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JリーグのFC東京を応援しているBlogです

キックオフ開始直後に中途半端なボールをカットされてヒヤリとするなど、入り方の良くなかったゲームでしたが、今野のロングボールから鈴木達也が落とし、平山がファーストシュート。今野・森重を起点に羽生・徳永のボランチがボールを引き出してそこから右サイド石川・椋原の攻撃参加を絡めてチャンスをうかがう東京に対し、川崎は中盤からサイドへの展開で活路を見出そうとする展開。

お互いチャンスのある一進一退の攻防も先制は川崎。谷口のスルーパスから黒津が東京の右サイドの裏に抜け出しクロス、これを森重がクリアも短く、バイタルエリアでフリーの鄭大世へ。ワントラップから見事なミドルを叩き込まれて失点。東京も羽生のミドルがポストを叩いて平山が詰めるもオフサイド、北斗の直接FKや椋原のクロスから平山がヘッドでゴールを狙うもバーを叩いてしまう。

平山の引いて起点となる動きに対して川崎の対処が曖昧で、失点からしばらくの時間帯はチャンスを作っていましたが、しばらくして川崎はそれに気づいたのか、前半の終盤から両翼を引き気味にして谷口を一列下げスペースを埋めて東京の攻めに対応。東京は失速したわけですが、それまでの時間帯ではチャンスを作れていたわけで、この時間帯に決められなかったのは悔いが残りました。


後半になっても流れは変わらず、黒津にミドルを打たれたり、鄭大世のシュートがポストを叩くなど苦しい展開。そこで東京は59分に中村北斗に代えてキム・ヨングンをCBに入れて今野をボランチに上げるも、直後の61分ロングボールを競った森重が後手に回って鄭大世をファウルで止めてFKを与えてしまい、これを鄭大世に直接飛んだ壁の下を、強烈なシュートで通されて痛い失点。

東京はさらに63分に重松、68分に大竹を投入し攻めに出るも、低い位置からのビルドアップでリズムが変わったこともあったのか、手数が増えて逆に攻め切れなくなる事態に。逆に中盤の底に位置し、時間が経過するごとに存在感を発揮した稲本にたびたび攻撃の芽を詰まれ、そのインターセプトからドリブルでの持ち上がりでカウンターを仕掛けられるなど苦しい展開が続き、ロスタイムに今野が一点を返したのみに留まりました。


この試合で川崎の攻撃パターンはさして多くなかったですが、その中で鄭大世の存在感が際立っていたのは事実として認めねばなりません。退場によりACLに出場していなかったのも大きいのでしょうし、ムラがある選手とはいえ、乗っている時にそれを完全に抑えるのは難しい。2点奪われたことは残念でしたが、むしろ後半のロスタイムまで点が入らなかった事態をどう解消するか、そこがチームとして取り組んでいかねばならない課題だと感じました。

ボランチの徳永・羽生のボールを引き出す動き、前にボールを運ぶ部分は試合を重ねるごとに改善されていて、それに北斗を内に絞らせて中盤のパスコースを増やし、平山を引いた位置で起点にすることで、何度か決定的なチャンスを作るところまでは来ました。梶山・米本が不在の中で、どうすればボールを前に運べるのか工夫して、改善しようという部分はチームの戦い方として感じています。

ただパスコースを増やすために北斗を内に絞らせたことで、長友がいい形でボールを受けて攻撃参加する機会が減っています。また鈴木達也は裏やサイドで起点になることで、平山が引いて受ける部分を助けていても、その動き自体を直接ゴールに結びつけることはできていません。ビルドアップで繋いでボールを前に運ぶため、高い位置で起点を作るために人数をかけている面も感じられます。

梶山が戻ってくれば、低い位置からボールを前に動かすために掛ける人数を減らすことができるかもしれません。しかしそれだけでは十分ではなくて、そういった状況を踏まえて攻撃に有効に人数をかける流れを作り出して、シュートの数(枠内シュート)を増やすことが重要になってきますし、相手に的を絞らせないためにも攻撃の選択肢を増やす、ゴール前での選択肢を増やすことも必要でしょう。

重松はこの試合でもいい動きで得点に絡んでいましたが、現時点で過大な期待を掛けるのは酷です。平山・石川が徐々に復調しつつある状況は、悲観すべきことばかりではありませんが、攻撃を潤滑にする役割として、平山に引いた位置で起点となる動きを意識させていくとしたら、もう一枚のFWはもっとゴールを狙う意識が欲しい。今回は残念な結果に終わってしまいましたが、サッカーは点を取らなければ勝てないわけですから、今後その辺どう工夫していくのか、次戦以降に期待したいと思います。


【東京】SH12(枠内3) GK10 CK3 オフサイド1 Keep49%
GK権田
DF椋原、森重、今野、長友
MF羽生(→'68大竹)、徳永、石川、中村(→'59キム・ヨングン)
FW鈴木(→'63重松)、平山
SUB:GK塩田、DF平松、MF松下、FW赤嶺

【川崎】SH18(枠内10) GK13 CK9 オフサイド2 Keep51%
GK川島
DF森、井川、寺田、小宮山
MF稲本、谷口(→'93横山)、田坂(→'73木村)
FW レナチーニョ、黒津(→'85ヴィトール・J)、鄭大世
SUB:GK 杉山、DF伊藤、MF楠神、FW登里

【得点】
東京:'92今野
川崎:'21・'61鄭大世

【警告】
川崎:'45鄭大世

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2010.04.05 00:59 | 戦評・東京 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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