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「若手に出番を」J改革案(朝日新聞)
http://www.asahi.com/sports/fb/TKY200905160091.html

ちょっと前に記事に出てずっと気になってたんですが、原さんらを中心に協議してこのたび大筋がまとまったようですよ。「JUMP」というプロジェクトなんだそうです。ただ前見た時も思ったんですが、若手の出番を作るための改革案がこれなの?という素朴な疑問を個人的に感じています。


ざっくりと書くとこんな感じです。

・新人を含めたプロ契約選手数を2010年は27人、11年以降は25人に制限
→つまり現段階ではA契約枠25名なのを、B契約・C契約に含めた25名に変更。枠の柔軟性が失われたことで、若手でも即戦力中心の契約になりそうな気がします。また枠が埋まった状態で新人獲得や選手補強を行うためには、当然構想の枠に収まりきらない若手や中堅・ベテランも含めた契約継続が困難な選手が出てくるでしょう。全体で枠が厳しくなるなかで戦力外となった選手の再就職口は簡単に見つかるんでしょうか?(見つからないなら下のカテゴリにいけば良い、は安直なのでは?)

・J2の外国籍選手はアジア枠を含めて2人に制限
→確かにJ2でも外国籍選手の出来が大きく影響しているとは思いますが、外国籍1枠減は若手育成のため?(リーグとして戦力均衡とか、何か別の思惑もありそうな気が) それなら先にリーグとしてアジア枠の是非を問うべきでしょう。若手を起用するなら、より高いレベルでプレーさせた方がいいのは当然です。直接的に阻害する可能性の高いアジア枠を放置したまま、J2だけ外国籍選手を制限というのは順番としておかしいのでは?

・サテライトリーグを廃止
・ベストメンバー規定を廃止
・ナビスコ杯を水曜開催に
→ベストメンバー規定やサテライトリーグの存在意義は以前から問われていましたが、ただでさえ観客動員で苦戦しているナビスコ杯の水曜開催固定は、それをさらに助長しそうです。そうなると協賛会社に理解を求めた上で、単に若手が出場機会を得る場でなく、「チームに組み込んでいく」機会としていくことが必要になってきます。ナビスコ杯をそういう場にすること自体は否定しませんが、それが試合に出ただけで終わると、先に繋がりません(単にナビスコ杯がサテライトリーグ化するだけの話です)。

・契約選手のうち、2人以上は自前のアカデミーで育成した選手を。
(13~18歳にかけて36ヶ月以上過ごすこと/導入まで6年間猶予期間有)
→これは言いたいことは分かるんですが、リーグがチームに制限を掛けるものなんでしょうか?B契約・C契約の枠を実質撤廃しておいてこれを課すというのは、即戦力枠の昇格が中心となって、じっくり育てる枠としての昇格は今後厳しくなりそうな気が。


そもそも疑問なのは、リーグとして人数を減らせば単純に若手の出場機会が増えるのかということです。逆に若手の占める枠が減る可能性、放出される可能性を考慮しているんでしょうか。J2などの下位カテゴリなら出場機会が、といってもそこも厳密には若手の実戦機会のための場ではありません。どこだって勝ちたいし、上のカテゴリーに上がりたいわけで、結局のところ先に繋がらない可能性の高い育成にどれだけ本気になるのかは未知数ですし、もし若手を起用するにしても即戦力中心になるのは目に見えています。

となるとプロに早めに慣れつつ、身体を作って数年後にという獲得は枠の関係で今よりも難しくなるのではないでしょうか。そういう選手は大学経由でという考え方もあるんでしょうし、大学によっては下手なJチームよりも施設面などの環境が整ったチームもあるでしょう。しかしそれがJ各チームが育成を放棄していいという理由にはなりませんし、下部組織の充実が即戦力の確保を保証するわけでもありません。これまでのB契約・C契約枠があったことで、選手の成長を待つこともできたわけで、事情が同じとはいえない海外の事例をもって、それを適用すればいいというのはちょっと乱暴だと感じます。


うがった見方をすれば、チームが増え過ぎてリーグのレベルが低下→チームは減らせないから1チーム当たりの選手を減らしてレベルを上げよう、というような思惑もある気がします。1チーム当たりの選手数を減らすということは、どのチームも選手数を減らすのですから、若手だけでなく中堅選手やベテランも直撃します。現時点でも選手からJリーグはベテランに優しくないリーグという話があるようですが、枠が狭まることによって、現行よりもさらに厳しくなり、選手寿命も短くなるのではないでしょうか。

確かに安直にプロ選手にすればいいというものでもないのも事実です。ただ一方で即戦力のみがプロになりうる狭き門となってしまったり、一方で選手寿命が短くなって長くサッカーを続けられる環境ではないんだな・・・という状況になることは、果たしてこれからプロのサッカー選手を目指そう子供たちにとっていいことなんでしょうか?不況でどこもチーム状況は楽ではありませんから、リーグもどうすれば良くなるのか考えることは必要だろうと思います。ただ各チームでできることは一様ではないと思うのです。

チームごとの格差は広がっていますが、だからといってリーグで戦力を均衡させて少数精鋭にすればいい、という単純なものでもないと思うんですね。現行ですらリーグで毎年150人前後の戦力外通告が出ている状況でこれを適用すると、さらに多くの選手に戦力外が通告されることになるでしょう。そこには少なくない数の若手が含まれる可能性も否定できません。もちろん各チームが戦力の保有に関して、もう一度考えることは必要だろうと思いますが、特にリーグの方から今より選手数を制限する件については、もう一度熟慮する必要があると強く感じています。

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2009.05.18 23:57 | Jリーグ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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