9得点 ケリー (27試合 2,425分 総S数73 枠内S数32) 
8得点 戸田  (30試合 2,197分 総S数53 枠内S数31)
6得点 阿部  (27試合 1,398分 総S数44 枠内S数23)
5得点 石川  (29試合 2,322分 総S数61 枠内S数22)
4得点 アマラオ(25試合 1,936分 総S数49 枠内S数16)
4得点 宮沢  (29試合 2,405分 総S数65 枠内S数26)
3得点 金沢  (30試合 2,700分 総S数27 枠内S数 8)
2得点 ジャーン(29試合 2,565分 総S数16 枠内S数 4)
1得点 三浦  (26試合 1,684分 総S数 8 枠内S数 3)
1得点 馬場  (15試合 281分 総S数13 枠内S数 4)
1得点 近藤  ( 6試合 137分  総S数 5  枠内S数 2)

①総シュート数(チーム合計 426)
1.ケリー(73) 2.宮沢(65) 3.石川(61) 4.戸田(53) 5.アマラオ(49)
②枠内シュート数(チーム合計 173)
1.ケリー(32) 2.戸田(31) 3.宮沢(26) 4.阿部(23) 5.石川(22)
③枠内シュート率(%)(チーム全体 41%)
1.戸田(59) 2.阿部(52) 3.ケリー(44) 4.宮沢(40) 5.アマラオ(39)


突出したスコアラーはいないものの、全体的にまんべんなく取っているのは周知の事実。特に二列目のケリー、戸田、石川、そして宮沢の積極的にシュートを放っているのが目立ちますね。総シュート数、枠内シュート数ともにトップのケリー、積極的にミドルシュートやFKを狙っていった宮沢、そして何よりも戸田の枠内シュート率の高さが光りますね。よく戸田のシュートが正確である、という話は聞きますが、それが数字でも証明されたことになりました。ただ、裏を返せば総得点数44点の半数以上にあたる28点が中盤の選手による得点。阿部、アマラオ、近藤祐のFW3人で稼いだ得点が11点だったわけですが、考えようによっては中盤がこの状態で15点程度を一人で稼げるような安定して活躍のできるFWが現れれば、あるいは攻撃力は今よりも破壊力を増すのかもしれませんね。

次にアシスト、総パス数です。
アシスト数(総アシスト 30)
7アシスト 石川
5アシスト ケリー・宮沢
3アシスト 阿部・加地
2アシスト 金沢・アマラオ
1アシスト 茂庭・徳永

総パス数(総パス数 10,579本)
1,314本 ケリー (27試合 2,425分)
1,136本 金沢  (30試合 2,700分)
1,087本 宮沢  (29試合 2,405分)
1,019本 ジャーン(29試合 2,565分)
848本 加地   (22試合 1,950分)
776本 アマラオ(25試合 1,936分)  
726本 石川  (29試合  2,322分)
725本 土肥  (30試合  2,700分)
725本 茂庭  (27試合  2,418分)
 
アシスト数は石川がトップあとはそれなりに順当な面子が並びますが、さりげなくアシストを挙げている茂庭は、おそらく1stステージの浦和戦でCKを折り返してケリーの決勝点をアシストしたアレでしょう。総パス数を見ればケリーがトップ。2位に攻撃の基点となることの多い左サイドバックの金沢が入っているのが目を引きますね。全体的に最終ラインや宮沢のパスが多いですね。

ところでふと、見ていて気づいたんですが、J1全体で見ても東京って総パス数が少ないんですね。今週号は半分のチームの分しか載っていなかったんですが、マガジンに載ってたデータによると

仙 台 10,784本
柏  11,044本
浦 和 13,904本
東 京 10,579本
横  浜 12,025本
清  水 11,659本
磐  田 15,118本
名古屋 11,739本

という感じでした。ちょっと見てみたら残りのチームも14節終了時点で15節終了時点の東京よりも総パス数が少なかったのは神戸と大分のみでした。その時点でも東京はそれらの2チームよりも明らかに少なかったので、おそらく総パス数はJ1で一番少なかったと見ていいでしょう。それだけ縦に早い攻めを意識していることの表れなのかもしれませんね。



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2003年12月11日(木) 今シーズンの東京を振り返る(2)

柏戦の試合後の乱入に関して東京のサイトにチームとしての見解が載っていましたね。自分なんかはG裏から醒めた目で見てた口なのであまりエラそうなことは言えないんですが、チームとしてどうすべきなのかということは真剣に考えた結果としてのあの掲載だと思いますし、私たちサポーターも真摯に受け止めねばならないことですね。とりあえずできること・・・自分としては週末のHondaFC戦も応援するだけです。

さて今シーズンの東京を振り返るの二回目です。
今日はセカンドステージについて振り返ってみようと思います。
WEタクティクスで東京選んで遊んでたので今日はあんまり大したことは書けません(笑)

1stステージから間を置かずに始まった2NDステージの初戦では負傷したジャーンを欠き藤山をCBに起用、アマラオの1トップとした布陣。徳永のクロスからアマラオが今季初ゴールを挙げるもセットプレーの流れから布部にゴールを奪われて同点に。しかし途中交代で入った阿部がゴールを挙げて開幕戦を勝利で飾りました。しかし続く名古屋戦ではマルケスにたびたび守備を崩されながらも、後半に入ってジャーン、ケリーと連続ゴールで2-0としましたが、土肥のキックをマルケスに奪われて失点すると、マルケスの左サイドからのクロスにジャーンの手が当たってしまいPKで同点に、そして勢いづいた名古屋に決勝点を奪われ2-3と逆転負けを食らってしまいました。横浜戦では出場を続けていた徳永が大学に戻ったために加地が復帰、アマラオの負傷のために阿部が1トップで起用されると横浜の不調もあって前線へのプレスから右サイドからの攻撃が冴えて阿部が先制点を奪うと、金沢、戸田、宮沢と次々とゴールを奪い大量4得点で大勝しました。攻撃の形が見えたかに思われた東京ですが、アウェーの大分戦ではスコアレスドロー、市原戦でも2点リードから押し込まれてついには2-2と引き分けてしまいました。

アウェーでの仙台戦では先制しながら逆転され近藤祐のJ初ゴールで何とか追いつく苦しい試合。磐田をホームに迎えた一戦でも前半磐田を圧倒し、戸田のゴールで1点リードして前半で追加点を奪えなかったのが響き、後半バランスを崩してしまい逆転負けを喫してしまい、続く京都戦ではPKから失点してしまいジャーンのゴールで追い付いたもののまたもやドロー。なかなか勝てない試合が続いた東京は鹿島戦では相手が2人の退場者を出したこともあってケリー、アマラオ、戸田、金沢のゴールなどで5得点を奪い大勝しましたが、次節の浦和戦ではエメルソンに奪われたゴールにO・Gで追い付いてドローと負けたのは磐田戦のみでしたが中盤戦では安定した戦い方をすることができませんでした。

しかし、アウェーの清水戦では石川の2ゴールなどで3-1と快勝すると、ホームに迎えた神戸戦でも4ゴールを奪って圧勝、混戦だったこともあり一気に首位も狙えるところまで勝ち点を詰めましたが、続くアウェーのG大阪戦で圧倒的に攻めながら大黒のゴールに追い付くことができずに0-1で敗戦、東京V戦ではアマラオのリーグ戦最終戦とあって3万2000人を超える大観衆を集め、苦しい試合ながら途中出場の阿部がゴールを奪って先制するも、1stステージでもやられた飯尾にまたもやゴールを決められてしまい優勝争いからあっさり脱落してしまいました。最終節の柏戦は2点ビハインドを石川、阿部のゴールで追い付くとアマラオの2ゴールで4-2と逆転勝ち、最終的に順位を6勝6分3敗として2NDステージを5位とし、年間順位でも4位で終えることになりました。


2NDステージではリーグ1位の32得点を挙げたように徐々に右サイドから始まる攻撃の形が見えてきたように思います。やはり石川と相性の良い加地が右サイドバックに復帰したことで、攻撃に厚みが出てきたのかもしれません。ただ一方で大分戦とG大阪戦を除く全試合で得点を奪いながら、大分戦を除く全試合で失点を喫するなど、勝っている試合を守りきれずに引き分けた試合、先制されてようやく追い付く試合など、勝負どころでなかなか勝ちきれず思ったよりも勝ち点を伸ばすことが出来ませんでした。終盤戦のG大阪戦、東京V戦もそうですが、大分戦で0-0のドロー、京都戦でも1-1、仙台戦でも2-2とアウェーとはいえ下位のチームにことごとく引き分けたことはやはり痛かったのかもしれません。

加地が復帰したことで攻撃力がアップしたのは間違いないところでしょう。石川との連携に関しては徳永よりも上ですし、石川との連携から生み出されたそのクロスがたびたびゴールを演出してきました。ただ、ボランチにもフィードで攻撃を組み立てた宮沢、攻守の繋ぎで貢献していたフミタケと攻撃的な選手を並べていたことで攻撃面での貢献はあったものの、運動量の落ちた後半の半ば以降に中盤のスペースを埋めきれず、セカンドボールを拾われては猛攻を受けた試合も少なくありませんでした。原監督は浅利を投入して逃げ切ろうと考えていた時期もあったようですが、やはり攻撃的な展開から守備的な展開に徐々に切り替えていくのは難しかったようですね。守勢に立ったときにボランチを含めた東京の守備陣にいわゆるボールを拾うことのできる球際に強いタイプがいなかったこともその攻勢をしのぐことのできなかった理由の一つではないでしょうか。

勝ちきれなかった試合が多かったように、今の東京は勝ち方という点で物足りない部分があるのは確かです。点が取れない時にどうやって点を奪うのか、勝っている試合をどうやって確実にものにするのか、そういうところでもう一工夫欲しいところなんですよね。それはセットプレーでいかに点を奪っていくかという部分であったり、守勢の中でどうやってボールをキープしていくかという部分であったりするわけで、そういう細かい部分をいかに整備していけるかがカギなんではないでしょうか。実際にセットプレーなどはは練習すればするだけうまくなるとはいいますが、そういう試合の勝ち方というのは一朝一夕には身につかないもの。こればっかりは時間をかけて経験して身に付けていくしかないですね。



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2003年12月10日(水) 日本代表0-0韓国代表(東アジア選手権)

今日の試合は大久保の退場したわりには残りの選手がよくやったかな?といった印象ですね。今日の審判はエリア付近の判定が攻撃側にやや厳しかったような気もしますが、考えようによってはアジア予選ではもしかしたらもっと不可解な判定が下されることがあるかもしれません。注目されるようになればそれだけチェックも厳しくなります。だからこそ、冷静であることは大切なことですし、逆に簡単に倒れないくらいの気持ちも大切なんじゃないですかね。そういえばこの試合に出場していた藤田の磐田復帰が決定したらしいですね。本人からすればちょっと残念だったとは思いますが・・・。


さて今日は日本代表-韓国代表戦をTV観戦。
ホームの日本代表はGKに楢崎、DFに坪井、宮本、中澤、MFはボランチに福西、遠藤、左に三都主、右に山田暢、トップ下に小笠原、FWは2トップに久保、大久保。控えには都築、土肥、茂庭、三浦、加地、石川、奥、山田卓、阿部。

対するアウェイの韓国代表はGKにイ・ウンジェ、DFにチェ・ジンチョル、ユ・サンチョル、パク・ジェホン、MFにヒョン・ヨンミン、キム・ドヒョン、チェ・ウォングォン、キム・ドンジン、FWにアン・ジョンファン、キム・ドフン、キム・デイ。

前半、全体的に引いてから両サイドからの素早いカウンターで崩そうとする韓国に対し、日本は山田がやや引き気味となって対応。日本は福西のボールキープからのフィードを受けた久保のシュート、その後も中盤でボールを奪った小笠原のフィードに久保が抜け出しかけるなどチャンスを作り出す。しかし前半18分に大久保がシュミレーションの反則を取られてこの日2枚目のイエローカードで退場、日本は一人少なくなってしまう。韓国はキム・ドフンの切り返しから放ったミドルシュートを放つと、起点となったアン・ジョンファンからスルーパスやミドルシュートを狙うが、日本もカウンターから小笠原がドリブルで仕掛けたり、三都主のFKから福西が飛び込んでヘッドを狙うなどチャンスを作り出す。その後はアン・ジョンファンのミドルシュート、右サイドからのクロスのこぼれ球にキム・ドヒョンがミドルシュートと韓国がチャンスを作るものの0-0のまま前半終了。

後半に入ると日本は福西に代えて藤田を、中澤に代えて本山を投入。日本は小笠原の左FKはGKのイ・ウンジェが弾く。しかしその後は韓国ペースとなって左サイドからたびたびクロスを入れ、アン・ジョンファンのシュートなどたびたびチャンスを作るものの、そのシュートを弾いた楢崎や、CBの宮本、坪井が冷静に対応。日本も右に開いた本山のパスから飛び込んできた小笠原がシュートもイ・ウンジュにキャッチされてしまう。その後も小笠原の右CKに久保がヘッドもポスト、宮本が押し込むが韓国DFがクリア、左サイドの三都主のクロスから本山がシュートを放つものの右にそれてしまう。さらにカウンターから藤田の縦パスを受けた久保がDFをかわしてシュートを放つものの左にそれて外れてしまう。韓国のアン・ジョンファンのスルーパスに脅かされる場面もあったものの、日本も小笠原がたびたび抜け出す場面を作り出す。その後は韓国はキム・ドンジンのミドルシュートや、アンジョンファンからのスルーパスに抜け出したキム・ウンジュンにゴールを脅かされる場面、右サイドのアン・ジョンファンからのクロスといった危ない場面はあったものの、日本も左サイドから本山がドリブル突破を図ったり、三都主のフィードから久保が落とし小笠原がシュートを放つなどチャンスを作り、最後は黒部を投入して攻めの姿勢を見せたものの得点は奪えず、0-0のスコアレスドロー。韓国に優勝をさらわれてしまった。

3トップ気味でサイドを突いてきた韓国に対し、日本は山田が引き気味になって対応。一方の攻撃面も中盤からのフィードから久保や大久保の飛び出しでチャンスを作り出していました。しかし前半18分に二枚目のイエローで大久保が退場。二枚目のイエローはやや不運な面があったかもしれませんが、いずれにせよこの早い時間帯に韓国相手に一人少ない状況になったのはいくら何でもちょっと厳しいのではないかと感じました。しかし、韓国の攻勢を受けながらも宮本、坪井を中心とした守備で跳ね返すと、カウンターから小笠原の飛び出しや、FKからチャンスを作り出してみせました。

後半に入ると日本は福西に代えて藤田を、中澤に代えて本山を投入、4バックにして藤田をトップ下に、小笠原をやや引き気味にさせて本山を中盤に、久保の1トップ気味に変更してきました。すると本山が左右に流れてチャンスメイクし、小笠原の後列からの飛び出しや、久保が縦パスからたびたび突破を図ってゴールを狙いました。セットプレーでもあわやゴールかという場面はありましたが、結局無得点。本来なら勝たねば優勝できなかった日本としては、一人少ない状態ながらたびたびゴールを脅かすなど、韓国と互角の戦いを見せたとはいえ素直によくやったと言えるものではないのかもしれません。

ただ、この試合だけを考えるならば良く守ったと思いますし、点は奪えなかったものの一人少ないながらもゴールを狙う気持ちを忘れなかった点は評価してもいいのではないでしょうか。逆に言えばこの一人少ない状況ながら引き分けた試合をより意義のあるものとするためには、先の香港戦でもっと点を奪っておかねばならなかったということ。リーグ戦形式の戦いで僅差の争いになるとそういう得失点差が結果的としての差に繋がってしまいます。確実に勝てる相手には勝ち点3を奪うだけでなく、得失点差のアドバンテージを意識した戦い方ができるかどうかも重要になってくるのではないでしょうか。



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2003年12月09日(火) U-20日本代表2-1U-20韓国代表(Wユース)

Wユースでベスト8に進出した日本の次の相手はブラジル代表になったそうですね。スロヴァキアを延長の末2-1で破ったとか。12/12(金)の深夜にに準々決勝で当たりますね。例によって翌日の観戦になりますが(笑)、頑張って欲しいもんです。今日発売のサッカーマガジンの監督インタビュースペシャルで原監督がファーストステージで一番印象に残った試合を神戸戦と言ってましたが、なるほど、と思いました。石川、茂庭、宮沢を欠いた試合でアマラオのアシストから阿部がゴールを奪った虎の子の1点を藤山ら守備陣の奮闘で勝った試合ですよね。決して派手ではなかったけれど、守りきって勝ったある意味1stステージを象徴する試合だったのではないでしょうか。


さて今日はU-20日本代表-U-20韓国代表を録画観戦。
U-20日本代表はGKに川島、DFに菊地、永田、栗原、MFはボランチに今野、小林、右サイドに徳永、左サイドに規郎、トップ下に成岡、FWは2トップに茂木、阿部。坂田、平山、谷澤らはベンチスタートですね。対するU-20韓国代表はチェ・ソングクを中心とした4-4-2の布陣。

前半序盤、韓国は右サイドからイ・ジョンミンがクロス、左サイドから入ってきたチョ・ウォンがフリーでヘッドを放つものの枠の上。その後もロングボールからチャンスを作る韓国がペースを握り、積極的にシュートを放っていく。やや引き気味に構えたチェ・ソングクが起点となってスルーパスやドリブル突破、あるいは飛び出していく動きで韓国の攻撃を組み立てる。ロングボールで劣勢に追い込まれたまに抜け出したサイド選手からのクロスをことごとく跳ね返されていた日本は、右サイドからの徳永のクロスに阿部がDFと競り合ったこぼれ球を成岡がシュートも左にそれる。その後は日本はボールが繋がるようになるも攻めきれないうちに流れを失ってしまい、韓国のロングボールをキム・ドヒョンが落としてチェ・ソングクが飛び込むも戻っていた今野がクリア。カウンターからのスルーパスにキム・ドヒョンが抜け出して川島が倒してしまうが、これはキム・ドヒョンのシュミレーションに。しかし、後半38分、ロングボールから右サイドのイ・ジョンミンがクロス、チェ・ソングクが走りこみダイレクトでループシュート、これが決まって韓国が先制する。日本は前半41分に阿部に代えて平山を投入、攻めの形を作ろうとするも韓国の守備陣を崩しきれない場面が続き1-0が前半終了。

後半、小林に代えて谷澤を投入、ボランチに成岡を下げて谷澤をトップ下に。日本は平山の前線を基点に攻撃を組み立てようという展開。韓国はチャ・ソングクからのスルーパスから右サイドに起点を作って攻撃の形を作ると、今度は中盤でボールを奪ったチェ・ソングクが右サイドを独走、エリア内に切れ込むも菊地がタックルでボールを奪う。韓国はフィードでたびたび日本の最終ラインの裏を狙ってくるも日本の最終ラインや川口が冷静に対応する。日本は平山を起点にボールを落とすがなかなかそれをキープできない。韓国はチェ・ソングクからのスルーパスからイ・ジョンミンが切り返してシュートも日本DFに当たり、キム・ドヒョンがドリブル突破を狙うも永田がクリアする。右サイドの茂木がたびたび仕掛けていた日本は後半28分に成岡代えて坂田を投入、3トップ気味になって谷澤がやや引き気味のポジショニングを取ってバランスを取る。すると後半37分、自陣からのフィードを平山がヘッドで後ろに落とし、入ってきた坂田が切り返しでDFをかわしてゴール、日本が同点に追い付く。韓国はキム・ドヒョンがワンツーから抜け出すも菊池がスライディングタックルでカット、その後も坂田がシュートを放つ場面はあったものの、続けて選手交代した韓国が攻める展開に。チェ・ジョグクのFKを川島っが弾くなどなどの危ない場面はあったもののそれをしのいで後半終了。試合は延長戦に。

延長に入ると長いボールを入れて主導権を握ろうとする韓国に対し、日本もロングボールから平山が巧くトラップしてシュートもバーに当たる。ボールを入れ続ける韓国に対し日本は平山が奪ったボールを谷澤が繋ぎ、今野が浮かせたボール、これに走りこんだ坂田がボレーシュートでゴール、ゴールデンゴールで日本が逆転。ベスト8に進出することになった。


チェ・ソングクが攻撃の中心となってそこからキム・ドヒョン、イジョンミンらが絡んでくる韓国に対し、日本はサイドから形を作ってクロスを入れたものの、決定的な形を作ることができず、徐々にロングボール入れてくる韓国に押されるようになってしまいました。そしてスルーパスに抜け出したキム・ドヒョンを川島がエリア内で倒してしまった場面は幸運にもシュミレーションとなったものの、ボールが横に流れた後に川島の手はキムドヒョンの足を払っており、PKを取られてもおかしくない場面でした。しかし直後の右からのイ・ジョンミンのクロスにあっさりラインの中に割り込まれてしまい、チェ・ソングクがゴール。ここで阿部に代えて平山を投入。早い時間帯で切り札の一枚を投入しました。

後半に入って小林に代えて谷澤を投入、それに対し韓国は個人技でチャンスを作ると、そして徐々にロングボールを入れてくる単調ではあっても効果的な攻撃を仕掛けてきましたが、菊地、永田、栗原の最終ラインを中心とした守備陣が身体を張った守備で冷静に対応できたことが試合の流れを変える一つのターニングポイントだったと思います。一方で平山は競り合いに勝ってはいたものの、そのセカンドボールをなかなか拾えませんでしたが、坂田を投入するとそのヘッドを落とす形から同点ゴール。同点後に韓国の猛攻を受けましたが菊地を中心とした守備は大きく崩れることはありませんでした。延長戦でもロングボール主体の韓国に対し、日本も平山を起点としたポストプレーを中心に攻撃を仕掛けて坂田がゴールで逆転勝利を収めました。韓国のロングボールに見事に対応した菊地を中心とした守備陣、韓国DFを相手に身体を張って競り勝った平山、そしてこの試合で2ゴールを奪った坂田の決定力が光った試合だったと思います。

このWユースでの日本代表の戦いぶりは守備的なものなのかもしれません。平山、谷澤、坂田の温存や阿部や小林の起用法はもやや首を傾げてしまう部分もあるのかもしれません。ただ、このWユースでの日本代表はどちらかというと後半に切り札を投入して勝負を仕掛ける戦い方をしているような気がします。実際に何を重視してこの大会に臨んでいるのかというのはやはりその戦い方に影響してくるのではないでしょうか。結果を求めるべき世界大会において確実に勝つために慎重な戦い方をすることを否定するのは簡単です。しかし、一戦一戦試合勝利を掴むことで選手が得られる自信は決して小さくないことを考えれば、慎重な戦い方をしたからといってその価値が損なわれるわけではないと思うんですけどね。



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2003年12月08日(月) 今シーズンの東京を振り返る(1)

Wユースは日本が韓国相手に逆転で2-1とVゴールで勝利を収めましたね。なかなか苦しい試合でしたが途中で投入した坂田の2ゴールで見事に勝利しましたね。でもさすがにこの時間から戦評を書くだけの余力はないので明日書きます。今後東アジア選手権やWユースがあるので断続的になってしまいますが、今日から何回かに分けて今シーズンの東京を振り返ってみようと思います。今日はまず自分なりに1stステージを思い出して改めて考えてみました。今後何回続くかは未定です(笑)案外続くかもしれないし、数回で終わるかもしれません。


さて今季の東京をどうやって振り返るべきか考えてみたのですが、今シーズンの「90分攻撃サッカー」というスローガンをどうやって体現しようとしたのか、まずはそこから考えてみるのがいいんじゃないかと思いました。おそらく、今季の原監督の起用を考えると当初の布陣は阿部の起用を前提としたものだったのではないでしょうか。阿部はルーキーではありましたが、今季のゴールを振り返れば分るようにゴールを奪うセンスがあります。この阿部とアマラオの2トップ起用、それに伴う4-5-1から4-4-2への変更を考えていたのではないかと。ケリーがトップ下気味に構えることで左サイドにスペースができますが、このスペースをボランチの宮沢とセンスのある左サイドバックの金沢で埋めていこうと考えていたのではないでしょうか。

しかし、1stステージにおいてはアマラオ、阿部が交互に怪我をしたことで2トップに理想としたメンバーを揃えることができず、また中盤で左サイドのスペースをうまく埋めきれなかったことで、金沢が広大なスペースをカバーしなければならなくなり、そのサイドを崩されることも少なくありませんでした。また、それによって守備を重視すると逆に左サイドからの攻撃の形を作れず、右サイドやケリーの個人技頼みとなった攻撃は警戒され、攻撃サッカーを標榜しながら得点が思ったほど点数が伸びませんでした。そのため神戸戦、G大阪戦のように粘り強く守った末に得点を奪って勝利を収めた試合があった一方で、序盤の攻勢をしのぎれなかった鹿島戦、左サイドから崩された横浜戦など先に先制されるとどうしても苦しい試合展開を強いられることになりました。そんな中で出場停止でケリーを欠いた市原戦は負けてもおかしくないくらいの攻勢にさらされましたが、そんな苦しい試合を無失点にしのいでカウンターを仕掛ける展開でドロー。4勝3分け3敗と何とか勝ち越して中断期間を迎えることになりました。

約一ヶ月半の中断明けのリーグ戦において東京はいくつかの変更を行いました。仙台戦において東京は4-4-2の布陣に代えて阿部を左サイド気味に据えて4ー5-1に、浅利に代えてフミタケ、そして出場停止の加地に代えて右サイドバックに強化指定選手の徳永を起用。宮沢のFKと阿部に代わって入った戸田のゴールで仙台戦は2-0、セットプレーからケリーのゴールで1-0と辛勝した浦和戦と粘り強い守備をベースに連勝して首位と勝ち点5まで詰め寄りましたが、清水戦では後半に馬場、梶山、チャンといった若手を起用してその積極性に賭けたものの攻撃の形を作れず0-0と痛恨のドロー、しかもケリーが二度目のイエロー3枚目で残り2試合に出場停止となってしまいました。結局、京都戦は戸田の飛び出しから1-0で勝利したものの、最終節では優勝を争う磐田を相手に粘り強い守備を見せたものの攻め手を見出せず、藤田に執念のゴールを奪われて0-1の敗戦。終わってみれば7勝4敗4分の勝ち点25、4位で1stステージを終えることになりました。


1stステージにおいて東京が上位に進出できたのは残り5試合を3勝1分1敗と勝ち点3を積み上げられたことが大きかったわけですが、これは標榜していた攻撃サッカーによるものではなく、むしろ粘り強かった守備で少ない得点を守りきったことによるものでした。しかし、一方で1stステージ終盤、いや1stステージを通して東京は攻撃の形を作ることができていませんでした。アマラオが負傷で序盤につまづいたことでやや不調だったこともありますが、思うに原監督がやや変則気味の4-4-2の布陣を敷いたことで生じた左右のバランスの悪さも原因だったのではなかったでしょうか。

左サイドからの攻撃をどうやって作っていくかという部分においては、守備的なバランスを無視して作れるものではなく、この左サイドに生じていたスペースをどうやって埋めていくかという問題は東京の攻守のバランスを考える上での重要なポイントであり、1stステージを通じての課題となっていました。金沢が攻撃よりもそのスペースを効果的に埋めていくかという部分に力点を置かざるを得なかったのは止むを得ないところ。中断明けに4-4-2から4-5-1に変更したことで守備的な部分での安定感はもたらしたものの、そこからそれを攻撃力に繋げていくところまで持って行くにはやや時間が時間が足りませんでした。

また、中断明けから右サイドバックに入った徳永は守備力を中心とした個としての能力には十分なポテンシャルを感じさせたものの、やや前に出るタイミングにおいて周囲との連携を欠き、結果的に守備的な浅利に代えて攻守の繋ぎに味のあるプレーを期待されて起用されたフミタケがたびたびそのカバーに回らざるを得ない場面が見られました。終盤におそらく攻撃面において期待されて起用された選手が思ったほど攻撃に参加できなかったことも攻撃にやや厚みを欠いたことと無関係ではなかったのではないでしょうか。

この変則の4-4-2を敷いた最大の要因は阿部を活かそうとしたことにあったと思います。負傷した一時期を除いて先発で起用し続けたように原監督の阿部への期待は並々ならぬものがあったのではないでしょうか。事実、阿部はストライカーとしての素質をたびたび証明してきましたが、反面4バックでトップ下をおく東京において1トップを務めうる存在としては十分な信頼を勝ち得ることができませんでした。それでも原監督が結果的に2トップという形でその起用にこだわってしまったことが結果的にチームのバランスを失わせる一因となってしまったのではないでしょうか。阿部を活かすための2トップ、ケリーを置くがゆえのトップ下。4バックを敷く東京にあってその矛盾を抱えながらの布陣を考えると、どこかでバランスを崩さざるをえなかったのはある意味必然的だったと言えるのかもしれません。



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2003年12月07日(日) 日本代表1-0香港代表(東アジア選手権)

とうとう石川も代表キャップも獲得しましたね。試合の方では石川が中へ切れ込んでファウルを得て三都主のFKから茂庭がヘッドで狙うも惜しくもバー。ここで決めていれば二人のアピールになっていただけにもったいなかったですね。現実問題としてアジア予選全体を通してみれば、海外組を継続して召集するのは簡単なことではないと思うんですね。それを考えればどうやっても国内組を中心にメンバーを組まざるを得ない試合も出てくると思うんですね。それを考えれば特にフィールドプレーヤーはこの時期に代表として結果を残しておけるかどうかは非常に重要なこと。得点というのが一番分りやすいわけではあるんですが、そうそう簡単じゃないということですね(苦笑)まだまだ経験不足ってことですね。次の韓国戦はなかなかシビアな戦いになるかもしれませんが、何とか出番があるといいですね。


さて今日は日本代表-香港代表の試合をTV観戦。
ホームの日本代表はGKに楢崎、DFに坪井、宮本、茂庭、MFはボランチに福西、遠藤、左に三都主、右に山田暢、トップ下に小笠原、FWは久保、大久保の2トップ。この日は負傷持ちの中澤に代えて茂庭を起用していますね。対する香港は帰化したナイジェリア人FWローレンスを1トップとした4-5-1気味の布陣。

前半、たびたび左サイドの三都主がオーバーラップ、そのクロスに大久保が飛び込むもGKが何とかセーブ。中盤でチェックしてボールを奪って速攻を仕掛ける日本は大久保のスルーから小笠原のミドルシュート、小笠原のフィードから久保がヘッド、遠藤のスルーパスに大久保が抜け出すなど次々とチャンスを作り出す。その後も前線でボールを受けた小笠原からダイレクトで久保へ、中に切れ込んでシュートはバーに当たってしまう。香港もサイドから崩そうとするが日本のDF陣が落ち着いて対応して跳ね返す。右サイドオーバーラップした宮本のクロスから久保、さらに三都主がシュートを狙うも枠の上、三都主がショートコーナーからクロス、大久保が飛び出してヘッドを決めるもオフサイド。三都主が前線でボールを奪うとそのままクロス、久保がヘッドで競り勝つもボールはゴールをそれる。前半37分に三都主が小笠原のワンツーから抜け出しGKに倒されPK、これを自ら決めて日本が先制する。直後に縦パス1本でから抜け出されてクロスを上げられると、そこにローレンスが飛び込んでくるも茂庭がクリア。山田のクロスを香港DF陣がクリアミス、小笠原がミドルシュートもGKがパンチング。日本が1点リードで前半終了。

後半、FKなどのピンチはあったものの、久保がドリブル突破を仕掛けてシュートを持っていくなど日本が攻める展開に。しかしなかなか攻めきれない日本は後半22分に遠藤に代えて山田を、後半25分には負傷持ちの小笠原に代えて奥を投入。しかし逆に直後は香港の攻勢を受ける時間帯に。持ち直した日本は福西が奥とのワンツーで抜けて久保に繋ぎ、久保のセンタリングに大久保がヘッドで合わせるもオフサイド。後半34分には山田に代えて石川を投入。石川は突破からFKを獲得し、三都主のFKから茂庭がヘッドで合わせるもバーに当たる。その後も三都主の縦パスを奥が競り合ったこぼれ球を山田卓が拾ってドリブル突破を仕掛けるも倒されてしまう。その後も両サイドからクロスを入れてゴールを狙った日本は香港のDF陣に跳ね返されて得点ならず。終わってみれば1-0と最少得点での勝利となった。


前半、左サイドの三都主を基点としたクロス、そして小笠原・久保・大久保が攻撃に絡んで日本が攻勢を掛けました。開始しばらくしての三都主のクロスに飛び込んだ大久保のシュート、小笠原のフィードから久保のヘッド、三都主のショートコーナーからのクロスに大久保のヘッドと決定的な場面が続いたものの、先制点は前半37分の三都主のPKまで生まれませんでした。客観的に観れば香港は力の劣る相手。前半の半ば過ぎまで先制点を奪えなくて力の差を見せつけられなかったことで、逆に香港に案外やれるかも、という気持ちが芽生えてしまってもおかしくありません。早い時間帯で先制し、突き放すことができていれば・・・運がなかったと言えばそれまでなのですが、考えようによってはそれらのチャンスにねじ込んで先制点を奪うことができていれば試合展開はもっと楽になったのではないでしょうか

そして、やや球離れの悪さから攻撃のリズムが悪くなり攻めきれなくなった後半。もっとサイドを使ってディフェンスを広げる工夫があってもよかったのに、逆に中に中にという攻めで中央を固める香港のDF陣にことごとく跳ね返されてしまいました。そして後半には遠藤→山田、小笠原→奥、山田→石川と次々と交替選手を投入しました。しかし、その交代が出場経験の少ない選手であったという部分を差し引いても彼らの動きにジーコの意図を感じるのは難しかったのではないでしょうか。バランスを取っていた遠藤の交代はチームのリズムを崩す結果になってしまいましたし、少なくとも負傷の小笠原はもっと早く交代させるべきだったのではないでしょうか。順調に行っている時にはもちろん流れを変える交代をする必要はありません。しかし、リードされている時、勝ちに行かねばならない時、守りきらねばならない時、あるいは選手が負傷した時など、必要な時に適切な交代を行うことができなければ、勝ち切れない試合も出てくるでしょう。

韓国が1-0で中国に勝利していました。韓国が勝ち点6得失点差+3という形で直接対決を迎えるのならば、同じ勝ち点で直接対決を迎えても引き分ければ優勝できるだけの得失点差を意識してもよかったはず。結局この試合で1点のみだったことで結果的に得失点差は+3で並び、引き分けると得点数の多い韓国が優勝となってしまいます。直接対決で戦って勝てばいい話ではあるのですが、実際にタイトルを確実に獲るためにはその可能性を高めていくための現実的な計算があっても良かったのではないでしょうか。トップ下の小笠原が負傷を抱えている部分は藤田で補えるにしても、それでも優勝することを意識していたとしたらあまりにも拙さを感じさせる試合だったように思いますね。



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2003年12月06日(土) U-20日本代表1-0U-20エジプト代表(Wユース予選)

WユースのU‐20日本代表は決勝トーナメントに進出しましたね。次は12/8に韓国と戦い、それに勝てばブラジル-スロバキアの勝者と戦うことになりますね。また、5日にドイツのフランクフルトで行われたW杯アジア予選の日本の1次予選の対戦相手がオマーン、インド、シンガポールになったみたいですね。もちろん油断は禁物ですがフツーにやれば負けない相手でしょう。ところで聞いたところでは東京がフランス1部リーグのレンヌに所属するブラジル人FWのセヴェリーノ・ルーカス(24)の獲得に動いているとか。184cmの大型FWのようですが最近はやや調子を落としてもいるようです。シドニーの五輪代表だった選手で日本とも対戦していたらしいけれど、全然記憶に残ってません(笑)果たしてどんな選手なんでしょうか。

さて今日はWユースのU-20日本-U-20エジプト戦を録画観戦。
GKに川島、DFに菊地、永田、角田、MFはボランチに今野、小林、右に規郎、左に徳永、トップ下に成岡、FWは2トップに茂木、阿部。近藤が腰痛で今日は欠場みたいですね。あとは坂田がベンチスタートですか。

前半、エジプトのラボが中盤をドリブル突破しスルーパス、飛び出したメトワルが川島と交錯してゴールに向かうも永田がカバーしてクリア。メワルの左FKは枠の上にそれる。日本も茂木の展開から徳永が折り返したボールを阿部がシュート、左サイドへ出たロングボールを規郎が折り返し茂木がボレーシュートを放つものの左にそれる。その後はエジプトがたびたびサイドから崩す展開が続くが、日本のディフェンスラインが冷静に対応する。日本も徳永、規郎の両サイドが積極的に仕掛けていくもエジプトのディフェンスラインを突破できない。エジプトはメトワルのドリブルからファティヒにスルーパスが出るも右にそれ、右CKからモタブが飛び込んでヘッドも川島がファインセーブ。ラボの右サイドからのクロスからモタブがヘッドで落としメトワルがシュートも川島が正面で抑える。日本は小林から右サイドの徳永へのスルーパスからシュートも左にそれ、左サイド規郎の突破からのクロスに小林がヘッドも枠の上。両チーム無得点のまま前半終了。

後半、序盤はエジプトの攻勢。ファティヒのミドルシュートは川島がファインセーブし、その後もエジプトがたびたび両サイドからの崩しを見せ、後半6分にサイドに代わって入ったサクルが右サイドからアーリークロス、モタブがトラップで菊地をかわしシュートを放つものの川島がファインセーブ。ロングボールで裏を取られた日本はメトワルにシュートを放つも川島がキャッチ、その後もメトワルがロングシュートを放つ場面があったののの右にそれる。流れを変えたい日本は後半11分に小林に代えて谷澤を投入、谷澤や茂木が仕掛けていくようになると後半23分には阿部に代えて平山を、後半28分にも負傷した永田に代えて栗原を投入。徐々に平山の高さを起点に攻撃の形を作れるようになった日本は後半34分に谷澤の中央からのスルーパスに平山が抜け出しGKをかわしてゴール、ついに先制することに成功する。エジプトは自陣からのパスをダイレクトに繋いでモタブが日本のラインの裏を抜け出すものの、懸命に戻った栗原がエリア内で見事なタックルを見せてクリア。日本は左サイドから今野が切れ込み中へ、茂木のシュートは阻まれるもののそのこぼれ球を今野が強烈なシュートを放つ。エジプトは右サイドのクロスからファーに飛び込んだサミルがヘッドを放つものの左にそれる。その後もエジプトが猛攻を仕掛けるも日本がしのぎ1-0で勝利。勝ち点3を得てグループリーグを1位で予選突破することになった。


この試合ではいきなりラボにスルーパスを通されて決定的なピンチを迎えるなどエジプトのペースで試合が進みました。その後も左サイドのサミルや右サイドのファティヒ、中央のラボなどのパスからFWのメトワルがたびたび日本のゴールを脅かしました。日本は中盤でやや劣勢だったこともあってか、後手後手に回った最終ラインがややエジプト相手に振り回されることもありましたが、GKの川島が何度もファインセーブを見せたことで無失点に切り抜けました。試合展開から守ってカウンターから速攻を仕掛ける展開の多かった日本は、両サイドの徳永、規郎が仕掛けてそれに茂木の運動量を活かした動きが絡んだ時にチャンスになることが多かったように思います。しかし、なかなか両サイドが突破できず、突破しても今度は中の人数が足りなかったりで、高さのあるエジプト守備陣に対して決定的な場面が生まれることはほとんどありませんでした。

後半に入ると日本はエジプトの攻勢に防戦一方となり、川島がファインセーブを連発する展開に。しかし、後半11分に小林に代えて谷澤を投入するとその谷澤の突破から徐々に流れを作れるようになり、後半23分に阿部に代えて平山を代えて投入するとその高さを起点に攻撃を仕掛けられるようになりました。後半34分には谷澤のスルーパスに抜け出した平山がGKをかわして冷静に流し込み先制点。直後に最終ラインの裏を突かれる場面がありましたが、後半28分に負傷した永田に入っていた栗原が懸命に戻ってエリア内での素晴らしいタックルで防ぎました。流れを失わせなかった川島のビックセーブに隠れがちですが、このプレーが試合の流れを大きく決定づけたもののように感じました。その後の攻勢をしのいだ日本は予選1位で突破。決勝トーナメントではまず韓国と対戦。どちらかというとしっかり守ってカウンターというチームですが、こうなったらいけるところまで行って欲しいですね。



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2003年12月05日(金) 磐田・ジヴコヴィッチの戦力外に思うこと

今日は深夜にWユースの日本-エジプト戦が行われますね。この大会では予選各グループの上位2チームの他に各グループの3位のうち上位4チームが決勝に進めるため、先の他のグリープリーグの結果から日本は引き分ければ決勝トーナメントに進出できることが決まりました。エジプトがなかなかの強豪であることを考えれば勝つことは決して簡単なことではありませんが、決勝トーナメントを目指して頑張って欲しいですね。


このところJリーグの各チームにおいて選手の戦力外通告が続いていますが、今日は戦力外通告に関するふと思った雑感を一つ。

磐田がジヴコヴィッチと来季の契約をしないことを発表しました。藤田の移籍以降、左サイドのレギュラーとして定着したジヴコヴィッチは左サイドからのクロスの精度が非常に高く、磐田の攻撃パターンの一つとして機能していたと思うのですが、磐田の得点は1stステージの34得点に比べて2ndステージの得点は22得点と得点が大幅減となってしまいました。結果から言えばやはり何だかんだ言っても藤田の移籍が磐田に決定力減をもたらしたことは間違いないでしょう。ただ、そもそも中にどんどん切れ込んでいく藤田はもともとトップ下のシャドーストライカータイプだったのに対し、ジヴコヴィッチはサイドから精度の高いクロスを上げていくサイドアタッカー。全くタイプが違うわけなんですね。

藤田の不在による得点力を補うためにどうすべきか、その点について磐田が大きな工夫があったわけではなかったと思います。西の突破力、ジヴコヴィッチのクロスから前田、グラウの決定力に期待していたのでしょうが、中に切れ込んでいく藤田の動きがなくなったことで以前に比べてFWのマークが厳しくなった部分があったかもしれません。前田やグラウは技術の高い選手ではありますが、自ら突破して決めるとか、ボールを持たれたら止められないとか、そういう突出した決定力を持つタイプではないと思うんですね。むしろ周囲との連携を活かして点を奪っていくタイプ。藤田の中に入る動きに変わる何かを見出せなかったことが磐田が2NDステージで思ったほど思ったほど得点を伸ばせなかった主たる理由ではないでしょうか。

ただ、だからといってジヴコヴィッチに藤田と同じ動きを求めるというのはやはり違うわけで。ジヴコヴィッチが入ったことによる攻撃パターンの再構築を考えても良かったのではないでしょうか。そういう観点から見ていくと磐田も思ったほどジヴコヴィッチを戦術の重要なファクターとして捉えていなかったのかもしれません。磐田の中盤には成岡という若い逸材がいますがやはりやや経験不足は否めず、もう少し時間が必要なのかなという感はありました。その点、語弊を恐れずに言うならば成長を待つまでの繋ぎという意味においてもクロスの精度が高いジヴコヴィッチはそれはそれで持ち味のある選手ではありましたが、戦術の大幅な変更のなかった磐田において決定力という試合の結果に直結する力を持つ藤田と比較されてはやや物足りなさを感じられてしまったのかもしれませんね。

ただ、それに代わる存在として要請している藤田の復帰は果たしてチームにとって純粋にプラスなのかどうかは微妙なところではないでしょうか。もちろん藤田のパフォーマンス自体を疑うわけではありませんし、磐田に再び決定力をもたらすことも不可能ではないかもしれません。しかし、おそらく藤田の復帰によって磐田の世代交代は確実に遅れてしまうのではないでしょうか。成岡にとってジヴコヴィッチは現実的に見てそう遠くないうちに乗り越えることが不可能ではない存在だったと思いますが、藤田はどうでしょうか。藤田の動きを見る限りそうそう簡単に衰えを見せるとは思えませんし、磐田での実績を考えれば藤田を外して成岡を起用するというのはそれはそれである意味勇気を必要とする決断になるのではないかと。

秋田、相馬を戦力外とした鹿島は大きな決断をしました。Jリーグ開幕前後に入団した選手で黄金時代を築いた鹿島・磐田は中心選手だった多くが30歳を超え、徐々に世代交代を考えねばならない時期に来ているといえます。もちろん、30歳を超えたからすぐ世代交代をせねばならないというわけではありませんが、今のうちから次を見据えた育成を行っていかないと一気に選手が若返り、経験不足のまま戦わなければならなくなります。長期的な視野に渡って強豪という地位を維持するには世代交代をうまく成功させることが必要不可欠です。藤田が復帰すれば短期的には磐田の強さを取り戻すことができるかもしれませんが、果たしてそれが磐田にとってベストな選択なんでしょうか・・・。個人的に藤田はチームは別として好きな選手の一人ではあるんですけどね。




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2003年12月04日(木) 日本代表2-0中国代表(東アジア選手権)

今日観ていた東アジア選手権の日本-中国戦は危なげなく日本が2-0で勝利しました。まぁ、今までそれなりの相手と戦ってきたこともあって、それらの相手とかに比べると中国はさすがに格の落ちる相手。危なげない勝利ではあったんですが、それを思うと国内組のみの勝利も評価が難しい。とりあえず最終戦の韓国戦でどれくらいできるかですね。ホントのところアジアの中での相対的な実力ってどうなんでしょうね。欧州や南米相手に比較していたから物足りなかっただけなんでしょうか。もしそうだとしたらあるいはアジア予選は国内組を中心に戦ってもいいんじゃないかと思うんですけどね。国内組のレベルアップも図りたいところ。ただ、今日の3バックは悪くなかったけど、それは今回のメンバーが3バック向きだっただけの話。どちらかじゃなきゃいけない、っていうんじゃなくてうまく併用していけばいいんじゃないでしょうか。


さて今日は日本代表-中国代表をTV観戦。
ホームの日本代表はGKに楢崎、DFに坪井、宮本、中澤、MFはボランチに福西、遠藤、右に山田、左に三都主、トップ下に小笠原、FWは2トップに久保、大久保。アウェイの中国は3-5-2の布陣でしょうか。

序盤から宮本のフィードを久保が落として大久保が飛び込むもののクリアされる。しかし前半5分、FKから小笠原が入れたボールを中国DFがクリアされるも小笠原が自ら奪い浮かせたループパス、走り込んだ久保がGKをかわしてゴール、日本が先制する。その後も中盤のプレッシングから繋いで中国のディフェンスラインの裏を久保がたびたび狙って勝負を仕掛ける。すると中国は早くも前半20分にジ・ミンイに代えてリュウ・ジンドンを投入し、久保にマンマークを付ける。中国はたびたびクロスを入れてくるも中澤がヘッドで跳ね返す。ヤン・プが山田と坪井の間を突破してエリア内で倒れるがシュミレーションの反則に。日本は大久保のキープから小笠原がスルーパス、大久保が抜け出してシュートを放つもGKに阻まれる。中国はリ・イがスルーパスに抜け出しかけるも坪井が競り合ってボールを奪う。その後も中国はロングボールやクロスを入れてくるも日本のDFが冷静にクリアし、1-0と日本リードで前半終了。

後半に入ると日本は山田から三都主へのサイドチェンジ、そのアーリークロスから久保がヘッドも上にそれる。その後も山田、三都主の両サイドを基点に攻撃を仕掛け、中国もたびたび左サイドからクロスを入れるものの決定的な場面には至らない。山田のインターセプトからの縦パスを受けた久保がドリブルで突破、GKと1対1になるも右足のシュートはGKに弾かれ、その後も中盤での中澤と挟んでボールを奪った小笠原のループパスに久保が抜け出して放ったシュートはポストに当たってしまう。日本はその後も三都主のパスから大久保が反転してのシュートは枠の上。後半33分には大久保に代えて本山を投入、後半35分には中盤でボールを奪い、本山が倒れこみながらスルーパス、久保がDFラインの裏へ抜け出すと落ち着いてゴール。終盤中国が攻勢を仕掛け、ヤン・プがエリア外からミドルシュートを放つが枠の上、中盤で福西のパスをカットしたリ・イがそのままエリア内にドリブルで侵入、楢崎をかわしてシュートを放つも宮本が落ち着いてクリア。その後のCKも中澤がヘッドでクリア。そのまま試合は終了し、日本が緒戦を2-0の勝利で飾った。


この試合ではジーコジャパンで初めての3バックでしたが、ほとんどの選手が所属チームで経験していることもあり、大きな戸惑いはなかったと思います。この3バックはトルシエ時代のようなフラット3ではなく、中澤と坪井をストッパーに、それを宮本がカバーする形に。坪井は一対一の強さ、中澤は高さ、宮本はカバーリングとそれぞれの持ち味を発揮し、中国のクロス、スルーパス、ドリブル突破という攻撃にうまく対応できていたと思いますね。山田、三都主の両サイドにしても4バック時の両サイドバックよりはよほど彼ららしい動きができていたのではないでしょうか。遠藤、福西のボランチもなかなかのバランスを見せていました。特に遠藤は攻撃の組み立てに積極的に絡んでいましたし、海外組と組む時よりもよぽどいい動きを見せていたと思いますね。たぶんそれはやや守備的なポジショニングを見せていた福西と組んでいたからでないかと。彼は終盤に横パスを奪われる場面はあったものの、最終ラインの前での防波堤として十分な防波堤となっていました。

攻撃面においては中盤でのボール奪取から裏を狙うパスにFW、特に久保がたびたび抜け出してゴールを狙う展開に。この試合では両サイドが攻撃に絡む機会自体は決して多くありませんでしたが、中国が高めの最終ラインを敷いたことから攻守に良く動いた小笠原などのパスから久保、大久保がスピードで裏を取ることは決して難しくありませんでした。大久保は得点を奪うことができませんでしたが、久保は何度かのチャンスを活かして2ゴール。久保は気分的にムラがあるのかどうもいい時と悪い時の差が大きく、悪い時は試合の流れから消えてしまうことも少なくないのですが、この日は無造作に勝負を仕掛けていく、いい意味でなんと言うか久保独特の不気味な怖さが出ていたような気がします。いつもああなら久保はとっくの昔にJで得点王を取っていたでしょうし、代表に定着していたと思うんですけどね(苦笑)

とはいえこの日の中国は例えば昨日見たU-20コロンビア代表と比べるまでもなく、身体能力の高さこそあったもののプレーの精度が低く、相手として決して強かったわけではありませんでした。次の香港は言わずもがな。むしろ次は控え選手のテストでもいいくらい。最終戦の韓国戦で今のメンバーがどれだけできるかが気になるところですね。



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2003年12月03日(水) U‐20日本代表1-4U‐20コロンビア代表(Wユース予選)

昨日、最初は観るつもりなかったんですが、途中までU20コロンビア代表戦を生で観てました。3失点した時点で時間切れで寝たのですが、終わってみたら1-4の完敗だったんですね。この試合では個々に技術力に勝る相手に苦杯を喫した格好になりましたが、日本人に適した戦い方って一体どんな戦い方なのか、この試合では多少改善の余地があったのかもしれませんが、少しばかり考えさせられる試合でもありました。システムは選手個々の特性を見て決めるものであって必ずしもこうでなければいけないというものではないかと。なので個人的に今回の代表の3バックだからといってどうこう言うつもりはありません。大切なのは選手個々の力をどうやって引き出すかという点。そういう意味ではどこの代表にも通じる正解というのはないと思いますし、選手構成によって変わってくることもあるのではないでしょうか。もっと国内のチームに顕著な特徴が出てくるようになれば、将来的にはそれはそれでまた違ってくるのかもしれませんが。


今日はU20日本代表-U20コロンビア代表戦を録画観戦。

U20日本代表はGKに川島、DFに角田、菊地、近藤、MFはボランチに今野、成岡、右に徳永、左に山口慶、トップ下に阿部、FWに茂木、坂田の2トップ。FWに茂木を起用して阿部を一列下げ、成岡をボランチに、左サイドに山口慶を起用した布陣ですね。

対するU20コロンビア代表はGKにランダスリ、DFにアンチコ、パチョン、デラクエスタ、フォーセット、MFにモンターニョ、アギラル、カステリジョン、リバス、FWにペレア。カリージョ。ダイヤモンド型の4-4-2の布陣ですね。

阿部が右サイドを突破しクロス、今野が拾ったボールを茂木に繋ぐもコロンビアがクリア。日本が右サイドからのクロス、コロンビアがスルーパスからお互い攻めの形を作ろうとするも徐々にコロンビアが中盤でのプレスからボールを奪い、短いパスを繋いで攻める展開に。コロンビアの右FKからニアに入ったボールをヘッドも川島がファインセーブ。 日本も左サイドのフィードから裏を狙った茂木がドリブル、囲まれながらシュートもGKにキャッチされる。中盤でボールをキープするコロンビアがたびたびスルーパスで日本の最終ラインの裏を狙う展開に。日本は茂木のスルーから阿部が抜け出すもオフサイド。左サイドの突破からモンターニョにミドルシュートを打たれると、その後も日本はたびたび右サイドを突破され菊地が対応する展開に。すると前半35分、コロンビアの右CKはショートコーナーでエリアにこぼれたボールをアギラルがシュート、そのボールをデラクエスタがかかとで合わせてトリッキーなゴール、コロンビアが先制する。その後も日本はゴール正面でFKを与えてしまうが枠の上。ロングボールから日本が攻めるものの攻めきれず、逆に前半43分ヘディングでボールを入れてきたコロンビアに対し、近藤のクリアが中途半端でコロンビアに繋がれ、最後はカステリジョンが混戦から決めて日本にとって痛い追加点。日本も左からのアーリークロスを茂木が落として坂田がシュートも左にそれる。日本は2点ビハインドで前半終了。

後半、日本は山口に代えて山岸を投入。コロンビアがロングボールからカリージョがヘッドで繋いでシュートも右にそれる。茂木が起点となってチャンスを生み出そうとするもシュートまでにはいたらない。コロンビアはたびたび右サイドを抜けるも川島を中心とした守備で何とかしのぐ。日本は左サイド山岸から坂田に繋いでクロスを上げるも茂木はわずかに届かない。後半14分に前半で負傷した今野が退き谷澤を投入。坂田、谷澤がドリブルで積極的に仕掛ける。しかし後半20分、モンターニョのFKを川島が一回弾くものの、こぼれ球をアギラルに詰められて3点目を奪われてしまう。その後は日本が角田、茂木らを起点に左サイドからたびたび仕掛けるもののコロンビアの分厚いチェックを崩せない。その後も左サイドから茂木のクロスをきっかけに谷澤がシュートを放ったりはしたものの、コロンビアのカウンターを食らう。後半30分に日本は阿部に代えて平山を投入、直後に谷澤の左FKを坂田が触れてコースを代えて1点を返す。その後は日本が平山の高さを起点に攻勢を掛けるも追加点を奪えず。逆に後半ロスタイムに最終ラインの裏に出されたコロンビアのロングフィードを近藤が処理しようとしたところをリバスに奪われて川島と1対1、それを川島をかわして冷静に決められて四点目。後手後手に回った日本が四失点の完敗を喫した。


この試合ではFWに茂木を起用して阿部を一列下げ、成岡をボランチに、左サイドに本来ボランチの山口慶を起用、やや守備を重視した布陣なのかなといった印象。ただ、この布陣は中盤でのマーク、プレスが緩く、コロンビアの中盤にボールを楽に持たせてしまい、そこから山口のサイドの裏を突かれるような動きをほとんど止めることができませんでした。今野が前半のうちに負傷して精彩を欠き、途中交代せざるを得なかったのも痛かったですね。その突破は最終ラインの中央に位置した菊地が見事なカバーリングで対応してたびたびストップしていましたが、前半35分にショートコーナーの対応が曖昧なままコロンビアの巧さにやられて先制点を喫してしまいました。しかし本当に痛かったのは前半43分の失点。中途半端なクリアが続いての混戦からの失点ではありましたが、それをコロンビアがきっちり決めてきたことで日本は前半を2点ビハインドで折り返さなければならなくなりました。

守備で苦しい対応を迫られた前半でしたが、それは攻撃陣も同様のことが言えました。茂木を起用して阿部を二列目に起用しましたが、阿部の二列目起用がイマイチ機能せず、茂木と坂田が積極的に仕掛けたものの孤立しがちではさすがに限界があり、彼らと中盤が絡んでチャンスを生み出した回数は決して多くありませんでした。思っていた以上に良かったコロンビアの守備に対して有効だったのは果たして茂木、坂田の2トップだったのか。結果論ではありますが、後半に平山の高さから形を作れたことを思えば2トップの組み合わせはスピードを活かすよりも高さとスピードを組み合わせても良かったのではないでしょうか。とはいえやはり苦戦した要因は中盤での争いにおいて技術に勝るコロンビアにパスをつながれて完全に後手後手に回ってしまったこと。個々の能力に勝る相手と戦う時の対応は世界を相手に戦う日本にとってどうしても避けられない難しい問題なのですが、それにしてもこの完敗は最終戦エジプトと戦う日本にとってあまりにも痛過ぎる敗戦となってしまいました。



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2003年12月02日(火) 浦和2-2鹿島(第15節)

ついにアマラオの退団がサイト上でも正式に発表になりました。一方で同時にチャンの正式契約が発表。東京は来季外国人選手どうするんですかね。アマラオの退団正式発表と同時に正式契約を発表ということはチャンを含めた三人体制で臨むという見方もできるのではないかと。チャンはチャンで面白い存在だとは思いますが、それはそれで来季は新外国人選手を獲得するのかと思ってました。今季の試合を見る限りでは東京の補強ポイントはボランチとFWあたりかと思うのですが、そのあたりは日本人選手の獲得に動くかなぁ。今後の動向に注目ですね。ちなみに鹿島は相馬、秋田の戦力外通告。チーム状況を考えれば若手への切り替えは止むを得ないと思いますが、いやはや鹿島も思ったことをしました。

今日は浦和-鹿島を録画観戦。
ホームの浦和はGKに都築、DFに坪井、ゼリッチ、ニキフォロフ、MFはボランチに鈴木啓太、内舘、右に山田、左に平川、トップ下に山瀬、FWは2トップで田中、エメルソン。控えには山岸、三上、堀ノ内、長谷部、永井。エメルソンが出場停止から、ニキフォロフが負傷からそれぞれ復帰ですね。

アウェイの鹿島はGKに曽ヶ端、DFは内田、秋田、大岩、池内、MFはボランチに青木、フェルナンド、二列目に小笠原、石川、FWは平瀬、深井の2トップ。控えには西部、金古、本田、野沢、中島。本山が出場停止。そして名良橋、相馬、中田浩二、エウレルといった負傷者を抱えながら状況次第で優勝できるところまで持ち直してきました。

序盤から鹿島が仕掛ける展開もマンマーク気味に守る浦和の守備を崩せない。一方の浦和がなかなか攻めきれない展開の中、前半6分に左サイド石川のクロスにニキフォロフのクリアがエリア内に入ってしまい、それをダイレクトで小笠原がボレーシュート、これが決まって鹿島が先制する。鹿島は中盤もやや引き気味になってスペースを埋め、浦和は自由にボールを回せず攻めきれない時間が続くとやはり徐々に鹿島にもチャンスが生まれるようになり、右サイドから内田が入れたボールを平瀬が競ったこぼれ球を石川がダイレクトでボレーもポストに当たる。浦和はニキフォロフの怪我の具合が万全でないのか前半22分に長谷部と交代、内舘が最終ラインに下がる。浦和は最終ライン付近に人数をそろえた鹿島を崩せず山瀬がFKを狙うも枠の上。その後も一進一退の攻防の中、右サイドで深井が切り返しで坪井を振り切ってクロス、山田が当てたボールを石川が繋いで青木がミドルシュート、これが決まって前半32分に鹿島が貴重な追加点を挙げる。なかなか攻めきれない浦和はエメルソンがドリブルからシュートも曽ヶ端がキャッチ、長谷部が右サイドを突破して中に入れるも人数をかけた守りにエメルソンがシュートできない。鹿島は中盤でパスミスをカットした石川から平瀬へ、そのまま左サイドをドリブルで抜けて平瀬がシュート、平瀬のキープから左サイドを抜けた青木がシュートと立て続けにチャンスを作る。浦和はその後も攻めるも攻め切れず鹿島の2点リードで前半終了。

後半、序盤から仕掛ける浦和。鹿島がカウンターから速攻を仕掛けて深井がエリア付近で勝負するも浦和が囲んで何とかしのぐと、逆にカウンターからエメルソンが右サイドを抜けてファウル。素早いリスタートからエメルソンがエリア内で秋田からファウルを得てPK。しかしエメルソンがPKを外してしまう。浦和はエリア付近でボールは持つものの前線、特にエメルソンが複数にマークされ思うように動けずシュートを打てない。攻めきれない浦和は後半15分に山瀬に代えて永井を投入、3トップ気味に布陣を変更すると永井の右サイドの突破からチャンスを作るようになる。エメルソンのエリア内右サイドの突破は大岩がクリア。中盤でボールを奪った浦和がカウンター、右サイド永井のスルーパスに鈴木啓太が飛び出すも大岩にクリアされる。エメルソンが左サイドから内田をかわして中に切れ込むもそのシュートはDFに当たる。ゼリッチも上がった浦和が攻めるもののなかなか鹿島は小笠原も戻った守りで攻めきれない。フェルナンドが負傷して鹿島が本田を投入しようとした直前の後半31分、田中が左サイドをかわしてクロス、エメルソンのシュートは曽ヶ端が弾くもののこぼれ球を永井が蹴りこんで浦和がついに1点をかえす。本田を投入した鹿島は続いて深井に代えて中島を投入。しかし浦和は3トップの利点を活かして右サイドの永井、左サイドの田中と両サイドからワイドに攻める。鹿島は小笠原の左CKから大岩がヘッドも右にそれる。浦和が攻めを見せるものの、鹿島も身体を張った守りで得点を許さない。しかし、終盤浦和が連続攻撃、右サイドを永井が抜けてクロス、飛び込んだエメルソンがヘッドで決めてついに同点に追い付き、そのまま試合終了。このドローで鹿島が失ったものはあまりにも大きかった。


浦和はここ二試合欠場していたニキフォロフ、エメルソンが復帰してベストメンバーに戻りましたが、ニキフォロフが戻っても思ったほど最終ラインを押し上げられず、その前のスペースを鹿島にうまく使われてそこに侵入していった中盤の選手にゴールを決められ失点を喫してしまいました。ニキフォロフは早い時間帯で交代しましたが思ったほど回復していなかったのでしょうか。攻めでも引いて守る鹿島にスペースを埋められ攻めきれない展開が続きました。いくつかサイドをえぐることでチャンスを作ったように思うのですが、密集している中へ中へという攻めが多く、囲まれてはボールを奪われるという悪循環に陥ってしまっていました。こうなると消えてしまうのは山瀬で後半15分に交代。しかしこの交代で永井が右サイドでウイング気味に突破を図ったことが結果的に流れを変える一因となったように思いますね。左サイドの田中とともに両サイドから脅かしたことで鹿島のゴール前にも隙ができるようになりました。浦和は思ったほど順位が伸びませんでしたが、今シーズンの戦いぶりを見ればポテンシャルの高さは証明済み。能力の割には思ったほど力を発揮できなかった山瀬を含め、新監督がその力をどうやって引き出すのか。来シーズン注目されるチームの一つでしょう。


一方の鹿島は優勝するためにも勝ち点3が欲しかった試合。FWの2人は深井がドリブル突破、平瀬がポストプレーとどちらかというとチャンスメイクに徹し、むしろ二列目の小笠原や石川、青木らが積極的にミドルシュートを打っていくという攻めを見せて前半のうちに二得点。守備でもナビスコ杯での敗戦を教訓としたのか、守備時には最終ラインにボランチを含めた六枚で中央のスペースを埋め、PKを奪われるなど危ない場面はあったものの、終盤まで浦和の攻撃を封じることに成功していました。しかし、あまりにも早い時間帯に先制し追加点を奪ったことが攻めへの意識を鈍らせたのか、追加点を奪ってからの攻めに人数をかけることは少なく、そのカウンターの脅威は決して大きいものではありませんでした。そのためか攻めに人数を掛けてきた浦和を相手に徐々に防戦一方になってしまい、田中と交代出場した永井にたびたび両サイドを突破されるようになると、そこから守備を崩されて同点に追い付かれてしまいました。

鹿島は本来ベンチスタートでもおかしくない選手が試合に出場していたことでも明らかなように、負傷者の続出や出場停止による選手層の薄さから劣勢に陥った時に特に攻撃面において流れを変えるだけの駒を持ち得なかったのは紛れもない事実。その状態であと一勝で優勝というところまで持ち直した地力は見事でしたが、さすがにそれも限界があったのではないでしょうか。しかし、今シーズン、若手が試合経験を積んだことは来季を考えれば決して無駄ではないはず。来シーズンは彼らの成長に期待といったところでしょうか。



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2003年12月01日(月) 横浜2-1磐田(第15節)

今日、東京が加賀見、小峯、伊藤哲、諏訪園の四選手の戦力外通告を発表。加賀見はもしかしたらという話は聞いていたのですが、何ともはや・・・。もっとも戦力外とは言ってもそれはチーム事情にも大きく左右されるものであって、その選手がダメとかということではないと思うんですね。どの監督の下でも重用される選手もいますが、それは本当に一握りの選手。大部分の選手はどうしても監督が変わったり、チームの方針が変わったりということで起用されるようになったり、逆に構想外になってしまったりということが出てきてしまいます。厳しい現実ではありますが、いずれもまだまだやれる選手。どこかのチームで頑張って続けて欲しいと思いますね。アマラオも非公式に接触のあったという大分に続き、湘南からもオファーがあったとか。一体どうなるんでしょうか・・・。


今日は横浜-磐田戦を録画観戦。

ホームの横浜はGKに榎本哲、DFに中澤、松田、河合、MFはボランチに遠藤、那須、右に佐藤由、左にドゥトラ、トップ下に奥、FWはマルキーニョス、久保の2トップ。控えには下川、小原、上野、大橋、安永。榎本達は負傷欠場、柳想鉄は出場停止。

対するアウェイの磐田はGKに山本、DFに鈴木、田中、山西、MFはボランチに福西、服部、右に河村、左にジヴコヴィッチ、トップ下に名波、FWは2トップにグラウ、前田。控えには佐藤、上本、川口、西野、中山。西が出場停止ですね。

前半、序盤パスを繋いで攻め込む機会を伺う磐田。いきなりジヴコヴィッチが左サイドを突破しクロス、河合がわずかに届かずグラウがトラップ、ドゥトラが寄せるものの冷静に右隅に流し込んで前半2分に磐田が先制。その後しばらくは磐田がパスを繋いで横浜陣内に攻め込む展開が続いたが横浜も徐々に落ち着きを見せるようになる。横浜もセットプレイからたびたびチャンスを得るものの磐田DF陣が落ち着いて対応する。中央をドリブルした服部のパスから前田が落としてグラウがシュートも榎本の正面。しかし直後のゴールキックをグラウが妨害、これは反則を取ったものの榎本が激昂してしまいグラウを突き飛ばし前半15分に一発退場。一人少なくなった横浜は佐藤由を下げて下川を投入。その後は人数に勝る磐田がボールを回してチャンスをうかがう展開に。久保が三人に囲まれながら突破を図るもファウルを取られる。その後は磐田がボールキープする展開が続くものの、たびたび横浜が高い位置でボールを奪うようになる。マルキーニョスのFKは壁に当たって左にそれる。左サイドを駆け上がったドゥトラからマルキーニョスへ、DFを引きつけてフリーの久保に渡るもその右足でのシュートはポストに当たる。その後しばらくは磐田も横浜の最終ラインを崩せず、守備からカウンターを狙う横浜の時間帯が続くものの数的優位の磐田を攻めきれない。松田のセンターライン付近のFKからロングボール、DFを背負いながら久保がヘッドも山本の正面。遠藤がマルキーニョスとのワンツーから右サイドを抜け出してクロス、奥がシュートも右にそれる。磐田の1点リードで前半終了。

後半は磐田が攻勢をしかける展開も横浜の守備を崩せない。横浜も久保とマルキーニョスのコンビプレーで崩そうとするも田中にファウルで止められる。しかし後半5分、ドゥトラの左CKを久保が触れて繋いだボールを最後はファーのマルキーニョスが押し込んで同点に持ち込む。後半6分、横浜は遠藤に代えて上野を投入。磐田は服部のパスからグラウがドリブル、そのままシュートも下川の正面。横浜は人数を掛けた守りから久保、マルキーニョスでカウンターを狙い他の選手のオーバーラップでフォローしてチャンスを演出する。逆に磐田は攻めが単調で横浜の守備陣を崩せない。左サイドのドゥトラのクロスボールのこぼれ球を那須がミドルシュートもわずかに右にそれる。徐々に磐田がボールをキープして攻めるも引いて守る横浜を攻めきれない。磐田は後半27分に前田に代えて西野を、後半31分にジヴコヴィッチに代えて川口を投入。川口がたびたび左サイドからチャンスを演出、服部からのクロスにグラウが飛び込むもシュートは右にそれる。左サイド那須のキープからドゥトラのクロス、マルキーニョスが飛び込むも枠の上。後半34分、横浜は最終ラインの河合に代えて大橋を投入し、那須を最終ラインに、上野をボランチに据える。磐田が川口の左サイドの突破からグラウが決定的なシュートを放つもポストに直撃。その後もたびたび左サイド川口が突破を見せる。横浜は奥のミドルシュートは山本が懸命のパンチング、久保が飛び込むも何とかクリア。しかし後半44分、磐田ゴール前で弾んだボールに久保が飛び込んでゴール。終盤、磐田は山西に代えて中山を投入して攻めるも得点はならず。土壇場で勝ち越した横浜が完全優勝を成し遂げた。


横浜は序盤から磐田に先制され、前半15分には横浜のGK榎本哲がゴールキックを邪魔したグラウを倒してしまい一発退場になってしまいました。ここで横浜は佐藤由に代えて下川を投入すると遠藤を右に寄せてワンボランチにして前の人数を減らさず中盤でバランスを取りました。その後は浜がキッチリと守備を固めて素早い攻守の切り替えからマルキーニョス、久保の2人を起点に積極的にカウンターを仕掛けて、それにドゥトラや奥、遠藤などが絡んでチャンスを演出。一人少ないながらも攻めを意識した戦いぶりを見せました。後半5分に同点ゴールを奪うと、遠藤に代えて上野を投入して右サイドに据え、松田、中澤、河合、ドゥトラで4バックの布陣に変更。磐田がキープする展開が続きましたが、中盤からの守備意識の高さが磐田に速攻を許さず、川口の投入による磐田の攻勢をしのぎつつカウンターを仕掛け続け、それがロスタイムに久保の決勝ゴールに繋がりました。一人少ない状況でもマルキーニョス、久保が積極的に仕掛けていったように、攻められてカウンターを狙う展開ながらも決して積極性を失わなかったことが結果的に最後のゴールを生み、土壇場での勝利、そして優勝を引き寄せることになったのではないでしょうか。

今シーズンの横浜はなかなかレギュラーが揃わず苦しい試合も少なくありませんでしたが、状況を冷静に判断して時にはキッチリと引いて守ることのできるリアリズム、そして苦しい時にセットプレーでしっかり得点を奪ったこと、そして引いて守っていても勝負どころで前線に飛び出して勝負を仕掛けることのできる積極性を失わず節目の試合で粘り強く勝利を収めていったことが、結果的に混戦となった今年のJリーグにおいて完全優勝を成し遂げた大きな要因となったように思います。去年の磐田ほど他のチームを圧倒した存在ではありませんでしたが、その戦いぶりやチームとしての総合力を見ても客観的に見れば今年の優勝にもっともふさわしいチームだったのではないでしょうか。


一方で、磐田は前半2分という早い時間帯に先制し前半15分には相手のGKが退場するという有利な状況にありました。前半のうちに2点差をつけてしまえば横浜も前に出ざるをえずもっと攻めやすくなったと思うのですが、磐田は一人少ない横浜の体力の消耗を狙ったのか、それとも大事に行き過ぎてかえって決めに行くことができなかったのか、じっくりとボールをキープしてサイドチェンジなど揺さぶりをかけるような攻めで横浜の守備を崩そうとしたものの、かえってそれが攻めに時間を掛けることになってしまい、結局は崩しきれずに徐々に横浜のカウンターに脅かされるようになってしまいました。後半に同点に追い付かれると焦りからか逆に攻めが単調になって横浜を守りやすくさせてしまい、川口の投入で左サイドの突破から何度かチャンスを作ったものの、ゴールを奪えずついにカウンターを狙い続けた横浜に逆転を許してしまいました。

以前ほどの決定力を持たない磐田にしてみれば一点リードで一人多いという優位にあった序盤のうちに一気に試合を決めるべきだったのではないでしょうか。序盤で試合の優位を確立できなかったことが結果的に試合の流れを混沌としたものにしてしまったように思います。海外移籍で次々と主力を失った今シーズンの状況を考えれば磐田の今の位置はよく持ち直したという見方もできるのではないかと。ただ、膠着した展開で試合を決められるだけの決定力を失ってしまったという点を考えれば高原、藤田の穴は思っていた以上に大きかったのかもしれません



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2003.12.30 00:00 | 過去アーカイブ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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